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968[名無し]さん(bin+cue).rar
翠星石と一緒の傘で帰った!\(^o^)/

買い物帰り、雨降ってた。
俺「(毎日のように雨降るな〜。梅雨だからって毎日降らなくても…)ん?
   なんか…見覚えある鞄が傘差して空飛んでる…。お〜い」
翠星石「え?ヤ、ヤスヒロ!?」キキーッ
バッ!
翠星石「ギャー!」ビクゥ!
俺「あ、差してる傘ひっくり返った。大丈夫ー?」
翠星石「だ、大丈夫です…。ってなんで傘持ってやがるですかー!」
俺「え?か、帰ろうと思ったら雨降ってたから店で傘買ったんだよ。
  なにしてたの、こんな雨の中。…もしかして、傘持って来てくれたの?」
翠星石「う…。そ、そうですよ!ヤスヒロのことだから『雨に濡れて走ってる自分かっこいい!』なんて
     馬鹿なこと考えて走って帰ってるんじゃないかとか思って、ヤスヒロ探しながら飛んでたんですよ!」
俺「傘差してたのは鞄開けて探してると濡れちゃうからか…。これ安い傘だったしもう直らないな…。
  さすがに濡れながら走って帰るのはやだよ。ベタベタするし」
翠星石「ベタベタするとかそういう問題じゃなくて…はぁ〜。
     傘忘れたかと思って持ってきてやったですのに…無駄足だったですかね。
     傘も壊れちゃったですし踏んだり蹴ったりですぅ…」
俺「いや、でもありがとね。あんま濡れてなさそうだけど一応…はい、タオル。
  ついでだし一緒に帰る?鞄で帰るにもあんまり鞄濡らすのも良くなさそうだし、帰り道どうせ誰も通らないだろうし」
翠星石「そうですねぇ…。じゃそうするです。一度こうやって帰ってみたかったですし」
俺「雨の中歩いて帰るのが?鞄で飛んでる方が楽だよー。あ、そうだ。翠星石、鞄持ったげるよ。歩きにくいでしょ」
翠星石「ありがとです。そんじゃ翠星石はその買い物袋持ってやるです」
俺「いいよ別に。軽いから指一本でも引っかけられるし」
翠星石「まあまあ遠慮すんなです。一緒の傘に入れてくれてるお礼です」
俺「へー、なんか気前良いな。じゃお願いね。
  …て言うか今日寒いし拭いても寒くない?大丈夫?抱っこして帰ろうか?その方が寒くないと思うけど」
翠星石「大丈夫ですよ。今日は歩いて帰るです」
俺「…別の意味でほんとに大丈夫?いつもなら楽したがるのに…。電柱に頭ぶつけたりしたんじゃないの?」
969[名無し]さん(bin+cue).rar:2008/06/24(火) 22:58:37 ID:1/+uzOmL0
翠星石「今日はこれで良いんです!翠星石が良いったら良いんです!いちいちうっさいですー!」
俺「わ、分かったよ…」
そんな感じでぺちゃくちゃお喋りしながらの帰り道。

翠星石「…そしたら真紅が血相変えて飛び出してきて『水銀燈が蛇口に詰まってしまったのだわ!』とか大騒ぎして…」
俺「へー」
翠星石「…にしてもなかなかお家に着かないですねー。そんな遠かったですか?」
俺「こんなもんじゃない?」
翠星石「そうですかぁ?…なーんかヤスヒロ、歩くの遅いですね」
俺「雨降って足下悪いからな」
翠星石「足下悪いって、ちゃんと舗装されてる道じゃないですか。…もしかして、翠星石の歩幅に合わせてくれてたりするですか?」
俺「え?いや、まあ…そんな気がするようなしないような…。だって、翠星石に合わせないと翠星石濡れちゃうでしょ」
翠星石「ヤスヒロ…なかなか気の利く人間になってきたですねー!」バシバシ
俺「イ、イテッ!イテテッ!ほ、褒めるならもっと優しく褒めてよ…」
翠星石「そんじゃ頭なでてやろうかです。いい子いい子してやろうかです〜」
俺「届くもんならやってみなよー」ゲシッ
俺「痛ってぇー!!!」

だって。
褒められるのも怒られるのも変わらない…。
それにしても、俺が傘持ってないと思って傘持ってきてくれるなんて嬉しいねー。
ぶっ壊しちゃうところが翠星石らしいけど。
からかったりからかわれたり雨の帰り道も楽しかったよ!俺は幸せ者だなあ!\(^o^)/


翠星石と一緒の傘で帰ってるときはこんな感じだったなあ。
http://yasuhirokakkokari.hp.infoseek.co.jp/080623-amenokaerimiti.jpg

なーんかやけに嬉しそうで楽しそうだったよ。