大阪のフリーター殺人事件で、携帯電話のメールで犯行を促したとして、殺人ほう助罪に
問われた東京都世田谷区、アルバイト店員、竹村歩被告(24)に対し、大津地裁は6日、
懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。
判決理由で大西良孝裁判長は「ほう助の結果は重大だが、犯行に巻き込まれた面もある」
と述べた。
判決によると、竹村被告は昨年7月13日、徳本晋一被告(40)=殺人罪で公判中=が
男女関係のもつれから大阪府吹田市のフリーター、山内モニカさん=当時(21)=を
殺害する直前、メールで犯行を後押しした。
殺害をためらう徳本被告に、竹村被告は「私は(殺害を)やることが正しいと信じています」
「これしかない。それが一番だと思ってます」などと相次いで送信した。
検察側は公判で、山内さんを殺害後に徳本被告が自殺すれば、竹村被告は徳本被告から
の借金16万円を返さなくて済むと考えていた、と動機を指摘していた。
http://www.sankei.co.jp/news/040406/sha072.htm