313 :
腐女子:
そんな顔していないでこっちを向いて
昨日のこと不思議だね。きみは泣いてた。
「氷川きよし、調子悪いな」
「誰が氷川きよしだ。やめてよ」
タダスケはキーボードに向かいタロウを無視する。
やはり、タロウは気にしていた。
「あのさ、昨日のこと怒ってんの?」
「ああ、おれのレコードすりまわして壊したこと」
思い出せば昨日のこと、タダスケの楽屋でまわしていた
レコードがなんども回され耳に入るのが嫌なタロウは
キレた。
「耳にたこが出来るからなんとかしろよ」
「俺は聞いてて飽きないね」
タダスケは更に音量をあげる。
パキ!タロウは怒りにまかせレコードを割った。
「おい!なにすんだよ!買ってこいよ。」
「キーボード間違えたこと何度も言ってやろうか」
タダスケの目が潤む。
「俺の禁句・・・・・。」
「あのさあ、出て行こうか」
「出てけ」
ふたりでうたを思いだそう。簡単なうたを
しらないなんてそんなことかわいい恋だね
その後二人がどうなったかって
仲直りしましたとさ