4人が「息子」「事故相手」「警察官」「修理工」の4役に変身した小劇団なみの新手オレオレ詐欺が発覚した。
神奈川県警浦賀署は26日までに横須賀市内の無職女性(67)が4人組のオレオレ詐欺グループに325万円をだまし取られたと発表した。
“物語”の始まりは24日午後2時半ごろ、女性宅に「山口県の警察官だ。息子さんが交通事故を起こした。被害者に代わる」と電話があった。
その後、事故被害者を名乗る男が「示談金235万円を郵便貯金の口座に振り込め」と指示。
動転した女性はいわれたとおりに振込み、男から聞いたケータイの番号に振込み確認の電話を入れると、今度は「修理工場の者だ。車が破損したので修理代は90万円だ」と再度振込みを要求した。
電話近くでは泣き叫ぶ“息子”の声が聞こえ、信じ込んだ女性は即座に90万円を振り込んだが、しばらくして長男(37)に連絡すると真っ赤なウソと判明。同署へ被害届を出した。
19日には東京都三鷹市の弁護士(55)が息子を名乗る男に「新宿駅の階段で他人のパソコンを壊した」と40万円をだまし取られたばかり。日々演技の“質”が進化するオレオレ詐欺。怪しい電話にはご用心!
ソース
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2004_02/1t2004022617.html