マンションに侵入し、女性に暴行したなどとして、強姦(ごうかん)や窃盗、
住居侵入の罪に問われた元テレビ朝日社員岡部順一被告(41=懲戒解雇)の控訴審判決で、
東京高裁は14日、懲役12年とした1審東京地裁判決を破棄、懲役10年を言い渡した。
判決理由で、村上光鵄裁判長は「女性の人格を踏みにじる悪質で計画的な犯行で、
常習性もうかがわれる。酌量の余地は皆無で、1審での量刑はやむを得ない」と指摘。
「起訴されていない余罪も含め量刑した1審判決は不当だ」とする弁護側の主張は
「余罪を印象づけるような検察官の証人尋問は不相当だが、判決では事実認定していない」
と退けたものの、控訴審段階で被害者女性1人と示談が成立したことなどを有利な情状と認め、減刑した。
岡部被告は02年1〜5月、東京都渋谷区や世田谷区のマンションなどに侵入し現金計約60万円や
鍵を盗んだほか、未明や早朝に侵入したマンションで就寝中の女性3人に刃物を突き付けるなどして暴行した。
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/f-et-tp0-040414-0016.html