へぼい本を読むと・14

みなさまお久しぶりでございます‥といっても忘れられてるだろう。
前スレで名会の復讐やｔｂｓ炎上、そしてあずみんの産卵を報告した者です。
たまたまめぐり合ってしまったあの本（ちなみにご報告忘れていたのでずっと
気にかけていたのですが、本のタイトルは「らぶそんぐ」といいます）を読んで以来、
へぼん＝素地図という公式が出来上がってしまった私は友人からもういらないという
素地図本を貰って読みふけっていた今日この頃。
その本はわりかしシリアスのシリーズ完結編で、芸能でもこんな素敵な話があるのね。
と感動していたら‥へぼんはそこにいました。
シリーズ完結記念ゲストといって集まったわりかしおしゃれ系なイラストの後、
突然現れたきゅーぴートーンの枠飾り。本文丸ゴシック。
タイトルはずばり「ＨＩ・ＭＩ・ＴＳＵ」
それではいってみましょう。

名会と希村は夫婦です。
ちなみにこの話、他所様のゲストにも関わらず自分のところの発行物の続編だそうで、
最後のインフォメページで通販案内してるあたりもいかにも。
ところでこれから先は原文。名前は統一しておきましたが。
*前回の粗筋*
ロケで南の無人島に訪れた一同。
けれど大変。
新語がふとしたきっかけで名会と希村の関係に気づいちゃった！
おまけに新語も名会が好きだったなんて告白するからロケはめちゃくちゃ。
けれど結局は二人が本当に愛しあっている姿を見て（見たんですか）身を引きます。
朝日の昇る丘で、二人は仲間たちの祝福を受けて誓いのキスをしたのでした‥

新婚さんの二人は蛇に事務所に程近い高級マンションに住んでいます。
ちなみに右隣が新語。左隣が盛り。（本の発行は96年）
下には五郎と臭凪が住んでいます。
高級マンションというわりに夜の音は筒抜けだそうでそれって高級っていわないんじゃ、
とお決まりで突っ込んでみたり。
お茶くみしかできない新妻のエプロン姿を堪能しながら仲良く朝食そして出勤。
今日のお仕事はびすとろ素地図の収録です。

さて、二人の結婚は当然のことながら極秘です。
というよりも仲間うちでのみ夫婦として認められているのです。
日本中の注目を集める彼らが指輪をはめたらきっと大騒ぎ。
なので二人のペアリングはＨＩＭＩＴＳＵぽいんと（原文）に嵌っているのです。
名会のリングが外れてないか確かめるのはダーリンの大事なお仕事。
ついでになめなめしてお掃除もしてあげます。
ちなみに彼らは六人組なのに二部屋ある控え室を４対２で使っているらしいのです。

うっかりパンツをぬらしてしまった名会。
ダーリンにその汚れた下着を脱がされ、ノーパンで撮影に挑みます。
（ズボンははいてますからね、念のため）
今回のゲストは、かつて銀座の千人斬りと名をはせた大物埋宮タツオ。
リスエストはスッポン料理さウイムッシュー。

千人斬りの大物は目も舌も肥えているそうで名会のふりまくフェロモンを見逃しません。
これみよがしに希村のさばいているスッポンの生き血を名会に飲ませます。
当然興奮し始める名会。撮影にもだんだんと落ち着きがなくなってきます。
それを大物は見逃さなかった。
「名会くん、やる気はあるのか！」
突然ぶちきれた埋宮はテーブルを一徹返し。収録は当然ストップします。
控え室にこもってしまった埋宮にとにかく平謝りして収録の再開を頼む名会。
「こんな体でカメラに撮られるつもりかい。ものほしそうな顔をして」
と埋宮はたくみな指テクで名会を煽ります。
希村の百人斬り（という設定らしい）テクの十倍ですから気持ちよすぎて大変。
そのまま流されそうになっていく名会。
「気持ちいいんだろう。（希村の）汁をこんなところに溜め込んで、いやらしい子だ」
ついに大物のスッポンが入るか、という瞬間蹴破られたドア。
そこに助けに現れたのは‥‥！

「名会になにをするっ」
勇ましくとびこんできたのは希村‥及び須磨須磨スタッフ。
新語は怒りのあまり大物を殴る蹴るあんたそれ週刊誌ざただって。
「今日のことは黙っておいてあげますから」と偉そうな番組プロデューサーに
大物は追い出されてしまいます。
さて、レイプされかけて傷心の名会くんにメイクの女性スタッフがやさしく語りかけます。
「あなたを心配してる人はたくさんいるわ‥でも彼にはかなわないわね」
ドアをあけるとそこには希村の姿が。ダーリンを見て名会は泣き出してしまいます。
「かなわないわあ。入り込む隙なんてないじゃない」
「●さん‥もしかしておれたちのこと」
「知ってるわよ。あなたたち、二人でいるの見てすぐわかっちゃった。
見てて嫉妬しちゃうくらい」
　どうやら須磨須磨スタッフは彼らの関係を暗黙のうちに了解していたらしいのです。
この連帯感が番組を六年も続けさせているのでしょうか。
そしてスタジオではスタッフが残った材料（主にすっぽん）で料理をこしらえて
二人を祝福するパーティーを開いてくれたのです。
仲人はプロデューサーです。どうやって用意したのか花冠のベールを名会にかぶせます。
心からの祝福を受けて再び誓いのキス。
まさに二人は幸せの絶頂にありました。

ラスト。お家に帰ってやることやって眠りにつく二人。
そしてお約束深夜の電話。
「私よ。忘れたとはいわせないからね、タクヤ」
　　　　　　　　　　　　　　〜終〜
なんと人様のところにゲストで自分のシリーズやってしまってるのねこの人！
しかもインフォメページに次回予告出てるし！
でもこの話がＡ５二段組10ページで「久しぶりの長編でした！」とコメント
されているのが一番のポイントです。

全体のテンションの高い文章を書き出すと大変なことになってしまうので
結局粗筋だけであまり面白くない紹介でしたねごめんなさい。
修行しなおしてきます。