年金番号重複付与、未調査が990万人 名寄せ進まず
国民年金と厚生年金など、複数の公的年金に重複して年金番号を持っている疑いがあるまま、
未調査・未判明の人が990万人いることが25日、分かった。
うち7割にあたる700万人程度が、実際に重複している可能性が高い。97年に公的年金を
統一管理する「基礎年金番号」を導入した際、複数の年金加入歴のある人にダブって番号を
割り振ったことなどで発生した。社会保険庁は04年度中に各人の加入歴を統合して一本化する
作業を終える予定だったが、難航している。正確な加入歴が記録されていないと、受給額が
目減りする恐れもある。(略)
〈基礎年金番号〉 国民、厚生、共済に分かれた公的年金制度で、共通の年金番号をつくり、
生涯変わらない「1人1番号」にするのが目的。複数の加入記録を整理し、年金相談などにも
役立てるとして導入された。どの社会保険事務所や共済組合が発行したかを示す4けた数字の
「記号番号」に、個人を識別する6けたの数字が続く。受給者にはさらに年金の種別などを示す
「年金コード」がつく。基礎番号は現在は、20歳になると自動的につけられている。
※ソース(全文)朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0526/008.html