このIMにぐっときた!2002

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51 :02/01/10 11:24 ID:BjSTLhzp
43の空威張りをみてモニターの前でほくそ笑む41。
「今のうちに吠えるがいいさ」
そう呟いた41の指先から繰り出される文字の連なりは、すでにメモパッド75行目。
52 :02/01/10 11:34 ID:n5qfFhld
良いネタスレですね。
53 :02/01/10 11:51 ID:tVhxCO55
やっとの思いで書き殴った煽り文を
書き込みフォームにコピペ。そして送信する。
しかし43の目に入ったものは…





   「本文が長すぎます。。。」
54 :02/01/10 11:51 ID:tVhxCO55
間違えたw
43→41ね。
55 :02/01/10 12:00 ID:TDqxhsSi
「クソッ、仕方ない」
41は煽り文を分割して送信することにした。
「今度こそ、ほえづらかかせてやる!」
顔を紅潮させながら、送信する41。
しかし、またしても彼を阻む文があった。



   「ERROR : 二重投稿ですか?」


一方そのころ43は・・・(誰か続けてくれ
56 :02/01/10 12:10 ID:iEkvSN+j
|Д゚)土器土器
57 :02/01/10 12:13 ID:ZOk1Ybkm
一方その頃43はモナー板で煽りAAを探していた。
様々なスレッドを閲覧していき、そして…
「見つけた…」
モニタの前でほくそ笑む43。





   23 名前:( ´∀`)さん 投稿日:xx/xx/xx

      O   ダバダバ
     ノ[]ヽ
      ノ)


彼の感覚は少しズレていた。
58某Y風 ◆ruonXPy. :02/01/10 12:15 ID:AH76vcZM
|*゚ー゚)ドキドキ
59 :02/01/10 12:23 ID:ZOk1Ybkm
しかし、そんな事は当人は気付くよしもなく
素早くそのレスをコピーすると
41に向けての煽り文と共に書き込んだ。



  59 名前:43 投稿日:02/01/10 (木) 12:20
    おらおら、どうしたよ?
    もしかして逃げちゃった?ギャハ!(^Д^)

      O   ダバダバ
      ノ[]ヽ
      ノ)


しかし、彼の感覚同様、AAも激しくズレていた。
60 :02/01/10 12:26 ID:ZOk1Ybkm
「ちきしょう、今に見てろよ!」
43のレスを見て憤る41。
「こんなAAまで付けやがって、クソッ!」




41の感覚も少しズレていた。
61 :02/01/10 12:38 ID:ZOk1Ybkm
しかし、憤りとは裏腹に、41は相変わらず
「二重投稿ですか?」のエラーに書き込みを阻まれていた。
焦る41。
(どうすれば、どうすれば)
その時、彼のほとんど使われていない頭にひらめく物があった。
(そうか、ネットに接続しなおせばIPが変わる。そうすれば…)
(あっ、でも…)


 


41はMXで交換中だった。
62割りこんでゴメン:02/01/10 12:45 ID:AcfL4oJr
面白いよ! age
63 :02/01/10 12:50 ID:ZOk1Ybkm
「ちきしょう、こんな時に!」
思わずコードレスマウスを投げる41。
(今交換中の物は前から探し続けていたものだ、中断する訳にはいかない)
相手の迷惑の事など、41の頭には当然のごとくなかった。

(しかし、このままでは奴の思うツボだ、なんとかしなくては…)
自らの投げたマウスを拾いに行きながら考える。
その時、彼の目に止まった物があった。

     i-mode

(そうか、携帯から書き込みすれば…)





しかし、携帯からは彼の煽り文をコピペできるはずもなく
彼は必死で小さなボタンを押し続けた。
64 :02/01/10 13:02 ID:ZOk1Ybkm
一方、43は41から何の反応もない事に不信感を抱いていた。
(ふむ、あの厨房っぷりからして、必ずなんらかのレスがあると思ったのだが…
 奴にはさっきの俺の煽りを無視することなどできないはず)
43は自分も厨房だという事に気付かず
ワイングラスを片手に熟考していた。





しかし、その中身はただのコ○・コーラだった。
65 :02/01/10 13:05 ID:ZOk1Ybkm
43は41の無反応に不信感を覚えつつも
いつもの作業に戻っていく…

   「こんにちは!よろしくお願いします!(^^)」




MXだった。
66 :02/01/10 13:19 ID:ZOk1Ybkm
   「(゚Д゚)ハァ? 何をよろしくなの?」

しかし、返ってきたIMは冷たい物だった。
彼は焦った。
今まで「よろしくお願いします」と入れておけばいいと思っていたのだ。

(…そういえば、何をよろしくお願いするんだろう?)





厨房が工房へと進化する瞬間だった。
67 :02/01/10 13:26 ID:Wg3ODnSF
(;゚Д゚)早く続き書けゴルァ!!
6866:02/01/10 13:27 ID:ZOk1Ybkm
ゴメソ、ちょっと脇道にそれちゃったw
つーか、そろそろ出掛けないといけないので
誰か続き書いてくれw

ちなみに俺は文献とかの類は書いたことあるが
小説的なものは書いたことないド素人なので
あんまりつっこまないでネw
6966:02/01/10 13:28 ID:ZOk1Ybkm
>>67
スマソ、帰ったら続き書くよ(;´Д`)
70 :02/01/10 13:30 ID:+PB3+l1m
そこには
ターゲットからそれた事にほっとし、
同時にほくそ笑む13がいた。
71:::02/01/10 13:58 ID:qrnooQlq
MXを続ける43。
(お、この人探してたファイル持ってんじゃん。)
「こんにちは!交換お願いしたいのですがよろしいですか?」
ちょっとだけ進化したIMを送る43。
その端末の向こうには・・・
(ん、結構いい共有じゃん。カウンターだ。)





性懲りもなく交換相手を増やす41の姿があった。
72kain:02/01/10 14:09 ID:w+egdEbt
あああ、持ち逃げされた腹いせに別の方に暴言はいてしまった。
悪い事したなぁ・・・。
7371:02/01/10 14:20 ID:qrnooQlq
読み返すと43がキュー入れた相手は
41より13にした方が方が面白かったかも・・・
74西六郷少年少女合唱団:02/01/10 15:02 ID:8QqgIEie
このスレ、おもろい。
75 :02/01/10 15:11 ID:yVX7o9iU
66さん、上手ですね。
早く帰ってきて続きを書いて
ヽ(´ー` )ノオクレヨン
760j__mtZ「:02/01/10 19:15 ID:ZOk1Ybkm
帰りましたので続き書きますw
77 ◆66DwJook :02/01/10 19:16 ID:ZOk1Ybkm
ウワァァンヽ(`Д´)ノ
#付けるの忘れたw
78 ◆66DwJook :02/01/10 19:18 ID:ZOk1Ybkm
数奇な運命に弄ばれるように
交換状態へ突入する41と43。
そして、この瞬間から二人の運命の糸が絡み始める。
歯車が、今、回り始めた。


           序章 -了-
79 :02/01/10 19:22 ID:UtFSJ9mO
ぱちぱちぱち(拍手
80 ◆66DwJook :02/01/10 19:22 ID:ZOk1Ybkm
      主演

      43

      41


      脚本

    ◆66DwJook


     制作協力

      2ch
    第一章 〜邂逅〜

43は飢えていた。
ファイルに対して、ダウソする事それ自体に対して。
エロ動画や同人誌はすでに飽きていた。
50Gほど、Rに焼いてある。
もうHD上には、ない。
彼が求める物は、新作アプリ、新作エロゲだった。

41は乾いていた。
ファイルに対して、ダウソする事それ自体に対して。
MAD動画やMP3はすでに飽きていた。
50Gほど、Rに焼いてある。
もうHD上には、ない。
彼が求める物は、新作アプリ、新作エロゲだった。

そんな彼らが惹かれ合うのは、至極当然の事だったのかも知れない。
そして41の元に、事の発端であるIMとそれに付随するキューが届く。

  「こんにちは!交換お願いしたいのですがよろしいですか?」

携帯に向かって必死で煽り文を打ち込んでいた41は
鬱陶しく感じながらも、半ば自動的に相手の共有を参照する。
(ん、結構いい共有じゃん。カウンターだ。)

その時すでに大物交換をしていた41だったが
彼の辞書には「相手の迷惑」という文字は存在しない。

これまた半自動的な手つきでカウンターを入れ
定型文と化したIMを送る。

  「ども、カウンター処理よろしく」


これが自分の運命を大きく左右する事だとは知る術もなく。
83 ◆66DwJook :02/01/10 19:44 ID:ZOk1Ybkm
(よし、交換成立だ!)
43は前から探していたファイルをダウソできる事に喜んでいた。
(少しレベルアップもできた事だし、今日は(・∀・)イイ!!日だ)
相変わらずワイングラスを無意味に弄びながら、転送画面を見つめている。
もう41の事などすっかり忘れていた。


今、自分とP2Pで繋がっている人物が、41その人だとは知る術もなく。
84 ◆66DwJook :02/01/10 19:52 ID:ZOk1Ybkm
しかし転送画面を見つめていた43はある事に気付く。
(遅ぇ(;´Д`) )

そう、遅いのだ。相手も自分もDSLであるにも関わらず、だ。
ただ、こちらからはグイグイ吸い取っていく。
気になった彼は相手の情報を見てみる。

  現在のダウンロード: 3
  現在のアップロード: 3

「(゚Д゚)ハァ?」
すぐさま彼は理解した。これが原因だと。
85 ◆66DwJook :02/01/10 19:57 ID:ZOk1Ybkm
- - - - - - intermission - - - - - - - - - -

一方、41もMXの転送画面を見つめていた。
そこには3つの交換。
一つは惰性でカウンターを入れた物。
もう一つは彼が長年探し求めていたレアファイル。
そして最後に先ほどの交換だ。

「うむ」

意味もなく満足げにつぶやいてみる。
しかし、次の瞬間に届いたIMは、彼を窮地に立たせた。

  「交換増やしてらっしゃるようですが
   このまま速度が出ないのなら、中止させていただきます」

それは、レアファイルの持ち主からだった。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - -
86 ◆66DwJook :02/01/10 20:12 ID:ZOk1Ybkm
  「ULむちゃくちゃ遅いんですが、なんとかしてもらえませんか!?」

怒りにまかせて43はIMを放つ。
しかし返ってきた答えは、彼をさらに逆上させた。

  「どうせ常時接続だし、多少時間がかかっても構わないだろ?」

何かどこかで聞いたセリフのような気がしたが
今の彼に、それを気に止めるだけの余裕はない。

 43 「一時間後にしごけるのと三時間後にしごけるのではやっぱり
     一時間後のほうがいいだろ(汁 」
 41 「(゚Д゚)ハァ? 何言ってるのアナタ、何かどっかで聞いたような…」
 43 「つまり、ULをもっと速くしろってこった。多重交換は素人にはお勧めできない」
 43 「チャンコロ逝って良し!」
 41 「オマエモナー」

それから約1時間ほど罵倒IMが飛び交った後。
二人の間に奇妙な友情が生まれる…はずもなく。

 43 「もういいよヴォケ!じゃぁなハゲ!」
 41 「虫篭入れとくからな、もう来んなよ(ゲラゲラ」

交換は中断、お互いを無視リストに入れ、二人の邂逅は最悪に終了した。

          第一章 -了-
87 ◆66DwJook :02/01/10 20:13 ID:ZOk1Ybkm
   第二章 〜2ちゃんねる〜

気が向いたら書きます(;´Д`)
ってか、最初のノリのまま行った方がよかったかもw
小説的な文章を書くのって難しいね。
88杉並児童合唱団:02/01/10 20:15 ID:8QqgIEie
>>87
応援age
89 :02/01/10 20:20 ID:sh2VLjv5
昼間の松屋の人?
90ななし:02/01/10 20:26 ID:KdJCySV0
>>87
なかなか笑える。
有りそうな話がGood。
続きキボンヌ
91 ◆66DwJook :02/01/10 20:26 ID:ZOk1Ybkm
>>88
アリガdヽ(´ー`)ノ

>>89
違うヨン。さっき覗いてきたけど
あっちの人の方が遙かに文章力上だよ。
それに俺は「登場人物の主観」で書く事ができないw
92 :02/01/10 20:28 ID:Yc3lFut1
名スレの予感age
93 :02/01/10 20:51 ID:AcfL4oJr
◆66DwJook さん最高!!
94名無しさん:02/01/11 00:47 ID:anGD1Mk7
age
95_:02/01/11 07:26 ID:A5Ifo0xD

●ぐっときたIMを紹介しろっつーの!!!●
96 ◆66DwJook :02/01/11 11:10 ID:BA9OZxIh
そう言えばここは普通のスレだったなw
つー訳でクソスレに移動〜ヽ( ´ー`)ノ
http://tmp.2ch.net/test/read.cgi/download/1010581804/
97_:02/01/11 22:28 ID:prFdUU40
age
98 :02/01/11 22:31 ID:DFVK9tyT
sage
99 :02/01/12 20:38 ID:lSp45RMR
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