美人はごちそうや麻薬と同じ 男性の脳内反応 (CNN 11/15)
美しい女性を前にした男性の脳は、おいしいごちそうを食べたり、 麻薬でトリップしたりするのと同じような反応をする。
美男子を前にすると、拒絶反応をする。 ともに、男性が同性愛者でなかった場合のこうした実験結果を、
米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究グループがこのほど、専門誌「ニューロン」に発表した。
研究によると、美人女性を前にした男性の脳は、 食欲中枢のある視床下部などが反応する。
高等精神機能を司る大脳レベルが反応するわけではないという。
MIT研究グループのダン・アリリー氏は、 「美は麻薬と同じように作用します」と説明する。
研究では、20代のヘテロセクシュアル男性のグループに、 さまざまな容姿の女性の写真を見せながら、脳の反応を観察した。
美人な女性の写真を見せられた男性の脳は、 ごちそうやコカインを与えられた時と同じ部分が活性化した。
逆に美男子の写真には、不快感に似た拒絶反応を示した。 研究チームのハンス・ブライター氏は、
美人女性が好きな男性は、 美男子の写真には脅威を感じているようだと書いている。
ブライター氏によると、美人に反応するのが大脳ではなく、 進化過程において原始的といえる視床下部や脳幹だという実験結果は、
「美」の概念が社会的・環境的に植え付けられる後天的なものではないことを示している。
実験で得られた脳内反応はいずれも 「きわめて基本的な、生物としての反応でした。環境要因で作られたものではない」
とブライター氏。
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