P2P問題は「技術を批判することでは解決されない」とするブッシュ米大統領。
一方のケリー候補も同様に、「技術の規制は最後の手段とすべき」と主張する。
米大統領選の投票日まで残すところわずか。米大統領ジョージ・ブッシュ氏と
対立候補のジョン・ケリー上院議員(マサチューセッツ州選出・民主党)はそれぞれの
主張の違いをアピールしようと必死かもしれないが、少なくとも1つのテクノロジー問題に
関して、双方の見解は一致しているようだ。
IT業界団体のComputing Technology Industry Association(CompTIA)は10月21日、
ブッシュ、ケリー両大統領候補にあてた質問状の回答を公表した(10月22日の記事参照)。
それによれば、両氏は「ピアツーピア(P2P)ネットワークを介した不正コピー行為は、
技術を規制することでは解決できない」との同じ見方を示した。