家は宿でも合宿所でもねぇぞ!!!　その５５

つい先ほど、病院&警察から帰ってきました。
こちらで報告をうpしてもよろしいでしょうか。

>66
どぞ。

こ、こんな時間まで、お疲れ様です･･･。

メモ帳にまとめていて遅くなりました。では、行きます。

当方、T都の下町のマンションで一人暮らしをしている生もの同人女です。
今日、会社から帰ってきて、夕飯の支度をしていたところ、玄関チャイムが
鳴りました。火を使っていたので手が離せず、返事はしたんですが、対応に
出るのが遅れてしまったところ、ドカドカと玄関のドアを殴る音が・・・。
真面目にドアに喧嘩を売っているとしか思えないほどの勢いでした。
それと同時に「Mさん、Mさんいるんでしょー?開けてくださーい!」と、
私のペンネームを連呼するアニメ声。少なくとも一人ではなさそうです。
来客の予定はなかったので、こっそり玄関スコープから覗いてみると、
見たこともない高校生くらいの女の子が二人。どちらもわりと細身で、
いかにもオタクというような感じではありません。でも、服装が・・・。
当方のジャンルはヴィジュアル系ではないんですが、ご本尊に合わせて、
ポップなオタクといった感じの、ファッションが多いジャンルなんです。
訪ねてきた女の子二人も、コスプレではないんですが、一般の方々に
混じっていると、ちょっと浮いた雰囲気のファッションでした。
明日、私の家から数駅のところでイベントがあるので、それを目当てに家に
来たのかも知れません。以前からここを読んでいた私は、警戒しながら
「どちら様ですか?」と聞いたところ、いきなり「きゃー!Mさんですね、
ファンなんです!入れて下さーい!」と興奮した声が響いてきました。

「知らない方を家に上げるわけにはいきません」とお断りしたのですが、
「冬混みで本買った○○でーす!覚えてるでしょー!早く入れて下さーい!」と、
さらにドアをドカドカ叩き続けます。なるべく冷静に「本を買って頂いたのは
うれしいのですが、それだけではお友達ではありません。お帰り下さい」と
言ったのですが、「ほら、来てくれてうれしいって言ってるよ!来てみて
良かったねー!」と、こちらの言うことを脳内変換して、女の子二人は
きゃーきゃーと勝手に盛り上がってます。「これ以上、玄関前で騒ぐようなら、
ご近所にも迷惑なので、警察を呼びますよ」と言ったところ、「やだなー!
巫山戯てないで、早く開けてよー!冬混みのときあまり話せなかったから、
今夜はいっぱい萌え話ししましょうよー!」と言います。私は会話するのを
諦めて、こっそり部屋に戻って警察に電話しました。女の子二人は、さらに
玄関ドアに殴る蹴るの暴行を加えています。電話でも騒音が伝わったのか、
警察がすぐに来ると言ってくれました。家の玄関は鉄扉なので、警察が
来るまで、持ちこたえてくれるでしょう。私は少し安心して玄関に戻ったの
ですが、そのときにぎょっとしました。新聞受けから女の子の手が伸びてきて、
ドアの鍵を開けようとしているんです。あわててチェーンを掛けようと
したんですが、家のチェーンは鎖タイプで、手が震えてしまって上手く
かかってくれないんです。あっという間に鍵が開けられて、ドアが開いて、
女の子二人が乗り込んできました。

「あー!Mさん、ひどいよー!あんまり意地悪すると、怒りますよー!」
女の子二人の笑顔が怖いです。震えそうになるのを押さえて、「今、警察を
呼びましたから。あななたちは、帰って下さいというのに、勝手に上がって
きたのだから、住居不法侵入ですよ」と言いました。すると、「お友達なのに
なんで警察なんか呼ぶんですか!?」と言うので、「私はあなた達のことを
知りません。本を買って頂いただけでは、お友達ではありません」と
答えましたが、「いやだなー、本を買ったときにお話したじゃないですか!」
と言うのです。しばらく玄関で押し問答をしていたのですが、こちらの言う
ことはまったく聞いてくれません。「とにかく、もうすぐ警察が来るので、
警察官に立ち会ってもらって、話をつけましょう」と言ったところ、突然、
「やっぱり、××(聞き取れませんでした)の鈍いが掛かっているから、
そんなことを言うんですね!」「早く呪いを解かなくちゃ!」と、口々に
意味不明の言葉を言いながら飛びかかって来ました。細身の女の子二人だと
思って油断していたのですが、あっという間に押し倒されて馬乗りになられて
しまいました。一人が私の足を押さえつけて、もう一人が私の首を絞めて
きました。私も渾身の力を込めて抵抗したんですが、はねのけることも
できません。だんだん意識が遠くなってきたころ、突然、私の体にかかって
いた力がなくなりました。後から気が付いたのですが、丁度、警察官が
到着して、玄関で繰り広げられていた修羅場に気が付いて、助けてくれた
ようです。玄関が狭くて、ドアが開きっぱなしだったのが幸いでした。

その後、女の子二人は警察に連行され、私は念のために病院に行ってから、
事情聴取のために警察に行きました。警察で聞いたところ、女の子二人は、
私と前世で月世界のバンドを組んでいて、神の声を音楽で伝えていたそうです。
確かに小さい頃、ピアノを習っていましたが、私にシンセサイザーが弾けたなんて、
ちっとも知りませんでした(苦笑)。女の子二人はボーカルとギターだそうです。
月世界が天変地異で崩壊して、私達も地球に転生したのですが、元月世界の
民を再び集めて、世界を復興させるために、私の力が必要だったそうです。
しかし、天変地異を起こす原因になった、月の神官が私を誘惑して、呪いを
かけてしまったので、私に前世の記憶がないとか・・・。勘弁して下さい。
女の子二人は未成年なので、親御さんが迎えに来ると言っていたのですが、
私もとても疲れていたので、先に帰らせてもらいました。明日のイベントも、
いろいろあって、参加できそうにありません。
こんな騒ぎになってしまったので、女の子二人がイベントに行くことも
ないと思いますが、同ジャンルの方は気をつけて下さい。
そんなに大きな事件でもないのに、長文で失礼しました。

殺人未遂じゃん。