913 :
会話:
( ´_ゝ`)…俺。史実関係の考察漫画本の原稿中。
何日目か忘れたけどとにかく修羅場ってた。
(`皿´)…先月からシェアし始めた友人。一般人。
縦に長いので立ってても座ってても常に部屋が狭い。
( ´_ゝ`)「……」黙々と原稿中
(`皿´)仕事から帰ってきてからずっと暇そうにしてた「…なぁ」
( ´_ゝ`)「なに」原稿中
(`皿´)「…このアパートってさぁ、」
( ´_ゝ`)「うん」原稿中
(`皿´)「ペットとか飼ってる人いんの?」
( ´_ゝ`)「さぁ……つうかこのアパートじゃお前のが顔広いべや」原稿中
(`皿´)「斜向かいの〇〇さん、最近までこの部屋の住人は俺だと思ってたらしいぞ。
どんだけ近所付き合いないのお前」
( ´_ゝ`)「むしろなんでお前はそんなにフレンドリーなの。
なんで1ヶ月やそこらで俺以上に馴染んでんの」原稿中
( ´_ゝ`)「…で、ペットがどうしたの」原稿中
(`皿´)「ネコ飼いたい」
( ´_ゝ`)「このアパートの狭さと壁の薄さを見くびるなよ」原稿中
(`皿´)「お前が本描いてる最中に俺が感じる孤独の大きさを見くびるなよ」
( ´_ゝ`)「……あぁ」原稿中
(`皿´)「つうかもうここにネコはいるんだけどな」
スーツのジャケットの中から子猫を取り出す
( ´_ゝ`)「さっきから聞こえてた声の発信源はそこか!」
シャーペンを放り投げて初めて原稿から顔をあげる
原稿はネコ出現と同時にストップ。
当然うちでネコが飼えるはずもなく、翌日から里親を探すため駆けずり回ることに。
どうやらネコは(`皿´)の勤める会社近くに捨てられていたらしい。
無事原稿はあがりました。里親も無事見つかりました。
ネコはかわいかった。もっふもふしてた。