【FO】友達を止める時37【CO】

ちょっと長いですが、少し精神的にも落ち着いたのでＦＯ話。
作品については、ぼかしても特徴的な作品の為気付く方もいると思います。ご了承下さい。


・私、Ａ（女）、Ｂ（私の彼氏）、Ｃ（男）、の４人は大学からの仲良い付き合い
・４人とも××（ある作品）にハマっていた

××が放映されていた頃、私とＢは付き合いだした。
それでも週末は４人でつるんで遊ぶ事が多く、４人の関係も壊れたりはしなかった。
××の放映が終了して数ヶ月、Ｃが出張の為に地方へと引っ越してしまう事に。
Ａが寂しい思いをしないよう、私とＢは極力Ａも交えて会うようにしていた。
Ａと一緒にいる間は、私とＢは彼氏彼女の関係を意識せずに３人でとにかく楽しく遊んでいて
私も彼のＢも、間にＡがいるからと苦痛になる事なんて無かった。

Ｃが引っ越してから数ヶ月。
Ｂが事故で足を怪我して車椅子での生活になった。
（治る見込みもあり、少しの間我慢していればまた普通の生活に戻れるし、足以外は元気）

Ｂがまだ車椅子生活をしていたある日、ＴＶゲームを３人でしようとＡの家に集まる事にした。
ゲームで遊んでいる最中、私の親から携帯に緊急のメールが。
親族が急に顔を出しに来るみたいだから、少しだけでも戻って来て挨拶してくれないか？との内容。
その旨を２人に告げ、私は家に一度帰る事にした。

Ａは「親戚なんだからゆっくりして。戻って来れなさそうなら気にしないで」と言ってくれて
Ｂも「気にするな、ゆっくりしておいで」と言うので、私は急いでゲームを切り上げた。
（ちなみにＡとＢは実家が近く小学校も同じ・親同士も仲が良いので、２人だけにしておく事は特に不安では無かった）

Ａ宅の最寄り駅から電車に乗車してすぐ、また親からメールが。
ごめん、親族が来るのは明日だった、勘違いしちゃった。　との内容。
仕方ないなーと次の駅で降りて、急いでＡ宅に戻る事にした。

私とＡは高校からの付き合いで、家族とも面識があり家にも頻繁にお邪魔していた事もあって
つい我が家のようにドアホンも押さず、戻ってきたＡ宅の玄関を開けて２階の部屋へと上がった。
Ａの部屋のドアを開けて目にしてしまった。
ＡがＢを襲っている（？）光景を。
状況はというと、Ａの手にはある工具が握りしめられていて、Ｂのズボンを半脱がししようていた。
足がまだ不自由なＢは逃げる事が出来ずに手で抵抗するので精一杯の感じ。
私はそれを見て、何が何だか分からなくなって「え？？何？？？」という状態。
Ｂは私の姿を見た瞬間、助けを求めた。
Ａは少し半狂乱になっていた。
とにかく二人を落ち着かせて、その後に話を聞いてみた。

Ｂが言うには
「Ａが突然、■（××の主人公）みたいにならなきゃダメと言って、工具を持ち出してきた」
「その後、Ｂは■だからこうなの！■なの！と喚き出した」
「Ａに押し倒されて殺される！？と思ったが、ズボンを脱がそうとするので、数分間必死に抵抗した」
との事…。

ちなみに工具というのは、××の作中である工具が使われていて
Ａが持ち出した工具は××のとはちょっと違うが、彼女はその工具のつもりだったんだと思う。
あとＢは主人公の■に全く似ていない。似ているのは髪形と体系だけ。

Ａが興奮しないように、一旦Ｂと離れた所で私はＡを落ち着かせ話を聞いた。
でもそのＡには、数時間前までの彼女の面影が全く無かった。
私がいくら話を聞いてもちゃんと答えてくれない。
ブツブツと、Ｂは■で・・・・・と、何を言っているのか私にも聞き取れなかった。
ただもう、Ａが狂ったとしか思えなくって、夜まで待って帰宅してきたＡの母親に事情を話した。
勿論Ａ母親もびっくりして、私達に謝罪をしてくれて、その場は一応済んだ。

次の日からまた私達はそれぞれの仕事という日常に戻った。
Ａの事は気になりつつも、メールや連絡は控えた。
週末の休みになって私とＢは、Ａの様子を見に行こうとＡの家へ行くことに。
Ａも普通にメールでＯＫをしてくれた。
こないだのは何かの間違いなんだと思い聞かせていたけど
待ち構えてくれたＡの手には、手作りの服（コート）が。

Ａ「待っていたよ〜、これ作ったんだから！早く脱いで」
Ｂ「それって…」
私「それ…■のコートじゃない？」
Ａ「うん。だからソレ脱がないと駄目でしょ？早くこれ着てみて」
Ｂ「ちょっ、俺…？」

6さん、規制か？

支援

規制です。携帯から

Ａが持っていた服は、作中で■が着るコートだった。
コスプレには縁のない私達なのに、何で？と思ったと同時に血の気が引いた。
何よりもＡがまともに話を出来なくなっていて怖くなって、もうこれは駄目だとＦＯを決意した。

その日中に、またＡ母に事情を話して、Ａ母からも話を聞いた。
どうやらＡは、Ｃがいなくなった事により孤立感を感じてしまっているんじゃないか？と。
そのストレスで段々と変な行動を起こしてしまったんじゃないか…と。
多分、Ｂと■を重ね合わせていたんだと思う。

私とＢはＡを寂しくさせないようにとしていたつもりだけど、それが返って逆効果になっていたのかも知れない。

現在Ａは仕事には普通に行っているが、休み中は部屋にこもっているらしい。
Ａ母も、Ａとまともに話が出来なくなり、精神科医に診て貰おうか悩んでいる。
Ａが何でこうなってしまったか、他に心当たりが全く無いだけに残念。

ＣＯするかどうかはこれから次第。時間が彼女を変えさせてくれるのか…。私達もどうしたものか…。
変な事になったけれども、私も彼も××はずっと好きな作品です。
以上です。

書き忘れてました。
Ａと私はそのジャンルで個々活動をしてましたが、私は暫く活動は休んでいます。
Ａはまだ活動してますが外から見た感じでは普通なので、それが逆に不安です。
外に出して迷惑かけないよう祈るだけしか出来ませんが…