どーでもいいことだが。(6月その16)

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793どーでもいいことだが。
「754の母の話 その三」

ある日のこと、珍しく母親が料理をしていた。
母は最近身体の調子が悪いと言い、俺が飯を作って食べさせる毎日だ。
「あれ、どうしたの?」
「久々にネ、料理作りたくなってネ、食べる?」
「あ、うん」
食卓に出されたのは母親の得意料理の一つ真っ赤なキムチチャーハン。
「いただきます」
「あ、ちょっと待って」
「なに」
「この料理、実はね」
「シャア専用、って言うんだろ...」

パパ、この人を見つけられただけで、生きていた意味はあったと思うよ・・・