ソルトレークシティー南郊のビュッフェ式レストラン「チャッカラマ」で先月27日、
「低炭水化物」ダイエット中の夫婦がローストビーフばかりを食べすぎたため、
店から追い出されるという騒動があった。
退店させられたのはスイ・アマアマさんと妻イサベルさん。「低炭水化物」ダイエットは
パンやパスタなど炭水化物の摂取を極力抑え、代わりにタンパク質を多く摂るもので、
スイさんはこの日、ビュッフェでローストビーフばかりを食べていたという。
スイさんが12枚目のローストビーフを取ろうとした時、肉を切り分けていたゼネラル
マネージャーが、他の客の分が足りなくなると、2人を退店させようとした。
思わぬ「退場命令」に夫妻は1人8.99ドル(約990円)の代金を払い戻すよう
抗議したが、店長が却下。怒った夫妻がその場を動こうとしなかったため、
警察が呼ばれる騒ぎとなった。
妻のイザベル・レオタさんは「本当に恥ずかしいわ。私たちはチャッカラマがてっきり
『食べ放題』のレストランだと思っていたのに」と話している。
これに対して、同レストランチェーンの地区マネージャー、ジャック・ジョハンソン氏は
「当店が『食べ放題』を名乗ったことは一度もない。『ビュッフェ』とは単に、
食事の一スタイルを表しているに過ぎない」と反論している。
夫妻はこれまで、チャカラマを週に2度以上は利用していたが、もう行くつもりはないと話している。
CNN
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200405030011.html