679 :
名無しさん:
無難には滑らない 全力挑戦に悔いなし上村
上村の高さのあるエアに、1万4000人近くに膨れ上がった観衆から大きな歓声が上がった。
しかし、上村の得点が電光掲示板に浮かび上がると、会場から明らかに不満を示すざわめきが起きた。
24・66点。得点は意外に伸びず、3人を残して4位。天真らんまんな「アイコ」の五輪表彰台は、
夢と消えた。
ターンでちょっとしたミスがあった。上村はあふれる悔し涙を抑えるように「スピードを抑えていけ
ばもっと高得点が出ていたかもしれない。でも無難には終わりたくなかった。失敗したが悔いはない。
満足です」と言った。
680 :
名無しさん:02/02/10 14:12
262メートルの長いコースをリズムよく滑り出した。第1エアは、上村の代名詞になったスキーを
後ろで交差させるアイアンクロスから前で開脚するコザック。高さは十分だった。ところがこの着地で
やや乱れ、続くコブの変化にタイミングを合わせるのに苦労して力を消耗した。
「実は、第2エアの前に疲れてやめたくなってしまった。でもそれでは悔いが残ると思い直した」。
完ぺきな演技でなかったことは、上村自身が一番よく分かっていた。
長野の7位から、一つ順位を上げただけに終わった。目元を引き締め「ここまでの4年間は終わった
けれど、4年後もモーグルをやっているはず」と言った。上村の新たな挑戦は始まっている。
(ソルトレークシティー共同=江波和徳)
(了) 02/10