完璧な匿名性などといったものは存在しない。
完璧な絶望が存在しないようにね
2
漏れが3を取るために生まれてきたようなクソスレだな
4 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/04 01:01:08 ID:GIyk+K5j
4様
5 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/04 01:02:53 ID:uyVC7sGV
>>1はいるか?お前に惚れた馬鹿がいる
それは俺だ。
最初に言っておくが、俺はホモではない。
そういうのには全く興味ないし、気持ち悪いと思う。
だが、お前の書き込みを見て以来、俺の中の(何か)が大きく膨らみはじめたんだ。
いつの間にかお前の書き込みを探していたり、オナニーの最中にお前の事を思い出したりするようになっていたんだ。
ああ、俺だって嫌だったさ。しかし、ある日をさかいに、俺の中の(何か)がはじけたんだ。
俺は最初からお前でオナニーするようになっていた。
38,847回・・・これは俺がお前で抜いた正確な数字だ。
おそらくお前は、俺のことを拒絶するだろうと思う。
だが、これだけは覚えておいてほしい。
俺は常にお前の近くにいるという事をだ。
満員電車で、首筋に熱い鼻息を感じたら、それは俺だ。
オフ会で、妙に熱い視線を感じたら、それは俺だ。
無言電話がかかってきたら、それは俺だ。
そして、もしこの先お前がレイプされるような事があれば・・・。
お前がこれを読んでいる時、俺はすでに行動を開始している。
やれやれ。
良スレかもしれない
金持ちなんて・みんな・糞くらえさ。
10 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/06 01:03:54 ID:LTXq4/83
>>1 もちろん、君が君の頭で何を考えるかは、
100%きみの自由だ
想像力のあるところから責任がはじまる。
12 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/06 13:33:02 ID:ZMYVFlGZ
村上春樹って、ほもおだほもおみたいな奴だろ?
ハイヒールの踵くらいの小さなスレです。見落とさないようにね。
僕・君 僕
村上春樹みたいに言えばいいのか?
「6時には動画のダウソ完了しているよ。もしよかったら一緒に観よう。
うまいエンコをしてくれる人が近くにいるんだ。
画質良好な動画……あのさ、この動画には何かファイルとして問題があると思う?
たとえば、捏造とか、著作権侵害とか、政治的に不適切とか……」
「政治的なことまではわかんないけど、職人に問題があれば、当然、動画にも問題はあるんじゃないかしら」
16 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/06 18:23:56 ID:NBddR5eG
全然村上春樹ぽくないけど。
比喩をもっとうまくつかえ
井戸だの猫だのも必須。
食品とジャズプレイヤーの名詞を多用しろ
20 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/07 12:07:37 ID:/UFhozEK
ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
゙^ー、,,,¨ - ''¨.─ :!., リ ノ
〔^ー-v、,,,_,: i゙「 } .,l゙
l! .´゙フ'ーv .,y ] '゙ミ
| ,/゙ .ミ;.´.‐ .] ミ,
| ノ′ ヽ 〔 ミ
} } ′ } {
.| .ミ .< 〔 〕
.{ \,_ _》、 .{ .}
{ ¨^^¨′¨'ー-v-r《 〔
21 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/07 12:32:23 ID:NliPiE4b
22 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/07 12:50:39 ID:0BRqgfxf
やれやれ。声に出して逝ってみた。
僕は点滴のしずくが一滴ずつ落ちてくるように、たっぷりと時間をかけて4Gもある無修正AVを落とした。
そして僕はPCのモニターを見ながら激しく射精した。
winny的生活。マスターベーション。悪くない。
色んな作家の文体でカフカの「変身」を書くスレってあったよな。
25 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/07 13:50:13 ID:IOwciZco
「落とすんだよ」と47氏はいった。
「裁判が続いている間はとにかく落とし続けるんだ。おいらの言っている事は分かるかい?
落とすんだ。落とし続けるんだ。何故落とし続けるかなんて考えちゃいけない。
意味なんてもともとないんだ。そんなこと考え出したらノードが停まる」
26 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/07 14:56:19 ID:0BRqgfxf
バカみたい。
明け方、玄関のチャイムが鳴った
やれやれ。
30 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/08 00:02:32 ID:JzTPlumr
本当にバカみたい
31 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/08 00:07:05 ID:YLc9QyhM
僕は気が狂っているのか?(訳)
32 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/08 07:08:22 ID:NNH/juwj
WINNYなんてスパゲッティをゆでる片手間にやるものさ
>>1 風の歌を聴けの引用、というところが大変よい。
ム板のみずほスレは面白かったがなあ
正直この板には向いてないようだw
やれやれ
36 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/09 08:47:36 ID:9K6LTxS9
あるものは貧しい家の回線だし、あるものは大きな屋敷の回線だ。
あるものはホテルのだし、学校のもあれば、会社のもある。実にいろんな人がそれぞれに
DOMしてきたんだ、と僕は思った。そんな風に感じたのは初めてだった。そう思うとね。急に涙がでてきた。
でもね、いいかい、君に同情して泣いたわけじゃないんだ。僕のいいたいことはこういうことなんだ。一度しかいわないから
聞いておいてくれよ。
僕は・ダウソが・好きだ。
やれやれ・・・
って言っとけばいいのか?
38 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/09 09:02:19 ID:CIzIFNzt
そうかもしれない
バカみたい
久々にスプートニクでも読むか
42 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/11 10:43:23 ID:tTVXVBGk
中田は猫さんとお話ができるであります。でも象さんのほうが好きであります。
43 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/11 10:44:50 ID:xxF/xeuY
嘘だって言ってくれ
45 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/12 13:38:34 ID:QGy3nQVP
退屈している余裕はあるけど、飽きてる暇はないんだ 悪いけど。
かっこう。
仕事が終わって布団の中に入る時にね、いつもこう思うんよ。このままダウソさせ続けてくれと。
ずーっとこのままダウソさせといてくれと。そしたしたら、もう何も考えんでええやんか。
そやけどね、夢を見るんよ。いつも同じ夢。
どこまでもどこまでも捏造を落とし続けて、とうとう本物がみつかって・・・・そこでぱっと目が覚める。
起きている時も、ダウソに必死で、寝ていても夢でダウソしている、心を休める暇も無い。
いくらかでもほっとできるのは、ここでお茶でも飲みながら、2ちゃんで罪のない世間話をしているときだけ・・・
ホント俺このスレ好きだわw
でもなんで
>>47はちょっと関西なの?
僕はマウスを握ったまま顔を上げ、
モニターの前でまわりをぐるりと見まわしてみた。
僕は今どこにいるのだ?
でもそこがどこなのか僕にはわからなかった。
見当もつかなかった。
いったいここはどこなんだ?
僕の目にうつるのはいずこへともなく
つなぎ変わっていく無数のノード情報だけだった。
僕はどこでもない場所のまん中から
変態紳士を呼びつづけていた。
50 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/14 08:21:46 ID:ySDhDCDR
あるいはダウソ
直感が僕に耳打ちしていたんだ。47氏はダウソなんてきっと好きじゃないって
ダウソ=物欲的雪かき
>>48 最新作のafterdarkからの引用なんよ。読めば分かるべし。
54 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/14 13:57:02 ID:IECKvjka
一夏中かけて、25メートルプール一杯分ばかりのDVDを焼いた。
そしてそれは、そうでもしなければ生き残れない退屈な夏であった。
55 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/14 14:02:29 ID:WQRiyZaH
惨めね。
56 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/14 14:03:37 ID:G3AHBixu
だろうね
エロゲーの森
58 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/14 14:49:12 ID:fVjf03PU
でっかい茄子の夢を見た?どんな茄子だ、スイカぐらいでかいのか?
家ぐらい?まだまだ?山ぐらい?そんなもんじゃない?
暗闇にヘタ付けたぐらいでかい
59 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/14 15:19:06 ID:bQwa7+va
沢山水を飲め‡
あるいはそうかもしれない
きっとね
「私が間違っていたと思う?」彼女がそう訊ねた。
僕はビールを一口飲み、ゆっくりと首を振った。「はっきり言ってね、みんな間違ってるのさ。」
「何故そう思うの?」
「うーん。」僕はそう唸って考えるふりをした。答えなど無かった。
「私は聞きたい曲はCDを買って聞いてるし、漫画だってゲームだってきちんと買ってるわ。
一生懸命お金を貯めてPhotoshopだって買ったわ。それでね、何度も何度もこんな風に考えたの。
私が間違っててあなたが正しいのかもしれないってね。
私がこんなにお金を使ってるのに、何故あなたは何も買わずにすべてただで手に入れてるんだろうって。」
彼女はそう言うと軽く笑って、しばらく憂鬱そうに目の縁を押さえた。僕はあてもなくポケットを探った。3年ぶりに無性に煙草が吸いたかった。
「僕も京都府警に逮捕されればいいと思った?」
「少しね。」
「本当に少し?」
「・・・忘れたわ。」
二人はしばらく黙った。僕はまた何かをしゃべらなければならないような気がした。
「ねぇ、違法ファイルをぶっこぬけ。」
「誰の言葉?」
「ネットランナー。」
63 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/14 18:35:32 ID:bQwa7+va
呪われたマセラティ→DL
僕はリストビューからファイルを選択し、ダウンするリストに追加した。
何だってnyやShareで落ちるのだ。感動的な世界だ。
それは、突然現れたんだ。僕は体が、一瞬硬直した。
まるで、神のお告げかとさえ、目を疑った。
人の心を奪ってしまう言葉。魅了する言語。
何も太刀打ちできない絶対的命令。
僕は、この言葉に身を任せよう。全てを。
「ぬるぽ」
66 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/14 19:43:55 ID:bQwa7+va
きみは正しい。どっからどうみてもきみが正しい。
>>53 そうだったんだ・・・早く読むことにします(;´Д`)
68 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/14 21:31:35 ID:bQwa7+va
僕にだって腹をたてる権利はある。
この宇宙の広大さに比べれば、と47氏は言う。
「著作権法なんて火星の大地よりも不毛な問題だ」
70 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/15 11:17:01 ID:d2OyqjGd
共有ソフト選びには選ぶ人間の品位があらわれる。
共有ソフトは犯すことのできない確固としたひとつの世界だ。
71 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/15 11:28:05 ID:kv2lpFCr
そして僕は六十五に「ガッ」をした。
初めての夜だった。
ユキはマウスを手に取って検索ボタンをぽちぽちと連打した。
「きっとみんなどうしていいかわからないのよ。winnyは違法では?
とは思ってるんだけど、どうすれば辞められるかがわかんないのね」
「たぶんそうなんだろうね。誰にもわかってないみたいだ」
オーケー、繋がっている。
74 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/15 18:31:55 ID:BybQ7e3q
オドルンダヨ。ミンナガカンシンスルクライ
75 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/15 19:18:18 ID:KnTi/mQD
データ不足、解析不能です。
二つの世界を結ぶ回線が、その接続点を激しく揺るがされている。
それによってキャッシュの存在の輪郭もまた損なわれようとしている。
交換の意味が寝食されつつある。
「やめるんだ」と私たちは声に出して叫んでしまう。中立を保たなくてはならないというルールを思わず忘れてしまう。
その声はもちろん相手には届かない。
持ち逃げされた。
夜中にCD-Rを買いに行くのが嫌だった
それでwinnyを止めた
ねえ、これだけは覚えといて。確かに私は眠りに落ちたし、モニターは見ていなかったわ。
だから何か嫌なことがあったとしても、それは私の責任よ。
でもね、カウンターをつけた相手からファイルだけ貪るような奴は……最低よ。
79 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/16 00:13:27 ID:sQl6L0ab
DOMたちはなぜ今も落とし続けるのか
職人たちはなぜUPし続けるのか
彼らは知らないのだろうか
47氏がもう逮捕されてしまったことを
人は一人では生きていけない・・・
そう、一人では共有できないように・・・
「nyで本当にクリエイトするって、具体的にいうとどういう事なの?
「そうだな・・・違法ファイルを深く心に届かせる事によって、こちらのPCも物理的にいくらかすっと移動し、
それと同時に、落としてるほうのPCも物理的にいくらかすっと移動する。
そういう共有的な状態を生み出すことだ。たぶん。
スプートニクかなぁ・・・
おまいら、素敵杉です。
「ダウン・ダウン・ダウン」
ダウンロード取材記「ウィニー!」
86 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/16 13:34:48 ID:T899qA2C
あいにくナカタは文字が読めませんもので。
87 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/16 14:50:13 ID:zaNjaLBs
「あなたもウイニイでダウソしたりするの?」
「まあね。PCを前にするとどうしても我慢できなくなる。
たとえ落としたコンテンツがフェイクであってもいいんだ。
大抵のドキュンはしていると思うよ。」
「ねえ、今度ダウソしているところみせてよ。」
「やれやれ。」
「ねぇ。あと十分ばかりで大事な電話がかかってくるわよ。」
「電話?」僕はベッドのわきの黒い電話機に目をやった。
「そう、電話のベルが鳴るの」
「わかるの?」 「わかるの」
少しあとで枕もとの電話が鳴った。僕は彼女に目をやったが、彼女は僕の胸の上でぐっすりと眠り込んでいた。僕は四回ベルを鳴らしておいてから受話器を取った。
「すぐこちらに来てくれないか」と京都府警が言った。ぴりぴりとした声だった。「とても大事な話なんだ」
「どの程度に大事なんだ?」
「来ればわかるよ」と彼は言った。
「どうせダウソの話だろう」とためしに僕は言ってみた。言うべきではなかったのだ。受話器が氷河のように冷たくなった。
「なぜ知ってるんだ?」と京都府警が言った。
とにかく、そのようにしてダウソをめぐるタイーホが始まった。
「僕には、たまらなくこのスレが良スレに思えたんだ。」
90 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/17 01:01:54 ID:nqin5ZB8
昔買ったよ、村上春樹。
最初に買ったのはダンスダンスダンスだったな。
大学受験のために県外に一泊した。その退屈しのぎに買ったな。
それから風の歌、ピンボール、ノルウェー、・・・短編集まで買って読んだ。
でも、何も得るものは無かった。
小説を読む行為なんて所詮、書いてるやつの箱庭で遊んでるようなもんだ。
ヤツが坊主頭の小男だと知ってから、ますます俺は憂鬱になった。
>88
羊?
92 :
88:04/10/17 01:32:27 ID:IIelKntD
うん 羊〜〜
93 :
島田雅彦 島田雅彦 島田雅彦 :04/10/17 01:47:02 ID:qtyiJPKg
ぼくたちはダウンロードはしたが、バカではなかった。
無知で野蛮だったが、無邪気なダウンローダーでもあった。
14歳の「ぼく」の物語。
しかし何一つ進歩がないというわけではなかった。
夏休みが終わるころには彼女はごく自然に複数のファイルを共有するようになった。
我々は肩を並べて落とした。
上流から吸い下流から吸われ、ノードを渡り回線を超え、我々は落としつづけた。
どこに行くというあてもなく、何をしようという目的もなかった。
ひとしきり落とすと喫茶店に入ってコーヒーを飲み、コーヒーを飲み終わるとまた落とした。
スライドのフィルムが入れ替わるみたいに、ハッシュだけが通り過ぎていった。
秋がやってきて、寮の中庭がけやきの枯葉で覆い尽くされた。
セーターを着ると新しい季節の匂いがした。
僕は新しいny専用のマシンを買った。
秋が終わり冷たい風が吹くようになると、彼女は時々僕のモニターに体を寄せた。
ダッフル・コートの厚い布地を通して、僕は彼女の息づかいを感じることができた。
でも、それだけだった。
僕はコートのポケットに両手を突っ込んだまま、いつもと同じように落としつづけた。
僕も彼女も静音のマシンを使っていたのでモーター音は聞こえなかった。
ダウンファイルの反転したファイル名をクリックするときにだけ、乾いた音がした。
彼女が求めているのは僕のファイルではなく、誰かのファイルだった。
彼女の求めているのは僕のキャッシュではなく、誰かのキャッシュだった。
少なくとも僕にはそんな風に思えた。
彼女のキャッシュが前にも増してクズファイルに感じられるようになった。
どこにも行き場のないクズファイルだった。
時々彼女は何の理由もなく、僕のキャッシュをがっつりと削除した。
そのたびに僕は悲しい気持ちになった。
↑よくわからないけど、何故か面白かった。少し笑うことが出来た。
shareはwinnnyの対極ではなく、その一部として存在している
OK。
善弥が大学時代にずっと付き合っていた彼女は、nyのことを「ぬるぽくん」と呼んだ。
nyで落としたファイルがいつも、ウイルス付きだったからだ。彼女はジャンプが好きで、
よく僕にデスノートの面白さを語っていた。「デスノってほら、人気だけど、ウイルスつき
の捏造で、ちょくちょく見るじゃない。でも、感染するのが楽しみっていうか、そこが可愛いのよ。」
と彼女とは言った。
善弥はそれを聞いていささか傷ついたが、それでも彼女につきあって何度も感染して
いくPCを見るうちに、ぬるぽウイルスに感染するのがだんだん好きになってきた。次々に消
えていくキャッシュに合わせて、マウスを無心で動かしていると、自分の体の中にある
自然な律動が、世界の基本的な律動と連帯し呼応しているのだという確かな実感があ
った。Autorun切っとけばという嘆きに「切っとけヴォケ」、という不毛なやりとり、拡張子
表示がない野原に舞うexeの風、そういうものは決して自分と無縁のところでおこなわれ
ているわけではないのだ、善弥はそう思った。
そして、今日もディスプレイ上に飛沫するいささかの真っ赤な血痕が、彼らに安息を与える。
by47氏のこどもたちはみなぬるぽ(本当、『神のこどもたちはでみな踊る』)
いくつかの文句を僕は口の中でつぶやいてみた。
そしてその中で一番シンプルなものを選んだ。
「ユミヨシンさん、ガッ」と僕は囁いた。
このverによいニュースは何一つない
かっこう。
ダウソ行為はつまり文化的雪かきなんだ。
103 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/17 15:07:48 ID:fe6+HM+B
ヌルポ。加納マルタは囁いた…それは何かの啓示のようだった。
「落とすんだよ」
羊男は言った。
「回線の残っている間はとにかく落とし続けるんだ。おいらの言っている事は分かるかい?
落とすんだ。落とし続けるんだ。何故落とすかなんて考えちゃいけない。意味なんてもともとないんだ。」
105 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/17 18:59:54 ID:U81F4l3C
>>94 5回くらい読んでるんでどの部分かわかってしまう・・・・
1973年のオナホール
その年、僕は双子のオナホールと暮らしていた。
107 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/17 20:23:13 ID:BTymVLxG
他板に比べてレベルの低いスレだな、まず意味がとおってないものが大半だし
まぁな。
「君だって、初めから意味なんて求めてないだろ?」
110 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/17 21:37:36 ID:fe6+HM+B
私だって傷ついてるのよ、たとえそうみえなくても…
だからレベルが低いなんて二度と言わないで。
111 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/17 21:41:04 ID:U81F4l3C
ねえカネコ君、私は生身の女の子なのよ。
「全然濡れなかったのよ」と直子は小さな声で言った。
「開かなかったの、まるで。だからすごく痛くって。乾いてて、痛いの。いろんな風にためしてみたのよ、私たち。でも何やってもだめだったわ。
何かで湿らせてみてもやはり痛いの。だから私ずっとキズキ君のを指とか唇とかでやってあげてたの・・・・・わかるでしょ?」
「私、あの二十歳の誕生日の夕方、あなたに会った最初からずっと濡れてたの。そしてずっとあなたのに抱かれたいと思ってたの。
抱かれて、裸にされて、体を触られて、入れてほしいと思ってたの。そんなこと思ったのってはじめてよ。どうして?どうしてそんなことが起るの?
だって私、キズキ君のこと本当に愛してたのよ」
114 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/17 21:56:32 ID:3fzQUjw+
つーか「風の歌の聴け」以外は糞だよな。
ある集まりでそれとなくそう言ったら何人かに睨まれたけど。
結構ファン多いんだな。
115 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/17 21:57:17 ID:3fzQUjw+
ああ、風の歌の作りは神。それだけは言っておく。
>>114=115
自演乙 今度からは接続切ってID変えようねプ
117 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/17 22:57:16 ID:3fzQUjw+
ha?
どこを読めば自演になるの?つーか115,116って繋がっているんだが。
あほか?
118 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/17 22:58:15 ID:3fzQUjw+
ああ、間違えた。114と115が繋がってるってことね。あほくん。
>>116 2つのレスを繰り出すことによって、二役を演じようと
した演出なのではないだろうか。まるで、普段はおとなしい
子猫のような女が、ベッドの中では、小動物の肉塊を
むさぼりつくライオンのように変化するように。
自作自演だと指摘する香具師自身が、実は、最も自作自演をしている。
2ちゃんねるの法則。
やれやれ( ゚,_ゝ゚)
123 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/17 23:53:36 ID:aXOb+r40
>115,116
感嘆の「ああ、」か同意の「ああ、」か。
完璧な答えなどといったものは存在しない。
完璧な絶望が存在しないようにね。
>>107 意味が通っていないレスをしているのは107ではないか。
ばかげている。心の中で、舌うちをした。自分のことは棚
に上げ、高みの見物か。しかし、何故、僕が腹を立てる。
僕が今までしてきた〜好むと好まざるにかかわらず〜レス
と変わらないではないか。相手を責める権利はない。
彼も、僕と同じように、違法ファイルを落としているだけの人間だ。
まるで、nyで違法ファイルを手に入れようとしている男が、
それがが手に入らないからといって、道理もわきまえず掲
示板でわめきちらしているのと変わらないではないか。
しかし、やはりそれでも、いい。僕は無能だ。大した問題じゃない。
パチン・・・スイッチOFF。
やれやれ・・・また、ぬるぽウイルスだ。
「ageるなら今だ!!」
僕の中で、何かが弾けた・・・
僕は以前、落としたファイルの定価を表にして総額を出そうとしたことがある。
結局表は完成しなかったのだけれど、その間じゅう僕は奇妙な性癖に取り憑かれることになった。
全てのファイルを定価に置き換えずにはいられないという癖である。
僕はnyを立ち上げるとまず最初にファイルの数を数え、定価の額を全て調べ、
暇さえあればファイルのリネームをした。当時の記録によれば、僕は4ヶ月の間に、
コミックを2562万円分落とし、アプリを1億6029万円分落とし、ROMを3億円分落とした。
その時期、僕はそんな風に全てを定価に置き換えることによって他人に何かを
自慢できるかもしれないと真剣に考えていた。そして他人に自慢できる何かが
ある限り僕は確実に存在しているはずだと。しかし当然のことながら、僕の落とした
コミックやアプリやROMの額に対して誰ひとりとして興味など持ちはしない。
そして僕はファイルの金銭価値を見失い、ひとりぼっちになった。
次に僕たちのやったことはフリートーキングだった。
「nyについて何でもいいからしゃべってごらん。」
僕は考える振りをして首をグルグルと回した。
「思いつくことなら何んだっていいさ。」
「プログラムです。」
「MXだってそうだよ。」
「ずっと使いやすい。」
「それから?」
「家庭で使われていて、気が向くとハッシュを登録する。」
「何を落とす?」
「アプリ。」
「炉利動画は?」
「炉利動画も。」
そんな感じだ。
何かの模倣は、あくまで何かの模倣に過ぎない。
僕らのオリジナリティやアイデンティティはそんなところにはなく、もっと深いところに存在するものなのだ。
だからといってこれらの書き込みを否定するものではないのだけれど。
完璧なオリジナリティなどといったものは存在しない。
完璧な絶望は存在しないようにね。
132 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/23 20:33:59 ID:jjXR7g5d
かえるくんがんばれ!
「なんだい?」
「nyは純粋なp2pソフトですが、それと同時に、
nyは非p2pソフトの世界を表象するものでもあるんです。」
「よくわらかないな。」
「ぼくにもよくわかりません。」
とかねこくんは目を閉じたまま言った。
「ただ、そのような気がするのです。
目に見えるものが本当のものとは限りません。
nyの敵はny自身の中の違法ファイルでもあります。
nyの中には、非nyがいます。
どうやら、僕の頭は混濁しています。
パトカーがやってきます。
でも、ぼくはnyユーザーにそのことを理解して欲しいのです。」
「かねこくん、君は罪悪感にさいなまれているんだ。逮捕されれば回復する。」
「nyユーザーのみなさん、僕はだんだん清潔な体に戻っていきます。
しかしながらもし……ぼくが……」
かねこくんはそのまま言葉をつぐみ、刑務所の中に入っていった。
134 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/24 23:05:08 ID:NpfQ3pJZ
「nyが僕を助けた?」
「ええ、そうです。孤独な世界の中で、しっかりとあなたを助けました。
だからこそ、あなたはひきこもり生活相手になんとか
戦い抜くことが出来たのです。
nyのおかげです。」
「わからないな。
私は長い間ずっとnyを起動させていただけだし、生活保護すら受けていた。
自分が現実世界で何をやっていたか、全然覚えていないんだ。」
「それでよかったんですよ。何も覚えていないほうがいい。
いずれにせよ、全ての激しい葛藤や戦いは、想像の中で行われていた。
それこそ、ひきこもりの戦場です。あなたはそこで勝ち、そこで破れます。
もちろん、親の限りある生活費で過ごすのですから、かならず破れます。
アーネスト・ヘミングウェイが看破したように、ぼくらの人生は勝ち方によって
決まるのではなく、その破れ去り方によって最終的な勝ちが定まるのです。
誰も気づいていませんが、あなたはそれを達成したのです。」
「僕はどんな風に、人生を過ごしてきたのだろう?そして、nyは僕に何をしたのだろう?」
「あなたは廃人になるまで……パソコンの前に座っていただけです」
やれやれ、また血痕か……
136 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/26 14:29:43 ID:1DnyOWUK
しゃれしゃれ、またShareか…
人気のないスレなのか?
もっと、かけかけ!
三年つきあって結婚を約束していた恋人がDOM化して、
それでわれわれの中がぎくしゃくしてしまった頃――いったいどこの
誰がDOM化した恋人とうまくやっていけるだろう?――僕は毎晩の
ように酒場で飲んだくれて、著作権違反幇助の罪で捕まった47氏
みたいにげっそりやつれていた。
「お兄さん、お願いだから彼女のことはあきらめて」と妹が忠告してくれた。
「DOM化したものはもうもとには戻らないわ。もうはっきりとカタをつけなきゃ
いけないわよ。そうでしょ?」
たしかにそのとおりだ。妹が言うように、一度DOM化したものは永遠に
DOM化したままなのだ。
僕は恋人に電話をかけてさよならを行った。
「君と別れるのはつらいけど、でも結局こうなる運命だったんだね。
君のことは一生忘れないよ・・・云々」
「あなたはまだわからないの?」DOM化した恋人は言った。
「DOMらないと危険なのよ。ちょっとでもUPしたら京都府警に捕まってしまうの。
どうしてあなたは逮捕者を何名も出してることをしっかり見据えようとしないの?
どうしてキャッシュを即消しせずにHDいっぱいに貯めこむの?」
どうして?と質問したいのは僕の方だった。どうしてDOM化した人々は
そのように偏狭な考え方しかできないのだ。
しかしとにかく、そのようにして、僕は恋人と別れた
君にとっても私にとっても、違法ダウソするかしないか、どちらかしかないんだ。
まんなかはない。気の毒だとは思うけれど。
P2Pを使用したからには逮捕まで落とし続けるしかないさ。例え逮捕がなかったとしても
140 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/10/31 13:46:00 ID:oljdkW+k
あげ
141 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/11/01 21:18:45 ID:FUtZu+1b
age
おそいけど
>>15 はなかなか雰囲気でてるとおもうぞ?ノルウェーの森っぽい
はい自作自演乙
144 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/11/02 18:56:04 ID:J1U1dynz
2004年、それはダウソの年だった
2004年、僕は生きるためにダウソし続け、AVをダウソする為に行き続けた。
専用機から僅かに漏れてくるHDDの駆動音こそが僕の誇りであり、
フォルダの中に着実に溜まって行くキャッシュこそが僕の希望であった。
ハードオフで行水でも使えそうな巨大なケースを手に入れ、
Pen3を買い、パーツ専門店を巡って奇妙な名前のリムーバブルケースをそろえ
PC雑誌専門店でp2pの専門書を見つけ、1ダース単位でHDDを買った。
ギンナンやイカやティッシュや何んやかやの匂いは細かい粒子となって空中に飛び散り、
騒然一体となって6畳一間の部屋の隅々へ吸い込まれていった。
それはなんだか古代ローマの下水のような匂いだった。
紀元2004年、ダウソの年の出来事だ。
145 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/11/02 20:54:45 ID:ZFcMOzU7
まさに村上そのものだ
すばらしい
パチン・・・OFF。
147 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/11/02 22:40:51 ID:CzfC4XVf
>144
感動した。
149 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/11/03 23:59:31 ID:zUXp93Is
>>144 今すぐ引きこもりを止めて執筆活動に入れ。
カシス色の夕暮れの真っ只中、僕は眠りの底から呼び戻された。
ベルだけのシンプルな目覚まし時計がひたすら鳴っている。
冷蔵庫を開け、冷たい空気を肌で感じながらオレンジジュースとミルクを取り出した。
僕はオレンジミルクを飲み、シマには人肌に暖めたミルクを飲ませる。
ふと、ナナオ製の液晶モニタに目を移す。
19インチの平面は無機質なインターフェイスをただひたすらに映し出している。
"(AV) 無修正・巨乳女子校生がホテルであんな事を・・・.avi"
はまだ30%しか落ちていない。
やれやれ、10日前から登録しているのにコレだけとは本当にばかげている。
一瞬、自分のやっていることがひどく無意味な事ではないかと感じた。
でも、この世に無意味でない事なんて果たしてあるのか。
シマは喉を鳴らして僕のあぐらの上で目を閉じた。
夏はすぐ其処まで来ている。
スピーカから聞きなれたリフが聞こえてきた。
ツェッペリンのコミニケーションブレイクダウンだ。IMが来たらしい。
「こんばんわ、糞共有かもしれませんが、よろしくお願いします。」
知性の欠片もないそのIMに対し、
「こんばんは、欲しい物が有りませんので遠慮させてもらいます。」
と返した。いつもなら無視するだけなのに何をやっているんだろう、僕は。
逆切れした奴は、
「ふざけんな犯罪者が!!死ね」
とIMを送ってきた。いまどきこんな典型的厨房も珍しい。
気づかないうちに夏になっていたのだろうか。
シマは気持ちよさそうに寝ている。
今度は別の奴からIMだ。
「すいません。先ほどそちらから落とさせてもらった動画ですけど、
エラーが出てみれません。偽物じゃないでしょうね?」
やれやれ、やっぱりもう夏なんだな。
外を見ると、にわか雨が降っていた。
「DivXって知ってますか?」
と聞くと向こうは、
「(゜Д゜)ハァ?馬鹿にすんなよ、それぐらい知ってるって」
と返してきた。念のために僕は聞いた。
「ファイル名にもあるように"DivX5.05"じゃないと見れないかもしれないです。バージョンはいくつですか?」
・・・・・・・返事は無かった。
いつの間にか雨もやんでいた。
窓を開けるとなんともいえない雨の匂いがそっと僕を包む。
雲とくもの間から三日月が僕とシマを覗いている
あの娘はもう居ない。
お腹が空いてきたので、パスタを茹でることにした。
野菜室から鷹の爪とガーリックと・・・・それにしその葉を取り出した。
パスタパンに水を張り、塩を入れて火にかける。
ニンニクとしそを切りながら沸騰したお湯にパスタを入れる。
網戸の向こうでは木々が風に揺らいで心地よい音色を奏でている。
茹で上がったパスタを湯切りして、具と絡める。
出来上がったペペロンチーノは二人分あった。
「二人分作るのが癖になっちゃってるな・・・・」
誰に言うでもなく僕は呟いた。
ワイングラスの向こうで微笑んでくれるあの娘はもう居ないんだ。
"(AV) 無修正・巨乳女子校生がホテルであんな事を・・・.avi"
はいつの間にかDownが終了してキャッシュから変換されていた。
どこの誰とも分からない神に感謝しつつ、
その多すぎるペペロンチーノを一人で食べた。
他人は所詮他人か・・・・・。食事を終えた僕は彼女のことを思い出していた。
のぞみは僕には勿体無いほどの娘だった。
人あたりは良いし、可愛いし、仕事も出来た。
もしかしたら夢だったのかな・・・・・、
かなし過ぎる別れの後はそう思うことさえ有った。
きっと、あの娘の人生と僕の人生が交わることはもう無いんだ。
こちらから別れ話を持ちかけたが、振られたのはむしろ僕のほうだったのかも・・・。
しかし、過去のことをいつまでも引きずるとは、僕らしくない。
てへへ。
下をみるとシマが寄って来て、顔をこすり付け甘えている。
さみしいいときもシマを見ていると元気が出てくる。
いつもありがとうシマ。僕はペディクリーチャムの缶を開けてシマに食べさせた。
よくモニタを見てみるとWinnyが落ちていた。
!? このPCも買い換えないとな・・・・。いつの間にか蝉の声が聞こえていた。7月13日の晩。
ファイル破損・・・・・・
「そんなことは些細な問題なんだ。
たとえばトマトの色は薄い赤色か、濃いオレンジ色かとたずねるくのと同じらいにね」
「でもあなたは」と彼女はクッションの効いたアームチェアに身を任せた。
「キャッシュを変換して、焼くだけ。無意味だわ」
窓の外では音もなく雨が降っている。モニタの中ではノードが切れたりつながったりしている。
僕は2chをチェックし、目当てのファイルを見つけるとハッシュを貼りつけた。
彼女の言うとおりかもしれない。
かつて僕は自分の欲しいと思ったタイトルだけを落としていた。
それはアニメであったり、映画であったり、あるいはイメージであったりした。
そうすることで僕の中の何かが満たされると考えていたからだ。
一年間、僕は来る日も来る日も検索ボタンをクリックした。
そのうちタスク情報を見なくなった。そして欲しくないタイトルまで登録するようになった。
たとえば18禁ゲームを発売日より前に全タイトル揃えるというように。
DOWN4ケタの光回線を引き、HDDを5度買い換えた。メディアのスピンドルケースは開封されたものと
開封されていないものとが厳密に分類され、蟻塚のように積み上げられている。
もちろん、そんなことでは何も満たされることなどなかった。
結局、僕はどこにもたどり着くことなく、一周回って元の場所に戻ってきただけのことなのだ。
そのことに気づいたとき、ちょうど僕は村上春樹の『スプートニクの恋人』を落とし終えたところだった。
「ねえ、僕たちはダウソしてる。意味なんてないんだ」
みんな結構上手いな
>>153 小説のどっかから引用したんじゃね?
にしても、すごく上手に纏まってる。
>>158 最初は、小説をまんまパクって、練習するといいんじゃね?
小説書くだけじゃなく、春樹的に書かなきゃいけないんだから、相当難しいよ。
DLはUPの対極としてではなく、その一部として存在している。
その日の夜、仕事が終わってマンションに帰ってきた僕はいそいでコンピューターの電源を入れた。
ウィンドウズはまるで、休日の午後に目を覚ました大相撲の横綱が
その200キロはありそうな巨体でだるそうに起き上がるかのようにゆっくりと立ち上がった。
それから僕は、いつものようにwinnyを起動してみた。
朝までの12時間たっぷりダウンロードしてやろうと僕は心の中で思った。
最初に繋がったノード群のダウン情報欄にはゲイ、ショタ、ヤオイといった語群が表示されていた。
どうしてこんなクラスタに繋がっているのか僕には全く理解できなかった。
僕がいつも落とすのは熟女モノだし、それもぶっかけ専門なのだ、
たしかに今朝切断した時は熟女クラスタにいたはずだった。
あるいは何かの偶然で、いつのまにかホモクラスタにまぎれ混んでしまっていたのかもしれない。
でも、それはどこかおかしく、何者かが暗闇から僕をいびつな世界へと誘っているように感じた。
ためしに僕は目を閉じて、横綱と抱き合っている姿を想像してみることにした。
互いのペニスを口に咥えようとしてみるが、横綱のペニスは下腹に埋まっていて中々うまくいかない。
しょうがないので諦めた僕は代わりに横綱の胸を使ってパイズリをすることにした。
横綱の胸は思っていたほど筋肉質ではなく、適度な硬さで僕のペニスをちょうど良く締め付けた。
それから5分後、何の拍子か突然僕は目を覚ました。
僕のペニスはすでに縮んでいて、パンツの中はぐっしょりと濡れていた。
どうやら年甲斐も無く夢精してしまったようだ。やれやれ、と僕は思った。
winnyは誰が希望したのかちょうどゲイ動画を転送し終えるところだった。
>>161 1段落目の比喩に横綱は仕様しない方が2段落目以降が生きますよ。
ご利用は計画的に。。
↑こういう批評や評価もあるといいかもね。
ただ、あまりに偉そうに、罵るようなレスは勘弁だけど。
>160
なんだろう、村上的であるという以上に真理を感じた。
あーでもDLとUPが逆だったらよかったかも。
金子氏をつかまえてはみたものの、
どうしたものか京都府警にはわからなかった。
押収したPCでキンタマのきかない、つまりdownのみを行う金子氏専用winnyを
起動し続けたまま、
りょうは四日目の朝に死んでいた。
りょうの姿は金子氏にひとつの教訓を残してくれた。
P2Pには必ずdownとUPがなくてはならない、そういうことだ。
166 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/11/08 14:07:27 ID:4uZMwZ5G
落ちそうだから、ちょっとageとく
メタファーとしてのwinny
ダウンロードの奔流はダウンロードの行動よってのみ、
その状態の確立が許されるのではなく、アップロード
という無から有が生まれる途方もなくエネルギーが
要るメカニズムによって生じる奔流が出来て、
初めてダウンロードの存在が確立されるのである。
アップロードの軌跡が、ダウンロードの川をつくるのだ。
まるで、一本の電線に電流が流れるためには、
何千何万何億という無数の電子が働きがなければ、流れないように。
その一粒一粒の電子は、我々nyユーザー一人一人の意思、真心である。
エネルギーの源泉は、生きにくという意思であり、他を思いやる真心である。
つまり、我々がnyという一つの物語を形成する主人公であり、
その物語を語り継ぐ語り部にもなりうるのである。
そして、今、ぼくはnyという物語のページを開く。
…そこに、ぼくの名前が刻まれているから。
初期の作品をいじったほうが雰囲気でると思われ
彼について話そう。
彼は僕と同じ場所にいたんだ。そう、Download板の住人だった。
ひとくちで言ってしまえば、彼は何でもできる男だった。
キャリアがあり、開発ができて、信頼でき、リーダーシップがとれた。
とくにハンサムというわけではないのだが、いかにも聡明そうな感じの良い顔をしていた。
いつも当然の事のように仕事と開発を両立していた。
提示するシステムは斬新だったし、弁も立った。ディスカッションがあると、
最後にまとめの意見をいったし、構想から着実に形になっていく様は僕らを圧倒した。
彼は規律と良心に対して敬意を払う男でもあった。
彼の偽物が出た時も、穏やかに対応したし、煽る者など皆無だった。
文句のつけようがない。
でもこの手の男が頭の中でいったい何を考えているのか、僕には想像もつかなかった。
ときどき頭を首からはずして振ってみたくなる。どんな音がするのか、と。
それでも僕等にとってはかけがえのない人物だし、
僕なんかの27万倍くらい人気がある。実にまあそういう男だった。
うまく締められなかったが勘弁。
172 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/11/11 13:49:36 ID:F7y/S2kM
age
173 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/11/11 14:16:58 ID:HfQx9DyR
やれやれ、何を書いていいやら全く思いつかない。
鼓膜をなめるのは、十何時間と起動させ続けている
PCの駆動音のみ。網膜をなめるのはチラチラする
これも何十時間と女児の裸体と成人女性のセックスを
表示させ続けているディスプレイの明かりのみ。
指の平の痛覚をなめるのは硬い無機質なプラスティックと
それにへばりつく錆色の垢のみ。
僕は全てにおいて受身になってしまっている。
…やれやれ、また新しい児童ポルノのハッシュが出たのか。
いつから、僕はコピペするしか能のない機械人形になったのだろう。
175 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:04/11/12 23:46:50 ID:eCjyoe6x
宣伝age
俺一文だけど村上春樹読んだことねー
そんな人はたくさんいるよ
暇なら読めばいいし暇じゃなきゃ読まなくてもいい程度の
たまに飲み会で話のネタになることがある程度の
けっきょくただの小説だよ
たかが小説、されど小説。
メジャーな板に春樹スレが結構立ってるとは思わなかった。
179 :
[名無し]さん(bin+cue).rar:
ほしゅ