逮捕関連総合||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||Par18
じゃぁもう少し
―――逮捕前、ゲームソフトの「配信」が違法行為だという認識はあったのか。
少しはあった。でも、まさか自分が逮捕されるとは思わなかった。
警察での取調べで、「ネット上の君を9月からマークしていた」と言われた。
3ヶ月近くも監視されていたと思うと怖い。
―――違法コピーしたゲームソフトはどこで入手したのか。
ネット上の中国系サイトから。
中国なのか台湾なのかは不明だけど、中国語のサイトに日本のゲームや
アニメのソフトがあふれている。そこからダウンロードしてWinnyにアップロードした。
最後までやるか。
―――公判で検察側は、違法「配信」したゲームソフト約470本の被害金額を約13億8千万円と指摘した。
「え、そんなに!」とびっくりした。
僕からソフトを直接ダウンロードした人は数十人だったはずだから。
Winnyでは、違法コピーが子、孫、ひ孫・・・・・・と増殖していくから、自分
の知らないところで被害額が膨らんでいったんだと思う。
もし、ソフトメーカーから損害賠償を請求されたら、と思うと怖くなった。
―――Winnyというソフトをどう思うか。
すごいソフトだと思う。確かに著作権法違反を蔓延させているのは悪い。
でも、「買うほどじゃないけど、興味はある」というゲームやCDがあるときに、Winny
は魅力的だ。「買う」と「買わない」の間にある消費者の微妙な心理に食い込む力があると思う。
―――著作権法については、どう思う?
今の著作権法は、僕のように違法ソフトをアップロードした人は罰せられるが、
ダウンロードした人は罰せられないので、中途半端だ。
依然、あるアニメをWinnyで違法にダウンロードしたあと、気に入ってしまってDVD版
を店で買いなおしたことがある。本当に品質の高い作品は、「もの」としての「所有欲」を
刺激するはず。その意味で、音楽やゲームのクリエーターには、ぜひ頑張ってほしい。
僕がそんなこと言える立場ではないのかもしれないけど。
事件については心から反省してます。
----
以上