江原(カンウォン)道・東海(トンへ)市所在の東海大学(学校法人クァンヒ学院)は、
大学設立の際に出捐しなければならない110億ウォンを短期社債で借り、教育部に提示
して大学設立認可を受けた後、これを横領していた事実が教育部の監査によって明らかになった。
このような偽の出捐を主導した洪熙杓(ホン・ヒジュン)前総長は学校資金308億ウ
ォン余を横領および不法支出してきた疑いで拘束された。
教育部は31日、このような内容の「東海大学監査結果」を発表し、東海大学側に横領および
不法支出、不正に出捐した428億ウォン余を償還するよう要求したと伝えた。
また、これを7月19日までに履行しない場合、法人役員全員に対する就任承認を取り消すと
警告する一方、洪熙杓前総長を免職し、職員7人を懲戒するよう学校側に要求した。
この学校法人が偽の出捐と偽の書類の提出などの方法で認可を受けた江原(カンウォン)道・
平昌(ピョンチャン)郡所在のクァンヒ特殊専門大学に対しては設立認可を取り消した。大学
または専門大学の設立認可が不正の疑いにより取り消されたのは今回が初めて。
教育部はしかし、東海大学の場合、偽の出捐により設立されはしたが、既に設立から5年が
経過している上、生徒や教授が被害を受ける可能性もあるため、この大学に対する設立認可は
取り消さなかった。東海大学は1991年に洪熙杓前総長によって東海専門大学として設立され、
1999年に4年制に再編された。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/05/31/20040531000055.html