イラク邦人人質事件で犯行グループがカタールの衛星テレビ局
アルジャジーラに送り付けたビデオの未放映映像の中で、
人質の一人がナイフを突き付けられ、「ノー・コイズミ」と叫ぶ前に、
何者かが「言って、言って」と、日本語で発言を促すような音が録音されていたことが
一橋大学大学院の内藤正典教授の研究室の解析で二十日、明らかになった。
イラクからの自衛隊撤退を要求するビデオの“演出”に、
少なくとも日本語を話せる人物が加わっていた可能性が出てきた。
分析によると、「言って、言って」という指示らしき音は、
今井さんがナイフを突き付けられても何も言わなかった後、突然、始まっていた。
周囲の犯人の声とは違ううえ、カメラ側から聞こえており、
内藤教授は「『イッテ』という音はアラビア語だと意味をなさない。
カメラを持った人間か、カメラの側にいた人物が発言している可能性が高い」と分析している。
さらに、ビデオの分析では、(1)敬虔(けいけん)なイスラム教徒が行うとは考えられない、
女性を脅す場面がある(2)人質を押し倒す際に、犯人が手を添えて支える場面がある
(3)脅迫場面の前に、合図があったかのように人質の一人がカメラを見つめている
−などの不審点があった。
一方、犯行グループの二つの声明文の分析でも、声明文が西暦を使い、
非イスラム的な内容であることから、日本の事情を良く知った人物の関与が浮上しており、
今回の日本語による指示と符合する。
別の政府筋によると、人質となった三人は、脅迫映像に“演出”があったことを
事情聴取において大筋で認めているが、アンマンからバグダッドに陸路で向かったという
三人の出国記録が残っていないとされるなどの疑問点が残っている。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/21iti001.htm 関連
映像の“首にナイフ”はやらせだった!…3邦人人質事件
http://news9.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1082233918/ イラク邦人人質事件に日本赤軍が関与?
http://news9.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1081599942/