恐い話@同人板１１

自業自得の怖い話。
数年前、あるジャンルで初めてイベにサークル参加した。
自分は地方住みで、イベ自体めったに行けなかった事もあって
すごいハイになってた。
それまでメールだけの付き合いだったサイト（サークル）の人とも
スペ内で話せて楽しかった。
そろそろ撤収して食事→カラオケに行こうか、って段になった時、
「まだ本ありますか」って買いに来た人がいた。
何でも今日は仕事だったけど、どうしてもウチの本が欲しくて半休
取って片道2時間かけて会場に来てくれたらしい。
もともとハイになってた事もあって、その人（Aさん）の気持ちを
嬉しいと思ってしまった。Aさんと話し込んだ挙句、「もし時間があるなら
一緒に夕ご飯食べませんか？」って言ってしまった。
当然、Aさんはビックリしていたけど、そばで聞いてた他サークルの人も、
「同じジャンル萌えなんだから、おしゃべりしましょうよ」と言ってくれて、一緒にお店に。
お店について、最初は何でもないと思ってた。だけど段々ヘンだなー、って思うようになった。
席につく時、自分の隣に来るのは別に普通なんだけど、やたら私にだけ話しかけるとか、
他の人が話しかけても生返事orシカトするとか。ヘンに身体を密着させてくるとか。
やっぱり誘ったのが良くなかったかな、って思いつつ、食事も終わったし（カラオケの
事についてはAさんには言ってなかったし）「それじゃここで」と別れようとすると
「あ、はい」と言う割りに、私達の後ろをついてくる。

「ここで帰らないと終電間に合わないじゃない？」って言ってもハッキリしない。
とにかくついて来ようとする。
結局、Aさんは「今夜はホテル取るから」と言ってカラオケにもついて来た。
相変わらずAさんは私にベッタリしてくる。歌わないし、ホテルを取ると言ってもその様子もない。
このままじゃマズイなと思って、1時間経った頃、私だけ店を出た。当然Aさんは私についてくる。
私は「これ以上は困るから、ホテル取って帰ってください」と言うと「じゃぁ○（私）さんの住所と
電話番号教えて。私たち友達でしょ」って。
ビックリして、そんな事教える理由もないし、申し訳ないけど友達になった訳じゃないと断った。
途端、Aさんは気がふれたように泣き出した。
「イベで誘われた時、やっと友達ができたと思ったのに」
「ひどい、いい加減すぎる」
道の真ん中に座り込んでわぁわぁ泣き出すのに、すっかり怖くなって、その場から走って逃げた。
追いかけてこようとしたから、止まっていたタクシーに乗り込んだ。
タクシーの中から、まだカラオケしていた他の人たちに、Aさんがそっちに行かないとも限らないから、
すぐ引きあげて下さいと電話した。
幸い、その後は何ともなく（怖くて私がこのジャンルでイベ参加したのはこれ一度きりになった）
済んだけど、あの時のサークルの人にもイヤな思いさせてしまった。

読み難い長文でゴメン。