馬車に「うんちバッグ」義務付ける、悪臭防止でウィーン
2004.04.28
Web posted at: 18:41 JST
‐REUTERS
ウィーン(ロイター) オーストリアの首都ウィーン市は27日、観光客を乗せて
旧市街を走る名物馬車の御者に対し、美しい古都の街並みを汚さないよう、
馬のでん部に「うんちバッグ」を装着することを義務付けた。
ウィーンの馬車は何世紀もの歴史があり、現在は観光客を乗せ、御者が市内を案内する
ことが人気を呼んでいる。しかし、馬のふんが発するにおいの問題が深刻化し、
市が対策に頭を悩めていた。
「うんちバッグ」の法案を提出したウィーン市議会の社会民主党は、「夏は、
車両が地面に落ちた馬ふんを踏み付け、それが細かいほこりとなって空気中を舞うため、
不快なにおいを発する。特に昨年の夏はひどかった」と指摘。
「100年、150年前も同じように臭かったと思うが、
人々はより質の良い生活を求めるようになってきた」と規制の動機を説明している。
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200404280020.html