本が売れない悲しさ(その7)

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半年前、知り合いが某池袋のイベントに同人初参加して激しく落ち込んで帰ってきました。
どうも1〜2冊しか売れなかった(んで隣が超大手でバカ売れだった)のがショックだったらしい。

「はじめてだからそんなもんちゃうの?」
と慰めてはみたものの、普段の明るいヤツとのあまりの豹変に結構びっくり。
普段は周りを笑わせてくれる楽しいヤツだったので、同情より前に驚きました。
いったい何があったのかと…。そんなに売上げってのはこたえるのか…と。
私は参加してなかったので具体的に何があったのかはわからないのですが…

会えば元気なく、話せば言葉なく、メールで泣いて、チャットで悲しむ。
「でえい!キサマ鬱陶しい!もう氏ね!」と冗談でも言ってしまうと本当に死ぬんじゃないかと…。

ヤツのえらい所はそんな気力でもそのイベントをバネに描き続けていたようで…、
先日見せてもらった物は最初の本と比べて見違えるほどキレイな表紙と内容。
ディスプレイにも力を入れたとかで、二桁売上げ(目標だったらしい)に達し、元にもどりました。

今では
「半年前のあんたは扱いが大変だったよ、マジで」
「正直スマンカッタ」
と笑いあって言ってます。
コイツも含め、作家様のご健闘をお祈りする疥癬でございました。長文失敬。