友人とナイトクラブ(ディスコ)に出かけた女性の上に、高さ約9メートルのバルコニーか
ら体重約108キロの男性が落下。下敷きになったこの女性は一命を取りとめながらも、
首から下が麻痺したままとなる可能性もあると診断されていることが報じられた。
ロンドン中心部のデパート「Fenwicks」の中にある「シャネル」に勤務するロレイン・マック
さん(30)は、3月14日の午前1時に、友人とヴィクトリアにあるナイトクラブ「Pacha」を訪れ
たが、到着して20分も経たないうちに、2階のバルコニーから男性が落下。ロレインさんは
体重約108キロという巨体の下敷きになって動けなくなる一方で、落下した男性はケガもな
く自分で起き上がったという。
ロレインさんはすぐに病院に運ばれたものの、脊椎損傷のために、生涯に渡って首から下
の全身が麻痺する恐れもあると診断された。
東ロンドンのハックニー出身のロレインさんは、現在バッキンガムシャーの病院にある、脊
椎損傷患者のための棟で治療を受けており、緩やかに快方に向かっているとはいえ、座り
続けるのは2時間が限界で、一日のほとんどは寝て過ごしているとされる。
ロレインさんの2人の兄も、18ヵ月前に夫を亡くしたばかりの母親モーリーンさんも大きな衝
撃を受けている。
警察では、この男性の落下が事故か、または意図的なものかについては依然として調査中
であるとし、この件に関して22歳の男性が逮捕、仮釈放されたという。
http://www.japan-journals.co.uk/dailynews/040402/news040402_2.html