福岡市の四十―五十歳代の主婦三人をモデルにしたヌードポスターづくりが十日、中央区大名のデザイン事務所で行われた。
ヌードと言っても、裸に絵の具を塗って紙に写し取る「ボディースタンプ」という技法。
新作映画の公開を前にしたPRの一環で、モデルになった主婦たちは「初挑戦で緊張したけど、仕上がりには満足」と話していた。
映画は「カレンダー・ガールズ」。英国の田舎町に住む主婦たちが白血病で夫を亡くした友人を励まそうと、
自分たちのヌードカレンダーを販売し、婦人会で白血病基金への寄付を募った―という実話に基づいて作られた。
英国では昨年公開され大ヒット。県内では二十九日のAMCキャナルシティ13(博多区)などを皮切りに順次公開される。
この日は、アーティストの下城進一郎さん(32)=中央区平尾=が三人の主婦を指導。
ピンクを基本に絵の具を全身に塗り、紙に写し取った。
四十―五十代の女性をモデルにしたのは初めてだったが「想像以上によくできた。ポスターを見た人が
映画を見てみたいと思ってくれたら最高です」と下城さん。
映画の題名などを入れて完成した作品は、上映される映画館や天神周辺のカフェに飾られる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040511-00000001-nnp-l40