家は宿でも合宿所でもねぇぞ!!! その73

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672闘魂 ◆mJRnY2Ow
先週の金曜日の夜襲撃を受けた者です。
報告が遅れましたが、あれから完全決着まで一週間かかってしまいました。
まさか頃されかけるとは思いませんでしたが・・・とにかく経過報告です。

当方同人兼レイヤーですが、どうやら両方の流れで厨に付きまとわれるようになったようです。
昨年の冬コミで売り子をしていた時とコス広場に行った時に今回襲来した厨達がそれぞれ目撃していたそうです。
その後厨達は自分達がそれぞれ見かけた私が同一人物であることが解り、奥付にあった住所を頼りにやってきました。
自身奥付が元で押し掛けの被害に遭うこともあるようなのでそろそろ引っ越して消そうか・・・と思っていた時の襲撃でした。

実は襲撃される4日前に一度その中の2人(襲撃してきたのは5人)に押し掛けを受けていたのです。
平日だったので少々驚きましたがテープ録音とK冊通報を即実行、二時間後厨は連行。
所轄署が近かったためそちらの方で事情聴取、終了後帰宅する厨二人とロビーで出会ってしまい詰め寄られました。
半分キティな発言が多く(調書を見せてもらいましたが・・・まんまでした)大まかには以下のような発言。
・前世で夫婦だったらしくこの世でも夫婦となるべく生まれてきた、他にも数人私には前世妻がいる。
(二人とも前世妻を名乗ってましたがこっちからお断りしたいような外見でした)
・それで私が冬コミにいるのを見つけ、他の前世妻達と相談の上で私の家まで来た。
・どうやら私と前世妻全員との間に子供が出来ないと世界は終わるらしい。
(5人の厨に押し倒される位なら喜んで世界の終わりを選ばせていただきます)
あわやもみ合いになりかけK冊の方々が引き剥がした時、「また来ますからね!他の人連れて!」「今度拒んだら許さない!」
今思えばこの時の言葉が捨て台詞程度にしか考えてなかった時点で私も甘かったような気がしました。
673闘魂 ◆mJRnY2Ow :02/06/15 00:13 ID:EbULO0f5
当然頭の何処かで気には留めていたのですが、K冊も巡回して下さるとの事で安心していたのもあり完全に油断しまくり。
原稿は明日にして寝ようかな、と思っていた十時半頃、突然ドアをノックする音が・・・。
念の為ドアチェーンと鍵をかけた状態で応対したところ「宅急便です」という男性の声。
安心してドアの鍵を開けた次の瞬間、いきなり向こう側にドアが引かれ思わずその場で腰を抜かしてしまいました。
その開いたドアから「開けなさい!」K冊署で詰め寄ってきた厨がドアの間から手を入れて怒鳴ってました。
しかも他にも「早く開けろよ!」「あなたと結ばれなきゃ世界が終わるのよ!」と他にも厨がドアの隙間から手を伸ばしてきます。
流石に恐怖を覚えて部屋まで撤退、すぐに巡回中のK冊官の方に電話。
「スイマセン、先日の女性達に押し掛けられて・・・」「すぐ行きます!」言い終わる前に言ってくれました、K冊対応◎です。
そのまま玄関口まで戻って「K冊呼んだぞ、諦めてサッサと帰れ!」もう優しく言う気はさらさらありません、こっちも怒鳴ってました。
すると「どいてて!」と何やら厨が言いだし、いきなり何かをドアチェーンに叩きつけ出し・・・鉈でした。
674闘魂 ◆mJRnY2Ow :02/06/15 00:14 ID:EbULO0f5
私の家は大きめのアパートの隅部屋で裏手は切り立った崖になっているので入るにはドアからでなくては進入は無理。
逆を言えば逃げ道もドア以外ありません、一発一発鉈がチェーンに叩き込まれるごとに「・・・ヤバイ」。
このままでは貞操どころか生命が危ない・・・覚悟を決めて抗戦する事にして適当な武器を探す事に。
こちらも刃物を使ってはかえって危険が増すと思い困っていた時・・・迷わず目に付いた「それ」を握ってました。
丁度戻ってきた時、チェーンが限界でドアが破られました。「お邪魔しまーす!」「鉈持ってお邪魔しますもクソもあるかー!」
向こうもびびったようです、「アントニオ猪木ブロンズ像」を持って怒鳴りながら襲いかかれば・・・。
いきなり鉈持った厨に抵抗されましたがブロンズ像で払い落としそのまま蹴り入れて玄関口まで押し返します。
他の厨達も進入してきましたがその時は直接ブロンズ像で殴ってましたし、ほとんどワンサイドになってました。
ひるんで押し返すだけでも十分だったので殴って蹴って押し返して・・・全員ドアまで追い戻すのにそれほど時間はかかりませんでした。
これで全員か・・・と思った時、ドア口から覗いていた最後の一人がいきなり手に持っていた物を向けてきました。
それを見た瞬間背筋が凍りました。刃物でも角材でもなく・・・ピストルサイズのボウガンでした。
675闘魂 ◆mJRnY2Ow :02/06/15 00:15 ID:EbULO0f5
矢は装填されてます、もちろん撃たれて当たり所が悪ければ即死・・・動けませんでした。
威嚇なのか、それとも・・・その隙に残りの厨は外へ逃げ出しました。
最後にボウガンを持った厨が出ようとした時、こちらに銃先を向け直し・・・その場に倒れるように伏せるのが精一杯でした。

しばらく起きられませんでした。痛みは感じないけど間違いなく何かに当たった感じがあったからです。
パトカーのサイレンが聞こえて起きあがってみると天井に矢が刺さってる状態。
ふと手に持ったままの猪木像を見ると胸の辺りがかなりえぐれてました。どうやら倒れる時像を振ったら矢に当たったようです。
足跡が付いた床、壊れたチェーン、開け放しのドアわずか十分かからずで私の部屋は冊人現場になりかけたのでした。
これだけスピード解決したのもこれだけの凶行になったのも珍しいだろうな・・・K冊が部屋に来るまで茫然としてました。
K冊を責める気にはなりません、つかこんな短時間でここまでやられるとは考えもつきませんでしたし。
とりあえず襲撃されたことだけを書いてK冊署へ向かいました・・・。
676闘魂 ◆mJRnY2Ow :02/06/15 00:16 ID:EbULO0f5
事情を聞かれた後帰宅すると大家さん夫婦と近所の方が部屋の前で待ってました。
みんなで部屋の片づけの為入ってみると・・・元々散らかってましたがやっぱり異質な状況でした。
私と入れ替わりで鑑識の人が入ったようで矢は抜かれていました。その状況に大家さんも絶句・・・。
パソの前に猪木像がそのまま置いてありました。不思議な事に鉈を受けても矢を弾いても曲がらずに真っ直ぐ立っていました。

翌日、襲撃厨5名は全員逮捕されました。
アリバイを主張していたそうですが、駅員が余りに怪しい格好と状況(鼻血も拭かずにいたそうです)を覚えていた為で。
ちなみにアリバイとは「全員で都内の公園で遊んでいた」そうで・・・。(笑)
今週は事情聴取と新居探しに時間を割かれてしまいましたが、頃されかけてこのままでは冗談にも程があります。
とりあえず全員未成年ですが徹底的に罪を償っていただくつもりで現在K冊とはそういう方向で行く事で協議中です。
しかし凶器はほとんど都内で購入したそうですがまさかボウガンまで持ってくるとは・・・K冊の方も驚いたようで。
それに鉈のように普通の工具店で売っている物も使い方次第では凶器となりうる事も改めて思い知らされました。

現在は友人宅に泊まらせてもらってます。と言っても既に新居は決まっているので明日には引っ越しです。
旧居からは都内でもかなり離れてしまうので去りがたくもあるのですが、やはり恐怖として残っていて住みたくないのも事実。
荷物を運び出したら部屋はリフォームされるそうです。天井にまで穴が開いちゃっては仕方ありませんが・・・。
明日に備えてそろそろ名無しに戻ります。アントニオ猪木像に感謝しつつ・・・それでは失礼しました。