栃木県黒磯市内のアパートなどで集団生活している子供たちが虐待されている恐れがあるとして、
同県北児童相談所は7日夜、児童虐待防止法に基づき、幼児2人を含む子供5人を一時保護した。
幼児2人は栄養失調の疑いがあるため、近くの病院に入院した。
同相談所などによると、入院した幼児は1、2歳程度、他の3人は小学校低学年とみられる。
6日夕、「黒磯市内のアパートと同県那須町の別荘で子供たちが集団生活し、学校に通っていないようだ」
と通報があったため、相談所の職員が立ち入り調査したところ、合わせて子供十数人と大人7、8人が
共同生活していたという。
いずれも、ミュージシャンが主宰する自己啓発セミナー「ホームオブハート」の参加者で、
子供たちにけがはなく親も一緒にいたが、小学生とみられる子供たちも学校に通っていないことなどから、
同相談所は育児放棄の疑いがあると判断。アパートで2人、別荘で3人を保護した。
保護された子供の親は、同相談所の事情聴取に対し、「昼間働いているので子供の面倒が見られなかった」と
話しているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040408-00000003-yom-soci