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<<テンプレ4(自炊方法1)>>
自炊方法解説(簡略版)
●スキャン技術・解体編
・解体した方がスキャンしやすい。
・ペーパータオルを背にあててアイロンで糊を溶かし、むしる。/レンジで1分間ぐらい暖めて、むしる。(火傷に注意)/カッター等でけずる。
●スキャン技術・スキャン編
・dpi(=dot per inch) ※自分のスキャナの取りこみ速度/忍耐と相談して決定
この値が高いほうが高精細。300dpi〜600dpiが一般的。モアレが出たら、高くしてみる。
・カラー/グレースケール ※自分のスキャナの取りこみ速度/忍耐と相談して決定
カラーでスキャンして、後でグレースケール化した方が良い。
・TIFF(LZW圧縮)/BMP/PNG ※自分が使用するスキャナやソフトの対応状況により決定
JPEGは、不可逆圧縮で劣化するため、読み込み・加工途中ではなるべく使わない。(ScanSnapでの読み込み時は除く。)
・裏写り防止TIPS
フラットベッドスキャナ専用だが、裏に半透明の黒いアクリル板(黒い紙などでも可)を当てることで裏写りを防止できる。
・ScanSnap用TIPS
1枚ずつ手差しで差し込む。1枚スキャンしてる最中に次のをセットしておくだけ。
これならダブルフィードや斜め読み込みはまず起こらない上に、読み込み位置が一定になりトリミングが簡単にできる。
●スキャン技術・加工編1 - 必須
・トリミング
トリミングすることで読みやすさが格段に変わる。
範囲選択 → 切り抜き。アクションに登録するならメニュー項目の追加で「選択範囲を変形」を入れておくと、ずれた画像にも対応できる。
カンバスサイズ変更で、左上/左下/右上/右下などに寄せてトリミングも可。
・グレースケール化
編集メニューのカラー設定で、作業用スペースのグレーをsGray(なければGray Gamma 2.2)にする。
チャンネルパレットでレッドチャンネルを選択し、その後、イメージ→グレースケールでグレースケール化。
なお、藤-resizer-で白黒化法を「2」にして使用しても、同様の処理ができる。
・縮小
藤-resizer-を使う。
写真屋を使う場合は、1回目の縮小で目標解像度の倍数の解像度にして、2回目の縮小で目標解像度にする。(バイキュービック法)
●スキャン技術・加工編2 - お好み
以下の加工は、画質に対する趣味の問題であるので好きなように組み合わせる。
・トーンカーブ/レベル補正/コントラスト
紙質を白く飛ばして黒を強調。強さは好みで、ただし、やりすぎるとモアレが出たり薄いトーンが消えるので注意。
・ノイズ除去/ぼかし
ノイズ除去は、強くかけると元の画像から大きく変質することがあるので要注意。
高dpiでスキャンした画像なら、軽くぼかしをかけることで簡易のノイズ除去ができる。
ぼかしは、モアレ対策になる。
・角度調整
角度調整をするとぼけることがあるが、縮小前に行えば抑えられる。
ものさしツールでまっすぐにしたい場所(枠線など)に沿って線を引き、その後に回転→角度入力とすると、
その場所が垂直(水平)になるように角度が入力される。
・アンシャープマスク
お好みで。
アンシャープマスク以外は「縮小前」に全部済ませる。
アンシャープマスクは「縮小後」
●スキャン技術・保存編
・JPEGは不可逆圧縮で劣化があるが、そこに拘りすぎるとサイズが大きくなるだけ。
・ノーマル/最適化/プログレッシブの違いは主にサイズと表示速度。プログレッシブだと見れない人もいるらしいが普通は大丈夫。
・グレースケール画像をJPEG出力するときには、白黒又はグレースケールオプションをONに。
サイズ的に変わりはないが、読み込み速度が早いグレスケjpgになる。
写真屋以外を使用して、そのオプションが無ければグレスケjpgは出力できない。
グレスケ画像はフルカラー規格で白黒256色だけを使った画像、グレスケjpgは色なし輝度情報だけ(256階調)の規格の画像なので別物。
・16色PNGならJPEG並のほどよいサイズに収まるが、256色→16色の情報劣化。
・256色のPNGは結構サイズが大きい。
・スキャン後、リサイズ連番するときは、
カバー表
カバー折り返し表側
カバー裏
カバー折り返し裏側
表紙表
(表紙背中)
表紙裏
本編〜
上の順番でノンブルに合わせた連番にすればスキャン忘れやダブりが防げる。
・奥付、他の作家・作品の広告ページから読める情報もある。