家は合宿所でも宿でもねえぞ!!その5

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私が悪かったのも分かってるんです。だから、その辺りは最後にして下さい。お願いです(泣)。
私もやっと最近落ち着いてこの時の事態に向き直れるようになったんです。ちゃんと、とにかく
自分の過ちとかも含めて彼女の特徴とか書きますから。もう少し・・・だと思うので、本当にご
めんなさい。
それでとにかく大急ぎでご飯を作って、私は彼女の前に出しました。昨日と同じです。
なんか・・・人間の食事風景に見えないんですが。
それを尻目に、私は台所にいくフリをして玄関に走りました。でも、でも手が震えてしまって!
チェーンが開けられなくて、まごついた間に彼女が迫って来て、その時なんとかドアを開けて、
飛び出したんです。悲鳴を上げればって言われても、声なんか出せません!せいぜい裸足で逃
げ出すのが関の山です。昨日から寝てないし疲れてるし怖いし気持ち悪いし・・・・!!!
でも、一気に腕を掴まれて中へ引きずり倒されてしまって。また後ろ手にドアが閉められたん
です。
「まるで私が酷いことしてるみたいじゃない。どうしてそんなに震えるの・・・・?」
転んだまま凍りついた私の上に覆い被さるようにして言う彼女の髪がまた怖い・・・(泣)。
正直、私はなんで彼女が私にこんな怖いことをするのか、分かりませんでした。もっとも、
そんな風にまとまった考えができる精神状態でもなかったのですが。
殺される!!そう思ったんですが、彼女はただまた元の通り座ってただご飯を食べて、
それから私を見てあの笑顔で・・・。
「賭けてもいい。・・・誰もあなたの言うことは信じないわよ」
それはそうかも知れないですが、こう言われればいくらなんでもなんでこんなことさ
れるのか気になるじゃないですか。だから聞いたんです。だって、金銭目的でもない
し、彼女に利がないでしょう?
でもね、その答えは
「あなたの善人面、鼻につくのよ」
・・・私もです・・・(血涙)。今は言われた意味、分かりますが・・・・。
・・・・人の悪意がこんなに怖かったことは、ついぞないです。自分の行いも直さな
いとって思ったのは。