嬉しい感想・嬉しくない感想〜vol.4

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202どうでもいいことだが。
>>199
常々疑問に思っていることですけんども、こういう「マンガ絵」について「デッサン」「デッサン」と口うるさく言うのって、なんやら変ではないでしょうか。
もともと「デッサン」というものは、実際に目の前にあるものを必死こいて描くことで、いかにその対象をしっかり観察して絵にするかということがキモなわけで、実際には存在しない、頭の中で考えてイメージしたことを絵にして表わすデフォルメされた「マンガ絵」には当てはまらないんではないかと。
もともと、例えばこういう本に載っているような目が大きくて鼻が小さくて髪の量がやたらに多い人間の絵が、もうすでに「デッサンが狂っている」わけで、そのうえで今さら「手のデッサンが…」とかなんとか言うたところで、野ツボに落っこちて全身・・・まみれの人が犬の・・・を踏んで「うきゃ一っっ」と悲鳴をあげるようなものではないかと。
ずいぷん昔にどこかで見た絵で、お目々ぱっちりの女の子の脇に『目のデッサン狂った…』と書いてありましたが、たぶん、「目の中に入っている光の形がなんかしっくりこない」とかいうことで、どちらかというと「バランス」とか「プロポーション」とかいったほうが言葉の意味に近いんじゃないかなあと。
本当の意味で「デッサン」と言うなら、実際に誰かにモデルになってもらって、青鼻出るほどまじめに写実的に描かないと。(…わしは、そんなんようやりませんけんども)
(by山本定吉)