国税庁は17日、03年分の確定申告で、所得税額が1000万円を超えた高額納
税者を全国の税務署で公示、上位100人を公表した。高齢化社会のブラック
ジョークでブレークした綾小路きみまろ(53)が、納税額1億3691万7000円
山梨県富士河口湖町の税務署での申告で、県2位に突如現れた。CD
「中高年に愛をこめて」が100万枚を突破、漫談エッセー「有効期限の過ぎた
亭主・賞味期限の切れた女房」も30万部を超え、収入が激増したことによる
ものとみられる。
山梨県でNo.2の長者に大躍進。この快挙に、きみまろは「中高年の方々が
お買い上げ下さったおかげです。雌伏30年で磨き上げたネタですので、もう
来年からはありません…」と戸惑い気味に話した。
9割以上が印税収入。源泉課税などもきちんとしており、すべて“正直
申告”だ。「見たこともないお金が口座に入って、見たこともないお金が
税金として引かれていきました…、高齢化社会のためになるよう税金を
使っていただけることが願いです」と謙虚に語った。
心配なのは、今年度からの納税で予定納税額が1億円くらいになるとみられ
ていること。「だから使えないんです。国から預かっているお金を、再び
税金としてお支払いする気分です」とも。予定課税分は今年度の収入が
下がれば還付されるが、とりあえず納めなければならない。「多分、借り
入れしなければお支払いできないでしょうねぇ…」と“にわか億万長者の
悩み”も吐露した。
引用
http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/wadai/news/20040518spn00m200010000c.html