神奈川県横須賀市の防衛大学校で昨年12月末から今年2月中旬にかけ、小銃や機関銃
用とみられる古い弾丸や雷管500発余りが見つかったことが22日分かった。実験室の机や
金庫の中に放置されていたという。また、1月から2月にかけて、放射性物質約43グラムが
見つかったこともわかった。
防衛庁によると、見つかったのは機関銃用などとみられる実弾が78発、小銃や建設用鋲
打ち銃の空砲が389発、銃砲の発射薬に点火するための雷管が64発の計531発。弾道学
実験室など複数の実験室で、古い机や金庫の中にあった。
一方、放射性物質については02年12月にも見つかり、03年春までに学内調査を終えた
が、見逃していたという。
同庁によると、新たに見つかったのは(1)モナザイト(2)トリウム化合物(3)ウラン鉱石
(4)ウラン・トリウムを含む粉末(5)酸化トリウム(6)硝酸トリウムの6種類。いずれも50〜
60年代の古いものとみられ、入手方法や使用目的は不明という。放出される放射線量は
極めて低く、同庁は「人体への影響や周囲の汚染はない」としている。
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http://www.asahi.com/national/update/0423/004.html