全国的な人気スポットの東京・臨海副都心に、
警視庁が新たな警察署「臨港署」(仮称)を設置する方針が二十五日、分かった。
ヒット映画「踊る大捜査線」で登場した「湾岸署」が現実になりそうだ。
石原慎太郎東京都知事が二十五日午後、定例都議会の施政方針演説で明らかにする。
臨海副都心の来訪者数は昨年一年間で、初めて四千万人を突破し、約四千百八十万人に達した。
昨年三月の温泉施設のオープンや、りんかい線の全線開通により人気が上昇する一方で、
違法駐車や事故などの交通問題、少年非行などが懸案として浮上している。
臨海副都心では、台場(港区)と青海(江東区)は東京水上署、有明(江東区)は深川署がカバーしている。
臨港署の土地は江東区青海に既に確保しており、現在、港区港南にある東京水上署が移転する形を取る予定。
担当地域や設置時期は決まっていない。
「踊る大捜査線」は、フジテレビが放映した刑事ドラマシリーズで、
映画「踊る大捜査線 ザ・ムービー2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」も大ヒットした。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040225/eve_____sya_____000.shtml