■病気で寝込んだとされる件について。
通常の風邪で5日も仕事を休むことなどありえない。
仮にインフルエンザで40度近い熱を出していたら何時間もパソコンなど出来る筈がない。
当てはまりそうな症状はこれ。
[緘黙状態、意識障害発作]
http://www2.wind.ne.jp/Akagi-kohgen-HP/DID2.htm DID患者では、数日間の緘黙状態は珍しくありません。私の治療経験では、緘黙状態でも、
多くの場合はこちらの言っていることは理解でき、筆談が可能でした。ただ一部の方では
意思疎通が不能で、食事もせず、ぼうっとした状態が数日間続くこともありました。
専門的には、緊張病性昏迷やうつ病性昏迷に近い状態のように見えました。最重症の方では、
食事不能で尿失禁が見られました。若干の混乱はありますが、発作の間の記憶がありました。
また、DID患者では、数分間の失神発作はよく見られますが、赤城高原ホスピタルの入院患者さん
の中には、数時間から2、3日間の昏睡状態のある方もおられました。原因不明の間欠性昏睡状態
として、過去に身体的精密検査を受けた方もおられました。その方は、身体的異常は見られず、
精神的なものと診断されていました。赤城高原ホスピタルで体験した患者さん方では、多くの場合は、
呼びかけや痛みへの反応はありませんが、わずかな手足の動きなどの自発的な体動がありました。
睡眠薬や安定剤の大量服薬が疑われ、胃洗浄が行なわれた方もいました。治療スタッフの心配をよそに、
時間がきたら、何の障害も残さず回復しました。発作の間の記憶はありませんでした。