カペタ
10周目だがカペタの再三に渡るアタックでシバのペースが上がらずフタをする形でレースは団子状態
シバのタイヤはヘタってアンダーが出てきた
カペタは予選から温存してきてるのとリアだけで曲がれるのでかなり余裕
源は同じマシンならカペタのほうが早いのになんでわざわざそういう戦術をしてるのか?と不信に思う
と思った矢先シバがコーナーで膨らみ10位まで落とす
確実にチャンピオンになるためシバの順位を落とす戦術を取っていたと気づく源
「あいつがここまでやるとは」とかなり険しいというか戦意剥き出し?の表情
カペタは先頭に立ったら一気に引き離し驚異的なラップを刻みはじめる
タイヤの消耗より路面のラバーグリップによるタイムアップ分が上回りはじめるからレース中のコースレコードもありえるとか
ここからナレーション
翌年
思わぬ形でフォーミュラデビューを果すことになるカペタにとってこれが実質レーシングカート”卒業”のレースである
五年間のカート生活でつちかった技術のまさに集大成というべきスペクタクルなラップ
これまで劣勢のマシンを駆っていたがゆえ
とにかく”上手さ”や”発想の奇抜さ”ばかりが目立っていたカペタのドライビングであったが
このレースのラスト数ラップを目撃した人々は後世にこう語りつぐことになる
『ゴーカートのスピードにはじめて戦慄をおぼえた』
これが平勝平太の真の姿
”爆発的に速い”スピードスターはついに正体を現した
ナレーション終わり
最終ラップではシバのレコードを0.1秒更新しフィニッシュ
全日本初優勝にしてICAチャンピオン決定