諸君 私はコミケが好きだ
諸君 私はイベントが好きだ
諸君 私は同人誌が大好きだ
エロが好きだ オリジナルが好きだ ヤオイが好きだ パロディが好きだ
厚い本が好きだ 熱いものが好きだ エンピツラフが嫌いだ ペーパーでごまかしも嫌いだ グッズのみは本末転倒だ
大田区で 明大で 晴海で TRCで 幕張メッセで また晴海で 有明で 新潟で 浅草橋で 池袋で
この地上で行われる ありとあらゆる同人誌イベントと本が大好きだ
行列とならない 路頭の一般参加者が 自分とスタッフ共に一糸乱れぬ 列にするのが好きだ
空中高く放り上げられたレンタル机が トラックで美しく積まれる時など 心がおどる
入力スタッフの操る サークル申し込みデータマシンが 次々とオーバーヒートするのが好きだ
悲鳴を上げて 真っ赤な犬のトレーラーから 飛び出してきた荷物を 始めて晴海に導入した時など 胸がすくような気持ちだった
4列先頭をそろえた 一般参加の横隊が 横のサークル列を 蹂躙するのが好きだ
恐慌状態の新スタッフが 既に在庫の絶えた新刊を 何度も何度もねだる様など 感動すら覚える
ことなかれ主義の パソ通フォーラム内を冷静な言葉で 吊るし上げていく様などはもうたまらない
「きゃー(はあと)あの人は!」という婦女子が 私の振った手の平とともに 金切り声を上げるスタッフ専用自転車に
ばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ
哀れな抵抗者達が 雑多な小火器で 健気にも立ち上がってきたのを 百銭錬磨のスタッフが
島ごと隔離し抵抗出来なくなる程に取り押さえた時など 絶頂すら覚える
キャラクターが作者のポリシーのもとに 滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだったメッセが蹂躙され 女子供が犯され殺されていく本が蹂躙されて行ったのは とてもとても悲しいものだ
カタログの物量に押し潰されて 事務所が殲滅されるのが好きだ
ワイセツと表現の自由の狭間に追いつめされ 害虫の様に地べたを這い回るのは 屈辱の極みだ
諸君 私は同人誌を 作歌のプライドをかけた作品を望んでいる
諸君 私に付き従う大隊戦友諸君 君達は一体 何を望んでいる?
更なる会場を望むか? 情け容赦のない 糞の様なペーパーやラフ本を望むか?
オタクのプライドの限りを尽くし 生きながらにして極楽浄土の 平和なイベントを望むか?
コミケ!! コミケ!! コミケ!!
よろしい ならばコミケだ
我々は満身の力をこめて 今まさに次の、その次のイベントをめざす殉教者だ
だが この暗い闇の底で 四半世紀もの間 堪え続けて来た我々に ただのコミケではもはや足りない!!
イベントを!! 一心不乱の大コミケを!!
我らはわずかに一年に二回 年間60万人の延べ参加者に過ぎない
だが諸君は 一騎当千の古強者だと 私は信仰している
ならば我らは諸君と私で 総兵力一億と1人の軍集団となる
我々を忘却の彼方へと追いやり 眠りこけている連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで 引きずり下ろし 眼を開けさせ 思い出させよう
連中に創作の喜びを 思い出させてやる
連中に我々の イベントの靴音を思い出させてやる
参加者と者を作らぬものとのはざまには 奴らの哲学では思いもよらぬ事がある事を思い出させてやる
60万人の参加者の集団で 同人誌を続けてみせる
全日本中イベント開始 読書会始動
荷詰め!! 全蔵書 全牽引線 解除
「最後の大隊 大隊指揮官より コミックマーケット参加者、そしてかつての参加者へ」
目標 日本国本土 東京首都上空!!
…自分がいなくても、「読書会」作戦 状況を開始、してくれよな。
征ってくるぞ 諸君
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じゃあねーッ みんな愛してるよーッ ブツッ ザッザーッ
…慌てて作ったから誤字だらけだ。すみません。
イワエモン、いままでありがとよーッ ブツッ ザッザーッ