秋田県警捜査1課と角館署は5日、自称・住所不定、無職菅原春彦容疑者(39)を窃盗
の疑いで逮捕した。
調べによると、菅原容疑者は同日未明、同県協和町の男性会社員(58)方前から、会社
員の軽トラック1台(40万円相当)を盗んだ疑い。
菅原容疑者はこの後、軽トラックを運転し、同県角館町岩瀬の国道46号で角館署員が
行っていた検問を突破。そのまま岩手県に向かって逃走したが、5日午前5時25分ごろ、
盛岡市馬場町の中学校敷地内で軽トラックを乗り捨て、校舎内に逃げ込もうとしたところ
を、追跡していた岩手県警の警察官や角館署員らに取り押さえられた。
一方、4日午前11時ごろ、秋田県由利町の道路脇で、本荘署員が不審な保冷車を見つ
け、職務質問しようとしたところ逃走する事件があった。保冷車はパトカーや軽乗用車に
衝突するなど計5件の事故を起こした後、同県西仙北町刈和野の河川敷近くに乗り捨て
られているのが発見された。菅原容疑者はこの保冷車を運転していたことも認めている
といい、同署は、菅原容疑者が計約18時間半にわたって逃走を続けていたとみて調べ
ている。
また、その後の調べで、保冷車のナンバープレートは別の車のもので、盗難届が出てい
ることが判明。同署は、菅原容疑者がこの保冷車を運転していた経緯についても追及する。
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