「新刊貰ってください」 その時あなたは?

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360名無しさん@どーでもいいことだが。
遅レスだけど>>304に同意。
お客から見たら一人の作家でも、作家から見たら大勢の客にすぎない。
この状況で作家側を傲慢に思うのは間違いだよ。
人間の記憶力はそれほど出来はよくないです。
私はまだ読み専だった頃、大手の知り合いが客に対してあまり親身でない様子なのを
「作家の傲慢」と捉え、自分がもしもあんな立場に立ったら、一人一人のお客に
誠意ある態度を示すのに・・・と激しくもにょってました。しばらくして自分も
書き手になり、最初に出した本が2ヶ月で完売して、以降はとんとん拍子、三ヶ月後
からは毎日お客さんからのお手紙が10〜20通届くようになりました。そして私は
、当初自分に誓っていた「誠意ある態度」を撤回せざるを得なくなったんです。
いえ、別に不誠実な態度だったつもりはありませんけど。人としての限界というか。
毎日1〜2通、「文通希望」「友達希望」の手紙がありました。仮に一日1通としても、
月に最低でも28人の方に交際(?)を申し込まれる訳ですよね?絶対無理です。
例えば仮に文通を応諾したとして。最初の一通目のお返事は書けるにしても、まず
二通目の頃には相手がどういう人だったか、覚えてなどいられません。また、贈呈本。
「貰ってください」と送られてくる同人誌にも、初めはせっせと感想のお手紙をした
ためていましたが、よくよく考えたら自分のお金で買って感動した本でさえ、人間、
そうそう感想などは書かないものです。書く人もいるかも知れませんが、書けない人
も多いでしょう。当時の私は無職の家事手伝いでしたが、それでも無理でした。