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尊属殺人事件
実父から10年以上にわたって夫婦同様の生活を強いられ、
5人の子供まで生まされた女性が、ある日思い余って実父を絞殺し、
尊属殺人に問われた事件である。刑法200条尊属殺人の規定が適用されれば、
「死刑または無期懲役」である。尊属殺に関する刑法200条の規定が、
刑法199条の普通殺より量刑を重くしているのは、
憲法14条「法の下の平等に反する」として争われた。
最高裁は多少のニュアンスの違いはあるが、結局14対1で、
刑法200条は違憲であると判決を下した(1973年)。
これは最高裁が下した戦後初の違憲判決であった。
刑法200条は、その後22年間改正されず放置されたが、1995年ようやく削除された。