「ULむちゃくちゃ遅いんですが、なんとかしてもらえませんか!?」
怒りにまかせて43はIMを放つ。
しかし返ってきた答えは、彼をさらに逆上させた。
「どうせ常時接続だし、多少時間がかかっても構わないだろ?」
何かどこかで聞いたセリフのような気がしたが
今の彼に、それを気に止めるだけの余裕はない。
43 「一時間後にしごけるのと三時間後にしごけるのではやっぱり
一時間後のほうがいいだろ(汁 」
41 「(゚Д゚)ハァ? 何言ってるのアナタ、何かどっかで聞いたような…」
43 「つまり、ULをもっと速くしろってこった。多重交換は素人にはお勧めできない」
43 「チャンコロ逝って良し!」
41 「オマエモナー」
それから約1時間ほど罵倒IMが飛び交った後。
二人の間に奇妙な友情が生まれる…はずもなく。
43 「もういいよヴォケ!じゃぁなハゲ!」
41 「虫篭入れとくからな、もう来んなよ(ゲラゲラ」
交換は中断、お互いを無視リストに入れ、二人の邂逅は最悪に終了した。
第一章 -了-