国語教科書に「じゅげむ」 見直される「声出して読む」
国語では、音読や暗唱を前提とした教材が目立った。東京書籍(3年)と
教育出版(4年)で落語の「寿限無(じゅげむ)」が登場した。有名な文学
作品の冒頭部分や俳句、百人一首も掲載された。声に出して読んでみる
ことが、教科書でも見直されつつあるようだ。
「落語を紹介したら、読書嫌いの子がすすんで読むようになった」「口ずさ
めるものを載せてほしい」。「寿限無」を取り上げたきっかけは、2社とも現
場の教師の声だった。
「寿限無」は子ども向けテレビ番組で取り上げられ、子どもの間で流行。担
当編集者は「言葉のリズム感やおもしろさに触れられる教材だ」と話す。
89年から全社が掲載を続けている「ごんぎつね」は今回も申請した5社が
採用。指導研究の積み上げがあり、子どもと親が共通の話題にできるなど
の長所があり、「外しにくいし、外す理由もない」と話す編集者もいた。
ソース
ttp://www.asahi.com/national/update/0330/042.html