ネット流出:ヤフー子会社の広告主情報2万8157件
「ヤフー」(東京都港区)の子会社でネット広告大手「オーバーチュア」(同)の契約社員が、
広告主2万8157件の住所、電話番号、Eメールアドレスなどの情報をファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を
通じてインターネット上に流出させていたことが分かった。
オーバーチュアは、1カ月ほど前に情報漏れを把握していたが、広告主に伝えていなかった。
同社によると、顧客リストの作成を担当していた契約社員が、契約期間中の今年3月から8月末までの間に、
広告主企業の情報を自宅パソコンで作業。
このパソコンがウィニーによりウイルスに感染していたため、情報が流出した。
流出情報には広告主の担当者名や広告代理店名などがあるという。
親会社のヤフーが9月以降に実施した調査で流出が判明したが、両社ともに公表しなかった。
オーバーチュアの竹尾直章副社長は「流出が明らかになれば、情報がさらに拡散して2次被害を生む恐れがあった。
顧客のためには公表しない方がいいと判断した」と説明している。
毎日新聞 2007年11月17日 2時30分
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071117k0000m040174000c.html