東京都内某所にあるヤフーBBのカスタマーサポートセンター。
ビルの広いワンフロアを借り切って運営されているオフィスで、
インカムをつけた百数十人のスタッフが常時鳴りっぱなしの電話の対応に追われ続けている。
サポートセンターが開かれている時間は、午前9時から午後11時まで。
さらに深夜も、トラブルや故障の受付を行っている
問題はパラソル部隊だけではない。前出のサポートスタッフによれば、
携帯電話のメール広告でアンケートに答えただけなのに、
「勝手にヤフーBBのADSLモデムが送りつけられてきた」
というクレームも起きているという。
「苦情が来たのであわてて調べてみると、
お客さんの知らないうちにすでに電話局内の工事は終わって、
ヤフーBBが開通してしまっていました」(サポートスタッフ
国民生活センターによると、電話やメール勧誘にからむ同種の苦情は各地の消費者センターに
相次いで寄せられており、その苦情件数は昨年1年間で2200件にも上っているという。
しかも配送されたモデムには送り返す方法の記載もなく、中には返却しようとしたところ、
設置料として8000円を要求され、支払ってしまったケースもあったという。