家は合宿所でも宿でもねえぞ!!その5

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長くなってすみません。私の主観だし、実際彼女を悪者に奉ってるような気がしてきたん
ですが・・・。
でも、私にだって言い分はあるってことでご容赦下さい。
半泣きで部屋の中で立つ私には構わず、彼女は後ろ手にドアを閉めて鍵を掛け、入って来
ました。それから台所のところで思い出したように靴を脱いで並べて置いて、また私に近
づいてずいっと袋を差し出すんです。
「ご飯、一緒に食べましょうか」
は、入っているのはまたしても肉、肉、肉・・・!!!なんかね、この時はもう自分の妄
想だと分かってはいるのですが、この時はその中の真っ赤な骨付き肉が人間の肉に思えて
なりませんでした。
「一人で平気です。・・・帰ってください。あなたのこと、もう信じられません」
でも、ここで折れたら後がない!そう思って私は必死にそう声を絞り出して、そのお肉も
彼女に押し付けました。
「あら・・・どうして?」
理由、わかってるでしょうに彼女、平然と笑って、お肉も受け取ってくれないんです(泣)。
私はもう一人で殺人鬼と対峙してる気分でした。
「私が悪者になってもいいです。もうやめて下さい。帰って下さい!出て行って!!」
思わず叫ぶと、彼女は・・・か、彼女・・・。
ごめんなさい。は、吐きそう。ちょっと・・・トイレ行ってきます。
ごめんなさい。思い出して・・・。