平成25年2月期 決算短信が出たので簡単にまとめ
・吉野家HD
連結売上高
1,645億99百万円
連結営業利益
18億77百万円
連結経常利益
24億60百万円
連結当期純損失
3億64百万円
・国内吉野家
売上高
865億53百万円(前期 売上高 876億67百万円)
セグメント利益
19億16百万円(前期 セグメント利益 45億51百万円)
HDで見ると今期は△364百万円
原因ははっきりしてる、母体である吉野家が売上はキープしてるものの
利益が極端に少ない、材料費の高騰が主な原因だが
これは第3四半期の決算時点で赤字になるのはほぼ避けられない状況だった
好転する材料が揃ったのが3月以降、正直値下げ攻勢で価格据え置いたのは予想外だったが
これも規制緩和の影響で材料へ負担分のめどが立ったからだろう
月次見ればわかる通りに牛丼大手三社の中で去年からの実績で見れば吉野家がダントツにいい
実はこれでもHDの数字はまだいい方
それは他の業種が軒並み業績を上げてきてるから
京樽は業績のマイナス分を大幅に減らし
はなまるは順調に売上も利益を上げてきてる
それでも吉野家の利益減が吉野家HD全体を左右するわけで
それで今回の数字になった
でも具体的な好転材料がない去年までと違い
規制緩和による食材確保のコスト減、価格改定による集客力アップ
店舗数を維持したまま全店リニューアルの推進
その結果が今期の不況下での客数と売上の前年維持につながってるわけで
来期から見通しが明確に明るくなってくる
現時点で見ても吉野家が別にマイナスなわけでもなく
吉野家さえ普通に利益確保できればいいわけで
その体制が整った来期は見通しも明るい、市場もそれを後押ししてる
こうなってくるとすき家と松屋、前年比だけで見るとガタガタのはずだから
グループ全体でマイナスにはならないにしろ、落ち幅は吉野家の比じゃないのは明らか
材料確保の巧さ分吉野家より理があるのも確かだから経常利益はそれなりに確保しても
純利益は相当落ち込むのは必至だろう