【ソフト重視】任天堂、次世代ゲーム機投入を見送り
任天堂は家庭用ゲーム機で現行の「ゲームキューブ」に続く新モデルの発売を
当面見送る方針だ。キューブを中心に新開発の周辺機器を活用して、ソフトの
多様化で楽しめる遊びの幅を広げる。ソニーと米マイクロソフトが高機能の
「次世代ゲーム機」を発売する計画なのに対し、任天堂はハードの機能性よりも
ソフトの魅力向上を重視した路線を鮮明にする。
任天堂は2005年中にもアダプターや操作端末などの周辺機器を発売する計画。
概要は明らかにしていないが、画像や音の表現能力を上げるのではなく、体感型
ゲームや携帯型ゲーム機との連動といった多様な遊び方を想定したものになる
見通し。任天堂が当面、買い替えを促す新機種を出さないのは、ゲーム市場が
縮小・多様化を強めるなかで、「顧客は今のゲーム機の機能に十分満足して
いる」(岩田聡社長)と判断したためだ。
ttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20040210AT1D0907109022004.html