自分が書いた文章を晒したい奴は、その文章をUPってるURLを書こう。
しかし、どんな辛口批判があっても文句なしだ。
<ルール>
・18禁モノ等は、前もって告知すること。
・自分の作品であること。
・二次小説は基本的に、NG。
・みんなに読んで貰える自信があること。
・どんなジャンルか明確にするとなお良い。
以上のことを守って、さぁ、自信を持って晒そうじゃないか。
(゚Д゚)ノ
盛り上がってるね
4ゲットズサー(AA略
∩_∩
( ´∀` ) エヴォメヂョラーン
C( )
∪∪∪
>>1先生、初めまして。私は兵庫に住む耳が聞こえない女性です。
今回の「自分の文章を晒すゴッドハンド輝」を読んで少しがっかりさせられました。
輝が電話を通して風鈴の音をも聞き取る場面、あれを耳が聞こえない
人が読んだらどう思うのか考えられたのでしょうか?
私はあっあっ少し心が傷つきました。日頃からあっ周囲の音声を聞き取ることも出
来ない、電話さえもできないのですよ。まるで耳が良過ぎることを逆
自慢されているようで、少し悲しくなってきます。
出来れば、今後は障害をあっあっ持った人間のことも描いて欲しいです。例え
ば耳が聞こえない高校生が安田記念病院へ入院して、輝がコミュニケ
ーションに苦労しながらあっ最後にはあっ手話も覚えて健常者と障害者のコミ
ュニケーションあっあっの楽しさを描き出していくあっあっ・・・こういう展開をして
下さればあっあっ、私ももっとあっこの作品が好きになるでしょうし、感情あっ移入も
出来るのではないかとあっ思います。
突然の苦情、あっすいません。でもあっあっ耳の障害を持ったあっあっあっ読者もいるというこ
とをあっあっあっあっあっ
>>1先生にもあっあっあっあっ知って頂きたあっかったのです。それでは失礼あっします。
>>7 私は1じゃないけど、読んだよ。
でも
>>7は本当にそのサイトの書き手さんかな?
ざっと読んだだけだけど、感想を書きます。
スマン、惹きこまれなかった。
>背景が羽の書き手さん
すごくつまらなくないし、すごく面白くもなかった。
そして、既存の物語に強く影響を受けている気がする。
いっそ二次小説のほうがいいんでは?と思うくらい、オリジナリティがない。
世界観をしっかり作ろうとしているのは分かった。
完全独白調なのは読みにくい。
>背景が蝶の書き手さん
普通に文章力があると思った。
この人が全部書いたほうがいいんでは?なぜ3人でやっているのか分からない。
>背景が月の書き手さん
羽の人と同じ文章力。感想も羽の人と同じ。
総評
構成が分かりづらいんだけど、リレー小説みたいなもの?
それにしても、蝶の人が一人で書き進んだほうが絶対に良い。
3人が同じ力ならリレー小説も面白いけど
一人だけ文章が上手いと、バランスがおかしくなる。
蝶の人が文章力を落とすか、他の二人が文章力を上げるかしたほうが良い。
読み手としては、蝶の人だけでやって欲しいが。
9 :
真人:04/04/06 21:51 ID:b/f3YvCC
初めまして。真人(まと)と言います。拙い文章ですけど晒させていただきます。
できるだけ酷評にお願いします。甘口は厳禁な方針で。
ジリリリリリリリリリリリリッ!
「ちっ、ちっ、遅刻だし!」
僕はベッドから飛び起きた、急激な運動に少し身体が軋む。
「なんで僕はこんなもろに遅刻するような時刻に時計あわせてたんだ!!」
とにかく僕は急いで準備をした。
それはもう、リミット寸前にトイレに駆け込むくらいで、だ。
朝食を流し込むように1分という常人未踏の速度で食べた。
バタンッ勢いよくとドアを開け、玄関を出る。
ちょっとワケありで誰もいない家とも今日でお別れだ。
まぁ、管理人とかはいるんだけど一応しばらくここには帰ってこれない。
そんなこと今は思う暇なんてないのに急ぐのを忘れて思ってしまった。
思い出した、僕は非常に忘れっぽい人間だった。
今から僕は新しい学校へ向かわなければならない事も!
とりあえず今は駅へダッシュだ!
てな感じなんですけど。
メッタ斬りでお願いします。
ひぎいっ
食虫花のような巧妙な叩きスレッドだな。
感心感心。
>>9 >常人未踏
直す気にもならない('A`)…
>L1-3
描写不足。目覚ましが鳴ってから、主人公が遅刻だと判断するのが早すぎておかしい。
もっと現実感をもたせてください。
>L4
長い、というか不自然。
ライノベではありがちかも。
全体的に文章と文章のつながりが不自然で、テンポよく読めない。
特に"ちょっとワケありで〜"以降は滅茶苦茶。
箇条書き状態。詰め込みすぎで文章になっていない。
正直直しようも無いくらいひどい。
もっと本読んだほうが良いと思う。勉強不足。
(ちなみにネット上の小説はおすすめしません。)
13 :
真人:04/04/07 13:58 ID:jjT+Pywl
メッタ斬りありがとうございました。
これ厨房の時に書いたヤツなんですけど。
周りにまともな判断してくれる人がいなくてどう直そうかわからなかったんです。
しばらくしたらまた改訂版出させていただきます。
マジレスすると、直す直さない以前の問題。
あんた、字書きにはむいてないよ。
ここは自分が書いた文章じゃなきゃダメなんだよね?
自分がいつも行ってるサイトがどんなレベルかって見てもらっちゃダメ?
>>15 ドウイ。ついでに二次創作もアリにしてほすぃ。
>>15 賛成したいけれど、それはどうなんだろう。
こういう場合は
>>1さんが判断するのかな。
18 :
15:04/04/07 21:09 ID:Ha8h0FPw
どうなのかな。自分にもわからんちん…( ′∇ソ
それと、
>>1でだめってでちゃってるけど、16さんが言ってるように、
二次もオッケにしてほしいなあ。
ホモでもドリでも、 (*´д`*)ウマーなのは(*´д`*)ウマーだし。
それだと主旨ズレしちゃうのかな。
教えて1さんかえらいひとー
最初の頃はうまく回っても
イタタサイト晒しスレになりかねん。
自作自演で叩きとかやらかすだろうし。
あくまで自分の作品に絞りなよ。
ヲチ板に立てればやりたいほうだいだ。やれ。とっとと。
>>15 賛成もしないけど反対もしない。自己責任で好きにしろ。
2chに晒される人の感情も考えないで
自分のモノでもないのを他人に評価してもらおうなんて都合良すぎる。
自己責任っていってもネット上で責任なんて皆無だし。
ていうかネトオチ板にしたって
そんな事をやるためのスレじゃない。
>>15ははしゃぎすぎ。2ch初心者か?
23 :
1:04/04/08 00:33 ID:blzMwF0w
ども、
>>1です。
>>15さんに
一応、自分の書いた文章じゃないとね。
>>19さんの通りに、他人叩きになりかねないしさ。
>>16、
>>17さんに
二次小説と前フリを打ってもらえるならOKです。
でも、やはり個人で書いたものにしてください。
よって、ルール改正します。
<新ルール>
・18禁モノ等は、前もって告知すること。
・自分の作品であること。
・二次小説は基本的に、NG。
・みんなに読んで貰える自信があること。
・どんなジャンルか明確にするとなお良い。
・前フリを打った自己作品の場合のみ、二次小説もOKとします。
さぁみんな、頑張ってみんなに読んで貰おうぞ!
虹の時は伏字を忘れずにな。
そいじゃまあお言葉に甘えて。
・二次。
・ドリ。
・場と露和の斬山。
・割と痛い。
一つ違いの従姉妹、工藤 煌がプログラムに遇い、そして優勝した。
共和国指定の総合病院に収容されたという彼女を見舞うと言った時、叔父と叔母は必死の形相で俺を止めた。無論構う事もなく、次の日曜に病院に向かった。
やけに静か過ぎる病棟の157号室。当然ながら個室だった。
ノックする。中からはか細い了承の声。
どちらも、やけに大きく廊下に響いた。
最後に会ったのは一昨年の正月。
性格は明るく人なつこく、俺とはまったく正反対。
年上面こそしないものの、いつまで経っても俺の事を『カズくん』と呼んではばからない所には閉口した。
ドアを開ける。
外は日差しが強く、部屋は真っ白なはずなのにいやに陰って薄暗く、今日は曇りかと錯覚させる、そんな暗さだった。
そんな病室で半身だけ起こした煌は、薄桃色のカーディガンを羽織っていた。
整っていた顔立ちには影が落ち、その眼は虚ろで焦点が合っていなかった。
「あ…………カズくん だ。き 来てくれた の?」
かすれた声。
「――煌姉」
俺の声も似たようなものだった。
「か カズくん、あのね」
言いながら、彼女の表情が変わっていく。
「殺しちゃった」
見開いたその眼から涙が溢れ出す。
「あたし。こ 殺しちゃった、ミユもマキもカナメもナッチもリナもシオリもあああキリコだって、うあ ああ ハ・シ・バ君、も。うわああああああああ!!」
煌は、絶望の表情(かお)で絶叫した。
俺は動けなかった。
ぼろぼろ泣きながら叫び続ける彼女にはもう、俺の存在など。
眼に映る筈もない。
季節は初夏。
それが俺と煌の、三年振りの再会だった。
煌はずっとあのままなのか。
胸に精神科医の名札を付けた、くたびれた革靴のような男は俺と眼を合わせようとはしなかった。
「――――君も、分かっている筈だ。あんなモノに巻き込まれて、正気でいられる人間などはもはや『人』とも呼べない」
「じゃあ」
もう戻らないと。
「戻る手ならばただ一つ」
腐れた医者は、彼女の記憶を全て消す以外無いとほざいた。
記憶は連動する、例えプログラム間の記憶だけ消せたとしても、前後の記憶がすぐに呼び覚ます、とも。
むしろ。
その方がどんなに楽かも知れなかった。
俺は嘆息し、煌の病室へ向かった。
「カズ、くん?」
煌は相も変わらず薄暗い部屋でたった一人だった。
「ゴメンね……いつも……」
毎週日曜日はほとんど見舞いに費やした。これで五回目になる。
叔父夫婦はもう諦めたらしい。
俺を止める事と、煌の精神の回復とを。
「気にするなよ。煌姉、何か食う?」
下の売店で適当に買ってきた菓子を広げる。
だが、煌は力無く首を横に降った。
「食欲、あんまり、無い」
そしてごめんね、と呟いた。
「ん、わかった――煌姉?」
気付けば煌の眼は潤み切っている。
「ミユね」
「ん」
「泣きながら 死んじゃった」
「…………」
「撃たれてね」
「コウジマさんが撃ったの」
「ミユね お腹撃たれて」
「痛いって」
「死にたくないって」
「泣いてた」
何かのきっかけに、彼女はふいとプログラムの事を話し出す。
殺してしまったクラスメイト。
死んでいった友人。
俺の知らない男の話。
『ミユ』の話はこれで三回目。
聞きながら考える。
何故。
彼女のクラスがプログラムに選ばれたのだろう。
他のクラスでは、何故駄目だったのか。
何故――――。
「――ズくん……?」
煌の声が不思議そうに俺を呼ぶ。
「あ……ごめん、何?」
慌てて煌の方に思考を戻す。
煌は微笑っていた。
「あたし、もう死んだ方がいいのかな……」
泣き出しそうな笑顔で、確かに。
煌が手首を切ったと連絡があったのは、クラスの連中がそろそろ修学旅行だなんだと騒ぎ出した頃だった。
行く気なんか無かったが。
沼井に泣き付かれ月岡に耳元で囁かれ。
諦めて行く事にした。
そんな矢先。
学校も何も全部放り出し、俺は煌の病室へ走った。
「死ね、なかった」
俺を見るなり彼女はそう言った。
「何で――――」
自殺なんか謀った、とわめき散らしたくなる衝動を必死で堪えて、ベッドの脇まで近付く。
煌にとっては、毎日が地獄なのだ。
友を殺して唯一人生き残り、否、生き残ってしまった彼女。
「死にたかった……死にたかったよぉ…………死にたいよぉ。死にたいよ………………」
そこまで言った後、煌はくるりとやつれた顔を俺に向けた。
「殺して」
「煌姉」
「カズくんは力あるよね? あたしの首絞めるのなんて簡単だよね、殺して、ねえ殺して」
そう言って俺の手に自分の手を重ね、自らの首へと導く。
掌の下、煌の首が脈打つのがわかる。
「お願い……殺して……」
それも
いいのかも、
知れない。
そう、
思ってはいけない事を思った。
そうして、
両手に力をこめた。
こめようとした。
――――出来なかった。
気が付くと、煌を抱き締めていた。
「俺が守る」
俺は多分、この従姉妹を大切に思っているのだろう。
「俺が、煌を守るから」
だが。
「死ぬな」
この感情の名前を、俺はまだ知らない。
行って来てよ、と煌は言った。
『あたし、行けなかったから』
『帰ったら、旅行の話、聞かせて?』
煌の言葉を思い出す。
俺は南へ向かっていた。
潮風で学生服がはためく。
苦笑した。
まさか、俺のクラスまで。
プログラムに選ばれるとは。
心は既に決まっている。
殺る。
全員だ。
「俺は勝つ」
どんな手を使っても。
「勝って、絶対帰るから」
俺が守ると約束したのだから。
「待っててくれ煌姉――――煌」
ここで死ぬ訳には行かないのだ。
絶対に。
海岸が見えて来た頃。
岩場に誰かがしゃがんでいた。女子。
俺は出来る限り足音を殺して人影に近付いていく。
そしてディパックからナイフを取り出した。
Game started.
終わり。ああ痛い。
リア中時代に書いたもの。今やドリからは足洗ってる。
本当はもっと改行とかあったけど長すぎてもとあちこち改竄。
さあざくざくいってくれ。
ざくざくいけといわれてもな…
いくらWEB小説だからって
ここまで改行やられたんじゃ
まず読む気にさえならないよ
上では「小説」と書いたが、そもそもコレ何?
ポエム?
既知害犯罪者の自宅を警察が家宅捜索して押収したノートに書かれていた
電波ポエム
と言っても通用しそうな気がする。
このスレは何か?
昔の作品だからっていう言い訳をしながら
ヘボ文を載せ合うチキンレースか?
>>39 「全部読めなかった」って感想でもいい?
一応、その理由を。
1 読みにくいバランス。(レイアウトの問題かも)
2 「世にも奇妙な物語」の劣化コピーのような内容で、興味が湧かない。
3 心理物とは言っても、情景描写はもっと必要な気が。
内面ばかり書かれていて作者の妄想の域を出ていない。読み進むのが苦痛。
>39
全部読めなかった。
40の理由とほぼ同意見。
着目点はいいけど、
知識と取材(経験)の不足感が否めない。
書き手の妄想の域を出ていない=独りよがりな文章に見えるので、
読み手を意識した、読みやすい文章を目指してはいかがだろう。
41です。
最後まで目を通しました。
が、やはり感想は変わらず…
申し訳ない
>39
全体として、主人公の独白説明が多く、設定を読み聞かされてる気分になってしまいました。
もう少し主人公の台詞を増やして、会話や行動からなどからエピソードを出す自然さが欲しいです。
前の方も仰ってますが、主人公の心情を押し出しすぎて、人物がどんな動きをしているのか、
映像が浮かんできません。事実や動きを述べる文章と、主人公の個人的な感想を
改行か何かで少し分けたほうが伝わりが良いと思います。
こういう形の文章、と割り切ってしまうのも面白いですけれど。
これは好みかもしれませんが、
地の文において、「にも拘らず」や「しかし」などの否定形が頻繁に混じるところ。
39さんのクセというか個性として扱えばそれまでですが、やや読みにくい印象を受けました。
展開が早いのと話自体は個人的に好みです。がんばってください。
>>39 本と比べ、web上の文章は長文には向かないと思うので
冒頭で読み手を引き込む演出が必要。重要ポイント。
■セリフが説明的で不自然。
その為、面白みの無い文章を読み手は読まされ苦痛。
ウケ狙いのやりとりはいらない。寒い。
(偏見かもしれないけど、オタクっぽい気持ちの悪さを感じる。)
■"ソイツ"の連続はくどい。言い回しを変えるなどして欲しい。
そして、この辺りの設定が生かしきれていない。読み手をもっと引き込めるはず。
逆に言えば、ソイツの存在で引き込まれなかった。
■43さんの文章の癖、私も気になった。他にもちらほら。
そのほか情景描写不足等、他の方と同意見です。
独りよがりでなく、読み手を意識した読みやすい文章を心がけてください。
また、ありがちな設定だという印象を受けました。
45 :
39:04/04/08 23:35 ID:jm8pF7pC
>>40-
>>44さん、ありがとう。
やはりWEBで長文は向かないと言うこと、痛感しました。
やけに説明臭い文章で、会話や、情景描写などに欠けている事に
お恥ずかしさ、隠し切れません。
取り敢えずはこの口調で書ききってから、不備点を書き直して行
きたいと思います。読んでくださった方、どうもありがとう。
サイトのページを晒す場合は
ソースに「晒し中」「評価中」って、入れることにしない?
そうしないといつか絶対カタリがでるよ。
>46
いい方法だね。そうしましょう>1
>>46 賛成。
>>39さんは真の勇者だったけど、騙りが現れる可能性が高いよね。
49 :
1:04/04/09 16:20 ID:loN/HS1G
>>1です。
>>46-
>>48さんの意見、OKです。
今後はそうしましょう。
うん。漏れも見てる。自作自演だとおもた。で?w
>>39 とりあえず奈須きのこの文章を頭から追い払った方が良いと思う。
見ていただきたいなあと思っているんですが
ここに貼付けるのは大丈夫ですか?
あとトリップつけた方がいいですかね?
どっかに専用うぷろだ作れば?
とか簡単に書いたけど、すぐにはできんよね。
ゴメソ。
後、20代前半とかそんなん感じでいいから年齢教えて欲しい。
年齢によっても評価変わってくる気がする。
でも年齢によって評価を変えるっていうのは不公平か?
web製作板にも似たようなスレあるけど
ソースに「晒し中」「評価中」って入ってないと私怨認定でスルー。
念のため、掲示板を取ってから晒す勇者も居たw
>>53さん
ソースに「晒し中」って入れて
そこそこの自衛もしてから貼り付けてはどうかな。
状況がちょっとよくわかりませんが、書き手を卒業した時に書いた最後の文です
長いので書き出しのみですが、評価お願いします。
ちょいグロです
それには足がなかった。
それには腕がなかった。
それには、ただ露出した性器と、乳房、瞼、唇以外を持っていなかった。
髪の毛以外の、体毛を全てそられたその女の姿は、煽動する軟体動物を思わせる。
両瞼は、厚い綿糸で縫い合わされ、角張った輪郭が直線的な鼻梁を際立たせている。
本来ならば、美人であったであろうその面相も縫い合わされた瞼が台無しにしている。
両側に少しとがった小さな耳は、鋭利な刃物で切られたと思しき、痕が残っていた。
時折、うーうーとうめくその唇の奥に、舌は無い。切断されたのだ。
四肢を切断されたその姿は達磨のようだ。首につけられた首輪にはこうかかれている。
「姉」
達磨になる前は、一体どんな女性だったのだろう。 ミロのビーナスのように、欠落した美ではない。ただ両腕が無いのである。
このダルマは、正気を保っているのだろうか。 声をかけてみても、ただうーうーとわめくだけでは、正気を確かめる方法は無い。
古来、四肢を切断され、舌を切り取られ、瞼を縫い合わされた人間のことを人豚と呼んだのだという。
話すことも、みることもできない歩くことも、物をつかむこともできないその姿が豚そのものだったからだ。まさしく言いえて妙と言う奴だ。
床に転がされた人豚の前に腰を下ろした。わたしは、この人豚に性的虐待を与えたことはない。生きているオブジェと言うべきだろうか。
切断された腕の断面に移植された皮膚の温かみや、柔らかな乳房の感触が、唯一人豚が生きていることを証明している。
死んでいたら、温かみも感触もないだろう。わたしは、人の温みと言うものを知らない。
人の肌の感触や、息遣い、仕草。わたしと、他の人間とは、一枚の壁を隔てられて接触しているように思う。
この人豚と、健常者との違いのように。わたしは人豚、姉であったものに触れた。
>58
短すぎて評価も何もないわけだが。てゆうかちょいグロじゃなくて大分グロでつね(;´Д`)
人の温かみを知らない、という『わたし』が、温かみで生きていることを確認できる、
というのはちとおかしい、違和感を感じました。文のつながりとしてそれを選んだのだろうけど。
うーうー言ってる時点で生きてる確認が出来てるとして、
この人に温かみがあるだろうか?でもわたしは温かみを知らない、
というくらいのつながりが良かったかなと思います。
しっかし怖いわ(;´Д`)
> それには、ただ露出した性器と、乳房、瞼、唇以外を持っていなかった。
「それには、…以外を持っていなかった」は文章として変。
「それには…以外が(は)なかった」か、「それは…以外を持っていなかった」だろう。
> 髪の毛以外の、体毛を全てそられたその女の姿は、煽動する軟体動物を思わせる。
「煽動」?意味不明。「蠕動」の間違いと思われる。
> ミロのビーナスのように、欠落した美ではない。
「ミロのビーナスのような」では?
(ごく個人的にはミロのビーナスの美が「欠落」にあるというこのくだりには、全くもって賛成しかねる)
> 話すことも、みることもできない歩くことも、物をつかむこともできないその姿が豚そのものだったからだ。
「みることもできない」の後に句点忘れてる?
私なら「みることもできず、」と続けるところだが。
> 床に転がされた人豚の前に腰を下ろした。わたしは、この人豚に性的虐待を与えたことはない。生きているオブジェと言うべきだろうか。
個人的には読みにくい箇所。文章が前後しているというか、整理されてない印象。
> 切断された腕の断面に移植された皮膚の温かみや、柔らかな乳房の感触が、唯一人豚が生きていることを証明している。
「うーうー」いってるのに?
そして口を縫い合わされているなら鼻呼吸にならざるを得ないから、鼻息はかなり荒いと思われる。
> この人豚と、健常者との違いのように。わたしは人豚、姉であったものに触れた。
一般的には「健常者」とは「障害者」に対する反語でしょう。
当然人豚は「障害者」に属する存在ではあろうが、ここで「健常者」という言葉を使うのは違和感がある。
なぜなら言葉の種類が違うと思うから。
「人豚と人との違い」とでもしておくべきでは?
総体として余計な句点が多いと思われ。
しかしそれがあなたの「文体」であるなら、私がどうこういうべきことでもないように思う。
ただ、「私」という読者はあなたの文をそう感じたとだけ伝えておきましょう。
>>59さん
>>60さん
やはりアラのある文章でしたね
現役の頃は句読点も味のうちと考えていましたが、
無駄なこだわりは持たなかったほうがよかったかもしれません
もっと細部に目を通して、書けるようになりたいです
レスありがとうございました
>>58 面白かったです。
この話を虹創作でやられたら「ヌッコロス!!」と思っただろうけど、オリジならok。
評価
読みやすい文章で良いと思う。
ただ、達磨をテーマにしているわりには軽い印象。
>縫い合わされた瞼が
たぶん麻酔などせずに縫ったんだろうけど
その辺りの心理的な恐怖描写がサクっと抜けているので、なんか軽いかな。
「わたし」が「達磨はどこから切られていったか」に思いを馳せるだけでも
グロ度アップすると思う。
達磨が受けたであろう惨状をもっと沢山描けば
「わたし」のクールさやエゴや寂しさ(?)も際立つのでは。
心理描写が足りないので臨場感が少ない。
でも個人的に好きな文章です。
これからも頑張って下さい。
>>39 更新されてますね。個人的にちょっと面白い展開かも
みんな真面目に検討してるこのスレ、良スレの予感!
勇者はまだかいな
書き出しだけでいいなら晒せたりします
勇者と呼ぶにはレベルが低い気もしますけどw
腐女子設定です、はい
天気雨の夕暮れの事だった。太陽がビルの屋上に沈み、ビルの屋上に配されたネオンライトが下品な光を放ち始めた夕暮れに、ある高等学校の屋上に少年が壁を背にして座り込んでいた。
壁に「立ち入り禁止」と関われていたであろう看板が、幾重にも塗り重ねられた殴り書きをされた状態で設置されていた。転落防止用のネットが屋上の4辺を囲んでいる。
よどんだ色の酸性雨が、彼の頭の上ではじける。幸い屋上には天井がある。
ネットの上部同士を繋ぐアクリル板が天井の代わりを果たしている。アクリルを叩く雨音に少し身じろぎしながら、太陽の輪郭が透けてみえる天井を見上げた。
快晴に近い曇り空だった。
影が差した。光をさえぎる何者かが少年と太陽の逢引を妨げている。
少年はうっすらと瞳を開いた。眼前をさえぎるワンピースを見つめ、それから上を向いた。曖昧な笑みを浮かべた少女が、ワンピースに麦藁帽子をかぶり少年を見下ろしていた。
梅雨時の湿り気がシャツをべたつかせていた。しかし少年の体は、湿り気とある種の興奮によって汗ばみ始めていた。
サイズの合っていない半袖シャツから覗く腕は、細く青白い。日光を好まない人間特有の肌だ。少年はターコイズグリーンの髪を掻き揚げ、少女の顔をじっと凝視した。
これから忘れようとしていた顔だった。忘れようと努力していた顔だった。少年は気落ちしたように目を伏せた。
かすかに焦げた麦わら帽子の臭いを漂わせながら、少女は少年の横っちょに立った。少年は、壁に背中を預けながらゆっくりと立ち上がる。こうして並んでみると少女はいかにも華奢で小さい。
少年も華奢ではあるが、少女よりも頭2つ分ほど大きいせいだろうか、体躯は細くともひ弱には見えない。
「ここから飛び降りた飛び降りた子、どこいったんだろうね」
少女は身を乗り出して、フェンス越しにコンクリート敷きの地面を見下ろした。
少女の視線の先にはビニールテープがあった。血痕に沿うように人の形を作ったビニールテープである。
「目撃者が何人もいて、血痕も残ってるのに、死体だけ見つかってない」
「不思議でしょ」
少女はニコッと頬を緩め、笑みを浮かべた。 人懐っこい笑みではあったが、その表情には幾らか悪意が見え隠れしていた。
その証拠に少女の瞳は、軽蔑とほのかな怒りをたたえている。
「若草君、手伝ってくれるよね?」
少年は黙りこくっている。視線を落とし少女を見ようとさえしない。
「君に断る権利はない。ただ、わたしに従う義務だけがある。そうでしょ?」
少女はワンピースの裾を掴んでヒラヒラと揺らしながら、芝居がかった台詞を言って見せた。演劇部にでも入っていればヒロインの役を射止めたに違いない。
少女の挑発に少年は動じない。ただ頬をゆるゆると汗が流れているのを少女は見逃さなかった。
「自殺しないの?」
皮肉と敵意を込めて、再三少女が言ってきた言葉である。自殺しないの?なんで生きてるの? 二人の間に根づいた軋轢がそういわせているのは間違いない。
「なに?」
少年が初めて表情らしきものを見せた。眉を潜め目をつぶり、前歯で唇を挟んだ。苦渋と孤独を含んだひどく老成した表情である。
「した方がいいんじゃない?」
少年は何も言い返さない。かわりに尻ポケットから煙草を取り出し、口にくわえ火をつけた。
煙草の芳香とは違う甘い匂い。政府御禁制、マフィア御用達の非合法ドラッグである。
少女が少年の頬をはたいた。少女のこぶしが少年の頬を二度叩く前に、少年の右手は少女の首を掴んでいた。
「痛いだろ、馬鹿女」
ここまでです。評価とかおねがいします
>66
一番最初に、文章がくどいという印象を受けました。
全く同じ表現を一つの文章で重ねている部分が多すぎるせいかと思います。
例えば冒頭の2行だけでも「夕暮れ」「ビルの屋上」が繰り返されていますし
他の部分でも、同じ言葉をすぐ近い部分で用いているのが気になりました。
個人的には情景描写がちょっと多すぎるかなと。(特に>66の前半部分)
天気に関する文章が何度も出てくるわりに表現が揃っていないので
雨なのか曇りなのか、空の状況がわかりづらかったです。
ストーリーはこれからどうなるのか心ひかれる内容でしたので
文章がもっとわかりやすければ、面白い作品になると思います。
屋上に天井があるってどういう状態だろう
言葉はわかるけど、情景を想像しづらい文章だなあと思いました。
>太陽の輪郭が透けてみえる天井を見上げた。
快晴に近い曇り空だった。
夕暮れと言ってるのに今太陽が空の真ん中にあるような表現も、?
70 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/04/13 11:06 ID:7FYSo7wM
>>66>>67 頑張って修飾し過ぎだと思う。
情景描写に気合が入りすぎて、全体のバランスが崩れているのでは?
>壁に「立ち入り禁止」と関われていたであろう看板が、幾重にも塗り重ねられた殴り書きをされた状態で設置されていた
悪いけど意味がマジでわからん……
「『立ち入り禁止』とかかれていたであろう看板は、幾重にも落書きされもはや何がかかれているかもわからない状態のまま壁に設置されていた」
と読んでみたが。「関われていた」って誤変換? 恥ずかしながら俺の知らない表現なんだが。
誤入力&変換でもこんな変換にはならないだろうし。
その他前後で矛盾していたり装飾が過ぎたり誰のことなのかはっきりしなかったりする形容が多い。
某所で自分に酔っている文章というのがあったけれど、こっちのほうがそれっぽいなと思った。
冷静になって自分で読み直してみてほしい。
>>66 >>67 前の人たちが言うとおり、文章がクドイと私も思った。
それと散漫な印象を覚えました。
>演劇部にでも入っていればヒロインの役を射止めたに違いない。
ちょっとしたギャグなんだろうけど
シリアスな場面ならシリアスに徹したほうがいいと思う。
話の腰を折られるから真面目に読む気がなくなる。
そういうのが多くて、話が散漫になっている印象です。
「まだ整理していない文章」のように感じました。
自分でよく読み返して、削ったり足したりすればすごく良くなると思う。
誤字脱字チェックだけでなく
他人が書いた話を読むように冷静に読み返せば
クドイ文章もすっきりするんじゃないかな。
>>某所で自分に酔っている文章というのがあったけれど、こっちのほうがそれっぽいなと思った。
冷静になって自分で読み直してみてほしい。
同意。
そう、そういう事なんです。上手く伝えられなくてスマソ。
>>73 ジャンル全然知らなかったけど、面白かったです。
ただ「小説」とは思えないかな。
メールや掲示板を読んでいるようで、読みやすいと言えば読みやすいのですが
もう少し正しい日本語を使って
きちんとした小説に仕上げたほうがいいと思います。
せっかくの文章力がもったいない。
幼馴染間の微妙な心理が丁寧に描かれていて
スムーズに感情移入出来ました。
思わず私も遠い日の事を思い出したよ・・・○っくん、元気かなあ(藁
75 :
66-67:04/04/14 01:26 ID:nWG2Pzga
>>68-72 の皆さん
今、自分の文章を読み返してみました。
確かに情景描写が多い割に、どんな状況なのかよくわかりませんね
一つの文章が長すぎるってのもあるかもしれません。
もうちょっといらない文章を削って、読みやすい文章になるよう推敲してみたいと思います
レスありがとうございました
>>73 >>74さんとだいたい同じ意見で幼馴染間のどうしようもなく変わっていく心理、
特に、椅子を蹴り返す、のあたりすごく感情移入できました。
情景描写をもう少し入れてみたり、視点を変えたりすると
もっと深みが出て面白くなると思います。
ムッとする、という表現一つでも主人公の心中の場面ではまだしも
情景として使うなら、「顔を顰めて」や「眉を寄せて」など色々あると思います。
それから、正しい漢字があるところをカタカナに変えて表記するのも少し気になりました。
確かに「小説」とは少し言い難いかもしれません。
すごく繊細な気持ちを引き出して文章にするのがお上手なのに
もったいないなぁと思いました。
>73
前の皆様の意見と変わりますが、私はこの文体のままが好きかも知れない。
>>77 76ですが、意見が分かれるところかもしれない、とは私も思います。
79 :
73:04/04/15 00:01 ID:r7dc2mjk
拙作にいろいろな意見を頂きありがとうございました。
自分の文章を客観的に読むきっかけになりました。
小説らしい表現、ということを今後の課題に励みたいと思います。
」の前には。はつけないとか、…は……にするなど、あればとてもよかったと思います。
庭球王子は知りませんがおもしろかったです。
これからもがんばってください。
豚切りですが、うpローダを用意した方がいいんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか?
82 :
1:04/04/17 00:27 ID:N5jsp1Ti
>>1です。
アプロダ用意した方が良いのかも知れませんが、
何せ、投稿者はHP-URLを出すものとばかり思っていたもんで。
しかし、「用意しろ」と言われても、なんとも・・・
催促する貴方、用意してくれますか?(笑
今更1がでてきたのにビクーリ
だれも1にウプロダ用意しれとは言ってないと思うんだがw
ウプロダ要らないんじゃね?
それよりもこのスレに必要なのは、勇者だと思うよ。
>>58 オリジナル? なぜ姉にしたのかちょと分からなかった。
「姉飼い」って本に触発されたような内容だね。
86 :
58:04/04/17 20:13 ID:FKkqYh8Q
>>62 そういう視点もありですね。そういうことを「わたし」に考えさせれば、
その場以外の別の描写も可能になります
レスを返すタイミングを見失ってました。応援ありがとう
>>85 いや、
>>85さんのレスを読んで始めて「姉飼い」を知りました
かいたのは3年ほど前で、影響を受けたのは小林泰三の玩具修理者と人獣細工です
肉体損壊の描写に衝撃を受けて、書いたものです。
姉の描写は「わたし」が赤の他人と時を過ごしているのでは?と自問自答する描写が必要だったので書きました
ただ姉と書いたのは、伏線としては露骨過ぎたかもしれません
勇者と言う名の、猛者きぼん
晒してみます。自分の日記に上げた短編。
非常に馬鹿馬鹿しいです。メッタ切り御願いします。
朝起きると、股座からちんぽが生えていた。
それに気がついたのは便所の中である。
朝起きた時には、なにやら股間がごわごわもそもそするなあ、とそのくらいの感触しかなかった。
なるほど、今なら良く解る。此れぐらいの大きさしかないのであれば、感触などように感じるものでもないだろう。
しかし、異様な光景に私は下半身を丸出しにして口を開けた。
女性であった時にはあれほど奇妙でグロテクスだった一物が、今自分の股間から生えているのを見ると途端にそれが愛しくなる。
可愛らしく萎え、剥けた亀頭が私に向かって挨拶をする。
先ずやはり、如何しよう、と思った。
今までは座ってしおらしく小さい方を行っていたのだが、これからは男らしく立ってせねばなるまい。
ならば外出先で催したときに、私が入るべきは男子トイレだ。
髪の長く、胸のある人間が男子トイレに入ってゆく様を想像して私はほとほと頭を抱えた。
しかし、可愛らしい我が愚息は確かにそこにある。
ああ、我が息子よ、などて今更私の体に降臨したのか。
小さく息をついて、柔らかい肉の塊を指先でつついた時だった。
「!」
私は驚いた。なんだろう、この甘美な刺激は。
私の指が剥き出しの亀頭をなでると同時に、腹の底には奇妙な熱がたまってゆき、同時に薄っすらと頬が赤らんだ。
なおも私は、興味と好奇心をいい訳にして、その肉塊を弄繰り回す。
すると、腰もなく萎えきっていた我が愚息は水を得たように俄かにふんばり始めた。
余りの変化に、私は驚きを隠せない。
「・・・・・・・。」
みようみまね、で私は皮の辺りを引っ張った。ぴり、と亀頭に刺激がはしり、また一段と硬さを増した。
上向きになった鈴口を覗きこんで、尿道口から這い出た透明な液を塗り伸ばした。
「・・・・・・・・・!!!」
なんだ、これは。私は声も出せず、ただ体を捻り快感に耐えた。
面白いほどの気持ちよさが、てかてかと光りだした亀頭から伝わってくる。
女であった時分には考えられなかった快感だ。
それと同時に、頭の中には「セックスをしてみたい」という哀れな夢が持ち上がった。
女の肉体では敵わぬことである。自分の息子がどれだけの働きをするのか見て見たい、その好奇心もあった。
上を見れば限りがなく、ああ、優●としてみたい、いや、小池●子としてみたい。
いやいやここまでくるのならやはり、朝娘。だろう。だれでもいい。私のこの奇跡をしゃぶってくれ。
垂れ流す欲望に見切りをつけて、私はふと自分の周りの女性を思った。
街にでてナンパでもすれば誰やらついてくるのではないか、そう欲に狂った頭は考えたのだが、流石にまだ冷静ではあったようだ。
しかし、この体型ではいけない。それにこの風貌でもだ。直ぐに100当番されて、しまいにはNASAに売り払われてしまうだろう。
だからと言って友人に電話を掛け「チンポ生えたからセックスさせて」とも言いがたい。
これからの人間関係に多大な打撃を及ぼすことになる。
私は諦めのため息をつき、下着を上げた。もこもことした下半身は今だ納まりが悪いが、それも直ぐに解決するだろう。
私はトイレをでて、すぐさまパソコンを起動させた。
自分の股間で暴れる、お茶目な愚息を成敗するために、
電脳の波に溺れてゆくのであった。
やべ、貼った後で気が付いた・・・・。微妙に18禁?
この程度は大丈夫ですか??伏字使った方が良かったですか?
行き届かない人間ですみません・・・・・。
>>88 禿藁!!
面白かったよーー。
>上を見れば限りがなく、ああ、優●としてみたい、いや、小池●子としてみたい。
>だからと言って友人に電話を掛け「チンポ生えたからセックスさせて」とも言いがたい。
↑ とくにこのへんがイイ!
しいて言えば、もっと砕けたバカっぽい文体にしたほうが良かったかも。
「亀頭」より「きのこの山」とかww
でも硬い文章だからこそ、真面目ギャグでオモロイのかも知れないなー。
あー笑った笑った。アリガトン。
>>88 88ちゃんと文章書いたら上手いんじゃないのか?w
いや、むしろこのままでい続けて欲しいw
>88
はげわら。面白い!
文で笑ったの初めてだ。
自分もこんな文才がホスィ。
カフカの「変身」を、ちょっと連想させる文体ですね。
狙ったのでしょうか?いずれにしても笑いました。GJ
いきなりちんぽかよ・・・・・・退いたわ
98 :
88:04/04/19 00:20 ID:KrwqimZm
>>97 先ず初めに。すみません。貼った後で気が付きました。やっぱ伏字使った方が良かったですね。
引いちゃうかなぁ、とは思いつつ、勢いで貼り付けちゃいました。もうちょっと気を使えばよかったと後悔しています。
>>93-96 有難う御座います。笑える文章目指していたのでウケて下さるのは本当にありがたい。
まぁ、下にしか走れなかったのは少々痛いところではありますが。
まぁ、それとこりゃ同人板でいいのやら悪いのやら、なんてのも考えてしまって
もうちょっと考えるべきだったナァ、と。自身の軽薄さが伺えてしまってお恥ずかしい限りです。
半年ROMります。感想下さった皆さん、本当に有難う御座いました。
>88
なんとなく昔の筒井康隆を思い出しました。
筒井康隆ほどテンポ良くないけど。
文章は比較的読みやすいと思う。
でも言い回しとか、狙いすぎて滑ってるところがある。
あと、女性に生えてどうしようって話が、
だんだん男性の始めてのオナニーみたいになってきて、
ギャグからただのエロに収束してしまったように感じる。
>88
真面目な文体でトンデモな事象を語っているのが面白かったです。
松浦理英子の「親指Pの修行時代」を思い出しました。
あとは>99さんの後半に同意。
>100
懐かしいな親指P(w
>88
ネタも面白いし、文章も上手いと思う。
ただ文体が男性っぽく感じられたのと、最初の「ちんぽ」って言葉、
>99にあるみたいにだんだんテーマがずれて行ったこと等で、
途中で「あれ、これ女の人に生えたんだったよな?」と読み直してしまった。
文体はこれで味になっているとも思うので、あえて女性っぽくしてないのなら
的はずれの批評で申し訳ないです。
新しい勇者カモン。
ここに晒せる人って、マジ勇者だよね・・・。
チキンな私にはとても出来ないさ。今までの勇者たちに敬礼。
勇気を出して晒そうと思っていたら、
先にヘタレ字書きスレに晒されましたが何か?
サラマンドのひと?
その人はもうどっか別のスレに晒してるんじゃなかったっけ?
でもちょっとだけ、ここの住人の反応を見てみたい気もするw
おっと、104=106です。
久し振りにヘタレスレ見たら晒されてた哀れなヘタレです。
>>107 まあ、あそこは7割は同ジャンルの人間による私怨晒し&叩きだから気にすんな。
女性セブン(←廃刊だったらスマソ)みたいなもんだ。
ほんとちょっとカウンタが勢いづくと
ヘタレ字書きスレを確認しにいってしまう自分が情けないよorz
>>109 晒すほうの人格になるより良いだろ。
それよりここ憩いスレじゃないんだから、勇者キボーン。
私怨が大半とは言え、正直>50とか>105みたいに言うヤツがいるのは嫌だな。
過去ヘタレ字書きスレで晒されたからってなんなんだよ!と思う。
それとも、ヘタレに晒されるようなヤツはお断りなんですか?
見なかった事にしてやればいいのに。
まあまあ
ヘタレだろうがなんだろうが字書きには違いない。
勇者はどこだ。
僕たちは2201年の夢をみない。
僕の小さなころ持っていた、今はどこへ行ったか知らない百科事典には、過去の人々が夢見た21世紀が描かれた絵が載っていた。それは現代の僕たちから見れば滑稽で奇妙な代物なのかもしれないが、それにしたって心そそられるものであることに変わりはない。
むしろいっそ、それは現代の僕たちのほうこそ惹かれるものではないだろうか?もう今は見たいと思っても見られないそれを、僕は時々思い返す。それからSF。ありえない『未来』
現在の僕たちが空想する未来はあれほど色鮮やかにはなりえないだろう。僕なんかが想像できる範囲なんて知れたものだが、それをこえる事が起きるような気がしない。何が起こっても僕たちは言うような気がする。
「ああ、なるほど」
そしてこの僕の今一番欲しいものといえば、世界を終わらせるスイッチだ。
別にそれを使って地球を破滅させたいというわけではない。ただ持っていていつでも終わらせられると思っていたいのだ。
かなり終わってる。
予定調和に抗う気をなくした僕の望むのはそんなくだらない夢想だけだ。この色あせた小さな部屋も海も大地も、等しく何もかも吹き飛ばすスイッチ。それを手に入れたら、僕はうまく呼吸ができる気がする。
ずっと閉じたままのカーテンのこちら側で、僕はふと顔を上げた。つけっぱなしのテレビの電源を切る。ぼんやりしていて内容がわからなくなっていた。別に見たかったわけでもない。
意味もなく溜息をつきながら椅子に腰掛け、パソコンを立ち上げる。やることのない僕の恰好の暇つぶしだ。だらだらとほとんど一日中ネットにつないでいることが多い。たくさんの、たくさんのサイトがあるが、僕には別に特別好きなところはなかった。
だからのちに僕が彼女を見つけたのもほんの気まぐれがもたらした、偶然の産物だ。
暇にあかせて僕はリンクを出鱈目に辿っていた。あえて言えば「心の病気」系のサイトを中心に。僕は登校拒否児のなれの果ての引きこもりなわけだが、あんまりご同類のサイトは見ない。別に見ても感想が起きないからだ。
僕が見たがるものといえば、電波にしか見えないイタイところだ。本人が真剣そうであればあるほどいい。気合を入れて目に痛いレイアウトで作ってあると、なんだか心が和むような気さえする。ただしあまり立て続けに見ると飽きてくるのだが。
階段を上る音がして、僕は時計を見た。もうこんな時間か。
「ご飯よ」
何かをはばかるような母親の声がする。隣接する家が近いからそうなるんだろう。住宅地なんて何処でも一緒だ。
「うん」
僕は電源を落とすことにした。
「父さんは」
階段を下りて、母の後姿に僕は分かりきったことを問い掛ける。
「まだよ」
「ふぅん」
じゃあ俺は今日もあなたと面つき合わせて二人っきりで飯を食わなきゃならないわけだね。僕は無表情に椅子に座る。
別に彼女を憎んでいるわけじゃない。ただ愛するにつけ憎むにつけ、僕には母親くらいしかいないのだ。僕のこの狭い世界に存在するのはこの人くらいのものだから。
「いただきます」
「はい」
感謝の心のこもらない僕の空々しい言葉が、料理に複雑怪奇な作用を施して全ての味を台無しにする。食べる前から僕はもうおなかいっぱいだ。
ずっと、ここ何年か切れるのを見たことがないような気がするテレビがついて、騒がしく音を立てている。
僕の狎れきった母の顔。この椅子。壁。青い塗りのついた黒い箸。テレビ。壁に張ってあるカレンダーだけが変わるが、そんな些細な変化は僕に何の感動ももたらさない。
月日のたつのが遅いのか速いのかも、僕には分からない。ただ僕の死までは、まだ随分と間がありそうだ…。
長すぎ表示をかわそうと四苦八苦してたら、説明が後になった。
昔書きかけてやめたオリジナルを晒し。
>>117 遅いよ(ワラ
>>ALL
さて、ここでそろそろ、勇者を整理してみないか?
>>117 非常に読みにくかったヨ!
メンヘル日記ですか?
読む気を失くす文章&文体でいらっしゃる。
でも「本物の鬱」の匂いがするなー。
私は鬱病のケが微塵もないから共感できないのかも知れない。
言い忘れてた
>>117 まあ、嫌いじゃないね。(六割しか分からんかった)
>>119の言う通り、共感できなきゃ分からんわな。
>>117 なんでもない日常を描いてるのはわかるけど、それだけなんだね。
ここから何か起きるのかなー。ちょっと読みたいと思った。
>>119 鬱って言葉を使いたいだけなんじゃないかと小一時間(ry
>117
テーマが多くの人に受け入れられるというものじゃないけど、
私はかなり文体とか、気に入りました。(上っぽい言い方でゴメソ)
読んでて心地良い感じがして好きです。読んでいたい文章。
文章自体は言葉が足りない部分や、順番のせいでわかりにくいと思う所が多い気がしました。
もすこし言葉を整理されるといいと思います。
連投でスマソ。
>117
114部分では前後の関係なく取り留めない印象を受けました。
前章的に位置づけたり散漫な印象を持たせるのならこんな感じもオッケーですが。
115部分は周囲の描写が足りなくてどういう場所なのかつかみにくいです。
あと、彼女、についてを最後に持ってきたほうが、より印象的になったかと思います。
言葉の選び方とか個人的に妙に好きになってしまいました。がんばってくだしい。
117です。感想ありがとうございました。
実はオリジナルを人に読ませたのは初めてで非常にドキドキした。
メンヘルっぽいというのと、読みにくいというのに驚いた。
二次だと読みやすいとよく言われたので。
原作設定に負うところが大きいんだなと実感しました。
勉強になりました。少しレスさせてもらいます。
>>122 ここからネット経由の恋物語になって主人公がヒッキー脱出するんだったけど、
話が頭の中で完結して満足して止めますた。つまらない話だと思って。
>>124 今読み返すと、冒頭とかは自分で読んでも分かりません。
掴みのつもりだったんだろうけど、何が言いたかったのか。
言われるとおり、散漫だと思います。
精進いたします。
ナマモノでもオケーならサイト晒すんだけどなー。
>126にはオケーでも他の人に迷惑かかりそうですが
固有名詞を伏せたらどうか。
>117
文章や言葉の並べ方は私も好みで、読みやすいと思いました。
言葉と小道具で空気を作るのが上手な女性的な文で、
ジャンルではファンの人もいる書き手さんじゃないかと思う。
でも、おっしゃるとおりこれはおもしろくない話。
ストーリーは「だから?」で終わりそうな予感がするし、
主人公のキャラが内面、主観描写過剰で輪郭が見えない。
だからメンヘルぽくなるんだと思う。
二次だと読む側にあらかじめキャラへの思い入れや
リスペクトがあるから、そのキャラがしゃべってる、
内面を見せてくれるというだけで、楽しく読んでもらえるけど
同じノリでオリジナルのキャラを動かさないほうがいいと思う。
131 :
130:04/04/21 21:56 ID:Q41kTl2V
>>130 とても読みやすい文章でした。
切なさ加減も、個人的に好みです。
もどかしさや、ロボットとの恋に踏み出せない心が良く描かれていたと思う。。。
が、原作キャラを知らない私には、キャラに全く愛着が無いから
「浩之」が「セリオ」を、どうしてそこまで好きなのかが理解出来ない。
恋愛初期〜恋愛中期に全く触れずに、「別れ」だけ書かれても
ジャンル外の人には分からないんじゃないだろうか。
読みやすくて好きな文章だけど、感情移入は出来ないかな。
>>130 シーンが未来へ移行する場面が少し唐突すぎた気がする。
もう少し具体的に、かつ自然に描写していればすっと読ませられると。
全体的になんとなく、思ったのは、まだ二次創作の域を出ていない感じ。
別れのシーンの描写は良かった。
でも上に同じくジャンル外の人からするとわからない部分が多かったと思う。
有名ゲームではあるけどやったことのない人にはまるで「?」な内容だし…。
晒す文章選択を誤ったかも。
さてここからは私の好みの話だけど、
あなたの文章切なくて好きです。
キャラの好き具合が伺えるような感じで…。愛を感じましたw
ガンガレ(・∀・)
>130
文章はさらっとして読みやすく、口語文がジャンルにも合っていると思います。
自分はこの原作を好きなので、主人公やセリオの葛藤もなんとなく理解できて
切なさが伝わってきました。
以下は自分の主観なのですが、あっさりしているのが味だと感じつつも
もう少しキャラの描写があってもよかったのではと思います。
相手キャラの行動や表情を描きつつ、そうなる理由を説明出来れば
キャラを知らない人にも彼女の設定が少しは理解出来るのではないでしょうか。
それから、別れの場面はよかったのですが、上の方同様再会が少々唐突でした。
別れと再会と、どちらにテーマを絞っているのかわかりませんが
別れがメインなら再会の部分をすっぱり省略するとか
再会の場面を書きたいなら、もっとそれまでの過程で引っ張って
実際の再会をもったいぶってもいいと思います。
最後になりましたが、文体も好みだしとても読みやすく、他の作品も
読んでみたいと思わせてくれる文章でした。
特に「あの別れの〜」から始まる再会のための努力の下り、
短い文章の繰り返しが効果的で印象に残っています。
大昔、同人板で自分の小説を晒しまくったことがありました。
「終わるコミケット」って連作。
加筆したものを冬コミで売りましたが、結構ご存知なかたが多くて、
あっというまに用意した部数ははけてしまいました。
案外同人板見ている人は多いんだなーと実感させられた出来事でした。
136 :
1:04/04/22 21:36 ID:60cGJH0V
その子供は、少女のようにも少年のようにも見える、どこか不思議な雰囲気を持っていた。
ただ街中を歩いているだけだというのに、何故か目を奪われた。
だが、それだけだった。
少しばかり他人よりも目を引く人間など、街中を歩いていれば五万といる。
子供も、そんな中の一人でしかなかった。
ただ、それだけで終わるはずだった。
だが。
ふと子供が顔を上げたのに、彼は一つ瞬きをした。
じっと眺めていたのがバレたのだろうか?
子供は、何度か周囲を見回すような仕草を経ると、やがて真っ直ぐと彼に視線を向けた。
その顔は、やはり男なのか女なのか判断に困るようなものだった。
視線が絡むと、子供は驚いたように目を丸くさせた。
その目が、唇が、うっすらと笑みを刷いていく様に……今度は彼の方が目を瞠った。
いっそ無邪気にも見えるのに、どこかぞっとするような……兎に角、薄ら寒くなってしまうような奇妙な笑みを子供が見せたのだ。
*****
一体どうしてこんなことになっているのだろうか?
十メートル先は既に闇に呑まれている。
そんな、いっそ不自然なほどの静寂に包まれた夜を、彼は無我夢中になって駆けていた。
目の前で人が死んだのだ。
まるで豆腐か何かのように、いとも容易く頭蓋を砕かれて。
一瞬どころか、幾ら時間をかけて考えたところで、彼に状況を把握することは出来なかった。
ただ、人が死んだのだと。
そして、目の前で人を殺めたのが、いつだったかに見かけたあの子供だったのだと。
そしてどうやら、次は己の番のようだと。
脳が理解することはただそれだけだった。
だが、反して言えば、それだけが分かっていれば十分でもあった。
何が起こっているのかは分からない。
それでも、うかうかとしていては今度は己がやられる。
それが嫌ならば、逃げなければならない。
思考が行き着くよりも先に踵を返した彼を、子供はどこか悠々とした足取りで追ってきていた。
別段慌てているようには見えないのに、全力で走っている彼との距離はいつまで経っても開かなかった。
忌々しげに舌を打ちながらも、彼は足を止めなかった。
一度止めてしまったら、総てが終わってしまうと分かっていたのだ。
足を止めたら、あの子供に捕まってしまったら、その瞬間に総てが終わる。
きっと殺されるのだろう。
先刻の人間のように、いとも容易く頭蓋を砕かれて。
そう思うと、自然と足は前に前に進んだ。
既に下半身どころか、肩にまで痺れるような感覚があったが……それでも立ち止まるわけにはいかなかった。
足を止めたら、殺される。
理由は分からないが、それだけは分かる。
目には見えない恐怖に突き動かされるようにして、彼は必死になって子供から逃げた。
138 :
3:04/04/22 21:41 ID:60cGJH0V
いつまで続くのか分からないような子供との追いかけっこは、だが思いもよらぬほど唐突に終わりを告げた。
人っ子一人見えぬ高層ビル街の隙間から、一筋の光が差し込んできた。
その瞬間に、背後に迫る恐怖の気配が音もなく消えた。
初めは何が起こったのか分からなかった。
ただ、背中が軽くなったと感じただけだった。
子供が姿を消したことに彼が気付いたのは、それから暫く経ってからのことだった。
恐る恐る背後を振り向いたその向こうには、既に子供の姿はどこにもなかった。
その代わりのように、気だるげに歩く人影がぽつりぽつりと視界に映った。
それまではどれだけ見回しても人影など見えなかったのに。
まるで、世界には己とあの子供、ただ二人だけになってしまったかのように閑散としたものだったのに。
139 :
4:04/04/22 21:41 ID:60cGJH0V
子供の姿がどこにも見えなくなったと分かると、彼は漸く足を止めた。
その瞬間に、腰が砕けてしまったように彼はその場に座り込んだ。
一体何だったのだろうか?
悪い夢でも見ていたのだろうか?
そうだ、夢だ。
幾らなんでも、子供にあんな真似が出来るわけがない。
人間の頭を砕くなど、大の大人でも出来はしないだろう。
ならばこれは、やはり夢なのだ。
夢ならば早く醒めれば良い。
目を覚まして、いつもと何ら変わりのない日常を送りたい。
そう願うと、彼はふらりと立ち上がり自宅に戻った。
服を着替える気力もなくベッドに潜り込むと、すぐに意識が闇に沈んだ。
おかしな夢はこれで終わりだ。
次に目覚めた時には、日常が戻って来ているのだ。
そう信じて疑うことなく、彼は沈みゆく意識に抵抗することなく両目を閉じた。
だが。
この奇妙な出来事が夢ではなかったと思い知らされるのは、それから僅か数時間後のことだった。
夜が訪れたと同時に、また子供が姿を現したのだ。
*****
141 :
130:04/04/23 18:40 ID:DXSYXbQz
>132-134
ありがとうございました。
完全捏造CPなので(ゲーム中攻略不可)最後の別れだけを書いたものでしたが、
私の最大の欠点の1つ「描写が少ない」
と言うのが早々に浮き彫りになってしまったようですね。
特に一人称と言う事もあり、
心理描写に夢中になりすぎて、情景描写をスカッと抜かしていました。
我ながら、「君ら今どこで何してますか?」と問いかけたい気持ちになります。
>ジャンル外の人からするとわからない
二次を選んだ時点で、それは当然なのでしょうが、
上にも書いたように、さすがにわからなすぎだろう、と思いました。
晒す文章を誤ったと言う意見も尤もだと思います。
>134
メインは「再会」だったのですが、別れを書いて満足しきってしまい
肝心の再会がとってつけたようになってしまったようです。
なので唐突な印象を与えてしまったのではないかと思います。
メインのはずなのに、「なくてもいいシーン」になってしまっているのに
そのまま「再会」をメインにしたままだったのは失敗だったと思います。
「別れ」をメインにするか、それかもっと必然的な「再会」をさせるようにするか、
どちらかにすれば良かったと思います。
文章自体には好意的な意見が多かったので、
このまま如何に効果的にさりげなくわかりやすい描写を入れるか
と言う事を考えようと思います。
あと、今回は二次創作と言う大きな後ろ盾がある状態でしたので、
オリジナルではどうなのか、というのも聞いてみたいと思いました。
>>136-139 全体的に視点の切り替えが多すぎてついていけません。
あまりに抽象的すぎる文が多いと思います。
今彼はどこをどのようにして走っているとか、焦っている様子を「転びそうになった」など
情景描写として入れていくとリアルさが増すと思います。
逆にそういう描写がほとんどまったくない状態で文を書かれているので、
世界に入っていけず正直すごく読みづらかったです。
気持ちだけで文章が先走ってる印象を受けました。
もう少し落ち着いて書くといい文章になるのでは?
規制されてたので遅レスですが
>130
おもしろかったです。
文章、構成にはぎこちないところもあるけれど、
(「来栖川芹香に何度も衝突し」は「芹香と何度も衝突し」
じゃないかな?とか)
原作を知らない自分にも、作者の、セリオというキャラと
主人公と彼女の関係に対する思い入れが
素直に伝わってきました。
上で「二次創作の域を出ていない」という意見もあったけど
自分は、その域を出ない謙虚さも含めて、
二次創作として良い出来だと思います。
ところでソース見ても「晒し中」とかなかったけど、
これ130さん本人のものと見ていいんだよね?
>136-139
申し訳ないけどこれは厳しいです。
子供のルックスがとても大事なツカミになるはずなのに
「少年のようにも少女のようにも見える」
「少しばかり他人よりも目を引く」と、語り手の印象だけしか
語られないため、読み手は直接、子供の姿を
イメージできません。
その他の点は142さんに同意。
146 :
145:04/04/25 04:27 ID:3Xya8ilk
ごめん、今見たらちゃんと『晒し中』ってまだ表示されてる
ていうかアドレス削ったら晒し専用ページをわざわざ作って
あの小説置いてることに気がついた。
130なんか可愛いな…( ´∀`)σ)Д`)
すみません、136〜139、自分の書いたものなんですが…こちらに晒した記憶が
ありません……_| ̄|○
サイトのお客さんに「晒しましたか?」というメールを頂き、初めてこちらを知った
次第であります……
136〜139は、自分が見た夢を分かりやすく(?)書くためにSS風にして日記に上
げたってだけの文章だったもので……真面目に評価してくださった方には非常に
申し訳ないです。
折角なので熟読し、今後の自分の作品に反映してけるようにしたいと思います。
本当に、お目汚し失礼しました_| ̄|○ ダレカニ ウラマレテンノカスィラ・・・
逝かせていただきます。
・二次創作(タイーホ)
・ドリーム系……?
・ハードボイルド風が目標
よろしくお願い致します。
「広沢 詠二巡査、墨東警察署地域課勤務を命ずる」
特に志望というわけではなかったが、ただなんとなく警察官採用試験を受験し、合格。
中野の警察学校で一年のお勉強の後、巡査を拝命し、墨東署勤務となって早半年が過ぎた。
配属先は綿糸町駅前交番。墨東署の中でも結構扱い件数の多い場所である。
名前の通りJR綿糸町駅前に位置していることもあって、昼は道案内や遺失物の書類書き、
夜は酔っ払いの喧嘩やタクシーのトラブルなど多種多様。
経験値を上げるという意味では最適かもしれないが、
「ちょっと……ハードだよなぁ」
そんなことを考えるようになっていた。
自分の警察官としての志望……というのは、特にない。
なにせ「なんとなく」で選んだ職業である。警察学校でテレビの刑事ドラマは嘘っぱちだ、
というのはしっかり教わった。多少の憧れがあった「刑事」という響きも、今となっては何の感慨もない。
白バイも、バイクの免許を取る気すらなかった自分にとっては憧れを抱く対象ではない。
パトカー乗務の交通課というと、大学時代の同期連中からは総スカンを食らいそうだし、
年中ヘルメット着用じゃあ頭髪だって心配になる。となると……やはり今のままが良いのだろうか?
でも、ずっとこのままというのも……なぁ。青免(緊急自動車運転免許)くらいは取りたいかな?
そうすれば堂々とパトカー運転できるし、夏場は楽だろうなぁ……
そんな、とりとめもない考えを巡らしながら日常は過ぎていく。
なんとなく連絡を取り合っている同期の連中は、それなりの目標を見つけている。
湾岸署に行った奴は刑事研修生候補になろうと実績を稼ぐのに勤しんでるし、
葛飾署に行った奴は高速隊に行きたいなんて無茶を言っている。
でも、目標があるだけ自分よりはましなんだろうか?結局考えはそこに行き着いてしまう。
特に志望して選んだ職業ではないとは言え、疎外感は募る一方だった。
特に今の職場に不満があるわけではない。班長や先輩も気さくだし、
ハードだとは言え仕事量も寝る間がないほどではない。よその署の連中曰く
「墨東署はレベルが高い」
なんていう話もある……何のレベルかって、「婦警が可愛い」という良くあるネタではあるのだが。
興味がないといえば嘘になるが、あえて積極的に動くつもりもない。
となればレベル云々というのはあまり意味を持たなくなる。そもそも、この不況の世の中で、
無事就職できてやってけてるだけましなのか?さらに何かを望むというのは贅沢なんだろうか?
まぁ、急いで結論を出すまでもあるまい。オレは今を生きられれば良いのさ……
「おっ、ちょっとカッコ良いかも、オレ……」
……アホくさ。仕事仕事……書類がまだ片付いてないんだった。
これ終わらないと引継ぎできないんだよ……他のみんなが巡回から帰ってくるまでには
仕上げておかないと何言われるか……
宙を泳いでいたであろう視線を落とせば、まだ半分程度しか進んでいない書類が視界に入る。
溜息を一つ吐き、ボールペンを手に書類の始末に取り掛かった。
§以上です。宜しくお願いいたします。
移転に気づかずレスが消えてしまったので再度。
>148-151
文章は読みやすく書けていると思います。
でも、ハードボイルドとはまったく逆の印象ですね。
「……」を使い、全体に優しく柔らかい文体で、
主人公の性格も、いい加減でちょっとつっこみ上手な
ありがち現代青年にしか読めません。
ここから期待される展開は、そんな彼が事件をつうじて
少しずつ成長していく青春記です。
でも、それとして読めば楽しいと思う。
にしても、主人公の自分語りがちょっと長すぎ。
全体の長さはどうか知りませんが、
ここ(おそらく冒頭)で一気に、
彼に自分の背景を語らせる必要があるのでしょうか?
このての新井素子式?一気自己紹介ってよく見るけど
じつは上手く書くの難しいと思う。
普通は、事件や場面をつうじて見せていくほうが、
読者の興味は長持ちするよ。
ただ、それはオリジナルの場合で、
二次創作では求められるものが違うから、
>149-151の内容を、
原作の読者がすでに知ってるかどうかで違うと思う。
知っていることならそもそもこの紹介を書く必要はない。
でも、こうした背景が原作でまったく語られていないなら
原作ファンにとっては楽しく、意味のある冒頭だと思う。
>>148 すまんが、かなりヘボンで1行目で諦めてしまったよ。
出直してきてくれ。
>148
出だしはハードボイルド風が目標というのもわからないでもないですが
文章が進むに連れて崩れていくというか、逆に柔らかい文体になっていきますね。
しかも、おそらくこちらの方が書き慣れているんだろうなと感じるので
普段はくだけた文章を書いている方なのだとお見受けします。
路線を気にせず普通に読めば、>152さんの指摘のように、軽い感じの青年を
主人公とした話として楽しめるのではないかと思います。
ただ、軽い話にしては説明的な文章が多い感じで、やはり全体的に
アンバランスな印象でした。
また、話そのものに動きがないのに主人公の心情語りばかりが続いて
途中で読むのが辛くなります。
原作を知らないので、この主人公に全く感情移入が出来ないせいもありますが
最初に一気に語るのではなく、イベントを挟んで説明していくなど
読者を飽きさせないようにする工夫があればなあ、と思いました。
155 :
148:04/04/28 23:37 ID:V2uZlKbC
どうもありがとうございました。
また補足説明が足りず失礼致しました。
2次創作長編物の冒頭部分で、出てきているのは自分が作ったキャラクターです。
ストーリー的には>152のおっしゃる通りな感じです。
ご指摘いただいた「自分語りが長い」というのは自分でも気になっていました。
この後すぐ事件に巻きこまれるもんで、冒頭で一気に説明をしてしまおうという焦りがあったんです。
今回ご指摘いただいたことで、もう一度その辺を煮詰めなおしてみることにします。
また、「ハードボイルドじゃない」というご意見もいただき、ありがとうございました。
やはり難しいですね……新宿鮫をもう一度読み直して勉強します。
重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。
156 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/05/01 15:53 ID:1jwwRCV4
保守age
二次創作だから仕方ないのかもしれませんが、登場人物の名前が
出て来るのが遅いです。カイナ、という子がオリキャラなのですね。
せっかくなのでこの子視点三人称にして、神の視点三人称をやめてみては。
坊主一行と比べ、オリキャラのこの子だけ個性がわからないので……。
地の文も少々長過ぎるようで、テンポが悪いように思えました。
ストーリーは耶雲編ベースですか。原作で描かれているだけに、ストーリー力
が問われる所ですね。同ジャンルです。頑張ってください。
>>148 遅レススマソ
最初読んだときは「ハァ?」だったが、長編の最初ということなら納得
漏れも逮捕系は好きなんで、この後どういう風に進展するか気になりまつ
続き書けたら晒しキボン
>>157 小説としては良いような。
しかし二次小説となると、萌えが足りないんじゃないかな?
好きキャラ目当てで読んだとしたら
あまりに淡々とし過ぎてて物足りなく思うかも。
文章はしっかりしてるが、話はつまらないってかんじかな。
NHKドラマを見ている気分になった。
連投スマソ。
>>160 原作知らんので、主人公の切ない気持ちがあまり伝わってこなかった。
地の文は読みやすくて良いと思う。
が、個性がまるで無い気が。
魅力的な文章ではないと思った。
可も無く不可も無く。。で、長編だったら読むのが苦痛になるかも知れない。
>157
書き慣れていて、悪くないと思います。
ただ、一文が長く展開も遅めで、
ネットで横書きで読むには少々退屈かもしれない。
オフのほうが向いてるんじゃないでしょうか。
あと、原作を知っている目で読むと、
157の文体と、原作の雰囲気との違いが目につくかも。
原作が強引でケレン味たっぷりの作品なのに、
まじめでこぎれいにまとまってるので、キャラと話が
噛み合ってません。
このジャンルは、少々厨くさいハイテンションで飛ばす
書き方のほうが、原作の雰囲気は出るんじゃないかな…
>160
個人的には好みでした。
淡々とした語り口で、162の指摘も外れてないと思いますが、
シチュエーションと小道具から、
主人公があるじを思う気持ちの中に、
せつなさと同じくらいエロチックな乾きを感じて萌えましたw
ただ、「冷や汗をだらだら」は文章が一気に漫画になって
ちょっと残念。
男性向けだと、こうした小笑いみたいな部分がないと
逆に辛いのかもしれないけど…
2作とも原作を知らないうえに、完全な主観ですが…。
>157
文章が説明的過ぎ。特に前半。あまり読み進めようという気になれない。
2、3及び4センテンス目前半は1センテンスにまとめ、光を効果的に描写するとか、
アクションシーンを盛り上げるとか、もっとメリハリをつけてみては。
>160
静けさが雰囲気を盛り上げていてきゅんとした。
切ないのに感傷的ではないところがいいと思ったので、
個人的には最後まで涙を見せないでいてくれたほうが好みだった。
オリジナル小説の導入部です。評価お願いします。
勇者サラマンド。
13にして王国を襲ったドラゴンをうち倒した男。
その後も国に降りかかる数々の難問を解決に導いた男。
わずか15にして勇者の称号を得た、大陸唯一の男。
けれど勇者は、突如として姿を消した。
数々の名誉も地位もうち捨てて。
8年で、彼は伝説になった。
だが、王国に闇が影を落とす今、再び勇者は姿を現す。
クールでニヒルなナイスガイ。サラマンド山田。
今、彼の運命が変わろうとしていた。
不穏な空気を感じ取ったサラマンドは、己に課した禁忌を破り、一路王都へと向かった。
国にも民衆にも、もう何の義理も未練も感じない。
何より、今では誰も彼の姿を覚えてはいないだろう。
『暁の勇者』
その名前だけが一人歩きしているのが現状だ。
まるで都合の良い神のように、何でも叶えてくれる魔法の呪文のように、人々はその名を呼ぶのだ。
そんな状況に嫌気が差して姿を消したはずなのに、今また、彼は王都へ向かっている。
『暁の勇者』
彼にとって重荷でしかないその呼び名が、今も彼を縛り続けているのだ。
迷いの森と呼ばれる難所にさしかかった時だった。
サラマンドは前方に、なにやら怪しい人影を見とめた。
怪しさこそあれど、危険を感じる事はなかったのだが、サラマンドは慎重を期して、静かに間合いを詰めた。
人影の正体は、小柄な少女。
ふわりとした優しい感じの服を着ていて、とてもこんな危険な場所にいるような格好だとは思えない。
最初、森に迷い込んだ村娘かとも思ったが、その背には華奢な体と服装にそぐわぬごついリュックを背負って、しかもよく見れば剣まで所持していた。
どうやら、ただ森に迷い込んだだけ、と云うわけではなさそうだ。
少女は見るからに疲労の色を隠せない様子で、それでも一心に前を目指して歩いている。
ただの迷い込んだ村娘ではないようだったが、手練の冒険者とはとても思えない。
この森は、そんな娘が、しかも一人で気軽に来れるような場所ではない。
一体少女にどのような理由があるのかはわからないが、如何にクールでニヒルなサラマンドであろうとも、この状況を見過ごす事はできなかった。
一歩また一歩と、ピンクのボンボンが可愛く揺れる少女に近づいていくサラマンドは、次第に、なんだか隠しようのない違和感を感じ始めていた。
更に近づいて、そして理解した。
彼女が持っていたのは、荷物だけではなかったのだ。
少女は、男二人をロープに縛り付け、引きずるようにして歩いていた。
それは確かに疲れるだろうと、サラマンドはしみじみと納得した。
察するに、彼女はひとりで森に入ったのではなく、 先の戦闘でその二人が戦闘不能に陥ってしまったが為にひとりになってしまったのだろう。
これでますます見過ごすことが出来なくなってしまった。
サラマンドは少女に声をかけるべく一歩踏み出した。
今では認めざるを得ない。
それは間違いだったのだと。
彼は良心など捨てるべきだったのだ。
完全なる失敗。
だが、それに気付く事が出来なかった。
今彼は、転落の人生への一歩を踏み出した。
けれどそれを知るのは、もう少し先の話になるだろう。
サラマンド山田は宿屋にいた。
あの森での出来事の後、サラマンドは倒れた男2人を蘇生させ(彼は勇者だけあって魔法も使えるのだ)少女の持っていた荷物を2人に渡すと、サラマンドはそのまま言葉も交わさず彼らと別れた。
彼は勇者サラマンド。その辺の旅人と馴れ合うわけにはいかないのだ。
件の3人組は、少女と少年と剣士風の男の3人パーティーのようだった。
見たところ剣士風の男の足を他の2人が引っ張り合っているように思えたが、運のないヤツだと思っただけで、敢えて何も云わずにその場を去る。
彼は暁の勇者サラマンド。
余計な詮索などせず、更には名を名乗ることも許されない。
それが勇者というものなのだ。
王都に向かってクールに森を抜けていくサラマンドの目の前に、突然、彼とは反対方向に向かったはずの3人組が目の前に現れた。
「なっ……!」
寝耳に水とはまさにこの事だ。鳩に豆鉄砲でもいい。
とにかく、これには流石のサラマンドも驚かないわけにはいかなかった。
彼らが対峙しているのは、モンスターの中でも最弱と呼ばれるスライムが4〜5匹。
手助けの必要すらない程度のモンスターだが、驚きのあまり呆然としているサラマンドの目の前で、あっという間に男2人が倒された。
「……マジ?」
思わず呟くサラマンド。
勇者に有るまじき言葉だが、出てしまったものは仕方がない。
唖然とするサラマンドの前で、残された少女は、2人が倒れたことなど気にもとめずに、持っていた剣を慣れない手つきでぶんぶん振り回すと、あっと云う間にスライムを倒した。
この事からも更にわかるだろうが、スライムとは、明らかに素人であると知れる少女の剣技ですら倒せる程度の敵なのだ。
少女が倒れた男達のことをまったく気にしていないのは、彼女が冷たいからと云うよりは、もう慣れた情景だからのようだった。
スライムを倒した少女は、地面に落ちた金を拾うと、手慣れた様子でさかさかと男達に紐を結びつけると引きずって行き始めた。
最初に自分が見た光景はこれだったのかと、サラマンドはぼんやりと考えた。
サラマンドは悩んでいた。
何故、反対方向に行ったはずの3人が自分の目の前にいるのか。
何故、スライムの一撃に彼らは倒されたのか。
何故、少女は黙々とそれに耐えているのか。
サラマンドには分からないことだらけだったが、
「ちょっと……」
「はい? ……あ、先程の……」
これはどうにも声をかけずにいられない状態だと判断した。
ここで助けなければ男が廃る。
当然、人として町まで送るのが礼儀と云うものだ。
サラマンド山田は宿屋にいた。
彼は1人ではなかった。
サラマンド山田は男は捨てなかったが人生を捨てたことにまだ気づいていない。
以上です。
長くなってしまいましたが、よろしくお願いします。
……ヲイヲイ
本当に自作?
別板で晒し別スレで晒され、この上まだ批評を求めますか?
別板のコピペで?
(・∀・)ニヤニヤ
批評をお願いします。
オリジナルです。
長編の導入部なんですが…
客観的なご意見が聞きたくて、晒させて頂きます。
「人殺し!」
耳元で叫ばれた。うるさかったし、助けた人間にけなされたくない。だからオレは銃を片手に言い返した。
「こっちがやられるところだった」
「殺さなくたっていいじゃないか!」
「証人はもういらないんだ」
答えると怯えたように目を見開かれた。
やれやれ、特別捜査部の悪評が広まることだろう。
相棒の北原が小柄な体をあらわした。うさんくさそうに、俺が保護した男を見る。
「なんだ、そいつは」
「一般人らしい」
「助けたのか。足手まといだ、放っておけ」
言葉を飾らない男だ。
「そういうわけにもいかない」
「……お優しいことで」
北原は挑戦的に言った。慣れているので腹は立たない。
「証人は必要だ。おまえのことだ、手加減しなかったんだろう?」
「つかまえたって、すぐに釈放されるだけじゃないか。再犯防止だ」
まあ、過激な言い方だが内容は正しい。少なくとも、高原市第十三区の特別捜査刑事にとっては。
都市国家高原は宗教都市と犯罪都市の両面を持つ。広域宗教の発生地であり、本拠地なのだ。そのため、他市からの巡礼も多い。よそ者が増えれば犯罪も増加する。と、表向きはそうなっているが、特別捜査部では違う見解がある。
広域宗教の関係者が犯罪に関わり、それを組織しているのだ。何が聖職者だ、とは思うが、大声では言えない。
ちなみに、特別捜査部の特別は、聖職についている犯罪者の捜査を専門に行うという意味だ。高原市には敬虔な信徒が多数いる。彼らには聖職者を迫害しているように見えるらしい。おかげで、特別捜査部刑事は地獄の悪鬼あつかいだ。頭にくる。
不意に頭上から天井の破片が降ってきた。北原がただでさえ小さい体をちぢめる。
「何をしているんだろう?」
「知るか」
「建設的な意見だな。感銘を受けたよ」
わざと皮肉を言うと、北原は鼻で笑った。
「馬鹿な問いには、それ相応の答えしかないんだよ」
本当にいい性格である。俺は帰ったら部長に頼んで相棒をかえようと決心した。
民間人の男がわめいた。
「何をしているんだ?! 早く逃げるぞ!」
北原が目つきを険しくする。
「誰がてめえに助言を求めたんだ?お荷物はお荷物らしく、おとなしくしていろ。せめて口を開くな」
「わ、私は証人なんだろう? いなければ困るのはおまえたちだ」
震え声での強がりを北原が嗤った。
「いなくたって、かまわん」
「そのとおり」
俺は北原に賛同した。助けたのは、俺が心優しい男だからだ。証人なんていなくてもいいのだ。救助の言い訳のようなものだ。一般人が一人いるだけで、こちらの行動は大きく制限されるのだから。
「静かにしてほしい。あなたの身の安全は二の次だ。こっちは仕事なんだ。もう少し様子をみる」
「市民の生命が優先だ!」
情理を尽くした言葉を無視して叫ばれ、俺はうんざりした。北原が怒鳴り返す。
「何をぬかしやがる。てめえのからっぽ頭をぶち抜けばいいだけなんだぜ。逃げたきゃ一人で逃げやがれ。殺されたってオレたちの責任じゃない」
俺は物音に気づいて片手を上げた。
「弁論大会は中止だ。静かに」
北原と俺は銃を構えて身動ぎしなかった。そこに聞き覚えのある声がかかった。
「そこに誰かいるのか?」
俺は思わず微笑んでしまった。北原が血を逆流させているのが目の端にうつる。こんなところで長年の標的に会えるとは、とんでもない幸運である。
しかし、典型的な無心論者にありがちだが、俺は幸運をあまり信じなかった。はたして、というべきか、その幸運は壊された。
「ここにいるぞ!特捜部刑事も一緒だ。助けてくれ!」
幸運のは会社は、俺が助けた民間人だった。近づきかけていた足音は素早く遠ざかった。追っても無駄なことはわかった。恩を仇で返されるとはこのことである。
俺は北原が怒りをこめてその男のえりくびをつかむのを見たが、あえて止めなかった。
北原の気持ちはわかる。俺も参加したいくらいだった。
以上で場面転換になるので、切ります。
長文失礼しました。
よろしくお願いします。
なんかここの所、晒している人のレベルが下がってきている気がする
最初の頃は、割と上手い人が多かったのに
>>173-174 稚拙。読むのも辛い
>170
いくらなんでも本人じゃないだろ。
いっぺん晒して更に晒されたもんを、また更にコピペで晒し直しなんて
フツーしないだろう。しかも>105のようなファソの方がいるのに。
でも、万が一本人だったらいけないので、
批評を……した方がいいのか?
元々批評スレに晒してたヤツだから、本人も喜ぶかもしれない。
わきゃないか。
それにしても、ヘタレ字書きスレと住人被ってんのな。
俺もそうだけど、なんで知ってんだよw
>176
どの辺りまで上手かったと思う?
個人的には、最初の頃からあんまり変わってないと思うんだけど。
でも、あんまりそんな事言うと、晒す奴いなくなるぞ。
そうかな、最初から上手い人もそうでもない人も
いると思うけど。
>165-169はスルーでいいの?
自作じゃないとかマルチ確定ならスルーします。
>173-174
うーん、残念だけど176の言うとおり。
小説を書こう、という気負いが強すぎるのかなあ。
文章のリズム、言葉のセンス、
もっと勉強したほうがいいよ。
>173-174
いわゆる「台本みたいな文章」というのか、ぶちぶちに切れていて読みづらい。
セリフと地の文が繋がっていない、地の文で主語を省略しすぎ&短く区切りすぎ
それ、その、等の指示語あたりがほとんどない、あたりが主な原因だと思う。
「その時」「そう言うと」とか、行動やセリフ同士を繋げる言葉を少し使えば
もっと流れが生まれるのでは。
>176
自分も最近特にレベルが下がったとは思わない。
俺も、最近晒してくれる文章がどんどんヘタレになってきている気がする。
なんていうか、>135以降は、読む気もしなくなってきた。(例外あり
本気でつまらない文章ってのが、こんなに苦痛とは思わなかった
ってのもあったと思う。
HPまで晒せる勇者の文章は面白いのだが、ここに直で書き込む奴はガクガクブルブル(AA ry
そりゃ筋の見えない文章なんて面白いわけないじゃない。
文句をつけてる香具師はいったい何がしたいんだ?
>173-175
いきなりの場面展開に何が起こってるのか良くわかりませんでした。
導入部ということなので、しっかりと場所や状況、人物の説明描写を入れてほしいと思います。
>179さんに同意。
一度頭に浮かんだ情景から文章を切り離して、客観的に読み返して、
わからない部分を書き足すなどしてみると良いと思います。
話の筋自体はこれからに期待がかかりました。
>>181 多分、筋も糞も無いぞ
筋が見えないのは、書き手が文句を言う香具師以下だからでは
じゃあ、176や180は、これまで晒された中で
どれが比較的良い文章で、
どのあたりがとくに良くない文章だと思う?
とりあえず自分は、
>117>131>160あたりが良かったと思うな。
117は読む人を選ぶかもしれないけど。
ここではウケてたちんぽ>88は、文章はいいけど
なんとなく同人板向きじゃないと思った。
流れ切ってすみませんが173-175です。
ありがとうございました。
率直な言葉から、自分のヘボン度がよくわかりました。
友人たちからは優しい感想しか貰えなかったので、
思い切って晒して良かったです。
>178>179>181さん方の批評を参考に、もう一度、最初から書き直してみます。
もっと勉強するぞ!(`・ω・´)シャキーソ
>>184 説明もなにもないまま、会話ばっかりの文章は、
誰が何を言っているのか分からなくなる。
まるで、予備知識なしで源氏物語を読むくらいつらい。
だから、HP晒せる程度の奴が書いているのは比較的面白いわけだ。
でもここにそのまま書いたのでも面白いのはあったけど、
やはり前置きもなしに書き始めるのはヘボンばっかりだったと思う。
これでいいですか?
>186
ダメです。
>186
つまり、URL晒したのは良くて、
コピペはダメが多いってこと?
でもそれ、最近のがだめで、前のはよかったって
意見の根拠にならないつうか、矛盾してるんだけど。
つけたし
前にもあったけど、ヘボンのニュアンス間違ってるよ。
あぁ、そういうことか。
すまん、前のが偶々晒していただけであって、
晒していたのはコピペより良いのが多かったってだけ。
それだけですよ。
だいたい、本当のヘタレはHP晒せませんって。
>188が必死なヘボンに思えてきたよ
>190
前のが云々は文章として意味不明
ヘタレはHP晒せないって決めつけの理由もわからない。
必死なヘボンてやっぱ使い方間違ってるし。
それで他人の文章に文句つけても説得力ないよ。
つうか、なんにせよ、
下手ばっかりだって文句たれるのがそもそも筋違いでしょ。
ここは上手な人の文だけを楽しむスレじゃないし。
コピペ晒しじゃ全体がつかめないから批評しにくいって
意見なら、以後、そういう人もいると晒す側が認識した上で、
晒し方を考えればいいと思う。
>186
でも>130はや>157は、晒し用のサイト作ってるから、
HP晒しではないよね?
これはどうなるの?
あと、へぼんはヘタレとは違うよー。
へぼんが更に上に行くとボボンになるらしい。
>165-169みたいなのがそうみたいだけど、
でも、自分には普通に見えるんだけどな…。名前変だけど。
193 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/05/07 16:12 ID:EUFQyf2I
,r''" ̄`>'''""''''''''''―、
/ r''" ./ // !iヽ`、 、ヽ、
/ /ミ-、/i/ | | | '! `、`、ヽ
| |`、 || | | | | `_L`、ヽ
| |\ ヽ| |レ--t-―',-rL`"
| \,r-.,/ イ"`!` |_| | たった一つの命を捨てて
. | (, |\ ``-' 、/| 生まれ変わった不死身の体
| ト\  ̄ ̄ ̄ ̄ノ ノ 鉄の悪魔を叩いて砕く
.`,. ! `i\ // マコーンがやらねば誰がやる
| .レ|  ̄ ̄T'"
| / 二ニ- 、 E\
| /三---二\_>Lヽ
.| レ" ̄"ミ''T-.,ミ-., \ト、
/ ,ノ `-.,\ `ヽ.、`,ヽ
/ ,ノ| r'"'''―-.,_ ``ー.,_`>L
. /-" | `i  ̄ _ヽ
194 :
160:04/05/07 20:44 ID:E0R3WHzr
ご批評いただいた皆様、ありがとうございました。
同人仲間に自分と同じ字書きがいないもので、非常に
参考になりました。今後はもっと色んな本読んで、
そして原稿書いてもっと魅力的な文章が書けるように
がんがります。まずは夏コミの原稿からー!
195 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/05/08 00:07 ID:0220coOR
>160
あんたには文才が在る。
頑張ってください。
>191の弁解って、イタいよな。
>190は、彼を追い詰めすぎだと思う。
虐めてあげないで。(頭の)弱い人は守らなきゃ。
アゲつつ言われてもねえ…w
>>197 初めに思ったのは、少し短すぎるかなぁということ。読んでいて
やや味気ない、という印象を受けました。丞相が友からの
手紙がいつまでも来ないことに対していらつく場面でも、
描写が簡潔すぎて感情移入しにくかったです。地の文は
読みやすかったので、もっと文章の肉付けができれば
より良いものが書けるのではないか、と思います。
最後の鳥を使った演出は良かったと思うし、個人的にも
好みでした。
後これは個人的なものですが、歴史物はある程度年代を
想定して書かれた方がより感情移入度は増すのではないか、
と思いました。当時の周囲の状況を描写に加えることが
できれば、帰ってこれない理由付けとかにも出来るでしょうし。
赤壁以前とか以降とか。
評価お願いします。
・オリジナル
・題;ねぇ海に行こうよ
・エロ無し
・ホムペないのでコピペします。
200 :
199:04/05/08 21:47 ID:8QL8yUdB
《ねぇ海に行こうよ》
「ん、あ・・・・・・またやっちまった・・・・・・」
天気上々燦燦と快晴。広がる青空は何処までも遠い。車窓から伺えるは海。多分しっかり寝ていた故に、電車を乗り過ごしたんだろうな。
「おにいちゃん、どこまで行くの?」
どうもまだ目覚めが悪く寝ぼけてるらしい。大学受験で失敗して、只今浪人生。最初のうちは勉強をガンバル心算だったのだが、半ば程度
で少々挫折。高校のときの友人は約一名を除いて皆進学。こんな処で蹈鞴を踏んでいる暇はないのだろうけど――ちょっと、遠出がしてみ
たくなった――何時もの悪い放浪癖か、自分が持てるだけのカネを財布に詰めて、気ままにローカル電車何てモノに乗ってみた。適当な処
で息抜きして帰る心算だったが、ココは何処だろう。
「もしもーし。起きてますかー?」
一人だけ取り残された孤独感。友人が俺に大学の話をすればするほど、寂しさと嫉妬心が限りなく溢れて来る。どうも、人間嫌いになりつ
つあるようだ。予備校にも一応行くのだが、あまり充実感はない。朝早くから起き、適当に顔を洗ってから犬の散歩。帰宅してから朝飯を掻
っ込んで身支度し、予備校のある都心部まで電車でGO。高校の復習から模擬試験を延々とやらされ、疲れたまま帰宅。夕飯を食べた後
TVを見ていると、家族の視線が痛いのでさっさと風呂に入り勉強開始。
限りなく続きそうな、無限リンクに飽き飽きし、自分が勉強をする意味が、自己の中で薄れていく。目指すは国公立薬学。別に俺の夢では
ない。家族の望むソレがそこにあるから目指すだけである。始めのうちは、どうせ浪人するなら良い大学に入りたいとか思ってたけど、最近
はどうでも良いかも知れない。借り物の夢を自分に縛り続ける事の苦しさに、無意識の自分が拒絶反応を起こしている様だ。
201 :
199:04/05/08 21:48 ID:8QL8yUdB
「ムシされるって、めっちゃムカツクんやけどー!」
何か五月蠅い。終点にでも着いたのかっ・・・・・・
パカァァンと、筒状の何かで頭を叩かれたようだ。脳が揺れる。
「ねぇ、聞いてるの?この車両、私とあんたしか居ないんだから、私が話しかけたら、当然
相手はあんたしか居ないじゃないのよ!」
「痛ぇなこのアマ!何しやがる!」
「フン、ムシされたこっちの心も痛いんだから。」
「もぉいいよ。何だよあんた。見た目中学生か高校生くらいだけど、今日は平日じゃないのか?」
意識朦朧の俺に一撃食らわしてくれた、白地に紺のラインの入ったセーラーを着る少女に
軽くカウンター。
大体、今日は平日。普通なら学校では?
「私はアヤカ。綾取りの綾に、良い香りの香。お兄ちゃんの名前は?」
「いや、そうじゃなくて、学校はと・・・・・・」
「私が名乗ったんだから、あんたも名乗るべきでしょ。」
「え、あ、うん。俺は、クラタ・ジュンイチ。純粋の純に、漢数字の一。」
変なテンションに負けて、名乗ってしまった。
「ふぅん?純一君ねぇ・・・・・・見て感じ、純粋には見えないわよ?」
「どういう意味さ。」
何か核心を突かれそうな感覚に陥る。触れられたくないあまり、閉ざしたと函を、難なく抉
じ開けられる感覚だ。
「別にぃ〜。」
ニヤリと笑った後、少女・・・・・・もとい、綾香は席に逆を向いて座り、窓を開け風を取り入れ
る。ほんのり潮の匂いがする風に綾香の髪がなびき、女の子独特の甘い匂いが鼻をくすぐ
る。その姿は、純粋に綺麗だと思った。
202 :
199:04/05/08 21:49 ID:8QL8yUdB
「ねぇ。」
「ん?」
「お金貸してくれない?」
「は?」
見ず知らず、いや、知ってるけど。そんな奴にいきなり金を貸してくれってどういう神経し
てんだろう。
そんな事を考えると、ついつい顔はしかめっ面になってしまう。
「もお、変な顔しないで。別にいっぱい貸してっていう訳じゃないんだ。私も寝過ごしちゃっ
てさ。この電車、このあと終点にしか止らないんだ。だからね、帰りの二駅分のお金を分け
て欲しいの。でも、タダっていう訳にはいかないしさ・・・・・・あの海でデートしてあげるから。
ね?」
どうせ、二駅分っていっても、¥160しない。別にそれくらいならあげても懐は痛まないだ
ろう。丁度海にも行ってみたかったし。一人より二人の方が俺の気が晴れるかもしれない。
なんていうか、この娘のあっけらかんとしたサバサバさが非常に軽快で、一緒に居て気持
ちが良いのだ。
「ん、その案乗った。一緒に行こうか、海浜に。」
「え、良いの?忙しいんじゃ・・・・・・」
「言いだしっぺが何言ってんのさ。多分、もう終点着くぞ。さぁ。」
「あ、ちょっと・・・・・・」
そのまま、彼女の手を取って駅に降りた。俗にいう無人駅って奴か?俺の住んでるところ
の駅も小さいが、ココまでお粗末なものとは・・・・・・
掘っ建て小屋みたいな中に自動改札口が一台。キセルをしようと思えば簡単に出来るタ
イプだ。そして切符の販売機が一台。動いてるのかどうかすら定かでないな。
203 :
199:04/05/08 21:50 ID:8QL8yUdB
しかし、そんな心配も一抹の不安。駅を出れば、そこに広がる風景は絶景を超えた景観
だった。日本にもこんな綺麗な海浜があったとはな。まだ海開きではない時期だが、泳ご
うと思えば十分な暑さだ。遠くに映える青い海に白い砂浜が美しいコントラストを醸している
。所々に生える草群は良いアクセントになっている。ジリジリと照らす太陽は、二人に海の
中へと誘う。多分、泳いだら気持ち良いだろうな。
そんな事を思っていると・・・・・・
「じゅーんーいーちー!きもちいーよー!」
綾香もう既に裸足になって遊んでいた。誰だよ、デートって言ったのは。でも、なんだか童
心に返った気分だ。こう、ついつい・・・・・・
「今行くー!」
とか叫んでしまう。
204 :
199:04/05/08 21:53 ID:8QL8yUdB
-------------------------------------------------------------------------
以上です。会話ばっかりの、読みづらい文体ですが、どうぞよろしくお願いします。
そして、読んで下さった方、ありがとうございます。
昨日、突然書いてみたくなったので書いてみた短編です。
皆さんのお口に合いますかどうか・・・
体言止めが多すぎて、読みにくく装飾過多
文体が小説というよりは、日記系サイトのテキスト
会話云々よりも、小説の文体を学ぶべきだと思う
雰囲気が二次創作っぽいんだけど、やってなかった?
あと、個人的には一人称の主人公がむかつくw
わざわざ使うまでもない漢字は使わない方がいいと思う。
文学作品じゃあるまいし、読みにくい。
格好良いという人もいるが、それは思い違いかと個人的に思っているので。
燦燦→さんさん→漢字の難しさに頼った文章であり、別の表現を使った方がいい。
故に→ゆえに
様に→ように
こんな処で→こんなところで
溢れて来る→あふれてくる
只今→ただいま/ただ今
ココは何処だろう→ここはどこだろう
あと、地の文にカタカナを使うのはどうかと思う。
固有名詞は除く(この場合、「ローカル電車」が該当)
そうですか?
私はこういうの好きですよ。
たまに息抜きに読むものとしては良いと思います。
ただ主人公の浪人生っぷりがやけにリアルなのが怖いです。
208 :
197:04/05/08 23:56 ID:nVnrzZw7
ありがとうございました。
元々は、私のサイトにきてくださった方にお持ち帰りいただけたらと思いUPしていたものなのですが、
容量を考えていらない部分を端折ったのです。改めて見てみると言葉足らずの感がありますね。
でも、個人的に好みといっていただけたのがとてもうれしく思いました。
これからも精進したいと思います。
209 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/05/09 00:45 ID:9xcuuKb2
勇者はまだー?
210 :
157:04/05/09 01:02 ID:OjfMXnBS
遅くなりましたが、批評有難う御座いました。
自分でいうのもなんですが、NHKドラマとはまさに言い得て妙だと思いました。
書く時には自分の中にある映像を文字化しているのですが、
短く纏められない上に淡々とした文章になってしまっていたのですね。
これからはテンポを考え、抑揚のある文章を書くよう心がけます。
また、萌えの足りなさや原作との差を埋めるようにも頑張ろうと思います。
晒してよかった。
ありがとうございました。
>>197 ジャンル者です。萌えました。
批評じゃなくて申し訳ない。
212 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/05/09 13:43 ID:MnwpoNRR
>>199 ちょっと萌えました。
でも、やはり漢字の過多変換が気になります。
きっといつも漢字を多用しだ文章を書いているかたで、
その癖でも出ているんだと思います
評価お願いします。
◆オリジナル
◆ほのぼのBL
書き出しのみです。
誰にも自分の文章を見てもらったことがなく、思い切ってこちらに晒すことにしました。
読んで批評していただけるとありがたいです。
214 :
213:04/05/10 01:48 ID:lzwfm2n+
教室のドアをガラガラと開けた瞬間、ガラス窓から差し込む光で目が眩んだ。
今日の空には一点の曇りもない。まごうかたなき快晴だ。
滲む視界に、ひらひら揺れるカーテンをバックにして誰かが立っているのが映った。伊藤だ、と反射的に思う。すんなりした長身、さらさら光る髪。見間違えるわけがない。
明るい朝の光で影になっているその顔には、見慣れた笑顔が浮かんでいるはずだった。
「おはよう、山崎」
「……おはよっ」
聞き慣れた声にやっぱり、と安堵して笑みを返す。鞄を持ったまま近づくと、案の定穏やかな笑顔が俺に向けられた。それが嬉しくてもう一度へへ、と笑う。
「今日ちょっと寒くね?」
「そうだね。一気に秋になったみたいだ」
全開の窓から流れ込んでくるひんやりとした朝の空気を感じながら、俺は確かに、と頷く。それはどこかしら陽射しの暖かさを含んでいた夏の朝の空気とは違って、ひやりとするくらい冷たかった。ぎりぎり夏服の薄いシャツの下には、ひそかに鳥肌が立っている。
腕をさすりながら黒板の上にある時計を見上げると、まだ八時にもなっていなかった。ちなみに始業のベルが鳴るのは八時半、大抵みんなぎりぎりに登校してくるから、こんな時間には誰もいない。俺と、伊藤の他には。
「山崎、ちゃんと数学の宿題やった?」
鞄を自分の席に置いて伊藤のすぐ近くの机にひょいと座った瞬間、内心気にかけていたことをズバリと突かれてうっと詰まる。
「え、と、やってはみた……」
215 :
213:04/05/10 01:50 ID:lzwfm2n+
一応嘘ではない。机の上に広げて、参考書も出して、シャーペンも握った。……が。
「みたんだけど」
「……出来なかったと」
「うう」
察しのいい伊藤をそっと上目遣いに見やる。眼鏡のよく似合う上品かつ賢そうな顔には呆れたような、ちょっとおかしそうな表情が浮かんでいた。
「なんで数学だけこんなに出来ないんだろうなあ……他は結構いいのに」
「それは俺が知りたいよ」
俺の苦心の跡が見える数学のノートを見ながら、伊藤が心底不思議そうにため息をつく。ってことは、なんとか書いてみたその途中式も的外れなんだな……?
がっくり項垂れた俺に、伊藤は励ますように優しく声をかけた。
「俺でよければいつでも教えるから。ほら、やろう?」
あ、伊藤のこの声音、好きだ。
伊藤はいつも柔らかく丁寧に喋るけど、時々それが物凄く甘くなることがある。今みたいに、誰かを慰めるときとか。滑らかによく響く声は、聞いているだけで心地いい。
うっとりと目を細めていると、丸めたノートでぺしんと頭を叩かれた。
「数学は一限だよ」
「うあっ、ハイ」
目の前に現実を突きつけられて、慌ててシャーペンを握り締める。伊藤は優しいけれど、厳しくもある。さすが、我が2-Cの学級委員、みんなの世話係だ。頼りがいがある。
こと数学に関しては天才的に飲み込みの悪い俺にわかりやすく説明してくれる伊藤に感謝しながら、宿題の答えをノートに書きとめていく。
伊藤の穏やかな声と、紙の上をシャーペンがさらさら滑る音だけが教室に響く。窓から吹き込んでくる新鮮な朝の風が髪の毛を揺らして、俺は思わず笑みをこぼした。
いつもの朝。伊藤がいて、俺がいて、静かな教室中を新しい太陽の光が満たしている。
ただそれだけのことがやけに嬉しい。生きてるっていいなぁ、なんて思ったりして。単純にしてお手軽な俺。だけど幸せだからいいんだ。
窓の外は変わらずに晴れている。今日もいい一日になるような気がして、シャーペンを握ったまま俺は大きく伸びをした。
>213
文章は読みやすく、決して下手じゃないと思います。
でも「ドアをガラガラと開けた」「すんなりした長身、さらさら光る髪」など
あまりにも平凡というか、自動化されたような表現が多すぎます。
シンプルで飾らない文章と、工夫のない文章は違います。
内容も、ここから物語の最後の場面が簡単に想像できてしまい、
先を期待させる要素がほとんどありません。
失礼ですが、213は、本当に、ボーイズというか、この主人公、
この物語を書きたい、という気持ちがあってこれを書いたのですか?
ボーイズにまったく興味も思い入れもない書き手が、
「こんな感じ?」となんとなくパロディで書いたものみたいです。
>213
天気快晴つってんのにカーテンをバックに立ってるって、
つまりはカーテンは半開きって事?
でも窓は全開なのか。奇妙だ・・
あと、教室のドアから廊下に出てるのか教室に入ってるのかが、
最初の二行じゃ分からんyo。
あとは概ね214に同意。月並みな描写が多いので印象に残らないし、
先を読みたいという気持ちが湧きにくい。
書きたいものを強く意識して、独自性を出すようにすれば
ぐんと良くなると思われ。まあがんがれや。
>213
推敲前のおおまかな文章の流れを読んでる感じ。
鞄を自分の席に置いて伊藤のすぐ近くの机にひょいと座った瞬間、内心気にかけていたことを
ズバリと突かれてうっと詰まる。
とか説明くさいのが先に来て情景が想像し辛い。
キャラ視点なのに情景描写にキャラらしさが感じられないので
破綻した文章じゃないのに不自然な印象を受けます。
説明したいことがあって、それを描写するのが普通なのに、
描写したいことがあって、それを説明してる感じ。
晒しますので批評をよろしくお願いします。
二次創作(産獄死)
書き出しのみです。
彼のことは何も知らなかった。いや、正確には知りたいと思わなかった。
彼が蜀へ降ってから日が浅く、顔を合わせたのさえ数えるぐらいしかなかったこともあるが、
それ以前に良い噂を聞かない人物だったからだ。
それどころか、その反対なら絶えず耳に入ってくる。
真偽の程が定かではない醜聞で人を判断するのは軽率だが、
あまりの数の多さに正直言って辟易していた。
だから、その日軍師殿直々に頼まれなければ、
私が彼の屋敷へ赴くことなど恐らくただの一度もなかったに違いない。
××××
趙雲は馬から下りて辺りの家並みを一件一件確かめ始めた。
目的地は確かにこの辺りなのだが、諸葛亮が手渡した地図は簡略すぎて肝心な所で要領を得ない。
加えて、元々乗り気ではなかったせいで、大して探し歩かないうちに
趙雲はもう帰りたい気持ちで一杯になってしまった。
そもそも、必ずしも趙雲自身が手渡さなければならない程重要な書簡という訳ではない。
ただ、出仕嫌いな馬超の様子を探ってこい、その上圧力をかけられれば尚良し、
との意味が込められているだけなのだ。全く諸葛亮の考えそうなことだった。
一度自宅へ帰って地図を調べ直し、それから改めて家の者にでも届けさせよう。
薄情かもしれないが、見つからない物は仕方がない。
「文句があるなら自分で行ってくださいよ、丞相。私だって忙しいんですから」
趙雲が決して本人には言えない悪態をつきながら馬を繋いだ場所まで戻ってくると、
耳を塞ぎたくなるような凄まじい金切り声が飛んできた。
「なんでわかってくんないのよ!あたしは金が欲しくて言ってるんじゃない、
ただ認めてくれって言ってるだけなのに!」
「だからそれは出来ぬと申しておろう」
「誰も一緒に住んでって頼んでるんじゃないでしょ、どうして追い出すのよ!あんたの子なのよ!」
「まだ生まれてもおらんのに、もう俺の子か」
どうやらそこの木の陰で、男女が派手な言い争いをしているようだ。
興奮して声を荒げる女とは対照的に男の声は至って平然としているのがまた、
女の怒りを誘うのだろう。女の声はどんどん感情的になり、声というよりは叫びになってきた。
声の荒さだけでなく、そのうんざりしたくなる内容までしっかり聞こえてしまった趙雲は、
人通りが少ないとはいえ往来で痴話げんかなど恥ずかしくないのかとつい眉をひそめてしまう。
きっとここいらは鬼門なのだ。悪いことが起こる前に早く帰った方がいい。
そう思い、趙雲が馬の手綱を解いた時、女がはちきれんばかりの腹を庇わず男に抱きついた。
「馬超様!」
馬超?まさか。
硬直から解放された趙雲は嫌々ながらも目を凝らし、
問答無用で女を引きはがす男の顔を確かめる。
出来ればこんな場面に出くわしたくはないとの願いもむなしく、
男の髪はきらきらと日光を照り返していた。
面識が薄いとはいえ、あれほど目立つ風貌を忘れるはずもない。
「馬超殿……」
思わずため息を漏らした趙雲だったが、心中を表したせいかそれは思いの外大きくなってしまい、
馬超は子供が悪戯を咎められたような顔でこちらを振り返った。
視線が合い、趙雲の顔が引きつる。どうにか愛想笑いを浮かべてから、
なんで愛想笑いなんか、とちょっと後悔する。
気づかれた。これでは今更素知らぬ振りで帰ることも出来ない。
「とにかく、入り用なら幾らでも渡す。だから明日にでもここを離れよ」
女は涙を浮かべて馬超を睨みつけたが、馬超は全く動じる様子もない。
そのうち趙雲に気づいた女は下唇を噛み締めて馬超と趙雲を交互に見やっていたが、
やがて落胆した様子できびすを返した。
「車を呼んでいるからもうしばし待て」
「結構よ!そんな所だけ優しくしないで!」
女は気丈に言い放つと、腕を組んだまま一歩も動かない馬超と居たたまれず視線を泳がす趙雲へ
大きな腹を見せつけるように背中を反らせた姿で去っていった。
「面目ない所を見られたな」
言葉とは裏腹に大して堪えていない様子で馬超が趙雲の元へ近づいてきた。
「可哀相に。不躾と存じますが……あれはあまりに酷いのではないですか」
「金なら与えているが」
「そうではなくて、最低限の責任を取るべきでしょう」
「妾にしろとでも?あれは娼妓だぞ。俺の子と言い張って譲らんが、さて」
馬超が肩をすくめる。
「……最低ですね」
この期に及んでも未だ悪びれたところのない男へ趙雲は吐き捨てた。
火のない所に煙は立たないということか。全く、噂通りの人物と見える。
以上です。
よろしくお願いします。
>>213 感想は既に上の方で書かれているのとほぼ同意。
読みやすいけど平凡すぎ。
やり方の一つとして、地の文に絶対に擬音を使わないという文章を書いてみるというのはどうかな。
226 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/05/10 22:31 ID:jqVi8cBE
二次はもう読みたくない
>>220です。
ありがとうございました。
擬音なしにチャレンジしてみます。
>>226 漏れも読みたくない
元ネタ知らないと、面白さがわからないし、
書き手にも慢心がでてるのがわかる
>>220 オレも
>>225と同じ感想。上手いんだけど、スゴミを感じる文章がない
書き出しなんだし、もっと表現に凝ってみてはどうだろう
漏れはもとネタ分からないから逆に書き手の本来の
文章力とかが判断できるかなとも思ってるのだが。
ネタがわからないという意味では
元ネタ知らない二次はオリジナルと一緒だよね。
つまり生のままで判断されるということ。
「元ネタわからないからつまらない」のではなく
「小説としてつまらない」のだ。
圧倒的に説明不足。
原作(元ネタ)の上にあぐらをかいて
キャラの魅力を伝えることにも
状況(設定)を説明することにも努力していないってことでしょ。
232 :
225:04/05/10 23:43 ID:t4cn+9Uk
ゴメンその通り<<レス先
ただ、擬音無しってのは一度やってみても面白いと思う。
233 :
225:04/05/10 23:44 ID:t4cn+9Uk
>>228 ただ、凝るのとやたら書き込むってのは全然違うことだからなあ…
>>230 わるい、
>>220の人のほうだった
オレの方の間違いだからきにしないでね
いや、感想があまりにも似通ってたから、レスバン確認せずに書き込んでしまった
>220
>それ以前に良い噂を聞かない人物だったからだ。
>それどころか、その反対なら絶えず耳に入ってくる。
っていうのが結局どっちなんだと思ってしまった。(その後の文読めばわかるけど)
あと自分もジャンル知らんのでキャラ名だけ出されて唐突にセリフが始まっても
キャラの姿形が想像できなくて絵が浮かんでこない。
庭球とかなら学生服姿の男女とかでなんとか補完がきくんだけど
歴史モノだと辛いなと思った。
自分も二次このままありで、二次書くヒトは
全くジャンル知らん人に読ませること前提で書いて欲しい。
>220
自分は原作を横山絵でしか知りませんがw、
おもしろかったです。
女性キャラのしゃべり方が歴史ものにしては浮いてるとか、
台詞前後一行明けは安易に使わないほうがいいとか
この書き出しでは原作知らないと人物も雰囲気も
まったく把握できないとか、欠点も目につくのですが、
220がへんに構えず、素直にジャンルが好きだから
小説を書こうとしているように読めたので、好感を持ちました。
自分も二次もありでいいと思う
原作知らない人への配慮も晒すほうの好きでいい。
わからなくて興味もてなかったらスルーするから。
つか、これまで原作知らない二次もいくつか読んだけど、
説明不足で内容がまったく把握できないものって
ほとんどなかったけどな。
237 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/05/11 02:00 ID:+qqzwWqy
あと、なに?
BL?ホモ?
よく分からんけど、キモいのは勘弁してくれ。
せめて、男と女程度でとどまってくれ。
BLってのは、見ただけで虫唾が走ったよ。
金輪際マジで勘弁してくれ。
逆に説明あったらもっと良かったのに、とか
このジャンル知ってたらもっと楽しめたのに、とか
そう思うものもいくつかあったし、
私も二次あってもいいと思う。
別に読むのも評価(感想?)書くのも義務じゃないんだしね。
>>237 ケツの穴、もとい心が狭いなあ。
やおいやホモも同人なんだから
評価の範疇に入れてあげなよ。
つうか君が求めるようなものが読みたいのなら
それこそ創作文芸あたりに行ったほうがいいんじゃない?
240 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/05/11 02:11 ID:+qqzwWqy
>239
なるほど
>239
創作文芸へ〜は同意だが同人でも色んな人がいるんだから
「ホモ注意」等の一言があったほうが親切だと思う。
創作文芸って、なぜか空気が重苦しい気がするな。
昔同人コミケ板で発表したものなんですが、リライトするにあたり、自分
の文章を一度他の人の主観により見てもらう機会を作ろうかと思いまし
て、晒してみます。
テーマ:コミケットが終焉すると言う話。
シュンシュンシュン…。
ストーブに掛けられたやかんの沸騰する音がいつまでも響いている。
そんな木枯らし吹き荒れる厳寒の夜。
コミケット準備会の中堅スタッフ2人がアパートで向き合って話をしていた。
手にはなにやら指揮系統をあらわす線と責任者の名前が満載された紙。
コタツの上にはカセットコンロと缶ビールがふたつ。
「しかし、安い野菜でもこうして食べると結構食えるもんだねぇ」
「でしょ? ダシきちんととって、薄い醤油味つけて、あとは適当に野菜でも肉で
も魚でも。今の季節、あたしゃ、こんなもんばっか食べてる」
「健康で文化的な生活ってわけだ」
「まぁね。これで、コミケの打ち合わせしてなければもっと良かっただろうなって」
お互い良い歳した自分の身の上を思って溜息ひとつ。
やがて、土鍋は空になり、二人は話し込み始めた。
「受付販売のお姉さまがたは、相変わらずの顔ぶれ。館内も入れ替えなし。公共地
区も入口も別に代わり映えしないわね」
「今更、何を変えようがないだろうが」
「んなこともないでしょ。システムを変えるのは無理でも、首すげかえるのは簡単
だもの。それが稼動するかどうかはまた別問題だけどさ」
「しかし、ひびきちゃんってかわいいなぁ」
「じゃじゃ馬読みたいなら貸したげるから、今だけは話に付き合いなさい」
「すんません」
「ところでさ、何? この総本部接遇担当って」
「ああ、ううんと、つまり、その、あんた、聞いてないの?」
「誰から? 何を?」
「じゃあ、知る資格はないってことだわ。気にしなくていいよ」
「あ、お前、そんな言い方ってないだろ。何年の付き合いだと思ってるんだ」
「えっと、あたしが第41期生だから…」
「マジメに答えられてもやっぱり困るんだけど」
「ニード・トゥ・ノウの原則って、あんたが教えてくれた言葉だったと思うけど?」
「今更、俺とお前の仲じゃん。それとも、地区長補佐殿にこのようなことをお聞き
するのは、ホール長補佐としては、分を弁えない振る舞いでしょうか」
「多分、知らないほうが幸せに生活できると思うんだけどな。あたし、この件でい
ろんなことやっていて、2週間前から胃が痛いの」
「俺は結構ためらいなく、禁断の実をかじって、あとで後悔するのが好きなんだよ」
「………………。秘密は守ってもらうわよ」
台所にたって、カルーアを作り、飲みながら話す。
「つまり、私達の楽しいカーニヴァルに、さーや様が来ちゃうのよ」
男のほうが飲みかけたビールを吹き出す。
「まじで?!」
「だから、聞かないほうが幸せだっていったのに」
「………。で、冬だ1番エロ本祭りに来ちゃう訳? 我らが内親王殿下は」
「別にエロ本ばかりじゃないわ。サークルの全体比率からすれば」
「ふん、そんな一般参加者むけのおためごかしで誤魔化すなよ。市場占有率から考
えれば圧倒的な勢力さ」
「そりゃ、歴史出身のあたしに対する挑戦と解釈していいわけ?」
「俺だって、創作文芸出身だよ。客観的な分析ととらえてくれぃ」
「じゃあ、それはいいとして、非公式だけど、オファーが来たのよ。「行って
いいか?」って。別に普通の格好していれば、馴染みまくっちゃって分からないと
は思うんだけど、ああいうやんごとなき方には、一応きちんと人をつけるのが礼儀
らしくてさ」
「華やかに狂える話だな、ええ、おい。まさに最後の祭りに相応しい」
「最近は、星界なんだ」
「それはどーでもいいとして、だからかぁ、やっと話がつながったよ。今回やけに
どこも姿勢が強硬なんだよ。徹夜組対策はかなり思い切った作戦に出るって言って
いるし、大手サークルの扱いについても販売停止辞さずとか言っているし」
「うん、最後ってこともあるしね。こうなっちゃえば、警察だって、消防だって、
都だって、協会だって、止めようがないわよ。明日を考えないなら、過激にもなる
わよ、みんなストレスたまり放題なんだからさ。
で、接遇担当だけど、一応統括は、変な酋長さんが兼務。で、下に仕切り担当の統
括補佐1名と、配置担当者。ご進講しなくちゃいけないらしくてね」
「はぁ、ぶったまげた。すげえことも起きるもんだ。しかし大変だね、そりゃ。ど
ーせ、その絡みなんでしょ、君も。ご同情申し上げるよ」
「は? 同情の必要なんかないわよ。一蓮托生になってもらうから」
「…ちょっと待て、ごめん、猛烈に後悔してる。聞かなかったことにさせてくれ」
「もう遅い。警告はしたはずだし。好奇心は猫を殺すのよ」
その場で携帯取り出し、電話を始める女と、頭を抱えてうずくまる男。
明大前の夜は静かに更けていった。
以上です。数年ぶりに「終わるコミケット」と「有明の休日」、きちんと書く
かもしれないもんですから。
「緊急アピール」がインターネット怪文書博物館に収録されているのを
確認して激鬱になりましたw
うーん、なんだか作品を読むのが苦痛になってきた。
文章力を知りたい人が集まるスレなら
何か題材を決めて、みんながそれを書いたほうが実力が分かりやすいんでは。
801でも二次でも題材に沿ってればOKで。(同人板だし)
一貫性の無い、色んなジャンルの話を読むのは疲れるけど
テーマが同じなら入り込みやすいと思う。
雑誌みたいかなw
無理に評価しなくても、つらい時はスルーでいいんじゃないかな。
お題に沿って書くというのは、萌えに従う同人精神と少し外れてくる気がする。
書くために書くって感じになっちゃいそう。
>萌えに従う同人精神
目から鱗でした。
そうだよね。野暮な事提案してすまんかった。
251 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/05/11 14:34 ID:+FvO4Lvt
しかし
>>248のいうことにも一理あるわけだ
どうよ、この際、どっかで投稿型でテーマ決めてやってみてもいいのでは?
>244-246
細かいことだけど、最初、カセットコンロだけじゃなく、
土鍋もあるように書いたほうがいいような。
あと、ごめんなさい会話の雰囲気がいかにも古い時代の
オタクでちょっと気恥ずかしい……
新井素子か栗本温帯の「ぼくらの気持」みたいです。
それとは別に女性?のキャラが、
エロゲに出てくる女医さんみたいで嘘っぽいです。
どっちも狙いなのかもしれませんが、
だとしたら読んで楽しむ人を選ぶものかもしれません。
内容は焦点がぼやけ気味。終わるコミケットと有明の休日、
どっちか一つに絞ったほうが読みやすいと思いますが。
>251
テーマ決めて書き下ろすと、一人一人の実力というより
参加した人の優劣を競う流れになりそうで、自分は乗れない。
他の場所でやるならやりたい人はどうぞって感じだけど。
252に補足
>244-246で会話してる二人が古参のスタッフで、
だから会話も古いオタクになりがちなのが狙いなら、
そのように読者に伝えることで、かなりフォローになると思う。
>251
それって、巷で流行ってる(のか?)
「○○に×のお題」みたいなもんでしょ?
お題系のSSは読む気がしないので、
今以上に興味なくなりそう。
晒します。
二次、具のシカマル×テマリです。
波の音
「お、おんなだらけのかいすいよく〜?」
砂の里で、間の抜けた声をあげた少女がいた。
彼女の名前はテマリ。風影の娘であり、優秀なくノ一である。
「そーよ!ワタシの企画で〜、明日、現地集合!」
指を振って笑顔で言ったのは、山中いの。彼女もまた、木の葉の里の優秀なくノ一である。
「な、なぜそんなことを…」
「普段、任務だのなんだので忙しいでしょ?で、たまには思いっきり羽を伸ばすのもいいかな〜って思って。
ホラ、ワタシ達忍だけど、青春まっただなかの女の子じゃない!みんなで悩み相談とか、恋の話したりするのよ〜!超ワクワクしない?」
「そんなことして、木の葉の里の上忍達は何も言わないのか?」
「ん〜?言わないし、言わせないわよ。だって、この頃どの班もすっごく忙しくて、下忍のワタシ達の班にまでBランク任務が回ってきたりしたのよ?
そりゃあ中忍になったシカマルが手伝ってくれたりしたけどさ、それでもすっごく大変だったんだから!明日はひっさびさの休暇なの!」
「し、しかし…」
「じゃあ、明日の朝10時に海水浴場で待ってるから!」
「お、おい、ちょっと待て!」
テマリが止めるのも聞かず、いのはスキップをしながら木の葉の里へと帰っていった。
「まったく…」
ため息まじりに、テマリは呟いた。
中忍選抜試験を終えたテマリは、本選で戦ったシカマルに恋慕の情を抱いていた。適当に口実を作って木の葉の里に彼を見に行くと、彼と同じ班の彼女、いのに会うことが多かった。
勘のいい彼女は、テマリの恋心を見抜き、よくシカマルと話すきっかけを作ってやっていた。そんなことがあるうちに、いつしか2人は仲良くなっていったのだ。
(…海水浴、か…)
明日、テマリにもこれといった予定はない。断わる理由はないのだ。…が。
「水着が…」
テマリは、ブツブツそう言いながら、家路を歩いていった。
「なんっでスクール水着かなあ!?」
「仕方がないだろう、これしかなかったのだから!」
次の日、海水浴場で口ゲンカをしているくノ一が2人。テマリといのである。
「い、いのちゃん、そんなに怒らなくても…て、テマリさんも…」
肌を覆う部分が多いタンキニを身に着けた日向家の少女、ヒナタが遠慮がちに止めるが、2人はそんなことでケンカをやめようとはしない。
「だいたいねえ、あんたそんなだからシカマルに振り向いてもらえないのよ!」
「〜〜っ、お前には関係ないだろう!」
テマリが現在身につけているのは――俗に言う、スクール水着、である。アカデミー時代の授業に使用した、紺の生地の胸あたりに名札の貼られたあれである。
「まあまあ、いのちゃん。そんな怒らないの。ほら、みんな来たわよ」
そう言っていのをいさめたのは、髪型に合うチャイナ風のビキニを身に纏ったテンテンだった。中忍試験ではテマリに敗れたものの、体術に長けた少女である。
――みんな?
その言葉に疑問を覚えたテマリが、テンテンの視線の方に目を向けると…。
「サックラちゃーん!俺と一緒に泳ごーってばよ!」
「ナルトくん、何を言っているんですか!サクラさんは、ボクと一緒に泳ぐんですよ!」
「水泳か…身体を鍛えるのによさそうだな。…柔術の威力が増すだろう」
「くだらねえ…。俺は海になど入らないぞ」
「あー、メンドくせー…」
「ここの焼きとうもろこしめちゃウマ!」
「赤丸、今日は泳ぎまくるぜー!」
「…………」(虫を見つめる)
なんと、そこには木の葉の男忍者達が大集合していた。
「なーに?」
「男が来るなんて聞いてないぞ」
「女だけじゃつまらないじゃなーい」
「昨日と言ってることが逆ではないか!それに答えになってない!」
「まあまあ、いいじゃないの。ホラ、早くシカマル誘ってきなさいよ!」
いのはそう言うと、「サスケくーん!」と手を振りながら、想い人の元へ走っていった。
「……誘うって…」
テマリは、黒いビキニを身に着け、サクラ(こちらは淡い桃色のワンピース水着を着ている)とサスケをとりあっているいのを見つめ、ひとつため息をつく。
(…こんな水着で…相手になんてされないだろう…)
砂浜にしゃがみこんで、テマリは貝殻を集めはじめた。
(…海に来たことなど…1度もなかったな…)
風影の家の長女として生まれたテマリは、幼少期より厳しい修行を積んできた。遊びにくる暇などなかったのだ。
そして何よりも、弟の我愛羅が生まれてからは、四六時中彼を見張っていなければならなかった。テマリには、任務以外で外出することなどほとんどなかったのだ。
(…そういえば…貝殻は、波の音がすると聞いたことがあるが…)
テマリは、大きめの巻貝をそっと右耳に当てた。
ザー…サー…
「…綺麗な音だな…」
そう呟き、目を閉じるテマリ。噂は本当だったのだな、などと思っていたその時。
「…あー…なんかお前の傍が1番静かっぽいなー…」
やる気のなさそうな声にはっとし、テマリは目を見開いた。
「シカマル…!」
「よー…。ちょっと隣にいてもいいか?」
「な、なぜ…」
「だってよー、他の女は好きなヤツと一緒でキャーキャーうるせーし、キバは赤丸と泳ぎまくっててのんびりできねーし、チョウジは食いまくってるし、シノは虫取り始めるし…。お前が1番静かなんだよ」
「べ、別に構わない…」
「そか」
シカマルは、テマリの隣に寝転んだ。
………
しばらく沈黙が流れた。テマリは何を話していいのか分からず、シカマルは半分眠っていたからだ。
「…なあ…」
その沈黙を破ったのは、意外にもシカマルだった。
「な、なんだ!?」
「…貝って、綺麗な音するだろ?」
シカマルは起きあがり、テマリが集めて足元に置いていた貝殻の中から形のよい巻貝をふたつ手に取り、彼女の両耳に当てた。
「………」
脳内、いや、身体全体が、波に支配されるような感覚におちいる。テマリは目を見開いたまま、その音を聴いていた。
「…なっ?」
貝殻を耳から離したシカマルが、テマリに尋ねる。音を聴いていたのはほんの数秒の間だけだったが、テマリにはその時間がとても永く思われた。
「あ、ああ…」
「…なんか、波に支配されるって感じだろ?…俺…昔からよく家族で海に来てたんだけどよ、母さんも父さんも子どもなんだから元気に遊べってうるさくて、そういう声を聞きたくねーとき、よく、こうやって貝殻を両耳に当ててたんだ」
「……私の声も…聴きたくないか?」
シカマルの言葉を聞き、テマリが少し不安げに尋ねた。
――…私の声も…うるさいと感じているのか…?
「…らしくねえツラするなよ」
シカマルは、また砂浜に寝転びながら、半分は寝言のように呟いた。
「……俺は…正直女って分かんねー、って思ってる。……けどな…俺…貝殻の音だとか、そういう静かなものが好きな女は…」
シカマルが、少しだけ微笑んだ。
「…キライじゃねーぜ」
シカマルは、赤い顔をしているテマリを見て――自分も少し恥ずかしくなったのか、目を閉じた。
「お前の傍は、静かだし、落ち着ける…。…お前となら…静かなものとか…見にいってもいいかもな…」
シカマルは、落ち着ける場所で、優しい顔で眠りについた。
…シカマルは…私の傍で安心してくれているのか…?私のことを、うるさいとは思っていないのか…?
――だとしたら…とてもうれしい。私はシカマルにとって、どんな存在なのだろう?
…私は、シカマルが静かで落ち着けるような…シカマルにとっての、波の音でありたい…。
以上です。批評お願いします。
前半はマンケン小説家か、二次創作ノリ
後半は小説調のポエム。でなければ、ポエム調の小説
少なくともまっとうな小説ではないと思う
個人的には読むのが辛かった
>>255-261 結構、好きな感じだけどな。
まっとうな小説じゃない、とは思わないし。
ただ、……が多いのが気になったのと、オチが決まりすぎたのが惜しいと思った。
ラスト、もっと捻っても良かったんじゃないかなあって思う。
あと、台詞が少し説明っぽいような感じがするかな。
状況説明は地の文でしたほうがいいかも。
個人的にはテマリのスクール水着にGJ!と言いたい。
ジャンル者じゃないけど、萌えたよ。
お題についてだけど、一回くらい、やってみてもいいんじゃないの?
試してみて、まずかったら、やめればいいし。
十行ポエムを乱発されんのはやだけどさ。
台詞の部分が多い
台詞に頼らず状況説明を入れてほしい
265 :
225:04/05/11 21:07 ID:zvVemCYj
>>244 率直に一言。
これは小説ではなく台本としか見えない。
>244
264-265に烈しく同意。
>263
今ちょうど「お題」ssが別板で批評キボンされてる。
あーいうのにならないなら、お題も良いと思うけど。
267 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/05/12 02:03 ID:1KaUO/ce
二時晒し、別にかまいませんが、元ネタ表記は正確に書いてくれ。
隠語らしきものはさっぱり分からん。
余計に読む気が失せる。→そして益々スルー
>255
原作知らないので、あるいはこの文章のトーンが
正解なのかもしれないが、
メインのネタがスク水じゃなく、テマリのほのかな恋心なら、
もう少しテンション抑えめの書き方のほうが伝わるかも。
マンケン小説って言えてるなー
文章(小説)を書き慣れてない感じで読みにくい。
でも、単純だけど、短い中にちゃんとストーリーが入ってる。
文章良くても話が作れない同人字書きは結構いるから、
あとの小技は本やら映画から意識して勉強すればいいよ。
お題はなー
わざわざ書き下ろしとかされると気軽にコメントしにくいなあ。
つか実際、これまで晒した人やこれから晒したい人で、
お題で書いてみたい人いるの?
そういう人が結構いるなら、絶対やめろとは言わないが、
スレをお題で縛らないで、これまで通り晒したいものを晒すのと
同時進行でやってほしいよ。
自分は嫌だ。
わざわざ書き下ろしするなら自サイト更新したい。
「ママチャリ(仮)」でなんか書けと言われてもなーと思うし。
だいたい、「ママチャリ(仮)」のお約束さえ守ってれば、二次でもいい訳?
自分はこのスレの度量の広さと何でもオゲーだぜーな所が気に入ってるので
あまり制限つけないでホスィな。
せめて、「お題」はあるけど、それ以外の晒しもOKにしてくれればいいと思う。
お題書きたい人もいるかもしんないし。
>267
この板は基本的に隠語なので諦めれ。
つうか、ここで評価して貰った奴が、今度はこのスレに常駐して、
評価する側に回っていくんで、だんだん厨化&ぬるま湯化の
両極端な方向にしか行かないのがこの手のスレの悪いところだな。
271 :
255:04/05/12 06:01 ID:90eNFmLs
255です。いろいろなご意見ありがとうございました。
こんなたくさんの人からの批評をいただいたのは初めて
だったので、とても参考になりました。
読みやすい小説を目指して、がんばりたいと思います。
では、名無しに戻ります。
>>220です
>>236さん、今更の遅レスですが、どうもありがとうございました。
>女性キャラのしゃべり方が歴史ものにしては浮いてる
これは意図的にやってみました。
他のご指摘やご意見をふまえて、これからも励みたいと思います。
ちなみに私はいつでも横山ですw
>>235さん、ご指摘どうもありがとうございました!
仰る通りで本当に恥ずかしい限りです。早速直しました。
でも晒してよかった!
皆さんありがとうございました。
>274
作品数が多い。
これが自信作っていうのがあったら、そのタイトルキボン。
さらっと見た感じでは嫌いじゃないんで、ちゃんと一作、読み込みたい。
今まで通りの晒しと、お題は書きたいヤシが書けでイクナイ?
>300
とりあえず、藻舞さんがお題決めてクレ
皆、それでイイ?
他の書き込み(評価とか雑談とか晒しとか)のついでに、
お題候補をタイトルに書くというのはどうだろう。
その中から五つぐらい300が選ぶ、と。
どう? とりあえず今回は書いとくわ。
書きたい香具師が書け、は同意
>274
本人確認出来るサインが見つからないんですが
探し方が悪いのかな?
お題はあんまり興味がないので思いつかないごめん。
300は踏まないようにするので。
278 :
ゆっきー(゚∀゚):04/05/14 12:12 ID:GyepG1PG
かきたぁい!!801じゃなくてもホモでもいいならかきたぁい!!しかもマイナーカプでかきたぁい!!死ネタでいいならかきたぁい!! かいていいかぁい??
ゆっきーヘタそうだからやだぁ!!
ゆっきーの文章見てみたぁーい!!お約束網羅し杉だよぉ!!!書いて書いてー!!!!
>>278 IDがぎぇっぷグレーテスト1 パーフェクトグレード。
つまりもうおなかいっぱいなのでこなくていいよ君。
282 :
ゆっきーグレップ??(゚∀゚):04/05/14 17:34 ID:GyepG1PG
じゃあカコウ!!ユッキーさん自己中だからカクヨ!!笑
283 :
ゆっきーぎぇっぷいち??:04/05/14 17:49 ID:GyepG1PG
かいちゃえ?!
梅雨のおはなし??
【紫陽花。】NA**TOのシカマル×ナルト
梅雨は嫌いだ。
湿った空気が嫌いで仕方無い。
紫陽花の花はキレイだと思ったが、
好き好んで眺める程、興味は湧かなかった。
「めんどくせぇ…」
窓の外に言葉を吐いても、
憂鬱な雨音にかき消される。
視界に霞む紫が、ひどく繊細で、
フィルターをかけた様に、
揺らぐ風景。
雨と紫陽花の匂いが
混ざり鼻を掠めていた。
284 :
文才ナシゆっきー:04/05/14 17:54 ID:GyepG1PG
俺の隣にいる
壊れたお前は笑ってさ、
テルテル坊主さんの首切ってた。
「何で晴れにしないんだってばよ」
「んなもん…坊主さんが叶えてくれるわけねーだろ。迷信だっての。」
「前は晴れたもんよォ!!」
「いや、それ偶然だって」
ヂョキン。
5人目の坊主さん永眠。
「悔しかったら晴れにしろってばよ」
「お前そんなに晴れがいいのか?」
「うん、晴れ好き。」
俺にはお前が晴れに拘る理由も関係無かったが、興味は惹かれた。
「何でだよ」
285 :
飽きてきた♪ゆっきー:04/05/14 18:02 ID:GyepG1PG
「秘密。」
「教えろよ」
ナルトが丁度10人目の坊主さんを葬ったとき、口を開いた。
「雨降ってると、シカマル元気ないからさ」
─────…
『降水確率は5%やっと梅雨明けでしょうか…夏になります』
テレビから流れる天気予報。
満面の笑みのお前。
外は快晴、鼻を掠める夏の匂い。
もうすぐ、夏がくるらしい。
おわり♪♪♪
アキタから強制終了!!笑
文章中に(ぉとか(マテとか期待してたのに
287 :
ゆっきー(゚∀゚):04/05/14 18:24 ID:GyepG1PG
>ゆっきー(゚∀゚)
折角タイトルに「紫陽花」って持ってきてるならオチの方にも
絡めて持ってきてほしかった。
必死にキャラ作ってます臭が残念。
>>275 >>274はあれで話が繋がってるんじゃないの?
「〜編」ってあるし。下のHなんたらってのが別作品でしょ
290 :
ゆっきー:04/05/14 18:49 ID:GyepG1PG
>>208 そっかー!!アドバイスありがとう!!
ってか別に同人やってるわけじゃねーですから(笑)
ゆっきー(゚∀゚)って何者なん?
なんか面白い人だねえ。
292 :
ゆっきー(゚∀~):04/05/14 19:08 ID:GyepG1PG
>>291ゆっきーは都内の高校に通う17歳だけど住んでるのは茨城県ですが何か??笑
ただの変人だから気にしないで★
>壊れたお前は笑ってさ、
壊れたって、どういうことだ?
>俺にはお前が晴れに拘る理由も関係無かったが、興味は惹かれた。
もうちょい推敲しる。
それと主人公たちがどういった場所にいるのか書いた方がいい。
部屋にいるとは分かるが、すこし戸惑った。
まあでも、ただの変人にしちゃ上手いなw
294 :
ゆっきー!!(ただの変人):04/05/14 21:04 ID:GyepG1PG
>>293 アドバイスと貶してるのか誉めてるのかわからないお言葉ありがとうござまぁー!!
壊れた…何ででしょうね?笑
そこらは思いつきですからー!!爆笑
もしかして、ゆっきーってネタじゃなくてマジ!?
だったら森へぉ帰り・・・
これがネタじゃなかったら天才だなぁ。
297 :
ゆっきー!!モリビト:04/05/15 06:29 ID:Ra6+Yf5l
いやぃや、オイラ森在住じゃありませんし?笑
マジも何もオイラは素ですが?
一応人間ですが?笑
そっかー!!ゆっきー天才かぁ!!爆笑
森に帰れ=消えろって意味だよ。
ネタで載せたバカにネタで批評返すのは出来る限り避けた方がいい。
バカが調子乗ってレスし続けて糞スレ化するよ。
つーか、このバカコテに他の作品を批評されるようになったら終わるぞこのスレ。
すでに糞スレになりつつあるけど。
じゃあ何ごともなかったかのように話題をお題に変える。
・梅雨
・紫陽花
・折り畳み傘
・片思い
・バス停
・友だち
↑というように、この中の2〜3つを使って短かめの文章を書いてみる
のはどうだろう(ベタでスマソ
あまり長くては書く方も読む方も大変だと思うので。
その場合は、1500〜3000字ぐらい?どのぐらいがいいんだろう。
301 :
300:04/05/15 17:33 ID:hdMPjp4G
つかお題はツマンネ派が多いみたいだね。ゴメーヌ。
自分のことも華麗にスルーして下さい。
晒してみます。
二次、デーモン聖典、ミカ×礼奈
森の深奥、さらに深く分け入ったその向こうには、世界から切り取られた夢の世界がある。
暖かい陽だまりのような室内に、細く消えそうな旋律が流れる。それは時折途切れそうになりながら、細く弱く流れていた。
ソファへもたれ掛かるように体を預けている女の口から紡がれる旋律は、優しく空気を震わせている。
窓の外をぼんやりと眺めながら、礼奈の唇は繰り返し同じ歌を口ずさんでいた。
「礼奈。その歌、よく歌っているね。君が歌うから私もほとんど覚えてしまったよ」
気配を感じさせずに、男は礼奈の側へ立っていた。手にはティーセットを持っている。男は礼奈に微笑んで口を開いた。
「お茶の時間だよ、礼奈」
その圧倒的な美貌。出会ったら、誰もが目を奪われるに違いない。一分の狂い無く整った造形と白い肌、陽を透かした金色の髪は目に眩い。物腰は柔らかく、容貌だけ見れば女性かと勘違いしそうであったが、纏う空気は厳しく、その点で彼はまぎれもなく男性であった。
その柔らかな表情のなかに表れた微かな憂いは、男の存在を希薄にする。
礼奈はそれを理解しない。屈託のない笑顔を男に返し、礼奈は言った。
「この子たちに歌ってあげてるの。ね、僚ちゃんも知ってるでしょう。歌ってあげて。早く会いたいねって。元気に生まれて来るんだよって。ねえ、女の子かな、男の子かな。僚ちゃんはどっちだと思う?」
運んできたティーセットを礼奈のために用意しながら、男は切なげに表情を歪めた。
「さあ、どっちだろう。礼奈はどう思うんだい?」
大きくなった腹部をゆっくりとさすりながら、礼奈は嬉しそうに笑った。
「わたしね、僚ちゃん似の男の子じゃないかなって思うの。すごく元気なんだもの。男の子だったらキャッチボールして遊びたいって僚ちゃん言ってたじゃない? 男の子だったら僚ちゃんの夢が叶うね」
男は口を笑みの形にしたまま、やや俯き目を伏せた。額を覆うほどの前髪と長い睫毛に隠された瞳の表情は窺うことは出来ない。
「そうだね。早く、顔が見たいな」
穏やかな声だった。
「うん。早く私たちの子に会いたいね」
礼奈は男に手を伸ばす。男はソファに腰掛け礼奈を抱きしめた。
「いっぱい家族作ろうね。野球チームが作れるくらい」
「ああ、いっぱい作ろう。私たちの家族を」
男は答える。叶えられない約束だと知りながら、答える苦悩。
それでも彼女の望みならば、どんなことをしても叶えるつもりでいる。
しばらく男の胸に顔を埋めるようにしていた礼奈が男を見上げた。
「ごめんなさい。少し疲れちゃった。少し休みます。お茶入れてくれたのに、ごめんね、ミカ」
立ち上がった礼奈をミカは制した。
「歩かなくていい。私が連れて行く」
彼女の身体をふわりと抱き上げ、ミカは寝室へと通じるドアを開けた。
彼女の精神はまるで砕け散る前のガラスのように危うく脆い。
それが、自分との接触によるのは疑いようのない事実だ。
心をどこかに置き忘れてしまった彼女。
未だかつて出会ったことのない、未知の存在との接触と夫の死は、彼女の心を壊すのに十分な出来事であった。
彼女の夫がどうなろうと知ったことでないが、それが彼女を哀しませているのはひどく辛かった。
ミカ、と呼ばれた男は、眠りこんだ彼女の側に座り、指先で彼女に触れる。
額を滑り、柔らかな頬を撫でる。
彼女の側にいるだけで、彼女に名前を呼ばれるだけで、湧き上がるこの充足感。
指先が彼女の唇に触れる。
触れた場所から体内を駆け巡る、この恍惚。
どれほどの確率で出会うことが出来るのか、奇跡としか言いようの無い彼女との出会い。
そして男は見つけた。もう、彼女がいない自分は考えられない。
自らを縛る鎖であり、それのみならず、自らの存在を賭けて守る気高い存在であり、侵さざる掟――聖典を見つけてしまったのだ。
彼女は眠りつづける。眠り姫のように。
彼女との接触によってこの姿と名を与えられた。霊的存在<インテリジェンス>はヒトと触れたとき、そのヒトが最も強く思うものに姿が変わるのだ。そして男は聖典の最も強く思うモノの姿になった。それが何故なのか、ミカにはわかっている。
だが、聖典の心はここにない。それは何故だか酷く心をさざめかせていた。
聖典だ、などと、そんな存在を信じたことはなかった。それほど遠い彼方の存在であったものが。出会った奇跡。こんなことが自分の身におきようとは。
彼女との生活は穏やかに過ぎていく。それだけのことが、こんなにも嬉しい。
世界が一変した。彼女によって自分が変わっていく――。
すみません。ここまでなんですが。宜しくお願いします。
>310
このジャンルを知らないので適切な指摘ではないかもしれませんが
さらっと読んで私なりに感じたことを数点書かせていただきます。
・二重表現
>暖かい陽だまりのような室内に、細く消えそうな旋律が流れる。それは時折途切れそうになりながら、細く弱く流れていた。
「細く消えそうな旋律が流れる」と「細く弱く流れていた」はどちらか一つで十分では?
・「その」「それ」の使い方
>「1その」圧倒的な美貌。出会ったら、誰もが目を奪われるに違いない。一分の狂い無く整った造形と白い肌、陽を透かした金色の髪は
>目に眩い。物腰は柔らかく、容貌だけ見れば女性かと勘違いしそうであったが、纏う空気は厳しく、「2その」点で彼はまぎれもなく男性であった。
>「3その」柔らかな表情のなかに表れた微かな憂いは、男の存在を希薄にする。
>礼奈は「それ」を理解しない。
「1その」は男のことなのか、礼奈のことなのか、判断しにくい。
「女性かと勘違いしそう〜」や「彼はまぎれもなく男性で〜」の記述が出てくるまで
読者にはどちらのことなのか解らない。
(ジャンル者には「金髪」時点で解るのかもしれませんね)
「1その」〜「2その」〜「3その」〜「それ」と続いて、まどろっこしいです。
「そ〜」を使わなくても通じる表現を考えてみてはどうでしょうか。
もしくは、普通に「男の〜」でいいのでは?
「礼奈はそれを理解しない」の前に「しかし」や「だが」の逆接接続詞を置いたほうが
わかりやすいかも。
・地文の、「男」、「ミカ」、「ミカと呼ばれた男」、「自分」
冒頭はずっと「男」→容姿等の説明もあり、第三者的(神視点的)表現
>立ち上がった礼奈をミカは制した。→ここで、「男」=「ミカ」と判明
>彼女の身体をふわりと抱き上げ、ミカは寝室へと通じるドアを開けた。 →「ミカ」の行動
>彼女の精神はまるで砕け散る前のガラスのように危うく脆い。→「ミカ」がいだいている彼女の印象
>それが、自分との接触によるのは疑いようのない事実だ。 →「ミカ」の考え
>彼女の夫がどうなろうと知ったことでないが、それが彼女を哀しませているのはひどく辛かった。 →「ミカ」の心情
>ミカ、と呼ばれた男は〜 →第三者的(神視点的)表現
その後、「男」の心情〜「自分」
この変化がやっぱりくどい印象を与える。
「男」→「ミカ、と呼ばれた男」→「ミカ」→「自分(=ミカ)」 か、
「男」→「ミカ、と呼ばれた男」→「男」→「自分(=男)」 のほうがきれいな流れだと思う。
どちらにしても「ミカ、と呼ばれた男」の記述は、
>立ち上がった礼奈をミカは制した。
の部分に入れるといいと思う。 →ミカ、と呼ばれた男は、立ち上がった礼奈を制した。
・309の聖典の記述に関して
かなり一人よがりな端折った表現ではないかな、と思いました。
ジャンル者なら知っている共通事項なのかもしれませんが、非常に解り難い……。
この辺り↓
>だが、聖典の心はここにない。それは何故だか酷く心をさざめかせていた。
>聖典だ、などと、そんな存在を信じたことはなかった。それほど遠い彼方の存在であったものが。出会った奇跡。こんなことが自分の身におきようとは。
書き手が読み手の注意をひくためにわざと不自然な流れを作ろうとしているのかもしれませんが
文体的に少しくどいので、素直に書いたほうがいいような気がします。
以上です。
私も未熟者ですので、不足分も間違いもあるかもしれませんが
感じたことをまとめさせていただきました。
とてもきれいな文章だと思います。
これからも頑張ってください。
5年ぶりに同人復活したのですが、
書いても書いても納得いくものが書けません。
いけないのはわかるけど、何がいけないのか自分ではわかりません。
ご批評お願いします。
↓これは、リレー小説の一部として書いたものです。
鉄男はこのところ毎晩のように同じ夢を見てはうなされていた。
雨の夜。暗い病室。酸素マスクをかけられた白い顔をした男。彼は鉄男のかつての恋人、英明だった。
そして背後から覆い被さる黒い影。暗闇に飲み込まれては息苦しさに眼を覚ます。毎晩のように。
三年前のあの夜、病院のベットに横たわる英明の姿に呆然と立ち尽くす鉄男に、啓二が言った
「君にどうしても話さなければならないことがある。
ここではゆっくりと話ができないから、これからうちに来たまえ」と。
啓二の家には2人を出迎えるものは誰もいないようだった。
静まり返った邸内、廊下の明かりだけを付けて向かったのは啓二の書斎だった。
鉄男はその部屋に入るのは初めてだった。
促されるままのソファに腰を下ろすと、啓二は鉄男の目の前に一枚の写真を差し出した。
それは啓二と英明がベッド裸で抱き合ったポラロイドだった。
「こ、これは?」
鉄男は信じられなかった。写真の中の男が、今目の前で話し掛けていることが。
「きみにはこれが何を意味するかわかっているはずだね」
鉄男は何も答えなかった。自分の答えが正しいとはどうしても思えなかったからだ。
「彼はきみの恋人だったんだってね、彼から聞いたよ」
そのときになって、脈絡なく頭の中に浮かんでいた思考がだんだんと一つにまとまってくるのを鉄男は感じた。
「そしてきみに捨てられたことも」
「す、捨てたわけじゃない!」
鉄男はそれを否定することで、彼との関係を認めてしまった。
「だが今は私の愛人だ」
鉄男は絶句した。
「私は・・・・・・彼を・・・愛していたんだ!」
啓二が豹変した。
「私たちはね、うまくいっていたんだよ! 愛し合っていた。だが・・・」
「彼はね・・・それでも・・・きみのことが・・・きみが忘れられないと言ったんだよぉー!!」
「彼に言ったよ。私はおまえだけを愛しているとね。だけど!!」
「彼はきみともう一度ヨリを戻したいと言ってね、泣くんだよ・・・」
「なんできみは彼を捨てたんだね! あんなにいい子なのに!」
「そして彼は自殺を図った。幸い、すぐに発見されて命だけは助かったが・・・」
「きみも見てのとおりだ、脳に後遺症がある。いつ目覚めるのかわからない」
「私は彼が目覚めるまで面倒を見るつもりだよ」
「だけどだけど・・・・・・」
鉄男の前を左右に行ったり来たり歩きながら、時に声を荒げ、すぐそのあとに憐れっぽく
眼から溢れる涙を拭うこともせずに啓二は一気に喋った。
鉄男は何も言えなかった。ただ、頭の中には「自殺は俺のせい?」と言う言葉が点滅していた。
「か、彼を・・・・・・愛し・・・・ていたん・・・だ、私は」
啓二は鉄男の前に跪くと、嗚咽混じりにそう言って鉄男の太腿に指を這わせ始めた。
「何をするんですか!」
鉄男がそのいやらしい指を振り払おうとすると、啓二の表情はまた一変して権力者の顔になった。
「きみならわかってくれるよね、私の気持ち」
啓二の顔が目の前に迫り、鉄男が息をのむ。
「彼を失って悲しいのは私もきみもいっしょだ。彼をこのまま死なせたくはないだろう?
彼の入院に掛かる費用は全て私が持つつもりだ。彼が良くなるのをきみも見たいだろう?」
鉄男は彼の髪を弄ぶ啓二の指をもう振り払うことも出来なかった。
「だけど私も寂しいんだよ。彼の変わりにきみが傍にいてくれれば・・・いいね、鉄男くん」
鉄男はついに目を閉じた。そして真っ暗な闇に落ちていった。
以上です。
リレーの一部なので中途半端ですが、よろしくお願いします。
>>308 何が不満なのかはわからないが、説明の描写だけで、
いわゆるブンガク的な暗示がないから、なんというか微妙に想像するのに味けがない気がする。
もっと描写を細かくネチネチと書いてもいいんじゃないかなぁ、と思うけど、どうかなぁ。
たとえば同じ夢を見てうなされる、というのなら、
夜の闇、病室の描写を、もっとドロっとした雰囲気になるような文を混ぜ込むとか
やってもいいんじゃないのか。
鉄男はこのところ毎晩のように同じ夢を見てはうなされていた。
それは、肌が粘りつくような、じめりとした雨の夜。
闇の向こうが見えない、暗い暗い病室。
そこには酸素マスクをかけられ、生気を無くした無機質な白い顔をした男がいる。
夢の自分は彼の顔をのぞき込む――どれだけ拒否しようとも。
ベッドに横たわっているのは、鉄男のかつての恋人、英明だ。
そして、自分は驚愕し恐怖する。
絶望は彼の顔を見るたび、何度も何度も再現される。
声にならない絶叫、逃げだそうにも動けないもどかしさ。
藻掻く自分に背後から黒い影が覆い被さる。暗闇に飲み込まれる。
うわあああ――!
そこで鉄男は息苦しさに目を覚ます。それも毎晩のように。
そして明け方まで眠れずに、ちりちりと、背中にある神経の先が削れるような感覚に苛まれるのだ。
どうかなぁ微妙かなぁ(;´Д`)
レス番号間違えたか。
>>317宛ね
リレーだから、あまり長々と書くと嫌らしいかもしれないけれど、
自分で一本まるまる書いた時もこんな調子だったら、ちょっと物足りない気がする。
普通に流すときはこのままで十分だとは思うけど、自分のこだわる「見せ場」があるのなら、
その部分はネチネチと脂ギッシュに書いた方がいいと思うよ。
>>319とかにしてもそうだけど、会話文だけで会話されても、
どういう表情かも分からないから感情移入できない。
描写が足りなさすぎるんだよね。
入れすぎもクドイから問題なんだけど、入れないと今度は
サラっと読んでしまうだけなんで、物足りなさを感じるんじゃないのかなぁ。
一文でも一語でも入れて彷彿とさせる表現てのもあるから、そこらへんは使い所だと思うけど。
細かいところを検討するのなら、
>>319は
>啓二が豹変した。
これでは素っ気ないよ。どう豹変したかくらいちょろっと入れた方がいいと思うなぁ。
「啓二の表情が豹変した。手をぶるぶると震わせ、こちらを恐ろしい形相で睨む。」
くらい書けば、ずいぶん変わると思うんだけど。
さらに
>「私たちはね、うまくいっていたんだよ! 愛し合っていた。だが・・・」
から
>「だけどだけど・・・・・・」
までの会話文に、情景描写や心理描写が入らないのは惜しすぎると思う。
特に
>「彼はね・・・それでも・・・きみのことが・・・きみが忘れられないと言ったんだよぉー!!」
って、激昂してる部分なんか、まさに心理描写や情景描写の入れ時だと思うんだよね。
それと、この会話部分、すべて啓二のものなら細切れにしないで、
あるていど長文でもいいからカッコの中に入れてしまいなよ。
鉄男の「だけどだけど……」まで、啓二一人で全部語ってるのに、
こんだけブツ切りにしてたら、どこかに鉄男のセリフが入っているのかと思いながら読んでしまったよ。
んで全部読んだのだが、
>>318で目を覚ましてるのに
>>319で目を閉じて真っ暗な闇に落ちたのは、どういう事?
嫌な記憶を思い出して、嫌気がさしてもういちど眠りなおしたって事?
それなら「ついに」は物足りない。「もうたくさんだ。思い出したくない記憶をまざまざと甦らせてしまった
鉄男は、ついに目を閉じた。そして真っ暗な闇にすべてを委ねた」
くらいで締めたほうが綺麗だと思うのだけど、そうかな。
>321-323さん
ご指摘ありがとうございました。
自分でも納得がいかなかった部分を上げて
ご指摘いただいたので、とても納得いたしました。
クドく書くとグダグダになってテンポが悪くなるのでは、など
いろいろ考え込んでしまって、思うように書けなくなっていたようです。
これからもっと細かく書き込めるように努力していきたいと思います。
>302
状況を詳しく描写しようとして全部がぼんやりしてる感じ。
男の容姿なんかは具体的だけど
男に感情移入できるような女の描写がないのでいまいち伝わってこない。
評価終わってるけど
>317
BLは最初に表記しといたほうがいいと思う。
啓二の豹変は正に地の文で見せていかないと
だよぉー!!
にちょっとワロた。
>>300 やってみますた。製作時間1時間。
よろしければご批評くださいましm(__)m
けたたましく鳴り響く目覚まし時計を止めてカーテンを開くと、空は今日も雨模様だった。
この梅雨時では晴れ間を見る日の方が少ない。それはわかりきっている。ただ、やはり暗雲立ち込める空を見上げ
るのは気分の良いものではないのも確かだ。
いつもの支度を済ませ、玄関のドアを開ける。昨夜使ったまま引っ掛けてあった折り畳み傘を片手に表へ出た。幸い
雨脚は弱まっている。覗いた腕時計は時間に余裕があることを示していた。こんな天気では、ちょっとでも走ると靴や
ズボンの裾があっという間にびしょ濡れになってしまうだろうが、この時間なら焦らずゆっくり歩いていける。心配があ
るとすれば、傘が小振りなので肩口が塗れてしまうことくらいだった。今日、帰りに大き目の傘でも買うか……そんな
ことを考えながら霧雨の中をバス停へ向けて歩き出した。
いつも間にか見慣れた風景の中、低めに差した傘の中へ身を隠すようにして進む。この街で暮らすようになって三ヶ
月。美味い定食屋や安い呑み屋、品揃えの良いコンビニと無愛想な店主がいる本屋は覚えることが出来た。だが、そ
れらは生きていく上で必要に迫られた結果得た知識だった。友だちもいないこの街に来て、ついこの間までは鬱積感
さえ感じていた他愛ない生活を懐かしく思う自分がいた。あれほど抜け出したいと思っていたあの頃に戻ってみたいと
考えている自分がいた。
……くだらない。そんな懐古趣味に走って何になるというんだ。いま自分が考えなければならないのは今日の午後
出席する会議の発表内容とその要点、それに万が一突っ込まれたときの逃げ口上だろう。どうせ課長がつまらぬ横
槍を入れてくるに決まっている。ぼちぼち反撃でもしない限り、いつまで経ってもこの構図は変わってくれまい。
でも……課長を言い負かしたところで、どんなに会議がスムーズに終わったところで……それが、何なのだろうか?
給料が増える?……いや、そんなことはない。満足する?……何が満ち足りるというんだ?俺は、何のために、こんな
雨の中で、小さい傘に守ってもらって、湿気臭いバスに揺られて、出かけていくのだろうか……?
バス停が見えてきた。よかった、雨が強くなる前にたどり着けた……
そんなことに喜びを感じた自分が、小さくて情けない存在であるような気がしてくる。なんだか、今日の俺は少しおか
しいかもしれないな……そんなことを考えながらバスを待つ列の最後尾に並んだ。時計を見ると、あと三分少々でい
つものバスが来る時刻だった。この天気のおかげか、乗車しようという人数はいつもよりも少ない。今日は座れるだろ
うか……?
なんとなく、バスを待っている人たちを眺めてみた。自分と同じように会社へと向かうサラリーマンらしき男、気難しい
顔で携帯メールを打つ女子高生。いつもと変わらぬ顔ぶれが並んでいる。俺と同じように、他のみんなもいつもと同じ
一日が始まったところなのだろう。そしていつもの場所で、いつもと同じ事をして、いつもの帰り道を辿っていつもの部
屋へと帰っていくのだ。当たり前のこと、当たり前の日々。至極当然のことなのだ。何のためとかいうことではない。日
常を普通に過ごすことが、当たり前のことなのだから……
自分の背後に誰かが立つ気配があった。時刻はバス到着一分前、ギリギリセーフってところか。その幸運なヤツの
顔を見てみようと振り返ってみた。
真っ先に目に飛び込んできたのは、白地に紫陽花のイラストが入った傘だった。なにやら足元を気にしているのか、
幸運の持ち主は傘を差したまま前のめりになっているらしく一体どういう人なのか皆目見当がつかない。だが、その傘
に見覚えがあった。いや……まさか。そんな筈は……第一、傘なんて大量生産品、同じ物を持ってる人がいたってお
かしいことはないさ……いや、でも……まさか……
紫陽花模様の傘の向こうに、こちらへ向かって近づいてくるバスが見えた。いつもはその到着を待ち遠しく思うのだが、
今はそれどころでは無かった。傘の主はまだ下を向いたままだ。おい……バスが着いちゃうよ。早く、早く顔を上げろよ
……
バス停にバスが滑り込んできたのと、傘の主が顔を上げたのはほぼ同じタイミングだった。
「あ……!」
俺の声に、後ろに立っている紫陽花模様の傘の主がこっちを見た。
「え……あ、あぁっ……!」
忘れようも、見間違えようもなかった。男ってのは、たとえ片思いでも好きになった女の顔を忘れることが出来ないもん
だ、ということを身をもって知った。
クラクションを鳴らし、バスはドアを閉めて走り去っていった。俺の前に立っていたサラリーマンが、雨の中傘を差して
見詰め合う俺たちをバスの中から不思議そうな目で眺めていたが、そんなことはどうでも良かった。
「久し……ぶりね」
先に口を開いたのは相手の方だった。
「お、おう……」
それを答えるのがやっとの俺。
いつもと違う一日が、始まろうとしていた。
以上でつ。
よろしくお願いいたします。
331 :
302:04/05/16 10:12 ID:o3ZN5GYD
>>311さん
詳しい批評をありがとうございました。
自分で変だなと思うものの、どこをどうしたらいいのかわからなかったので
色々指摘頂けてとても参考になりました。
萌えた勢いで書き出してしまっていたので
もう一度冷静に見直しながら推敲してみたいと思います。
>>325さん
書き出したい部分だけしか見えていなかったせいかなと思います。
なので全体のバランスが悪くぼんやりしてしまったのかな、と。
批評有り難うございました。とても参考になりました。
頑張って書いていきたいと思います。
晒します。
二次創作(デッドマソズQ+ジョ/ジョ4部)で、
冒頭部だけです。
「今夜はどこで休もうか……」
ぽつりと独り言をつぶやく。
まだ、午前中だというのに。
ぼんやりと眺めた空は、その半分ぐらいが雲に覆われていた。
太陽は隠れている。風は少々。
それなりに天気は良い方だろう。気分がよくなるほどではないが。
「暇なの?」
空を眺めていると、手に箒を持った女坊主が話し掛けてくる。
滅多に人なんて来ないというのに掃除だけは行き届いているのも、
きっとこの女のおかげなのだろう。
わたしのいるここも掃除するのだろうか。
「見ての通りだ。……どけようか?」
「いえ。そこはもう終わったからいいです」
一体いつから掃除をしているんだ?
「街に出たりはしないの?」
「街に?何をしに?街なんて仕事でいくらでも行ける。
仕事でもないのにわざわざ人の多い場所なんて行きたかないね」
「そう。」
短く返事をして、女坊主はそのまま黙り込んだ。
暫く沈黙が続く。掃除は終わったのだろうか。
「なあ。本当に仕事はないのか?」
期待してはいなかったが、一応もう一度聞いてみよう。
『仕事』が無い日にはどうしても暇な時間が出来てしまう。
街に出たりもしないことはないが、今日はどうしても気分が乗らない。
やはり部屋だ。
自分だけの部屋さえあれば、きっと仕事の無い時間を有効に使える筈だ。
例えば時の経つのを忘れるぐらい沢山の本を読んだり、
一晩中好きな音楽を聴いていることもできるんだろう。
「仕事は、ないわ。ただ……他にやることがないならひとつ調べて欲しいことがあります」
「仕事じゃあないんだな。報酬の無い雑用はお断りしたいところだがな」
「報酬、そうね。場合によっては出せるかもしれません。
出せなかったとしても、交通費ぐらいなら負担します」
場合によっては、か。
しかし交通費ということは、やはり街へ行くのだろうか。
そうだとしたらあまり気乗りはしないが、聞くだけ聞いてみるか。
「この写真を見て」
詳細を問うより先に、女坊主が写真を差し出した。
受け取って眺めてみると、一人の男が写っていた。
「この男に見覚えはない?」
「それはいつのことだ?どっちにしろわからんが。……ん?」
いや、そういえばどこかで見たことがあるような気がする。
と言っても会った事があるわけではなくて、この写真を見たことがあるのだ。
「まあ、あるかないかはどちらでもいいです。
その男の名前は、片桐安十郎。通称アンジェロ。脱獄囚よ」
片桐安十郎。アンジェロ。名前は確かに聞いたことがある。
いつだったかは忘れたが、新聞か何かで何度も見た。
「34歳までに20年刑務所に入っていた男。その罪は強姦、殺人、強盗など数知れず。
一度死刑になるもなぜか死なずに生き延び、死刑は延期。その後脱獄した」
そうか、こいつはそんな男なのか。
だったら新聞で顔を見たことがあるのも頷ける。
「わかった。経歴はもういい。で、オレはその男の何を調べるんだ?」
「とりあえず最後まで聞いて。
アンジェロは脱獄した翌年の1999年に、S市杜王町に逃げ込んでいるの」
「杜王町に?」
杜王町にはこの体になってからも何度か訪れたことがある。
この体になる前もなのかもしれない。もしかすると、そこで生まれ育ったのかもしれない。
だが、今のわたしにとってはどうでもいいことだ。過去のことは、覚えていることだけで十分だ。
他は何も必要ない。少なくともわたしが望む『幸福』には、何も。
「……で、その男の何を調べればいいんだ?執行しなくてもいいのか?報酬は現金?」
「アンジェロは杜王町に逃げ込んだまま、行方知れず。そのまま何の犯罪も犯していない。
ただ、少なくとも他の場所に行ってないことは確かです」
女坊主はわたしの質問には答えず、話を続けた。
「君が調べることは、その男が生きているのかどうか。期限はなし。
もし生きているのならすみやかに『執行』してください。
その場合は、きちんとそれ相応の報酬を支払います。もちろん現金でね」
「……」
調べる、とは言ってもわたしができることは限られる。
どうやら少なくとも杜王町まで足を運ばなければならないようだ。
少々遠いが、まあいいだろう。
新幹線にでも乗って、窓から景色を楽しむとするか。
「交通費は出す、と言ったな」
「ええ」
「わかった。受けよう。ただし、くれぐれも期待はしないことだな」
「おねがいします」
そうと決まったら気が変わる前に早く出発することにしよう。
『仕事』ではないのだから、そう熱心にやることはない。
もとより手がかりがつかめないようならさっさと帰るつもりだ。
わたしは足早に門へと向かった。
「お金は?」
「後払いでいい。あまり持ち歩きたくはない」
「写真もいいんですね?」
「必要ない。顔は覚えた」
そう言い捨てて門を出る。
空にはさっきより少し雲が増えていた。
夜までに一雨降るかもしれない。
以上です。
拙い文章ですが、よろしければ色々とアドバイスをいただければ幸いです。
作品を知らない人には少々「?」なところもあるかもしれませんが、
出来る限りそういった部分を無くしていきたいと思っています。
>333-335
*全般的に感じたこと
自分の頭の中にある展開に盲目で、文章で情報を伝えることに鈍感だなという気がした。
地の文が主人公の考えてることばっかで行為・情景の描写が少なすぎ。
会話だけで話が進んで描写するべき行為・情景がないってんなら
主人公の考えてることの描写は省いて話を一気に進めてしまって
その後で主人公の考えをモノローグ的に集中的に書いた方がわかりやすくていいと思う。
描写すべきものがないわけはなかろうと思うけどね。表情とか声のトーンとか。
例えば最後、「……」のあと主人公はどういう風に仕事を受けるという意思表示をしたの?
うなずいた。溜息をついた。わざと勿体ぶって返事した。
ほら、色々あるじゃん。
それから、とにかく「唐突」という印象を受けた。
「やはり部屋だ」以降とか「この体に〜」以降とか。会話のリズムを完全に崩してる。
主人公の思考が会話の流れと別のところに飛びすぎ。
このシーンは
「暇な主人公が仕事とも言い難い雑用を引き受ける羽目になった顛末」+
「主人公がどういう人間かという簡単な説明」
で構成すべき箇所でしょ?(∵導入部だから)
この「説明すべきこと」に対して余計な情報が多すぎる。天気の描写なんかまさにそう。
三行も割くんだったら、天気に関してあれこれ思うことで
主人公はどのような心情でいるのかって情報を多少は絡めて欲しい。
>333-335
*細かいこと
> まだ、午前中だというのに
「というのに」、なに? 午前中だというのに空が半分くらい雲に覆われてるってのはおかしいよね。
多分、午前中だというのに宿の心配以外することがないぐらい主人公は暇ってことなんだろうけど
この流れでそれを伝えようとするのは厳しい。
> 暫く沈黙が続く。掃除は終わったのだろうか。
二文の間に
「女坊主は掃除を続けるのかと思いきや、私の前を動かなかった」
みたいな描写が欲しい。
>332
おもしろかったです。
始まってすぐに話が動いているので、
先はどうなるのか気になります。
自分は原作(ジョジョ)が好きなので、
贔屓目入ってるかもしれませんが…
と、全体的には好みな印象の上で気になることを。
「この体になる前も」とありますが、
具体的にどんな身体なのか書かれていないのは、
このあとの伏線なのでしょうか?
伏線ならば、その解消の仕方に興味がわきます。
ジョジョらしいやり方で披露してくれるのかな?みたいに。
ただ、原作を知らない人が読むと、すぐには入って行きにくいかも。
体だけでなく、この冒頭には主人公の外側の情報がいっさいなく、
会話している場所のイメージもつかみにくいです。
会話相手の女性は尼さん?で、手に箒を持っているから、
場所はお寺で屋外だろうと想像は出来ますが、なぜ彼がそんな
場所にいるのか、お寺のどこから空を見ているのか。
もう少し背景を書いたほうが、読者には親切だと思う。
あと、女坊主のルックスも。
>332さんに限らず、ここに晒した人はなぜか、
女性キャラのルックスをあまり書かない人が多いようですが、
読者が男性でも女性でも、女性のルックス描写は入れて
損はないと思います。
いろいろ言いましたが、短い中にジョジョジャンルの雰囲気が
出てるのは良かったと思います。がんばってください。
327はどうして無視されてるんだw
>325さん
遅くなりましたが、ご指摘ありがとうございました。
>>327 文章はいいと思いますが、感想の書きようのない話かな。
つまらないCMを見てしまった気分。
>341
どこからツッコミを入れていいやら分からんからでは…。
ぱっと見でネット環境ということをまったく考慮してないのが分かったんで
内容も独りよがりだろうなぁとスルーしちゃってた。
我慢して最後まで読んでみたけど、やっぱり当たってたけど(;゚Д゚)ツマンネ-
自己満足のオナニー文を書いて満足するんじゃなくて
人に読ませることを意識してから出直してきたほうがいいよ
>>327
そうかな?自分はしっかり書かれていて好きだと思ったけれど。
ただ、「……」が多いな、とは感じた。
読後感はサワヤカだったよ。>327
急にレスがついてるな…。
>>327 全体的な印象を上げると、だらだらと日常を説明しているだけに見える。
もっと要点を見つけて描写した方がいい。
途中、独白で日頃の鬱屈のようなものが語られているけど、
そこは独白で説明するんじゃなくて、日常の様子から感じさせて欲しかった。
普通の男に、ぐちぐちと語られても面白くないだろう? と。
>>341 簡単に言うと評価以前に「読む気が失せる」からじゃないの。
ブラウザや2chビューアで読んでる人のために、適当な所で改行を入れないと
誰も読みもしないよ。
>>327以外の、たまにすごい長文書いてくる人にも言いたいのだけど。
自分もそうなんだが、目を動かしながら頭で解釈していくのは、けっこう大変なんだよ。
適当な所で句読点を打ち、改行を加えてあげることで、読者に「はいここまでで想像してください」
と指定してあげないと、読者は混乱してしまい、
結果、どれだけいい文章でも「何言ってるんだ?」と、理解できなくなる。
もちろん、対象となる読者が長文に耐えられる人間だと特定できるのならまったくOKだけどね。
研究者向けの論文とか、ライト系じゃない、ガチガチの中身が好きだとか。
801でもハードっぽい本ならたまに見かけるよね。そういう人。
348 :
341:04/05/17 17:25 ID:pIG31Jjv
漏れのくだらない質問に答えてくれた人ありがとう(つД`)
確かに、どこから突っ込んで良いかはわからないかも。
自分が読むときに、327の文章が読みやすい読みにくいは、
あんま意識してなかったが…。
自分が書くときの参考にもなりました。本当にありがとう。
349 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/05/17 18:02 ID:3TA+RtS8
梅雨はいやな季節…
350 :
327:04/05/17 19:04 ID:FloSoYgN
ありがとうございました。
いや、お題で物書くのは初めてだったんですが、やはりまだまだですねぇ。
内容については、お題を盛り込み、かつ短く書くことに集中してしまったんでロクに膨らませなかったのは
確かです。精進します。つまらないCM……確かに(苦笑)
あと改行についてなんですが、2chブラウザ(漏れはjane)の幅で改行入れておいたつもりでしたが
確かに読み辛かったですね。今度上げることがあるとしたら、もっと短く切るようにします。
紙原稿でしか書いたことが無いんで、いまいちネット環境での読み易さという概念がつかみきれていない
んですわ。失礼致しました。
>350
その前に、半年ROMってこうぜ!
精進その他はその間にやれば大丈夫!
きっとネットでの読みやすさとかさ、そういのもっとよくわかるようになるよ!
頼むからそんな感じでお願い。
苦笑……(・∀・)
2chで見るとは(w
最近あちこちで見るよ…<苦笑
自分が見かけた(苦笑)使いは漏れなく痛かった。
(苦笑)は場面さえ選べば別に使ってようが痛くはない。
ただ少しいろんな意味に取れすぎるのが嫌なところだ。
よって、使わない方が無難となっている。
356 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/05/18 01:51 ID:ICos8Fkq
>358
作品の批評以前に色々言いたい事はあるのだが、Russelを読んで。
・サイトのトップページのアドレス貼られてもどの作品をアドバイスしたらいいのかわからん。
・文中に半角カタカナ使うな。
・奥様の気まぐれの1-3と1-2はリンクミス?
・後半、変なところで改行が少なくて読みづらい。
・周りの状況の説明だけでなく、心情とか人物の表情とかの描写も入れてみては?
・登場人物がどんな性格でお互いををどう思っているのか、何を考えて行動しているのか
が読んでいる人に伝わらない。
兎に角、キャラクターをしっかり作って、心情表現の練習をしてから書いたほうが良いと思う。
個人的に素材は好きなので残念。
358 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/05/18 07:45 ID:ICos8Fkq
・サイトのトップページのアドレス貼られてもどの作品をアドバイスしたらいいのかわからん。→作品が一つしかないので書かなくても分かるかな、と思いました。すみません。
・文中に半角カタカナ使うな。→訂正しました。
・奥様の気まぐれの1-3と1-2はリンクミス?→リンクミスです。訂正しました。
・後半、変なところで改行が少なくて読みづらい。→文章を携帯メールからパソコンに送信し、それをコピペした時に変なとこで改行になったと思われます。訂正しました。
・周りの状況の説明だけでなく、心情とか人物の表情とかの描写も入れてみては?→がんばって善処します。
・登場人物がどんな性格でお互いををどう思っているのか、何を考えて行動しているのか が読んでいる人に伝わらない。→追い追いその辺りなどを出す予定でしたが、早めに出すか、加筆修正を加えたいと思います。
アドバイスありがとうございました。m(__)mまた話をUPしたらカキコさしていただくので、その時はまた、よろしくおねがいします。
>358
適度なところでの改行を覚えてくれると嬉しいのだが。
ずっと改行せずに文がずらずらと続くと読み辛い。
前半からそうなのでかなり読み辛く途中で何度か読むのやめようかと思いました。
一度書きあがった後出す前に読み辛い箇所はないか?
改行はこれでいいか等チェックしてみると良いかと。
キャラの描写が少なく、何に焦点をあて書いてるのかが良くわかりませんでした。
がんがれ。
360 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/05/18 15:49 ID:imm+F8mC
今のお題って、「雨」でよかったっけ?
梅入りのやつ
>>356 うーん、携帯用バージョンにすると少しは読めるようになるけど、
やっぱりちと辛い。携帯用とPC用では閲覧ページ別に
創った方がいいんじゃないかとも思うんですが。
あとはやっぱり感情表現が絶対的に不足してるかと。
ただの文章の羅列になってしまってて、登場人物に
魅力がなくなってると思う。
363 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/05/18 23:52 ID:ICos8Fkq
>>362 PC用はできないかも。自宅にはPCがないんで、もっぱら携帯での作成になるんで。携帯からもPC用ページを作ることは可能ですか?
客観的に見るとやはり感情が足りないんですね。感情表現はなかなか難しいです。まだまだ精進します。アドバイスありがとうございます。
>363
ここは質問してサイト作りの手助けをする場所ではないと思うのだが…?
>まだまだ精進します。
精進して自力で勉強して、これなら自信を持って出せると思うようになってから
出直してきたほうがいいんじゃなかろうか。
稚拙な文章を人前に恥ずかしげもなく晒せる根性をまずなんとかしようよ。
プライドがないのか?
>>364 心に余裕のない言い方だなあ。
煽り叩きは同人板の常とは言っても
そんなに居丈高に出たらこんなスレすぐに廃れちゃうよ。
366 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/05/19 00:27 ID:khqz+Qj3
>363
確かにサイト云々は場違いなものでした。すみません。
ちゅうか、自信あったら2ちゃんに晒したりしない気が……いやでも晒すのかな…うーん。
答えたくない、答えられないのなら黙ってた方がいいよ。
>>363の文章からは失礼な向きは感じられないし。
つーか、初心者だって来るんだろうし、そのための同人板のスレなんだから
もう少し硬化した態度を変えた方がいいと思うのだが。
気軽に晒せる場所じゃないと
誰も晒さなくなるぞ。
言い方がきつかったか。363のやる気を削いだらごめん。
363の文章自体は修行していけばどんどん魅力的になっていく印象を受けた。
センスあるんじゃないかな。
でも、サイトの作り方教えろだの1時間で書きましただの
この前からそういうの多いし、なんだかなぁと思ってさ…。
うーん、でも、言われてみれば確かに自分の方が悪かったですね。
申し訳無い。
すいません。大分前に書いた二次なんですが晒さしてください。
どうもくどくなる傾向&時制が単調な気がするのです。
・週刊午前(英訳)の海軍漫画です。
・視点がそこはかとなく女性向かも。
371 :
1/2:04/05/19 01:58 ID:4DZLgxsr
「陽かがよう部屋」
ねっとりとした息苦しいほどの暑さに、たまらず寝返りを打った。
わずかな涼しさを求め泳ぐようにシーツを掻く。こんなに暑いのに、どうして冷房が効いてないのだろう。
そういえばエンジンの振動も、波のうねりも感じない。この静けさは、陸のものだ。
・・・・・・横須賀に帰ったのか?しかし・・・
そこまで思考をたどらせて、糊のきいたリネンの手触りに角松はようやく今自分のいる場所を思い出した。
磨きのかかった木彫の調度。白塗りの壁に毛足の短い絨毯。時代がかった大型のファンがゆっくりと
空気をかき回している。
「ここ」はシンガポールのホテルの一室、「いま」は1942年7月上旬の昼下がりだった。
SH60Jでマレー半島に上陸してから4日目、輸送船に始まって作業員、物資の調達は順調に進んでいた。
だが、この暑さだ。
大分疲労のたまってきた角松に、一旦宿に戻って休んだほうがいい、と草加が提案した。先刻別れた時のことだ。
「あなたにはまだ不慣れな場所だ。神経を使うだろう」
南洋では昼寝も合理的な習慣なのだ、と付け加える草加に反論したかったが、助言には素直に従うことにした。
実際今日の昼飯は半分ほどしか手をつけていない。気遣ってくれたのだろう。
372 :
2/2:04/05/19 02:00 ID:4DZLgxsr
目覚めてなお、浅い眠りの余韻に浸りながら考えるのはやはり、「みらい」と自分たちの行く末、
そして同行者の運命の不思議さだった。
あの夜、星降る甲板で初めて言葉を交わした時から、この男は只者ではないと角松は気づいていた。
異常事態に対処する冷静さといい、頭の回転の速さ・柔軟さといい、旧海軍の将校という語から
連想されるイメージとは程遠い。良くも悪くも、とんでもない人間を救ってしまったようだ。
回転するファンの眠たげなリズムに、再び目を閉じる。あの男の面影が目蓋に甦る。
もしも歴史が正しくあれば、あれほどの人間も敢え無く海の藻屑となっていたのか。
それが――必然だというのか。
もう一度記憶の底をさらい、断片から一つの像を結ぼうと試みる。海軍少佐・草加拓海。
既に、存在しないはずの男。
373 :
370:04/05/19 02:03 ID:4DZLgxsr
以上です。
対象によって文体はかなり変わる(=影響受けやすい)んですが、
書きすぎる癖は変わらないような。とほほ。
>>371 いっそテンプレ化した方がいい気がしてくるが
三点リーダーは「・・・」と、・を3マス打つんじゃなくて「……」と、1マスで3点ある記号を使うのが基本。
あと、時制がどうとかより、イメージがいまいち煮詰まってない気がする。
息苦しさにたまらず寝返りを打ってると「自覚」してるのに、
横須賀なのかシンガポールなのかわからない、とか。
それなのに一瞬でだいたいどこにいるのか分かるし。
角松は寝ぼけているはずなんだから、もう少しそこらを強調した方がいいのでは?
リネンの手触りで自分がいまいる場所を思い出した直後に、家具を見つめる事が
あなたにはできる? 普通はもうろうとしているんじゃないだろうか。
>南洋では昼寝も合理的な習慣なのだ、と付け加える草加に反論したかったが
こういう言葉を付け加えるなら、草加の表情にも言及した方がいいかも。
「南洋では昼寝も合理的な習慣だ」と、いささか冗談交じりに彼は付け加えた。
タフを辞任していた角松からすると、これくらいのことで、と反論したかったが、
連日の暑さで食事も食べる気が起きず、睡眠不足のせいでベッドから起きあがれないほど
憔悴しているのだから、逆らいようもない。
草加もそれを察して気遣ってくれたのかもしれない。
>371
長い話の出だしなら、上々だと思いました。原作は知らないけど、ちょっと続きを読んで見たい感じ。
細かいこと言うなら
>「いま」は1942年7月上旬の昼下がりだった。
「いま」を強調するなら「昼下がりだ」のほうがいいんじゃないかな、と思った。
>374
別にそこまで厳しくしなくてもいいんじゃないかなあ?
「・・・」と中黒で打つだけで読む気がしなくなる人は
評価しないか、そう書けばいいわけだし。
「」の中の読点はどーすんのとか、どんどん追加されるでしょ。
間口は広い方がいいっしょ、この板でやるなら。
ドリも二次もオリジもヘタレもへぼんも少々のお約束破りも
全て受け入れてやろうじゃないの。
○○してるヤシはヘタレが多いから、
そうしてるだけでヘタレと言う判定を下すのは
字書きスレとかだけでお腹いっぱい。
と、私は思います。
>371
原作未読です。最近読んだ中ではいちばん読みやすい。
しかし、たしかに女性向けスメルがしますね(w
もしもそれが不本意なら、文章の遊びを少し無くすといいかもしれない。
>374
覚醒のくだり、読んでいてそこまでの違和感は感じませんでしたよ。
息苦しくて寝返りを打つのは「無意識」の域だと思いました。
自分がいつもいるところ(海)>違う、じゃあ家?(陸)>
糊のきいたリネンの手触り>そうだった、ホテルだ
という段階を踏んでいて、そんなに不自然ではないと思います。
文章を読むと、ホテルは未知の場ではないようで、
調度のディティールも、見つめるというより思い出すという感じ。
「草加の表情」も、読み手に委ねるくらいでいいんじゃないかなぁ。
二次創作ならではの、想像の楽しみを残すというか。
それについて行を割くほどの意味を感じられないのですよ。
このような読まれ方もあると、371に参考になればと思って書きましたが、
気分を害されたらごめんなさいね。
>371
読みやすかったです。
冒頭だけでは「ここ」と「いま」を「」に入れる意味がいまひとつ
わかりにくかったけれど、原作を知っていると通じるのかな?
三点リーダの使い方については>376に同意。
というか、とくにオンの場合は三点リーダ二つ重ねにこだわる
必要はない、が同人板字書き系のスレでもFAだったと思うけど…
>>374-378 コメントありがとうございました。
読みやすい、と言われて少しほっとしましたw
三点リーダは見落としてました。字面としては
中点3つの方が好きなのでつい使ってしまうのです。オフでは気をつけます。
補足すると、角松は1942年のミッドウェーにタイムスリップした海自自衛官、
草加は彼に助けられた将校で、シンガポールで物資調達中という状況です。
「ここ」と「いま」に「」がついてるのはそのためです。
機会があったら今度はオリジナルで挑戦してみます。
ありがとうございました。m(__)m
380 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/05/19 15:44 ID:veBnIRxG
age
>381
ソースに「晒し中」もしくは「評価中」がないから読んでないんだけど
談話室の「トリックが浮かばないミステリーサイト」の人?
つか、ソースが見たら激しく文字化けしていて驚いたw
>381
漏れもソースが読めなかったが、せっかくなので…
まず壁紙が左端から見ていくのに文字と被って見づらかったです。
難しい漢字に()の但書きは個人的にいらないかと思います。読めても意味知らないし、雰囲気が崩れる。
文章自体は読みやすいと感じました。
途中でなんとなく筋が読めてしまったのですが、この手の話は雰囲気で圧倒していくものかと思います。
事件についての描写が物足りなく感じました。
人間関係についてをもう少し深い描写がないと、動機として厳しいと思います。
ただこれ以上の描写や硬い表現は話自体をくどくしかねないので、
幅広いそうに読んでもらうならこれくらいは丁度いいかと思います。
総じてしっかり纏まった完成品だと思いました。おもしろかったです。
今唐突に思ったが、数多くある大人鯖縁のSS保管庫、愛読してる香具師いる?
385 :
381:04/05/26 17:33 ID:yvb/WUS6
>>382-383 すみません、『晒し中』入れるの忘れてました。
文字化けしてしまいましたか。こっちでは普通に見られるんですけど、どうしてでしょうかね。
>談話室の「トリックが浮かばないミステリーサイト」の人?
いえ、違います。
壁紙、ルビ振り、その他諸々。
ご指摘ありがとうございます。おもしろかったと言われて、少しほっとしました。
すげえ。
実際に晴明の逸話として残っていそう。
雰囲気もよく出てる。
>386
ダメ出しの出しようがないっていうか、すげー面白かった。
原作の中に紛れこませてても違和感ないと思う。
386の欠点は「駄目出しお願いします」って書いてるとこ(w
もしかして最近迷ってるのって感想が来ないとかそういうのかな。(違ったらスマソ)
だったら気にしなくていいんじゃね?
きっと皆読むだけで満足しちゃうんだよ。
丁寧な文章と内容のこんな小説の書ける386のいるジャンル者が羨ましいよ。
ダメ出し……ほとんど重箱の隅になりそうな感じでよければ。
390 :
386:04/05/29 00:35 ID:uZkGju7N
>387-388
有り難う御座います。
分かり辛い箇所などはありませんでしたでしょうか。
>389
是非。
>388
自分の書く文章が説明不足なのか説明過多なのか、さっぱり分からんのです。
それで嫌になって半年ほど何も書かないでいたのですが、
このままではいかんと最近また書き始めてみると
これがまた前以上に分からなくなりましてorz
私には駄目出しの仕様がないな、と思った。
陰陽師は全然知らないのだけど、純粋に面白い。
雰囲気作りというか、間とか空気が作風に活かされているんだと思う。
駄目出しがんがれ・・・
>>386 雰囲気出てて、展開も面白かったです。
HP作るなら正直おしえてほし…(ry
うん、ていうかまじ雰囲気がすごいです。
逆にレクチャーして欲しいくらいだ…。
ただ、個人的な好みで言わせてもらえば(本当に個人的な好みの話。)
淡白すぎるのが気になった。
でもそこが386の味だと思うので、本当に好みの問題だと…。
>390
そいじゃ、389じゃないけど、重箱の隅をつついてみる。
完結な文章で読みやすいです。
説明の点を懸念されてるようですが、文章的にはむしろ簡素で説明過多の領域にはないと思います。
読むに十分ではあるものの、言葉を少しでも減らすと足りない。無駄がない。SS向きな文章と思います。
話の筋事態については、原作(漫画しか知らないけど)のあのまどろっこしさや意味不明さからすると、
わかりやす過ぎるかもしれない。最後をもう少しぼかしてもよかったかも。
読者の想像の余地というのが与えられていない。
でも今の状態くらいでないと、話の全てを伝えるには厳しい。作者の意図は大変理解しやすいです。
これ以下の言葉で伝えるなら、もっと曲げた筋や描写が必要になってくる、と思います。
これ以上はあなた自身の問題だと思う。
他人がどう思ってるかよりご自身でそれが気に入るかいらないか。てゆうか落ち着いてください。
他人の感想と自分の感想を比べてみるとよいと思います。違ったって何の問題も無いけれど。
394 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/05/29 19:23 ID:4G/77656
晒し期待age
>386
面白かったです。
漫画版というよりは夢枕さんの文体・雰囲気にとてもよく似てらっしゃる。
陰陽師って事で多少意識してるのかな?と思ったんだけどどうなんだろ。
もしかしたら、そういうのが気になってしまうって人はいるかもしれない。
でも私は雰囲気も話の流れも季節感も素敵でイイ!と思った。
396 :
386:04/05/30 01:36 ID:n/Zwhrf5
>392-393
説明過多になり過ぎることばかり心配していました。
今回のもまだくどく感じられるくらいで。
「自身でそれが気に入るかいらないか」が一番耳に痛いです。
いろいろ書いて好きなバランスを探してみます。
>395
夢枕さんの陰陽師の雰囲気が好きで、かなり意識して書いていました。
>387-395
面白いと言って頂けて凄く嬉しかったです。
皆様有り難う御座いました。
>397
最初の4、5行を読んだ時点で、文章が幼い感じを受けました。
もう少し熟語とか増やしてみると
大人っぽい印象になると思いますし、読みやすくもなるのでは。
増やしすぎるとまた、固い印象になりますが…。
それから、話の流れを書くのが丁寧だなぁと思いました。
飛ばさないでゆっくり丁寧に、ていうのはすごく読みやすかったです。
すごーく個人的な感想なのですが
「原作寄り」ということで、瀬田氏の美しい日本語を(勝手に)期待した身としては
398同様、ちょっと食い足りなかったかな……
丁寧に書かれているなとは思いました。
内容は、もう少し心情に踏み込んで欲しかったかも。
角笛城の攻防以降、物語の主要な部分を担うセオデン初めローハンの面々は、
とても好きなキャラ達です。
指輪は大好きにも拘わらずサークルスペースに近づけない(私は801ダメなので)のですが
398がこのスタンスで長編書いてくれるなら、コミケで探しに行くかも。
401 :
397:04/06/01 20:22 ID:n7GuqPEA
>398-399
アドバイスありがとうございました。
普段、誰かに文章をみてもらう機会がないのでとても参考になりました。
自分の語彙、表現力の少なさを実感しました。心情を書くのが苦手で、どこまで
書くべきなのかよく迷っています。今後はもっと心情を表現できるように努力します。
>399
瀬田氏の文章はまさに憧れで、あんなふうに美しい文章が書けたらなあと思います。
当分の間は、語彙や表現力を付けることを目標にします。
また、新聞の社説を書き写すと文章の練習になる、と聞いたことがあるので実践して
みようと思います。
>>400 放置されてるなあ。
とりあえずいきなり目が滑った。
序の文は読者を惹き込むために重要だと思うんだけど、
セリフのあとがいきなり状況説明。しかも詰め込みすぎ。
これでは読むほうがいきなり読む気を無くしかねない。
あと、全体的に情緒的な話なのに説明的すぎるのではないかと。
これじゃまるで脚本みたいです。
403 :
400:04/06/06 14:17 ID:ZDE4LH9C
>>402 ご批評ありがとうございます。
説明的すぎることに関しては
ずっと気になっていたことだったので、
ご指摘頂いて良かったです。
放置だったので、ご批評して頂けて本当に嬉しく思います。
脱脚本を目指して精進します。
ありがとうございました。
>403
丁度comic4鯖激重時期だったから、間が悪かったんだよ…。
絡みスレにも感想めいたものがあったから見てみたら?
405 :
400:04/06/07 14:20 ID:cejnXpqK
>>404 404さんに教えてもらわなければ、知らずにいたところでした…。
ありがとうございます、見てきました。
皆さん優しくて涙がでそうだ(つД`)
では名無しに戻ります…。
>400=405
禿げ遅絡みなのでレス不要。
二次創作ながらも一生懸命原作世界観を伝えようとしてるのはわかった。
でもそれが>402さんの言うような脚本的な説明のくどさを出してるのだと思う。鰤やたら設定分厚いしな…。
ファンを対象にした話だとどうなるのかなと興味。
二次創作はそのバランスが難しいね。
>407
文体とか語れなくて申し訳ないんだけど、ひとつ。
軍人にしては警戒心が無さ過ぎるのが気になりました。
親友を亡くしたとはいえ、血を見て動揺するのもやや違和感が。
>>407 うーん、まぁいわゆるテンプレやおいSSですな。
キャラの首を他の誰にすげかえても違和感ないという…。
文体も批評できるレベルではないような。
目的(キャラ同士のいちゃいちゃ描写)ははっきりしているので
そのカプが好きなジャンルの人にはお手軽でいいんではないかと。
よく言えばすんなり読める、悪く言えば後に何も残らない。そんな感じ。
410 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/06/24 17:30 ID:IAMHcWZn
あげてみる
アク解仕込んでる人多いね…
つか読んでも解析あると意見する気になれない。
>411
なんで?
2chなんて、これ以上ないくらい身元のばれようがないところなのに。
むしろ晒してる方が身元バレする可能性が高いような…。
>407
問題なし。
でもせっかく印象深い導入をしたのだから、
その導入に沿った終わり方をしてみるとかすると、もっと面白かったかもしれない。
ファンのSSとしては合格ですが、一貫したテーマみたいな味付けが欲しいです。
>407
自分は正直、へ(ryだと思ってしまった。
『印象深い導入』とは思えなかったな…
なんつーか、壷ポエムとかよりはマシだけど、
ヘタレ温泉字書きが好みそうな書き方って感じ。
>>407 >そのカプが好きなジャンルの人にはお手軽でいいんではないかと。
>409のこの一文につきると思います。
たしかに二次創作系によくあるタイプかと。
雰囲気を楽しめればそれでいいという作品が一作だけあれば、
息抜きにはなるかもしれない。
でも、こんな感じの作品ばっかりあるとお腹一杯といった感じ。
>408-409
>413-415
ご批評ありがとうございます。
率直に言ってもらったことがないのでとても参考になりました。
テンプレ、という自覚はあったのですが改めて認識させてもらい、とてもよかったです。
お手軽でスルーできてしまうような文章ではなくて、
テーマを仕込むなり何なりをして
もっとよくも悪くも人を捕まえるくらいの文章を目指して
勉強して書いていきたいと思います。
これだ、というものができたら、また晒させていただきます。遠い先のことだろうとは思いますが。
へ(ryな文章読んで下さりありがとうございました。
あと>411
自分はアク解仕込んでいませんが…。それとも鯖の仕様なんでしょうか?
お気を悪くされたなら申し訳ありません。
ホッシュアゲ
さげ
419 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/07/23 13:13 ID:Gf6/3nF/
せっかくなので俺は雑談をするぜ。
なんか、気に入った作品って何度か読んでしまわないか?
スレ投下やサイトで晒し宣言してるならいいんだけど
わざわざ無料スペ借りてる所だと、いつ閉鎖になるかハラハラする。
>>420 本当に書いた本人?
URLを削るとサイトに辿りつけるし、小説も批評するほどのものではないし…。
本人ならソースかどこかに「2ちゃんで晒し中」などの文字を入れてもらいたい。
>419
わかるよ。その気持ち。
今までの作品ではどれが一番のお勧めかな。
>422
俺は>130の東鳩のヤツ。
話の運びやセリフは、○チと同じように進んでるのに
あの別れのシーンで「やられたっ!」と思った。
>424
ソースに「晒し中」書き忘れてませんか?
私の見落としだったらすみませぬ。
それが確認できれば批評はしたいと思います。
426 :
424:04/07/25 01:14 ID:DEz+bo77
>425
御免なさい!ソースの上から八行目程に入れた筈なのですが、
一応、注3として「晒し中」と表示しておきました。
もし、専門用語等、説明が必要なものがあれば仰って下さいませ。
情けないことに、自身の欠点をぼんやりと感じてはいても
未だ形に出来ずにいるので、忌憚なき御意見を賜りたいです。
>422
俺は
>>39のブレイキングマインドってやつだな
最近の展開は、なかなか目を見張るものがあると思う
実際固定読者もついてきてなかなかの発展と思われ
初めて読んだときにけなしてた俺が、すんなりあっち側についてしまったしね
>424
目が滑るー
開いた方がいい漢字を抜き出してみたんだけど、
職共(こんな日本語の使い方ありだっけ?)、只中、居る、尚更、寧ろ、林檎
最初の10行でこんなあったら目も滑るわな。
漢字を使えば雰囲気出るってもんじゃないよ。
後、申し訳ない内容がつまらんかった。
エピソードもセリフもどこかで見た雰囲気。
核となる何かがない、あるいは全く説明できていない。
箸にも棒にもかからない、というわけじゃないとおもうけど、
中途半端に書ける分だけ病が深い感じがするなあ
429 :
424:04/07/25 15:23 ID:9rMfzkMy
>425
おお、本人様でしたか。よかったよかった。
硬い感じの話だから「尚更、寧ろ、林檎」は漢字変換しても別にいいと思うよ。
ただし「御前」と「居る」だけはいただけない。
あと、改行がちょっと変じゃないでしょうか。
文章自体はそこそこ書きなれている雰囲気ですね。
中途半端な擬古調はどうかと思いますが。平たくした方が見やすいよ。
元のゲームの世界観がわからないのではっきりとはいえないのですが、
428さんの言う「どこかで見た感」はぬぐえないように思います。
まあ同人としては及第レベルだと思います。いっそうのご発展を。
430 :
424:04/07/25 20:47 ID:DEz+bo77
>428 429
ご批評頂き、ありがとうございます。
元のゲームは東西入り混じった世界なので、
西から伝え聞いた話を東の人間が翻訳したような雰囲気を出そうとしたものの、
東西世界或いはプレイヤー自身、どれに重点を置くか迷っているうちに、
周囲にこのような文体即ち私の特徴と認識されるようになり、
とうとう引っ込みがつかなくなったのが現状です。
しかし、これを機に、改めて漢字と仮名の比率を考え直してみます。
なお、428さんが仰る件は、恐らく「職(に就いた者)共」を省略してしまったものと思われます。
改行が変、とは、右の凹凸でしょうか?
行が移るにあたり、出来るだけ文節を崩さないようにしていたのですが、
却って見辛いようでしたら、改めます。
「どこかで見た感」、改めて仰って頂けて良かったです。
思いつきをそのまま書き散らすのではなく、
推敲を重ね自分らしさを練りこんだ上で創作に入ることを、心がけます。
改めて自身の欠点を認識することができ、更なる創作意欲が湧いてきました。
何時か皆様にも楽しんで頂けるような作を書けるよう、
独り善がりにならず、今後もいっそうの努力を致します。
本当にありがとうございました。
431 :
429:04/07/25 21:52 ID:9rMfzkMy
ああ、ごめん。私が425で、424に向けて429を書いたの。
マジゴメン。書き間違えた。
424=430さんは素直でいい人だな。
それだと上達も早いと思うよ。ガンガレー
自演乙
>427
始め見た時は過小評価してたんだが、
あれから段々上達してんのな。
そういえば単独スレも立ってるみたいだし。
>434
そのくらいの短編なら
登場人物紹介をつける必要はないと思う。
>434
とりあえず、上の方の話だけよんでみた。
作者の視点のブレというか、何というかが気になった。
クリスマスプティングの説明は伝聞調なのに、他の点は断言調だったり
(どっちも断言調の方がいいと思う)。
作者が作品の中の世界にどう関係しているのか、考えて書いて欲しい。
最後に両親が厨房担当だとか出て来るけど、それって()じゃなくて
本文中で説明しちゃった方が読みやすいと思うし、いっそなくてもいいし、
全体的に説明の挿入方法とかをもう少し考えた方が良さそうに感じた。
あと、こういう書き方なのに漢字が多いように感じたけれども。同じ
話でも、大人に読んで欲しいなら、それに向けた書き方があるんじゃないかなと思う。
この書き方は子供に向けてる感じがするんで、漢字の量が気になった、と、
まあそういうことです。
あと、>436に同意。
カッター買った。よかったー。
439 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/07/29 00:46 ID:eULZ50uQ
>>438 ま、まて!
早まっちゃいかん!
学習ルームとかに呼び出すんじゃない!
440 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/07/29 04:04 ID:e27mkrNy
441 :
434:04/07/29 08:24 ID:X1nGlj9E
>436 >437
ご指摘、本当にありがとうございます。
確かに、登場人物紹介は本文中で出来ますね。
「児童小説を目指した」のに、漢字が多い点に関しても矛盾していました。
ひとまず、人物紹介の削除と、文章の練り直しをしてみます。
ここに晒して良かったです!
>440
語彙が不自然に感じる部分が多々ある。
>この体位
>身体の中枢にまで
>苦肉の顔をさせる
>私の幸せはささいなものだ
とか、客観的に読み直すのは難しいけど
書いてる内容では動作の一つ一つを
想像させるのが重要になってくるから
何度も読み直して不自然さをなくしてほしい。
ストーリーの流れ自体はジャンル者じゃないけど
2人の間の微妙な雰囲気とか出そうとしてるのは見える。
本文読んでないけど……
>苦肉の顔をさせる
こんな表現ないよ。
「苦肉」は「策」。
「苦渋」と間違えたんだろうけど、こっちは「表情」だしな。
>440
アニメとコミックをチラ見した程度の者ですが。
全体の雰囲気はとても好き。
ただ一つ気になったんだけど、
「クッションやシンクはベランダに干す」っていうところ。
シンク、って「流し」のことだと思ってたのですが、
ジャンルでこういう名称のものがあるのでしょうか。
もし私が不勉強なだけだったらごめんなさい。
445 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/07/29 11:02 ID:hAcZmkjb
>440
これ本当に貴方が書いたんですか?
該当ジャンルサイトで見たことあるんだけど。
sage忘れスマソ
447 :
440:04/07/29 14:04 ID:vHXx3EN8
批評有難うございます。
>442
読み直しが足りないことが身に染みました。
日本語能力の不十分さもです。
文章の矛盾は推敲を重ねようと思います。
ご指導ありがとうございました。
>443
お、お恥ずかしい限りです・・・。
初歩も初歩なミスで…。
ご指導ありがとうございました。
>444
確認したところ、シンクじゃなくてリネンでした…。
紛らわしく、すいません。
明らかに私自身の読み直し不足です・・・。.
ご指摘ありがとうございます。
>445
私が書きました。
記憶に残って頂けていたのは幸いです。
ありがとうございます。
批評をして頂く機会がないもので、今回のご指導は己の未熟さを確認する良い体験と
なりました。本当にありがとうございました。
シンクとリネンをどうやったら間違えられるんだろう…w
>448
シルクとリネンをさらにまちがえて、シンクになったかとw
ちぐはぐな形容詞副詞が多く、よく見る「奇をてらおう
として滑った」文章になっている。
けれん味を狙わないで、平凡でもいいからもう少し自分が
伝えたい言葉をひねり出したほうがいい。その方がストレ
ートに伝わる。
450 :
440:04/07/29 20:00 ID:v0V+lrWE
>448
寝具(シング)が入っていたのかも…。
どうしようもない間違いでお恥ずかしい限りです…。
ご指導有難うございました。
>449
再度の読み込みを充分に重ね、文章のちぐはぐは訂正していこうと
思います。
それからストレートな言葉が出るように。
ご指導有難うございました。
今回の批評は小説以前としての文章の欠陥や誤字を痛感しました。
よい機会だったと思います。
本当に有難うございました。
451 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/07/31 15:18 ID:NdMAQJDP
最近暑いですね。
読んだだけで海に行きたくなるような文章はないですか?
ここって2次OKなの?
いや、通りすがりなのだが
>>1に二次禁止ってあるのに鋼って…って思っただけなのだが。
>452
>23
一応二次もいいことになってます。
ご親切にサンクスです。(´∀`)
晒します
・オリジナル
・
>>451さん宛て
(夏に海に行きたいなぁ)
題名;ねぇ海に行こうよ
《ねぇ海に行こうよ》
「ん、あ・・・・・・またやっちまった・・・・・・」
天気上々燦燦と快晴。広がる青空は何処までも遠い。車窓から伺えるは海。多分しっかり寝ていた故に
、電車を乗り過ごしたんだろうな。
「おにいちゃん、どこまで行くの?」
どうもまだ目覚めが悪く寝ぼけてるらしい。大学受験で失敗して、只今浪人生。最初のうちは勉強を
ガンバル心算だったのだが、半ば程度で少々挫折。高校のときの友人は約一名を除いて皆進学。
こんな処で蹈鞴を踏んでいる暇はないのだろうけど――ちょっと、遠出がしてみたくなった――
何時もの悪い放浪癖か、自分が持てるだけのカネを財布に詰めて、気ままにローカル電車何てモノに
乗ってみた。適当な処で息抜きして帰る心算だったが、ココは何処だろう。
「もしもーし。起きてますかー?」
一人だけ取り残された孤独感。友人が俺に大学の話をすればするほど、
寂しさと嫉妬心が限りなく溢れて来る。どうも、人間嫌いになりつつあるようだ。
予備校にも一応行くのだが、あまり充実感はない。朝早くから起き、適当に顔を洗ってから犬の散歩。
帰宅してから朝飯を掻っ込んで身支度し、予備校のある都心部まで電車でGO。
高校の復習から模擬試験を延々とやらされ、疲れたまま帰宅。夕飯を食べた後TVを見ていると、
家族の視線が痛いのでさっさと風呂に入り勉強開始。
限りなく続きそうな、無限リンクに飽き飽きし、自分が勉強をする意味が、自己の中で薄れていく。
目指すは国公立薬学。別に俺の夢ではない。家族の望むソレがそこにあるから目指すだけである。
始めのうちは、どうせ浪人するなら良い大学に入りたいとか思ってたけど、最近はどうでも良いかも知れない。
借り物の夢を自分に縛り続ける事の苦しさに、無意識の自分が拒絶反応を起こしている様だ。
「ムシされるって、めっちゃムカツクんやけどー!」
何か五月蠅い。終点にでも着いたのかっ・・・・・・
パカァァンと、筒状の何かで頭を叩かれたようだ。脳が揺れる。
「ねぇ、聞いてるの?この車両、私とあんたしか居ないんだから、私が話しかけたら、
当然相手はあんたしか居ないじゃないのよ!」
「痛ぇなこのアマ!何しやがる!」
「フン、ムシされたこっちの心も痛いんだから。」
「もぉいいよ。何だよあんた。見た目中学生か高校生くらいだけど、今日は平日じゃないのか?」
意識朦朧の俺に一撃食らわしてくれた、白地に紺のラインの入ったセーラーを着る少女に軽くカウンター。
大体、今日は平日。普通なら学校では?
「私はアヤカ。綾取りの綾に、良い香りの香。お兄ちゃんの名前は?」
「いや、そうじゃなくて、学校はと・・・・・・」
「私が名乗ったんだから、あんたも名乗るべきでしょ。」
「え、あ、うん。俺は、クラタ・ジュンイチ。純粋の純に、漢数字の一。」
変なテンションに負けて、名乗ってしまった。
「ふぅん?純一君ねぇ・・・・・・見て感じ、純粋には見えないわよ?」
「どういう意味さ。」
何か核心を突かれそうな感覚に陥る。触れられたくないあまり、閉ざしたと函を、
難なく抉じ開けられる感覚だ。
「別にぃ〜。」
ニヤリと笑った後、少女・・・・・・もとい、綾香は席に逆を向いて座り、窓を開け風を取り入れる。ほんのり潮の匂いがする風に綾香の髪がなびき、女の子独特の甘い匂いが鼻をくすぐる。その姿は、純粋に綺麗だと思った。
「ねぇ。」
「ん?」
「お金貸してくれない?」
「は?」
見ず知らず、いや、知ってるけど。そんな奴にいきなり金を貸してくれってどういう神経してんだろう。
そんな事を考えると、ついつい顔はしかめっ面になってしまう。
「もお、変な顔しないで。別にいっぱい貸してっていう訳じゃないんだ。私も寝過ごしちゃってさ。この電車、
このあと終点にしか止らないんだ。だからね、帰りの二駅分のお金を分けて欲しいの。
でも、タダっていう訳にはいかないしさ・・・・・・あの海でデートしてあげるから。ね?」
どうせ、二駅分っていっても、¥160しない。別にそれくらいならあげても懐は痛まないだろう。
丁度海にも行ってみたかったし。一人より二人の方が俺の気が晴れるかもしれない。なんていうか、
この娘のあっけらかんとしたサバサバさが非常に軽快で、一緒に居て気持ちが良いのだ。
「ん、その案乗った。一緒に行こうか、海浜に。」
「え、良いの?忙しいんじゃ・・・・・・」
「言いだしっぺが何言ってんのさ。多分、もう終点着くぞ。さぁ。」
「あ、ちょっと・・・・・・」
そのまま、彼女の手を取って駅に降りた。俗にいう無人駅って奴か?俺の住んでるところの駅も小さいが、
ココまでお粗末なものとは・・・・・・
掘っ建て小屋みたいな中に自動改札口が一台。キセルをしようと思えば簡単に出来るタイプだ。
そして切符の販売機が一台。動いてるのかどうかすら定かでないな。
しかし、そんな心配も一抹の不安。駅を出れば、そこに広がる風景は絶景を超えた景観だった。
日本にもこんな綺麗な海浜があったとはな。まだ海開きではない時期だが、泳ごうと思えば十分な暑さだ。
遠くに映える青い海に白い砂浜が美しいコントラストを醸している。
所々に生える草群は良いアクセントになっている。ジリジリと照らす太陽は、二人に海の中へと誘う。
多分、泳いだら気持ち良いだろうな。
そんな事を思っていると・・・・・・
「じゅーんーいーちー!きもちいーよー!」
綾香もう既に裸足になって遊んでいた。誰だよ、デートって言ったのは。でも、なんだか童心に返った気分だ。こう、ついつい・・・・・・
「今行くー!」
とか叫んでしまう。
これ、どっかで見たぞ
おまえ、パクってきたな?
結局、人のパクリもの貼り付けてる奴が居るのかよ
ここってとっくの昔にパク厨と自作自演厨と私怨厨のスクツになってたとばっかり思ってたんだが。
それならもっとにぎわってるだろw
455は451に前の方の作品を見せてやろうとしただけなのかもよ。
まあそれなら>>でリンク張れば済む話なんだが。
ちゃんと向上心から自作品晒してる人はいる。
次あたりからお願いしたい。
じゃあ、物凄く久しぶりに一次を書いてて(現在は二次者)なんだかもにょったので
途中までですが晒してみます。ほんとに導入部分だけど。
意見を取り入れて文章力向上させたいのでよろしくお願いします。
【ジャンル:オリジナル】
466 :
465:04/08/04 14:02 ID:ZZmzcJLN
夕立
雨が降っている。
今日に限って傘を持っていなくて、仕方なく律子は近くにあった軒先を借りていた。
小さくため息をついて、ウェーブがかった髪の毛をかきあげる。湿気が強くなるとうっとおしいものへと変わるそれ。
そしてそのままぼんやりと空を見上げた。
ついさっきまでは晴れていたのに、今ではどんよりと雲がたちこめていて。
この季節特有の通り雨に心まで沈んでしまうような気がした。
あの日も雨が降っていた。
あの日も夏の夕暮れだった。
そしてあの日、兄は帰ってこなかった。
467 :
465:04/08/04 14:03 ID:ZZmzcJLN
蝉の声があたりに響く。
こめかみを汗が流れていく感触に、律子は眉をしかめた。気がつけばいつの間にか全身汗ばんでいて。
ハンドタオルでぬぐおうと誕生日に兄からもらったポシェットの中を探るが、お気に入りのキャラクターの顔は見つからなかった。
「・・・もってくるのわすれたかな」
小さな唇で呟いて捜索を諦める。どうせ祖母の家に辿り着くまでの辛抱なのだ。
「ケンタもあつい?」
右手に握ったリードの先には、一匹の犬。ふさふさと生えている茶色の毛は律子の大好きなものの一つだ。流石にこの暑さでは抱きつく気になれないが。
夏期休暇で祖母の家を訪れたのはいつものことといえばいつものことだ。
毎年この時期になると恐ろしいほど忙しくなる両親の負担を減らすためか、兄に連れられて母の実家へと向かう。
そのことに疑問を抱いたことはなかったし、なにより大好きな兄とずっと遊んでいても叱られないのだから律子にとってそれは歓迎すべきことだった。
ぼんやりそんなことを考えながら歩いていると視界の先にようやく祖母の家が見え始める。高台の上に位置しているせいか屋根の部分だけしかまだ見えないけれど。
それでもなんだか嬉しくなって律子は足を速めた。だんだんと視界が広がる。だんだんと祖父の丹精した植木鉢が見え始める。そして―だんだんとこちらに気づいて腕をふる兄の姿が見え始める。
「おかえり」
優しげな口元がそう動いたのを律子はきちんと見届けた。我慢できなくて走り出す。
「ただいま、お兄ちゃん」
最後にはケンタを引っ張るように駆けて来た律子の姿に、兄は一瞬目を丸くした後、常のように細めて微笑を浮かべた。大きな手のひらが律子の頭に伸ばされる。
「散歩、偉かったな」
そしてそのまま髪の毛をかき回された。ゆるく巻きがはいった毛先が揺れて律子は思わず目を閉じる。しかしこの感触は嫌いではない。
ずっと頭をなでられていたかったが、足元の鳴き声で律子は我に返った。
「ケンタにおみずあげなきゃ」
「そうだね。さすがにケンタも喉乾いてるだろ。・・・・・・あ、スイカあるから。律子もすぐにおいで」
あんまり遅いと全部おれが食べるかもしれないぞ、からかいの色をひそませて兄は快活そうに笑い声をあげた。
468 :
465:04/08/04 14:05 ID:ZZmzcJLN
今のところ以上です。よろしくお願いします。
469 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/08/04 15:51 ID:TC5kyJrF
>>465 誤字が目立った
国語辞典百万回引いて再挑戦きぼん
あと、文章の柱が見えない
これはかなり重大な問題だな
なんつうか引き込まれないよね
興味がわかない
淡々としてる
〜だ〜である的な説明文が面白くならない
誤字わかんなかった……(;´Д`)
なんだかすごく素人くさい文章な気がします。
素人というか、子供が初めて書きました、みたいな幼い印象。
読書量も多くなさそうだと感じる(実際はどうかはおいといて)。
>今ではどんよりと雲がたちこめていて。
>気がつけばいつの間にか全身汗ばんでいて。
>屋根の部分だけしかまだ見えないけれど。
なんやねん!?と突っ込みたくなるw
どうやら夏期休暇で兄と共に祖母の家に滞在しているようだけど
一読した時には混乱した。
大好きな兄は「あの日」以来帰って来ず
律子は今犬を伴って祖母の家を訪れようとしているところかと
思ったよ。
一言で言えば「読みにくい」。
472 :
465:04/08/04 16:50 ID:ZZmzcJLN
批評ありがとうございます。
>>469 読み返して誤字がわからなかったので漢和辞典を抱いて逝ってきます。
文章の柱が見えないのは大きな問題だと思うので、一次復帰を目指す身としては
真剣に受け止めたいと思います。
>>470 久しぶりに三人称視点で書きはじめたのですが、もうお話にならないレベルに
なってしまっていたようですね。説明的な文章にならないよう語彙を捻りたいです。
>>471 読書量は・・・それなりにあるんですけど、身についてなかったのかと_| ̄|○
読みにくい文章は読み手の気力を萎えさせますよね。もう一度本棚の本を見直して
読みやすさを研究して書き直します。
皆さん、へたれな文章を批評してくださってありがとうございました。
活かせる様に頑張ります。
知ってるオンノベ作家の文章に似ていてびっくりした。
>471さんが指摘しているところ
>今ではどんよりと雲がたちこめていて。
>気がつけばいつの間にか全身汗ばんでいて。
>屋根の部分だけしかまだ見えないけれど。
とか。これに体言止めが加わればもっと似ていたのだが・・・・
オンラインでは、465さんみたいな感じの文章が多いのかな?
>今ではどんよりと雲がたちこめていて。
>気がつけばいつの間にか全身汗ばんでいて。
>屋根の部分だけしかまだ見えないけれど。
こういう表現の仕方ってポイント絞ってここぞという所で使わないと
ただの尻切れ文章に見えるね。
平易な文章嫌いじゃないんでとにかくねちっこく描写した後
ガンガン削っていってほしい。
読んでてちょっと詰まったところ。
あらかじめ言っておくけれど重箱の隅なんで。
>だんだんとこちらに気づいて腕をふる兄の姿が見え始める。
ちょっとわかりにくいかと。
最初「だんだんとこちらに気付いて」「腕をふる兄の姿が見え始める」
と読んでしまった。
>快活そうに
変じゃね? こういう用法は見たことがないんだが。
476 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/08/05 03:26 ID:OfleVB7W
>>465 >だんだんとこちらに気づいて腕をふる兄の姿が見え始める
これは
「だんだんと、こちらに気づいて腕をふる兄の姿が見え始める」
と、点を打つ場所でどうにかなる
>快活そうに
音アテか?きのこなみの文字の雰囲気でアテたと思われ(w
>>470 引き込まれるか否かは個人の趣向によるもの
そこは責められないと思われ
>>471に関して
素人臭さは俺も感じたが、俺はそれも味かと容認した
突っ込み部分も書き方次第ではどうにかなると思われ
句読点と記号を使うと良いと思う
読みにくい点に関しては俺もそう思った
文章と俺達の間に大きな壁があって、それ越しに読んでる感覚がした
>>474の言うように、一端コテコテに描写してから削るのも手だね
書くときに頭に映像を思い浮かべながら書いたほうが良いと思う
477 :
465:04/08/06 15:58 ID:H2eCflto
たくさんのためになる批評ありがとうございます。
>>474、476さんのおっしゃるとおり過剰描写から削っていく手をとろうと思います。
批評してくださった皆さん、お世話になりました。
ここは長編の途中抜書きでもオッケーかのう。
>478
いいと思いますよ〜。
でもそこだけ読んでもわからないような部分なら
ちゃんと前後説明はつけてほしいな。
480 :
478:04/08/09 01:29 ID:i+yNjI3p
>479
ありがとう。では晒してみるでござる。
ナマモノジャンルなので名前は伏せます。
でもパラレルなので設定はオリジナル。
A・・・主人公。
博士・・・その保護者。
話自体はここには登場しない攻Bとの話なんですが、
抜書き部分はAと博士についての出会い場面です。
ではいくでござる。
481 :
478:04/08/09 01:33 ID:i+yNjI3p
1/2
白い閃光を、今でもAは夢に見る。それは両親を奪った光だ。
けれどそれは嫌な夢ではない。なぜならそのあとに必ず、救いの手が差し伸べられるからだ。
─―――博士。
夢の中でAは小さな子供だ。しかし子供は全てに絶望している。裏切りは痛い。
優しく思えた手はいつも途中で、別の気持ちの悪い何かに変わった。
街に逃げ出してもどこかに連れ戻されても、体に加えられる痛みはいつも同じで、だからAは世界の全てを拒絶した。
博士に出会うまで、Aにとって生は死と同じ意味でしかなかった。
初めて会ったときは驚いた。Aは博士ほど大きな腹をしている人間を見たことがなかった。
そんなでかい腹で足元は見えんのかよ、と、最初の言葉は今思うと随分失礼だった。
両親の友人だったという、だからAを引き取りたいというこの男もきっと今までの人間たちと同じだ。
そのうちAに痛いことばかりを強要するだろう。そして逃げ出して捕まえられる。同じことの繰り返しだ。
けれど博士は豊かな髭をふさふさと揺らしながら大笑いした。
そしてこう言ったのだ。
「非常に面白い発想だ。では次は実験に移ろう、理論の次は実践だからね」
何度も何度も下を覗き込みながらよっ、とかはっ、とか腹を引っ込めている、ふらふらと危なっかしいダンスのような動きは終わることがなく、
Aは呆然とそれを見ていた。
しばらくして、顔を真っ赤にした博士がううむ、と汗を拭った。
「どうやっても見えん。見えない、ということが証明された。素晴らしい」
変な人だ、とAは思って、少しだけ笑った。
482 :
478:04/08/09 01:39 ID:i+yNjI3p
2/2
実際に一緒に暮らし始めると、博士は驚くほどに何も出来なかった。
お茶の一杯もまともに淹れることのできない、シーツがどこにあるかも知らない。
ハウスキーパーが来てくれるまで、いつも大人しくベッドで待っている。不審に思って尋ねると、
「ミセス・チャンは私が動き回るだけですぐに物が壊れると言って怒るんだ。私はそれが怖い」
大真面目な顔で答えてくれた。
483 :
478:04/08/09 01:45 ID:i+yNjI3p
2分割なんてとんでもなかったらしい…すみません大嘘つきました、
あと二つ分あります。
改訂3/4
やがて当然の成り行きでAが家事をするようになると、Aはミセス・チャンの言ったことは正しいと痛感せざるを得なかった。
大きくせり出した腹で、しかもどかどかと歩くから、確かに博士の通ったあとは酷い有り様だったのだ。
生活能力の全くない博士は、放っておくとどんなに腹が減っても何も食べないし、どんなに寒くてもシャツ一枚でいる。
引き取られた当初、Aはまだ博士を信用できずにびくびくと、隠れるようにしていたけれど、
靴下も履かず薄い毛布一枚で寝て風邪を引く姿を見ていたら、やがて怯えてなどいられなくなってしまった。
二人の家はとても全宇宙で一番有名な科学者が住んでいるとは思えないこじんまりしたもので(もちろん最新式のセキュリティ機能はついていたのだが)
高級住宅街のはずれにぽつんと建っていた。大きな屋根と、そして博士が気に入っていた銀杏の木があって、秋にはいつも窓から枯葉が舞い込む。
何度教えても博士は銀杏という名を覚えずに、適当な名で呼んでAを笑わせた。
Aの誕生日がいつなのかもAがいくつなのかも博士はすぐに忘れてしまう。
最初はAを学校にやることすら忘れていて、ミセス・チャンがいなかったら多分今でもAは読み書きができないままだっただろう。
けれど博士のそんなところが、Aは好きで堪らなかった。
博士の目はいつも空に向いている。だから足元が見えないのは仕方がない。
そしてそれでも博士はAを引き取った。子供を育てたことなんて、一度もなかったくせに。
研究で何日も家を空けたあとのお土産はいつもチョコレートだった。
昔たまたま博士が持って帰ったときにAが喜んだことだけは忘れていないのだ。
以来何年も何年も、同じチョコレートを繰り返し買ってくる。それが嬉しかった。
髪はほとんどないのになぜかやたらと豊かな髭も、Aがかっこいいよと褒めたから切らないのだ。
パーティのためにタキシードを誂えるときもAにされるがままになって、素敵ですねと言われるたびにそれを自慢する。博士は本当に無邪気だった。
思えばそれは最初からそうだったのだ。
484 :
478:04/08/09 01:49 ID:i+yNjI3p
4/4
Aは、博士が自分を引き取るときに周囲からなんと言われていたかよく覚えている。
何も喋らない、動かない、笑わない子供に意味が判るはずもないと思ったのか単に無神経だったのか、
彼らはAの目の前でこんなろくでもない子、と吐き捨てた。
何度も里親から逃げ出して。
街では体を売っていたらしい、こんなに小さいのにとんでもない。
IQも高くない、博士の跡を継げるとはとても思えない。
金を盗んで逃げるかもしれない、こんな子供は博士の研究の邪魔にしかならない─―――。
髭を撫でながら、ずっと難しい顔をしていた博士は、彼らの言葉が途切れると同時にふむ、と頷いた。
「今きみたちが何か言っている間に必死で考えていたんだが…」
そのままAを引き寄せてその肩を抱く。
「…この子は男の子だったかね女の子だったかね?これから一緒なのだから覚えておかんと…ついでに名前ももう一度教えてくれると有難い」
博士は本当に必死で考えて真剣に聞いたのだろうとAは思う。そういう人なのだ。
だからその言葉にどれだけAが救われたのか、知っているのはAだけだった。
485 :
478:04/08/09 01:52 ID:i+yNjI3p
以上です。
もともと紙原稿でウェブ上のものではありませんので、
ネット上で見易い改行の仕方がよく判りませんでした。
なんか変な改行入っちゃって読みににくくてすみません。
ていうか、上がってるって思わなかったよママン_| ̄|○チョクリンダカラサ・・・
>>481-485 読みやすい。
変な日本語も一読したかぎりではないようだし、
久しぶりに「小説」を読んだ感じ。
あと、キャラクターについての説明も上手いと思った。
エピソードを積み重ねていく感じというか、
「博士」がどんな人間なのかがよくわかる。
主役Aについてはよくわかんないけど、これは他で説明されてるのかな。
全体としては、充分人に見せられる文章なのではないかと。
でも個人的には多少文章が軽い気がする。
さらりと読み流してしまいそうな感じ。
このスレではほとんどはじめて文句無しにイイ(・∀・)!!と思えた。
全体を読んでみたい。
>481-485
素直にうまいと思った。
このスレでは上の上の部類だと思う。
読みやすくておもしろかった。
あえて言うならパロでパラレルって設定だと
読まずに敬遠する人がでるのが勿体無いなーと思った。
「博士」と書かれると某『博士の愛した吸う四季』を思い出して
うかーり胸がキュン☆となる‥‥
評価でなくてスマン。
>>481-485 読みやすかったし、ひっかかる言葉もなかった。
ただ、>486が言ってたのと同じで、
「多少文章が軽い感じ」なのが気になった。
博士の人格やAの博士に対する想いとかは伝わってくるんだけど、
これといって残るっていう部分がない気がする。
単にそういうシーンだからかも?
でも、この話最後まで読みたい。と思わせる文章だった。
こういう台詞回しは大好きだ。自分で書きたいと思いつつも
自分で書くと何か別のものになる。うらやましいなぁ。
他の人が書いている通り、続きが読んでみたいかも。
493 :
478:04/08/09 23:29 ID:i+yNjI3p
身に余る感想をありがとうございます。
なんだかよさげな評価を頂いているようで嬉しいです。
本編は、この博士が攫われたのを、Aと攻Bが
人格を持つ宇宙船Cを駆り助けにゆく、という長編です。
どこかで見たような設定ですがそれはまあいいとして。
わたしは二次者なのですがパラレル書きなので、
オリキャラを続々と出してしまう癖があります。
しかし、二次でオリキャラは色々と難しい、ということをここで見て
(出てくるだけで萎える、とか)、それでちょっと考え込んでしまったのです。
わたし自身は他の方の本を読むときに、その人物に魅力を感じられれば
オリキャラが出張ろうがどうなろうがまったく気にならないのですが、
では翻って自分がオリキャラを魅力的に書けているかというと…どうにも心許ない。
そんなわけで、自作のなかでオリキャラが出ているパートを
皆様に読んでいただいたのでした。
読んで戴けてよかったです、少し心が軽くなりました。
色々なご感想をありがとうございました。
「文章が軽い」自覚はあります…しかしこれは要練習というよりも、
私自身の人間としての成長に伴って変化してゆくもののような気もしていますので、
これからもたゆまず精進して参りたいと思います。ありがとうございました!
>>481-485 オリキャラ、充分魅力的だと思うよ。
だって博士のことが
好 き に な り ま す た ( *゚Д゚)ポ
「博士は無邪気な人」ということが、ただそう書かれているだけじゃなくて、
一つ一つ納得できるエピソードで「語られている」。
こんな人だったらそりゃAが好きになるよね、とすんなり納得できるよ。うまい。
・・・ていうか、勉強になりますた。
あと、
>しかしこれは要練習というよりも、
>私自身の人間としての成長に伴って変化してゆくもののような気もしていますので、
この部分に禿同。お互いがんがろう!
495 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/08/10 09:23 ID:npupN6UA
496 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/08/12 00:03 ID:wWbhbfDY
へたっぴが晒してくれたほうがスレ的には盛り上がるよね。
>496
そんなに盛り上がるようには思えないが…
496が晒せばきっと盛り上がるヨ(・∀・)!
>>498 >>496を虐めるな
彼は文章能力が低いのだ
その証拠にこんなレスしか付けられてないだろ?
つうか最初からあまり盛り上がってないスレ
ノウハウ板の同じようなスレも荒らされてるし。
なんだかなぁ。
>502
悪くないね。
でも続きが気になるんですが。
机にひれ伏す、ではまるで机に拝んでいるみたいだと思ってしまった。
シリアスに行きたいのかと思うけれど、それにしては微妙に言葉の
選び方が大袈裟な感じがする。 まあ、これは主観だけど。
でも、状況は把握しやすいし、続きがあるなら是非読みたい。
>>502 気だるい感じが好きだなぁ。
でも、言葉の選び方がちょっと幼稚な気がする。
後、細かいけど改行しすぎが気になった。
>502
同じく言葉の選び方が気になった。
>机にひれ伏していた
>やかましいはずの学校
>その現状
>神の御使いのように
>物言いしてくれる人
とか。
地の文が第三者視点というより
どちらかというと栄治よりの視点だから
語彙はもっと幼い感じ(幼稚ではなく)の方が
違和感ないんじゃないかと思った。
雰囲気は好き。
中篇の出だしのようですね。
文章のクオリティは悪くないけど
最後まで書けるかどうかが肝心。
>予定に反して、部屋が沈黙に包まれる
とか、変な表現がいっぱいあった
読みにくくはないが、主題がさっぱり解らん
空気みたいな文章だな
細かい話だし、好みや感性の問題になるのかもしれないけど
「暑いっ」っていう台詞ではまったく暑くなさそうに思えます。
暑くてたまらないときには、人間ダレるものです。
この会話からはまるでだるそうな雰囲気が漂ってきません。
クーラーのよく効いた舞台で演じられている素人の劇を見ているような気分。
地の文の表現がおかしいのも509に同意。
「友情」というにはあまりに「微妙」な感情を扱ってると思う。
しかもその感情に全然共感できない(「友情」ではないものだと考えても)。
多分実体験が少ないか、あっても物語に消化できないタイプの書き手では?
単に言葉を連ねてる感じだ。作文みたいというか……
どうでもいいことかもしれないが、
好きキャラを扱ってて、しかも「友情モノです」と紹介してあったから
買ったら508の文だったりすると、私なら怒るな。
アタリハズレスレの住人の気持ちがちょっとわかったよ。
508です。
>509-511 批評ありがとうございます。
> 予定に反して、部屋が沈黙に包まれる
『予定』は故意的に使ったのですが、変でしたか。
それはともかく。文章が薄っぺらいって事ですね。
文に感情が感じられない、というか。
ありきたりの表現ばかりで、後に何も残らないというか。
分かっているのなら、直してから出直して来い、と言われそうですが。
書いている時にはそう感じないのが、始末の悪いところです。
自分の文章を直す取っ掛かりを見つけ出したいと思うのですが、
文章書いてるより、恋をした方がいいのかな……。ヒトリジャデキナイヨ(ナ
とりあえず、
具体的なご意見を頂けたので、参考にして自分なりに考え直してみます。
……腐女子属性はでてしまうものなのですね。
抑えたつもりだったのですが。ゴメンナサイ>511
ありがとうございました。
>>512 晒された方がすでにレスをしていますが。
> 予定に反して、部屋が沈黙に包まれる
は、「予想に反して」が普通。
それと、何の予想に反するのかこの一文の前に説明する語句が必要。
あと「1年前」から「今」への時間の移行が不自然でした。
雰囲気を読ませるような話は好きなのですが、
あちこちにあるおかしな表現が気になりました。
すでに他の方がレスされているように、これは友情と言うよりも、恋愛。
二人の友情(もしくは主人公の恋愛感情)を語るエピソードが貧弱で
もう少し主人公の気持ちが読みとれるエピソードを
盛り込んだ方がよかったと思います。
こちらもおかしな文章が目に付きました。
先頭からいくつか挙げてみると、
背にはランドセルを背負ったままである。
鳴り響く密度の高い雨の音のみ
傘を車道に放り入れ、数台の車の餌食としてしまったのである。
後五日ほど、悪いけど雨が降ったら友達に入れてもらってくれる?
あと、最初の一文の「憂鬱な面もち」は「不安な面もち」といった
表現の方が適切じゃないだろうかと思いました。
(友達を待っている少年が、机にひれ伏しているのもちょっと気になりましたが)
話の内容自体は、続きも読んでみたいと思わせる
とてもいい冒頭だと思います。
515 :
514:04/08/21 17:47 ID:xjjI8Okw
>背にはランドセルを背負ったまま
『筋肉痛が痛い』
『返事を返した』
とかと同じような重複だね。
とりあえず一つの漢字が連なったら変えた方がいいよな。
>514
おかしいと思ったところは、
改訂文を提案してあげた方がいいかもですよ?
「小説」を書こうとして筆が妙に上滑りになっている印象だ、
>>502も
>>508も。変に難しい表現とか、持ってまわったような言い回しとか。
キマれば効果大だと思うけど、実際は文章のリズムを崩していて、
すらすらと読み進められない感じ。
引き合いにだして申し訳ないけど、
>>478と比べたらよくわかる。
>>478は小難しい言葉は一個もないし、気の利いた表現があるわけでもないけど、
小説としての「読ませる力」はあると思う。
みっついっぺんに読んだ感想ですた。
>文章書いてるより、恋をした方がいいのかな……。ヒトリジャデキナイヨ(ナ
んなワケない。
この手のレスはよく見かけるけど、これまたありふれた返しで済まないが、
経験しなきゃわからないというなら、ミステリー書きは殺人者で
エロ作家は色情狂になっちゃう。SF作家なんか何をかいわんやだ。
非常に穿った見方だろうが、なんか意に反した批評に
ふてくされてるように見えるよ。
508です。
>513,518,519 批評ありがとうございます。
反するのは予想だと分かっていたのですが、気持ち的に「予定」&「反する」だったので、
使いました。素直に「予定とは違い」にすれば良かったのかと、今は思っております。
> それと、何の予想に反するのかこの一文の前に説明する語句が必要。
言われてみれば、その方が文がしっくりくるような気がしました。分かり切ってる事は抜いた
方が勢いが止まらなくて良いのかなと思ったのですが、違うのですね。
> あちこちにあるおかしな表現が気になりました。
> 「小説」を書こうとして筆が妙に上滑りになっている印象だ、
難しい言葉や言い回しを使うつもりは無かったのですが、今読んでみると、
何カ所か突っかかる場所があって、その事かなと思いました。
何度も読み返したのですが、まだまだ読み込みが足りないのだなと実感。
> 経験しなきゃわからないというなら、ミステリー書きは殺人者
> 二人の友情(もしくは主人公の恋愛感情)を語るエピソードが貧弱
ふてくされている訳ではなかったのですが……。
ただ、どうしても空想(妄想)してるだけじゃ、現実感にかけるので実体験がいいのかなと。
本を読んで疑似体験という話をよく聞きますが、今話題の「ふゆ/ソナ」とか「セカ/ちゅ」とか
見ても共感できなくて、何か良い本はないかと探してみたりもするのですが、いまいち触手を
動かされる本が無く、お勧めがあったら教えてほすい――――スレチガイですね。
評判の本に共感できないという思考回路が問題と言えば、それまでで。
そんな自分が書くエピソードは人から共感を得られないのかもしれないとは思います。
今更ですが、このスレ的に何度もレスを返すのってウザイのでしょうか?
頂いたご意見は感謝しております。ありがとうございました。
ここまでの520のレスを読んだ限りの印象だけど
520は物書き(小説でも漫画でも)には向いてないと思う。
物語を構築するのに必要なのは、空想力や経験より
人間に対する「共感」なんだよ。
>評判の本に共感できないという思考回路が問題と言えば、それまでで。
また開き直ってるw
私は評判の本なんて読んだことないよ。
流行りのドラマも見ないし(苦藁
そういうことは根本的な問題じゃない。
現実「感」は現実とは違う。
それがわからない520だから
>自分が書くエピソードは人から共感を得られない
んだと思う。
>触手を動かされる
火星の方ですか?
地球人は「食指」を動かすものですが。
物書きに向いていないときっぱり否定するのはどうだろう。
時々批評をする人でこんなことを言う人がいるけど、
せっかく晒して、向上しようとしている人に対して言う台詞ではないと思う。
>>520 別に評判の本を読まないといけないというわけじゃないよ。
ただ、
>>520は小説中の微妙な表現や、
人に本を紹介して欲しいと言ったりするあたり、
あまり本を読まない人なのかと思ってしまう。
いろいろな本を読んで、改めて自分の小説を読み直すと
気づく点も出てくると思う。
たくさん本を読んで、自分の肥やしにしてくださいな。
>せっかく晒して、向上しようとしている人
とは思えなかったなあ。
何度もいうけど、レスを読んだ限りでは。
「ありがとうございました」とはいってるけれど、
全然納得していないように見えるし。
めずらしくもないけれどね。
「批評してくれ」といわれて批評したことは何度かあるが
「でも」「それはこうで」「あれはああなんです」と
批評をきちんと受け止めない人は多かったよ。
そんなら勝手に書いとりゃええやん、と何度思ったことか。
>521-524 ご意見ありがとうございます。
人に自分の思う事を伝える文章が書けていないという事が良く分かりました。
それに、おかしな文章も。伸ばすもんですね、触手は。
SSは下ろさせていただきました。
諦めるのはいつでもできるし、好きな事なので、まだがんばってみようと思います。
色々な意見が聞けて、参考になりました。本当に、そう思ってます。
ありがとうございました。
>それに、おかしな文章も。伸ばすもんですね、触手は。
もまいさんの身体には触手が付いているのかと小一時間以下略
婦女子属性を捨てない限り面白い文章は書けないと思う
ここで出会ったあるサイトの文章が面白かったのは、
男同士の馴れ合いみたいなものがなかったからだと思ったもの
>528
ムードは出てると思います。
結末のパンチがちと弱いかもしれませんね。
age。
>>528 つまらんかった
〜です〜ます口調が死ぬほどキモイ
とりあえず晒す前に一度自分の文章をじっくり読み直してみましょう。
すぐにおかしい部分に気がつくはずです。
もし気が付かないのなら重症ですが。
最後まで読めなかった……
読むのは嫌いじゃないはずなんだが。
>あの、本来なら大量生産であったはずの人形があそこまで美しいのは。
>愛されていたからだと。人間に注ぐのと同じような、親が子に対して抱く感情のような。
>そんな愛情を注がれていたのだと、初めて知りました。
>そこまで考えて。僕が思ったのはあの人形は悲しくないのかと。泣いていやしないのかと。
この辺でそろそろ限界。
この文体って流行りなの?読みにくいことこの上ない。
しかもムリして読み進めたら、途中から壊れていくし。
528途中からラリってない?
531は多分同じ気色悪さを感じたんじゃないかと推察する。
>>532が指摘したような
>あそこまで美しいのは
>抱く感情のような
>泣いていやしないのかと
文章を途中で切ってしまう書き方とか、体言止めの多用で、詩的な雰囲気はある。
にしては、言葉の選び方が陳腐というかありがちな感じで個性がない。
>喪服に身を包み、嘆き悲しんでいるのです
「悲しんでいる」と直接書くのではなくて、どう悲しんでいるのかを
描写した方がいいと思う。
あと、この辺りとか
>庭の花の選定をしているときは、花々に舞うちょうちょのようなきまぐれさで。
>掃き掃除をしている時は風に揺れる百合のような凛々しさで。
時々「え?」と思うような比喩がでてきたり・・・・
小説としてみたら、骨組みだけって感じだし、手垢が付きまくった題材な上に
テーマがよくわからない。
童話風にしたいのかな?とは思ったけど、最後のオチは悲劇っぽいし。
花切りハサミの音を使ったところは、「おっ」と思いました。
ただ、その後に「哀切」という言葉を使っちゃったのが残念でした。
「パチン、パチン」という音が、主人公の心にどう響いたのか書いてほしかった。
534 :
528:04/08/23 23:24 ID:cySYgGc/
厳しい言葉ありがとうございました…_l ̄l○lll
とりあえずじっくり読み返して、自分の文章のダメな所をもう一度検討してみます。
物書きやめろよ
絶対向いてない
>535
そこまで言うもんじゃないよ。
ここに晒すっていう時点で向上心はあるんだろうから。
>534
またおいで。
ぶっちゃけ、晒した人の実年齢が気になる
それによっては、「絶対向いてなくて物書きやめた方がいい」人もいるだろうな
533だけど、自分も実年齢気になる。
横書きで書かれているWeb小説ばかりを読んでいる若い人なら
これからちゃんとした本(ラノベなど、特殊な書かれ方をしたモノは除く)
を読めば、自分の文章のどこがおかしいのか気づくと思う。
521だけど
私が不用意なレスしたばかりに535みたいのが
沸いたのならちょっと申し訳ない……
525に対しても、追い打ちをかけるようなレスですまんかった。
物書きに向く向かないは技術の有無じゃなく、
物することによって伝えたい(表現したい)ことがあるのかどうかが
重要なんだと思うんだよね。
で、その「伝えたいこと」ってのは、結局は「人間」の姿だよね。
ドラマは全て「人間」を描いた物だからさ。
「(何かを)伝えたい」というパッションと、人間に対する
共感(「興味」でもいい)。
それを感じない時に、「この書き手は“物書き”という人種とは違う」と
感じるんだよね。
しかしプロを目指してるワケでもないのなら、誰に迷惑かけるでもなし
「書くのやめろ」とは誰にもいえんわな。
>>539 それはお前の単なる独り善がりじゃないか?
その考え方はお前の中で正しくても、物書きってのを考えると必ずしもそれが当てはまるとは思えない
向いてるか向いてないかなんて
いずれは自分でもわかるだろうから
わざわざ言わんでもいいよ。
面白くなければ誰も読んでくれないだけだし。
ていうかプロになるわけじゃないんだから…。
ヘタレは読みたくない・・・
むしろ、読ませたくない・・・恥ずかしくて死にたくなるじゃん?
>543
それは人によって違うでしょ。
ヘタレと自分でわかってても表現したい事がある人は、小説書いて
サイト作ったり同人作ったりして発表するだろうし。
ヘヴォン笑うな来た道だもの。
誰もが書き始めた頃を思い出せば、そこは切腹どころじゃ済まされない恥辱の数々。
問題はヘヴォンを晒すことじゃなく、自分の書いたモノを他人に評価してもらった時、
それがヘヴォンだと認識できるかどうか、
認識して、どこまでを修正できるかにかかってるんだから。
自分の文章の何が悪いのかわからない人に、
書く前からハードルを制限するような事を言ってどーすんのさ。
つーかヘタレはいらないっていうのなら見なけりゃいいのだ。
ヘタレでもいつの日かいい文章を書きたいと思ってる人が書き、
そういう気持ちを応援したいと思う人が評価すればよいのだ。
レス番二桁辺りで晒してた人たちの文章の方がクオリティー高かったな。
会話文ばっかりだと、源氏物語みたいに、誰が誰だかさっぱり分からなくなってくるし。
婦女子属性の文章は、読み難いったりゃありゃしない。
やはり、連載の長編の方が面白いな。
まあ、地の文をしっかり書くのは確かに基本だな。
549 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/08/26 18:48 ID:7ME0JL9n
確かに
>>39>>73はクオリティーが高いと思う。
俺としては
>>39なんかは非常に合ったね。面白かったし。
連載形式で、今後が気になってしかたないが、8/22から更新されてないみたい。
萌えというより燃えを感じる文章だったよ
最初のほうは暗かったけど、読み進めると味がわかる
管理人も気さくだし、メールしたらちゃんと返事くれるのが嬉しいね
地の文がヘタかどうか自分で認識するのは難しいけど、
創作オリジナル一本書いてみるってのもひとつの手。
二次創作と違って、読む人にまったくの更地状態で
情景やキャラを説明しないといけないから、けっこう勉強にはなるよ。
そうだよね
二次ものだと、どうしても本作の設定に頼ってしまう所があるもんね
文章がヘタでも面白く読める作品と、上手いのかもしれないけど面白くないものもあるし、
結局誰かに読んでもらわないと仕方ないんだろうけどね
ボボンかもしれないが、>165がなんか好き。
意外にも読みやすいとオモ。
私も。 あの文章のテンポが好きだ。
ただいかにも略しすぎなんだよなあ、あのままRPGの王道主人公を
マニアックに極めてくれたら楽しそうなのに。 勿体ない。
伝奇チックなものや、新開拓なものとかが面白くていいね
私も
>>165は嫌いじゃないよ
読み進めるなら、
>>39のほうが好きだけどね
俺の中で、
>>130と
>>165が同一人物に感じるんだがどうだろうか。
確かその頃はへたれ字書きスレで読んで、その後に
>>130を見て
レ イ ア ウ ト 激 似
と思った記憶があるんだよなあ。
うん。私も別にいいと思う。
でもなんでへたれスレに投下されてボボンになったのかが謎。
サラマント/゙山田で検索して読んだけど、結構面白かったなぁ。
でも、地の文のキャラ紹介(?)で
「クールでニヒルなナイスガイ、サラマンド山/田」
と書けるのは、一種の才能だとオモタ。
560 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/08/29 11:16 ID:q3pII56D
561 :
山田:04/08/30 18:24 ID:jS8XZz8s
不穏な空気を感じ取ったサラマンドは、己に課した禁忌を破り、一路王都へと向かった。
国にも民衆にも、もう何の義理も未練も感じない。
何より、今では誰も彼の姿を覚えてはいないだろう。
『暁の勇者』
その名前だけが一人歩きしているのが現状だ。
まるで都合の良い神のように、何でも叶えてくれる魔法の呪文のように、人々はその名を呼ぶのだ。
そんな状況に嫌気が差して姿を消したはずなのに、今また、彼は王都へ向かっている。
『暁の勇者』
彼にとって重荷でしかないその呼び名が、今も彼を縛り続けているのだ。
迷いの森と呼ばれる難所にさしかかった時だった。
サラマンドは前方に、なにやら怪しい人影を見とめた。
怪しさこそあれど、危険を感じる事はなかったのだが、サラマンドは慎重を期して、静かに間合いを詰めた。
人影の正体は、小柄な少女。
ふわりとした優しい感じの服を着ていて、
とてもこんな危険な場所にいるような格好だとは思えない。
最初、森に迷い込んだ村娘かとも思ったが、
その背には華奢な体と服装にそぐわぬごついリュックを背負って、
しかもよく見れば剣まで所持していた。
少女は見るからに疲労の色を隠せない様子で、それでも一心に前を目指して歩いている。
ただの迷い込んだ村娘ではないようだったが、手練の冒険者とはとても思えない。
この森は、そんな娘が、しかも一人で気軽に来れるような場所ではない。
562 :
山田:04/08/30 18:29 ID:jS8XZz8s
誤爆スマソ……il||li _| ̄|● il||li
ついでに、ボボンなのに褒めてくれてありがとう。
ぶった斬りお願いします。
オリジナル、モノローグみたいな感じかな・・。
真夜中。先程まで叫喚していた人間がただの固形物と化す。辺りは一気に静かになり、そこに残っているのは男と女の二人だけだった。
二人はまるで闇と同化するかのように黒いコートを着ていた。
片方である女が片手に持っていた剣を軽く振り上げ、もう動かないその物に対し、もはやトドメとも言えない攻撃を与える。彼女は軽い調子でこう呟いた。
「退屈ね」
切り付けた後、剣は汚れているのも構わずにそのまま鞘へと収めた。
彼女のそんな残虐な行為にも何ら興味を示さない男の方は、一人死臭の充満した部屋から出て歩き出す。
長く続く屋敷の廊下は窓から射し込む月の光のせいか意外と明るく見えた。
「そう思わない?」
後を追うように女が駆け寄って来てそう尋ねる。何かを期待しているような眼差しで顔を覗き込んで来たが、男の方はそんな同意を求められても答える事が出来ない。与えられた人物を殺す、それが仕事、それ以外には何もないと考えていたからだ。
564 :
563:04/08/30 23:43 ID:R1a3hJp4
「仕事だろ」
返って来た言葉のあまりのそっけなさに女はつまらなさそうな顔をした。
「あら、そう」
そう言うと両手を頭の後ろに組んで、男より数歩遅く歩いた。
二人はすっかり静かになった廊下を歩く。靴音のみが微かに響く中で女が再び口を開いた。
「私は退屈だわ。けれど」
言葉と一緒に、後ろから聞こえる靴音が途切れる。女は声のトーンを落として続きを言った。
「アンタと一緒にいる時間は退屈じゃないよ。ただ、折角のそんな時間をこんなゴミの処理に使うのは勿体ないと思って」
女は再び歩き始める。女が止まっている間も男は歩いていたため二人の距離は広がってしまった。
女は声を張り上げて今度はこう言った。
「出来れば仕事以外の時間にも会いたいんだけど。そうだ、これから何処かへ行くっていうのは?」
565 :
563:04/08/30 23:45 ID:R1a3hJp4
男が立ち止まった。自分にも、自分の話にも興味がないと思っていた女は少し驚いた表情を浮かべて歩みを止める。
男はコートの袖を近くの壁に擦り付けた。月明かりが照らす壁に赤黒い線が描かれた。返り血であった。
「…コレで?」
男は自嘲気味に言った。
仕事だからと片付けてはいたが、実のところ男にとってこの仕事は精神的に重いものではないのだろうかと女は考えた。
初めて彼の心情を知ることが出来た気がして、女は妙な気分に浸った。
「私は気にしないけど?」
男はそう答えた女の顔を見た。月が照らしたその顔は笑っていた。
月はすぐに雲に隠れてしまった為、廊下は暗闇に包まれた。
二人は再び歩き出す。二つの影は闇に紛れ、溶け込んだ。
以上です。
一応主人公は「男」の方です。暗殺の仕事をしている男の話になるつもり・・。
色んなものが不足していてすみません・・。グロイかな?と思った部分はハショりました(;´∀`)
色々アドバイスくださると嬉しいです
プロローグというか、出だしの部分だけでは色々と判断しにくい
ところがある。謎めいた登場人物がふたり出てきただけだし、この先
どういう伏線があって、どういうオチがあるのかとかわからない。
続きが読みたいかというと、あまり読みたいとは思わないですね。
読み手の頭の中にあるイメージに、頼り過ぎな感じがする。
オリジナルなのに、二次創作っぽい。
パーツだけばらまいて、あとは各自頭の中で補完してね、みたいな……
もちろん出だしの出だしだから、これから面白くなるかもしれないけど
文章は書きなれてるかな? とは感じました。
これは冒頭? 私的には端折らんで欲しい。彼女の残虐な行為が
よくみえてこない。 部屋の中で男女ペアの暗殺者が複数の人物を
惨殺した、という場面を、もう少し整理して短く納めたらどうかな。
読み出して数行でぱん、と引き付けると後が楽だよ。
片方、とか男の方、は別の言葉にかえても良いと思う。
女性の側から主人公をみて思考する文が出ているので、地の文で
先に説明するだけではなく、会話の中からも見え隠れするようにして
小出しにしていくと、もっとスムーズに流れると思う。
まだ、二人の状況描写で手一杯にみえる。
連続スマソ
プロローグじゃなくて、モノローグだったんですね。
ということは、これでこの話は、おしまい、ということですか?
だったら、説明不足杉だし、もうちょっと書き込んだ方が良いと思います。
剣とか屋敷とか書かれても、西洋風なのか、東洋風なのかも
わからんし……
そら、お前が全文読んでないからでは?
ちょっとした皮肉でしょw
ちょっと長くなったので頑張って読んでね。
monologueってのは「独白形式」って言って、
地の文が登場キャラの視点から見た一人称で語られるもんだよ。
ライトノベルとかなら「スレイヤーズ!」とかが有名。
でも、これは明らかにそういう視点じゃないし。
たぶんやっぱプロローグと間違って使ったんじゃないのかなぁ。
あと、>566-568あたりが書いている「端折りすぎ」ってのも同意する。
単語をぽいぽいと放り投げてるだけで、文脈として文学として成立してない部分も多い。
シーンをぶった切りすぎててわからない。もっと人間が見るような、流れる視点で見るべき。
具体的に言えば序盤のシーン、
>辺りは一気に静かになり、そこに残っているのは男と女の二人だけだった。
>二人はまるで闇と同化するかのように黒いコートを着ていた。
>片方である女が片手に持っていた剣を軽く振り上げ、もう動かないその物に対し、もはやトドメとも言えない攻撃を与える。
(中略)
>切り付けた後、剣は汚れているのも構わずにそのまま鞘へと収めた。
>彼女のそんな残虐な行為にも何ら興味を示さない男の方は、一人死臭の充満した部屋から出て歩き出す。
>長く続く屋敷の廊下は窓から射し込む月の光のせいか意外と明るく見えた。
これって結局、あったことを淡々と説明しているだけの文章に見えるんだよね。
叙情というよりは叙述、それも未熟な叙述。
たとえば「一人死臭の充満した……」とあるけど、ここでいきなり二人と死体が部屋に居たって
事を読者は理解するのだけど、これってあまりにも唐突すぎる気がしてならない。
その前の行では、空間は何も言わず「そこ」とだけ言って漠然としたイメージを出してるし、
「闇」とかの単語から、読者のイメージとしては空間としては広い広い部分を想像していたのが、
いきなり何の説明も描写もなしに「部屋」って言われたから、狭い狭いモノに放り投げられてしまう。
こういうのって流れを切られた感がある気がするんだけど、他の人はどう感じたのかな。
続き。
その部屋ってどんなもの? 剣ってどんな剣? 攻撃ってどんな攻撃?
ただの単語にほんの2、3文字付け加えるだけで読者に明確なイメージを伝える事ができるのに、
ただ単に「部屋」「剣」「攻撃」じゃ、あまりにも定型的すぎて想像できないんだよね。
あと死臭ってのは「死体が腐敗して発生する悪臭」だから、切ったばっかりでは出ないぞ。
いや実はゾンビだったんだ、とかそういう設定が事前にあるのなら無駄な突っ込みだけど。
それに、死臭って嗅いだことある? それがどんなにおいか、もっと穿って表現できる?
言葉が思い浮かばないのなら、むしろこの場合は血のにおいを強調した方が生々しさも立つ気がするんだけど。
悪いことは言わない、辞書を買うなり、書くときは常にブラウザに辞書ページを呼び出しておいた方がいい。
言葉遣いに神経質になる必要はないけど、辞書使うと国語力も上がるし
他の言い回しとかも書いてたりするから、勉強になると思うよ。
きついことを何度も言うけど、あなたの文章は短い。
それ自体はとてもいいことだけど、下手をすると単なる箇条書きになりかねない危うさを含んでいる。
プロローグ部分ならまだしも、この調子が最後まで続くのなら読者にキャラクターの感情を共感してもらうのは
難しいんじゃないのかな、とも思う。
もっと叙情的に、主観を取り混ぜて「どんな○○か」を、無理なく無駄なく説明できるクセをつけた方がいいかも。
「ある物体に対して、地の文の主たる人称がどういう主観を抱いているか」という一貫性が身に付けば、
今後の武器というか、ものすごく読みやすく、しかも読者に共感を得て貰えると思う。
とは言え個人的な趣味もあるし、他の読者さんだって、また違う意見もあるのかもしれない。
私の意見がすべてだと早計しないで、色んな人に見せてみることをお勧めするですよ。
んじゃ頑張れ。私も頑張る。
>>563 学園青春ものでこの文章はヤバいでしょうが、暗殺者を描くならこれくらい淡々と
しててもいいと個人的には思います。
まぁ、舞台が洋館か日本建築かくらいは書いててほしかったけど。
俺は勝手にヤクザの大親分が住んでるようなお屋敷を想像しました。
廊下に窓があるし、洋館の可能性のほうが高いか。
でも全体を通して想像力では追いつかないほど描写が足りてないとは思いませんでした。
ただ、それは「黒のロングコートに剣 暗殺者」というイメージが読み手の中で一つの
記号として出来上がっているということでもあり、ありきたりだなぁ、と思ったことも
事実です。
(気持ちは分かります。ロングコート+剣もしくは日本刀ってかっこいいですから)
574 :
573:04/09/01 04:35 ID:YIQAmANm
で、この文章において一番マズいと思ったのが、視点がとんでいることです。
例えば、
>後を追うように女が駆け寄って来てそう尋ねる。
何かを期待しているような眼差しで顔を覗き込んで来たが、男の方はそんな同意を求められても答える事が出来ない。
与えられた人物を殺す、それが仕事、それ以外には何もないと考えていたからだ。
ここまでが「男」の視点で、
>「仕事だろ」
返って来た言葉のあまりのそっけなさに
これが「女」の視点で、
>女はつまらなさそうな顔をした。
ここで「男」の視点に戻ってます。
恐らく「カメラの視点」で書かれたのでしょうが、小説でこれをやられると
読者は物凄く混乱します。
一くくりの文章の中で複数の人間の心情を描くことは、あくまで基本的に、ですがNGです。
視点は小説においてとても大切な要素ですので、気をつけてみてください。
最期に極個人的な意見ですが、女が主人公なら続きを読んでみたいと思いました。
(女の方がキャラが立っているような気がする)
PDFにされると読む気しないよ
すまんがスルーさせてもらう
縦書きならHTMLで制御できるタグがあったはず
>>575 文章に関しては言うことはないです。575さんのスタイルが出来上がってる
みたいだし、言っても重箱の隅つつきにしかならないので。
で、内容に関する感想ですが、人間が他生物のテリトリーに入り込み、
生き伸びるために他の生物の命を奪うという行為。
それは非であり罪である、と作品のテーマをとりあえず仮定します。
その場合、最期の一文が物凄くもったいないと思いました。
>それが、私たち人類にできる精一杯の罪滅ぼしだと思ったから。
正直、なんでこれ書いてしまったんだろう。せっかくいい具合に来てたのに。
とさえ思ってしまいました。
このラストの一文のせいで作品が一気に説教臭く、かつ胡散臭く感じられてしまって。
勝手に人類背負って、勝手に罪滅ぼししてる気になって、何様のつもりだと。
できればラストの一文は削って欲しかったし、せめて「私にできる精一杯の罪滅ぼし」
ならなぁ、と思いました。
ただこれに関しては個人的にもう一つ別の解釈があって、もしラストの一文を含めて
作者さんが人間の傲慢さや利己的な姿を描こうとしたのなら素直に
凄い、やられた、と思います。真相は作者さんのみぞ知る、ですが。
以上感想です。たわごと失礼しました。
578 :
575:04/09/02 03:40 ID:19OcJ5Jm
>576
縦書きHTMLタグって、最新のIEじゃないと動かないみたいですね。
残念ながら、私はマカーなので、動作確認が出来ませんでした(Mac版IEでは動きません
でした)。
>577
感想ありがとうございます。
重箱の隅でもいいので文章についての批評も聞いてみたかったです。
テーマに関しては、実のところ特に考えてなかったりします。書いてるうちにキャラに入
り込んで、言いそうなことを書いたような気がします。
しかし、最後の一文で全体の印象が変わってしまうというご指摘は非常に参考になりまし
た。今後の執筆時にはそういうことも考慮に入れて推敲したいと思います。
二次です。
ヒロイックファンタジー世界で、王様が、最強の男に国と姫をやるという
ふれを出した前置きがあります。
部屋は堅固な石造りで、生臭い欲望に満ちた男たちを閉じ込める檻を思わせた。実際、獣じみた
臭気がかすかに漂っている。
今日に限り、この部屋には多くの猛者たちが集い、周囲の全てに警戒や観察の視線を送っている。
勝利し、権力と金と国の未来を手にする者はただ一人。自分以外は全て叩き潰すべき敵なのだ。
そんな中、柱に寄りかかり静かに目を閉じた青年がいた。暗く湿った壁際で金の髪が明るく映える。
彼が身にまとった鈍く輝く時代物の鎧に彫られた紋章は、見るものが見れば解る、この国で古くから
続く名家のものだ。おそらく成人して間もないのだろう、幼さの残滓が見て取れる穏やかな顔つきが、
この欲にたぎる部屋に似つかわしくない。
「オルステッド? おい、オルステッドじゃないか!」
突然の呼びかけに剣士姿の青年はゆっくりと顔を上げた。
駆け寄る黒髪の青年が旧友であることに気付くと、彼はわずかに青い目を見開き、口元を緩めた。
「ストレイボウ。奇遇だな」
黒髪の青年は、中性的な顔立ちと線の細い体つきのせいで、黙っていれば美女に見えるほど。しかし
声は低く、まるで自分は男だと主張するかのような調子だ。真っ赤なローブを羽織り、杖を持っている。
ストレイボウと呼ばれた青年は驚きを隠さずに、幼なじみの親友と数年ぶりの握手を交わし、ここが
城下の酒場でもあるかのように裏のない笑い声をあげた。
「奇遇? それはオレの台詞だぞ。まさかこんな所で会うなんてな。……いっぱしになったじゃないか」
オルステッドはまぁなと肩をすくめ、ストレイボウの持つ杖に目を止めた。
「魔法を選んだのか。剣術はやめたのか?」
ストレイボウも芝居がかって肩をすくめて見せ、こころもち弾んだ早口で話しだす。
「そんなことより、いつ帰ってきた? 何が欲しくてわざわざここにいるんだ? 王位か? 姫君か?
金か? それとも名声かな。お前にもちゃんと欲ってものがあったんだな」
「ああ……いや」
オルステッドは微苦笑した。これほどあからさまでないにしろ、この質問は初めてではなかったらしい。
「強いて言うなら腕試しといったところかな」
「そうか。相変わらずだな」
ストレイボウは突然そのことについて興味を失った。オルステッドは何か問いかけようとしていた。
恐らく、「お前は?」とか何とか。答える気はもうなかった。何故か、ストレイボウは突然頭の芯に冷たい
ものがつもってゆくような気がしていた。
オルステッドは少し遠くを見るような目をした。
「もう五年にもなるか。懐かしいな。お前だけが夜中まで特訓につきあってくれた」
ストレイボウはあいまいな笑みで答える。
「オレには才能がなかったんだ。お前はいつでも一番だったな。大したヤツだよ」
オルステッドは、そんなことは大したことでもないと言いたげに軽く首を振る。
「いや、まだまださ。上には上がいる。情勢が落ち着いたら私はこの国を出てみるつもりだ。いっしょに
行かないか? お前はいつも遠くに行きたがっていたじゃないか」
ストレイボウは一瞬眉根を寄せた。だがそれはすぐさま皮肉を含んだ薄い笑みに塗りつぶされて消える。
……遠くへ行きたかったさ。逃げ出したくてたまらなかった。
悲痛な心の軋みと裏腹に、彼の口をついたのは素っ気無い言葉だった。
「考えておこう」
ストレイボウは足にまとわりつくローブを払い、半ば無意識に視線をそらす。オルステッドの鎧が窓から
差し込む微光を跳ね返して輝くのが、何故か突然目に付き刺さったので。
遠くでラッパの音が響き、人々の歓声が流れ込んでくる。オルステッドは右手を出した。
「そろそろ始まるな。決勝で会おう」
「負けんなよ」
ストレイボウは口元を歪めるように笑い、オルステッドの手に自分の手をぶつける。
オルステッドは軽く手を降ると、確かな足取りで明るい闘技場へと歩いていった。影が長く伸びて、
石畳に揺れていた。
ストレイボウは無意識に赤くなった掌を見つめていた。今更、手のひらがひりひりと痛む。彼は熱と痛みを
閉じ込めるように手を握り締めた。
……忘れもしない。疲れ果ててへとへとでも、腕が重くて上がらなくなっても、一度でいい、お前に勝つまで
やめたくないと思った。けれどあがけばあがくほどお前はめざましく腕を上げ、オレがどんなに血反吐を吐こう
ともその差は広がるばかり。ついにお前の背を追いこすことは出来なかった。
……しかし魔術を知り、お前の背を追っていてはいけないことにやっと気づいた。
……お前に並んだら何が見える。同じものが見えたなら、ともに歩くのもいいかも知れないな。
ふと顔を上げると、友の背は光の中輪郭を失っていた。
がらんとした部屋から彼もまた歩みだす。戦いの場へと。
友に対する敵意の芽を書いたつもりです。
お願いします。
会話文ばっかでキモイ
設定がさっぱり分からん
ボボンじゃねーの?
会話の失敗は自覚していましたが、
状況が分からないのは致命的ですね。
ありがとうございました。戒めとして精進します。
>581
地の文と登場人物の独白が区別なく混在してるのは個人的に気持ち悪いなぁ。
本人も言ってるけど、会話文によってキャラの区別がつかないのもマイナスかな。
「微苦笑」「頭の芯に冷たいものがつもってゆく」という表現はもにょるものがある。
>>584 つーか、
>>582の意見だけでありがとうございます、じゃ、精進せんぞ。
「会話文ばっかでキモイ、設定がさっぱりわからん」
そう言われただけで分かるならそもそも晒すなというハナシだ。
厳しい言い方だが。
視点がぐちゃぐちゃなんだ。致命的に。
上で言ったことと矛盾するが、
これくらいのレベルで自覚できないのは、ちょっとマズい。
>>586も言うように、
オルステッドがストレイボウを見かけるところからはじまった、ということは、
地の文の視点はオルステッドの目線で見ないといけない。
のはずなのに、文章の終わりはストレイボウの心理描写になってる。
それと、比喩が滑ってる。たとえば
>部屋は堅固な石造りで、生臭い欲望に満ちた男たちを閉じ込める檻を思わせた。
男達を閉じこめる檻なんてものは現実にはない。
言葉の順序を考えなさい。推敲はそういう時のためのものだぞ。
悪いが本の読み込みが足りないぞ。
あと100冊は読んでから書いてみ。
あとここがひっかかった。
>生臭い〜。実際、獣じみた臭気が〜
実際、の使い方がなんか変…。男=獣じみた匂いなの?って思う。
>暗く湿った壁際で金の髪が明るく映える。
暗い部屋では、金髪だろうと赤毛だろうと暗い色になると思う。
髪が発光でもしてないかぎり明るく映えたりはしないよ。
>ストレイボウも芝居がかって肩をすくめて見せ
芝居がかった*様子*で〜とは言うと思うけどけど、芝居がかってとは言わないかと。
あとどこが変、と具体的に言えないんだけど「ん?」て思ったとこ。
「幼さの残滓」「いっぱしになったじゃないか」
上手く言えないんだけど、なんか変な感じがする。
私も真っ先に(頭から読んでるから当たり前だけど)「幼さの残滓」が
引っかかった。
「のこりかす」と開いてみせると、違和感の正体がわかるんじゃないかな。
>>579-581 書きたいのは、あくまでもストレイボウの「友に対する敵意の芽」なんだよね?
この文章では、最後の方の彼の心情の吐露がキモになると思うんだけど、
それならオルステッドとストレイボウのやりとりの辺りは、状況説明に徹して
最後にまとめて心情の吐露を入れた方が、よりそれが際立つと思う。
あと、心に葛藤を持つ人は、それを表情に出さないことの方が多いと思うな。
ましてや、相手が葛藤の対象だったら、プライドにかけても自分の気持ちを
悟られるようなマネはしないと思うんだが、どうだろう。
> ……忘れもしない。疲れ果ててへとへとでも、腕が重くて上がらなくなっても、一度でいい、お前に勝つまで
>やめたくないと思った。けれどあがけばあがくほどお前はめざましく腕を上げ、オレがどんなに血反吐を吐こう
>ともその差は広がるばかり。ついにお前の背を追いこすことは出来なかった。
この辺りは、
>「もう五年にもなるか。懐かしいな。お前だけが夜中まで特訓につきあってくれた」
>「オレには才能がなかったんだ。お前はいつでも一番だったな。大したヤツだよ」
この会話で、なんとなく想像できるので必要ないのでは。
むしろそれを思わせる別の表現の方がいいと思う。
それから、
>……お前に並んだら何が見える。同じものが見えたなら、ともに歩くのもいいかも知れないな。
この一文で、ストレイボウが自分の中にある「敵意」を自覚してるのか
してないのか、はっきりしなくなってしまっている感じ。
自覚してるかしてないかで、また文章は変わってくると思う。
このテのシチュは好きなので、元ネタ知らなくてもすんなり読めたよ。
きっと自分でも「こういうのが書きたい!」というのがわかっている方だと思う。
ただいかにも拙いので、これからもたくさん書いて精進してほしい。がむばれ!
視点のミスってのは、やっぱ一番最初につまずくところだよな。
書いてるうちに脳内補完していっちゃって、地の文の主人公でないキャラの事を考えるうち
変な心理描写入れて視点がぐちゃぐちゃになったり、説明が足りなくなったりするんだよな。
視点に関してはその手の小説技法の本とか読めばまず載ってる。
ここで指摘請けた人で、視点てものがどういうものなのかわからん人はそれを読んでみるといいかも。
もう少し地の文に情報が付け足されると、台詞をシェイプできますよね。
たとえば、最初の男を詰め込んだ檻については、
「普段は剣闘士と戦う猛獣が、ここで殺戮の時を待っている」と獣臭を説明。
その後で、男どもが何の欲望を抱え、何を目指しているのか
楽に説明ができる。
暗い中で金髪が輝く理由は、壁の松明でしょうか?
そういうものを詰めていくとそれらしくなってきます。
それと、後で回想される部分ではなく、
会話や身振りにおいてストレイボウのコンプレックスや
オルステッドの気付かなさを演出するべきかと思います。
すいません、一行目と二行目で論旨が一貫してませんでした。
間に『おかしいと言われている部分についての説明不足も解消できます』と
入れるのをわすれてました。
アドバイスの予定が自分の破綻を晒す結果に……orz
>>593 最後の一行で、君の文章能力が把握出来たよ
595 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/09/04 14:22 ID:Gx4YC2F4
藻前ら、もちつけ
ヘタレを虐めるな
LIVE A LIVE か…10周年だね。
597 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/09/06 05:20 ID:+a6vlYFD
誰か晒してくれ…
面白いのをきぼんぬ
評価してくださった皆さん、ありがとうございました。
恥ずかしいしきつかったけど、いろいろ為になりました。
やはり、「分かっているつもり」は怖いなと思いました。
妥協は禁物ですね。レスを何度も読み返して文章たたき直します。
599 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/09/06 15:36 ID:IeWy9Cvu
地震だお〜
る
ぽ
ぬ
ッ
ガ
603 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/09/11 00:11:56 ID:7c/R0ppG
自分の文章を書き込んで晒すより、UPした方が良さげだね
604 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/09/11 20:31:35 ID:+Skz+XVN
誰も書かないの?
ホシユ。
607 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/09/26 23:32:09 ID:tuLP3MNC
降臨まちあげ
609 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/10/04 21:44:03 ID:i7Afvawe
>>608 読みにくい。
何がなにやらさっぱり分からん。
もう少し状況を説明してくれ。
>>608 パロでは読者が原作を読んでいるという共通認識の前提条件で書くから
キャラの描写や状況説明を省いても通じるけどオリジにしたら訳が分からん。
これはストーリー性がないとかじゃなくて、独りよがりのポエムだよ。
何がいいたいのかさっぱりだ。
ていうか、コレ小説なの?
本人も
>ストーリー性はまったくない
といってる通り、壺の形になってないってだけのへ(ryポエミーでは……
壺にはアドバイスもしようがないよ
a,ケコーン……
613 :
1/4:04/10/04 23:20:41 ID:4//fxbEg
オリジナルファンタジーです。冒頭部分と、戦闘シーンの一部を。
〔冒頭部分〕
朝の陽は、徐々に輝きを増し始めていた。
澄んだ空気のなか、山腹を利用して建てられた飛翔台の上に、二人の若い男が姿をあらわした。
二人とも背の部分が大きくあいた、体にぴったりとした服を着て、皮の胴巻きをズボンの下になるように、巻いているのが見える。
肩から手首、手の甲まで覆う腕当て――長い手袋のような――をし、足にはブーツ型の軍靴を、そしてひざには、表側に金属を張り
付けた皮のひざ当てをしている。
『有翼族』であり、コウリンエイ国軍人である者の、ごく実戦的な軽装備である。
肩口までのばした、まっすぐでやわらかな栗色の髪を、かすかに風が撫でていくのを、エイキは心地よく感じた。
そして、傍らの男が装備の再点検をしているのを見ながら、
――久しぶりの出動で、彼はずいぶんうきうきしているな。
と、思った。
こういうときこそ要注意、自分がしっかりしなければ――とも思った。
傍らの男に何かがあっても、また男が何かを起こしても、それは自分の責任として身にふりかかってくる。まあ、“最強”の男に
何かがあることはまずないとしても、何かを起こすことは十分にありうる……などと、ほんの少し不安にかられだしたとき、そんな
ことは一切お構いなしというかのような明るい声が、彼を呼んだ。
「エイキ、準備はいいか? 行くぞ」
二十歳前後の精悍で整った顔立ち、見事なまでに鍛えられ引き締まったやや細みの体躯に、腰までとどく黒髪をふたつ分けに結ん
でいる男は、イヌワシを思わせる金の相眸を輝かせながらそう言うと、その背から巨大な翼を出現させた。
うすい青灰色と濃紺の、二色の組み合わせをした猛禽類のような翼は、見る者に、凶暴な力と静謐な美を同時に感じさせた。
誰よりも近くで見慣れているはずなのに、エイキはいつもその翼に一瞬、目を奪われる。
が、それも一瞬のこと――エイキは自らも翼を開き、
「ライエン。一応言っておくが、くれぐれも、問題を起こしてくれるなよ」
と、しかつめらしい顔を作りながら言った。
「わかってるよ。そう心配するな」
614 :
3?^4:04/10/04 23:29:21 ID:4//fxbEg
(続き)
ライエンと呼ばれた男は、快い笑みをエイキに返し、飛翔台の端を軽く蹴って、まるで倒れ込むように、ふわりと中空に身を投げ出した。
翼が空気をとらえ、何度か羽ばたかせると、彼の体はたちまち飛翔台よりも高いところに昇っていった。
心配するなと言われても、ああも無邪気に微笑んで言われると、かえって心配になるものである。
一抹の不安を残しながらも、エイキもすぐに後を追い、舞い上がった。
上空の冷たい空気とは対照的に、眼下の景色は、朝日の暖かなオレンジ色に染まり出していた。
広大なコウリンエイ中央軍総本部の上を旋回すると、訓練施設ではすでに若い兵士たちが、黙々と訓練に汗を流しているのが見えた。指導
官の怒号が、風に乗って、エイキたちのところまで聞こえてくる。
ふと見ると、見張り台の歩哨が、こちらに向かって大きく手を振っていた。
二人も手を振って応え、お互いに顔を見合わせうなずきあうと、頭(かしら)を目的地の方角に向けた。
エイキは、懐中時計をちらりと確認して言った。
「0600、“シバ”ライエンとエイキ特別輔佐官、目的地ナガに向かって出発する」
事務的なエイキの声に、しかしライエンは嬉しさを隠さない声で、
「了解!」
と応えた。
〔戦闘シーン〕
そのときだった。
気付いたのはライエンだけだった。アマジはもちろん、エイキも感じることはできなかった。空気が動いた。
「二人とも下がれ!」
ライエンよりわずかに遅れて異変に気付いたエイキが、まだわかっていないアマジの腕を掴んで大きく飛びずさったのは、ライエンが叫んだのとほぼ同時だった。
次の瞬間、大量の空気と黄色い土ぼこり、なぎ倒された木々の木片や木の葉が、轟音と共に足下から急激に競り上がった。そして身を切られるような、女の金切り
声に似たものが響いたかと思うと、鈍く光る両眼と耳まで裂けた口を持つ巨大な顔が、爆煙をかきわけて現れた。
巨顔は、その大きさに似合わぬ素早さで、獲物にとびかかるワニのように、口からライエンに襲いかかってきた。彼がその第一撃を、風に舞う羽根のようにふわり
とかわすと、空振りに終わった口が、豪快に歯を打ち鳴らした。間髪を入れず、続けざまに襲いかかってきた巨顔だったが、そのたびにふわふわとかわされると、
昇ってこられる限界があるのか、口惜しげな表情で、煙の中に沈んでいった。
ライエンは二人のいるところまで舞い戻ると、さらに少しその場から離れさせた。驚きのあまり声も出ない二人に向かって、
「見ていろ」
とだけ言うと、振り返って、まだ辺りに広がっている土煙を凝視した。
するとまもなく、一瞬にして土煙が消え去った。なぎ倒されたはずの木々も元通り、時を戻したかのような風景が、眼前によみがえった。
エイキは我が目を疑った。アマジにいたっては、口を閉じるのも忘れるほど固まっていた。これほどはっきりと見せられても、あれが幻だったとは、到底信じられ
なかった。いや、それよりも、いったいどこからどこまでが幻だったのか。もしや、この時、この空間までもが幻なのか?
「やはり“面盗”(めんとり)だったな」
暴走しかけた思考を、ライエンの落ち着いた声が押しとどめた。
616 :
4/4:04/10/04 23:44:16 ID:4//fxbEg
(続き)
エイキはライエンを見つめた。
あんなものと対峙したばかりだというのに、彼は冷静そのものだった。いや、戦闘態勢のときの軽い興奮状態にあるのは
確かだったが、その精神は完全に、見事にコントロールされていた。
〔説明〕
ライエン=ものすごく強い人。エイキ=中尉。アマジ=上等兵。
というところです…。
4/4は、分けるほどじゃなかったですね、すみません。
改行上手くいってるかな?マカーだと見にくいですが…。
中編程度の長さなので、一部を晒しました。
まだ制作途中ですが、他人の目にはどんな風に見えるのか知りたかったので。
よろしくお願いします。
>>616 まず鉄則というか、実体験に基づく忠告として、
中・長編の感想は書き終わるまで聞くなというのがある。
長いのを書いてくると飽きるし不安になってくる。
それで途中で出来たものを他人に見せて
感想を聞いてみたいという気にもなるのだが、これがよくない。
好評ならまだしも誉められなかった場合は、もう書く気が起きなくなり
結果としてゴミ箱逝きになってしまうことが実感として多いのだが。
それらをふまえた上で感想が欲しいのなら書くけど。
落ち着け 落ち着け・・・
あたまを動かした。広大な青空が目に映った。でも、少年にはみえていない。青空もそれを飛び回る鳥も。
地に花が咲いている。くつに触れるとふるふるとゆれる小さな花だ。そして、情けないことなのだが少年の歩いている足はさらに大きくふるえていた。
くそっ・・・
少年は口の奥で毒づいた。
上には見事な青空がひろがっていて下には一面に花が咲きほこっている。気持ちのいい風が髪をすくい、顔をやさしくなでる。しかし少年はその感触をこばむように手をはらった、いささかなげやりに。
頭をかかえてしまいたい気持ちに今度は逆らわずに、少年は花畑にそのまましゃがみこんだ。どこまでも続く青空と果てしない花の大地のなかに。
どうしよう・・・
抱え込んだ頭をちょっともたげ、上目遣いに目をやる。同じ景色が地平線まで続いているのが目にはいる。
じょうだんじゃない・・・!
ここは、
「ちっっくちょうめええええーーーーー!!!!」
下品な怒声が周りをおおう。ちいさな花はやっぱりふるえていて。
自分の足が震えてないことに、少年は気づいた。大声を出したためか・・・少し落ち着いたアタマで考えてみる。
「ここは・・・、」
あの世なのか?
話を最後まで書けたことがあまりないです。
こういう場面が書きたい、でそこはだいたい一気に書けるんですが大抵書けた時点で満足なりしてしまって、いつも中途半端です。
漫画のネームみたいなこと、皆さんはされてるでしょうか?それとも何もせずにそのまま書き込んでいくのですか?
板違いな質問かもしれませんが、話をつくる時に気をつけていることなども教えて頂けたら嬉しいのです。
割り込みになってしまいすみません。
感想もよろしくお願いします。
>>617 返事が遅くなってしまってすみません。
はい、承知の上ですので、ぜひ批評をお願いします。
>>618 小説で一番重要でなおかつ難しいのは最後まで書き上げる事。
直すのはその後だ。書いては直しをしていると途中で嫌になるぞ。
プロットなしで話を一本書き上げる事は短編なら可能だけど
いろいろ入り組んだ話や長い話ならちゃんとプロット立てたほうがいい。
場面だけ思いつくなら、そういう場面だけのものをストックしておいて
一本の話にできるように組んでみるといい。
それがプロットなる。プロットがあれば最後まで書き上げやすくなる。
で>618の文章だけど、少年のパニクっている心象描写を青空という情景描写と
対比させて強めようとしているのだろうけど、全然パニッくっている様子がつたわって
こない。特に青空が目に映っているけど少年にはみえていないとあるから
目が見えないのかと思ったよ。
622 :
618:04/10/05 22:48:20 ID:17a1JQ0/
>>621 レスありがとうございます。
書きかけの話があるので、書きたい所だけ書いていって、それから全体を考えるなりしてみたいと思います。
自分が納得のいく作品を一回でも書き上げてみたい・・・
批評もありがとうございます。
目がみえない・・・確かに;
対比とかはあまり考えてなかったです。
でも、パニくっている様子が伝わってこないのは致命的ですね(書き上げることもですが)。
自分の文章について相談できる人がいないので、逆に励みになりました。
読んでくれてレスくれて感謝感謝です。
あと、誤字が多くてすみませんです・・・
>>616んじゃ
全体として説明不足の感が否めない。
描写に形容詞や名詞はあるけれど動詞がない。
場面の説明に終始しているだけで、キャラクターが動いている気がしない。
有翼族という種族は、オリジナルの設定なら、読者は想像できないだろうと考えられる。
だとすると、ここは読者が読み進んでつまずくところ=一番説明するべきところのはず。
だけどあなたの表現はその説明の情報が圧倒的に少ない。
読者の事を考えれば、何色だとか何のようなといった比喩の表現だけでなく、
「動き」も意識しないと、ただの形容詞と名詞の羅列にしかならなくなる。
広げればどれくらいの大きさなのか、広げたときの羽音、風を切りふるえる羽根、
その大きな翼を支える筋肉の動き、こぼれおちて曙光に反射する和毛……etc.
そういった動作を、文脈に自然に含めていく事はとても大事だと思う。
小さいツッコミになるけど、飛翔台の説明もない。
高さに関する描写が一語も入ってないし「台」とあるから、最初は校庭にある、
朝礼に使うような壇を思い出したが、倒れ込むように中空に〜の記述で
やっとこの「飛翔台」が高いことが分かったんだが、他の人はセーフなんだろうか?
で、戦闘シーン。
これも小さいツッコミかもしらんが、緊張感ある戦闘で「女の金切り声」とか
「ふわふわとかわす」とかの表現はちょっと間が抜けてる気がするんだが……。
同じ型なら、無難に「金切り声」で切ったり「ひらひら」とかの方がいいんじゃない?
あと「風に舞う羽根のようにふわりとかわすと……」というのは、
有翼族が実際に羽根を風に晒しているんだから
比喩表現としては微妙すぎる気がしないでもない。
たとえば「とらえどころのない羽毛のように……」とかはどうだろう。
これにしたってあんまり巧いとは言い難いが。
細かいところを挙げればきりがないが、説明が足りないわりに比喩が多いのは良くない。
うまい比喩を10個書くよりも、しっかりとした地の文を通しで書いた方が
読者としては鼻につかなくていい。
比喩を削って直截的な説明を増やしてみると見方が変わってくるんじゃないだろうか。
もちろんこれは俺の主観であって、これが唯一解というわけじゃないので
色んな人から意見を聞いて、綜合して考えて欲しいす。
>>623-324 レスをありがとうございます!
戦闘シーンの、比喩が多いというのはナルホドと思いました。確かにそうですね。
「ふわふわ」などについても、微妙な捕らえ方の違いが思ってもいなかったことで
とても参考になります。
どの程度の説明を入れるかについては、私も悩みました。
ただ、最近ラノベを読んだときに、あまりに懇切丁寧な説明が多く、
「まるで漫画みたい」と思ったのが正直なところで、それもあって、
説明文を少なめにしてみたのですが、動きですか…。
そうですね、それはあまり意識していなかったですね(^^;
戦闘シーンもそうですが、キャラの動きが目に浮かぶような文章は、本当に
難しいです。
飛翔台については、直前に「山腹を利用して建てられた」と入れましたが、
わかりにくかったでしょうか?
うーん、でもこれだけでは確かに、どんな建造物かはよくわからないですね…。
本当にいろいろ参考になりました。ありがとうございます!
他の方もぜひ、ご意見をお願いします。
まずは何でもわかりやすく描写してみたら?
ひとつのものを色んな角度から描写してみるとか。
削るのはそれからいくらでも出来るんだからさ。
脳内にある風景はあなたにしか分からない。
それを伝えるための言葉は惜しんじゃだめだよ。
ラノベを読んだら云々て、今の時点でラノベレベルにも達してないのに
馬鹿にしても意味がないだろ。
>それを伝えるための言葉は惜しんじゃだめだよ。
そうですね、耳に痛いです。アドバイスありがとうございます!
私もラノベは好きですし、漫画が小説に劣るとはまったく思っていません。
初めてライトノベルというものを読んだときの感想を、素直に書いたつもりで
決して馬鹿にする意図はなかったのですが、書き方が悪かったですね。
不快に思われたら謝ります。申し訳ありません。
満足に説明できない奴にかぎって
ラノベ嫌いとか言うんだよ。
ちなみに山腹ってのは
山の頂上から麓までの中間点のところ。
そこを利用したからってどんな建物かわかるわけないだろ。
623さんの
>高さに関する描写が一語も入ってないし
「山腹」だけでは、高さがわからないかな?と思ったのでした。
どんな建造物かは描写してないので、おっしゃる通りです。
やはり全体的に説明不足ですね。
>>620 途中から入るポエムに目が滑りまくって読めなかった・・・。
というかそれ以前に、一つ一つの言葉の使い方が妙だ。
途中送信してしまった。言葉の使い方について。
>高く浮かぶ山脈であるために日の光を遮るものは殆ど無く、道士達の住まう部屋にも遠慮なく差し込んで来る。
読点の前後で主語が違うのに、それは省略されていて意味が繋がらない。
(崑崙山は)空に高く浮かぶ山脈であるために、日の光を遮るものはほとんどない。
陽光は、道士達の住まう部屋にも遠慮なく差し込んでくる。
とかいうふうにすれば意味が通る。
>朝の気配に自然と覚醒を促された普賢は寝台の上で身じろぎした。
決して朝は得意ではない。
なんか変。朝の気配に自然と覚醒した、あるいはもっと砕いて目を覚ました、くらいでいいのでは?
あと、「決して」がいきなりすぎる印象。
ずーっとこんな調子でどこか妙ちくりんな文章だ。
きちんとした文章が書けないのにも関わらず、
無理に「小説っぽい」言葉の使い方をしてるような感じ。地に足がついてない。
まずは平易な、主述のしっかりした文を書くことを心がけたほうがいいと思う。
呼応の副詞の使い方にも注意。漫然と言葉を使わず、
意味の曖昧な単語は辞書で調べるようにしたらどうだろう。
あとはポエムをなんとかすれば、あなたは充分にうまくなる可能性があると思う。
こんにちは。
評価していただきたく晒させていただきます。
オリジナルBLです。
自分ではこれは他人が見て一体どんな文の塊なのかわかりません。
奇抜か電波か普通なのか最近基準があやしいんです。
よろしれば切り捨てください、
お願いします
1/4
けいたは女の子みたいにかわいいと思う
クラスの女子であいつにかなうのは長岡さんくらいだ
でも僕は長岡さんはあまり好きじゃない
今日はテストで百点をとった
みんな悪かったらしい。学校の勉強は簡単すぎると思う
けいたも百点だったらしい。けいたは「なんだ僕だけだと思ったのに」と僕を見てにやりと笑った
僕は「僕がテストで負けるはずないよ」とにやりと笑い返してやった
今日は掃除当番だと間違えて掃除をしていた
最後まで気づかなくて、たくにすごく笑われた
悔しい
今日はたけしとけいたは風邪で休みだった
僕は退屈だった
長岡さんと二人で給食を食べた
よく見ると本当に長岡さんは綺麗で、僕はどきどきした
でも長岡さんはけいたみたいな綺麗な表情はしない
連絡を届けにいくとけいたのお父さんがいた
はげた人で僕はショックだった
でもおばさんはとても綺麗
でもたくのお母さんが一番綺麗
僕のママもまあまあだけど、たくのお母さんにはかなわない
2/4
最近の日記をみてなんだかけいたのことばっかりだと思った
僕は別にけいたのことばかり考えてるわけじゃないのに
毎日あまり書くことがないからだ
けいたは僕のライバルで、多分親友
絶対言わないけど多分けいたも僕のことをそう思ってる
明日の日記にはけいたのことは書かないことにしよう
たけしが学校にきた
グループは三人だった
今度は僕が風邪をひいてしまった
寝ているのはほんとにつまらない
僕は連絡を持ってきたけいたをつかまえて遊び相手にした
けいたは風邪の僕をからかった
けいたに会うのは久々だった
僕らはたくさん話をした
僕らはきっと頭がおかしくなってたんだ
僕は風邪をひいてたし、けいたは親とけんかして怒りながら泣いていた
僕らは二人でえっちなことをした
いけないことだった
けいたは疲れて床で寝てしまった
僕はとても寝られない
朝起きるとけいたが僕をのぞき込んでいた
けいたが僕にキスをした
僕らはずっと黙っていた
3/4
しばらくしてけいたが、
「馬鹿馬鹿しいね」と言って笑った。
「今更だけどね」と僕は言った
けいたはなぜだか「ごめん」と言った
それから泣き顔になった
僕はけいたのそんな顔を見たことがない
けいたは「忘れて」と言った
僕は風邪で体がだるかった。
僕は「そうする」と言った
けいたは、僕の家から出ていった
僕は頭が痛くて、布団に倒れ込んだ
僕は
今日はすっかり熱は下がっていたから、僕は学校に行かなきゃならなかった
学校で、けいたはいつも通りだった
僕もいつも通りのけいたに合わせていつも通りに振る舞った
僕は苦しかった
僕は
もうけいたのことは書かない
637 :
620:04/10/08 01:01:01 ID:MPcPrm9m
>>630 評価して頂きありがとうございました。
今まで「話」の評価はもらえても
「文章」の評価はもらえなかったので
ここに晒してみてよかったです。
思い返せば長い文章にしようとして
知る限りの単語を無理に混ぜて字数を嵩増しさせていたようです。
変にカッコつけようとするのはやめて
まず普通に書くように心がけたいと思います。
それに思いっきり勉強不足でした。出直してきます。
本当にありがとうございました!
638 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/10/08 10:33:04 ID:qsy56O3O
>>632 では遠慮なくいきまするm(__)m
キャラクターが掴みづらかったっす。
つまり、誰が誰だが分からないって事です。
僕とたけし君とたく君と長岡さんの特徴の説明がないよ。
けいた君は女の子と見紛う程の美少年だって事しか分からないっすよ。
とりあえず、「僕」の特徴だけでもはっきりさせておきましょうよ。
そして、彼らのお母さんの描写を書くのだったら、メインキャラの描写をしましょうぜ。
そして舞台説明が足りないと思いますた。
いや、学園モノだってのは分かる。
だけど、「学園モノなんだから、皆は分かってくれるだろう」って考えは良くないっす。
貴女は中or高校生っぽいので、まずは「マリア様が見てる」のリリアン女学園の描写でも見ると良いよ。
結論:一番分かりやすかったのは<<633-636ではなく、
<<632の文。
640 :
639:04/10/08 18:17:15 ID:K6ERbLUU
>>632さん。
貴女は、文章について考えが足りないか、そもそも読む小説の量が足りない気がします。
まずは、「自分がいま一番書きたい文章ってなんだろう?」と胸に手を当てて考えてくださいな。
次に、自分の目指す方向性に近い文章を書く小説家の著作を沢山読んでください。
そして、継続して描き続けてください。
こんな所です。言いすぎた気もしましたね。済みませんでしたm(___)m
>>639 >>640 19の浪人生です
本はあまり読みません。最近読んだ本と言えばハリーポッターと村上春樹です
この文章が他人が理解できる文でないというのが、大変、よく、わかりました。
絵本のような、でもリアリティのある、執筆者が書きやすい(大変楽をしました)、萌えるなにかを書いてやろうと思ったんです
これは自分では不思議な、魅力ある(嘲笑ポイントですね!)、文なんです
とりあえず、評価をいただいて、その理想は砕け散ったので、
小説っぽい文体を頑張って作って、出直してきます
よければまたお願いします…
642 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/10/08 20:22:16 ID:+Aop5HlZ
あんまり若いうちは文章に凝ろうとか思わないほうがいいと思うよ。
大天才でない限り空回りするだけだから。
自分の一番書きやすい文章で、できる限り他人に内容が伝わるように努めたほうがいいと思います。マジレス。
ごめん、上がった?
sageチェック入れてたのに何故だ……ごめんなさい。
644 :
632:04/10/08 20:56:19 ID:u7s9ra8H
>>642 努力します
くどいのと意味不明瞭の加減が、いまいち、というか相当わからないんです
次の文はとりあえず言葉を増やしてみます
また晒しにきますのでお願いします
二度目の晒し上げ、ちょっとした、精神的なダメージでした…いえ小心者です;
>632
「〜った」
という終わり方が多すぎ。
言い換えると単調すぎる。
それが原因で、ポエムのようになっている。
この単調な文で面白い話を書くには、神的才能が必要不可欠だと思う。
上手い小説を書く人はどのようにして抑揚のある文章を書いているかを見た方がいいよ。
難しい言葉を使っていなくても、文章が下手でも、面白い小説はいくらでもあるから。
>>645 自分でも、後半はポエムだろうかと思いました。
大変ためになる言葉をありがとうございます
今日はほんっと凹みました。
>>645さんの指摘で止めを刺された感じです。
なんか…頑張ります…
浪人ならとりあえず勉強を頑張っとけ。
小説なら大学入ってからいくらでも書けるんだから。
む、へこんでるのか。
ならこれ以上へこむのはイヤか?
>>639-640 それは不要なキャラクターを多く出しすぎているのが問題なのであって
日記形式でキャラ分けのために特徴描写を入れるのは逆に不自然だ。
つーか、マリ見てとか学園モノって何だ。('A`)
マリ見てが悪文だとかつまらんとは言わんが、
さすがにそれを参考に上のやつを直せと言われたら、
本人じゃなくても面食らうだろ。俺も面食らうわ。
しかしキャラクターに関しての一貫性がない事は同意できる。
>>632の作品は全体的にキャラクターの性格付けと、キャラが語る言葉が一貫してない。
全体を読めば無垢な少年を描きたいんだろうと思うんだが、
所々に見える語り口が子供らしくないから、キャラが掴みにくい。
「虚勢」とか「子供の頃の気の迷い」とか「動揺」「愚か」なんて言葉は子供はちょっと使わないぞ。
それらしい言葉に変えた方がいい気がするんだが。
所々の演出としてはとても上手い部分もあって感心しただけに、惜しい。
良ければ個別に文章を引っ張り出して違和感があった所を詳しく指摘するが。
死ぬほど長文になってしまったのであらかじめ断っちゃうけど。
>>646 いや、凹むっていうか……。
小学生の作文(しかも手抜き)みたいな文にしか見えないんだけど
本気で絶賛されるつもりだったのか?と驚いたんだが。
凹むより前に「こんな稚拙な文章をさらしてしまって恥ずかしい」と思うほうが先では。
ちょっと自分を高く評価しすぎ。
(´・ω・`) ああ、消えちゃったか。
いろいろと教えたいというか、伝えたいコトが
いろいろあったんだがなぁ。
かなり長文だから後でさらすか。
もう読むのもつらいのかもしれないけど、未熟だけれど
まだまだのびる余地もいい部分も十分あった。
応援のために長文をさらしておく。
>>646 たとえば書き出しの
>けいたは女の子みたいにかわいいと思う
>クラスの女子であいつにかなうのは長岡さんくらいだ
>でも僕は長岡さんはあまり好きじゃない
ここはBLの主題である「少年と少年がハァハァ(;´Д`)」に進むためのマエフリとして
主人公が「けいた」というキャラに、無意識に同性として以外の
別種の興味を引かれているということを暗示させるための文脈にするつもりなんだよね。
で、主人公は、全体を読むと無垢な少年であると想像できる。
それをふまえた上で、この部分の「かわいい」という単語だが、
ちょっといきなり直接的すぎて、なんだか下品な感じがするんだが、どうだろう。
んで、ちょっと横に置いて、
>今日はたけしとけいたは風邪で休みだった
(〜中略〜)
>僕のママもまあまあだけど、たくのお母さんにはかなわない
さっきの文もそうだが、ここの部分なんかはすごく使える部分だと思う。
「女性」=異性としての長岡さんと「男性」=同性のけいたを比較に持ってくるのは
この後の流れを自然に持って行かせるギミックとしてはすごく上手い。
自分で考えたのか? 評価しようと思った俺の方が勉強になったよ。
ただ、やっぱりここも前述したけど、「きれい」「かわいい」を持ってくるのは俗っぽい。
なら、もうちょっと工夫してみてはどうか。
導入部では、敢えてけいたに対しては「きれい」「かわいい」という表現は使わない。
あくまで男としてとらえつつ、隠れた気持ちを誰かに代理させるという書き方を持って来る。
けいたを彷彿とさせる母親、けいたと比較される長岡さんにだけ「きれい」「かわいい」を使う。
>
けいたは女みたいな顔をしている。
もしほんとに女だったら長岡さんを抜いてクラスで一番になれたと思う。
けいたにそんなこと言うと殺されるだろうけど。
(中略)
今日はたけしとけいたは風邪で休みだった
僕は退屈だった
長岡さんと二人で給食を食べた
よく見ると本当に長岡さんは綺麗で、僕はどきどきした
でも長岡さんはけいたみたいに笑ったり怒ったりしない
なんだか人形みたいで気味が悪い
下校のついでに連絡を届けにいくとけいたのお父さんがいた
はげた人で僕はショックだった
でもおばさんはとても綺麗で、けいたはお母さん似なんだなと思った。
下二行は「けいたの顔の良さ」を際だたせるために消した。
読者にとっては余分なキャラだしな。
つうか、こうやって書くと、一番最初の「長岡さん」が説明不足の感はあるか……。
まぁ俺もそんな大して上手くないから申し訳ない。
あと、「えっちなこと」って、そんなあっさりでいいのか?
BLはルビー文庫くらいしか読んだこともないが、この部分こそ
腐女子が「アリエナーイ! アリエナーイ!」とか言いながらも顔真っ赤にしてハァハァ(;´Д`)しながら
読み進める場所、多少は説明口調でも強引に微に入り細を穿っちゃうような部分だと思うんだが……。
さらっと流したいんだろうかな。
ただ、個人的なリクエストだが、主人公に罪悪感や恐怖、いらだちといった感情を持たせるなら、
もう少し「生っぽい性表現」を入れた表現が「ここに」ほしかった。
寸止めでもいいし、ほんの一瞬、チラッとにおわす程度でいいから生々しい表現を入れて、
その生々しさに罪悪感や救いようのない快感を感じる、といったエピソードがあれば
「少年のヰタ・セクセアリス」としては、より話に厚みがでる気がするんだが……。
BLって読むのも書くのも女の子が圧倒的だろうし
あなたはきっと女性だと思うのでこういう感覚はわからんのかもしれんが
小学生くらいの男子が性に目覚めるってのはものすごい罪悪感を感じるのだ。
オナンの罪とは言ったもんだ。
その後の主人公やけいたが抱く罪悪感を強調するためにも、ここの表現は
短くてもいいから妥協するべきじゃないと思う。
僕は風邪をひいてたし、けいたは親とけんかして怒りながら泣いていた
ここの部分が何が起こったのかよくわからないんだけど……。
親にばれたの? でもばれたならばれた事をもう少し説明してくれんと。
あるいはいっそ消してしまって、二人の秘め事にした方がいいと思うんだけどなぁ。
で、4番目の部分はハッキリ言って意味がさっぱりわからん。
導入部分に光るものがいっぱいあっただけにこの体たらくは惜しい。惜しすぎる。
もう一度書き直してうp汁と言いたいくらいだ。
流れとしては1〜3までを受け継いでいる気がするが、文章が台無しにしてる。
主人公とけいたが(;´Д`)ハァハァした後、自分は一時の気の迷いにしたかったけど
けいたはそう思ってない事に気づいて……ってのが筋なんだろうけど
けいたと主人公の言葉遣いが違和感ありありの支離滅裂すぎて微妙。
>>647 ごもっともです
勉強の息抜きに書きましたが本気で頑張ると勉強よりしんどい感じです でも、少し見逃してください
>>648 対等にものを言ってくれる
>>648さんの指摘には、癒されました
鼻から門前払いが基本評価らしいこの文への、こんな助言は本当に希少なものではと思います、ありがとうございます(ノд;)
子供を主人公にした話で難しい言葉を使ってしまうのはいつも漫画を書くときにも困っている悪癖(というか悩んでもでてこないので悪癖ではない能力外)です。全編書き直しもの凄く見たいですが、そこだけでも書き直しを見たいです
キャラ立て等意見は書き直す文でできる限り頑張ってみたいです
なんか偉そうですいません
文章能力の限界を感じています
>>649 小学生の作文(しかも手抜き)〜へ関しては、たしかに、小学生の日記のつもりだったから作文ほどまで力を入れるわけにもいかず
困った結果なので嬉しいですごめんなさい
言われたことに関しては充分承知してます
賞賛されるなんて鼻から思っていません
「ここをこうすればいい」とか「この部分が駄目」以前に門前払いよりさらに格下だったというか
高くは評価してない文ですがそれさえ高すぎたというか、でも晒したわけですから何か一点でもどうだろうと思うところはありました
それは少なからずとも奢ってたということで、自虐的に凹んだと書きました
ほんと凹むのでこれ以上は勘弁してください
たとえば、けいたが主人公に向かって「子供の時だけの迷いだ」と言うシーン。
子供が「子供の時だけの迷いだ」とか言うのは、ひどく大人びた感じがして違和感がある。
けいたのキャラクターが大人びた子だというなら、
1〜3までの間で、もう少しそういう味付けをするべきだと思う。
(テストのエピソードでのけいたの反応をもう少し大人っぽくするとか)
あるいは彼の性格がそうじゃないのなら、「子供の時だけの迷い」
なんて言葉以外で子供らしい言い訳を考えるべきなんじゃないだろうか。
前半部分は実にいい演出があるのに
えっちの一言で終わったエロシーンでは罪悪感が実感できない。
その結果か後半部分は説明臭くて、子供が言うような台詞を語らせたせいで
傷口がますます広がってる。惜しい。
でもホモ嫌いの俺も続きは読みたくなったし、
同じ題材で自分はどういうのが書けるかと、ちょこっと書いてみたい気もした。
(俺だったら長岡さんをもう少しからめるだろうなぁ)
できれば結末まで書いて、再度リベンジしてほしいと思う。
そういう意味では今後のやりようで十分のびると思う。
これからもどんどん書くのだ。
ありゃ、本人きてたのか。
まぁ、がんばりなよ。
欠点が見えたら、それだけ立ち直りも早いだろうから。
自分がいちばんおもしろいと思って書くのは悪いことじゃない。
なんかあったらまた晒してみ。ヒマがあったらまた長文投下するわ。んじゃ。
( ゚Д゚)……
。 。
| /
( Д )
なんてーか……
大学受験しようという年齢にしちゃ
幼すぎないか?いろいろと……
小説を読むという、絶対量が足りないんでしょう。
ファンには申し訳ないけど、ハリポタを小説というのは結構(?)だし。
(アレは児童書)
文章とはなんぞや、というのを知って欲しい。
文字数が少なければ少ないほど、書くのは難しいと思う。
664 :
632:04/10/09 02:11:42 ID:wn16qbSX
>>651-
>>655 あの、レスを目にした時は感動してどこの神だ…?!とガタガタしながら…
携帯なので紙に書いてから打ち込んでいるのですが
ノートに二ページまで返信を書いてからこれを書いたら荒らしになるなとアップできないと気付いてしまって…
全ての意見が目から鱗でした
なんでそんなかすかな意図をくみとってくださるんですか?と…直に聞いてみたいです
凄い凄いとでかい声を口にしながら改正文を読みました
ほんとにありがとうございます…
逐一答えたいんですけど
言葉を頭に入れてこの日記を小説化してみます
そして叩かれにきます…
>>655のはじめ2行は2/4の文です(?)
エロを書かなかったのは、小学生の男の子が日記にならどうかくかな〜を何の気無しに考えた結果で…
BLの罪悪感は大好きです
後半の展開が電波なのか奇抜なのかさっぱりで晒した起因でした とりあえず電波だったと結論付けました
少年の性格は日記からして受け身っぽいけどこましゃくれた子にしたくてあやふやなままかもしれません
…戯言ですから脳内あぼんしてください
>>664 ちょっとまて、携帯からって……
まずはパソコン買ったほうがいい。
>632
唐突ではあったが、別に電波な展開とは思わなかったよ。
数をこなせば化けそうだ。密かに応援する。
質問させてください。
>1で、「基本的に二次創作はNG」と書かれていますが
過去ログを拝見したところ、二次物もあるように見受けられます。
二次創作の場合、例えば、こんな場合はNGというようなものがあるのでしょうか?
(半ナマジャンルはダメとか…)
自分に心地のいいレスしか読みたくないんなら
捨てアドでもとって個人的に連絡とりあって意見交換してればいいんでは。
もっともな意見を書かれても「凹むので勘弁してください」「見逃してください」って
ちょっとでも耳に痛い意見を書いた人間は及びじゃないっていうのかね。
正直うぜえ。
私は
>>632の書く話好きだと思った。
好みが分かれる書き方なんじゃないかな。
あんまり人の意見に振り回されて632の個性が
無くなってしまうのは勿体無い。
全部真に受けてへこみ過ぎないように。
>>665 PCは今、使えなくて…
>>666 電波じゃ、ないです…か?
>>669 初めにもいったように叩いて欲しくて書き込みました
痛い意見には感謝しています
基本的に全然駄目だとわかりました
位置がわかる場所として尊重しています
>>670 …ありがとうございます…((゚д゚;))
なんか…頑張ります
意見ありがとうございました!
>>672 ホラーと考えていいのかな。
観念的に恐怖を説明されてもあまり怖くない。
折角Rは人を飲むといっているのだから
Rが怖いと感じられるエピソードって友達の失踪より
主人公の身に迫る危険(体験)の方がいいと思う。
すくなくとも私は読んでいて怖さは実感できなかった。
>>672 感想の言いようがない、というのが正直な感想。
作者が何をしたかったのかがさっぱり分からない。
作品の核になるものがないような気がする。
あとは罫線と三点リーダー無駄に使いすぎ。
お願いします。ジャンル「ファンタジー」創作、冒頭部分です。
夜のうっそうとした森の中から一条の煙が棚引いている。
法則がある訳でもなく、只々細く流れていく事から直ぐただのたき火だと判るだろう。
木に身を預けている間に眠り込んでいたらしい。
軽く欠伸をし目を擦ると、揺れる炎を見つめて寝ぼけた頭をしっかり起こす。
暫くそうしていたが、静かな森に不似合いな音が響いている事に気付いて持ち慣れた武器に手を伸ばした。
少しづつだが確実に自分の方に近づいて来る。
二つの音。軽快な足音、多分これは人間のモノだろう。
もう一つは其れより重い、木々をへし折りながら進んでいる様な音だ。
厄介ごとの前に起きて置けたのは幸運だったと思う。
もし宗教者の友人ならば、万物の起原である神の御意志だーとか言い出すのだろう。
そういったモノは信じないのだが、友人に習い取りあえず何だか良く判らない存在に感謝した。
バカな事をしている間に音はかなり近くにまで迫っていた。
>>675 これだけじゃなんとも。
ファンタジーと言っても、今回のように漢字が多用しやすいハイ・ファンタジーと逆のライト・ファンタジーがある。
それはさておき。
短いので強引な感想になるので良ければ。
・一、二行目と三行目の間がぶった切りになっていて、なんだかわかりづらい。
・炎みたいな、動きが単調なものを見てたら、逆に眠くなるのではないか。
・ハイ・ファンタジーにもってくならカタカナや、「御意志だー」の「ー」は止めた方がいいと思った。
ってところかな。
>厄介ごとの前に『起きて置けたのは』幸運だったと思う。
ここの部分は『目覚めたのは』もしくは『起きられたのは』のは
とした方がよくないか?
起きておけたのはというのは言い回しが変な感じがする。
680 :
672:04/10/12 17:40:21 ID:9bsk3CI5
>>672です。
R=real=現実というつもりで、友人が受験ノイローゼ(?)だったことを暗示したかったのですが、やっぱりわかりにくかったみたいですね。
部活の友人にもそう言われました。表現力つけられるように頑張ります。
貴重なご意見ありがとうございました。精進します。
「わかりにくい」ではなく「わからない」だよ。
ありていにいえば「独りよがり」というヤツだ。
>>675 短いから何とも言えないけどとりあえず。
最初の一文「棚引く」は雲や霞、煙が横に長く引くような形で漂っていることを表す語
であって、立ち上る煙に対して使う言葉じゃないような気がする。
もし本当に焚き火の煙が棚引いてる様子を描写したかったのなら、ごめん。
あとは主人公? の武器が何であるか位は書いて欲しい。ただ「武器」と書かれても
イメージできないので。
>>680 まだいるかな?
わかりにくい、というよりもそれが本当にオチだったことの方が問題のような。
最初作品を読んだ時に「友達が受験ノイローゼになっただけ?」
ってのが感想だったから。
ただ、これをプロローグにこの先を書いていけば面白いものができるかも、
とも思った。
685 :
675:04/10/13 00:08:52 ID:uDGMeqZL
晒して於いて何ですが、短すぎでした……
出直して来ます。
御意見ありがとうございました。
>>684 読んだ限りはキャラが恋愛していないというか、キャラの恋愛を描いていない。
だから、やおい風味どまりの話になっている。
これはこれでいいと思うけど、キャラの恋愛話を書いた方がいいか
恋愛は背景扱いで別のものを主体にした方がいいかは
>>684の決める事で
他人が決める事じゃないよ。方向性って自分の萌えがわからないって事?
687 :
684:04/10/13 02:27:52 ID:dDz4dFfc
言葉が足らなかったようで申し訳ありません。
この話で書きたかったことは友情がメインで、
やおい風味は数年後のワンシーンだけです。
方向性というのは自分の萌えではなく、文章の技巧です。
情景描写をもっと多くした方がいい、などの指摘が頂ければ幸いです。
>>687 細かい部分では色々あるが、読みやすい文章だった。
情景描写と絡むのだが、名前さえ出せば顔と世界が理解されるという、
2次創作でしか許されない描写のサボりが多々見受けられる。
ゲーム本編を知らない人間でも読めるのはいいことだが、
グローランサーの世界じゃなくてもいいような作品に見えるのはそれはそれで問題だと思う。
二次創作でいいというのなら十分なレベルだとは思うけれど。
方向性というか伸び悩みを感じているのなら、まずそういう部分を考えてみてはどうか。
それと、これは質問なんだが、キャラクターが満足に動いていない自覚はないか?
話のヤマ場でキャラを動かさずに予定調和で終わらせてるように見受けられるのだが。
緊張感をもり立てるヤマとなったはずの王子がクラゲに刺された時のくだり、
いきなり三人称であっさりまとめてしまうのでは、読者に肩すかしをくらわせてる気がする。
もっと「盛り上げ」を考えた方がいいかもしれない。
>>684 文章は読みやすい。ところどころてにをはが変なところはあるが。
しかし、内容が全く心に残らない。
ジャンル者ならまた違うのかもしれないが、
文章に吸引力がない。
「それがどうした」で終わる感じ。
3人がそれぞれどういう性格かもこっちはちっとも分からないし。
>>687 文章自体は読みやすくサラリと読めるけど、サラリと忘れてしまうタイプ。
友情をメインで書きたかったとあるけど、全然友情話になってない。
私が受けた印象は、部下視点の出来すぎた王子様が得た子供らしいひと時の休日の話。
つまり王子メイン。性格が対照的?なライバル同士の二人はほんのおまけという感じ。
王子の休日話にかこつけて、対照的な二人の息のあった様子をしめすエピソードを
語らないと意味が無いんじゃないかな。
私ならこの話の中で二人を語るとしたら、ちょっとした脱出劇の部分をメインにする。
堅物のアーネストが計画的に嬉々としてさまざまな規則やぶりをする話を
もっと描写して、オスカーが突っ走り気味のアーネストをさり気なくフォローする
ように描いていけば、海についてから弁当を持ってきたオスカーをアーネストが
感心した事に納得できる。そして、それぞれの得意部分を生かし補い合って
息の合った二人という事になる。
文章とか描写が問題なのではなくて、何をメインで描くかがボケてしまっているのが
問題だと思う。
>688-690
レスありがとうございます。
3人の方の意見、とても参考になりました。
二次創作特有の描写サボりは
自覚していました。自分で過剰だと感じるくらいに
説明した方が、私の場合はちょうどいいのかもしれません。
>キャラクターが満足に動いていない自覚はないか?
あります・・・。まずプロットありきで書いているのが
いけないんだと思います。
クラゲのくだりはわざとあっさり書いたのですが、
成功していなかったかもしれません。
文章に吸引力がない、というのが
一番堪えました。読みやすい文章を心がけているので、
3人の方にそう言って頂けたことは嬉しいです。
でも、読みやすさを維持した上で、
どうやって自分の文章を魅力的なものにしていけばいいのか・・・。
そこが、今の私が最も苦労しているところです。
内容に関してですが。
二次創作だからこそ、
多くを語らなくても共感できるものはあると思うので、
そのあたりのバランスに悩んでいます。
私の書きたかったのは
>王子様が得た子供らしいひと時の休日の話
まさにこれなのですが、確かに脱出劇のあたりを含めて
部下2人の交流はもう少し掘り下げれば
良かったと思います。
(686さんには恋愛を書きたかったと誤解されたようなので
687では友情と簡単に書きました)
生意気なことも書いたと思いますが、
こうしたアドバイスを頂けて本当に感謝しています。
ありがとうございました。
ところで。
参考までに、文法上で気になったところを
いくつか上げて下さると助かります・・・。
>二次創作だからこそ、
>多くを語らなくても共感できるものはあると思う
684の
>ゲーム本編を知らない方でも読める内容
と矛盾してない?
684を受けて読んでみたけど、途中で投げ出してしまった……
694 :
684:04/10/14 21:55:43 ID:i3DIyOHO
>ゲーム本編を知らない方でも読める内容だと思います。
これはジャンルがマイナーなので、
知らない方にも読んでもらえるよう書いた文です。
そんなに深い意味で書いたつもりはないんですが・・・。
・・・とにかく精進します・・・(´・ω・`)
>でも、読みやすさを維持した上で、
>どうやって自分の文章を魅力的なものにしていけばいいのか・・・。
>そこが、今の私が最も苦労しているところです。
この部分こそが「センス」なんじゃないかと思うんだが、
684の場合はそれ以前に「この話が書きたい!」という熱が
まったくこちらに伝わってこない。
手触りはいいけどさらりと滑っていくような感じで、
引っかかりがないんだよね。
勢いとか熱さとかも魅力のひとつになりうるよ。
やりすぎるとウザイけど。
>>696 何が言いたくて話を書いているのかさっぱりわからん。
戦争で多くの命を奪ったマスタングの心境を慮るホークアイ、が書きたいの?
それならば描写が少なすぎる。
たとえば思い出を語るマスタングの態度や瞳の色や声音、仕種。
それらを描写するだけでキャラに心情を語らせずとも
読者にそれを感じさせることはできるのに。
あと、二次者特有のサボリがここにも出たという感じ。
マスタングって、ホークアイって誰だ。
とくにホークアイは何の紹介もなくいきなり出てきてかなりの違和感。
文章について。
「数年前に行われた戦争」戦争は行うとは言わない。「数年前に起こった戦争」
あるいは「数年前の戦争」でいい。
「甚大な被害」は負うものではなく蒙るもの。
また、体言止めを多用しすぎてその効果が薄れている。
総括しての感想は「よくある雰囲気だけなんちゃってSS」というものでした。
でも同ジャンルに溢れている同種SSのなかでは相当上の部類だと思う。
一回オリジナルを書いてみないか?
>696
全体的な感想は>697と同じになるんだけど
個人的な読み方で最後の方の
>「それでは――今日はタオルを用意しておきましょうか」
って台詞をもっと読ませて欲しかった。
緊張した空気の中の一言なんだけど描写が足りないから
なんとなく流れていっちゃって結局あれ?それで?って
思ってしまった。
696です。評価ありがとうございました。
久しぶりに書き出したものの、自分でも何かが足りないような、でもそれがどうしてなのかわからなくて
評価をしてもらえたらと思っていたので率直に言って頂けて良かったです。
>>697さん
厳しい指摘有難うございました。
書きたかったのは、ご指摘通りで、
以前の戦争で多くの命を奪った土地に戻ったマスタングの胸中と
それに触れたホークアイの心情というものだったのですが、
一番大切な部分の描写が足りなかったということですね。
そこがあやふやになったために書きたい核がよくわからないという結果になっているということですね。
二次特有の説明不足は、読み返してやっと気づけました。
知らない人には突然名前だけ出されても?……ですよね。
二人の雰囲気を書きたかったのに、「雰囲気だけ」になってしまったようです。
オリジナルも書いていたことはあったのですが、今は二次だけなので勉強も兼ねて
もう一度書いてみようと思います。
>>698さん
その辺りの描写は脳内で満足してしまっていたようです……お恥ずかしい。
自分の中にあるものを書き出したつもりでイメージに頼って読み返していたので、
ポイントにしたつもりがあっさり流れた感じになってしまいました。
評価して頂けて自分の足りなさがはっきり解りました。
振り返りながら書いていきたいと思います。ありがとうございました。
すみません、
>>679で晒した者です。
全く評価が頂けないのですが、何か不備がありましたでしょうか?
自分の文章の評価が気になって落ち着きません……今からでもよろしければ、評価を下さい。
評価以前の問題でしたら、はっきり言って下されば諦めます。
クレクレで申し訳ありませんが、どうか、よろしくお願いいたします。
>679=700
丁度人の出入りが被って流されちゃったようだね。
ラノベ系はほとんど知らないんだがそれでもいいかい?
残念ながら独りよがりな文章だと思う。大変に。
ここはそもそもどんな世界なのか、相当読まないと判らない。
四畳半、国会議員とくるからかろうじて日本かな?
15の殺し屋に仕事が来るってどんな社会情勢なんだ?
”設定”は早めに出そう。さりげなく描写に混ぜてね。
主人公の「私」もどんな人間なのか、現段階では性別すら判らない。
興味持てない人間の話を延々聞くほど読者は辛抱強くないよ。
別に髪やら瞳の色やら書かなくていい。”行動”で性格を表して欲しい。
今は口調からすると「引っ込めマセガキ!」という感じ(柄悪くてごめん)
改善策としては、キャラの心情描写を1/5に削ってその分周囲の描写をすること。
心情描写=自分語り、と考えると多いほどウザいと分かると思う。
てにをはは割としっかりしてるからたくさん書くといいと思うよ。
>>700 まぁ、ここは文章がアレなほどレスが付く傾向があるからw
で、感想だけど701さんの言う通り「世界」が見えないのが一番の問題かな。
プロローグにするんなら主人公が暗殺に失敗する所から書いたほうがまだいいかもしれない。
初っ端から哲学語られても「お前は誰なんだ?」だしね。
暗殺のターゲットも国会議員じゃピンきりだから外務大臣とか防衛庁長官とか
その程度のハッタリがあってもいいんじゃないかな?
そしたら読み手も外交がらみの話か、とか軍事防衛関係の話か、と期待が持てるし。
物語の舞台が現代日本、ならだけど。
アサシン少女はラ板馬鹿一スレでも定番だし他との差別化が大変だろうけど頑張ってください。
意見を求めにきてレスもせんとは失礼なヤシだな。
705 :
700:04/10/21 06:01:11 ID:Ar40igMu
レスが遅れて申し訳ありません。
少し間をあけた方がいいのかと勘違いし、2chすら見ずに一人悶々としていました……。
スレの皆様、不愉快な思いをさせてしまい、本当に申し訳ありませんでした。
「世界」が見えないことが問題だとのご指摘ですが、
今振り返ると、私自身、正直どのような世界にしたいのか、迷っていた部分があったのかもしれません。
目先の描写に夢中になる余り、大事なものを先送りにしてしまっていたようです。
(その目先の描写も微妙ですが)
まだまだ未熟者ですが、皆様のご指摘を胸に、とにかく書き続けていこうと思います。
本当に励みになりました。ありがとうございました!
>>706 どんな印象も何も、
全く何の感興もわかなかった。
おまえ誰だ、それ何だ、だから何だったんだ、という感じ。
説明が足りなさ過ぎるのと、何が言いたくて話を書いてるのか
焦点がまったくはっきりしていないのとで何が何やら。
これは嫌味とかじゃなくて本気で言うんだけど、
何が狙いで書いた話なのか教えてほしい。
それが分からないと批評のしようもない。
>ジャンルは二次創作、立方体で唯一出ているFFです(水晶年代記)
いみわかんねえ……解説キボンヌ
709 :
708:04/10/24 22:54:56 ID:GapUcgQu
検索しまくってやっとわかった。
GCのことか
>>706 ですます調があかん。緊迫感を削いでいる。
おかげで感情が全く伝わってこない。
主人公の嬉しさとか、襲撃の恐怖とか、助けられてほっとしたとか、ただ説明されてるだけだ。
説明ではなく描写してごらん。例えば、
>彼女もほんとうはいっしょに行きたいと思っていたのですが、家族に心配をかけては
>いけないと、それを誰にも言わずにおりました。しかしいつになく元気のない娘の様子を
>見た親たちは、この届け物を彼女にまかせることにしました。港まではそう遠くもなく、
>また街道ではほとんど魔物を見ないと聞いていましたから、きっと大丈夫だろうと考えたのです。
ここを会話にアレンジしてみる。
皿洗いをしながら溜息をつく主人公、それを見て話し掛ける母親。
外に出たいと言う主人公に父親は渋るが、弟は味方してくれて…という風に。
地の文でべったり書かれるより面白くなるよ。
706です。
>>708さん、
>>709さん解りにくい説明をしてしまいすみません。
もう一度、自分の文を落ち着いてじっくりと読み直してみました。
>>707さんの仰るとおり、確かに何も伝わってこないような、中身のない文かもと思えました。
この作品の世界観が好きでたまらなくて、書いてみたい! と思って書いたものだったんですが……中身がなければ本末転倒ですね。
ご指摘ありがとうございます。
>>710さんも丁寧なアドバイスありがとうございます。
雰囲気を出そうと考えてこの文体にしたのですが……もっと沢山、本を読んで勉強してきます。
そういう方法もあったのか、と目からウロコが落ちる思いです。
説明より描写、ですね。
肝に銘じて、脱説明文を目指して努力します。
思い上がっていた自分が恥ずかしいです。
改めて、自らの創作に対する姿勢を一から考え直してきます。思い切って、晒してみてよかったです。
批評頂き、本当にありがとうございました。
>>706 紙芝居とか、童話みたいだなーと思った。
ネタ元を知らないんだけど、童話みたいな世界観なの?
それなら雰囲気は出ていると思う。
中身がないってのは同意。ドラマがない。
主人公がああしたこうしたってのを、ただダラッと羅列しただけという感じ。
だから読後がどうしても「ふーん。……で?」ってなっちゃうんだと思う。
自分は二次創作を読みも書きもしないんで、じゃあどうすればいいかってのは
よくわからない。ごめんね。
とりあえず、思ったことだけを書いた。
しかし、二次創作に限らず、情景描写の物足りなさを感じるんだよなぁ。
「説明文」からはじまって、途中で説明文すら消えてしまい、
あとは文字の羅列が並ぶだけってのがパターン化してる気がする。
それに気付く人がいても、今度は比喩のオンパレードだったりするし。
何より書いてる人間が読者をほっぽり出して自分の世界に逝ってしまわれてるのが多い。
いちど「もの」を描く、「描写」ってもんが何か徹底的にやってみるべきだと思うんだが。
>>706に関して言うなら、好きな世界観ならどうしてもっと詳しく楽しく説明しないの? と言いたい。
世界観って何だ? どんな世界観なんだ? 単なるCQの世界観じゃないよ。
「あなたの好きだと思う世界」が何なのかが明らかじゃないんだ。
村があって、森があって、平野が続き、町がある。でもそれだけじゃないだろ?
その町はどんな所だ? 平野はどんな風が吹く? キャラバンのチョコボは良いやつらか? 悪戯好きか?
森に光は差し込むのか? 村の人たちはどんな奴らなんだ?
長々しく書けと言ってるんじゃないぞ。一語でもあるかないかで場面の雰囲気や情景が変わる。
初めて村の外を出たアンナの視線になってものを見てみろ。
見るものはすべて鮮やかで、ふだん目にしたものでも何か特別の意味があると思えてきそうな気分だろう。
けれど初めての外なのだから不安もあるかもしれない。そういえばふと見た大木が人の顔のように見える。
さっき葉擦れの音がしたが、モンスターがいたからかもしれない……
といったような、これだけの感情を
>>706はスッパ抜かしてるんだ。
内容以前にキャラクターへの彫り込みが足りないんだよ。
>>706に限らないが、もっとキャラクターを驚かせたり、喜ばせたり、怒らせたりしてみろ。
どのキャラも能面みたいで無個性なんだよ。
と、書いてるうちに俺が感情的になってしまったが、正直なところ、内容は無くてもいいんよ。
内容がないと言われても、「わたしはこういう世界が好き!」ってオーラが
文章からにじみ出てれば「そうかこの作者はこういう世界が好きなんだな」
という理解なり共感なりが生まれる。
その共感が「面白さ」へとつながっていくと思うんだが。
私はファンタジーや冒険ものをですます調で書くのは悪くないアイディアだと思う。
ただ、淡々として平坦な文章になって、物語の盛り上がりがなくなってしまうから難しい。
淡々と書くからこそ出てくる物語の凄みというものは世の中の作品には
存在するけど、>706の文章にはそれがない。何故かというと>706が
語りたいと思った事とですます調の淡々とした文章がかみ合ってないから。
あと、設定を書き連ねているだけでエピソードで語られてない。
この辺りが中身がないと言われる原因だと思う。
書こうと目指した事は面白そうなんだけどね。
706です。
>>712さん、批評ありがとうございます。
文章の羅列……ですか。抑揚のなさすぎる文、というかむしろ単語の寄せ集めになってしまっていたようです。
見苦しくてすみませんでした。
>>713さん長文レスありがとうございます。
耳に痛いご意見に、読んでいて涙が出てきました。
二次書きとして、好きであるはずの作品に対して失礼な態度をとっていた自分が情けないです。
本当に好きなら好きなりに、もっと色々努力をするべきでした。自分だけ解っていても意味がありませんよね。
皆様の批評を読み返して、根性たたき直してきます。
>>714さん、ご指摘ありがとうございます。
まだまだ勉強不足だと実感しました。
もっとまともなものを書けるよう、日々精進していきたいと思います。
今まで厳しい意見を頂いたことがなかったので、非常に参考になりました。
見苦しいものお見せしてすみませんでした。
サイトにわざわざ足を運んで下さっているお客さんも、少ないながらいらっしゃいますので
その方たちに失礼なことのないよう、頑張っていきます。
ありがとうございました。
716 :
714:04/10/25 23:58:02 ID:r2JkBvxb
>>715 まぁがんがれ。
実は自分もまったく同じ事を指摘されたのだ。
あん時は口惜しくて眠れなかったよ。
説明不足へのお勧めの練習法は、いわゆる名作とか言われてるアニメや映画を一本見るあいだ
気に入ったキャラの視点でものを見て、そのキャラがどういう感じ方をしているかを観察するのがいい。
何度もやってるうちに視点のぼやけや描写不足も修正できる。
説明不足を後から増やすより、溢れた言葉を斬り捨てていった方が実感として良い感じだった。
717 :
710:04/10/26 00:10:45 ID:rLY5cinL
いつになく盛り上がってるね。よいよい。
>>706 ファンタジーでですます調というと『指輪物語』が思い浮かぶかな。
翻訳だけど定評あるからお勧め(とさり気なく宣伝)。
>>716 自分は説明よりかプロットやキャラクターの作り方(発想法)に悩んでるんだけど、
何かいい練習方法あります?
うーん、俺もネタはつねに欠乏してるが、ネタはやっぱり自分から湧いては来ない。
やっぱり活字媒体や映画なんかから題材が浮かんでくる。
結局、「えり好みするな」「ジャンルを超えて読め」しかないと思うんだけどな。
ネタなんてものはどこからやってくるかわからない。
自分はファンタジー系ジャンルだが、痴呆介護士の手記を読んでネタが浮かんだこともあるし、
資料用に買った専門書がネタの宝庫だったりするときもある。
時代小説を読んでた時の殺陣描写でやけにかっこ良い表現があったので、
付箋を入れておいていつか何か他の小説で使ってみようとか思ってるのもある。
アレは嫌いこれは好かない、そういった概念を取りあえず棄てるしかないんじゃないの。
激しく嫌いなキャラがいる作品なら、むしろその嫌いなキャラの特徴を掴め。
大っきらいなキャラを隣に置けば、大好きなキャラが引き立つ。
痛い厨や変な奴がいたら「変!キモー!」と引くんじゃなく、
「こいつを文章化したらどうなる?」と常に考えてみるのもいい。
719 :
710:04/10/26 01:15:00 ID:rLY5cinL
>>718 ありがとう。やっぱネタ作りに特効薬はないのね。
創ることに貪欲になれ、そして手数をこなせ、って感じでしょうか。
とりあえず長編のプロットを一つ書き上げようと思ってます。
陳腐でもスカスカでもいい。何か一個の形にしないと分からないことが
在る気がする。
では、皆もがんがれ〜ノシ
>>715 見苦しいなんて、謝ることないよ!
ここを見てるみんな、あなたのおかげで勉強になってる。
お互いがんがろう!
706です。
>>714さん
練習方法のアドバイス、ありがとうございます。やってみます!
私は映画など観るときは、つい入り込んでしまいますので……。
>>710さん
指輪物語は一度、読ませて頂きました。あんな美しい日本語を書けるようになりたいものです……。
昔読んだファンタジーものや、最近知ったものでは小川未明氏の本などがですます調だったので、
こういう文体で書きたいなとやってみたのですが、玉砕でした。私なんぞがやるには早すぎました。
>>720さん
ありがとうございます……そう言って頂けると嬉しいです、頑張ります!
自分の好きなジャンル以外の本はあまり読んでいませんでしたが、
これからは手あたり次第何でも読んでいこうと思います。
やっぱり食わず嫌いはいけないんですね。精進します……。
722 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/10/31 20:36:16 ID:s7n+Cz/a
あげておくか
いい流れだ…
勉強にもなるし。
みんなありがトン
最近は投稿もなくて寂しい限りだね。
ま、ここが使われないということは
誰も迷ってないから良いことなんだけど。
実は投稿してみたい。
でも9貶されたら1くらいは褒めてほしい小心者だから
怖くていつまでたっても実行できず。
そんなに自分の書くものに自信がないのかとまた鬱…。
>>679 もういないかな…苦笑
私はいいと思ったよ
一人語りウザというけどこれくらいなら世にあふれるプロ作品の中にもアホほどあふれてるからね
途中まではプロかと思ったよ
見せ方とか上手いしありきたり感も感じさせない
ライノベなんだし世界観なら冒頭かどっかに一章でもいれたらいい
でもただ主人公の殺し屋になった理由が浅はか杉っていうか 適当に流し杉っつーか
流れ上必要だからと何の気なしに書きすぎっつーか
これならない方がいい
私は続き読んでみたくなった 終わり
>725
皆1つくらいは褒めてると思うよ。少なくとも私はそうしてる。
好みは色々だから同じポイントが非難もされれば評価もされる。
まずは気軽にどぞー。読者あっての作品ですよ。
BL思考の作品の冒頭ですが、晒してもいいですか?高校生設定です。
多くの人がそうであるように、記憶力に自信のある人間でも目が覚めると大概忘れてしまうのが夢というものだ。はかなくて薄っぺらい残像はその雰囲気や印象だけを消しゴムのカス程度だけ置いて消えてしまう。
だから、それはつまり記憶に留めておくほどの価値も重要性もないものなのだと決め付けていた。
*****
サスペンスドラマや映画でよく見かける映像が、テレビの中からワンシーンだけ切り取ったように、生臭い匂いを漂わせてフローリングの床に転がっている。こういった場合に取る然るべき処置が分からずに羽鳥が頭を抱え始めて既に数分が過ぎていた。
学校から帰ったら、まず着替えをすることが羽鳥の習慣だった。家に帰った後にまで集団生活をする気はない。けれど今はそんなことをしている余裕もない状況に放り出されていた。
女の死体が、羽鳥の視線の先に転がっている。
長い黒髪と赤黒い液体が木目の床に広がっていて気味が悪い。床に置かれた指に塗られたマニキュアと、無造作に投げ出された裸足の足のペディキュアは丁度同じ赤黒い血の色をしていた。
死んでいると気付いたのは頭からの出血を目にした時だ。一目見た時にはただ倒れているだけだと思った。何度か声をかけたが、やはり返事はなかった。
女の顔を見る。半開きの目や口の中をあえて覗こうとは思わない。この顔を、羽鳥は知っている。
無意識に口を手のひらで抑えていたことに気が付いたのは、インターフォンが室内に鳴り響いたからだった。どんどん、と後から続いて聞こえた扉を叩く音で、ようやく人が来たのだと認識した。
「はぁとーりィ。ノート持ってきたぁ。」
しいば、口だけを動かして呟いた言葉は音にならずにかすれて消えた。声がかかるまで忘れていたが、学校からの帰り道で週末に提出予定の宿題を見せてくれと頼まれていたことを思い出す。
深く息を吐いて、しっかりとした足取りで玄関へ向かう。半分だけ扉を開けると見慣れた幼なじみの笑顔があって、部屋の中とのギャップに何故だか背筋が冷たくなった。
廊下とリビングを隔てる扉は開け放したままだが、ここからは丁度、直線上で女の死体は見えない位置にある。
「…誰も見せてやるなんて言ってない。」
「こっちは見せてもらう準備万端よ?てことでおっ邪魔っしまーす!」
強引に扉を開いて止める間もなく椎葉は玄関を上がっていく。家が同じマンションの同じ階に住んでいる幼なじみというだけあって、椎葉は羽鳥に遠慮という概念を持ち合わせていない。
長くなるのでここで切ります。よろしくお願いします。
>728
おもしろそう。もし続きが公開されてるなら見にいきたい。
欲をいえば地の文で
>廊下とリビングを隔てる扉は開け放したままだが、ここからは丁度、直線上で女の死体は見えない位置にある。
とか説明文っぽく感じるところがあるから主人公の心情と合わせて
臨場感がもっと出てたらいいなと思う。
後BL要素がどこまで話の中で大事なものになってるかが気になる。
>>728 すごく自分好みの文体だ。情景が目に浮かんでくるし、上手いと思う。
ただ、少し改行が分かりにくいというか、説明が多すぎる個所がある。そこが魅力でもあるので
難しいけれど、もっと思い切って言葉を削ってもいい所もあるのでは。
>>728 一文が長い。というか、長い、と感じさせる。
説明過多でテンポが崩れている箇所がある。
日常とは違う緊張した状況の中で何かを描写していくのなら、
その緊張感を殺ぐような冗長さはいらない。
たとえばインターホンが鳴るところ。
主人公が立ち尽くしている→突然鳴り響いた音に大きく体を揺らす→それはインターホンの音だ
→誰だ→親友の声→そういえば宿題を見せる約束をしていた、
と状況を主人公が理解してゆく順に描写していけば、
臨場感を保ったまま読者に必要な情報は与えられる。
文章事態は齟齬のない、とても上手な文章だと思うので、
あとは構成しだいだと思う。こういう硬質な文章でミステリっぽくて
しかもBLなら是非読んでみたい。ラブシーンはどういうふうになるのか興味ある。
母と子のふつうの話。冒頭部分。お願いしまーす。改行大杉と言われたんでふたつにわけます。
わたしの母は子供の夢を片っ端からぶちこわしていく人だった。
「ねえママ、サンタさんて」
「お父さんのことね?」
「ちがうよ、赤いおひげのおじいちゃんだよ」
「お父さんのことなのよ」
「ねえママ、海が青いのはお空の色をうつしてるからなんだって」
「あらあら誰にきいたのそんなこと。違うわよ水たまりは青くなんてないじゃない」
「でも海は青いよ?」
「それはねちゃんと理論的な理由があってね、あんたにはまだ難しいかなでも話すわよ話しちゃうわよいいわね最後までしっかり聞きなさい」
「ねえママ、妖精さんって」
「いないわよそんなもの」
「でもこの御本に」
「それは作り話よ」
「でも」
「いい、妖精さんがね見えるようになったらそれは末期症状よ。妖精さんが見えると病院に連れて行かれちゃうの。分裂病だか何かなの。だからもし見えちゃったらすぐにママに言いなさい。こういうのは早いほうがいいから」
子供心にどうなのかこの人は、と思ったのをよく覚えている。
極めつけはこれ。
「ねえママ、天国って」
「ないわよそんなもの。人は死んだら燃やされて埋められて雨やら虫やらにさらわれて土の一部になるのよ」
……この人、ひどい。
そのころのわたしは、天国なんてものが存在しないことを、朧気ながら理解していた。でも、それでも、この人は。
でも今ならわかる。
それは全部彼女の優しさだ。幻想に惑わされないようにと。後追いをしないようにと。
彼女は今風化の途中。地面の下に埋められている。子供を真実に導くことに成功した彼女は最後に、もう思い残すことなんてないわと言って死んだ。
ママはもういない。
>733-734
……それで? としか言い様がない。
ママが死んだから何だって? 死ねば仏、と言いたいの?
子供の「わたし」がママをひどいと思っていた事は
わかるけど、大人になってからがわからないよ。
大体、今の「わたし」は何歳?
ママの死因は?
遺言を残せるくらいだから病気?
説明不足過ぎ。投げ出したな、という印象しかないです。
どこを読んで『ママの優しさ』を感じればいいのか戸惑う。
>>……この人、ひどい。
と言っていた『わたし』は、ママが死ぬと後追い考えちゃうほど好きだったわけ?
そうじゃないんなら『ママの優しさ』なんていらないんじゃ。
素直に天国行くのよ、って行った方がいい母親だと思うんだけど。
『わたし』が特別感受性が鋭い子供で、
母親は油断すると夢の住人になってしまうことに危惧して
わざと冷たいほどに現実を教え込んだ、ってのならなんとか理解できます。違うんだろうけど。
最初の会話の後に数行、地の文をつけてみたら?
単調な繰り返しだと、ついついさらっと流し読みしてしまう。
極めつけが本当に極めつけだな、と感じるようにもっと盛り上げ
ないと。
後、実際に使う話し言葉と、会話文で用いられるものとを
一緒に考えない方がいい。
母親の長くなる方の台詞、もう少し練る余地があると思う。
否定的な意見ばかりでごめん、でも冒頭との事なので、
全体通したらもっと違ってみえるのかもしれない。
738 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/11/04 17:08:39 ID:CgIrrRek
>>730>>731>>732 728です。批評ありがとうございました!改行は携帯からなのでなってなかったですね……。突かれると確かにと納得するお言葉ばかりだったので、参考になりました。もっと辛口で言われるかとびくびくしてましたが暖かいお言葉も頂けたので嬉しかったです。
実はまだ未完成だったのですみません……!また迷った時には批評されに来たいです。その時は宜しくお願いします!(長文スミマセン;)
>733-734
切り口は面白そう。
いかんせん、まだ小説になっていないと思う。、
頭に浮かんだネタをそのままメモった感じ。
ここからもっと練りこんで、
母と子の葛藤と、その背後にある愛情の部分をきちんと描いていかないと
こういうお話は成り立たないと思うのだが。
出だしって感じだからどうにも評価しにくいのに同意。
わざとこういう文体でこの後がらっと地の文を多くして
徐々に徐々に理由を書いていくならこれでもいいかな
と思うけど終始こんな感じなら、状況説明不足。
ママとの4つの会話がストーリーが進む中で
小出しに思い出されていったりすればいいけど
ただ『超現実的な母』を見せるための演出だったら
もうちょっと先の方まで考えて話作ったほうがいいと思う。
推測の多い評価でごめん。
続く文章次第で面白くなっていく要素はあると思う。
…果たしてここでは自分としては大変くだらないと思う文章が誉められて、まぁいいな、と思う文章はけなされている。
これは…どういうことだ?(′-`)?
どれのこと言ってんの?
凡人達とは感性の違うアテクシってこと?
>>744 ソースに「晒し中」とか「評価中」の文字がないんだが……
ほんとにおまいさんのかい?
746 :
744:04/11/06 21:05:09 ID:O5mMhPpo
>>745 ログあんまり読んでませんでした、すみません。入れるべきでしたか…
ということでソースに入れてきましたが、これでいいんでしょうか?
>744
端整だが、わかりやすくも、わかりにくくもない文章。
もう少し肌で感じられる、浸透率の高い文章になるよう努力してみては。
内容は、わからん。
キャラに感情移入できてない状態で長々とモノローグを読まされても、
面白くもなんともない。設定もわからない二次だから仕方ない。
>744
ごめん……ポエム? と思っちゃった。
見た感じ文章めっちゃ短いし、体言止め多いし。
作者も主人公も酔ってるなあ、という印象。
モノローグなのが悪いんだよ。やっぱ地の文つけて、
しっかり描写した方がいいと思うよ。
749 :
744:04/11/07 22:20:45 ID:reOr4/m0
批評ありがとうございました。勉強になります。
>>747 >肌で感じられる、浸透率の高い文章
似たようなことを以前、友人から言われました。
「普通に読めるけど、いまいちキャラに入り込めない感じ」とか…
自分ではよく分からないのもあるのですが、やはり言葉だけが上滑りしてるんでしょうか。
いろいろ書いたり読んだり、勉強したいと思います。
>>748 ご指摘の通り、ある程度ポエム調に書こうとしていたので、文章が短いのはそのためです。
元々私が書く文章には短文が多いのも確かですが。
体言止めが多いのは何とかしたいと思います。直したい癖なのですが、つい増えてしまって…
>地の文つけて、しっかり描写した方がいいと思うよ。
三人称が苦手ゆえに一人称に逃避したというのがあるので、耳に痛い言葉です(苦笑)
気合入れて練習します。
>744
感情移入できないのは言葉が陳腐なのにモノローグが多すぎるから。
聞き手におやっ、と思わせる要素がなければ独り言なんて聞くに堪えない。
太宰の人間失格とかドストエフスキーが良い例かな。暗いけど。
”ポエム調”じゃなくて本物の詩を読んでごらん。
言葉だけで勝負する人の言葉は密度もセンスも違うよ。
谷川俊太郎とか金子みすずあたりが分かりやすいかな。
短文が多いのは良い事だと思う。
スピード感のある描写が向いてるんじゃないかな。
751 :
744:04/11/08 00:03:59 ID:qK+OKif9
>>750 やっぱりモノローグが多すぎるのに原因があるのですね。
確かに、他人の独り言なんてどうでもいいですし。
地の文をつけてみる所から、「スピード感のある文章」を目指して一度やり直してみます。
太宰・ドストエフスキーは読んだことがありますが、
後者は学校の教科書ぐらいでしか読んだことがありません。
今度図書館にでも行って、いろいろ借りて読んでみます。アドバイスありがとうございました。
面白い。冒頭で主人公とヒロイン?の運命を予感させるものになっていて
続きを読みたい。
ただ、欲を言えばもうすこし村の窮状を伝える描写があってほしい。
それから、例えば九神の塔の領主は水鏡で自分の運命を見ていると
いうような感じで豊富に水を湛える塔というイメージをもっと強く強調すれば
相対的に乾いた村の窮状とか不公平感が強まると思う。
>753
ありがとうございます。
もっと状況がはっきり対比するよう、書き込んでみます。
主人公の兄とヒロイン、主人公と兄、主人公と少年の、
三つの関係が柱なので、長編になってもいいくらいの勢いで、
どの関係も死んでしまわないよう頑張ります。
ずっとROMってたけどネタが出来たので晒し。
知人に頼まれて書いてみたけど、予定が変更になって急遽要らない子になってしまった
作品っす。全部だと長過ぎるので、取り敢えず一章を。
http://www.geocities.jp/txtweb/me01_1.html ジャンルは極々普通のラノベ系ファンタジーっす。オリジナル作品で全年齢対象っす。
そんなことはねーとは思いますが、これだけじゃ足りん!って事であれば残りも晒しまつ。
756 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/11/11 00:51:20 ID:scRkfVBT
>>755 書き出し巧い。素直に面白そうと思った。
ただ読み進めると説明過剰。
情報がすべて説明されちゃってる感じがする。もう少しエピソードで語らせて欲しい。
キャラが登場した時点で、キャラの全データを見せてる感じだけど
大まかにこんな感じという印象がつかめてから細かい情報を知りたい。
少なくない人数のキャラの登場と、依頼の内容説明が重なっているし
ファンタジーということで世界観にかかわる説明も加わってしまい
読んでる側としては、説明だらけでくどいし混乱してしまう。
全体に急ぎすぎ、詰め込みすぎという印象だけど
文章が読みやすいので助けられてる感じ。
ラノベらしい明るい魅力があるし、見せ方が巧くなれば
かなり面白いもんが書ける人だと思いました。
>755
単語の被りが多い。
もっと言葉を削ればスッキリすると思う。
758 :
755:04/11/11 09:22:57 ID:4qAgoJrI
>>756 コメントどうもです。
元々が依頼されての物であり、サイズ制限の関係もあって詰め込みすぎになって
しまったようです。
説明文の配置にはまだまだ改良の余地がありますね。精進します。
要らない子になったので、手直しして自分の所で使おうかと思っていた所なので非
常に参考になりました。有り難うございます。
>>757 確かにおっしゃる通りかと。何分、普段はラノベ書かないので、どうもレポートみたい
な癖が出てしまいます。
もう少し単語を選ぶセンスを研きたい所です。
>759
まず名称設定に萎えかけたんだが、それは置いといて。
シナリオ読んでるみたいだった。
戦闘シーン、完全に傍観者視点みたいだけど、肉薄した感じがしない。
たたみかけるような緊迫感がない。
けっこう痛そうなダメージなのに、痛いという感じがしない。
そしてやっぱりセリフで萎えかけた……。
戦隊モノとしても、ものすごく特徴がない気がする。
ここが「売り」という部分が。
俺は2ページ目でブラウザ閉じた。
初っぱなのセリフから緊張感無し。
頑張って読んでも2ページ目は読む気がしなかった。
まず、一行目の200X年と平成の大不況が二重表現になっている。
大体西暦と年号から受ける印象って違うものだから物凄く違和感を感じる。
そして、二行目で突然世界が出てくる感じ。
不況→経済の視点からいきなり世界が荒廃して混沌じゃ、なんじゃそりゃって
感じだ。日本は世界に比べて平和という対比でもないし、世界の荒廃→
戦争、テロ?という感じに考えると日本の荒廃→不況じゃ程度が軽すぎて
ちぐはぐな感じ。日本だってもっといろいろ事件があるだろ。未成年者の凶悪事件とか。
戦隊モノのようなトンでも設定をつかうなら、それ以外の部分はもっと
リアリティがあったほうがいい。というか、この話のノリなら人類よりご近所の平和を守る
とかにした方が面白いんじゃないかな。
763 :
759:04/11/13 03:19:18 ID:sM2U3Ubb
ご指導ありがとうございました。
脳内で補完していたようなところが多々ありましたので、もう少し煮詰めてみます。
764 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/11/16 21:29:35 ID:7+6e9zRj
勇者降臨期待age
受験勉強で忙しかったので、リハビリ中です。
評価よろしくお願いします。
「先生、死んでもいいでしょうか」
窓際の少女は、そういって笑った。
彼女にはわかっていたのかもしれない。
ワタシが彼女を救える人間ではないことに。
夕暮れの沈みかけた太陽は、少女と
いつだって取り残される教室の孤独を、かすかな陰影で浮かび上がらせていた。
少女と一夜をともにしたあの日、ワタシは少女の抱いた猫に嫉妬した。
あの気まぐれな、あの灰色の瞳が、ワタシをじっと見すえる。その瞬間。ワタシは湧きあがる怒りに気づいた。
少女を部屋に送り、ワタシは拾ってきた紙袋に猫をつめた。
猫は人懐こかった。おそらく誰にでも媚を売るのだろう。
きらめく炭素のように、閉ざされた心をこの猫は持たない。
そして。猫の体はダイアモンドの硬さを持っていない。
猫を砕くのは簡単だった。落とすだけでいい。
「先生、死んでもいいでしょうか?」
ワタシは、ふとあの夜を思い出した。
少女のダイアモンドの心を、ワタシは溶かしたつもりでいた。
けれどそれは過ちだった。彼女はあいかわらずその体に光を封じ込め続けている。
そしてその体が、猫よりも柔らかいことを私は知っている。
「先生・・・・・・」
少女の姿が窓際から消えた。
ワタシは窓際に走り、叫んだ。少女の名前を。
少女は、黄昏の中に消えてしまった。
少女は血だまりと砕けたコンクリートを残して、姿を消した。
読みやすい。が、文章の言い回しがどっかで読んだような・・・ それが悪いとは思わんがね。
読みやすいには同意。
でも、ありきたり、だと思う。
選ぶ語句もコンセプトも。表面だけなぞっている感じがする。
「少女」や「わたし」、そして「猫」がどんな風に生きてきたのか、
どんな風に出会ったのか、自分の中に物語がある?
文字にして書き込む必要はないけど、
背景があることを感じさせなければ、
こういう作品は成り立たないと自分は思う。
偉そうでスマソ。
そして、受験お疲れさまでした。
ある意味、とてもかわいらしいお話ですね。
読みやすいとは私も思いました。
ただ、アルコール度数が高すぎて、うっとうしいとも思いました。
客より先にバーテンが酔っぱらうのはどうかと。
読みやすいには同意するが、
一人称をカタカナの「ワタシ」にしている理由がわからない
特に思い入れがないのであれば
ひらがなの方がもっと読みやすくなると思う。
ただ、「ワタシ」という一人称によって文章に生まれる違和感が欲しいのなら
まあ成功してるかも
正直なところ、
>>767さんの言うとおり、
セオリーや方法論、文章の関連性を意識するようになって
初めて書いたので、実際、表面をなぞっただけだったのかも。
いろいろ反省して、考えて生きたいと思います。
皆さん、批評ありがとう
771 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/11/21 03:28:06 ID:Ugu+goq6
今まで傍観していただけだったのですが、
勇気を出して晒してみる事にしました。
周りに厳しく批評をしてくれる人がいないので、
他人の目から見てどう映るのかが全く判らないので、
率直なご意見を聞かせていただきたいと思っております。
ジャンルは二次元、具でサスケとイタチの兄弟話です。
完結していない話を晒すのは申し訳ないのですが、
批評していただければ幸いです。
ttp://bird.zero.ad.jp/~zap78378/sora.htm
すみません…あげてしまいました・・・
あと、上の日本語おかしいですね
「人がいないので→いなくて」です。
ついさっき何かを受信したので文章にしてみました。
もう朧げになった記憶
アスファルトで舗装された道はとても広くどこまでも続いていると信じていた
自分が遊ぶには丁度いい場所にあった駐車場
車は見かけたことが無くそこの地面だけ砂利石だったから別世界のよう
そしてヒマワリの咲いた花壇
そこで僕は彼女に出会った
とても泣き虫でいつも僕の名前を呼んでくれた彼女
なんで泣いてるかを聞くといつも答えは一人で寂しいと答えてたっけ
だからいつも一緒だった
初めてあったその日から遊ぶ時も、ご飯を食べるときも、寝る時も
でも彼女と一緒にいた時間はとてもとても短かった
それが何時頃かは覚えてないけど引っ越してしまったんだ
でもその日だけは綺麗に思い出せる
久しぶりに泣いた彼女、僕も久しぶりに彼女を慰める
離れても会えなくなるわけじゃない、と
彼女はこう答えた
でもしばらくは会えないよね
だから、私をお嫁さんにして
―――その約束を覚えている。
―――あの笑顔を忘れられない。
―――また一緒に遊ぼう。
―――もう二度と離れない。
終
>>773 それはポエムですから! 残念!
電波斬り!
>771
>主人に擦り寄る犬のようにひたすらに、ただただ兄が好きだった。
主人と犬だと主従というイメージが沸く。弟の兄への無心な好意というのには
あまり合わない気がする。何かエピソードで語ったほうがいいのでは?
>人々の視線に込められた感情は、畏怖と、
>そして妬みと、それらから来る黒い光を帯びた尊敬の念と。
>好意など、きっと、ひとかけらもなかった。
尊敬があるのに好意がないというのも違和感。
>父ですら知らない事を兄は知っていたのだ。この世の汚さと、ほんの一握りの綺麗なものを。
とあるけど何故綺麗なものを知っていると弟が分かったの?
全体的に読む人の脳内補完を必要とする典型的な二次文章
>771
>転倒して、仰いだ空は滴り落ちる血のようで。
>その赤よりも黒味を帯びた赤が膝から流れ落ちた時。
一行目、「空」が血のように赤いの?
二行目の「その赤よりも黒味を帯びた赤」が本物の血でOK?
同じ言葉とイメージが絡み合ってとても分かりにくい。
非ジャンル者なのでここで止めようかと思った。
>しかし、ある日、何故、自分が兄を好きなのか、…A
>そして、何故、兄が時々悲しそうな顔をするのか、それを知ったのだ。…B
>そうだ。
>はじめから、我々は愛されてなどいなかった。…C
ここ、Aの理由より先にBの理由のCが先に出されてるので一瞬理解しづらい。
接続詞「そうだ。」が来るなら読者はAB両方の答が来ると期待する。
それが問いA→問いB→Bの答→Aの答となっている。構成し直した方が良い。
続き。全体の構成は
プロローグ(転倒して…)→
兄についての独白(兄はとても…)→
エピソード1(兄が出かける時、…)→
回想(ある日、兄が任務に…)で、回想がプロローグにつながるのかな?
エピソード1の座りが悪い。時間軸がころころ切り替わると読者は混乱するので
回想に組み込むか、ばっさりカットしては。
>傍から見れば、普通となんら変わりのない平和な家庭だった。
一人称の語り手が言うのはおかしい。ここだけ視点が三人称に。
>それはそうだろう。このような小さな子供が一人、全速力で走っているのだから。
>初めのうちは、そのようにしか思っていなかった。
ここも幼い主人公の視点なのだから、こう考えること自体おかしい。
全体的にイメージ先行で構成がなおざりになっている。
読み手の頭は白紙です。もっと分かりやすく伝えよう。
HowよりもWhat重視で。相手に伝えることを第一に考えよう。
>773
登場人物と5W1Hと起承転結を箇条書きにしてから再提出願います。
ぶっちゃけ文のセンスは悪くないと思われ。
779 :
773:04/11/21 22:19:51 ID:IsdqoVMj
おほぉっ!ギター侍に切られとる!
>>778 昨日の明け方にビビビっと書いた文なので
かなりチグハグみたいなので
肉付けしてまた再提出しますね。
また、宜しくお願いします。
>>775 批評してくださって有難う御座います。
>主人と犬だと主従というイメージが沸く。
確かに仰るとおりですね…言われるまで全く気づきませんでした。
775さんの仰るとおりエピソードなどで語ってみます。
>尊敬があるのに好意がないというのも違和感。
これは推敲した時点で感じていたのですが、恐れという感情から、
人々は一家と一線をひいている、みたいなことを書きたかったのですが、
適当な表現が思いつかず、そのままにしてしまいました…
もっとしっくりくる言葉を熟考してみたいと思います。
>とあるけど何故綺麗なものを知っていると弟が分かったの?
>全体的に読む人の脳内補完を必要とする典型的な二次文章
全く仰るとおりで、返す言葉もありません…
ここでいきなり「綺麗な物」という言葉がでてくるのは奇妙ですよね。
確かに二次創作に多く見られる読者を無視して、
作者が一人で突っ走ってるような文章になってしまいました。
これからは読者の視点から物事を見て、
それを言葉で表していきたいと思います。
本当にご指導有難う御座いました。
781 :
771:04/11/22 20:07:48 ID:Tm4Nzmjk
>>776 >一行目、「空」が血のように赤いの?
>二行目の「その赤よりも黒味を帯びた赤」が本物の血でOK?
>同じ言葉とイメージが絡み合ってとても分かりにくい。
はい、「空」が血のように赤く、「その赤よりも…」は本物の血です。
改めて冷静に見直すと確かにごちゃごちゃとしたとても判りにくく、
且つ身の無い文章だと感じました。もっと完結に
言いたい事を明確に伝えられる表現を考えたいと思います。
>Aの理由より先にBの理由のCが先に出されてるので一瞬理解しづらい。
これは推敲した時点では全く気づきませんでした…
しかし読者の視点で見てみると
本当に判りづらい構成の仕方だなと思いました。
一応少し考えてみたのですが、
「しかしある日、何故兄が悲しそうな顔をするのか、その訳を知ったのだ。
我々は、初めから愛されてはいなかった。
兄の暗い表情は人々の冷たい感情によるものであった。
そして人の残酷さを知っている兄は、表にはそれとは出さずとも、
その冷たい感情から自分を守ろうとしてくれた。
そうだ。そんな兄を知っていたからこそ、僕は兄が大好きだった」
こんな感じならどうでしょうか…?
いまいちしっくり来ない感じもするのですが…
782 :
771:04/11/22 20:28:21 ID:Tm4Nzmjk
>>777 続きです。
>エピソード1の座りが悪い。時間軸がころころ切り替わると読者は混乱するので
>回想に組み込むか、ばっさりカットしては。
全体の構成については777さんの仰るとおりです。
これもまた、読者の立場にたって考えてみると、
非常に判り辛い構成だと感じました。
どうせ回想に入るのだから、777さんがアドバイスしてくださったとおり、
エピソード1は回想に組み込んだほうがすっきりしますね…
全くそのような考えは思いつかなかったので、
777さんのアドバイスを聞いて目から鱗が落ちました。
さっそく書きかえてみようと思います。
783 :
771:04/11/22 20:29:30 ID:Tm4Nzmjk
>>777 続きです。
>一人称の語り手が言うのはおかしい。ここだけ視点が三人称に。
>ここも幼い主人公の視点なのだから、こう考えること自体おかしい。
これもまた、私が「作者として」の目でしか物事を見ていなかったから、
このような表現になってしまったのだと思います。
実際、これも777さんが仰るまで全く気づきませんでした。
登場人物の視点で物事を見、考えて、もう一度書き直したいと思います。
>全体的にイメージ先行で構成がなおざりになっている。
>読み手の頭は白紙です。もっと分かりやすく伝えよう。
>HowよりもWhat重視で。相手に伝えることを第一に考えよう
「読み手の頭は白紙」という言葉には耳が痛いです…
全く仰るとおりです…
自分が単に感覚的に文章をつづっているだけなのだなと感じました。
「人がすんなりと読めて理解できる文」が書けるように、
読者の目、登場人物の視点、を意識して文が書けるよう、
精進していきたいと思います。
ご丁寧なレス、有難う御座いました。
今まで周りには、このように批評してくれる方がいなかったので、
大変為になりました。
本当に有難う御座いました。
長々としたレスで申し訳御座いません。
>781
>いまいちしっくり来ない感じもするのですが…
うん。それは「説明」であって、「小説」から遠ざかってる。
自分でも書いてて面白くないでしょう?
感情は抽象的なものだから、エピソードを通して具体的に語るか、
詩のようにイメージに託すと効果的に伝えられる。
主人公にとっての兄の存在を物などに例えてみては?
あるいは原文の「そうだ。」を生かしたいなら、
AB両方の答を意表をつく一言でまとめてみる手も。
ここの下りがまとめにくいのは、主人公がそれまで兄のことだけ述べてたのが
急に「周囲の人々からの孤立」を語りだすからだと思う。
兄への愛着を語るのに、孤立という状況を引き合いに出してる感じ。
もし兄弟が周囲から愛されてたら兄自身に魅力はあるのかな? 原作は知りませんが。
何だかややこしくなったけど、SSならあれこれ詰め込むより
核となるたった一つのイメージ、感情、シーンに全力投球すると良いかも。
頑張ってください。
文章をさらしてみたいと思います。
ご指導よろしくお願いします。
「一応いっておきますが、この都市の重力は地球の3倍です」
宇宙船を降り、エアポートの搭乗口を出ると、地球の3倍の重力がまっていた。
まるで鋼鉄に組織変化したように体が重くきしんだ。
地球にいた頃はなんとも感じなかった重力が、いまや、自重を3倍の重りにして、わたしの身体を押しつぶそうとしている。
なるほど。何故、この町がブラックアウトシティーと呼ばれるのか、私は身をもって理解した。これなら宇宙船内のように、骨内のカルシウムが流出する暇はない。
この重力に押されつづければ、この星にいる短身族(私たち、地球人はホビットと呼んでからかっている)のようになるのは当然だ。
朝から晩まで万力で押さえつけ続ければ、身長が伸びるはずもない。
私はブラックアウトシティーについて、ものの1分ですっかり気分が悪くなってしまった。
「すまないが、気分が悪いんだ。どこか休める所はないだろうか」
私は喘ぎ喘ぎ、女に尋ねた。
私の顔をじっと見つめて、女はクスリと笑った。
「まぁ、情けないこと。これだから地球人はこらえ性がないといわれるんですよ。もっとしゃんとしなさい」
ホビット女史は冷却パックを私に手渡してくれた。私は冷却パックを額に当てた。冷やりとする。
温度は下に下に下りているはずなのだが、頭がヤカンの熱を持っている。
「地球人が外で座ると、血が足元にたまって動けなくなります。あなた方の施設に着くまではじっと歩いてください」
そういってホビット女史は私の腰を叩いた。彼女の身長では、せいぜい腰か尻くらいしか叩くことができない。
だから、ホビット女史は、ギリギリまで背伸びをして腰を叩いた。
どこの星にも共通しているようで、尻を触るのはセクハラになるらしい。
私は黙って、歩くことにした。
「この工程はあなた方には不可欠なんですよ。重力にならしておかなければ、いつまでも外出できません」
別にこっちだって、わざわざガニメデくんだりまでやってきたかったわけではない。
そういってみようかと思ったが、彼女は親切心で言っているのだ。彼女の一連の厳しさは、優しさからきているものだ。
そうでなければ彼女は私を地面に座らせ、冷却パックはいつまでも彼女のポシェットの中で眠っていただろう。
私はホビット女史にかすかな好意を覚えた。
「ありがとう。気を使ってくれて。そういえば私たちはまだ名刺を交換していないよ」
私は遠まわしに名前を尋ねてみた。ホビット女史がまるきり冗談の通じない人間か確かめておきたかったのだ。
「それはつまり、名乗れと言いたいのですか」
案の定、女史に冗談は通じなかった。
「いや、勿論、私から名乗るよ。私は、トミー・イルサイド。仕事できたんだ」
「ええ、あなたのことはよく知ってます。わたしはこの町の管理局員、サミキ・ナオウ」
サミキは手を差し出した。私もつられて彼女の手を握った。
サミキの手は私の手に収まる理想の形をしていた。
小さく柔らかく、少し筋張っている。
「握手するだけなのに、腕がひどく疲れるね」
「ええ、地球人はみんな、そういいます。でもこれほど長い握手はわたしの人生でも初めてです」
あっ、失礼。私はサミキの手を離した。
「こうしたほうが、少しは足取りも軽くはなりませんか?」
私を見上げるサミキ女史の赤茶色の瞳と目が合った。彼女は私の手を握って、目的のエアポートビルまで先導してくれるようだった。
「仕事のことは思い出したくないな」
フフッと、サミキは笑った。
「いいじゃないですか。栄転なのでしょ」
「そうなんだ。でも、上手くやれる気がするよ。一番最初に会ったのが、君だ」
またサミキがフフッと笑った。
「では行きましょうか。地球人はあまり好きではありませんが、あなたのような軽薄な人間をキライではありません。この星には、軽薄な男はあまりいないものですから」
そうして二十数分歩いた末、警察署に着いた。
私の職場だ。
「別れ際に、キスくらいさせてくれないか?」
サミキがギリギリまで背伸びをして、私がギリギリまで背中を丸めて、触れるだけのキスをした。
それから数日、私は背筋の痛みで眠れない夜が続いた。
以上です。
>785-787
冒頭の説明のセリフは要らないのでは?
前の文章を省略してあるのかも知れないけど、2行目の文末と文が重なってるし。
786末の『手を離した』のあと、サミキが手を繋ぎ直してくれたことは解るけど、
文章の座りとしてもう少し丁寧に書いた方がいいんじゃないでしょうか。
あと、『「仕事のことは〜』というセリフがちょっと唐突では?
その前に仕事の話を出すか、「着いたらすぐ仕事だ」という感じのぼやきにした方が
流れとしては自然なのではと思いました。
あと、冒頭で『エアポートの搭乗口』を出て、目的地は『エアポートビル』、
到着したのは『警察署』というのは、漠然としていて世界観が掴みにくいように
感じました。
エアポート内の描写をさらっとでも入れるとかするともっと良くなると思います。
でも全体的に、読みやすくてさっぱりしてて、好きな文体です。
奇抜ではないけど、可愛くて好感の持てるお話だと思いました。
思い切って晒してみます。
ジャンルはオリジナルで、冒頭部分です。
批評お願いします。
「さぁ、みぃちゃん。お片づけしましょう」
そういうと、ママはあたしに大きなダンボールをわたした。
いつものおもちゃバコじゃない、何にもかかれてないちゃいろい箱。ぜーんぜん、
かわいくないムキシツなハコ。
「いや」
あたしはソレが気に入らないから、ほっぺをぷくっとふくらませて、ママをみる。
ママはいつものようにニッコリと笑って、あたしをみてた。さぁ。って目でサイソクしてくる。
「いつものおもちゃバコは?」
りゆうも言おうとしないで、ゴウインに進めてくるママにムカついて、
あたしは出来るだけおこった声でさけんでみた。
カワイイうさぎがかかれたプラスチックの折りたたみ式のケース。ソレがあたしのおもちゃバコ。
こんなダンボールじゃない。
「ママが片付けておいたわ。ちゃんとアッチのダンボールの中に」
そう言って、ママはへやのおくにたくさんつまれたダンボールのひとつをゆびさした。
「みぃちゃんのお洋服も、ちゃーんとママが片付けておいたわ。後は、おもちゃだけなの。
さぁ、みぃちゃん。ママが勝手に片付けてもいいの?」
たずねられて、あたしはますますムカついてほっぺたをめいいっぱいにふくらました。
ナットクいかない。あたしはひっこしなんかしたくない。
この家がすきなの。このまちがすきなの。
出て行きたくなんかないの。
わかれたくないヒトがいるの。
ねぇ、ママ。おねがいよ。
ひっこしなんか、したくないのよ。
>785
ごめん。ちょっとつらい。
なんちゃってSFは、中途半端に説明を入れると、よけいに読めなくなると思う。
私は785面白く読んだな。このスレ的には、近年まれに見る個人的ヒット。
>789
女の子がいくつくらいの設定なのか、この文章だけでは解らないんだけど、
周りの文体の中で『ムキシツ』とか『ムカついて』とか、
『このまちがすきなの』『わかれたくないヒトがいるの』とかで、
子供らしくないというか、年齢設定がぼやけてすっきりしない感じです。
もう少し、子供っぽいなら子供っぽい、大人びた子なら大人びた子で、
言葉選びをもっと練った方がいいんじゃないかと思いました。
そこが話のミソなのかも知れないけど、それはこの短さでは解らないんでご容赦を。
あと、本人が『ひっこし』だと解ってるのに『りゆうも言おうとしないで』と
いうのは不自然な気がしました。
>785
冷却パックが二度続くところとか、
言葉のリズム的に意識してやってるわけでないなら削ったほうがスムーズに読めるかも。
重箱の隅でごめん。
794 :
789:04/11/23 15:18:41 ID:rLZx7fwA
>792
ご指摘ありがとうございます。
確かに『ひっこし』と『りゆう』のところは矛盾してますね……。
主人公はくれよん新ちゃんみたいな雰囲気を出したかったのですが、
言葉選びを再考してみます。
自分の中で主人公がどんなキャラなのか練り直してから書き直したいと思います。
ありがとうございました!
>785
790が言う「なんちゃってSF」っていうのには同意。
このエピソードが導入で、この後ブラックアウトシティーでの
大きなお話が始まるのならともかく、これで終わりなら「それで?」って感じだ。
ただ、785が目指しているのがほのぼの話で、
それにSF風な味付けをしただけというならアリかもしれない。
それとちょっと気になったのは、
ところどころに見られる文言の古くささかな。
例えば「ブラックアウトシティー」という単語なら
「ー」は入れずに「ブラックアウトシティ」にした方がいいような気がする。
皆さん、ご指導ありがとうございました。
>>788 >>793 >>791 詰めが甘かったかな。
お話の流れと文章のテンポを考えて、
ご指摘されたところを直して見たいと思います。
仕事云々のくだりは、改めて読み直してみると、確かに唐突な気がします。
率直な意見が聞けてうれしかったです
>>790 >>795 ちょっと説明的な流れが多かったでしょうか。
実は
>>795さんの言うとおり、小説の導入部分だけさらしてみた次第です。
キャラクターをそれぞれ警察官と管理局員にしたのも、
事件の関わる動機を作るためだったりします。
文言の古さというと、ポシェットやエアポートなどが当てはまるかな?
案外、こういった部分で差が出るのかもしれませんね。
ご指導ありがとうです。
797 :
773:04/11/25 22:45:55 ID:eU0df00A
>797
う〜ん……つっこみづらい文章だな。
とりあえずフォントが読みづらい。太字は止めるべき。
主人公の主観で全部語られてるから息苦しい上に、描写と行動がつながってない。
例えば、冒頭を書き直すと
「ある夏の日。少年は果てしなく広い道路を駆けていった。
蝉がうるさくて公園は好きじゃない。だから通り過ぎていつもの駐車場に向かう。」
たったこれだけの情報を読み取るのに苦労した。
主人公が何をしてるのか分かり易く書くこと。何を感じてるかよりも!
あと、訳もなく駐車場で夢中で砂利蹴ってる子どもって結構ヤバいと思う。自分なら。
どうしてもそうさせたいなら、嫌なことがあってむしゃくしゃしてるとか、
転校したばかりで寂しがってるとか、理由をつけて欲しい。
主人公が半径500メートルの世界に3秒前に生まれたような感じがするんだよ。
だから共感できない。
>>797 きっと少女漫画のキャラと心情だけ描かれてるシーンを
小説にするとこういう感じになるんだろうな
まだポエムを抜けきれていないと思うので、
もっと小説を読んで、もっとたくさん書いてほしいとしか言えないな
>>797 じゃあ、気になったところをいくつか。
>アスファルトで舗装された道はとても広くどこまでも続いていると信じていた
>息が切れるまで走らなければ向こうにはたどり着けない。その位の広さ。
どこまでも広く続いているのに、息が切れるまで走れば向こう側に辿り着く。
何か最初から矛盾を感じる文章。
それとも広いのは道路の幅で、どこまでも続いているのが距離(長さ)という意味だろうか。
とにかく分かりづらい。
あとは少年の口調がなんか大人びているのと、三点リーダーに頼りすぎ。
というか、
>「・・・・・・っ!・・・」
>はっ、と息を呑む音。いくら僕が馬鹿でも聞いちゃいけない事を聞いたのはわかる。
>だんだん空気が重くなっていく。少し、居づらくなってきた。
>「ねえ」
>「・・・!」
>僕が話し掛けた瞬間、弾けるように彼女は走り、見えない所まで行ってしまった。
特にこの箇所の三点リーダーしか入ってない「」なんか無くてもいい。むしろくどい。
と、色々言ったけど話の筋自体は嫌いじゃない。
その2があればとりあえず読んでいた。
全体的に文章が詩的でリズム感があり感性のかたまりのような文章だけど
心象風景と現実の情景描写がごっちゃになっていて分かりにくい。
なんか抽象詩を読んでいるような印象を受ける。
>アスファルトで舗装された道はとても広くどこまでも続いていると信じていた
>息が切れるまで走らなければ向こうにはたどり着けない。その位の広さ。
↑主人公の心象風景?
>公園からは僕がイライラする程セミが鳴いている。
↑上二行と繋がっていない情景描写
>だけど僕にはどうすることもできない。木の上にいるセミなんて取れそうにない。
>夏の公園は嫌いだ。どうしようもなくてイライラする。
↑主人公の視点での行動及び心理描写
>だからこの道を真っ直ぐ行って右に曲がった所が僕の遊び場。
↑上の五行が分かりにくいから『だから』が唐突に感じる
書き方が小説になってない。
詩は一つの言葉で沢山のイメージを読み手に持たせるものだけど
小説は沢山の言葉で一つのイメージを読み手に伝えるものだと思う。
--------------------------------------------------------
773ならもっと違う文章になると思うけど、こんな風に書けるよという
一例として見てくれ。
その頃の僕は、アスファルトで舗装された道はとても広くどこまでも続いていると信じていた。
それは、息が切れるまで走らなければ向こうにはたどり着けないもので、そんな手の届かない
広大な存在だった。
近所の公園はというと、イライラする程のセミが鳴いているから嫌いだった。だからと言って、
木の上のセミを全て取り去ることなど僕に出来るはずもなく。夏の公園は、僕をどうしょうもなく
イライラさせる苛立たしい場所でしかなかった。
そんな僕にも、お気に入りの遊び場があった。この道を真っ直ぐ言って右に曲がった所だ。
802 :
801:04/11/26 02:28:37 ID:+O2XX5ZD
>773は一つ一つの言葉はすごく綺麗なんだけど、今のところはそれだけに
なってしまっている。小説に慣れてくればすごくいい文章が書けると思う。
>801
801ゲトおめw
自分もそういう風に書き直したら、といいたかった。GJ.
804 :
773:04/11/27 00:09:50 ID:ETRYY4e9
小説にもなっていませんかorz
改めて読むと全体的に言葉足らずですね。詩から抜けてないのかなぁ。
もっと具体的に、読み手にわかるように。
後は人物の中身を煮詰めて、もっと人間らしく。
きっつい評価くありがとうございます。
良薬は口に苦し。これを飲んで自分を改善していき
次に反映させます。その時も宜しく頼みます。
ネ申 だ
誤爆した orz 逝ってくる
ホシュ
誰か、晒す神はいないのかね?
保守
出だしがすごくうまい。
久しぶりに背筋がゾクゾクした。
ただ繰り返す似たような描写と、会話の間を埋めてる描写が
気になって、なんかまどろっこしさを感じた
もっとシンプルな方がいいかも。個人的には
晒したいのは山々だけど、手持ちの弾が以前に晒した奴の続きしかない……。
そんなの晒してもナァ……
漏れ的にはそれでもオッケー
前回のと比較もできるし。
814 :
755:04/12/06 23:35:14 ID:RUY6IneD
んでは、以前の続きを投下……といってもあまり時間が無かったので殆ど手を加えら
れませんですた……鬱だ。
取り敢えず、#1〜#3までを載せときました。
ちなみにツールでHTMLに変換してるだけなので、ブラウザの戻るボタン使ってください。
手抜きでスンマセン……。
http://www.geocities.jp/txtweb/ ジャンルは極々普通のラノベ系ファンタジーっす。オリジナル作品で全年齢対象っす。
まかり間違ってリクエストがあれば、残りも晒しまつ……
815 :
810:04/12/07 18:56:43 ID:wH/BspdN
おお、表明しなければ批評はもらえないのか。
よかったら>810ちらりと見てダメ出しして下さい、スレ住人の方々。
816 :
810:04/12/07 18:59:54 ID:wH/BspdN
と思ったらリロしてないだけじゃないか_| ̄|○
>811
似たような描写ですか。
自分では全然気付かない…だらだら書くのが好きなのですが、
もっと文を削るように気をつけた方がいいのだろうか?
>810
面白かったです。
文章もキレがあるし、単語の選び方も洒落ている。
811の指摘している「繰り返す描写」は、自分は特に気にならなかった。
男と少女の感情の動きも自然で説得力があったと思う。
久しぶりに、最後まで読むのが苦にならなかった。
ただ気になったことが、ひとつ。
冒頭の部分を読んだとき、金岡のパラレルもの?と思ってしまうくらいに
世界観の印象が似ている気がする。
もう少し長編で、設定が詳しく描写されたら違う印象を受けるかもしれないが。
ちょっともったいないと思った。
810さんが長編も書かれる方なら、是非読んでみたいです。
818 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/12/10 14:56:02 ID:YAwKOz+e
>>810 >似たような描写
これは私も同意。なんというか、違う人が違う言葉で繰り返し同じことを
語っているという感じ。結局言ってることはさっきと変わらない、みたいな。
だからかもしれないけど、最後まで読んだとき、
「え、ここで終わり?」と思ってしまった(これは完結してるんですよね?)
いまいち、最後の余韻みたいなものを感じられなかったです。
文章自体は、雰囲気もよく出てるし最後まで読ませる力がある、と思いました。
ファンタジーもどき、導入部です。
風が轟々と吹き、地面の土を巻き上げていく。
東西南北どこを見ても地平線が見える荒野、その真ん中に小さな岩場があった。
母のもとから逃げ出してはや2週間、その岩場の影でタダは蛇と共に生活をしている。
幸い、食料だけは山のように母の家から持ち出していた、後1〜2ヶ月は持つだろう、
タダが携帯食料をぽちゃんと水につける。急速に体積を増したそれを口に含みながらタダは蛇に向かって言った。
「食料・・・たくさん持ってきてよかったなぁ、蛇。」
「全く、感謝しなさいョ」
蛇が舌をチロチロと出しながらタダを見る。
「このアタシが体に括り付けて、食料持ってきてやったんだからサ。」
感謝してるよ、とタダが蛇に向かって笑いかける、タダの小さな体では、たくさんの食料が持てるわけも、地吹雪の中300m歩いて食料を戻すための水を持って来れる訳もなく、その仕事を全て蛇にゆだねていた。
「まったく、大体『風の月』に荒野越えをしようとする馬鹿がいるなんてネ、笑っちゃうワ。」
「仕方ないだろ、あの時は切羽詰ってたんだから。」
『風の月』と呼ばれる10日間、理由はいまだ解明されてないが荒野に凄まじい風がひっきりなしに吹く時がある。
365日の中でたったの10日間。
何にも考えずに母のもとを飛び出したタダを押しとどめるかのように、その『風の月』はやってきた。
蛇がいなければタダはきっと家に帰らざるを得なかっただろう。母の家に帰る、それだけはごめんだった。
「ハイハイ、後4日で『風の月』が終わるからネ、そしたら早く西の国へ行きましょ」
そう言い捨て蛇がシュルシュルとお気に入りの岩陰に潜る。
「まったく・・・何も『風の月』に荒野に出なくたってねェ、
お陰で地吹雪に巻き込まれちゃったじゃないのサ・・・
丁度いい岩場があったからよかったものの、もし無かったら吹き飛ばされてたわョ・・・・」
ぶつぶつと小言を吐く蛇を横目にタダがその場でごろんと横になる。
(後もう少しで西の国だ。後1週間も歩けば西の国につく・・・・)
そうすれば、もう母の影に怯える事も無い。自分は自由だ。
首を横に向け蛇を見る、といっても蛇は既にくるりと丸まって眠りに落ちていた。
「ありがと・・・蛇・・・」
そう一言だけ呟いてタダも眠りについた。
批評お願いしますm(_ _)m
>>814 とりあえずアップされてる分は読んだ。
「文字どおりミステリアス」とか「まだ他の人にはオフレコ」とか気になる表現が
いくつかあったが、それより何より一番の問題点はオリジナリティがかけらもない
ことだと思う。
知人に頼まれて書いたそうだけど、その際に「オリジナリティは徹底的に排して
TRPGもしくはゲーム的ファンタジーのテンプレートに沿って書いてくれ」と
言われたのかな、と下衆の勘繰りをしてしまうほどに独自性がない。
きつい言い方かもしれないが、この小説は別に755さんじゃなくても書けるものだと
思う。
キャラ立てや会話の軽妙さはしっかりライトノベルしてると思うので何か一つ
「これが755さんの持ち味だ」というものを見せて欲しい。
創作ファンタジー。起承転結の「起」部分です。
緑の森のその奥に、ひっそりとある小さな泉が、少女のお気に入りの場所だった。
深い森林の、そこだけがぽっかりと開け、穏やかに降りそそぐ陽光は、透明な水面できらきらと踊った。
もう何年前のことになるのか、ちょうど泉の中ほどに朽ち倒れた巨木は、少女にとって快適なソファのようなものだった。
ここには、あの粗野で無遠慮な人間たちは、絶対にやってこない。
裾に向かうほど薄くなっていく山吹色の、ストンとしたロングドレスを身にまとい、うっとおしいほど豊かで長い金髪を、
ゆるい三つ編みにしている少女は、おそらく誰が見ても、美しいほうに分類すると思われる容姿をしていた。
ただ細く尖った耳と、どこか遠くを見ているような群青のまなざしだけが、その少女が人間以外のものであることを物語っていた。
(続く)
(続き)
その日も少女は、お気に入りの場所でひとり、午後のまどろみを楽しんでいた。
小さな泉とはいえ、少女のいる倒木までは、水の中を十歩以上歩いて行かなければたどり着けず、空を行き来できる者以外の侵入は、
たちまち彼女に察知される。また少女の、見かけによらぬ腕っぷしの強さは、他の森の住人を圧倒していたので、そこはすでに、
彼女の「なわばり」として、皆に認知されていた。
ゆえに、少女は心置きなく肢体をゆるませていたのだが、それもこの瞬間までだった。
「あの……」
おずおずとした、いかにもおとなしそうな若い男の声が、彼女にいつもと違う時の流れをあたえた。
聞いたことのない声だった。
――どんな勇者だ?
もう長らく、このまどろみを破ろうとした者は、現われていない。
好奇心に目を向けると、男の姿と、彼の一世一代の勇気を振りしぼった台詞が、くっきりと少女の脳裏に焼き付いた。
「ぼくと、つき合ってくださいっ……」
そこには、すらりとした長身に、濃い灰色のスーツとえんじ色のネクタイ、そして大きな着ぐるみのクマの頭部をかぶった男が、
かわいらしい花束を持って立っていた。
以上です。批評よろしくお願いします。
願わくばここに貼るのでなくてうぷして欲しいのだが…さておき。
>819-820
このスレは一定水準以上の人にはレスがつきにくい。
技術的な面をクリアしてるとあとは好みの問題になってしまうから。
これはハードルを越えてると思う。上手い。
情景描写から入ってるし(漫画の1コマ目と同じでこれは重要)、
蛇のキャラが立っている。「風の月」等ネーミングも良い。
強いて挙げるなら
・メートル法と太陽暦の使用…特に前者は気になる。リーグ・ヤード・里などにしては。
・蛇が食料と水と岩場の確保にどう役立ったのか、やや分かりにくい。
・携帯食料の味が気になる(笑)…物を食べるシーンは親しみがわき易いから
キャラ描写に上手く使える。
>822-823
で……これはギャグなのかね?
マジレスすると、描写が散漫。ありきたりすぎる。言葉のバランスも悪い。
> 裾に向かうほど薄くなっていく山吹色の、ストンとしたロングドレスを身にまとい、
>うっとおしいほど豊かで長い金髪を、ゆるい三つ編みにしている少女は、
>おそらく誰が見ても、美しいほうに分類すると思われる容姿をしていた。
薄くなっていくのはドレスの色?それとも生地?
美少女の描写に「うっとおしい」はないだろう。それに「うっとうしい」だ。
3行目はリアル鬼ごっこ思い出した。
美しいものを描きたいなら『美しい』という言葉は絶対に使うな。絶対に、だ。
1.とりあえず自分の書いた分を音読して、その読みにくさに気づくこと。
2.1文は60字以内に収めること。
3.小説(ラノベ以外)を3作以上読んで、かつ定評のある短編を書き写すこと。
それでも何も直す必要が無いと感じたらまた来て下さい。待ってます。
>>822 ソファ ロングドレス 細く尖った耳 勇者
あんまり語彙に統一感はないけど、大体どういう世界を見せたいのかは
つかめたかなと思った頃に突然
濃い灰色のスーツとえんじ色のネクタイ、そして大きな着ぐるみのクマの頭部をかぶった男
が現れるのは何故ですか……ファンタジーを書くなら
まず世界観の統一をよろしくお願いします。
これが中世風ファンタジーに近代的キャラクターが突然現れてびっくりという筋の
話なのならまことに申し訳ない絡みですが、どうも違う気がする。
あと細かく言うのは止しますが、文章がどことなく変です、時には文法までおかしいです。
頑張ってください。
827 :
822:04/12/12 01:19:21 ID:UJOmVIH3
>>825-826 さっそくの批評をありがとうございます。
はい、どちらかというとギャグ、コメディに近いものです。
メルヘンチックというか、ちゃんとしたファンタジーとは言えないかも…。
ですます調で書こうかな、とも思ったのですが…。
>>825 自分でも迷っていたところのご指摘を受けて、どきりとしました。
もっとよく考えないとダメですね。
「リアル鬼ごっこ」は読んでおらず、内容もまったく知りません。
>>826 どの辺の文法がおかしいでしょうか?
ぜひ教えてください。
828 :
825:04/12/12 01:47:33 ID:HjaGYQOO
>827
あまりに崩壊した日本語で一躍有名になったホラー。読んじゃ駄目です。<リア鬼
>泉の中ほどに朽ち倒れた巨木
どうすれば泉の真ん中に大木が朽ちて倒れられるのか?
>水の中を十歩以上歩いて
「水の中」を歩くってどういう状況?他の距離の測り方を、あるいは削除を。
>肢体をゆるませて
意味不明。「くつろいで」で十分。
>若い男の声が、彼女にいつもと違う時の流れをあたえた
これも意味不明。
>もう長らく、このまどろみを破ろうとした者は
「まどろむ」とはうとうとすること。この少女は昼寝が日課なのだろうか。それなら分かるけど。
>台詞が、くっきりと少女の脳裏に焼き付いた
「脳裏に焼きつく」のは目で見た情報!
全体的に、”何となくカッコよさそうな言葉を並べてみました”感が漂ってます。
だから気取った言い回しをするほど文章が崩れていく。
国語辞典は手元にありますか?ちゃんと辞書を引く癖をつけましょう。
とにかく読書量が足りない感じがします。
短編を書き写すのはプロ作家もやってた練習法だから、試してみては。
829 :
822:04/12/12 02:06:59 ID:UJOmVIH3
>>828 おお、細かいご指摘をありがとうございます。とても参考になります。
うまく伝えることの難しさを、改めて考えさせられました。
ちなみに、少女は昼寝が日課です(w
>>819-820 全体的に名詞と動詞のみで文章が構成されてて形容詞が無いため、
登場人物や風景や状況の具体的なイメージがつかみ難い。
タダがどういうキャラクターなのか、蛇がどういう生き物なのか、
「携帯食料」とは何なのか、どこへ300m歩くとなぜ水が手に入るのかetc
読者がそれらを「想像」するために必要な情報が非常に乏しい。
作者には見えているのだろう映像が、読者には全く見えてこない。
タダがどうして母を嫌うのかも判らないから、興味も共感も持てない。
行動と心情だけじゃなく、何か一つくらいそれに関するエピソードが欲しい。
総じて描写不足。説明不足。もっと「読み手に伝える」努力をすべき。
文章はとても読みやすいと感じました。足りない部分を丁寧に
埋めていければ、面白いストーリーになりそう。
>>822 いちばん目に付くのが三行目です。
「もう何年前のことになるのか」という出だしを書いたなら後に続く文章は
必ず「過去のこと」を説明する文章でなくてはなりません。
後の文章が過去のことだったとしても
「泉の中ほどに朽ち倒れた」と「ソファのようなものだった」という
時間軸の違う情報があることで
どちらが話し手が述べたかった「こと」なのか分からず気持ち悪いです。
そして文章に「泉の中ほどに」と「ソファのような」の
どちらに掛かるのか分からない「ちょうど」が入ることで
ますます日本語として居心地の悪い妙な文章に仕上がっています。
この文章の気持ち悪さがなんとなくでも分からないのはかなりの問題です。
書くこと以前に、とにかく本を読んでください。
832 :
822:04/12/12 02:40:10 ID:UJOmVIH3
>>831 ああっ、言われてみると三行目は確かに変ですね…。
とてもわかりやすい説明をありがとうございました。
もっと精進していきたいと思います。
>830
自分はストイックで良いと思うけどなぁ。装飾過剰な文章が多いから。
<全体的に名詞と動詞のみで文章が構成されてて形容詞が無い
ラテン語の修辞法に「中ほどより始めよ」という言葉がある。
物事を最初からだらだら語るのでなく、事件の途中から始めて、
読者の興味を引いてから説明をするという技法だそうだ。
だから”なぜ母親から逃げているのか?”はまだ伏せてていいと思う。
疑問や謎が少しあったほうが先を読みたいと思うから。
タダのキャラクターは蛇とのやりとりの中でさり気なく描けばいい。今はちと弱い。
具体的なイメージが乏しい、というのは同意。
ラフスケッチや地図を描いてみると描写に説得力が増すと思う。
819-820さんのコメントも聞きたいな。
>819-820 批評じゃなくて悪いんだけど、この水は何に入っていて
どのくらいの量なんだろ。 岩場ってだけだと食料もそうだけど
水はとても貴重な気がするし、地吹雪という事は雪は積ってるのか?
状況がよくわからない。 何かごめん。でも文章はとても好きです。
>>819-820 冒頭部分だから、主人公の目的はまだ伏せていてもいいんだけど、
とにかく登場人物や風景の描写がほとんどないので、イメージが湧かず、かつ
混乱する。
一番気になったのは「蛇」と「地吹雪」。
人間と(これも微妙だが)会話している時点で、ただの蛇じゃないことは
わかるが、たくさんの荷物を運べるので、まあ小さくはないだろうとまず思う。
そして「地吹雪」。
いきなりイメージが雪の中になり、寒い中動けるでかい蛇って…??と思った。
「地吹雪」は基本的に雪の中での吹雪をいうはず。
砂でも「地吹雪」は使えるが、その前の風景の描写が足りないので、雪原だった
のか?、と思ってしまった。
タダにしても、小さい体であることしかわからず、男か女か、人間であるかすらも
わからない。
追々わかるにしても、あまりにも描写が足りないと思う。
あとは「。」であるらしいところが「、」になっているのも気になった。
「形容詞」は装飾を求めてるんじゃなくて、必要最低限の描写が欲しいと思ったので。
「キャラクター」というのも、性格設定以前に外見がまず想像つかないし。
(タダの年頃、性別はもとより、人間なのかどうかも読みとれなかったです)
季節も時刻も不明だし(「地吹雪」は私も気になった。強風だけ? 雪は降ってるの?)
「母親から逃げる理由」を最初に全部明かさなくていいと私も思います。
小出しにしていく効果を狙ってるのかな、とも感じたし。ただ、その場合でも
「何も考えずに飛び出した」「母のいる家には戻りたくない」という他に
エピソードなり伏線なりが少しはあった方がいいかと。
例えば、体のどこかに傷があるとか、一言でも母親の台詞を回想させるとか、
食料以外に家から持ち出した「思い入れのありげな品」を持たせるとか、
そういう「掴み」となるものが無いと、興味を引きにくいと思う。
819-820さんの筆致は好みでひきつけられたから書いたんだけど、言葉が
キツかったかな? 気を悪くされたらごめんなさい。ご本人のコメント聞けると嬉しい。
もし「これは導入部だから、細かい事はおいおい描写していきます」って言われたら
こちらもお手上げですけど。「導入部」だけを読んだ、私の感想です。長文スマソ。
リロすれば良かった。
>>835さんが全部書いてくれてた。しつこくてごめん!
誰にも読んでもらう機会がないので思い切って。
オリジナル冒頭部分です。
1/2
『ピーという発信音の後に…』
反射的に受話器を置いていた。
わたしはどうもこの留守番電話の無機質なメッセージが苦手なのだ。
一人に機械に向かってしゃべりかける自分も、とても馬鹿らしいと思う。
今日で何回電話をかけたのだろう。一度も相手は出ないまま。
時計の針が時を刻む音が耳障り。何もなかったかのように一日を運ぶ太陽を見るのがいやで、カーテンはひかれたままだった。
携帯電話は、わたしが昨日自分で壊してしまった。
壊した、というよりは壊れた…と言ったほうが正しいのだろうか。
今はもう無用の機械へと成れ果てている。
今日という日が終ったら、わたしはまた朝早くに目覚め、時間に急かされるままに着替え食事を摂りあわただしく都会の喧騒へと飲まれていくだろう。
誰一人わたしを振り返る人などいない、町の中へ。
都会は人間に無関心すぎる。東京に出てきてから、わたしはそう思わずにはいられなかった。
明日の講義は何時間目からだっけ?由美との待ち合わせは何時だっけ?最終電車の時間は?
あぁ駄目。こういう日は駄目。
起きたままで片付けられてもいないベッドはだらしがないと分かっていても、訪れる人もいないこの部屋。
ついほったらかしになってしまう。
もういいやとついついずるずると怠惰になってゆく。
2/2
生来わたしは他人と共存する、ということがうまくできない人間だった。
趣味の合わない人間と付き合うことができず、自分だけの世界を延々と築いてきてしまった。
結果、中学・高校と友達のいない6年を過ごし逃げるように東京の大学を受験して、一人上京してきた。
漸く身に付けた社会性で何とか友達を作ったものの、まだ心は開けずにいる。
上京してからもう2年。繰り返される同じ日々をただ流されるままにすごしているだけ。
そんな中でも、わたしにも友達ができた。由美、という女の子。
由美との出会いはちょうど半年前のことだった。
川島由美。北海道から上京してきたと言う、色白の小柄なかわいらしい人だった。
大学に入学して1年。友達を作ることをあきらめかけていたわたしに初めて声をかけてくれた、同じ教室に居た女の子。
『お昼あたし一人なんだけど、よかったら…』
おずおずと、まるで一世一代の勇気を振り絞っているようなそんな一生懸命な声で、由美はわたしに声をかけてきた。
ふっと思い出せば、由美はいつも教室の隅っこにぽつんと一人で座っていたように思う。
うつむいて内気そうな横顔を必死に他人から隠そうとでも言うように、いつも視線は教授の方向か教科書だったかもしれない。
似た境遇のわたしたち。わたしはすぐにその誘いをOKした。
話してみれば意外なほどに由美はよくしゃべり、そしてまた大変な聞き上手でもあり話しやすかった。
わたしたちの趣味もよく合った。
由美とわたしが友達から親友と呼べるような関係になるまではそう時間はかからなかった。
わたしたちは互いに人付き合いにおいて不器用で、人見知りで。自分の世界を壊されたくなかったもの同士。
…けど、そう思っていたのはわたしだけなのかもしれない。
840 :
sage:04/12/12 20:29:16 ID:EzC87gNT
すみません、間違えて名前欄に入れてしまいましたorz
冒頭、もう少し文を整理した方がいいんじゃないかな。
電話をかけては通じずにそのまま切る自分を、まず、しっかり書いて、
それから少し情景を広げて部屋の描写に入ったらどうだろう。
後、個人的な好みではあるんだが、今日という日が終わったら〜
町の中へ。 までが何だか歌詩を読んでいるように感じた。
一人称って私も時々やるけど、ついつい語り過ぎて散漫な印象に
なり、意外と難しいものなんだな、と思う。
何もかもいっぺんに語るのではなくて、場面をきっちり変えて
計算してみせた方が読者を引っ張っていけると思うよ。
あ、ごめん。 上のは838の感想です。
>838
個人的にはすらすら読める感じなんだけども、
やたら名詞止めが出てくるところなんか、842も言っているように歌詞みたいな印象を受けてしまう。
あと…(三点リーダ)は二つ連続で使うのが基本だよ。
わかってて一つにしてたならごめん。
845 :
838:04/12/12 21:03:58 ID:19NvJ2nk
批評ありがとうございました。
参考にさせていただいて推敲したいと思います。
三点リーダーの点は念頭に置いてこれからも書いていこうと思います。
お恥ずかしい話ですがすっかり失念しておりました…。
やはり名詞止め乱用しすぎておりましたね。
これからも改善しながら上手く使えるように頑張りたいと思います。
本当にありがとうございました。
>840
>序章で読むのが疲れてしまう(序章の内容がつまらない)こと、
>状況説明が足りず全体的に稚拙であること、
>キャラクター(特に主人公とヒロイン)の考えが一貫せず筋が通らない事
あのう……直すのにそれだけ分かってるなら十分だと思いますが?
それともどう直したらいいか分からない、ということでしょうか。
気になるのは
>序章の内容がつまらない と自分で言ってる事が…。
つまらなかったら自分が面白いと思うように書けばいいのでは?
>>845 つーか、ここで終わりかっ。
先が気になるじゃないかw
>>840 >>846に禿道。
確かに、序章で「引き込まれる」感じがない。
どうすれば……ってのは自分の文章、磨くしか。
野暮だと思ったけど、誤解しちゃう人がいるといけないので。ごめんなさい。
>>828 のうり なう― 1 【脳裏/脳▼裡】
頭の中。心の中。
「脳裏に焼き付く 」
心に強く残る。強い印象として記憶にとどまる。
セリフが焼きつくのもありです。「音のイメージとして」焼きつくっていう解釈もありだと思うし。
>>822さんは、確かに音感が悪かったり、無理な表現が目立ったりする箇所もあったけど、
私はここ最近のでは、一番情景が頭に浮かびやすかったし(何気に言葉選びが良いのか?)、
メリハリがあって、読み手をひっぱる要素があったと思ったな。
人大杉。ウェーイ!
>850
状況を読者に説明する形式は萎える。***から下5行は3人称でリライトを。
「僕」の語り口や、煙草を拾う描写は光るものがあるだけにもったいない。
>851
「晒し中」表記が無いんだが、一応。
「私」の性別不詳はわざとじゃないのか…叙述トリックなら上手い!と思ったのに。
男と分からせたいなら一人称や口調を変えればOK。
それより「大切な人」が外見の美しさしか描かれてないのが気になる。
12年も指輪をし続けるほどの思いは、外見だけじゃないはず。
彼と上司の心の交流を書き込んで。
>>840 途中まで読んだ。
とりあえず一人称と三人称の文章を混ぜるのは勘弁して欲しい。
後のほうになると三人称に固定されるようだけど、最初はジオって
誰だ? って本気で思った。
で、内容についてだけど序章から01でいきなり三ヶ月とんでるのは
どうかと思う。
その間に旅やヒロインやモグラとの出会いがあったわけで、その驚きや
「こんな世界があったのか」という主人公の感情を描いてもらわなければ
読み手としても楽しめないし、世界が見えない。新しい世界への脱出のはずが親戚の家に
遊びに行ったくらいの距離感になってる。
状況説明がというか描写が足りないのは、とりあえず五感を意識して文章を
書いてみるといいかもしれない。
視覚と聴覚と感情(これは五感じゃないけど)は割と描写されるんだけど、
人間には味覚、嗅覚、触覚もあるわけで、それを描写することで感覚から
生まれる感情も描写できると思うし、読み手としても描かれた世界を感じやすく
なるんじゃないだろうか。
855 :
850:04/12/13 06:20:23 ID:RAKmWQCM
…sage忘れスマソ_l ̄l≡≡≡≡≡○
856 :
822:04/12/13 09:04:30 ID:KppyGhie
>>849 フォローとご感想をありがとうございます!
「脳裏に焼き付く」は、私も調べたうえで使いました。
でも慣例として、目からの情報は「焼き付く」、耳からの情報は「(耳に)残る」
ことが多いんですよね。
言葉の意味とその使い方は、必ずしも一致しているわけではないので
「脳裏に焼き付く」も、迷いながら使いました。
しかし自分が書こうとしていたことが伝わらず、読み心地の悪さが先に立って
しまうのでは、やはりダメだと思いました。
思い切って晒してみて本当によかったです。皆さん、ありがとうございました!
857 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/12/13 17:17:46 ID:NbEn2SuA
晒します。
二次創作で、サイトで公開中のドリームです。
客観的な意見と自分の小説は如何ほどのものなのか気になり、晒すことにしました。
自分では心理描写が多く、状況描写が下手だと思っているのですが。
http://sarasi-text.b.to/book/1 どんな意見も真摯に受け止めたいです。
よろしくお願いします。
>>854 「Aさん」と「僕」のキャラクターや、ふたりの関係がよく描けていると思います。
私は原作を知りませんが、854さんにとっての「僕」・「Aさん」像というものが伝わってきました。
情景も脳内で映像化しやすかったです。
冒頭も中々個性的で、印象に残りました。
ただ、この作品単体では良い印象を受けたのですが、
劇的要素の乏しい作品ばかりを並べてしまうと、飽きがくるかもしれません。
良くも悪くも、雰囲気漫画ならぬ雰囲気小説といった感じでした。
二次創作なのでそれも仕方がないのかもしれませんね。
後半は科白を挟むなどメリハリがありますが、
それまでの展開がだらだらと続いていて読みにくいと感じました。
一語・一語の音感に心配りをしたり、句読点の位置や改行、
細かい言葉選びまで拘ってみると、もっと読みやすくて、
よい作品が出来上がると思います。
859 :
858:04/12/13 17:47:02 ID:pXMXC98e
>>858の続きです
細かい点ですが、気になった箇所を挙げてみました。
>でも残りの1割は、久々に独りになれる、いつもなら止められることが出来る嬉しさだったんだ。
「止められること」を「やめられること」と誤読する可能性があります。
「禁止されていること」とするか「止められていること」とする方が無難でしょう。
>けれどしばらく、後者を選ぶ気分にはなれなさそうだ。
正しくは「前者」だと思うのですが。
最後の大事な場面なので、よく見直した方が良いと思います。
あとは、
>どうしてだろうか、ここで煙草を吸ってはいけないと、頭の中で警告音が響いた。
>うるさい位に鳴り響くそれに、僕は眉根を寄せる。
「警告音」の部分だけ異様に緊迫感が漂っていて、全体から浮いているような気がします。
日常の中に、急に非日常が入ってきたような違和感がありました。
単に「どうしてだか、吸ってはいけないような気がした」でも良いのでは。
それか、何故煙草を吸うのをためらったのかの理由を、
もう少し「僕」の精神面に求めた方が良かったかな、と思います。
860 :
854:04/12/13 18:48:45 ID:RAKmWQCM
>>858-859さん
ご指摘、ご感想をいただけて本当に助かりました。有り難うございました。
後半はケアレスミスまでも晒してしまってお恥ずかしい限りです。
ご指摘の通り、まだ改善する余地があると考えておりましたので、
これから更に推敲を重ねていきます。
繰り返しになりますが、本当に有り難うございました。
失礼します。
>819-820です、遅くなってすみません。
批評を聞いて凄まじく参考になりました、
具体的なイメージ描写に欠ける・・・そのとおりでした。
頭の中でイメージができちゃってると、ついつい描写不足になるのか・・・。
スイマセン地吹雪は砂漠イメージでした、「砂嵐」が正しい言い方ですよね・・・!
次はもう少し情景描写を濃く書くように心がけてみます。ありがとうございました。
862 :
851:04/12/13 20:56:15 ID:88ZsgkKp
>>852 「私」の性別は一応「女」のつもりで書いていたのですが、
最初に読んでもらった友達からも「男と思った」と言われました。
精進します。ありがとうございました。
>857
会話は上手いねー。ただ地の文が時々凝り過ぎて浮いてる。
もっとさばさば書いた方がいい。
凝った文はここぞ!という時だけに。
>>857 短い中に起承転結がきちんと用意されているのが凄いと思いました。
会話のテンポがよく、読んでいて気持ちがいいです。
しかし、どこかで見たような展開で、
小さく無難に収まっている感じがします。
読む人の予想を裏切るような展開を見せることができれば、
個性的で、光る文章になると思います。
少し分かりにくいと感じたのはこの箇所です。
>結局のところ、要は二人ともがんじがらめに動けなくなりたいだけなのだ。
ここが、唐突に感じました。
「がんじがらめになりたい」というのは、
相手を縛りたい、それと同時に、縛られたい、ということでしょうか。
急展開を見せている「転」の場面なので、もう少し丁寧な描写が欲しいです。
あと、まどろっこしい表現で違和感があります。
「結局のところ」と「要は」の、どちらかを捨てる方が良いのでは。
また、「動けなくなりたい」自体がまどろっこしいので不要かと思います。
>>857 綺麗に纏まってて、私には読み易くかった。
でも、なんていうか、纏まり過ぎちゃってて印象に残らない。
どっかで読んだ話だな、とか。
ああ、よくある話だよね、って感じ。
857の色っていうか、個性を、もっと出せたらいいんじゃないかな。
866 :
865:04/12/14 10:08:42 ID:0bOpdW3l
×読み易くかった。
○読み易くて良かった。
ごめん…orz
857です。
批評、本当にありがとうございました。
すごく参考になりました。
確かに、綺麗にまとめよう、と思いながら書いており、
貧乏性なのか、何か表現を思い付いたらとりあえず入れとけ、と思ってしまうので、ごちゃごちゃとまどろっこしい文になってしまうのかな、と。
会話を誉めて頂いたのはとても嬉しかったです。
そこを伸ばしつつ、注意された所を改善し、自分らしさが出せるよう、更に精進したいと思います。
本当にありがとうございました。
868こそこのスレくらい全部読んでからレスしよう。
はじめまして。
当方ナマモノを扱いながら物書きをしております。
さわりなのですが批評していただきたくてきました。
ナマモノゆえ名前は変えております。ご了承ください。
情景描写が上手くできないので…その辺もご指南いただけるとありがたいです。
どうも心理描写とちぐはぐになっている気がして仕方ないので…。
↓より。
1/2
きらきらと太陽の光を受けた水面が光を投げ返して煌いていた。
誰もいない平日の公園。暢気に冬鳥が水面を泳ぐ池を眺めながら祐一はぼんやりと時間を食いつぶすのに勤しんでいる。
今日は冬にしては珍しく気温の高い日で、歩くと少し汗ばむくらいの陽気だった。
吸った煙草は5本。大して味などしなかったが無駄に消費するだけで終わってしまった。今はもう吸っていない。
体中に纏わりついていた甘ったるい香水の匂いがいつしか消えている。これでやっと彼に顔を合わせることができる。
奇妙な安堵を抱きながら軽く伸びをした。
馬鹿みたいに流れていく日常の風景は平和そのもので、根こそぎ祐一の心から気力というものを奪っていく。
何人の女の下を渡り歩こうともこの心を満たしてくれる人はやはりあの人以外にはありえなくて。
心に張り巡らした有刺鉄線の向こう側に憧れてしまう。
2/2
空は快晴で遮る雲もなく、冬の空はどこまでも高い。
春の訪れはまだ遠く明日からまた天気は冬のそれに戻るらしい。
まだこない季節を思い祐一は吐息を吐き出した。
春は、まだ先だ。
きらめく水面は清く空は残酷なまでに蒼い。
唐突に、季節と重ねて愛しい人を思い出していた。
もし例えるとするなら、愛しい人は春そのものだろう。
春の陽光のような優しい光を纏い慈悲の眼差しは待ち焦がれた季節をそのままに体現している。
彼が春なら自分はおそらく対極に位置する冬だ。それも凍てつき光のない凍りついた冬。
そして気づく。
守られているのはいつも自分のほうなのだということを。
「……情けないなぁ、俺」
本当に情けない。
春の暖かさが不意に恋しくなった。
>870
ぶっちゃけ短すぎてこれだけじゃ判断つかないけど、とりあえず気になった部分だけ。
>きらきらと太陽の光を受けた水面が光を投げ返して煌いていた。
表現がかぶってる気がする。もうちょっと削った方が読みやすい。
「太陽の光」と「水面が光を」と、「きらきらと」と「煌いていた」の部分を
「水面が太陽の光を投げ返して煌いていた。」とすると、ちょっとすっきり。
「きらきら」という表現を入れたいなら、「水面が太陽の光を投げ返してきらきらと煌いていた。」でいい。
ほかにもかぶった描写がいくつかあるから、それを削るだけでもずいぶん読みやすくなると思う。
あと、これは個人的な好みかもしれないんだが、
「〜ありえなくて。」とか、こういう文末を使うと、テンポがおかしくなる気がする。
「やはりあの人以外にはありえなくて、心に張り巡らした有刺鉄線の向こう側に憧れてしまう。」
これじゃいけないのかな?
870に今必要なのは心に浮かんだ情景を書き出した後に「言葉を選別すること」だとオモ
こればっかはいい本をたくさん読むしか道はないのでガンガレ。
>>870 細かいですが、少し気になった箇所を。
>根こそぎ祐一の心から気力というものを奪っていく。
→祐一の心から気力というものを、根こそぎ奪っていく。
言葉の並びを上記のようにした方が、すんなり読める気がしました。
874 :
870:04/12/16 14:59:08 ID:GhVLJzkQ
批評ありがとうございました。
やはり文章は誰かに読んでもらってご意見頂くと、見えてくるものがありますね…。
言葉を選別することですか…。
今度気をつけて書いてみようと思います。
確かに思いついたことをただ書いてるだけなので…。
言葉の並び替えですが、そうですね。
言われてみると「あぁ確かに」と…。直してみます。
たくさん本読んで色々書いてみます。
批評ありがとうございました。
840さんのコメントがまだ来てないね。
別に必須ではないけど一言聞きたい。
どういう批評が伝わりやすいのか、こっちも手探りなんで…
>>876 小説というより、脚本のト書きを読んでいるみたい。
わざわざ書かなくてもいいような、どうでもいい表現をしている。
文章は長くない方がいいのだけれども、「〜た」で文章が終わっているのが目につきすぎて、
読んでいて面白くない。
こうなると、
≫目的の車両が来るまでには、あと三十分もあった。
≫彼は待合所のベンチに座った。
病院戻れよとツッコミを入れたくなったりもします。
>876
描写がくどすぎず読みやすくていいな。
ただ877の言うとおり過去形が多い。もう少し現在形を混ぜると生きいきする。
もう少し物語が見えないとこれ以上は何とも言えない。
879 :
876:04/12/21 01:45:38 ID:gnrEsGB7
>>877 過去形が多すぎますか。続きを書くときの参考にします。
しかし、どうでもいい表現とは、どの辺のことでしょうか。
わかりません。
>>878 やっぱり短すぎましたか。
でも、今のところここまでしか晒せる状態に出来ていないので。
お二方、アリガトン。
>879
主人公の状況や目的が見えないせいかと思う。<どうでもいい表現
だからやや散漫に感じられる。
あと、「つたない足取り」はおかしい。「おぼつかない」では?
881 :
876:04/12/21 02:48:05 ID:gnrEsGB7
まだ起きてました。
>880
「つたない」は間違いでしたか・・・。続きを書くとき直します。
>主人公の状況や目的が見えない
やっぱり、全部自分の脳内にあるもんだから、書かないと分かりませんよねえ。
もう少し説明した方がいい、と。
大いに参考になりました。
840です。
お礼が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。
自分で駄目な部分が分かっているのに、
考えるより先に改善法を人に尋ねるのは浅はかすぎました。
不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。
指摘していただいた三人称と一人称が混ざっている部分については、
自分でも改善しようと思っていたのに忘れてしまっていたのでとても助かりました。
描写についてのアドバイス、とても参考になりました。
そうですよね。見えるものだけでなくて、においや手触りも存在しているんですね。
これからは五感に気をつけて書いていきたいと思います。
本当に有難うございました。
長文すみません。
>876
読みやすい。簡潔。最後まで読んでみたい。
ちなみに
>目的の車両が来るまでには、あと三十分もあった。
>彼は待合所のベンチに座った。
彼の頭の中には ベンチで座って待つ
事しか選択がなかったんだろうと自分は読んだ。
よっておかしくもなんともないと思うが、
いかんせん冒頭も冒頭すぎて突っ込みが出るのもおかしくない。
やはりラストまで欲しかったかも。
結局>878に同意
>>876 ただただ「彼のいる風景」を記述した文、としか思えなかった…。
「彼」の目的も何も、この文章で作者が何を描きたいのかさっぱりわからない。
いくら短いとはいえ冒頭部分でこれでは、読み手をつかめないのでは?
もっとも876さんが、これをどの程度の長さの物語として書くかにもよるので
一概には言えないんだけど。
ショートショートならつかみに失敗してるし、長編なら短すぎて判断不可能
と思った。
あと気になったのは、最初の一文。
>彼が病院の自動ドアをくぐると、外は案の定寒かった。
なんかおかしくない?
彼がドアをくぐったから外は寒いのか?
この文の主語は「外は」なので「彼が」はいらないと思う。
未完成ってのは、話の練り込みが足りないという意味?
それとも、まだ続きがあるの?
この手のお話なら、ラストはここで切った方がいいと思うんだが。
それはともかく、随分難しいものに挑戦したなぁ…というのが最初の感想。
めった斬りよろしくということなので、ストレートに書かせていただきます。
これは大人向けの寓話なんだよね(若年層向けだったらスマソ)それを前提にするとして。
まず文体や語彙が幼い印象を受けます。
一見すると漢字率がそれなりに高いので硬調な文章に見えるけど、
言葉が十分に練られていない。
地の文に、口語調の言い回しが入っていたり。
あと冒頭の扉の語り口が、妙に感情的な感じがする。
長い年月、さまざまな人生模様を見てきた扉なんだから、軽めの口調でも
もっと洒脱で皮肉っぽい感じの方がいいような気がする。
そこらへんは個人の好みの域かもしれないが。
寓話としてはありがちなネタだから、オチが冒頭で割れるのは仕方ないとして
そのオチに至るまでの部分で、もっとオリジナリティを出していって欲しい。
とにかく、この手の小説は、
セリフのひとつひとつが伏線だ!ってくらいの気持ちで書かないと
読んでる方は「ふーん、それで?」になってしまうかも。
長くてスマソ。
基本的に、こういうお話は好きなもんでつい熱くなってしまったYO
887 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/12/23 05:02:24 ID:QcBz9yaH
438 :1「 210-194-60-223.rev.home.ne.jp」 :04/12/23 04:13:48 ID:0UpsLfaT
おい待てよ
なんで個人情報でてんだ?
答えろ
503 :1 :04/12/23 04:25:37 ID:0UpsLfaT
消し方わからない
誰か助けて
それが、VIPクオリティ
http://ex7.2ch.net/news4vip
>>888 朝の描写から、朝への思いが早すぎて、感情移入しづらい。
朝起きたときの気持ちをまず思い出してみよう。
日差しの強さに目が覚めて、いきなりイヤだイヤだとか思うかな?
混濁した意識を冷ましながら、目覚ましを確認したり、ぼうっとしたりと色々動作があるはず。
「なんでかっていうと〜」は、子供の作文じゃないんだから
もう少し文語体で統一した方がいいと思うのだが……。
続き。
>>888 描写に「生々しさ」が無い。現実感に乏しいんだな。
リアリティと言ってもいいんだけど、アクセント程度でもいいから、
ちょっと「泥臭い」物品――食べ物や、作中主人公が目に付いたオブジェ、
これをぽんと出してみると、文章の中身にぐっと重みが増してくる。
シーンをぼやかすには漠然とした感想の形容詞を、くっきりと感情を出したいのなら生々しいオブジェを、
それぞれ多めに演出すれば効果が出てくるよ。
それと、同じ表現の繰り返しが多い。
「あわただしい」「好きだ」etc。 意味は同じでも違う言葉はいくらでもある。
言葉を換えるというテクニックは、読者を飽きさせないようにするための手段。
もう少し豊かな表現方法を手に入れるべき。
改行のテクニックを身につけよう。
強調したい言葉、目を引きたい言葉には、改行して、少ない言葉にする。
HPに載せるようなSSは特に。紙ベースの本とちがい、長々と続くと、読みづらいのだ。
短めに、効果的に使えば歯切れがよくなって、見栄えも良いし、読みやすい。
三点リーダー「…」は、「……」と、2つかさねるのが正しいそうな。
ま、同人誌レベルなら好きに使ってまったくOKなんだけどね。
ストーリー。惜しい。
恋人がまわりの記憶から消える。そして、自分の記憶からも消えていく。
この面白いネタを生かし切れていない。主人公が本当に恋人の事を忘れきっているように見えない。
朝の描写から日常の描写をくどくど続けるよりも、結末へ向けて、主人公が忘却していくくだりをもっと丁寧に描くといい。
もう一つだけアドバイス。
これ、視点を変えて、一人称でなく、三人称の視点で書いてみるといいと思う。
分量的にちょうど良い程度だし。
一人称と三人称の違いや特性、出来ること、出来ないことが分かって、きっとすごく上達すると思うよ。
885です
批評レスありがとうございます。
>未完成ってのは、話の練り込みが足りないという意味?
続きがあるって意味です。全四章構成のつもりで作ってました。
晒しているのは一章部分です。
文体と語彙の指摘はごもっともです。
こちらについては日々精進をしていきます。
今回、寓話的な話を書くのに初挑戦で色々調節の仕方とか混乱していたのですが
評価していただいて見るべき部分や気をつける部分がわかりました。
本当にありがとうございました。
>>893 ジャンルどうこうはわからないけれども……
セリフばかりで、状況が見えてこない。
執筆者の頭の中・構想ではそれぞれのキャラは生き生きと動いているのだろうが、
それ以外の読み手はドラマかアニメの台本かとしか思えないと思う。
たとえば、最初。
仲間の一人が先行して街に向かったというがどのようにして?
同じ徒歩なら意味がないし、車を持っているならそれを書いた方がいいし、空を飛べたりするならそれを書けばいい。
眠っている男がいるとのことだが、どうして寝ている?
何で歩かせないのか良くわからない。
このあたり、描写が全くないので展開としておかしなところだらけになっている。
あと所々につけている(括弧)書きはいらない。
補足のつもりなんだろうけど、厳しい目で見れば表現を横着しているようにしか見えない。
≫ 「仕方ないだろー。ジャンケンで負けたんだから。毛皮(ネコ)で生まれてきた自分を怨むんだな」
これの括弧は取り除いて、セリフの後に、例えば毛皮を触っている登場人物のようすを書くとずっと生き生きすると思う。
二ページ目までは読んだけど、それ以上は読んでいません。
理由は、文章に魅力がないから。
原作を知らないからとかそう言うわけではありません。
人を引き込む作品は、二次小説で、しかも原作が読み手の知らないものであっても普通に読めます。
895 :
894:04/12/27 01:07:34 ID:ek0tjI/U
……と思ったら、最後の方は地の文がちゃんと書かれてるし……
最初の方のペケペケな文章で、新規の読者さんは手に取ってくれないと思われる。
他に批評屋さんはいないのか。
>>894 批評ありがとう御座いました。
たしかに横着していたかもしれません
知っている方だけに読まれればいいや、とだけ考えていたので。
一度書き上げたものは書き直しはしないと決めているので、
このシリーズはこのままですが、
これからは誰にでも理解できるように気をつけて
作品を書いていきたいと思います。
評価していただいてありがとう御座いました。
898 :
名無しさん@どーでもいいことだが。:04/12/31 22:14:09 ID:Ne2qfq9a
>896
今実家でPCフルに使えんのだ.
帰ったら復帰するよ.
晒させていただきます。
ジャンル 二次創作・種
設定 種と運命の間 アスラン×カガリ
(知らない方には分かりにくいかもしれません)
題名 夜に燈る君へ
文章量 1200字程度
友人達に評価を求めた所、お前しか分からないと軽く圧殺され、
書き直してみました。
長文の書き込みはよく分かっていないので、変かもしれませんが、
よろしくお願いします。
その1
闇がどんなに迫ろうとも、星は瞬きをやめることはしない。
少女の金色の髪もまた、風になびいて暗夜に美しく映えた。
少女は前髪をかきあげて、すっと耳にかけた。戦艦の甲板でありながら、
空を見上げる彼女はとても絵になる。
アスランが思うに、カガリという少女は、いや、少女などと言おうものなら
カガリはものすごい剣幕で、その発言を撤回させようとするだろう。
ついひと月も前なら、彼女を怒らせていただろう。
だが、今なら可愛い女性として見ることができる。
強い風が吹き、裾の広い白紅色のスカートの布地がふわりと膨らんだ。
カガリは乱れたラインを整えようと視線を落とす。そして、気づいた。
一瞬見開いたように眼を広げ、固まる。僅かな時を経てから、
カガリは拳を握り締め、足先を力強く床に叩きつけながら、
アスランの方へと向かって来る。
アスランが軽く微笑んでみせたのも気づいていないかのように
唇をきゅっと結んだまま、カガリはじっと睨んでいる。
その2
「アスラン=ザラ!」
決して、大きな声ではなかった。しかし、はっきりと彼女はそう言った。
「なんですか。姫」
「姫はやめろと言っている。私のことをコケにしているのか」
「いえ、そんなことはありません」
「嘘だ」
カガリはそう言って押し黙った。何かを訴えるような眼でアスランの顔を見つめている。
アスラン=ザラが思うに、カガリ=ユラ=アスハという女性は、有能でカリスマ性のある指導者であった。気高きオーブの美しき姫君。兵士の誰もが、彼女のためならば喜んで命を落とすに違いない。そんな魅力を彼女は備えていた。
「もう、そういう哀しいことはしないでくれ」
「はい」
「大体、お、お前がこんな格好をしろと言ったんだからな。お前が! だからな」
「しかしながら、姫。これから、ザフト代表者との会合でございます。
あのような軍服というわけには……」
「もう、聞きたくない。そもそもこんな格好、オーブとは全然関係ないじゃないか!
今から着替えてくるからな」
「カガリ代表!」
その3
そこへ、兵士が息を切らしながら駆け込んで来る。
カガリ=ユラ=アスハは、アスランの脇をすり抜けて、扉の方へと歩いて行った。
「どうした。今は、ここには誰も近づけるなと言っておいたはずだぞ」
「はい、申し訳ありません」
アスランは冷たく硬い鉄鋼の壁に背を預け、顔を上げた。
満ちた月は白くぼんやりと輝き続けている。
そして、アスランは、その空を見つめ続けなければならない。
カガリ=ユラ=アスハという女性は、有能でカリスマ性のある指導者とならなければならなかった。
気高きオーブの美しきリーダー。兵士の誰もが彼女のためならば、喜んで命を落とすだろう。
凛々しき声調が耳の傍を通り過ぎていく。だが、その内容はアスランには聞こえていなかった。
アスランは雲が流れるのをじっと待っている。いつか晴れ渡る空に消えゆく月を抱きしめに行くために
以上です。率直な批評をお願いします。向上していけるように頑張ります。
友人の言うとおり。とにかくわからん。
> アスランが思うに、カガリという少女は、いや、少女などと言おうものなら
>カガリはものすごい剣幕で、その発言を撤回させようとするだろう。
文章が変。頭と尻があってない。大体、アスランは何を思ったんだ。わからん。
> ついひと月も前なら、彼女を怒らせていただろう。
>だが、今なら可愛い女性として見ることができる。
なぜ彼女は怒るんだ。らせていただろうじゃなくて、後半で怒ってるじゃないか。わからん。
なんで今ならかわいい女性として見ることができるんだ。わからん。
>強い風が吹き、裾の広い白紅色のスカートの布地がふわりと膨らんだ。
種ってことは戦艦は宇宙に存在するんじゃないのか?
甲板ってあるから地球上で停泊中の戦艦なのか?
海上にあって、航行中の船の甲板なら風は常に吹いてるが。どういう仕組みだ。わからん。
>一瞬見開いたように眼を広げ、固まる。
馬から落馬系。
>「もう、そういう哀しいことはしないでくれ」
何が哀しいんだ。わからん。
つづく。
903 :
902:05/01/02 18:12:31 ID:UPHjU5u+
>「しかしながら、姫。これから、ザフト代表者との会合でございます。
> あのような軍服というわけには……」
軍服で会議に出ることに何の問題があるんだ。わからん。
(軍服は基本的に正装だからどこに出ても問題ない)。
> カガリ=ユラ=アスハという女性は、有能でカリスマ性のある指導者とならなければならなかった。
>気高きオーブの美しきリーダー。兵士の誰もが彼女のためならば、喜んで命を落とすだろう。
同じことを二度書くな。
>アスランは雲が流れるのをじっと待っている。
いつの間に曇ったんだ。冒頭では星が光ってるぞ。わからん。
>いつか晴れ渡る空に消えゆく月を抱きしめに行くために
何の比喩だ。わからん。
ちょっと意地悪い書き方になったかも。ごめん。
一生懸命書いているのはわかる。が、あまりにも要精進だな。
もっとたくさん本を読んだほうがいい。
ソースでもいいし、どこかわかる所に晒し中って書いた方がいいよ。
あと今は人少ないみたいだから、評価は遅くなるかも。
>905
とりあえず読点はいれたほうがいいのでは。
あと「」の遣い方とか、めちゃめちゃになってるね。
冒頭からどこなのか、だれが話しているのか全然わからん。
ギャグのつもりなのだろうけど、描写不足とテンポの悪さで
全く笑えない。自分つっこみもうざったい。
唐突に兄の名前をだされても誰だソレって感じ。
この後にオチが入るのかな。
やりたいことはわからなくもないのだけど、
まず書き方の基礎を勉強した方がいいと思う。
流れとかいう以前の問題だ。
あと細かいところで言うと、☆一徹に奥さんはいません。あれは娘さん。
がんばってね。
909 :
899:05/01/03 05:24:12 ID:KEc+r2ql
>>902さん ありがとうございます。勉強します。
>>905 >>908 禿同。
いっちゃあ何だが、わけわからん。
文章の雰囲気が、ヤングアダルトのそれもかなり低年齢対象。
もっと基本的な文章力をつけないと。
まずはヤングアダルト系以外の本も読もう。
>911
ごめん、体裁が壷形っていうだけで自分はパスだ
読みにくいし、読む気力が削がれる
後、黒背景に白文字はやめとけ。必要の無い、過度の改行もね
913 :
905:05/01/04 01:14:45 ID:xUzrAF6V
批評ありがとうございました
根本的な文章の問題みたいですね…
いろいろなジャンルの本を読んでるつもりでしたが、もっと種類を読んで勉強します
あの覗いてる人は☆の奥さんじゃなかったのか…○TL
>911
いっそ、なぜセンター合わせの体裁にするのか聞いてみたいよ。
何か秘密の効能でもあるんだろうか。
それはともかく。
まず、単語や表現の重複が目立つ。
ある部分を強調するために使うのは技法としては有りだろうけど
文章を読む限りでは、そうは思えない。
内容に関しても、ダラダラと「感傷」を垂れ流している感じ。
登場人物の関係性を示す具体的なエピソードがないので
相手を失った「自分」の、死を選ぶほどの悲しみというものが
現実感を持って伝わってこない。
他人に何かを感じて欲しいと思うのなら
自分にうっとりと酔っているような体裁や文章は
一から見直す方がいいとオモ。
>>911 たしかに壷形はよみにくいな。
それだけだとあんまりなので。
「これ、詩かな」
というのが第一印象。
>>906 表現の細かい点はさておき。
なぜ四季姫が両親に気に入られなかったのか、納得できないまま物語が
終わってしまった。
何か観念的な話なのかと思ったけど、そうでもなさそうだし……。
ただ「賑々しいのが嫌い」「人形達の住む国のよう」と言われても、説得力が
何もない。
そもそも十五歳になるまでに、両親や環境に影響されながら子供は育つわけで、
なぜ四季姫一人が感情豊かな子供に育ったのか?
育つ間に四季姫は、両親に疎まれていることや、静かすぎる環境に疑問を持った
はずではなかろうか?
もっと人形たちの住むような国と、四季姫の対比をはっきりと描いたほうが
いいと思う。
>>914 きつい言い方だけど、日記に毛が生えた程度としか思えない。
そういう意味では、これより888は進歩していると思う。
>917
906はヘタレサイトでも晒していて、私怨扱いされていたのでスルー推奨。
しかし、正月から暇な人だな>906晒し人
>>914 もう、いっその事これはストーリーのあるエッセイと言い張っては
どうでしょうか。 いや、前に読んだのもそんな感じがあって、
丁寧に書き込んでいるのに、物語があまり動かない、こちらに
伝わってきにくい。
あくまで小説でやりたいという事なら、序盤の心情表現は
ばっさり行くかもう少し整理し、主人公と誰かの会話を
中心に際立たせたらいいんじゃないかな。
結末も少し唐突な印象がある。 母親との会話の中で
さらりと暗示する程度にとどめては?
920 :
917:05/01/04 18:55:25 ID:+pnxX2as
>>918 なんだ、そうかいな。かまってスマソ(w
921 :
914:05/01/05 05:00:16 ID:b13C6owA
>>919 批評ありがとうございますー。
前に晒したのも今回のも二時間ぐらいで書き上げたので
かなり荒いものになっていると思うのですが
その辺はどうなのでしょう?
両作品共にエッセイ風のものを意識して書いています
日記に書いたものです。
オチのほうはちゃんとつくってないので・・・・
覡シンヤの土曜日は、早くに存在するが、本質的には遅く始まる。
普段は目覚まし代わりに開けられている遮光カーテンは、ねえあなたああおまえって具合に交わって彼を起こさない。
通らない日は、彼を照らすことがないからだ。
と、彼を起こす自然の力は遮断されている。
それ以外の力によって起きることを決めている彼には必要ない所以の証明。
「…ん…?」
鳴るは、安っぽい電子音のカノン。
布団の温かみを逃さず、異変をとめる為に枕元を探ってみるものの、目を開けずに携帯電話を掴めはしなかった。
「何で落ちてるんだ…?」
時計とアラームにしか用がない電話は、ベッドから逃避行してたからである。
恋敵も居ないのに。
「恋人すら居ないのに逃避行もクソもないだろっつの」
しまった、朝からギャグテンションのせいで目がさえちゃったよ俺。
「く、俺のうっかりさんメー」
メーリさんのひっつっじー数えても数えても日本人は眠れないひっつっじー
アレ、外国人がシープとスリープかけたギャグなんだぜあれ。笑えない眠れないなんだか不快の三拍子そろってうざいトリオ結成!
なんて、 覡はトリビアの塊だなーなんて言われて俺の何が無駄なんですかセンセー覡泣いちゃうとか担任にこぼしたそしてこぼされた伝説を、思い出す。
ねちっこいスヌーズカノンをとめ、リモ子(由緒正しき安売りテレビの付属品)に手をかける
みえないSOSをうけとめたTVの色鮮やかな自己主張に目を移らせると、少女向けのわりに大きなお友達も見ているというアニメが展開されていた
「うわー、主人公うぜェ
泣いてばっかいないで敵倒せ、いや敵のほうが歌うまい
ああちくしょう敵方が主人公になっちまえよ!!」
「兄貴うるさいこのオタク!」
失礼にも程が在る入室に、顔をしかめる
「朝から小生意気だな俺の弟は。この天使が!」
「うわーむかつく!」
「うっわベットのんな重い!」
「マウントポジションとって顔面殴打してやる!」
「まさかお前…!」
「うしくん!!」
弟の横殴りは痛い。
「あ、ちょっとまって、イタタタタタ!加減というものを知れってか知ってくださいイタタタタ!!!」
電波か?
激しく意味がわからん。
>>922 全体的にひとりよがりで、まどろっこしい比喩が多すぎる。
>覡シンヤの土曜日は、早くに存在するが、本質的には遅く始まる。
>普段は目覚まし代わりに開けられている遮光カーテンは、ねえあなたああおまえって具合に交わって彼を起こさない。
>通らない日は、彼を照らすことがないからだ。
>と、彼を起こす自然の力は遮断されている。
>それ以外の力によって起きることを決めている彼には必要ない所以の証明。
これ、まとめると
覡シンヤは土曜日には遅く起きる。
普段は窓から入る日の光で起こされるが、土曜の朝には遮光カーテンを閉めているからだ。
ってことだよね?
>通らない日は、彼を照らすことがないからだ。
何が通らないのか?
>と、彼を起こす自然の力は遮断されている。
前後がつながってない
>それ以外の力によって起きることを決めている彼には必要ない所以の証明。
何が彼に必要ないのかわからない
で、ここは三人称で書かれているのに途中から突然一人称になってる。
最後の方の会話部分も、どちらが話しているのかよくわからない。
比喩を使うことに一生懸命になりすぎて、
必要な説明を軒並み削っちゃってる印象がある。
勢いだけで書くのもいいけど、そのあとはいったん落ち着いて文章を推敲しないと
わけがわからないだけの文章になってしまう
ライトノベルに影響を受けてるんだろうけど、一度その他の文章もじっくり読むことをお勧めする。
もしかしてまるマ風味なのかな?
だとしたら稚拙すぎ。
>>922 >>925も言っている通り、比喩が多すぎて鬱陶しいです。
それらの比喩を生かす文体を狙っているとしたら、今回は見事に滑っています。
後半、唐突に一人称へと切り替わる辺りから、
それまでと打って変わって漢字変換が減っていることも気になります。
やはり常用漢字程度の変換はされていないと、読み手としては筆者の知性を疑ってしまいます。
前半の文章について、その事も荷担して、難しい単語を意味も知らずに(理解せずに)
ただ並べただけのような印象がより一層強まっている、と感じました。
このような文体で作品を仕上げる時には、
いつにも増して言葉の取捨選択に気を配っていただきたいです。
少々言葉がキツくなりますが、
>>922がこの文章を自分の作品だと考えているのなら、
もう少し推敲した後に晒して欲しいと思います。
>>927 原作好きゆえに気になったところをいくつか。
>長大な武器
これ多分魔杖剣とかの咒式具を指してるんだと思うけど
それならいっそ元ネタ通りの表記をしたほうが、もっと作品世界の雰囲気が出るはず。
それと、もう一人の住人、という描写によって二人が同居しているように読めたり、
ギ/ギ/ナの紋様が左頬についてることになってたり、
パラレルでない二次創作なら、もうすこし原作との整合性を気にしたほうがいい。
もっと細かいこと言えば、「腐/海」とかナウ鹿の造語なんで、
この世界の描写にはあまり良くないんでないかと思ったり。
ただ、鬱に入りこむ眼鏡とか相棒がそれを歯がゆく思ってるのとかは伝わってくる。
原作の二人の雰囲気を汲み取れてる感じで大好きなんで
ガンガン書き続けていってください。
930 :
928:05/01/07 00:28:02 ID:vMsbzdjc
指摘ありがとうございます。
武器の件は、実際に咒式具の名前を出そうかどうか迷ったんですが、
結局そこだけ浮いてしまって(他に咒式が絡むエピソードを入れなかったので)削ったんです。
でも確かに、世界観を出す言葉はあまり削らない方がいいんですね。自分でもう一度読み直してみて、改めて感じました。
ギ/ギ/ナの紋様については完全にミスです…思いっきり左頬だと勘違いしてましたorz
先の指摘にあった表記など、これからはその世界に合うものかどうかを考えながら推敲してみようと思います。
雰囲気については、少しでも原作に近いところが伝わったようで、とても嬉しいです。
本当にありがとうございました。
初めまして晒させていただきます。
オリジナルの、ただ漫然とした情景描写な文ですが……。
ご意見、ご批判お待ちしております。
薄暗い路地裏には、ほとほとと明かりが灯されていた。
―もうこんな時間になるか。
手首にぶら下がる腕時計は、午後の六時を指していた。冬空は既に暮れ、凍りついた風が顔の肌を突き刺していく。その冷たさに、ぼくは少し顔をしかめた。
仕事帰りの夜風は、格別に体に染みていく。一歩進んでは右手で左手を暖め、もう一歩進んでは左手で右手を暖めながら、ぼくは帰路を歩いてゆく。かじかんだ指先は、寒いを通り越して痛い。
今日もいいことの無い一日だった。
些細なことで上司に叱られ、つまらない失敗を繰り返し、朝から晩まで謝り通し。そう言えば今朝方、目の前を黒猫が走っていった気がする。ジンクスや迷信を気にする性質ではないけれど、こうも不幸が積もると、八つ当たりでも猫のせいにしたくなるものだ。
ああ、何てくだらない。
道端に縮こまっていたアスファルトのかけらを、ぽいと爪先で蹴り上げた。冷え切った革靴の奥で、冷え切った足の指が悲鳴を上げた。
明日もこんな風に終わるのだろうか。そう思うと少し悲しくなったけれど、それはそれで仕方ないとも思った。そして、せめて出掛けに黒い猫を見たくない、と思う。
ああ、本当に何てくだらない。
踏み切りの前で、立ち止まる。真冬の凍った空気の中では、動いていないとそれだけで熱が体から逃げていってしまって、とても寒い。そんなぼくを吹き飛ばすように、電車がつむじ風を連れて、ぼくの目の前を走り抜けていく。
電車の窓から漏れる黄色い光が、中の様子をぼんやりと照らし出していた。手すりにぶら下がりながら笑いあう学生たちが、いやに瞼にこびりついた。
ぼくの眼差しなど気にも留めず、電車は遠くへと走り去っていく。
赤いランプが瞬きを止めて、行く手を阻んでいた遮断機が持ち上がった。ぼくは感覚の鈍った足で、その先へ歩を進める。代わり映えのしない道をただ歩いていく。
くたびれた外灯が延々と続き、ぼんやりと道を照らしている。そのはるか上空で、華やかなネオンに負けそうな三日月が、居心地悪そうにぽつりと輝いていた。
>>931 これだけだと、どこをどう批評していいのかよくわかりませんが
とりあえず重箱の隅をつついてみる。
以下の表現がちと気になりました。でもただ単に感性の違いかもしれないです。
>ほとほとと明かりが灯されていた。
「ほとほと」って、あったかいものの表現のような気がする。これ以降に
「くたびれた外灯」とあるので、ちょっと違和感がある。
>こうも不幸が積もると
やはり、不幸は「重なる」ものだと思う。「積もる」にしたい気持ちは
わかるんだけど、やはり違和感が。
>アスファルトのかけらを、ぽいと爪先で蹴り上げた。
「ぽい」は、くどいようだが違和感がある。やはりここは硬質な響きの
ほうがいいと思う。足の指も悲鳴を上げてることだし。
だいたいこんなところでしょうか。比喩表現などは、ヘンに変わったものに
してしまうと、かえっておかしなことになることもあると思います。
文章全体では「ぼく」のさえない感じや孤独感がよく出ていて、私は好きだな。
寒風の中、コートの襟を立てて猫背で歩いてる後ろ姿が見える感じ(←ベタすぎ?)
あくまでも私個人の感想なので、他の方の意見も参考にしてください。
スレ違いなんですけど、
なんか書く気力が湧きませんorz
書こうとはするんですけど指が動かないです
>932
「ほとほと」って、「ほとほと困り果てた」とかそういう使い方じゃない?
比喩表現ではないんじゃないだろうか……。
と思ったら
ほとほと…戸などをたたく音や、斧(おの)で木を切る音などを表す語。
だそうだ。
ついでに「ぽいと」の違和感には同意だが
「足の指が悲鳴を上げた」のは「冷えきっ」ているせいだと思うんだがどうだろう>931
>931
読みやすいし、いい文章だと思った。
説明がくどくないのにわかりやすくて、情景が目に浮かぶ。
でも932の言うとおり、比喩表現がちょっとわかりづらい。
「縮こまっていた」は生き物に使う表現じゃないだろうか。
意外性を狙ってるのかもしれないけど、そこでテンポが悪くなってしまって勿体無い。
あとはやっぱり、ストーリーのあるものが読んでみたいな。
935 :
932:05/01/10 23:14:13 ID:BN6Mt0kS
>>934 >ついでに「ぽいと」の違和感には同意だが
>「足の指が悲鳴を上げた」のは「冷えきっ」ているせいだと思うんだがどうだろう>931
これはもしかして、私宛のレスかな?
「冷えきっている足」でかけらを蹴ったんで、その衝撃で「指が悲鳴を上げた」
と、私は読んだんだが違うだろうか。
かけらが「縮こまっていた」も、たぶん「ぼく」の主観なんだろうけど、ちょっと
ひっかかるなと私もオモた。
936 :
931:05/01/11 21:58:26 ID:R8Kx+v2J
ご感想、ご指摘、ありがとうございます。
えっと、まずはじめに……お褒めの言葉、ありがたいです。
文章で鮮明な情景を表現することを少なからず目標にしているので、
「見える」「目に浮かぶ」などの感想はとても嬉しいです。
他人に指摘されなければ気付かなかったことばかりです。
言われてみると確かにその通りで、今後心がけるようにしたいものです。
>比喩表現などは〜
>意外性を〜
陳腐にならないようにと意識しすぎた感が強いですね、そのとおりだと思います。
「ほとほと」にそんな意味があったとは。
知らずに語感だけで使ってた……戸を叩くように、木を切るように灯る外灯orz
激しく勉強になりました。ムチッテカコワルイ
あと、「足の指」は、
>>935の通りの解釈になります。分かりづらい表現申し訳ない。
「縮こまった」も「ぼく」が自己投影をしているニュアンスで使ったつもりでした……。
何にせよ、まだまだ精進する必要があるようで、ご指摘、非常に参考になりました。
937 :
931:05/01/11 22:04:46 ID:R8Kx+v2J
ストーリーのあるものも、との事ですので、調子に乗って晒してみます。
少し前に書いた作品で詰めの甘い点も多いですが、その辺りも含めご指摘お待ちしてます。
冬の朝は遠く、墨色をした空にはまだ月が居座っていた。
冷えた手にホットの缶コーヒーがありがたい。じんわりと広がっていく熱を指先の全神経で感じ取りながら、三波は人気の無い道を歩いていく。時折すれ違う新聞配達の若者が、奇異なものを見る目を彼に向けた。
……やっぱ、おかしいかな。こんな時間に出歩くの。
はっきり言ってしまえば、おかしい。まだ現実の世界を出歩くにはあまりに早い。三波が今歩いている、細い路地の塀と壁の向こう側では、まだ誰かの夢が広がっているのだ。
「でもな、仕方ねぇよな」
自分に言い聞かせるようにぼそぼそと呟いて、手の平で転がしていた、まだプルタブの開いていないコーヒーの缶をコートのポケットに放り込んだ。いい加減手も温まった。遠慮を知らないスチールの温もりは、もはや熱い。
風が無いのが幸いしたか、覚悟していたほどには凍えない。それでも体の芯から湧き上がってくるような寒さに、三波は大して広くもない肩を思い切りすぼめる。
――中央公園。鉄棒と滑り台の間のベンチ。待ってるから、早く来い。
中央公園は、三波の住む下宿から歩いて十五、六分ほどの距離にある。赤錆の浮いた鉄棒や、揺らすたびにきしきしと音をたてるブランコがひっそりとあるばかりの、中央と銘打つ割には狭く寂れた公園だ。
わざわざ呼び出すくらいだから遠かったらどうしようもねぇな、と三波はわがままな親友の顔を思い浮かべて、胸中で軽く悪態をついた。想像していた友人の顔にふと睨みつけられたような気がして、一人苦く笑う。
少し先の電線で、気の早いカラスが濁った声で鳴いた。
938 :
931:05/01/11 22:09:57 ID:R8Kx+v2J
「待っている」と言ったはずの友人は、待っているどころか一向に姿を現さなかった。
プラスチックで出来たベンチは、いつまでたっても三波の体温を受け入れてくれない。冷え切った尻を時々ずらしながら、少しでも温度を逃がすまいとポケットの中のスチール缶を握り締めた。もう随分とぬるくなって、多分飲んでもおいしくないだろうなと思う。
公園に付き物の柱時計は、静かに五時半を告げる。もうかれこれ十数分は待っている計算だ。友人の家は確か公園までバイクで十分の距離、三波が歩いてかかる時間より短かったから、いくらなんでも遅かった。
……朝飯でも奢らせるか。
寒さと苛立ちと眠気が怒りにすり替えられるのに、時間はかからなかった。
もうほとんどホットドリンクの意味を無くしたコーヒーから熱を奪いながら、三波はただひたすら待つ。帰ってしまおうか、迎えにいこうか、などの思考には辿りつかなかった。すれ違いになるのは御免だった。
プ、リラリロラロ、リリラルリロ、ラリレルロ、
聞きなじんだ着信音が、誰もいない公園に響き渡る。
三波は一瞬びくりとして辺りを見回したが、すぐに缶コーヒーとは別のポケットに放り込まれた、少し塗装のはがれた携帯電話を取り出した。通話着信だった。そこにある見慣れた番号を確認して、通話ボタンを押す。
『あ、もしもし、三波?』
「一体どういうつもりだよ芹沢。何で来ないわけ?」
親友の声だった。少し腹が立って、三波は少し声を荒げる。電話口の向こうにいる芹沢に見えないのは分かっていたが、三波は少しだけ口を尖らせた。
『ごめん』
「こっちは朝っぱらから叩き起こされてさ」
文句の一つや二つは許されるはずだ。三波は出来るだけつっけんどんにならないように言ってみたが、帰ってきたのは無言の返事だった。
「おい、聞いてんの?」
『聞いてる、聞いてる』
電波の調子が悪いのか、受話器越しの声は掠れ気味で、少し遠く聞こえる。
「遅れるんでしょ? どれくらいで来る? いっそのこと、違う時間にするか?」
ほんの一瞬何も聞こえなくなって、「切りやがったか?」と三波は思った。しかしすぐに芹沢は答えた。
『いや、行けなくなった』
「……はぁ?」
『悪いけど、行けなくなったんだ』
939 :
931:05/01/11 22:10:54 ID:R8Kx+v2J
相変わらず電波の嵐で音声は掠れている。それでも決まりが悪そうに眉をひそめる芹沢の顔が、三波には容易に想像できた。三波が苦手とする顔だ。そうやって謝られると、怒ろうにも怒れなくなってしまう。
『ごめんな、本当、ごめん』
「じゃ、どうする。また後で待ち合わせするか? それとも今からそっちに行こうか?」
『いいって。……いや、来てくれるか? 来てくれると嬉しいけど』
「んじゃ、すぐ行くから。お前今ウチ?」
『……やっぱり駄目だ。来るな』
「何だよ。せっかく行ってやろうかっつってんのに」
『ごめんな』
「風邪でもひいた?」
『……いや、急にいかなくちゃいけなくなってさ』
「急用かぁ。んじゃ仕方ないな」
理不尽だと感じていた怒りが、少し和らいだ。芹沢はフリーターで、現在は早朝のアルバイトを入れている。こんな時間に予定が入るのはいつものことだった。
『ほんと、悪い』
「おう、悪いな……てのは冗談。仕方ないって、それなら。終わる頃にそっちに行くから、待ってろよ」
『分かった。待ってるからな』
「じゃ、またな芹沢」
『……ああ、またな。洋介』
ぶつりと短い電子音がして、携帯電話はそれきり黙りこくった。三波はそれをもう一度、缶コーヒーの入っていない方のポケットに放り込む。
来るあての無い待ち人を待っていても仕方ないので、三波はベンチから立ち上がった。冷えたジーンズに、冬の朝の空気は容赦ない。寒さに震えて、三波はポケットに手を入れた。あれほど熱かった缶コーヒーはすっかり冷たくなって、もう暖は取れなかった。
結局、アパートにもアルバイト先のスーパーにも、芹沢は姿を見せなかった。芹沢が持っているはずの、三波本人の携帯電話にも、ついに繋がることはなかった。
940 :
931:05/01/11 22:12:45 ID:R8Kx+v2J
その日の午後。ふいに友人の携帯電話がリラリロと鳴って、三波はそれに出た。
「もしもし?」
『……あの、どちらさまですか?』
それは聞き覚えがあるような無いような、友人の母の声だった。彼女は三波が電話に出たことに少なからず驚いていたが、事情を説明すると、ああそう、と言って少し嗚咽を漏らしていた。気もそぞろのまま息子の携帯電話に掛けたところ、三波に繋がったと言う。
友人の母は泣き枯れた声で、弘一は死んだと言った。
今朝方、バイクで走っていたところをトラックにはねられて、病院に運ばれたときにはもう息が無かったという。ほとんど即死状態だったらしい。
「朝の、五時半頃ですって」
「……そうですか」
その後、お通夜や葬式のことを話して、もしよければ是非顔を見にいらしてください、弘一も喜ぶでしょうから、と言って電話は切れた。
三波は呆然としたまま、ただただ昨晩と今朝のことを思い出す。
一緒に飲みに行った帰り、同じ機種だった互いの携帯電話を取り違えて持ち帰ってしまったこと。
明け方になってようやくそのことに気づいた芹沢が、電話を返したいからすぐに来てくれと連絡してきたこと。
プライバシーだし、どうせすぐに会うことだしと、そのすぐ後に芹沢の携帯の電源を切ってしまっていたこと。
そして、三波が芹沢からの電話を受けた時間が、五時半頃だったこと。
確認をしようとして、自分の手元にある友人の携帯電話を開いてみたが、不思議とその五時半頃の着信履歴は入っていなかった。「15:47 実家」と表示された着信履歴の前には、「5:01 三波」の記録が残っているのみだった。
とっさに、芹沢が持っていたはずの自分の携帯電話にコールを入れてみる。
『おかけになった電話番号は、現在……』
後々友人の家を訪ねた折に、三波は壊れて使い物にならなくなった自身の携帯を「申し訳ない」の言葉と共に渡された。事故の際、芹沢が着ていたコートのポケットから出てきたという。
941 :
931:05/01/11 22:13:47 ID:R8Kx+v2J
そのことを誰かに言うべきかどうか三波は少し迷ったが、結局は自分の心の中だけにとどめ置いておくことにした。誰かが信じてくれるとは、到底思えなかった。
最後に電話口で芹沢が言った言葉を、三波はふと思い出す。
『待ってるからな』『またな、洋介』
友人が待っている場所は三波には見当も付かなかったが、彼は確かに待っているのだろう。約束を一度もたがえたことの無い親友の顔を、空に浮かべた。
火葬場から白い煙が吐き出された。それは鳥が舞うようにゆらゆらと空に昇っていく。
「また、会えるよな」
……約束したもんな。
以上です。
長々失礼しました。
全文読んでないけど「ラリレルロ」で笑ってしまった。
魔法少女の呪文みたいな着信音だね。
ここを一生懸命読もうとしたら流れが止まった(w
まだ全文読めてない、というか読めなかったんだが。
まず、2chにそのままカキコで晒すなら読みやすく改行してくれ
改行しないリズムにこだわりがあるなら、他の方法を取れ
それから、5行しないうちに視点が突然変わって突然戻るのも読みにくい
もっと、他人が読むのだということを意識してくれ
俺の知識だと5:00〜5:30に町中を歩いている人はそう少なくない。
少なくとも新聞配達の人間がいちいち気に留めるほど稀な存在じゃない。
『聞き馴染んだ』(これも微妙な表現だと思うが)着信音、の
携帯がいきなり友人のモノになってるのも?だ。
説明の順番が逆になってるのは効果的な演出だと思ったのかもしれないが、
はっきり言って不足。
その手の効果を狙うなら、まず一番最初にその携帯を手に取ったときの
微妙な違和感なりをあらかじめ記しておくべきだと思う。
>>937-941 >月が居座っていた。
>遠慮を知らないスチールの温もりは、
>ベンチは、いつまでたっても三波の体温を受け入れてくれない。
>柱時計は、静かに五時半を告げる。
>携帯電話はそれきり黙りこくった。……ets
擬人化、と言っていいのかどうかわからないが、その手の比喩表現が少々
多いような気がした。931さんの癖なのかな?
この長さの物語の中でこれだけ出てくると、何だか、現実ではない不思議な
世界にいるような感じだ(ちょっと大袈裟だけど)
月は月、スチールはスチールらしい表現というのも必要だと思う。
携帯の取り違えについては944さんと、まったく同意。
ラストも、何だか尻切れとんぼで終わってしまっている感じ。
もう少し余韻が欲しいな、と思った。
表現は情緒的過ぎる気もするけど、好みの問題なのでいいんじゃないかな。
ラリルレロ、も私はわりと好き。
ただ、あまりにもオチがベタすぎやしないか。
友達のセリフを読んだ瞬間嫌な予感がしたのでオチの確認をさせてもらって、
思ったとおりだったので、悪いけど間はもう読まなかった。
それなりの文章で書かれたそれなりの物語は誰の心にも残らないと思う。
>937-941
946さんの最後の1行に同意。それに説明が長すぎる。
文章をハードボイルドにして分量を3分の1に、
鬼のように減量かければショートショートとしては悪くないかな。
こういうの高校時代書いてたよ。懐かしい。
ショートショート=手品と考えると大事なのは見せ方だね。
前振りはオチを演出する為にある。
そこが長すぎたり無駄が多かったりすると観客はだれる。
順序良く、計算して、過不足無く語る。そして全体のトーンを整える。
大概の物書きは語りすぎるから、リベット1本まで軽量化、の心意気で削る。
そしてあくまでオチはスマートに。
まぁ、文体で見せるタイプのショートショートもあるんだけど、
具体例は星新一・編『ショートショートの広場』を読んでみて。
tes
我輩はネコである。名前はまだない。タチのイケメンを募集中。
SM、スカまでOKっす!かっこいいお兄さん我輩を可愛がってくださいね(^^)
この批評で書いた人の年齢とかあてるのはどうだろうか。プロファイリングスレみたいに
文章にも年齢って出るだろうし
>950
あんまり興味ないな…実年齢より読書経験の方が影響強そうだし。
添削希望者に有志ががやがやとツッコミをする。
それだけの機能でいいよ。
ところで次スレどうする?980あたりでいいかな?
980あたりで。字書きとして勉強になるスレなので、続いて欲しい。
まったく練らず行き当りばったりで書いてみた。(製作時間7分)
1989年、日本ではコンクリート詰め殺人事件があり、世間に衝撃を走らせた。
人が人を殺す。それが異常だと知ったのは何時か。
殺人とはふるかから職種としてあり、公認されているのは軍人だけだろう。
暗殺という職業もある。
我が家は古くから続く由緒正しい暗殺家だ。
暗殺に表に誇れる歴史など無いが。
そして魔術師でもある。
魔術とは人に与えられた第二の力。ルールを破り昔の法則を適用させる術。
遠い昔、人は誰でも魔法を使えた。ルールが無かったからだ。
神様がルールを増やし、人々は制限された中で生きていった。
祖先達は単独犯の不利性を補うべく西洋からそれを取り寄せ、
独自の技術と混ぜる事によって、殺害と離脱を確かなものにする。
それは代を重ねるごとに改良され、完璧なものと成っていった。
だがそんな奇跡みたいな業を得るには様々なものを捨てざるを得ない。そう父親は言っていた。
何一つ捨てていないのにな。この殺人術と引き換えに失ったものは何も無い。
世界は広い。まだ知らない技術が山ほどあるだろう。
その一端、ヨーロッパの魔術師に父親は殺された。感慨は無い。
今回の目的はその魔術師を殺害する事。前当主を殺した者だ。黙殺は出来ない。
それに、試してみたい。この力がどこまで通じるかを。
>>950 批評の最後に多分OO歳とかオマケ、遊び程度にやってほしい。当たるかどうか楽しみなので
ていうか行き当たりばったりの文を当然のように他人に評価させようと思うなんて、
お前どういう神経してるんだよ。
よくもまあ製作時間7分とか堂々と言えたもんだね。
>>955 禿道。
つか、書いたのは7分でもイイが推敲ぐらいしないと。
三倍の21分は掛けろ。
・一文の前後のつながりがおかしい。
・動詞の活用がおかしい。
・そもそも日本語がおかしい。
・誤字などは論外。
・一見、意味のあるような文章が書き連ねてあるが、
じっくり読むと意味不明。と、言うかこの話が書かれた意味が見えない。
・おまいさんは何が言いたいんだ。
製作時間7分の手抜きだから…とか免罪符出すなヘタレ。
SSの後書きの「へぼくてすみません(汗」と同等、
ちらしの裏に書いとけ。
晒したいのですが二次で801。
しかもスレに直書き・・・・・・はやっぱり駄目ですか?
>>953 文章は読みやすい。やや説明的で色気が無いかな。気になった点をいくつか。
>胸乳(むなぢ)
初めて見たんだけど…こんな言葉あるの?あるとしても胸、と書けば十分じゃ。
>もっと強かにならなければ
「したたか」とはすぐに読めなかった。
カッコでルビ振るか、ひらがなでいいと思う。
>>959 二次はOK。801も匂わす程度なら前例あるから大丈夫かと。
(まさか濡れ場じゃなかろうね?)
では晒させて頂きます。濡れ場じゃないですよw
二次で801。鋼のレンキンジュツ氏でロイ×エドです
太陽の光が私を優しく照らす。
窓の外から差すその光は今が夏である事を教えてくれていた。
ゆったりとしたソファに座りながらただ時が過ぎるのをじっと待っている。
傍から見たら羨ましい午後の過ごし方に見えるのだろうか、
しかしそんな優雅な午後も自分を落ち着けてはくれなかった。
「・・・・・・ふぅ」
心を落ち着けるかのように近くに置いておいた炒れたてのコーヒーを一口啜る、
嗅ぎ慣れたその香りが今日は一段と強く私の鼻腔をくすぐるようだ。
ああ、あの子が来る日はいつもこうだ。
金髪の少年が来る日はいつでも私の心を波立たせる。
私のいるその家はいつもよりも格段に綺麗に整理されている。
あの子の為に家具は磨き上げられ、完璧な配置にし、花を飾り、
一分の隙も無く素晴らしい部屋は作り上げられる。
けして狭くは無い、むしろ一般よりだいぶ広いその家をそう仕立て上げるのは大変な作業だが、
あの子のことを思えば苦になろう筈も無い。
「まったく・・・・・・」
私にこんな思いをさせた人間は今まで一人もいなかったのに。
女に困った事も無く、気を繋ぎ止めようとしたことすらなく、何不自由ない生活を送ってきたのに。
まさか、自分よりずっと年下の少年に惚れるなんてまるで馬鹿みたいだ。
―――そうあの子のことを考えるだけで心がいっそう高ぶる。
もう一度コーヒーを口に運びそれを一気に飲み干した。
苦味が口を襲う、しかしその苦味も自分の心を落ち着けてくれる事はない。