北九州市100万人回復 でも年度内には再び大台割れ
北九州市の推計人口(五月一日現在)が百万人の大台を回復した。同市の推計人口は
四月、一九六三年の市発足以来初めて百万人を割って九十九万八千百八十七人となっ
ていたが、春の人事異動シーズンに伴う住民票の転出入手続きが完了した結果、
百万六百十二人(前年同月比三千四百六十七人減)と、かろうじて百万人を超えた。
ただ、同市の推計人口は毎年三千人前後減少している。回復は一時的なものとみられ、
同市は「本年度内に再び百万人割れとなるのは避けられない」としている。
推計人口は五年に一度の国勢調査結果に、登録外国人を含む毎月の転出入、出生、
死亡を反映させた数字。同市の推計人口は、七九年十二月に百六万九千百十七人の
ピークを記録。その後は、新日鉄八幡製鉄所を中心とする製造業界の合理化や、少子
化の影響で減少傾向が続いている。
北九州市は中間市(約四万九千人)と合併協議中。合併すれば百万人を回復するが、
二〇一二年ごろには再び百万人を割ると予測されている。
ソース
ttp://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/news002.html