【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第二十九幕】

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1もしもし、わたし名無しよ
「アナイスの叔父様って、どんな人だか激しく気になるのは俺だけでつか?」
全てはこの言葉から始まった。
―――SD達オールキャストによる妄想劇場、【第二十九幕】!
前スレ
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第二十八幕】
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/doll/1145807857/

SDにキャラクターを持たせた会話劇のスレです。
登場SDには性格、職業、人間関係など「叔父様スレ内設定」があります。(メーカー公式設定とは無関係です)
新規さんは保管庫の「叔父様スレ用語辞典」をご覧ください。
ttp://ozisama.pupu.jp/jiten/jiten.cgi
SD達のスレ内設定の説明があります。
スレ内設定から外れたネタ、外れているかもしれないネタを投下する場合は注意書きを添えてください。

※荒れ防止のために簡単なルールを設けることになりました。
 ルールを守ってマターリ楽しみましょう。

スレ住人全員のルール
 ・叔父様スレの設定はここ独自のものです。意見感想含め、よそのスレや一般サイトへ持ち出ししないこと。
 ・意見を言う方も聞く方も誠意を持って、感情に任せてレスしないこと。
 ・コピペなどの悪質な荒しには徹底スルー。ネタで反応するのもナシ!
(職人のルール、読み手のルールは>>2>>3、過去ログと保管庫とテスト板は>>4>>5
2もしもし、わたし名無しよ:2006/06/27(火) 11:13:58
職人のルール
 ・ネタを投下しても反応がなかったらそのネタは黙って流しましょう。
 ・余りに細かすぎる設定は控えましょう。
 ・伏線なく無闇やたらにカップルを乱発するのは控えましょう。
 ・一職人の連続投稿はなるべく控えましょう。(続きが読みたいとの要望があるのに次の職人さんが
  現われない場合は連続投稿可)
 ・アニメや漫画・ゲーム、芸能人等、既存のキャラクター絡みのネタは
  読み手を限定するネタだと心得、投下は節度を持って。
 ・設定や時間軸を無視した単発ネタもOKです。
  単発ネタで一つのレスに書ききれない場合、名前欄に1/2、2/2と入れましょう。
 ・長編にはタイトルをつけましょう。 
読み手のルール
 ・意見や感想は、言葉使いに注意しましょう。
  意見内容がまっとうでも表現が攻撃的だと荒れの元になります。
 ・意見があるなら出来るだけその場で。後になって文句を言われても職人さんは対処できません。 
 ・自分の好みじゃない設定になってもやさぐれない。
 ・時には、スルーも大切です。
読み手&書き手のルール
 ・同一のSDに対して複数の設定や解釈が並存する可能性があります。
  好みに合わない解釈のネタは黙ってスルーで。
  他職人さんの設定に異議がある場合は文句を言うのではなく並存案として別のネタを提示しましょう。
  また、好みが分かれそうな解釈のネタを投下する際には一言注意書きをお願いします。
3もしもし、わたし名無しよ:2006/06/27(火) 11:15:57
長編ものについて
 
 苦手な読み手さんへ:長編を投下する場合、名前欄にタイトルを明記する決まりになっています。
         流れを読んで、タイトルを発見したら、軽やかにそのレスはスルーしてください。
         短編が投下されなくてもマターリキープで。『待てば海路の日和あり ヽ( ´ー`)ノ』
 長編書き手さんへ:長編が多く投下されると、その性質上スレ進行が早くなりすぎる傾向があります。
          流れと量を読んで、過剰かなと思った時には出し惜しみしましょう。
 短編書き手さんへ:長編の流れに割り込む単発ネタは大歓迎です。流れを変えるほどの
          インパクトのあるひとネタをお待ちしております。

・長編〜「長編:ミニっこ映画『犬が好きな猫 人が好きな猫』」
・単発だが恋愛要素ありのもの〜「恋愛:AとB やきもち焼いたかな」
  ※『やたらと生々しい現実感や性』を感じさせるネタの投下には注意書きを。
    登場人物はあくまでも人形ですよ。
・単発だが、友情や家族愛をモチーフにしているため曲解も可能かと思えるもの
  〜「単発:アナイスと叔父様のお昼寝 ※家族愛デスヨー」
  〜「単発:13ミミ、憧れのまどか嬢 ※恋愛要素なし」
  ※そのつもりがなくても、どうぞ保険の意味でひとこと追加してください。
・その他単発・ギャグネタ〜「単発:橘家 あきらの発明と銀ミカ」
  ※オチがばれそうなら、「単発」「単発:橘家+α」だけでも可。
・自然発生的連作(XXX番さんに続けて…的なもの)〜「連作:>レス番 くんのその後」
  ※長編にまで発展しそうなら、適切なタイミングでタイトルを。
・上記により「もしもし、わたし名無しよ」は、感想、雑談の投稿と見なされる…はず。
4もしもし、わたし名無しよ:2006/06/27(火) 11:17:30
過去ログと関連サイト
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第二十七幕】
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/doll/1142015905/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第二十六幕】
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/doll/1139905401/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第二十五幕】
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/doll/1138281018/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第二十三幕】
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/doll/1132715701/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第二十二幕】
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/doll/1129742123/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第二十一幕】
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/doll/1126689794/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第二十幕】
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/doll/1124641631/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第十九幕】
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/doll/1123167790/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第十八幕】
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/doll/1120581047/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第十七幕】
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/doll/1118141684/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第十六幕】
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/doll/1115908890/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第十五幕】
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/doll/1113658640/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第十四幕】
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/doll/1110903387/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第十三幕】
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/doll/1109683234/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第十一幕】(実質12幕)
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/doll/1106417368/
5もしもし、わたし名無しよ:2006/06/27(火) 11:18:32
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第十一幕】
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/doll/1103213253/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第十幕】
 http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/doll/1099499481/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第九幕】
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/doll/1093879244/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第八幕】
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/doll/1088073629/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第七幕】
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/doll/1081212739/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第六幕】
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/doll/1074878959/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第五幕】
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/doll/1072227151/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第四幕】
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/doll/1068220868/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第三幕】
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/doll/1064847276/
【SD劇場】叔父様と愉快な仲間達【第二幕】
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/doll/1059883085/
【SD】アナイスの叔父様って
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/doll/1053402002/

SD劇場ー叔父様と愉快な仲間達ー保管庫
ttp://ozisama.fc2web.com
叔父様スレ テスト板
ttp://ozisama.pupu.jp/test/read.cgi/0000/
(スレ内での議論が長引きそうになったらこちらに移動してください)
次スレ立ては970を踏んだ人が行うこと。
980を過ぎたら速やかに移動できるように配慮しませう。
6もしもし、わたし名無しよ:2006/06/27(火) 12:31:49
>1さんもつカレー。
29番が活躍するスレ…になるといいね。
7テンテン君の顛末 1/3:2006/06/29(木) 08:08:49
※28幕からのネタを引っ張ってます。28番とまどかです。エマは叔父様の養女、田舎娘説。

引越し荷物の片付けに忙しい叔父様邸。
28番 「ヒースさん、ヒースさん!」
ヒース 「どうした、この忙しい時に」
28番 「あの、まどかさんからメールが来て…」
ヒース 「デートの誘いか?」
28番 「違います!脅迫状です!」
ヒース 「は?」
28番 「俺の大事なテンテン君(サボテン)を返してほしければ、今すぐ鎌倉のまどかさんの家に
    ひとりで来るようにと。警察に駆け込んだりしたら、テンテン君の無事は保証しないって」
エマ 「おんや、まだ仲直りしていなかっただか?」
28番 「なんか気まずくて、交換日記も、このひと月ほど渡していないんです。
    ヒースさん、俺はいったいどうすれバインダー…いえ、いいんでしょう?」
ヒース 「テンテン君を無事に帰して欲しいのなら、先方の支持に従うべきであろう」
28番 「でも、引越しの片づけが…」
ヒース 「君一人いないくらい、どうということはない。急ぐのなら僕の馬を貸してもいいが」
28番 「いえ、いつもの軽トラで行きます。馬だと、いちいち鐙の長さを変えないといけないし、
    そのままにしておくとヒースさんに怒られるし」
ヒース 「それは足の長さが…」
28番 「単に乗り方の問題です!じゃあ、行ってきます!」
ヒース 「スピードを出しすぎないよう気をつけたまえ」
28番 「俺、今まで一度も捕まった事ないですから」
ヒース 「そういう問題ではないだろう」
アナイス 「あら、28番はもう出かけましたの?まどかお姉様のところに行くのなら、新作のクッキーを
     持って行ってもらおうと思っていましたのに。メロンと黒豆入りの」
8テンテン君の顛末 2/3:2006/06/29(木) 08:09:41
途中、交通機動隊と鬼ごっこをすることもなく、無事に鎌倉のまどかの屋敷にたどりついた28番を
このうえもなく不機嫌そうなパピィが迎える。
28番 「パピィさん、こんにちは!まどかさんに呼び出されて来たんですけど…」
憮然とした表情のまま、庭の方に顔を向けるパピィ。
28番が庭の奥に歩いていくと、立ち並んだ枇杷の木の前にまどかが佇んでいる。
28番 「うわっ、ビワ・フルーツですね。俺、実物見るの初めてですよ。
     学名エリオボトリヤ・ヤポニカ、バラ科の常緑高木、原産国は中国」
まどか 「ちょうど食べごろですので、収穫を手伝っていただこうと思いまして」
28番 「あの…、テンテン君は?」
まどか 「元気にしていますわ。そんな顔なさらなくても、ちゃんと返して差し上げますわよ。
     食べきれない量の枇杷の実も持って帰ってくださいな」
28番 「あ、はい!」
まどか 「おひとつ、お味見いかが?」
28番 「いいんですか?」
まどか 「美味しいかどうかわからないものを叔父様のところに届けるのは不安でしょう?
     皮はこうやって簡単に剥けますのよ」
28番 「こうやって…わあ、瑞々しい!うん、美味い!」
まどか 「大きな種がありますからお気をつけて」
28番 「種や葉にはアミグダリンが含まれてるんですよね。
    がん予防にもなるし、神経痛にも効く優れもの。帰ったらさっそくアナイスお嬢様に
    葉や種を使ったクッキーを…」
まどか 「それはおすすめできませんわ」
28番 「クッキーは駄目なんですね。では、別のお菓子を作ってもらうことにしよう」
こっそり溜め息をつくまどか。
9テンテン君の顛末 3/3:2006/06/29(木) 08:10:22
収穫した枇杷と葉を軽トラに積んで帰り支度を始めている28番のところにまどかがやってくる。
まどか 「28番さん、あなたのテンテン君ですわ。ちゃんと日光に当てて、水のやりすぎにも注意して、
     りっぱに育てましたのよ」
28番 「テンテン君!ずいぶん可愛がってもらったみたいだな。鉢に綺麗なリボンまで巻いてもらって」
まどか 「お願いがありますの。この子をわたくしにくださいませんこと?大切にしますわ」
28番 「いらなくなったからって、この子をオクに出したりしませんよね?」
まどか 「そんなことしませんわ」
28番 「たまに、テンテン君に会いに来てもいいですか?」
まどか 「もちろんです!」
28番 「それなら、まどかさんに差し上げます。まどかさんが里親なら、この子も幸せですね。
    そうだ、忘れるところでした!渡そうと思って持ってきたんです。一か月分書き溜めた交換日記」
    
数日後の『スウィートドリーム』
29番 「そんなことがあったか。で、その日記には一か月分のまどかさんへの思いが綴られていると」
28番 「いや、ただの日記。ヒースさんが免許を取ると言い出して、練習につき合わされたこととか、
    最近、叔父様が腹を気にしだしたこと、エルシーお嬢様がピアノのレッスンでいつも同じとこで
    つっかえることとか、エマお嬢様がひとりで切符の自販機を使えたこととか」
29番 「相変わらずの男だな、お前は。ところで、お前、俺のスレを乗っ取るつもりじゃないだろうな?」
28番 「28幕では里先生に遠慮して大人しくしてたんだ。お前になら遠慮する必要はないからな。
    というのは冗談だが、活躍したいなら、お前も箱に入れられて流されてみるか?」
29番 「御免こうむる!それより、お前が持ってきたビワ・リーフのアオジル・プリンの商品化は却下だ」
28番 「えー、どうして?おいしいし、健康にいいから人気商品になると思ったんだけどな。
    アナイスお嬢様と日夜研究して、ついに究極の味を見つけたんだ」
29番 「健康にはいいかもしれんが、『スウィートドリーム』の商品にするには味が攻撃的すぎる」
28番 「わかった。それじゃあ、さらに改良を」
29番 「しなくていい!」
10もしもし、わたし名無しよ:2006/06/29(木) 10:47:44
アオジル・プリンはナニだがビワ・リーフのお茶なら『スウィートドリーム』に置いてもいいんじゃない?
11もしもし、わたし名無しよ:2006/06/29(木) 11:47:59
折角の交換日記が単なる日記ってのが相変わらず過ぎて藁田。
12もしもし、わたし名無しよ:2006/06/29(木) 15:46:15
イサイサ日記 一か月分のヌコタン観察日記
つかぽん日記 一か月分のアニメの感想
ジョー日記  最初の三日で終わってる
13もしもし、わたし名無しよ:2006/06/29(木) 16:17:15
>12
むしろ三日も続いた事に驚きw
14推定ジョー日記:2006/06/29(木) 16:24:11
一日目 物珍しいので熱心に書く
二日目 日記帳紛失
三日目 日記の存在自体忘れる
15もしもし、わたし名無しよ:2006/06/29(木) 16:28:05
シロタンは?
16もしもし、わたし名無しよ:2006/06/29(木) 16:40:43
シロ日記は思いついた詞のフレーズが書き散らしてあるとか?
17もしもし、わたし名無しよ:2006/06/29(木) 16:49:27
アナイスにささげるバラードとか、
お月様を見て君を思ったとか、そーゆーのを1ヶ月分読まされtる分けだな>担任

…て夏休みの宿題?
18もしもし、わたし名無しよ:2006/06/29(木) 17:06:43
そうか、リア厨組はもう夏休みか…。

一番人に見られると恥ずかしい日記書いてそうなのが寝ルカだw
19もしもし、わたし名無しよ:2006/06/29(木) 18:56:15
今の子って紙の日記帳より携帯サイトやブログに日記書いてるイメージ。
20もしもし、わたし名無しよ:2006/06/29(木) 19:46:11
アナイス日記…読むだけで食欲が失せる地獄のレシピが書き連ねてある。
サシャ日記…株価の変動と業務日誌。
クリス日記…毎日最初の三文字目で止まっている。
21もしもし、わたし名無しよ:2006/06/29(木) 20:05:42
榊ちゃん…ゆき賛歌が連ねてある。
桔梗…今日の目標達成度が書いてある。
22もしもし、わたし名無しよ:2006/06/29(木) 20:23:35
弗イベ日の榊日記は涙なしには読めないw

闇ミカ日記はたまに投下されるあれだな。
23もしもし、わたし名無しよ:2006/06/29(木) 20:38:24
>20
日記というよりダイイングメッセージ集になってそうだな、クリス日記
24もしもし、わたし名無しよ:2006/06/30(金) 00:38:59
やってみた。

アナイス日記 ○月×日△曜日(曇り)
『今日は眠ののさんに、オートミールのクッキーの焼き方を教わりました。
 とても香ばしくて口当たりも良く、美味しいのだけど
 少し物足りないと思うのはどうしてなのでしょう。

 28番さんのお土産で、ビワ・フルーツとビワ・リーフをいただきました。
 ビワフルーツの甘さとビワリーフのほろ苦さ、これをお菓子にできたら
 素晴らしい物になるんじゃないかしら。
 試作品で、リーフをアオジルにしてプリンを作り、上にフルーツを飾ったら
 可愛らしくて複雑な味わいの、奥深いお菓子が出来上がりました。
 28番さんも喜んでくれて、スウィートドリームにお話ししてくださるとのこと。
 もし、採用されたらどうしましょう(どきどき☆)。
 手作りって、とても楽しい。誰かに喜んでもらうって、とても嬉しいわ。
 明日は、マヨネーズ・カスタードとビワリーフのパンケーキを
 試作してみましょう。フルーツは甘露煮にしてみましょうか。とても楽しみ。

 では、皆様の上に幸福な夜が訪れますように。おやすみなさい』
25もしもし、わたし名無しよ:2006/06/30(金) 00:43:54
おい。本気で「採用されるかもしれない☆」と思ってるぞ、アナイスw
26もしもし、わたし名無しよ:2006/06/30(金) 01:08:05
フルーツは甘露煮で良かった
てっきり佃煮にでもされるかと思ってたから
27アナイス:2006/06/30(金) 10:19:26
>26様!
その手がありましたか!
早速、試作しなくては。
28もしもし、わたし名無しよ:2006/06/30(金) 11:47:26
レオナ 「ちょっと叔父様の所に往診に行ってくるわね」
教室 「食中毒っすか?この季節、気をつけないと危ないっすからね」
レオナ 「詳しい症状はわからないけど、ツクダニモドキがどうとか言ってたわ」
29もしもし、わたし名無しよ:2006/06/30(金) 22:42:12
アナイス 「28番さん、このビンはどうなさったの?」
28番 「ジャパニーズのハーブ(?)、サンサイです。
     リヒトさんから塩漬けの物を色々いただきました。ワラビ、ゼンマイ、タケノコ…」
アナイス 「なんだか変わった形をしているのね。くるくるして可愛いらしいわ」
28番 「ジャパニーズはこれを、煮付けやテンプラにして食べるそうです。
     天すみの季節限定は『とれたて山菜テンプラ蕎麦・カスタードを添えて』
     だそうです」
アナイス 「お蕎麦でしか食べられないのもかわいそうね。
      このくるくるの形、お菓子にしたら可愛いと思いません?」
28番 「そうですね! 塩抜きして、この前のビワと合わせたら!」
アナイス 「早速レシピを考えなきゃ。試作、手伝ってくださる?」
28番 「もちろんです。塩漬けの試食で喉が渇いて、ちょうどアオジルを
     飲みたいと思っていたんですよ」
30もしもし、わたし名無しよ:2006/06/30(金) 23:13:00
エマよ、早く警告のホイッスル吹いたれ。
なんならレッドカードでもかまわんよw
31もしもし、わたし名無しよ:2006/07/01(土) 00:38:18
今、うちのアナたんにヨーロッパの田舎娘みたいな服着せてるんだが
この格好で慣れない手つきで一生懸命山菜取ったり林檎もいだりして、
へったくそなジャムとか作っているのかと思うと可愛くてたまらん。
32もしもし、わたし名無しよ:2006/07/01(土) 01:49:56
>31
やあ叔父様久しぶりw
33もしもし、わたし名無しよ:2006/07/01(土) 08:39:48
『天すみ』一家総出の山菜取り、ピッコロアンもお手伝いの図も見てみたいぞ
34もしもし、わたし名無しよ:2006/07/01(土) 09:55:21
そういや最近叔父様見てないような希ガス
影薄の呪いかかった?

>33
○菘とピコアンって仲良しなんだっけ?
35もしもし、わたし名無しよ:2006/07/01(土) 10:54:57
里で埒られているシロツカは無事解放されたのか気になります
36もしもし、わたし名無しよ:2006/07/01(土) 10:55:11
これだけ登場キャラが増えれば、一人当たりの登場頻度が減るのは仕方ない罠。
37もしもし、わたし名無しよ:2006/07/01(土) 11:52:58
まぁね、職人さんも減ってるから出るキャラも限られてきてるし
自分の好きなSD(キャラ)が出てほしいと思ったらソッとリクエストをしてみるか
ネタを振ってみるといいかも
38もしもし、わたし名無しよ:2006/07/01(土) 12:37:14
じゃあリクエスト。
29番に光の当たるネタを何卒…。
39もしもし、わたし名無しよ:2006/07/01(土) 12:53:14
>33
自分もみたい。ついでにモル天もいるとウレシス
40スウィートドリームな夏 1/2:2006/07/01(土) 13:35:41
※アナイスは天然味音痴です。

『スウィートドリーム』喫茶室
テーブルでは珍しいことにアナイスと28番が向かい合っている。
眠のの 「ねえ、アナイス、28番さん、聞いていただけないかしら。
     いろいろ考えるのはいいと思うの。誰かに喜んでもらおうっていうその姿勢も偉いと思う。
     ただね、すごく言いにくいんだけど…」
28番 「つまり、一般向けではないと?」
眠のの 「そういうこと。美味しいと思うかどうかは個人の嗜好だけど、商売としてやっていくには、
     ちょっとね」
アナイス 「山菜入り豆乳ビワ・パフェのどこがいけなかったのかしら」
28番 「日本の山の味覚に豆乳を使ったアイスでヘルシーに風味よく仕上げたのですが
    叔父様も最近お腹を気にしていらっしゃるし」
眠のの 「考え方は悪くないわ。ただ、組み合わせが間違っているだけで」
アナイス 「いったい、どうすればいいのかしら」
眠のの 「例えば山菜をかんてんやみつ豆にかえるだけで他の人も食べられるパフェになるわ。
     ふたりから見れば普通すぎて物足りないかもしれないけど」
28番 「そんなことないです。へえ、かんてんか。全然考え付きませんでした」
眠のの 「それと、このタルトを試食していただけるかしら。
     この間のビワの葉のプリンから思いついたの。
     ビワの葉を乾燥させて粉にしたものを全粒粉とあわせて作ったタルトの台にシロップ漬けした
     ビワのスライスをのせて、ゼリー液を塗って固めたのよ」
アナイス 「とても美味しいわ。ほのかにビワの葉のほろ苦さも感じるのもいいわね」
28番 「うん、美味しいですね。これにおたふくソースをかければ完璧ですよ」
アナイス 「あら、からしマヨネーズの方が合うのではなくて?」
眠のの 「ピーーーーーッ!!!(ホイッスル)」
41スウィートドリームな夏 2/2:2006/07/01(土) 13:36:39
29番 「で、どうでした?」
眠のの 「この間のプリンがヒントになったことを喜んでいたわ。これからも精進するって」
29番 「あの、あくなき探究心には頭が下がりますけど、いかんせん味が…」
眠のの 「でも、お客様の生の声を聞くのは悪くないと思うの。
     この夏の特別企画として、アンケートをやってみたらどうかしら。
     いつ、どういう状況で、こういうスウィーツを食べてみたい。もしくは、食べさせてあげたい、
     みたいな」
眠ナナ 「いいかもしれませんね。最近アレルギー要素の卵・小麦・牛乳を使わないスウィーツの
     需要も叫ばれていますし、女性ならダイエット中でも甘いものは食べたいもの。
     おいしいだけではなく、健康にも気を配ったお菓子作りが今後の課題かもしれません」
セシル 「眠のの、夏休みのミニっ子お菓子教室のチラシができてきたよ!」
眠ミュウ 「そういえば、ホワイトデーのお菓子講座に引き続き、29番が講師をやることに
      なったんだったわね」
りあ 「29番さん、がんばってくださいね」
29番 「ミニっ子相手なんて大丈夫かなあ。怖がられないといいけど」
マジミカ 「大丈夫ですよ。僕がアシスタントですから」
29番 「よけい不安だ」
眠ミミ (お菓子作りの講師、ミミもね、ミミもいつかやりたいの。それでね、みんなにミミ先生ミミ先生って、
    引っ張りだこなの。もうミミったら、みんなのア・イ・ド・ルなんだから)


29番って出番が増えても、気苦労も一緒に増える気がしる…
42もしもし、わたし名無しよ:2006/07/01(土) 14:00:04
ミニっこお菓子講座、男子の部と女子の部で気苦労度合いが10倍くらい違いそうな気がするよw
43もしもし、わたし名無しよ:2006/07/01(土) 17:04:00
オリビアいつ登場?
44もしもし、わたし名無しよ:2006/07/01(土) 17:33:51
ヌースが届いたら?
45もしもし、わたし名無しよ:2006/07/01(土) 18:10:38
このスレ初の肉弾カポールになりそうでwktkだw ジョーオリ。
46もしもし、わたし名無しよ:2006/07/01(土) 18:33:16
HAHAHAとか、笑うんだろうか。オリビア。
47もしもし、わたし名無しよ:2006/07/01(土) 18:38:42
>46
自分のイメージもそんな豪快なメリケンガールだ。
本スレの雑談で言われてた「檻=性転換鰆」説の影響で
「オリビア=女版ジョー」に思えて仕方ない。
48もしもし、わたし名無しよ:2006/07/01(土) 20:30:02
ユマ・サーマンみたいなゴジャースな女傑を思い浮かべたよ。

シンディ姐さんもまどかも勝気な女だけど、
「豪快な肉体派」ではないから、今までいないタイプで楽しみ。
ヒースや荒夜がびびるところが見たいw
49もしもし、わたし名無しよ:2006/07/02(日) 00:52:27
おぉ、自分もユマ・サーマンのイメージだ>檻
またはアンジェリーナ・ジョリー

ジョーとの肉弾カポーは檻→ジョーなのかジョー→檻なのかそれともニコののみたいに
ラブラブカポーになるのか今から楽しみだ
50もしもし、わたし名無しよ:2006/07/02(日) 00:59:42
>49
ジョーオリはなんとなく、何のてらいもないアメリカンなラブラブバカップルなイメージだった。
人前で堂々と腕組んだりブチューっとやったりするけど
完全にオープンだからかえっていやらしさを感じない、みたいな。
51もしもし、わたし名無しよ:2006/07/02(日) 01:46:08
毎回挨拶代わりのブチューを見せつけられ
「恥ずかしいからやめて///」と怒る13ミミ
「またかよ…」とげんなりする四郎と司
真っ赤になって目が彷徨う純
特に動じないイサを想像
52もしもし、わたし名無しよ:2006/07/02(日) 02:01:46
さすがイサイサだw
53もしもし、わたし名無しよ:2006/07/02(日) 02:21:59
そこまで周りが困っててもカップルではない方がむしろ楽しいかもしれない。
てゆーかジョーらしい?
「ライバル」とか「戦友」とか。
54もしもし、わたし名無しよ:2006/07/02(日) 02:41:04
オリの知り合いの日本人がジョーだけだとしたら。
日本を誤解してないか心配だ。

更に理解を深めようと日本が登場するハリウッド映画を見まくって状況を
悪化させたり。
55単発:主役への道:2006/07/02(日) 03:05:02
注意:セシルがちょっと29番に対して意地悪です

29番 「あぁ、第29幕だからと期待していたのに初手からスレの話題は16少女で
    持ちきりだ…やはり俺が華麗に活躍するスレなんて無理なのか…」
セシル 「29番、諦めちゃ駄目だ!」
29番 「セシルさん?!」
セシル 「君のために主役になれるアイテムを持ってきたよ」
29番 「え、主役になれるアイテム?それは…」
セシル 「ほら、引っ越しで使った段ボー(ry」
29番 「またそれかーーー!」ガスッ
セシル 「グフッ!」バタッ
29番 「ハッ!あまりにむかついたんで思わずセシルさんを殴ってしまった。
    セシルさん、セシルさん!すみません、大丈夫ですか?!
    駄目だ、思いっきりクリティカル入ったんで目を覚まさない…
    こんな所を眠ののさんに見られたら………ゾッ(背筋が寒くなる
    そうだ、この段ボールに入れて川に流して証拠隠滅…
    いや、駄目だ。そんなことをしたら「セシルの不思議な旅」が始まってスレを乗っ取られてしまう
    いや違う違う!SDとして気絶させた相手を川に流す、それイクナイと思うのが最初だろっ!」

29番の声に気づき片目だけ開けて様子を見つめるセシル
セシル (……スレの主役になれない焦りと僕を殴ってしまって眠ののに嫌われるかもしれない焦りが
     ごっちゃになって混乱してるのか) 
29番 「俺は一体何を言っているんだーーー!」
セシル (殴られたことだし、それに、面白いからもう少し気絶した振りして様子見てよw)
56もしもし、わたし名無しよ:2006/07/02(日) 03:21:24
>55に勝手に続き小ネタ
29番 (こうなったら徳の高い神父様に全ての罪を告白して懺悔しよう。
    きっと良きに謀らってくれるはずだ…。)
セシル (謀らうって…オイ!)
57@アニヲタ:2006/07/02(日) 05:50:48
誰か俺らを里から救出して下さい。
このままだと幕張、名古屋まで帰れません。DVDの予約が出来ないし
綾さんの弁当も食べれないし、ゲド戦記も見に行けないし…シクシク
58単発if:大脱走2006 1/3:2006/07/02(日) 14:14:50
注意:つかぽん、四郎の単発if救出ネタです
 他の職人さんが書くようなテンポのよい予告編みたいなものではありません。
 思いついたシーンを ただ書いているだけのものになります。

2006年、夏-----
四郎 「片づけても片づけても迫り来る梱包作業、ちょっとした住所ミスが命取り
    …って俺はどっかの敏腕サラリーマンじゃねぇっての!!あーもうっ、我慢出来ない!」
司  「…こんな作業やってる間にもし綾さんがあの写真集を見てしまったら…
    綾さんのことだ、きっと勘違いして俺と純ちゃんの仲を取り持とうとするに違いない
    そんな事されたら…そんな事されたら…うわぁぁああー!四郎っ!!」
四郎 「おうさ、つかぴょん!!」
シロツカ 「「逃げるぞ!!」」
 
14番 「7番様、これを」
7番  「アテクシから切り取られた南条勲のアップ写真、これをお面にして見張りを騙したのか。14番…」
里に警報が鳴り響く
四郎 「つかぴょん、気づかれたみたいだ!」
7番  「二人を捕らえろ!今は一人でも多くの人手が必要だ!」
-----そして少年達の自由への戦いが始まった

家族の元に届いた手紙、ただ一言『たすけて』と
綾  「一体あの子達に何があったの?里帰りしてるだけじゃないの?」
純  「お兄ちゃんと『司君』を助けに行こうよ!」
勲  (…まただ。純の口からつかぴょんの名前を聞くと動悸が激しくなり、息切れ、
    めまいが起こる…)

アイカ 「銀ミカサンの車に乗れないナラ、私達の宇宙船乗ってクダサーイ」
美加  「宇宙人'S、手を貸してくれるの?」
セイナ 「ハイッ!シローさん助けるのに私達も一肌脱ぎたいのデスっ!
     私達、脱ぐと凄いんデスヨ!」
59単発if:大脱走2006 2/3:2006/07/02(日) 14:16:03
雪之丞 「じゃあ俺はMY bicycleで向かうze」
銀ミカ 「バイクって…」
13ミミ 「ジョー!高速は二人乗り駄目なんだよ!って、それ以前に自転車は
     高速駄目なんだってばぁーーーー!キャーーーーー!!!」
雪之丞 「tollgateを強行突破だze!Don't let go your hold on it
    しっかり掴まってろYO!」
綾   「四郎、司君。無事でいて…」
そして向かう先は古都キオト

7番  「侵入者は第一フロアに入った、カスヒー軍団を向かわせろ」
14番 「7番様、デーデーアマゾネス部隊の準備が整いました」

凌  「僕が囮になるよ。危なくなったら影薄で逃げるから大丈夫」
アキラ 「ねぇ、凌にぃ。これ持って帰ってもいいかな?」
美加 「美加、女の子のカスヒーがよかったな。ロボットばっかり…」
キャンディー 「キャー翔くーん(はぁと」
シェリー   「こっち向いてぇー」
健  「すごいね翔にぃ、デーテー達をファンにしちゃったよ…おばぁちゃん達だけじゃないんだ…」
翔  「今日は僕のミニコンサートに来てくれてありがとう。次はまだ未発表の
   新曲を一足先に君達だけに聞かせちゃおうかな(ウィンク ちなみに発売日と価格は…」
純  「CDの宣伝までしてるし…プロだよ…翔ちゃん」

四郎 「つかぴょん、駄目だ、こっちの道を塞がれた!」
司   「こんなシステムに金かけないで
    PCのOSと事務用ソフトのバージョンアップしろよーーー!!」
7番 「ありがとう、君達のおかげでアルバイト要員が一気に増えた」
14番 「ロボヒー軍団!前へ!手荒な真似はするな。これから幕張まで
    ガンガン働いて貰うのですから」
四郎 「ちっくしょう、またあのタコ部屋に逆戻りか…」
襲いくるロボヒー軍団、絶体絶命のピンチ-----しかし
60単発if:大脱走2006 3/3:2006/07/02(日) 14:16:51
綾   「そんな風に簡単に諦める子に育てた覚えはないわよ!四郎!」
希望が現れた----------
13ミミ 「さぁて、最近モニョる事があったから、いいストレス解消になりそうね」
雪之丞 「YES!すっきりしないときは体を動かすのが一番だってyou father、
    親父さんも言っていたZE!w」
勲   「では、俺もなんだか分からない胸のモヤモヤをすっきりさせるか」
翔   「おっと、デーデー達はアテにしない方がいいよw」
----------仲間、家族という名の希望

銀ミカ 「ジョー!右によけてかかと落とし!後ろからも来たぞ」
美加  「銀ミカちゃん…なんで壊れたロボヒーのコントローラー持ちながら
    ジョーちゃんに指示してるの?」
銀ミカ 「…金失人とかミニッコの頃すごく憧れていたんだよね(遠い目」

7番  「これだけは使いたくなかったが…仕方ない」
凌  「兄さん、またロボヒーが…でも…」
あきら 「でっけぇ〜」
史上最悪の敵が目の前に立ちはだかる。少年達は無事里から脱出できるのか

四郎 「ぜってぇここから脱出してやる、自由になって…んでもって、んでもって
    ねぇちゃんのカレー腹一杯食うんだーーー!!」
61もしもし、わたし名無しよ:2006/07/02(日) 19:59:22
レオナ 「勲君、動悸・息切れ・めまいですって?
     私の秘蔵のこれを分けてあげるわ」

つ 薬用養命酒
62単発:復活のテンカイマン:2006/07/03(月) 03:22:57
天界のある一日。
桔梗が榊の部屋のドアをノックする。
榊 「おや、桔梗。どうしたのですか?」
桔梗 「榊様、今日はせっかくのお休みですし、お仕事はそのへんになさって、ゆきと遊んでやっては
    いかがでしょうか」
榊 「しかし、私が箱に入れられて流されている間の仕事がたまってしまっているので」
ゆき 「(ドアから半分顔をのぞかせて)榊ちゃん、お仕事おわらないでしゅか?」
榊 「ゆき!これだけ片付けたらすぐに行きますから、表で待っていなさい」
ゆき 「はいでしゅ!テンカイマンごっこするでしゅー!」
霞 「ききょう…」
桔梗 「お前も一緒に遊びたいのですね?行ってらっしゃい」
後ろ髪ひかれるかのように桔梗の方を振り返るが、ゆきの後を追ってふよふよ飛んで行く霞。
榊たちが遊びはじめたのを見て、桔梗が立ち去ろうとしていたところにマジックハンドが伸びてきて、
桔梗が隠し持っていたものを奪い去る。
桔梗 「デカ健様!」
デカ健 「へえ、これか。お前がゆうべ遅くまでちくちく縫っていた物は」
デカ健がひろげたものはテンカイマン・マスク。キン○マンのマスクの『肉』の文字が『天』になっている物を
想像してもらえるといいかもしれない。
デカ健 「榊に渡さなくていいのか?せっかく作ったのに」
桔梗 「そうなのですが、やめておきます。嫌味に取られてしまいそうな気がしますので」
デカ健 「なんだよ、一緒に遊ぼう、って持っていけばいいだけじゃん。待ってろ、手本を見せてやる。
     おーい、楽しそうなことしているな。俺も入れろ」
女神美加 「お兄様!お兄様は今日はお休みの日ではないでしょう!
       ちゃんとお仕事してくれなくては困ります!」
デカ健 「ちぇ、うるさいな。部下を指導するのも上司の仕事なんだよ」
女神美加 「そんなこと言って。遊びたいだけでしょう!」
デカ健 「バレたか(・∀・)」
63もしもし、わたし名無しよ:2006/07/03(月) 12:14:14
桔梗、霞はゆきとも遊びたいだろうけど桔梗とも一緒に遊びたがってるぞー
64もしもし、わたし名無しよ:2006/07/03(月) 13:16:26
テンカイマンごっこってどんな遊びだ?
65もしもし、わたし名無しよ:2006/07/03(月) 19:11:17
>>55
禿しく亀だけど、眠ののの危機を救いに行く話だったら29番も活躍できるんじゃない?
何をどうすればあの無敵眠ののがピンチになるのかはわからんが。
66もしもし、わたし名無しよ:2006/07/03(月) 19:25:24
豚切りだが、今年の男性用浴衣の流行柄はドクロとコウモリらしいぞw

ttp://www.yahoo.co.jp/s/p=tpc_ph1/*-http://rd.yahoo.co.jp/toppage/topics/photo/?http://dailynews.yahoo.co.jp/photograph/pickup/?1151914282
67まなぶ:2006/07/03(月) 19:48:56
>66
もちろん当店でもお取り扱いしていますよ。
そこの巨頭の風格を漂わせるお兄さん、夏祭りデートに如何ですか?
68@船長:2006/07/03(月) 19:52:53
藻前も巨頭組の一員のくせに、いっぱしの口を叩きやがる
69もしもし、わたし名無しよ:2006/07/03(月) 20:02:03
まなぶのハンドルネームはやはり「鉄ちゃん」なんだろうか?
70もしもし、わたし名無しよ:2006/07/03(月) 20:12:06
「@ぼんぼん」とか?
71もしもし、わたし名無しよ:2006/07/03(月) 20:24:10
トッピたんのコテハンは「ブルータス」にイピョーウ
72もしもし、わたし名無しよ:2006/07/03(月) 20:32:51
おまえもか?
73もしもし、わたし名無しよ:2006/07/03(月) 20:48:42
トニーはツッパリとか夜露死苦とか愛羅武勇とか。そんなのかな。
74小ネタ:星に願いを:2006/07/03(月) 21:16:31
注意:アナイスは出てきませんが、ルカ→アナイス、四郎→アナイス要素あり

ルカ 「さて、今年も七夕の季節が近づいて参りましたが。
    七夕と言えば、短冊に願い事。願い事と言えばそりゃやっぱり…」
ヒューイ 「アナイスさんと夏祭りデートとかだろ。ほんと毎年兄ちゃんの願いは変わり映えしないよね」
ルカ 「ムッ そういうお前はなんなんだよ。どうせカブトのパンツが欲しいとかだろ」
 ヒューイの短冊を取り上げるルカ
ヒューイ 「あ!何するんだよ、見るなー!」 
『九九をガンガル』
ルカ 「………お前、ガンガルって願い事じゃなくて目標とか豊富だろ?
    まぁいい、おこちゃまの願いより今は俺の願いだ。何にしようかなぁー、
    ヒューイの言うとおり毎年『アナイスとデート』じゃ芸がないし…
    『アナイスと』…『アナイスと』…」

四郎 「よう、ルカ。お前ん家も笹飾ってるんだ」
ルカ 「よう。もってことは、四郎ん家も飾ってるのか。ちなみにお前のお願い事は?」
四郎 「俺?決まってんだろw
   『アナイスに「アナイスに捧げるバラード〜七夕バージョン〜」全楽章を聞いて貰えますように』だ!」
ルカ 「…七夕バージョン」
四郎 「おう、七夕にちなんで全部で77章あるんだぜw」
ルカ 「77章…」
四郎 「七夕、晴れるといいなー。おっともうこんな時間だ。じゃあなー」
 四郎の去った後、ルカは願い事を書いた短冊を笹につけた。

ヒューイ 「兄ちゃん何願い事を書いたんだよ。…えー?なにこれ?」
『七夕は雨になりますように!お願いします!切実ですっ(><)』
75もしもし、わたし名無しよ:2006/07/03(月) 21:27:21
リヒト 「四郎、七夕祭りの日はバイトだぞ。
     忘れるなyo!」
76もしもし、わたし名無しよ:2006/07/03(月) 22:50:12
>69
マジモンの鉄だったら、それこそ鉄とは名乗らないんでは。
軽症ならカツオペアとかあづさとか。
ちと進んでしまうとE257とかクハ201とか。

全国の鉄のみなさんにごめんなさい。
※バカネタです。


ある日の叔父様邸。
28番 「じゃあ俺ちょっと出かけてきますね」
ヒース 「む、何処へ行くのかね?」
28番 「まどかさんと買い物に。ナツマツリに着ていく浴衣を見繕ってもらうんですよ。
    もうすぐボーナスも出ますから、思い切って奮発して新調しますよ」
ヒース 「ナツマツリに着てゆくユカタ…か」

自分の部屋のウォークインクローゼットに叔父様邸女性陣を連れてくるヒース。
ヒース 「エマ、アナイス、エルシー。見てもらいたいものがあるのだが」
アナイス 「何ですの?従兄様」
ヒース 「タナバタ・デーにトウキョウの商店街で行われるナツマツリに着ていくものだが、
     どれが良いと思う?」
エマ 「ヒース様、これは全部お家の中で着るバスローブだ」
ヒース 「君はまだ見識が足りんな、エマ。
     古来よりニッポンでは、ナツマツリのボンダンスには
     ユカタ・ローブを着て参加するのが慣わしだという」
アナイス 「ニッポンのユカタ・ローブは私たちにとってのバスローブと同じだそうですわ」
エマ 「んだば、わたすもナツマツリにはバスローブを着ていかねえといけねえだか」
アナイス 「ええ。エマ姉様、エルシー。今度三人でお揃いのバスローブを買いに行きましょう」
78もしもし、わたし名無しよ:2006/07/04(火) 03:07:33
「タナバタ・デー」を「タチバナ・デー」と読んでしまった・・・orz
79もしもし、わたし名無しよ:2006/07/04(火) 08:30:14
タナバタ・デーをタナバタ・デートと読んでしまった。
80もしもし、わたし名無しよ:2006/07/04(火) 10:20:48
いくらヒースであれどアナイスをバスローブで外に
連れ出そうものなら叔父様に制裁されるだろう・・・
81もしもし、わたし名無しよ:2006/07/04(火) 12:51:18
むしろ叔父上にもバスローブ着用を勧める奇行子。
82もしもし、わたし名無しよ:2006/07/04(火) 19:34:39
イサイサと純が七夕デートで仲直りするネタをリクエスト。
動悸息切れしたままのイサイサカワイソス
83もしもし、わたし名無しよ:2006/07/05(水) 00:40:05
イサと純って喧嘩してたっけ?
84もしもし、わたし名無しよ:2006/07/05(水) 00:51:56
>>65
29番のピンチを眠ののが救いに行くんだよ。

マジミカ「店長〜」
眠のの 「どうしたの?」
マジミカ「29番さんが昨日から買い物に行ったきり帰って来ません」
眠のの 「あらやだ?遭難したのかしら」
マジミカ「え?」
眠ナナ 「買い物帰りに、野生のブルーベリーを取りに行ったりするから…」
マジミカ「店長のお使いで?何処へ?」
眠ナナ 「山に。」
眠のの 「どうしようかしら?↓」
85もしもし、わたし名無しよ:2006/07/05(水) 01:57:40
山で狩り真っ最中の鞠汁に遭遇する29番を想像した。
86もしもし、わたし名無しよ:2006/07/05(水) 02:25:44
ヒースといい、まどかといい、浴衣似合わないんじゃないんだけど、
なんというか…とても堅気の人に見えないかんじ。
カコイイケドナー。
87もしもし、わたし名無しよ:2006/07/05(水) 09:16:51
浴衣はまなぶを呼んで見立ててもらうのが一番無難そう>ハイランド組
88もしもし、わたし名無しよ:2006/07/05(水) 09:54:15
意外と荒夜が浴衣似合いそうな気ガス
89もしもし、わたし名無しよ:2006/07/05(水) 19:11:50
ふと『浴衣の似合うカップルコンテスト』のネタを考えてたんだけど、
黒髪男女のカポって実はいない?
90もしもし、わたし名無しよ:2006/07/05(水) 19:55:41
遠夜とチャイナりお/シンディとか。
91@怪(ry:2006/07/05(水) 20:04:41
シンディの相手は荒夜だろ!
92もしもし、わたし名無しよ:2006/07/05(水) 20:29:09
荒夜は黒髪じゃないし。
93@船長:2006/07/05(水) 20:31:27
銀髪に浴衣が似合わないなんて、言わせねえ!!
94もしもし、わたし名無しよ:2006/07/05(水) 20:34:49
キャプテン、出るつもりだったのか?
浴衣の似合うカップルコンテスト・・・・
95もしもし、わたし名無しよ:2006/07/05(水) 20:49:06
見た目浴衣が映えそうなのはツカ綾かな。
銀座の人スマソ
96もしもし、わたし名無しよ:2006/07/05(水) 20:55:22
浴衣の似合うカップルコンテスト、自分の一押しはぼん&みどりだなw

SD以上だったら、男はなんとなく里先生を推してみる。
97もしもし、わたし名無しよ:2006/07/05(水) 21:03:07
里先生の相手が気になる。
98もしもし、わたし名無しよ:2006/07/05(水) 21:52:15
あー、見たいかも。
ぼん&みどりで、青と赤の金魚みたいな帯のおそろい浴衣姿。
99もしもし、わたし名無しよ:2006/07/05(水) 22:01:26
より姐さんの和服の似合いっぷりはただもんじゃないよ?
100もしもし、わたし名無しよ:2006/07/05(水) 22:26:22
>99
より「姉さん」ではなく「姐さん」w
つまり、ベスト・オブ・ザ・浴衣の似合う家族は、より&みどりと…

個人的には、ジョー&オリの勘違い浴衣もミテミタス
101もしもし、わたし名無しよ:2006/07/05(水) 22:30:58
リヒト&めぐも忘れちゃイヤン。
…と思ったが、リヒトって浴衣よりはハッピとねじり鉢巻ってイメージだ。
102もしもし、わたし名無しよ:2006/07/05(水) 23:15:31
ジョー&オリの浴衣を想像すると、浅草の土産物屋で売ってる
金ぴかでぺらぺらの勘違いキモノが浮かぶんですけど。
103もしもし、わたし名無しよ:2006/07/05(水) 23:30:25
>102
マツケソサソバスタイルのジョーとオリビアを想像してしまった
104もしもし、わたし名無しよ:2006/07/06(木) 00:17:29
>101
リヒトは浴衣より甚平の方が似合いそうだな
105もしもし、わたし名無しよ:2006/07/06(木) 00:33:09
甚平、いい!q(^-^q)
106もしもし、わたし名無しよ:2006/07/06(木) 00:40:24
('A`)
107もしもし、わたし名無しよ:2006/07/06(木) 16:04:09
リヒトは金髪だよ、たしか。
※29番→眠のの、ヒー叔父、叔父アナ(本人登場せず)要素あり。

29番 「突然ですが、俺は山にブルーベリーを採りにきて道に迷ってしまいました。
    既に日が落ちてまた昇っています。
    俺はこのままハイランドの奥地で遭難氏する運命なのでしょうか」
眠のの 「(草むらを掻き分けて)29番!探したのよ!!」
29番 「眠ののさん!?そんなボロボロの格好になって…!」
眠のの 「あなたが行方不明になったと知って、居ても立ってもいられなくなったの。
     居なくなって初めて気付いたわ。私にとってあなたは誰よりも必要な人なの」
29番 「眠ののさん…」
眠のの 「29番…」
(以下自主規制)

〜29番の妄想終了〜

28番 「何だ、もう終わりか?」
寝ルカ 「ここからがいい所だったのに」
29番 「すいません、俺の想像力ではこれが精一杯です」
トニー 「でもよー、前から思ってたんだが。29番の妄想は不毛じゃね?」
29番 「不毛って言うならこの場の全員の妄想が不毛じゃないですか」
トニー 「いや、他の連中の妄想相手は皆一応フリーだろ?
     でも29番の相手は、もう他の男のナオンだって話じゃねーか。
     彼氏以外の男に付き纏われちゃその女だって迷惑しねえ?」
ヒース 「トニー君、君という男は」
キャプテン 「皆薄々思ってた事を…」
29番 「迷惑……俺が付き纏うと眠ののさんに迷惑……Orz」
エマ 「(ノックの音)29番さんにお迎えが来ているだよ」
29番 「俺にお迎え?」
眠のの 「29番、こんな所にいたのね。探したじゃない」
部屋に入ってきて29番の手をとる眠のの。
29番 「眠ののさん、どうしてここに?」
眠のの 「もう。七夕祭りの『浴衣が似合うカップルコンテスト』にセシルと出るための浴衣、
     選ぶの付き合ってくれるって言ったでしょ?すっぽかすつもり?
     29番が一緒に来てくれないと困るんだから」
29番 「すみません、すぐにお供します!」
眠のの 「ありがと。お礼にご飯奢るわ。何食べたい?」
29番 「そうですね、エスニックなんかどうですか?」
眠のの 「いいわね。ついでに帝都デパートに新しくできたカフェ入ってみない?」
29番 「敵情視察ですね。いいですよ」

和気藹々と喋りながら叔父様邸を去る29番と眠のの。
トニー 「なあ、眠ののってもしかすると、天然魔性の女なのか…?」
キャプテン 「よく考えてみたら、そうとも言えるかもしれないな」
ヒース 「叔父上も、女性とは時に恐いものだと仰っていた」
28番 「ああ、よく叔父様仰っていますね。アナイスお嬢様は恐いって」
寝ルカ 「アナイスさんも天然魔性ですもんね」
キャプテン 「料理の話じゃね?」
28番 「いえ、可愛すぎて恐いと」
ヒース 「28番君、叔父上は僕の事は何か仰っていなかったかね?」
28番 「ヒースさんの事も恐いって仰ってましたよ」
ヒース 「ほう、叔父上が僕を、可愛すぎて恐いと!」
28番 「いいえ。何しでかすか分からないから」
110単発:アナイス怖い:2006/07/06(木) 20:28:50
注意:叔父アナ要素有り、アナイス天然魔性気味
28番 「以前から思っておりましたが叔父様にも怖いものってあるのですか?」
叔父様 「あるとも。例えば私はアナイスが怖いな」

怖がらせようとアナイスを叔父様の前に置く28番
叔父様 「おぉ、怖い怖い。本当にアナイスは怖いな」
と、言いながらもアナイスをお膝抱っこして頭を撫でてやる叔父様
28番 「叔父様…本当にアナイスお嬢様が怖いのですか?」
叔父様 「あぁ、怖いとも。アナイス、何か欲しい物はあるかね?食べたいものは?」
アナイス 「特にはありませんわ。あっ、そう言えばこの前街に出たときにあったレストラン、
      とても素敵な外観でしたので今度の日曜皆で行きませんこと?
      それとそのレストランのはす向かいにあったブティックに素敵な夏用のワンピースがありましたの。
      エマお姉様やエルシーと色違いで揃えたらとても素敵だと思いますわ。
      あとお部屋のソファーをそろそろ新しい物に変えたいの。
      カーテンとカーペットもお揃いの物にしたいし、それに…」
28番 「十分、特にがあるじゃないですか、お嬢様」
叔父様 「うんうん。分かったよアナイス。…と抗う事も出来ず、貢いでしまいたくなるほどの怖さだ」
28番 「いい加減にしやがれでございますよ、叔父様。怖い怖いって全然怖がっていないじゃないですか
   叔父様が本当に怖いのは一体なんなんですか?!」

叔父様 「うむ…ここらでそろそろエルシーが怖い」
28番 「お後が宜しいようで」

落語:「饅頭こわい」のパロでした
111もしもし、わたし名無しよ:2006/07/06(木) 20:31:36
うん…まぁ、来るかな、とは思ってたよwww>饅頭こわい
112もしもし、わたし名無しよ:2006/07/06(木) 20:42:20
漏れの場合はのの様怖い…だw
113もしもし、わたし名無しよ:2006/07/06(木) 20:43:06
うん、自分でもベタだなとは思ったんだけど
なんか書かずにはいられなかったんだ…
114もしもし、わたし名無しよ:2006/07/06(木) 22:46:53
しかし、ムッツリーズで一番不毛なのはヒースじゃないか?
115もしもし、わたし名無しよ:2006/07/06(木) 23:37:57
一番普通なのがトニーか?
116天界の一問一答:2006/07/07(金) 00:32:27
お題 『こわいものはなんですか?』

女神美加 「そうね。仕事が滞るのが一番困るわ。ね、お兄さま」
デカ健 「もちろん俺様だ! んー、もうカッコ良すぎて仕事も出来る!
     こんなカミサマ他にいないね! んー、出来すぎる男ってこわい! 
     …ホントハ イタイイタイノスズガ コワイ…」
チリーン……
白鳥 「とくに無いかな。あるとすれば↑」
白蓮 「今のところは、特別ありません。あるとしたら↑」
榊 「仕事が滞ることが一番恐ろしいですね。この七夕の願い事で忙しい時期、
   一瞬の気の迷いが命取り…あ、ゆき。遊びたいのですか?
   では、地上の七夕祭りを見に行きましょうか」
桔梗 「こうやって、榊さまが天界を留守にされている間が恐ろしいですね。
    有事の時には誰が先頭指揮を執り、この天界を守るのかと」
椿  「私たちがお役に立ちます! シリアスバイオレンス系ネタでは、
    天使たちも色々力仕事やってますよ!」
桔梗 「慢心は心に隙を作りますからね。気を付けるよう心がけなさい」

ゆき 「こわいものでしゅか? うぅんと、榊ちゃんの箱がなくなったとき、
    こわくて泣きそうになったでしゅ」
霞  「ききょー、こわい」
桔梗 「…霞は私が恐いのですか?(ちょっとショック)」
霞  「ききょー、おしごと、こわいかお」
桔梗 「顔には出していないつもりが…霞、ありがとう。
    忙しさの余り、私は慈愛の心を忘れていたようです」
117もしもし、わたし名無しよ:2006/07/07(金) 00:46:55
四郎 「俺、ミミの怖いものだったら知ってるぜ」
13ミミ 「何よ?」
四郎 「お化けだろ?」
13ミミ 「う…うん」
四郎 「それから体重け(バキィィィ!!!」
118単発 怖いもの:2006/07/07(金) 01:17:34
凌 「うっしーは剣術が使えて強いから、怖いものなんてないんでしょ?」
牛 「拙者は饅頭が怖いでござる。あとドラ焼きとあんみつ、大福も怖い。
   最近はスィートドリームの抹茶ぱふぇが滅法怖くてのう。」
凌 (…ベタすぎるけど、友達なら突っ込んであげなくちゃ)
  「そ、そうなんだ。じゃあ肝試しにスィートドリーム行かない?」
牛 「おお、肝試しとな。それは剣の道を極める精神修養に丁度いい(ニッコリ)」
凌 (言い訳しなくてもいいのにぃ〜)
牛 「ところで凌どのは何が怖いのじゃ?」
凌 「僕?えっと、ムカデと、四郎兄ちゃんの歌と、ピーマンと。
   でも、魔女が一番怖いかな…?」
牛 「ほう、魔女とな。」
凌 「だって見つめられるとすごくドキドキして何も出来なくなるんだ…(ポ)」
119もしもし、わたし名無しよ:2006/07/07(金) 02:15:33
112はひょっとするとマジミカではなかろうか。
120もしもし、わたし名無しよ:2006/07/07(金) 02:33:09
凌とうっしーギザカワユス
121もしもし、わたし名無しよ:2006/07/07(金) 02:38:11
>119
セシルかもしれないぞw
122夏祭りの予備知識:2006/07/07(金) 14:12:50
※ヒー叔父あり

ヒース 「これがユカタというものか」
七夕祭り当日、ヒースが部屋で28番に浴衣を着るのを手伝ってもらっている。
28番 「そうです。やはり、まどかさんの見立ては確かですね。
    シックな色合いの変わりイチマツ・チェックの中にさり気なく散りばめられた馬蹄柄。
    ヒースさんならこれを着こなすだろうって言ってましたよ」
ヒース 「叔父上がまどか嬢に頼んでくださったのか。なんだかんだ言っても叔父上は僕のことを」
28番 「バスローブでトウキョウ商店街をうろうろされては困るからって。
    病院から脱走した入院患者と間違われますからね。
    何をしでかすかわからないから、お祭り会場ではヒースさんから目を離すなと言われてます」
ヒース 「何が悲しくて君と祭り見物をせねばならんのだ」
28番 「大丈夫。ニッポンのお祭りについて、まどかさんからいろいろ教わりましたから。
    まずは金魚すくい」
ヒース 「困っている金魚を救うのか?」
28番 「……」
ヒース 「言ってみただけだ」
28番 「それからヨーヨー釣り」
ヒース 「妙な名の魚だな」
28番 「魚じゃありませんよ。ヨーヨーといえば、トニーさんが得意そうなアレじゃないんですか?」
ヒース 「ああ、アレか」
28番 「それに、さまざまな出店。リヒトさんはいつものソース焼き蕎麦に加えてカレー焼き蕎麦も
    だすそうです。あと、ワタガシとかお面とか」
ヒース 「それはベネチアのカーニバルのようなマスクか?」
28番 「うーん、ちょっと違うみたいですね」
ヒース 「眠のの姫はセシル君と『浴衣が似合うカップルコンテスト』に出場すると言っていたが」
28番 「ヒースさんも出たいんですか?相手が決まってるなら、俺が申し込んできてあげます。
    念のために言っておきますけど、出場資格があるのは男女の組み合わせですよ。
    叔 父 様 と は で ら れ ま せ ん から」
123もしもし、わたし名無しよ:2006/07/07(金) 14:19:49
>叔 父 様 と は で ら れ ま せ ん から
その叔父様はアナイスと出そうだな。
そしてハンケチを噛みながら悔しがる奇行子。
124もしもし、わたし名無しよ:2006/07/07(金) 15:08:20
>123
おそらく、そのつもりでヒースのおもりを28番に頼んだのだろう>叔父様
125もしもし、わたし名無しよ:2006/07/07(金) 15:15:04
病院から脱走した入院患者って所でツボにきて笑い氏にそうになったwww
※イサ純恋愛ネタです。イサ→純に恋愛感情があるのかどうかは諸説ありますが、
 このネタの中では「特別な感情はあるけどイサイサ本人は無自覚」説を使っています。

7月7日、放課後。
勲 「商店街でチラシをもらった。夏祭りで『浴衣の似合うカップルのコンテスト』
   というのをやるらしい。優勝賞品は商店街の買い物券1万円分とマグロ一匹だそうだ」
純 「うん、知ってるよ。いっちゃん、出たいの?」
勲 「ああ。純も……いや、純はカップルコンテストに出るならつかぴょんと」
そこで言葉を切って胸を押さえる勲。
純 「いっちゃん、どうしたの?」
勲 「…いや、なんでもない……
   (まただ。純とつかぴょんのツーショットを想像すると、動悸・息切れ・めまいが…)」
純 「つかさ君、綾ねえをコンテストに誘えるといいね」
勲 「つかぴょんの相手は純じゃないのか?」
純 「!? 何で!?やだよ!
   純はつかさ君の事なんかなんとも思ってないもん!
   コンテストに出るんだったらいっちゃんと一緒がいいよ!」
叫んでからかーっと顔を赤くする純。
純 (何言ってるんだろ、私!これじゃ告白してるようなものじゃない!)
勲 (……息切れとめまいが治まった。これって一体…)
  「純も俺とコンテストに出たかったのか」
純 「う…うん」
赤くなったまま頷く純。
勲 「俺も、純と出たかった」
純 「いっちゃん……」
二人だけの想いが重なった勲と純。
勲 「よし。二人で参加賞をもらおう」
純 「参加賞?」
チラシの一点を指差す勲。
勲 「ああ。参加賞は男爵のポストカード5枚セットだ。
   純もこれが欲しかったんだろう?」
純 「…………(めまいがしてきた)」
127もしもし、わたし名無しよ:2006/07/07(金) 17:04:13
息切れとめまいは治まったけど、動悸はそのままなのか?イサイサ…

買い物券一万円分とマグロ一匹
神父様が狙ってきそうだ。
問題は浴衣と相手をどうやって調達するかだが。
〜スィ〜トドリーム喫茶室〜

マジミカ「薬草入りケーキで〜す」
眠ナナ 「マジ君の試作品なの、良かったら試食してみて!」
13サラ 「美味しいし、ダイエットにもよさそう。香りもいいわね〜。」
マジミカ「そういえば、今度のケーキ教室ではアナイスさんも新作ケーキを…」
ノレカ 「師匠!!」バタバタ!
13サラ 「『浴衣が似合うカップルコンテストにアナイスと出たい!!』でしょ?」
ノレカ 「さすが師匠!話がはやい!」
13サラ 「でも時間が無いし、同じ事を考えている人に心あたりあるし、難しいわね。」
マジミカ「アナイスさん、叔父様と出るんじゃないかな。」
ノレカ 「 。・゚・(ノД`)・゚・。 」

マジミカ「ナナさん。」
眠ナナ 「私は出ないわよ。」
マジミカ「……。そうじゃなくて、もしもノレカさんが13サラさんと浴衣祭りに出たら、
     アナイスさんは嫉妬とかするのかな?どんな反応するのかな?」
眠ナナ 「それは見てみたいわね。」
マジミカ「そうですよね〜。」
129もしもし、わたし名無しよ:2006/07/07(金) 17:43:48
ふつうにスルーじゃね?
130もしもし、わたし名無しよ:2006/07/07(金) 17:52:44
マジミカ「>>129にて占い結果が出ました。スルーです」
ルカ  _| ̄|○
131もしもし、わたし名無しよ:2006/07/07(金) 17:56:06
ヒドスwww
132もしもし、わたし名無しよ:2006/07/07(金) 19:36:34
>127
神父様とシスターで出れば無問題。
カップルではないけど、それ言ったら叔父様とアナイスもカップルじゃないしね。
1ヶ月分の食費のためにがんがれリンクw
133もしもし、わたし名無しよ:2006/07/07(金) 21:14:46
スルーだけならまだしも
「まぁ、とってもお似合いね」と笑顔で言われそうだな
※28番&まどかのネタですが、このネタでは「普通に仲の良い男女友達」と扱っています。
 恋愛有りネタでの微妙な関係は踏襲していません。


28番 「この間は浴衣選びにお付き合いいただいて有難うございました。
    まどかさんが見立てた浴衣、ヒースさんも気に入ったみたいですよ」
まどか 「それは良う御座いましたわ」
28番 「ところでまどかさん。この『浴衣の似合うカップルコンテスト』に一緒に出てもらえませんか?」
まどか 「いいですわよ。このわたくしが出場するからには、優勝を目指しますわ」
28番 「あ、優勝じゃ駄目です。三位になりたいんですよ」
まどか 「何故三位?」
28番 「三位の賞品が、『ブルームーン』提供の『アイラブ☆ガーデニングセット』なんですよ」
まどか 「それは優勝賞品の商品券一万円分では買えないものですの?」
28番 「…お釣りがきますね」
四郎 「>130,133 ヒドス…俺そんな事アナイスに言われたりされたらメチャクチャへこむよ」
13ミミ 「そうなの?」
四郎 「そうだろう。例えばさ俺とお前が優勝賞品欲しさに組んだとするじゃん
   そこでアナイスに会って別に気にもしない素振りされたり、お前と「お似合いね(はぁと」
   なんて言われたら…想像しただけでも鬱だ…|||orz」
13ミミ 「ムッ どうせ四郎、バイトあるし焼き物で汗だくになるしでコンテストも浴衣も関係ないじゃない」
四郎 「そうなんだよなぁ、それがなかったらアナイス誘ってコンテスト出て優勝して
    万々歳なのにさぁ〜」
13ミミ 「ふんだ、言ってなよ!」
四郎 「なんだよ、いきなりむくれて?ところでお前はコンテスト…」

雪之丞 「13mimi、YUKATA買いに行くZE!」
13ミミ 「浴衣?もしかしてこの前言ってたマツケン着物?」
雪之丞 「あれもGOODだがお袋さんに折角contest出るのだからもっと渋い色の方が格好いいし
    似合うって言われたyo。だからyouに見たてて貰おうかと」
四郎 「ジョー、コンテスト出るのか?」
雪之丞 「YES!狙うはチャンピオン!No,1ネ! と言うわけで買いに行こうZE!」
13ミミ 「はいはい。じゃあね四郎」
 去っていく二人を自分でも何故か分からないが面白くなさそうに見つめる四郎
四郎 「…なんだよ。ミミの奴、ジョーとコンテスト出るのかよ」

13ミミ 「…ところでジョー、誰とコンテスト出るの?」
雪之丞  「誰と?why?」
13ミミ 「……ジョー、ちゃんとお知らせ読んだ?浴衣の似合う『カップル』コンテストだよ」
136もしもし、わたし名無しよ:2006/07/08(土) 01:20:59
オリビアがいれば一緒にコンテストに出られたのにな、ジョー。
それともこのまま13ミミと出るのか?w
137もしもし、わたし名無しよ:2006/07/08(土) 01:28:06
シローは美加ちゃんと出るといいよ〜
13少年に抱っこされて登場するミニっ子は結構萌える。
叔父様とアナイスがありなんだし。
138もしもし、わたし名無しよ:2006/07/08(土) 02:15:56
ならば16少年に肩車されて出ると言うのもありだろうw

ジョーならミニっ子以外でもお構いなしに背負いそうだけど。
牛 「凌殿、大変じゃ!」
凌 「どうしたの?うっしー」
牛 「この瓦版を見よ。『浴衣の似合うかっぷるこんてすと』。
   二位の賞品は、すうぃーとどりーむの一日食べ放題権じゃ!」
凌 「でも、これはカップルじゃないと出られないんだよ。
   うっしー、相手いるの?」
牛 「……ものは相談なのじゃが。
   凌殿。そなたのへっどは女子にも使われておると聞く……」
凌 「いやだからね。女装は」
140もしもし、わたし名無しよ:2006/07/08(土) 02:39:42
うっしーのヘッドもよく女子カスタムされてるじゃんwww
141もしもし、わたし名無しよ:2006/07/08(土) 04:34:38
同じアパートのよしみでたえ様誘いなようっしー。
カップルっつっても、今までのエントリー見ると
恋人同志じゃなくても全然おKっぽいぞー。
142もしもし、わたし名無しよ:2006/07/08(土) 10:30:48
>138
ジョーと美加のコンビイイかも。ミニッコがパートナーだったら
カイとユニとか、ミセルとなぎさもいいな
143もしもし、わたし名無しよ:2006/07/08(土) 10:48:24
>141
うっしー&たえ様なら和服強そうだね。
うっしーの狙いは二等の景品なのに、間違って優勝してしまうかも試練w
ヒューイ 「あーあ、また切れちゃった。ヨーヨー釣りって難しいや」
トニー 「僕が取ってあげよう。何色のが欲しいんだい?」
ヒューイ 「えーとね、その青いやつ」
トニー 「これだな。ほら、ヒューイ」
ヒューイ 「うわあ!すごいや、兄さん!さすがは僕の兄さんだね!」
トニー 「(さわやかに)どうってことないさ。じゃあ、次は金魚すくいでもやるかい?」
ヒューイ 「うんっ!僕、兄さんが僕の兄さんでうれしいよ」

28番 「なんか、兄弟っていいですね。あれ、エマお嬢様は?」
まどか 「あちらで射的をしていますわ」
エマ 「エルシーお嬢様にぬいぐるみ取ってあげようと思っただが、もっと訓練を積まねばなんねえだな」
28番 「俺が取ってあげますよ。ヒースさんを見張っててもらえますか?」
エマ 「ええだよ。ほう、さすがは28番兄さんだな。100発100中ですだよ」
ヒース 「誰しも一つくらいはとりえがあるものだな」

四郎 「へい、いらっしゃ…おう、おまえらか!」
アキラ 「四郎兄、俺、イカの丸焼きが食べたいな」
健 「僕は魚の丸焼き」
こはく 「焼きソーセージをください」
四郎 「ほらよ、―<コ:彡-  イカ丸焼き、―>゚))))彡- 魚丸焼き、―⊂ZZZ⊃ 焼き粗挽きソーセージ」
ひすい 「美加ちゃんのおにいちゃんって、カッコいいよね」
美加 「えー?そんなことないよー(少し誇らしげ)」

ユニ 「にーたん、人がいっぱいで見えないでつ。向こうで何をやってるでつか?」
カイ 「よし、俺がカタグルマしてやろう」
クリス 「サシャも肩車して欲しい?」
サシャ 「あら、お兄様が肩車してくれるの?」
クリス 「まさか。カイに頼んであげようと思って。サシャからは頼みづらいようだから」
サシャ 「余計なこと言わなくていいの!」
リヒト 「じゃあ、俺らは祭りに店出してくっから」
めぐ 「お留守番と子守、お願いしますわね」
闇ミカ 「いってらっしゃーい」
蓮花丸 「だー!」
めぐ 「帰りにお土産買ってきますわ」
鈴菜 「きゃっきゃっ」

ゴスサラ 「…さて。あたしたちは、売り物の仕上げラストスパートよ!」
闇ミカ 「胃弗とダイナゴン…被ってたなんてorz
     ゴスサラ、明日寺ダッシュしちゃ駄目だよ」
ゴスサラ 「売り子あたし一人なんだからやらないわよ!
      闇ミカこそ、ういろう食べ過ぎないようにね」
蓮花丸 「あー!(ガンガって!)」
鈴菜 「あうあうあー!(ファイト!)」
146もしもし、わたし名無しよ:2006/07/08(土) 17:48:27
叔父様とアナイスがありならヒースとエルシーってのもいいかも試練。

浴衣のエルシー可愛いだろうなー。
147もしもし、わたし名無しよ:2006/07/08(土) 18:12:04
じゃあノエルとエマも。
148もしもし、わたし名無しよ:2006/07/08(土) 18:57:11
ちゃんとカップルでエントリーしてる組のが少ない…。
リヒト 「四郎、見てくれ。今日の祭りの為に特別メニューを作ったぜ!」
四郎  「………今、焼き物忙しいから後にしてくれよ」
リヒト 「んなもん後にしてちょっと見てくれよ」
四郎  「んなもんって、あんた自分の店だろ…分かったよ。で、なにこれ?
     俺にはただの氷金時にしか見えないけど」
リヒト 「おう、これはな抹茶そば金時だ!抹茶を混ぜたそばに小豆とミルク、それに
     そばつゆをかけて食うんだ。冷やして食べるとこれがべらぼぅにうめぇんだよ」

四郎  「はい、イカ焼きお待ちぃ」
リヒト 「人の話を聞けや、コラ」
150もしもし、わたし名無しよ:2006/07/08(土) 23:08:05
最近、リヒトのメニューじゃ驚かなくなってきた自分がいる…。
151もしもし、わたし名無しよ:2006/07/08(土) 23:28:24
四郎もう帰ってきてるんだ?
だったら、綾姉に誤解されていると思い込んでいるつかぽんが気になるーー
シルビー 「何だか知らないけどカップルコンテストがあるって聞いたわ!
      寝ルカ先生、あたし達も出場するわよ!
      優勝賞品の一万円ゲトしたら、何に使おうかしら」
寝ルカ 「はあ…いいですけど、『浴衣の似合う』ですよ。
     どう贔屓目に見ても、僕達では参加賞がいい所なんじゃ…」
153もしもし、わたし名無しよ:2006/07/09(日) 23:20:16
寝ルカに似合う浴衣ねぇ…真っ白な浴衣なんてどう?






で、頭に三角のアレ。
154もしもし、わたし名無しよ:2006/07/09(日) 23:27:03
ひゅ〜どろどろ、は13ミミが最も苦手とする分野だぞ、寝ルカ。
武士の情けで教えとくけどw
155もしもし、わたし名無しよ:2006/07/10(月) 00:20:11
とか言って以外といいセンいったら面白いよね。>ネルシル
シルビーパッキリした大柄の鮮やかな赤とかの粋な浴衣似合いそう。
156もしもし、わたし名無しよ:2006/07/10(月) 02:13:00
シルビー 「あたしには鮮やかな赤。寝ルカ先生には清潔感漂う白地の浴衣ね。
      巨頭ぼんぼん、すぐに手配しなさい!」
まなぶ 「お買い上げありがとうございます」

巫女のの 「寝ルカ先生様が、白い浴衣を右前にしてお召しになっているのは……
      土葬氏体のこすぷれなのでしょうか?」
レオナ 「着付けを間違ってるだけでしょ。注意してあげなさい」
157もしもし、わたし名無しよ:2006/07/10(月) 03:49:30
>156
右前であってるお
28番 「くそ!紙が破けちまった。28匹か」
29番 「こっちは29匹。まだいけるが、このくらいにしておいてやろう。
    破けないようにするにはコツが要るんだ。ナイフ同様、抵抗を極力少なくして…」
28番 「講釈はいい。ヨーヨー釣りで俺に惨敗したもんだから、金魚すくいで勝てて嬉しいんだろ」
29番 「なんだと?次は輪投げで勝負だ!」
28番 「高いとこの枝に投げ縄を引っ掛けたりするから、結構得意だったりするんだな、これが。
    負けた方がリヒトさんの新メニューの抹茶蕎麦金時を奢るってことで」
29番 「奢ってもらう方が罰ゲームだぞ、普通は。
    ところで、ヒースさんにクレープの屋台をまかせて大丈夫なのか?」
28番 「本人がやりたいって言ってるんだし、まあ、そのうち飽きるだろうけど」

ヒース 「何?いちごとバニラアイスのクレープ?君にはカスタードとバナナが似合いだ。
    チョコを多めにかけておいたぞ。そちらのレディにはプリンと生クリームのクレープだな。
    具が大きいから、落とさないように気をつけたまえ。
    エマ、僕はクレープ屋になかなか向いているとは思わないか?」
エマ 「ヒース様、余計な世話かもしれねえけんど、ちっとは客の注文どおりに作った方が
    いいんでねえでべか?」
159もしもし、わたし名無しよ:2006/07/10(月) 10:25:13
>157
自分156だけど右側の襟が上になったら死人合わせなんじゃ?
とオモタら、右側の襟を上に着せるのを「左前」っていうんだね。
右の襟が上=右前 左の襟が上=左前 て単純に考えてた。
勉強になったよ。マリガトン。

書き手の自分が着物の作法を間違えて恥かくのはいいんだけど
巫女のの(和服キャラ)とレオナ(常識人キャラ)が間違えるのは
キャラ的におかしいので、その部分訂正します。


頭に三角のアレつけて三途の川渡ってくる………
雑談で出ただけでネタ化はされてない所も拾ってみた。

叔父様&アナイス
ヒース&エルシー
ノエル&エマ
カイ&ユニ
ミセル&なぎさ
牛若丸&たえ
リンク&シスターB
イサイサ&純
四郎orジョー&美加まなぶ&みどり
里28番&?
?&より
キャプテン&巫女のの?
セシル&眠のの
寝ルカ&シルビー
28番&まどか


強敵多いよ、神父様。
まぐろゲットなるか?
161もしもし、わたし名無しよ:2006/07/10(月) 12:19:32
チビッ子カポー、ほとんどないのな。
162もしもし、わたし名無しよ:2006/07/10(月) 13:22:58
延 「ユニちゃんと出て出番確保しようと思ってたのに、お兄さんにとられてしまいました」
ヒューイ 「僕はどの女の子を誘えバインダーッ!!」
163もしもし、わたし名無しよ:2006/07/10(月) 17:43:36
ジョーと美加は微笑ましいのに、ヒースとLCには犯罪のかほりを感じるのは何故だ
164もしもし、わたし名無しよ:2006/07/10(月) 20:49:29
紙烏帽子(かみえぼし)<頭に三角のアレ

素材は紙に限らないらしい。
165七夕祭りネタ:リンクの浴衣:2006/07/10(月) 22:53:54
ハイホーハイホー ナツーマツリー

紅 「28幕には少し出番があったのに、29幕に入ったらまた忘れられてしまったわ」
楓 「仕方がないわ。でも、困ったことがあれば、きっと私たちを思い出してくれると思うの」
嵐 「おい、あそこに困っている人がいるぞ!」

リンク 「『浴衣の似合うカップルコンテスト』にシスターBとエントリーしたはいいのですが、
     着ていく浴衣がありません。当然、買うお金などありません。神よ、私はどうしたらよいのでしょう」

紅 「地下室に捨てるに捨てられないで取ってある古い服があったわよね?
   あれを何とか改造できないかしら」
楓 「できると思うわ。古着が流行っているもの。多少のシミやくすみも味だと思うの」
嵐 「あまりにもひどい汚れだったら上から絵を描いちまえばいいんだ」
蓮 「オーーーーーーホッホッホッホ!!!」
楓 「出たわね、またしても!」
蓮 「あなたたちったら、古ければいいってものじゃないのよ!
   和の心のなんたるかがわかっているのかしらっ」
楓 「あなたにはわかるっていうの?」
蓮 「和といえば、ワビサビ、これよっ!」
紅 「なんかよくわからないけど、お手並み拝見といこうじゃないの」
蓮 「オーホッホ!まかせなさい!」

翌朝、ワサビ色に染めあげられ、なにやら俳句らしいものがスプレーで書かれた浴衣が教会の祭壇に
おかれていたのであった。
166もしもし、わたし名無しよ:2006/07/10(月) 23:43:42
ワサビ色って渋いモスグリーン?
意外と悪くない。鴨。
167165の続き アヴァンギャルド浴衣:2006/07/11(火) 03:12:02
マリア 「あら。祭壇にキモノドレスがおいてあるわ!!」
シュルツ 「本当だ。おとなの男の人のサイズだね。神父様に信徒の方からプレゼントかな。」
マリア 「このにょろにょろした文字、何かしら。」
シュルツ 「よくわかんないけど、聖句とかじゃない?神父様にあげるなら。」
マリア 「あっ わかった!東洋の昔話で聞いたわ。お坊さんがお経がいっぱい書いてあるキモノを着て歌を歌っていると、
    歌が好きな幽霊がたくさん出てくるの。でも、お経のおかげで幽霊の世界には連れていかれないの。
     だからこのキモノもきっと、魔除けのキモノよ。ミサの時に、悪いオミタムァがよってこないように神父様を守るのよ。」
シュルツ 「なるほど。じゃあ、もっと目立つ文字にした方がいいんじゃないかな?よく見えるように。
     そうだ!昨日物置の屋根を塗った赤いペンキがあるよ。これで字を書こうよ。」
マリア 「難しい聖句だけじゃなくて、十字架やマリア様やイエス様の絵も描くといいと思うわ。」
シュルツ 「ぼく、絵を描くのは得意だよ!だって「てれび」でスプーの絵描きうたを
      見ながら絵を描いたんだ。
     そしたらしょうこお姉さんのお手本とそっくりなスプーになったんだ!」
マリア 「(尊敬のまなざし)お手本そっくりに描けるなんてすごいわ、シュルツ。
     さっそくやりましょう!」


168もしもし、わたし名無しよ:2006/07/11(火) 05:13:54
               r'゚'=、
               / ̄`''''"'x、
          ,-=''"`i, ,x'''''''v'" ̄`x,__,,,_
      __,,/    i!        i, ̄\ ` 、
  __x-='"    |   /ヽ      /・l, l,   \ ヽ
 /(        1  i・ ノ       く、ノ |    i  i,
 | i,        {,      ニ  ,    .|    |  i,   
 .l,  i,        }   人   ノヽ   |    {   {
  },  '、       T`'''i,  `ー"  \__,/     .}   |
  .} , .,'、       },  `ー--ー'''" /       }   i,
  | ,i_,iJ        `x,    _,,.x="       .|   ,}
  `"            `ー'"          iiJi_,ノ
169もしもし、わたし名無しよ:2006/07/11(火) 12:20:31
リンク 「おお、祭壇の上に浴衣が置かれているではありませんか!
     主よ、恵みとお導きに感謝致します。
     …しかし、この帯はどうやって結べば良いのでしょう?」
シスターB 「確か後ろで蝶結びでしたわ、神父様」
170もしもし、わたし名無しよ:2006/07/11(火) 17:29:58
リンクもBもすげーなw
シュルツの描いた魔物>168にも全く動じてない!
171もしもし、わたし名無しよ:2006/07/11(火) 17:50:51
あまりに前衛的すぎて審査員特別賞くらいもらえるかもしれないな。
審査員は例によって翔か?
172もしもし、わたし名無しよ:2006/07/11(火) 19:15:44
教室一族はこのスレ一番の器用な種族だと思っていたのだが
鞠汁はそっち方向にずば抜けていたのかw
でもわさび色にスプーの配色はそんなに悪くなさそうかも。
問題は鮮やかそうな屋根の赤色ペンキかな…
キャプテン 「まなぶに注文した浴衣も届いた。
     俺たちも優勝目指してガンガろうぜ!」
巫女のの 「はいっ、キャプテン様。
      ですが、私はどんな浴衣を着ればキャプテン様のドクロ柄と釣り合うのでしょう?」
キャプテン 「……ゴスロリとか?」
174もしもし、わたし名無しよ:2006/07/11(火) 19:36:31
ルカと13サラ姐さんも気になるぞ。
13サラの浴衣はブライスがプリントされてたりして。
175もしもし、わたし名無しよ:2006/07/12(水) 00:11:01
ブライスとおそろいで○千代の浴衣とか>13サラ
ここはサロン・ド・ムッツリーズ。
男達が決して表に出せない愛と情熱と欲望の丈をこっそりと垂れ流しあう秘密倶楽部。

トニー 「…いいよな、お前らは。相手がいて。
     俺も発売されてからもう4ヶ月だぜ。そろそろナオンの一人も欲しいってもんだ」
28番  「気持ちは分かるけど、スレルールにこうあるから」

・伏線なく無闇やたらにカップルを乱発するのは控えましょう。

29番  「フリーの女性SDには何人か心当たりがあるから紹介はできますが、
     唐突にトニー×眠ナナさんとかトニー×りあちゃんフラグが発生したら
     ボコボコに叩かれるの必須ですよ」
トニー 「ちっ…世知辛い世の中だぜ」
ヒース 「ふむ。伏線なく唐突にカポーフラグが発生すると叩かれるのであれば。
     今から伏線を張っておけば良いのではないか?」
キャプテン 「伏線?」
寝ルカ 「分かりました!つまり、トニーはこういうタイプの女性SDが好きなんだって
     あらかじめ公言しておけばいいんですね。
     それなら後でその条件に当てはまる女性SDが発表された時に
     カポーフラグを発生させても不自然にならないでしょう」
28番  「いい案ですね」
29番  「トニーさんの好みはどんな女性ですか?」
寝ルカ 「やっぱりツッパリの相手って言うと、スケ番?」
キャプテン 「いや、ツッパリの相手だったら『クラスで孤立したツッパリを
       たった一人心配して面倒みてくれる学級委員』だろう」
28番  「でもトニーは学校では優等生の仮面を被ってるんじゃありませんでしたっけ」
29番  「裏ではツッパリ、表の顔は優等生…そんな屈折したトニーさんの相手は…」
トニー 「巨乳」
29番  「………は?」
トニー 「だから巨乳だって。俺の好みのタイプ」
寝ルカ 「その、ボディサイズだけじゃなくて中身の好みは無いんですか?
     明るくて元気な女の人が好きとか」
キャプテン 「清楚で真面目なのが良いとか」
28番  「気の強い深窓のお嬢様とか」
29番  「華やかでポジティブな人とか」
ヒース 「苦みばしって渋いハードボイルドな人物であるとか」
28番  「ヒースさん。それは女性を評する褒め言葉じゃないです」


トッピ 「ハッ…クション……だ…ぜ」
サシャ 「トッピちゃん、風邪?クーラー強すぎたかしら。弱めた方がいい?」
クリス 「あ、クーラーはそのままで。ひんやりして寝心地が良…zzzz…」
リズ  「誰かが噂してるのかもしれないわよ」
トッピ 「ふっ…冷やかすな……秋風が沁みただけだ……ぜ」
ユニ  「トピたん、今は夏でつよ」
178もしもし、わたし名無しよ:2006/07/13(木) 16:18:18
ヒース×トッピフラグキタコレ!(・∀・)アヒャ!!
179もしもし、わたし名無しよ:2006/07/13(木) 16:31:26
>>178
奇行子、自分に対して伏線張ってどうするよw
180もしもし、わたし名無しよ:2006/07/13(木) 16:31:27
ノエル「兄上、犯罪です。」
181もしもし、わたし名無しよ:2006/07/13(木) 18:14:54
オリビアか?オリビア狙いか?ト兄w
182もしもし、わたし名無しよ:2006/07/13(木) 18:47:21
>181
それだと兄者一瞬で失恋だw
18313ミミ弟:2006/07/13(木) 19:35:17
ういろうと幕張弗派の限定楽しみですね、トニーさん!
184もしもし、わたし名無しよ:2006/07/14(金) 01:06:56
ジョー×オリビアのネタを心待ちにしている自分。
次の某ヌースにオリビア載ってるといいな。
185もしもし、わたし名無しよ:2006/07/14(金) 07:26:57
トニーがオリビアを見かけて、ちょーワクテカするけど、一瞬で夢やぶれるネタが見たい。

ごめんよトニー
186もしもし、わたし名無しよ:2006/07/14(金) 11:49:38
>185
自分も見たいww

ごめんよトニー
187もしもし、わたし名無しよ:2006/07/14(金) 15:02:06
どういう風に夢破れるパターンなのかも、気になるが…

1.トニー、折を見かけて、おお!となる。
 2a.鰆といちゃいちゃし始めて、夢破れる。
 2b.折が親父な行動を始めて、夢破れる。
188もしもし、わたし名無しよ:2006/07/14(金) 15:29:16
>187
親父なオリいいかも。
喫茶店とかで
「オー日本のあつはなっついねー。アッハッハッハッ」
とか言いながらおしぼりで手→顔→首筋→ワキ
と拭いていくんだw
189もしもし、わたし名無しよ:2006/07/14(金) 16:13:08
>187
2a かなあ?
ト兄は女の子の性格の許容範囲は広い気がする。
親父なオリビアを見ても
「なんてワイルドでイカしたオンナだ!
惚れたぜ!!」
ってなりそう。
190もしもし、わたし名無しよ:2006/07/14(金) 16:46:27
兄者、希望を捨てるな。
日本での初16少女は檻とは別かもしれないんだしさw
191もしもし、わたし名無しよ:2006/07/14(金) 18:46:47
>189
女の子の性格の許容範囲が広いって言うか
ボディにしか興味ないって感じがする…>ト兄
192もしもし、わたし名無しよ:2006/07/14(金) 19:09:15
トニーのキョヌー好き伏線って
「トニー→巨乳少女」フラグよりも
「貧乳少女→トニー」の片思いフラグ向けな気がしてきた。
193もしもし、わたし名無しよ:2006/07/14(金) 19:51:18
男三人兄弟で友達はイサイサとムッツリーズって すごく女っ気がない環境ですね兄者
194もしもし、わたし名無しよ:2006/07/14(金) 20:10:25
っ宇宙人姉妹

根性でデスバウンドを習得するんだ兄者。
原宿男の君になら出来るはずだ。多分。
195もしもし、わたし名無しよ:2006/07/14(金) 20:20:37
相手が貧(ryだったら誰でも等しく恋愛対象外で、
アナイスだろうと綾だろうと、巫女ののだろうとシルビーだろうと
みんなタメ語だったりするんだろうか。ト兄。
196もしもし、わたし名無しよ:2006/07/14(金) 20:25:46
貧乳恋愛対象外ってなんか荒夜みたいだな
197もしもし、わたし名無しよ:2006/07/14(金) 20:34:20
荒夜は実は「貧乳恋愛対象外」じゃなくて「オコチャマ恋愛対象外」なんじゃないかな?
貧乳でもモデル系のセクシー美人なら桶だったイメージ。
逆にチャイナりおが巨乳でも対象外だと思う。
198もしもし、わたし名無しよ:2006/07/14(金) 20:57:43
>195
その辺のスタンダードボディ女子が恋愛対象外なのは間違いないだろうけど、
対象外女子にツッパリモードで接するか猫かぶり優等生モードで接するかは相手によるかもね。
目上女性相手には優等生モード入りそうな気もする。
199もしもし、わたし名無しよ:2006/07/14(金) 23:33:59
>>194
宇宙人姉妹を巡って(?)四郎と歌で対決して一秒KOされる兄者を想像した
200単発:ミュウの習い事 1/3:2006/07/14(金) 23:47:03
流れ豚切り失礼します
注意:ジョーは13ミミ家の居候アメリカかぶれの饒舌、トニーはツンデレヌコスキーです。
   トニーが災難に遭いますのでトニースキーの方はヌルーしてください。セシのの要素が有ります

--児童公園、日曜恒例のマジックショーも終わりベンチでお話をしているミュウとマギー。

ミュウ 「マギーちゃん、今日のマジックもすごかったね。ウサギのぬいぐるみが本当に
     生きてるみたいに見えたよ」
マギー 「でしょー。あれはねマジミカ師匠のマジックなんだよ。でもねマジミカ師匠って
     すごく厳しいんだ。絶対にタネを教えてくれないの。だから毎日通って目で覚えたんだ」
四郎  「よう、マギー。今日も大人気だったな」
凌   「こんにちは、マギーちゃん、どんどんマジックが大掛かりになっていくね」
マギー 「四郎師匠、凌師匠!」
 見に来ていた四郎と凌の姿にうれしそうにするマギー。そんな3人を羨ましそうに見つめるミュウ
ミュウ 「いいなぁ…。マギーちゃんは特技もあって、師匠も3人もいるし。
     ミュウは何も特技ないから羨ましいな」
マギー 「そんなぁ、何もないなんてそんな事ないよ」
凌   「ミュウちゃんはなにか習い事とかしてないの?」
ミュウ 「うん…でもね。ママが最近色々と危ないから護身術とか習いましょうって言っているの」
凌   「護身術?って例えば空手とか?」

雪之丞 ヌッ!「それはGOODなことだze!」
凌   「ジョーさん、どこから現れたの?」
雪之丞 「Littleな事を気にするなYO!ミュウ、空手はいいZE!BODYが強くなるだけじゃなく
     Spiritも強くなれるし、集中力・忍耐力・礼儀作法も学べるんDA!」
四郎  「お前のような例外もいるけどな…。だけどさ空手なんかやったら大人しいミュウが
     13ミミみたいなじゃじゃ馬にな…イタイイタイタイタイタイタイッッ!!!!」
どこからともなく現れた13ミミにギリギリと関節技をかけられる四郎
201単発:ミュウの習い事 2/3:2006/07/14(金) 23:48:40
13ミミ 「(技かけながら)よかったらミュウちゃんお母さんと一緒に今度うちの道場来てみない?
     ミニッコ教室もあるよ」
ミュウ 「…うん、でもね。パパは女の子なんだから格闘技よりお歌とかダンスとか習った方がいいって言うの
     だからね、ミュウ。歌って踊って闘える格闘技ってないかなと思って」
13ミミ 「歌って踊って闘う…」

そんな6人の横を不良モードのトニーが通り過ぎて行く。反対側からはセシル&眠ののも歩いてくる。
すれ違い様肩がぶつかるトニーとセシル。眠ののとの話に夢中になっていたのか気づかずに去って行こうとするセシルの肩を
トニーはむんずと掴み、睨みつける。
トニー 「てめぇ、人にぶつかっておいて謝りもしねぇのかよ」
セシル 「え?あぁ。申し訳ない」
深く頭を下げ謝罪するセシルを見ると、去って行こうとするトニー。しかし今度はセシルが声をかける。
セシル 「待ってくれ、今のは僕にも非はあるが道のど真ん中を歩いて反対側から人が来ても避けなかった君にも
     非があるんじゃないか」
トニー 「んだとぉ?」
セシル 「僕はキチンと謝ったのだから君からも謝るのが筋だと思うんだけど」
眠のの 「セシル、お止めなさいな。相手は不良よ、ツッパリよ。殴られたら危ないわ」
セシル 「うん、だから眠ののは下がっていて」
眠のの 「セシル…///」
トニー 「ナオンの前だからって格好つけてんじゃネェよ!」
 セシルの胸ぐらを掴むトニーにセシルはため息をつく
セシル 「言葉で言っても分からないみたいだね…仕方ない」
 そう言って構えるセシル。
眠のの 「…その構えは。セシル国、王家に伝わる伝説の…」

クロヌコのタソゴ タソゴ タソゴ 僕の恋人はクロいヌ〜コ♪
ニャ-(・ω・=)
クロヌコのタソゴ タソゴ タソゴ ヌコの目のように気まぐれさぁ♪
ニャ-(・ω・=) ニャ-(・ω・=)
ララララララ ラ-ラ♪(繰り返し)
202単発:ミュウの習い事 3/3:2006/07/14(金) 23:49:36
眠のの 「!!あちこちの茂みからセシルのダンスと歌に惹かれてヌコ達が集まっていくわ」
セシル 「『お助けダンス:クロヌコのタソゴ』!!いけっ!ヌコタソ!」
ニャ-!!!(・ω・=) (・ω・=) (・ω・=) (・ω・=)(・ω・=) (・ω・=)
トニー 「うわっ、いてぇ、引っ掻くなぁーーー、ヌコ舌で舐めるなぁ!
     でも可愛いから抵抗できないーーー!!畜生!覚えていやがれ」
 トニーは悔しそうに(でも少し幸せそうに)逃げて行く
セシル 「…ふぅ。こんな些細な事で伝説のダンスを踊ってしまうなんて、僕もまだまだだね…」
眠のの 「そうね。…でも、「危ないから下がってて」って、すごく格好よかったわ」
セシル 「眠のの…」
ニヤニヤニヤ(・ω・=)
セシル 「あ/// ヌコタソ達、ありがとう。助かったよ。お礼にうちでミルクを入れてあげよう」
ニャ(・ω・=)
そして大勢のヌコ達を引き連れ仲良く去っていくセシルと眠のの
そのコントを一部始終を見ていた一同。

四郎  「…久しぶりにあいつのダンス見たな」
13ミミ 「セシル君ってあんな技持ってたんだ…」
マギー 「……なんか、魔法みたいだったね。ミュウちゃん…ミュウちゃん?」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。(n´ー`)η..。.:*・゜゚・*
マギー 「……ミュウちゃん…多分あれは習ってどうにかなるものじゃないと思うよ」
凌   「そして勲さん。いつの間に…」
203もしもし、わたし名無しよ:2006/07/14(金) 23:57:18
オリが来るかどうかは別として、ジョーのCooooolな口調に対抗できる女子の
喋り方について考えてみた。
わからないのでそこいらにあった雑誌の女性外タレのインタビュー記事を流し
読みしてみた。

ハァイ!クレイジーだったわ!!

ヘビメタ雑誌だったのがいけないのか……orz
204もしもし、わたし名無しよ:2006/07/15(土) 00:02:06
>200-202
伝説のダンスワロタww
セシルに弟子入りするミュウの話も見てみたい。
205もしもし、わたし名無しよ:2006/07/15(土) 00:11:57
そういえば、セシルの初ダンスのきっかけって何だったんだ?
自分がこのスレをほんの出来心で覗いた時には、
既に『特技ダンス』状態だったし。
206もしもし、わたし名無しよ:2006/07/15(土) 00:17:03
>205
自分も知らない時代だ。
初出ネタを探すには、過去ログはあまりにも多すぎる…。
207もしもし、わたし名無しよ:2006/07/15(土) 15:05:19
>203
なんか深夜の通販番組に出てくる外人さんを連想したwww

ハァイ!ボブ、今日ご紹介するコレはね…

みたいなやつ。って、これ以上何言ってたか思い浮かばないorz
208もしもし、わたし名無しよ:2006/07/15(土) 15:06:36
最初にセシルが踊ったのは、なんと無印初代スレ。

675 :もしもし、わたし名無しよ :03/07/19 20:26
マドハンドが あらわれた!
マドハンドは、なかまをよんだ!マドハンドBが あらわれた!
マドハンドBは、なかまをよんだ!マドハンドCが あらわれた!
マドハンドCは、なかまをよんだ!テツナギハンドDが あらわれた!
マドハンドDは(略〜〜〜〜〜〜〜〜マドハンドZがあらわれた!
ルカはザオリクを唱えた!なんとクリスが生き返った!
マドハンドZは大まじんをよんだ!
大まじんの攻撃!なんとクリスはしんでしまった!
セシルは死のおどりをおどった!モンスターたちをやっつけた!
748 :もしもし、わたし名無しよ :03/07/25 17:50
叔父様は、踊るセシルの後ろで、太鼓を叩いています。
759 :もしもし、わたし名無しよ :03/07/26 01:27
>>752
セシル「クリス!今助けるからな!」
ルカ 「セシル!叔父様とアナイスの間に秋風を吹かせる計画を邪魔するのか!」
セシル「…分かったんだよ、オレとアナイスには超えられない壁がある事が」 
ルカ 「そうか、俺へのいやがらせなんだな、そうなんだな!」   
魔女D「儀式はとめられぬ!!闇ミカ!ゴスロリサラ!こやつをとりおさえぃ!」
サシャ「これでもくらいなさい!煙幕!!(チョークの粉)」ドサザバァ!!!
セシル「くらえ!風を呼ぶダンス〜地中海性気候〜」
闇ミカ「ブハァ!( ゚∀)な、なにぃ!?」
ゴスロリサラ「ブベラッ(∀゚ )!!ば、ばかな!?」
ルカ  「クリスが!トイザラス限定ブライスにすりかえられている!」
ゴスロリサラ「そのブライス欲しい!」
闇ミカ 「あっずるい!」
魔女D 「おまえら…」
766 :もしもし、わたし名無しよ :03/07/26 15:13
>765
その叔父様の前で、腰ミノつけて、踊るセシルを想像しちゃった。
209もしもし、わたし名無しよ:2006/07/15(土) 15:48:04
>208
発掘乙

03/07/19 ってほとんど丸々三年前か…
このスレも長いね。
210もしもし、わたし名無しよ:2006/07/15(土) 18:23:38
大人組学園読みたい。
ネタある職人さんお願いします。
211もしもし、わたし名無しよ:2006/07/15(土) 21:56:12
おながいします
212もしもし、わたし名無しよ:2006/07/16(日) 11:21:45
七夕トン切りも物足りないので、旧暦合わせイベントと言うことで続きが見たいと思っています。
213もしもし、わたし名無しよ:2006/07/16(日) 20:27:42
チラ裏。
里26番迎える事にしたー。
年齢不詳の和服美人にするんだー。
スレでの女将ネタ、楽しみにしてます。
※里26番の方言はでたらめです。リアルキオトの皆様ごめんなさい。


キオトの女子校「キオト女学院」を吸収合併した大人組学園。
昼休み、元キオト生の里26番・たえ・舞・静が固まって弁当を食べている。
舞  「どうもこの学校の庶民的な校風には馴染めないわ」
    教師は変な人ばかりだし……」
里26番 「そないな事言うてはあきまへんえ、舞はん。
     郷に入っては郷に従えて言葉もあります」
静  「わたくし達もお高くとまらず、積極的に周りに馴染む努力をしなくてはならないようですわね」
たえ 「しかし、どうにも周囲と会話をする切っ掛けが掴めません」
里26番 「部活動に入るいうんは、いかがどす?」
静  「部活動。楽しそうですわ」
舞  「この学校ってどんな部活があるのかしら?」
舞  「担任の先生。お尋ねしたいのですけど」
キャプテン 「舞か。どうした?」
舞  「この学校には日本舞踊部はあるのかしら?」
キャプテン 「踊りの部活だったらセシル先生が顧問になってるぜ」

舞  「……というわけで、セシル先生。先生の部活に入部を希望しますわ」
セシル 「入部希望者は大歓迎だよ。舞君はどんなダンスが得意?
     クラシックバレエ?それとも社交ダンス?フラメンコ?ヒップホップ?
     もしかしてフラダンスかい?」
舞  「日本舞踊ですわ」

     
たえ 「女生徒B、そなたは部活動というものは行っているのですか?」
女生徒B 「聖書研究会(部員二名)です」
たえ 「ふむ。永遠の強敵(と書いてともと読む)であるそなたがたったの二名でも
    部活動をしているのであれば。
    私も何か新しい部を立ち上げなければなりますまい。……
    巫女のの先生!」
巫女のの 「何です?」
たえ 「こじき研究会を作りたいのですが、顧問になっていただけませんか?」
女生徒B 「コジキ研究会……まさか、聖書研究会の同朋リンク君を勧誘するつもりですか!?」
リンク 「女生徒B、いくら貧しくとも私は物乞いなど致しません」
たえ 「……古 事 記 研究会です」
静  「舞さんとたえさんは趣味を生かした部活を探しているみたいですわね。
    わたくしの趣味は……乙女の永遠のバイブル・ハイ黒かしら。
    学級委員さん。ハイ黒の部活はありまして?」
遠夜 「ハイ黒の部活……は、さすがに無いですよ」
静  「では、歴史大河浪漫少女漫画全般を扱う部活はどうですの?」
より 「近いのは27番君が部長をやってる世界史研究会と、
    近衛先生が顧問をやってるアニメ漫画部かしら」
静  「アニメ漫画部なんて夢がありますわね。わたくし、世界名作劇場が大好きでしたの。
    入部してみようかしら。教えてくださってありがとう、学級委員さん、図書委員さん」
遠夜 「……一応、忠告しておきますが」
より 「近衛先生のアニメ漫画部は、そんな夢のあるものじゃないと思うわ」
静  「……?」


里26番 「校長先生に、ウチの考えた部活の顧問になってほしいんえ」
シルビー 「校長のあたしに直談判?あんた、結構肝が据わってるじゃない。気に入ったわ。
      で、どんな部活なの?」
里26番 「おもてなし部どす」
シルビー 「おもてなし部?」
里26番 「はい。部屋の内装はこないな感じで……」
里26番が提出した企画書に目を通すシルビー。
シルビー 「あんたね、祇園の茶店じゃないんだから。
      高校の部費で高級料亭の真似事なんてできるわけないでしょ」
里26番 「あきまへんか?お客はんに寛いでもらえる店出すんがウチの夢なんやけど」
シルビー 「……そうね。この企画書、『メイド喫茶部』に名前変えて近衛先生の所に持ってったら
      協力してくれるかもしれないわよ」
217もしもし、わたし名無しよ:2006/07/17(月) 18:57:02
メイド喫茶は難しいかもしれないけど
馬/車/道な路線ならいけるかも
218もしもし、わたし名無しよ:2006/07/17(月) 19:41:11
馬/車/道風矢絣袴姿のロス三人娘+里26番ミテミタス
自分のこのスレの里26番のイメージはホワイト肌だ。
219単発:黒白ヌコのタソゴ:2006/07/17(月) 23:43:38
※黒猫ルカと白猫クリスがルカクリの別人(別猫?)として登場します

ここはサロン・ド・ムッツリー(ry

トニー 「シロヌコの」
寝ルカ 「タソゴ」
28番 「タソゴ」
29番 「タソゴ♪」
トニー 「ボクの恋人は」
寝ルカ・28・29番 「シロいヌ〜コ♪」
キャプテン 「おらおら、そこでターン!
        寝ルカ、もっと早く!」
ヒース 「(ドアを開けて)遅くなってすまない。……いったい何をしているのだ?」
トニー 「実は、>>200-202なことがあってよ」
キャプテン 「話を聞いたら、どうやらうちの兄弟のことらしいんだな、これが。
        で、母さんから教わった伝説のダンス…は教えるわけにいかないんで、
        別バージョンを教えていたとこだ」
ヒース 「は?伝説のダンスの別バージョン?これが?」
キャプテン 「町中のヌコを集めるほどの威力はねえが、二匹ほど窓の外にきている」

黒猫ルカ 「にゃあ〜(おい、白猫クリス、一緒に踊ろーぜ!)」
白猫クリス 「にゃ(やだよ、疲れるもん)」

トニー 「あのクロヌコ、どっかで見たような顔だな」
28番 「ありふれた顔ですよ。あまり猫が集まると、お庭を荒らされますから、
    このくらいにしておきましょう」
29番 「そして、もれなくイサイサさんがついてくる、というのもお約束なわけですね」

*・゜゚・*:.。(n´ー`)η..。.:*・゜゚・*
220もしもし、わたし名無しよ:2006/07/18(火) 00:34:19
今気付いた。
トニーは男三人兄弟。
キャプテンは男二人兄弟。
ヒースは男二人兄弟。

寝ルカ 「男だけの兄弟だとムッツリになる法則でもあるんでしょうか?」
トニー 「失礼な事言うな!俺のヒューイはムッツリじゃねえ!」
ヒース 「うちのノエルも断じてムッツリなどではない」
キャプテン 「ミニっこの頃からムッツリだったらやばいっての」
28番  「寝ルカ先生の兄弟構成はどうなんですか?」
寝ルカ 「僕も男三人兄弟ですよ。
     寝トニー、寝ルカ、寝ヒューイ三兄弟の次男です」

※だったら面白いと思っただけの一発ギャグです。
 寝ルカの兄弟構成を確定するつもりも
 今後発売されるかもしれない寝トニーと寝ヒューイを設定固定するつもりも
 全くありません。
221もしもし、わたし名無しよ:2006/07/18(火) 16:03:20
イサイサ、おまいさんもダンス教えてもらえ・・・。
222もしもし、わたし名無しよ:2006/07/18(火) 18:42:33
ムッツリーズメンバーは伝説のダンス別バージョンを教わってなにするんだろう
特にトニーは純粋にヌコを集めたいのか、それともセシルにリベンジしたいのか
223もしもし、わたし名無しよ:2006/07/18(火) 19:13:38
寝ルカ「そうですよ。どうして特に猫好きでもない僕までダンスをやらされてるんですか」
トニー「じゃあどんな動物が好きなんだ?」
寝ルカ「ウサギですね」
29番「ウサギ。可愛いですね」
寝ルカ「網タイツに包まれた脚線美とハイヒールがたまりません」
トニー「いや、何といっても谷間が命だろ」
キャプテン「おまいら…。」
224もしもし、わたし名無しよ:2006/07/18(火) 19:49:07
>223
寝ルカ…嗜好がフェティッシュだな…

それでなんで13ミミみたいなまっすぐな子が好きなのか?
単にキャパがでかいだけ?それとも頭と下半身がべ(ry
225もしもし、わたし名無しよ:2006/07/18(火) 20:08:17
>224
萌えるコスやシチュと現実の恋愛は別ってやつだな。
兄者も本当に好きになる相手は貧(ryなのかも試練。
「お、俺はあんな貧乳女なんか何とも思ってないんだからなっ!」
ってツンデレ。
226もしもし、わたし名無しよ:2006/07/18(火) 20:55:17
貧(ryツンデレといえばサシャ…
いや、あれはツンツンか…
227もしもし、わたし名無しよ:2006/07/18(火) 20:56:53
カイ、大ピーンチ?
228もしもし、わたし名無しよ:2006/07/18(火) 21:13:04
貧乳(少女ボディ)キャラで比較的フリーそうな人というと、
チャイナりお?、レオナ、キラちゃんず、Vたま、りあ、眠ナナ、眠ミミ
女神美加様、制服ミミナナ、くん、リズ、キャロル…
229もしもし、わたし名無しよ:2006/07/18(火) 21:35:52
シスターB。たえ様。
230もしもし、わたし名無しよ:2006/07/18(火) 22:11:54
>228−229
美加様とシスターとたえ様は駄目だろww


究極の貧乳キャラっていうと、眠ミュウだな。
231もしもし、わたし名無しよ:2006/07/18(火) 22:25:28
駄目な相手にこそ、燃え上がる何か(詳細不明)があるかも試練w
232もしもし、わたし名無しよ:2006/07/18(火) 23:08:53
>(詳細不明) ワロタwww

寝ルカみたいな奴が結婚後もコッソリAV観てて奥さんに怒られたりするんだろうなぁ…
233もしもし、わたし名無しよ:2006/07/18(火) 23:14:48
で、AVで得た知識を奥さんで実践していいものかムッツリ悩み続けるんだな
234もしもし、わたし名無しよ:2006/07/19(水) 01:07:15
闇ミカ「ぬこ(男爵)が乗ってきて おもいよ!」

         ハ_ハ
       ('(゚∀゚*)∩  おもいよ!
    /⌒⌒⌒⌒⌒ヽ
   /ハ ハ ̄Zzz...フ /
 / ('A`,,),,)〜//
(_____ _ノ
235もしもし、わたし名無しよ:2006/07/19(水) 16:16:47
>>231
万が一ト兄×美加様になったらデカ健様がどう反応するか見てみたくなったw
236もしもし、わたし名無しよ:2006/07/19(水) 19:45:43
意外と兄とくんはお似合いな気がする。
くんはトニーのツンデレにまるで気づかず、ほんわり対応しそう。
結構、以前出てた叔父様とくんも好きだったけれど。
237もしもし、わたし名無しよ:2006/07/19(水) 20:22:06
携帯サイト見てきたけど、オリビアの受注できる英語雑誌が7月22日に某の店頭入荷だって。
これ出たらこのスレのオリビア登場も解禁かな?
238小ネタ:ウサギはお好き?:2006/07/19(水) 22:30:16
キャプテン 「ご要望にお答えして、ウサギを呼ぶダンスを教えてやろう」
ヒース 「特に誰も要望はしていないと思うが」
寝ルカ 「それは網タイツのウサギを呼びますか?」
キャプテン 「知るか!」
29番 「ウサギを呼ぶダンスって、まさか…」
キャプテン 「見てろよ、こうだ!タラッタタラッタラッタ、ウサギのダソス♪」
29番 「やっぱり」
トニー 「船長もよくやるな」
キャプテン 「るせえ!俺だって恥ずかしいんだ」
ヒース 「ん?どうした28番」
28番 「俺、ずっとそれ、タラコタラコタラコ、ウナギとダソス♪だと思ってました」
トニー 「どんなダンスだ!」
239もしもし、わたし名無しよ:2006/07/19(水) 23:35:32
叔父様 「二階が騒がしいようだが…何をやっているのだね、彼らは」
240もしもし、わたし名無しよ:2006/07/19(水) 23:48:15
>238
28番の台詞に
            た〜らこ〜 た〜らこ〜
       γ´⌒ヽ  た〜っぷり た〜らこ〜
         | ( ゚д゚)
        |     |
          l    l
        〉   j
'⌒Y⌒Y⌒ (__,ノ

思い出した
241もしもし、わたし名無しよ:2006/07/19(水) 23:53:48
優等生を演じているツッパリ(性根はピュア???な憎いあんちきしょう)というと、
純粋無垢な相手には弱そうだなあ>兄者

その意味では、ifネタとして美加様バージョンもくんちゃんバージョンも両方ヨンデミタス
愛の女神様として平等に愛を注ぐべき美加様の恋する乙女??姿とか
どうなるのか興味があるなw
242もしもし、わたし名無しよ:2006/07/20(木) 00:12:41
トニー 「お、俺はあいつの事なんか、す、好きじゃないんだからなっ!」

A 「わ、私だってトニーなんか、す、好きじゃないんだからねっ!」
B 「もー、トニーったら照れちゃってww 本当は私の事好きなくせにw」
C 「そ、そうなんだ (´・ω・`)ショボーン」
D 「トニーに何て思われても、私は好きだから」

ありがちなのはこの辺かな?

くんだったらニコニコしながら
「そうなんですか〜。でも私はトニーさん好きだけどな〜(無邪気)」
とか言いそう。

美加様だったら
「女神である私が人間の少年に特別な感情を持ってしまうなんて!」
って禿しく苦悩するのかな。

自分もどっちも試しに見てみたいww
243もしもし、わたし名無しよ:2006/07/20(木) 01:25:40
ここまでの話を、テケトーにつないでみた。嘘予告ができた。


―――かささぎの 渡せる橋に 置く霜の

「流石は天界の運命の織り手であられる美加様。これは見事な文様にございます」
「折りしも、天界は乞巧奠。地上でいうところの星祭、七夕ですな」

「メインイベントは『浴衣の似合うカップル』コンテストなんだろ?
 けったくそ悪い。知るかよ、んなイベント」
「あ〜…。あぶない〜〜。ぶつか〜〜る〜〜〜…!」
「A−HAっHAっHA!!! ワタシ、ニッポン初めてねーー!!
 ニッポンのあつは、なっついネーーー!!!」
「あーー!! 僕は一体、どのオンナノコをコンテストに誘えバインダー!!!」
「ジャパニーズ・バス・ローブ『ユカタ』を纏うからには、『ボン・ダンス』なる舞踊が必須であると
 まどか嬢よりご教示いただいた。
 これはサロンにて特訓した例のダンスを披露する、絶好の機会と捉えるべきであろう」
ニャ-!!!(・ω・=) (・ω・=) (・ω・=)

「どうして私がかのような……。天界の者が地上の人間と関わってはならぬ事は、当然の理。
 しかも私は、愛を司る女神であるというのに」
「はいっ、マタタビです〜〜〜。動物に優しい人に、悪い人はいませんよ〜〜〜、トニーさん」

―――それは、年に一度。七夕の夜が起こした奇跡。

「愛の女神に仕える巫女たるもの。個人の情に流されてはなりませぬ」
「我々天使にできることは? 私たち、美加様に何かできることはないんですか?」

―――星まつりの夜に。ふたりで手をつないで、橋を渡った。

「足、痛いんだろ? 手貸せよ。兄弟のところまで連れてってやる。
 勘違いすんなよ。お、俺はお前の事は、何とも思ってねえんだからな」
244もしもし、わたし名無しよ:2006/07/20(木) 01:29:36
>243
イイ!萌えた。
GJ!!
245もしもし、わたし名無しよ:2006/07/20(木) 12:28:35
ギャルゲーだったら途中でくんルートと美加様ルートに分岐しそうだ。
246もしもし、わたし名無しよ:2006/07/20(木) 15:31:44
むやみと恋愛に持ってくの禁止じゃなかったっけ?
そういうのやりたい人のためにテスト板があるんだよね?
247243:2006/07/20(木) 17:11:52
変なネタを投下したせいで、不快に思われた方もいらっしゃると思います。申し訳ありません。
自分としては雑談流れのIFネタで、長編化するつもりなど全くありません。
きちんと注意書きを入れなかった軽率さを反省しています。
本当に申し訳ありませんでした。
248もしもし、わたし名無しよ:2006/07/20(木) 18:08:10
でもこの予告面白そうだからテスト板で長編やってくれたら嬉しい。
wktkでお待ちしています。
249もしもし、わたし名無しよ:2006/07/21(金) 00:54:48
くんは唐突に恋愛フラグが立って、そして反対されるってのがパターンになってるな
250もしもし、わたし名無しよ:2006/07/21(金) 01:53:30
くんはどーでもいいけど
まがりなりにも女神って設定されてる美加が
特に美加側に何かあったわけでもないのに
こういう事に担ぎ出されたのは正直嫌だったな。
テスト板に移動してやるならいいけど。
251もしもし、わたし名無しよ:2006/07/21(金) 02:41:08
>249
くんに恋愛フラグ立てようとする人って、何故か
「こんなに可愛いくんちゃんに恋をしない人なんていないわ!」
ってな勢いで、それまでに培われてきたキャラ設定とか丸無視で
ものそい唐突に話を投下してきたからねー。
嫌がられても当然だとおも。
252もしもし、わたし名無しよ:2006/07/21(金) 03:58:57
>「こんなに可愛い〇〇ちゃんに恋をしない人なんていないわ!」

初期スレのアナイスだね。
自分は叔父様じゃないからあのアナイスマンセーぶりに引いた。
他のSDも満遍なく愛されてる今のスレのが好き。
いろんなSDを魅力的に書いてくれてありがとう。
253もしもし、わたし名無しよ:2006/07/21(金) 04:24:01
人形だから当たり前なんだけど、アナイスにしてもくんにしても、
すげえ美少女だからなー。
現実的に考えたら、花屋であんな娘に話しかけられたらクラっとくるだろうなーとは思う。
しかし、このスレの登場人物全員、ありえないレベルの美男美女だからそれだと
一億総ヒューイ状態にw
254もしもし、わたし名無しよ:2006/07/21(金) 05:15:03
アナイスは、まぁスレの生い立ち考えたら特別だったのも頷ける
ってか、むしろその為にあったようなスレだったしw
255もしもし、わたし名無しよ:2006/07/21(金) 07:12:16
クリスとくんは、コンビとしては好きだったけどな
なんか、ぽやぽやほのぼのしてて
カポらせるつもりは全然ないけれど、フラグ立ち消えになるとその後敬遠されて
ネタが全然落とされなくなるのがサミシス
256もしもし、わたし名無しよ:2006/07/21(金) 07:33:14
クリスとくんは最初からカポーにしようという魂胆が丸見えだったから
反感買っちゃったんだよね
ネタが投下されて行くうちに二人のやり取りが面白いとか、この二人の雰囲気好き
とかでだったらあれ程反対されずにすんだ鴨
257もしもし、わたし名無しよ:2006/07/21(金) 07:51:27
最初から嘘予告って書いてたんだし
フラグってほどのことじゃないと思うんだけど
そんなカリカリしなくてもいいんじゃないの?
258もしもし、わたし名無しよ:2006/07/21(金) 11:50:12
>257
だね。
>>225-243の流れってただのif雑談なのに
「強制恋愛フラグ立て」って言われてるのに驚いた。
この程度の雑談は今まで他の組み合わせでもいくらでもあったのに。
(「アナイスは結婚するならクリスが良さそう」
「眠ミミとヒューイがくっついたら面白そう」)
259もしもし、わたし名無しよ:2006/07/21(金) 12:16:01
>>253
前にも出た話題だけど、SDの造形の良し悪しやオーナー人気とは別に
「スレ内設定上美男美女のキャラとそうでないキャラ」はありそうな気がする。

ネタ読んでて美人設定ぽく感じるのがまどか、シンディ、アナイス、サシャ。
普通の子設定ぽいのが13ミミ、純、制服ミミナナ、くん。

男はよくわからん。
イサイサはバンドネタの中で女の子のファンに差し入れされてるエピソードがあったから
美形設定なのかな?
260もしもし、わたし名無しよ:2006/07/21(金) 14:46:36
クリスは女の子への執着がなさげに見えたからくんとのフラグが
唐突に感じた。トニーはムッツリーズに入ってみたりとモテたいオーラバリバリ
な感じがするので恋愛フラグあってもいいとオモタよ。
↓コレに禿萌え
>「そうなんですか〜。でも私はトニーさん好きだけどな〜(無邪気)」
261もしもし、わたし名無しよ:2006/07/21(金) 16:13:43
もしかしたら>>243の嘘予告はムッツリーズでトニーが考えた
 妄 想 なのか?
と思ったら泣けてきた。兄者…。
夏休みの間に、せめて女の子の 友 達 ぐらいできるといいな…。
262もしもし、わたし名無しよ:2006/07/21(金) 16:54:58
トニー。・゚・(ノД`)・゚・。
263もしもし、わたし名無しよ:2006/07/21(金) 16:55:38
デフォルトメイクトニーみたいな人が本当にいたら
格好いいけど、怖くて近寄り難い鴨。
※注意: キャロルのキャラが変です。

猛暑の中、夏期講習からの帰途をたどる中一コンビ。
凌 「今日も、暑いねー」
牛若丸 「まことに。かくも厳しき折、なかなか食も進まぬというもの。
     体調には留意せねばならんのう、お互い」
そのとき二人は、商店街のアーケードの向こうに、白い人影を見た。
牛若丸 「おや。あれなるは、暑さが見せるはかなき陽炎か」
凌 「何言ってんの。普通の女の人だよ」
彼女は教会にいつのまにか住みついている少女、キャロルだった。
キャロル 「・・・すいた・・・」
そう言い残すと、キャロルはくらりと倒れた。
凌 「大丈夫ですか!?」
牛若丸 「いかん!! 暑気あたりであろう。手近な店に運ばねば」
キャロルがたたずんでいた軒先。そこは、スウィートドリームのショーウィンドーの前であった。

29番 「そんなわけで、冷たいおしぼりとお冷やをどうぞ」
凌 「すみません。ありがとうございます」
水を飲んで復活したキャロルは、ぺこりと頭を下げた。
キャロル 「生き返りました・・・」
牛若丸 「それにしても、いかがなされた。訳ありとお見受けするが」
キャロル 「おなかがすいて・・・気がついたら、こんなところに・・・」
凌 「食事を摂ってないんですか? だめですよ。暑いときこそ、しっかり食べないと」
キャロル 「でも、パンがないんです」
眠のの 「パンがなければ。お菓子を食べればいいじゃない」
三人が振り返ると、そこには店長の眠ののが両手を腰に当てて立っていた。
眠のの 「・・・というのは、冗談にしても。
     うちも季節柄、水菓子や冷菓が多く出て、焼き菓子はさっぱりだわ。
     でも、こんなときこそ、暑くても美味しい本物の洋菓子を!!
     って実は、ぶっちゃけ秋に向けての新商品開発なんだけれどね。
     忌憚ない意見を聞かせてくれる、モニターとなってくれる人を探していたのよ」
牛若丸の目が、鋭く輝いた!!
牛若丸 「洋菓子、食べ放題でござるか!!」
凌 「うっしー。またほっぺがぷくぷくになるよ」
キャロルは、テーブルに手をついて顔を上げた。
キャロル 「・・・やります。むしろ、やらせて下さい・・・」
厨房から出てきた眠ナナが、首をかしげた。
眠ナナ 「でも、店長。モニターとなっていただくからには、敏感な舌を持ち。
     豊かな感性と表現力で、うちの菓子を批評してくれる人でないと」
牛若丸 「それでは」
キャロル 「・・・勝負、ですね」
凌 「え、ええ!? 勝負!?」
凌がおろおろしている間に、牛若丸とキャロルのケーキ食い倒れ勝負は始まろうとしていた。
眠ミュウ 「それではまず、晩夏に本格登場予定のデザート。イチジクのタルトと洋梨のシャルロットよ」
一生懸命、知りうる限りのうんちくを披露しつつ、タルトをほおばる牛若丸。
牛若丸 「・・・そも、無花果とは。別名を南蛮柿とも蓬莱柿とも申し、花を咲かさずに実をつけるところより、
     こう呼ばれ申す。古来より民間薬としても使われし滋養の果実。
     ほんに芳醇なる果実を、洋酒にてとろりと煮付け。土台である「たると」にもたっぷりとソースが染み込むこの様は。
     天上の美味と申してもいささかの遜色なき・・・」
29番 「中学生にしては、博識ですね。やや、話がくどいですが」
その間キャロルは黙々と、洋梨のシャルロットをぱくついていた。
りあ 「キャロルさん。お味は如何ですか?」
最後の一口まで食べ終わると、キャロルは立ち上がった!
キャロル 「・・・歌います」
眠ナナ 「え?」
滔々と、美しいソプラノが店内に響き渡った。
高く低く、ガラス細工のように繊細な旋律は、人の心を優しくほどいていく。
凌 「きれいだ・・・」
りあ 「本当。とても素敵です」
マジミカ 「これを聞いたら、いいインスピレーションが湧いてきたぞ。
      来週のラッキーアイテムは、象模様の長靴とおそろいの傘。これで、決まりだね」
眠ミミ (・・・ふふ。ミミもこの夏、聖歌隊に入ってみようかしら。あの、素敵な賛美歌を歌う天使のような子は誰?って
     町は、大騒ぎになるの。でも、だめよ。ミミの歌声は、神様に捧げるラブソングなんだから。でもね、)
29番 「眠ミミちゃん、悪いけどBGMのスウィッチ切ってくれるかな」
一曲歌い終わると、キャロルは頭を下げた。
キャロル 「とても、美味しかった。ごちそうさま・・・」
そして、すうっと消えるように居なくなってしまう。
凌 「キャロルさん、居なくなった!? もしかして、ほんとに幽霊!?」
牛若丸 「美味なるケーキに満足して、成仏したのかのう。
     盆も近いことだ、二度と迷い召されるな(南無南無)」
眠のの 「あら。しっかり足があって、たっぷりケーキを食べる幽霊なんて、私は認めないわよ。
     というわけで。今日のところはひとまず、牛若君の勝利としておくわ。キャロルは、試合放棄で帰っちゃったんだもの」
29番 「一応、あの歌で、豊かな感性と表現力を用いてケーキを批評したつもりでは」
眠ナナ 「まあ、勝負としてしまった以上、白黒つけた方がすっきりするし。
     この店では、店長の一言が全てだから。というわけで」
厨房から、新作ケーキが次々と運ばれてきた!
眠ミュウ 「せっかくだから、こんどは凌君も食べてみて。自信たっぷりの新作を全部持ってきたから。
      感想を、楽しみにしているわ」
凌 「ええ〜〜〜。僕、うまく表現なんてできないよ」

翌日のハイランド教会。
リンク 「何なのでしょう。スウィートドリームから来た、謎の招待状は。
     「キャロル様と皆様、いつでもお越し下さい」と書いてありますが。取り立てか何かの間違いでは・・・」
267もしもし、わたし名無しよ:2006/07/21(金) 20:09:22
雪之丞 「HEY,sister&brother.郵便受けの前でwhat's do?」
13ミミ 「スウィートドリームから招待状きてないかな…って」
ミミ弟 「SigeからSD化依頼きてないかな…って」
268もしもし、わたし名無しよ:2006/07/21(金) 20:37:01
ミミ弟よ、自分も君のSD化を星に祈っといてあげるよ…
269もしもし、わたし名無しよ:2006/07/21(金) 21:49:16
うっしー&凌、よかったな、影薄の呪いが払拭できて…
270もしもし、わたし名無しよ:2006/07/22(土) 02:13:51
ほっぺぷくぷくの呪いにかかりそうだけどね。
271もしもし、わたし名無しよ:2006/07/22(土) 09:56:42
いまさらうっしーが欲しくなってきた…
※28まどかの微妙な(恋愛?)要素が含まれます。苦手な方はヌルー願います。

トニー 「ちぇっ!結局、俺の彼女の話はなしかよ!」
29番 「だから言ったでしょう、急激なフラグ立ては叩かれるって」
キャプテン 「そのうち、想いでの街・原宿第二弾でトニーの彼女が販売されるかもしれないぜ、
        とんでもないドリー夢コピーつきで」
ヒース 「では諸君、ボン・ダンスの特訓を始めよう。盆は手にしたかね?」
寝ルカ 「ところで、28番さんがみえないようですが」
ヒース 「鎌倉のまどか嬢のところだ。たしか、里子に出したサボテンに会いに行くと言っていたな」

28番 「え?盆踊りって、盆を持って踊るんじゃないんですか?
     俺、ヒースさんに知ったかぶって、そう教えてしまいましたよ」
まどか 「そのお盆ではなくて、盂蘭盆のことですわ」
28番 「うらぼん?(背中をさすり)backbone?」
まどか 「日本では旧暦の7月15日にご先祖様が会いに来ると言われていますの。
     その時期にやぐらを立てて、その周りで踊られるのが盆踊りですの。
     500年の歴史がございますのよ」
28番 「へえ。じゃあ、ニッポンの夏はゴーストだらけなんですね」
まどか 「ふふ、怖いのかしら?」
28番 「いや、俺の先祖も会いに来てくれるといいなと思って。
     ほら、俺、身内がいないから、ゴーストでも肉親に会えたら嬉しいんですけど」
まどか 「きっと、会いに来てくださいますわ。貴方のことを見守ってくれていますわよ」
28番 「だといいですね。それはそうと、ニッポンの夏は暑いですね。
     こちらはそんなでもないけど、トーキョーは湿気が多くて」
まどか 「相模湾に面しているから鎌倉は夏も涼しいのですわ」
28番 「そっか、海が近いんですね」
まどか 「28番さん、花火はお好き?」
28番 「好きです!花のつくものは花粉症以外ならなんでも!
     えーと、花キャベツ、花鰹、花札、花魁コス」
まどか 「そういうことをどなたが教えるのかしら」
28番 「あはは」
まどか 「急いで帰らなくていいのでしたら、夜になったら海岸で花火をしませんこと?」
28番 「いいですね。俺、海賊だったから、火薬の取り扱いには慣れてます。
     今度、火薬取り扱いの免許を取ろうかと考えているんですよ」
まどか 「そういう大掛かりなのではなくて、線香花火とかですわ」
28番 「せんこうはなび?」
縁側においてあるブタの蚊やり器に目をやり、首をかしげる28番。
まどか 「とにかく、やってみればわかりますわ」
28番 「じゃあ俺、遅くなるって叔父様の家に連絡します。
     (携帯を取り出してから)ところで、まどかさん」
まどか 「はい?」
28番 「仮にですけど、まどかさんが再販されて、もしコピーに恋人との出会いとかあっても、
     俺とはずっと友達でいてくれますよね?急に知らんぷりとかしないで欲しいんです」
まどか 「もちろんですわ!」
28番 「それを聞いて安心しました。
     あ、ちょっと待っててください。すぐに済みますから」

ヒース 「(携帯をしまって)28番からだ。帰りが遅くなるから叔父上に伝えてほしいと」
トニー 「よし、ボン・ダンスの特訓の後は花札やろーぜ!」
キャプテン 「おう!この間の雪辱戦だ!今日は負けねえからな!」
274もしもし、わたし名無しよ:2006/07/22(土) 13:26:58
28番が「あはは」と笑ったことに、何となく感動した。
275もしもし、わたし名無しよ:2006/07/22(土) 14:27:35
花魁コスを教えたのは寝ルカ?
まどかには似合いそうな衣装だが、花魁の意味理解してるんだろうか28番。
(※注意)
>>181-188の「トニーがオリビアを見かけて、ちょーワクテカするけど、一瞬で夢やぶれる」を
ネタ化しました。
オリビアとジョーについては雑談で諸説出ましたが、このネタの中では
「オリビア=HAHAHAと笑う肉体派で親父っぽい豪快女性、大げさな口調」
「ジョー=13ミミの家の居候で義兄妹」
「ジョー×オリ=毎回挨拶代わりに人前で平気でブチューとやるアメリカンなラブラブカポー」説を
使っています。
恋愛描写はありませんが、小ネタの根底にキャプのの、ネルミミ&ネルシル、28まどがあります。



チリンチリーン♪
29番  「いらっしゃいませ。スウィートドリームへようこそ。
     ……って、何だ。皆さんでしたか」
28番  「常連に向かって何だとはご挨拶だな」
29番  「(声を潜めて)ムッツリーズが揃って俺の聖域に何しに来たんですか」
ヒース 「仕方があるまい。ノエル探偵団が屋敷でかくれんぼを始めたのだ。
     しかも、エマが買い物に出かけた隙に厨房が味覚のテロリストに占拠された」
29番  「それで叔父様屋敷を逃げ出してきたんですか」
トニー 「とにかく、どっか座らせてもらうぜ。外は暑ぃんだからよ」
店内のスウィートな雰囲気にマッチしない男たちが隅のテーブル席に陣取る。
キャプテン 「あれ、あそこの窓際の席でダンベル運動してんのって
     13ミミの義兄貴じゃないか?」
寝ルカ 「本当だ。ジョーさんですね。誰かと待ち合わせでしょうか?」
29番  「あの人朝からずーっといますよ」
再び入り口のベルがチリンチリーン♪ と鳴り、一人の長身の金髪女性が入ってくる。
身を乗り出し、興奮気味に女性を観察するトニー。
トニー 「激マブじゃねえか、おい! 
     29番、あのナオンはよくこの店に来る客なのか?」
29番  「いえ、初めて見る顔ですね」
28番  「美人ですね。細面で」
キャプテン 「そうか?ちょっと小さくないか?14くらいだろ?
     俺は22くらい大きくてぱっちりしてる方が…」
寝ルカ 「22はちょっと大きすぎません?18〜20くらいが適正かと」
トニー 「目玉のサイズなんかどーでもいいんだよ!
     あの谷間を見ろ。俺はビビっとシビレたぜ。
     間違いねえ。あれこそが。俺の探し求めた運命のナオンだ」
はぁー、と両手に息を吐きかけて手櫛で髪を整えるトニー。
ヒース 「何をするつもりだね?」
トニー 「俺のナオンになってくれって声かけてくる」
キャプテン 「ちょっと待て!!アフォか!!
     通りすがりの他人にいきなりそんな声のかけ方があるか!
     そういう事は、まず知り合いになってお友達から始めるもんだろ」
トニー 「うるせー!やっと運命の出会いがあったってのに、
     ンなのんびりやってられっか!
     男トニー・ツッパリ一代。決めてみせるぜ!」
寝ルカ 「うわぁ。完全に一人で舞い上がってる」
28番  「さすがは空回り三兄弟の長男ですね」
鼻息荒く立ち上がるトニー。
窓際席の雪之丞が立ち上がって女性に向かって大きく手を振る。
雪之丞 「Olivia!!」
オリビア 「オー!ジョー!!」
お互いに駆け寄り、店のど真ん中で固く抱擁し、
ぶっちゅうううぅぅぅぅぅぅぅっっ、と暑苦しいキスを交わす雪之丞とオリビア。

トニー 「――――――――――――――――――――――――」

真っ白に燃え尽きるトニー。オリビアは雪之丞の向かいの席について
おしぼりで顔を拭き始める。
オリビア 「とっても参ったわヨ、ジョー。ニッポンのあつは、なっついネーーー!!!
      でもジョーが待ち合わせを覚えててくれて、すごく嬉しかったワ」
雪之丞 「実は時間を忘れちまってsa. 朝から店で待っちまったyo!」
オリビア 「HAHAHAHAHA!!ジョーらしいワ」
雪之丞 「後で13mimiと弟を紹介するze」
オリビア 「ホームステイ先のお嬢さんとおぼっちゃんね。ステキ!とっても楽しみだわ」

29番  「………トニー……さん……?」
灰化したトニーをつんつんと突付いてみる29番。
29番  「返事がありません。ただのしかばねのようですね」
気まずい顔で視線を交わすムッツリーズ。
キャプテン 「なあ、トニー……俺のババロア一口分けてやるから、元気出せよ」
28番  「よかったら俺の抹茶のティラミスも一口どうぞ」
ヒース 「僕のクラシックショコラも食すと良いぞ」
寝ルカ 「僕なんか、ゼリーのてっぺんのさくらんぼをあげちゃいますから」
トニー 「………ふふ……ふ……僕はヒューイのいいお兄さんだからね……
     女なんか……女なんかああああーーーーーーー!!」
寝ルカ 「壊れた」
279もしもし、わたし名無しよ:2006/07/23(日) 03:01:31
寝ルカと違う意味で女性にすっごい幻想(妄想)を持ってそうなトニーw
三兄弟の中でまともな女性観を持ってるのは意外にもルカだな。
等身大のアナたんを理解しようと努力してるし。
280もしもし、わたし名無しよ:2006/07/23(日) 10:13:17
>279
男ばっかりのきょうだいで育つと女性に幻想持ちやすいっていうからなー。
姉も妹も居る四郎は、アナたんにだけ、幻想持ってるけどw
281もしもし、わたし名無しよ:2006/07/23(日) 12:18:25
オリビアは日本語喋ってる…のか?それとも不思議空間効果?
282もしもし、わたし名無しよ:2006/07/23(日) 12:33:51
きっとお嬢さんだから日本語も勉強したんだよ。
でも発音はジョーより酷そう。
283もしもし、わたし名無しよ:2006/07/24(月) 13:44:56
檻はアメリカ人だから普通に英語話せば不思議時空効果で翻訳されるのに
おもしろがってわざと日本語喋ってるの鴨。
それとも不思議時空はイギリス英語だけしか翻訳効果ないのかな?
284もしもし、わたし名無しよ:2006/07/24(月) 14:23:50
日本語に訳すとトンデモになってしまうくらい激しい訛りの英語とか。
お嬢様だから社交用に綺麗な発音の英語も出来るけど地元を誇りに
思っているのであえて訛って喋ってるのかもよ。

…と檻の公式設定がどこ出身か知らずに書いてみる。
285もしもし、わたし名無しよ:2006/07/24(月) 15:12:15
>284
ちょっとぐぐってみたけど、イギリス人からするとアメリカ人の話す英語は訛ってて
アメリカ人からするとイギリス人の英語は訛ってる風に聞こえるらしいね。

もしかして、エマの訛りは「アメリカ人流の英語」なのかも…?
286もしもし、わたし名無しよ:2006/07/24(月) 15:26:08
私の高校の英語教師はイギリスに留学して英語を学んだが
アメリカに行って英語を話したら「あなたの英語はおばあちゃんみたい」
といわれたらしい。
訛ってるというか時代がかった感じなのかな。>クインズイングリッシュ
287もしもし、わたし名無しよ:2006/07/24(月) 16:08:00
時代がかった感じっていうと、うっしーやたえ様みたいなものか<クイーンズイングリッシュ
288もしもし、わたし名無しよ:2006/07/24(月) 16:33:53
檻とジョーのテンション見てると林屋ペー・パー子を思い出すな。
289もしもし、わたし名無しよ:2006/07/24(月) 17:43:03
>285
自分のイメージでは、オーストラリアの英語かな>エマ
根拠は何もないけど
290もしもし、わたし名無しよ:2006/07/24(月) 18:25:20
檻と13ミミが初めて会うところが見てみたい。
いきなり意気投合するのかな。
それとも兄貴分を取られた気分になってヤキモチやいたりするのかな。
291もしもし、わたし名無しよ:2006/07/24(月) 18:36:13
檻とジョーとの交際って檻側の家族に認められてるのかな?
いいとこのお嬢さんって公式設定を考えるとプーで放浪癖ありのジョーとの交際は
反対されている感じが自分はするんだけど
今出ている檻の性格設定だと家族もおおらかな感じで認めてそうな気もする…
292もしもし、わたし名無しよ:2006/07/24(月) 18:43:35
>291
公式設定はシゲの気まぐれで二転三転するからあてにしないとしてw
このスレの檻一家は揃ってジョーに近いノリなイメージ。
気のいいアメリカンファミリー公認の明るい交際だといいな。
293もしもし、わたし名無しよ:2006/07/24(月) 20:17:34
今の檻の性格だと実家はテキサスの豪農でカウボーイに囲まれて育ったっぽい。
294もしもし、わたし名無しよ:2006/07/24(月) 20:27:55
うん、「富裕な家庭」でも「名家」より「豪農」のが今の檻のイメージだ。
このスレ由緒正しい家柄のお嬢様はもう飽和気味だしね。
295もしもし、わたし名無しよ:2006/07/24(月) 20:34:49
>290
自分も見てみたいかも
最初ヤキモチやいて。段々意気投合していったりとか
296もしもし、わたし名無しよ:2006/07/24(月) 20:43:52
>>293
それいいなぁ。
で、農薬散布用のセスナとかヘリコプターで、
普通にお散歩に行っちゃったりするんだな?
297if単発:パラダイスハケーソ 1/3:2006/07/24(月) 21:17:36
注意:くんとトニーを出していますが別にカポーネタではありません。女性SDに対してセクハラな内容です。
   ジョーは13ミミ居候説、静は書いてはいませんがまどか母説。トニーは巨乳スキーでイサとヌコ仲間です。
   イサ純要素があります。 >>278を勝手に続けています。

 やっと >>278の出来事から少しだけ立ち直ったトニー。一人商店街をブツブツと呟きながら歩いている
トニー 「畜生、なんであんな脳筋キャラとあんなマブイスケが付き合ってるんだよ。世の中不公平だぜ…
     いや、もう忘れろトニー。俺には可愛いヒューイがいるじゃないか」

 「ありがとうございましたー」と通りかかった店から可愛い声が聞こえてくる。見るとそこは「BlueMoon」
中ではこまめを背負った純が花束を作っていた
トニー (…こんな商店街にもマブイスケいるじゃねぇかよ!胸もあの金髪美人程ではないにしてもでかい。
     …しかしどこかで見たような。いやいやいや、気のせいだろう。)
 またも髪をセットし。
トニー 「おっしゃ行くぜ!(声色変えて)すみませーん、このお花ー」
純   「いらっしゃいませー」
 そして店の奥からも声が
勲   「いらっしゃい。トントン」
トニー 「なぜ、お前がここにいるーーー!」
勲   「バイト」
純   「いっちゃん知り合い?」
トニー 「バイトォ?ってあぁ!思い出した。そこの可愛子ちゃん、お前のナオンか!
     厨房の癖にナオンと仲良く一緒にバイトかよ、生意気なぁ〜」
純   「いっちゃん、ナオンってなに?」
くん  「どうしたんですかぁ〜、賑やかで楽しそうですねぇ〜〜」
 トニーのわめき声に奥からくんも現れる。

トニー (…顔は可愛いけど、トロそうだな…しかも貧(ryか…)
くん  「勲君の御友達ですかぁ〜?」
勲   「ヌコ友達のトントンだ」
くん  「そぉなんですか〜、じゃあ〜サービスしますよぉ〜。好きなお花選んでくださぁい」
トニー 「あ?あぁ、じゃあ。そこの朝顔を…」
298if単発:パラダイスハケーソ 2/3:2006/07/24(月) 21:18:08
くん  「恋人にですかぁ〜?」
トニー 「弟にだよ!わりぃか!!」
くん  「弟さんに〜。トントンさん、弟さん思いなんですねぇ〜」

13ミミ 「こんにちは。くんちゃん、注文していたお花できてるかな?」
くん   「いらっしゃいませぇ〜。できてますよぉ。ちょっと待っててくださいねぇ」
純    「13ミミちゃん、お花注文してたの?」
13ミミ  「うん、ジョーの知り合いが来るから歓迎会やるの、それ用に」
トニー  (こいつらの友達か。…可愛いけど、俺の好みと違うな。もっと頬はシャープな方がい…)
13ミミ  「走ってきたから汗かいちゃったよ」
 徐に着ていたパーカーを脱ぎ、キャミ姿になる13ミミ
トニー  「(デカイ!)お嬢さん、よかったら僕が家まで花を運びま…」
ジョー  「HEY!13mimi」
トニー  (!! あいつはこの前の)
13ミミ  「ジョー。ちょうど良かった。お花出来たから運ぶの手伝ってね」
 くんの持ってきた花束をジョーが抱え、二人仲良く並んで去って行く
トニー  「あの野郎…ふたまたかよぉ…あいつばかりがなぜモテるんだぁーーー!!」_| ̄|○ノシ
 店先で膝を落とし、バンバンと地面を叩くトニー。そこに「あの」と頭上から声がかかる

トニー 「?」
より  「部屋に飾る花を買いにきたのだけど」
純   「あ、よりお姉ちゃん」
トニー (…年上だが、才女タイプで割と好み。しかも胸が(ry)

13ナナ 「こんにちは、お店用に頼んでいたお花できてます?」
くん   「はい〜、出来てますよぉ」
13めぐ 「あら、奇麗。やっぱりくんちゃんのアレンジメントした花はいいわね。
     ディスプレイや服とすごく合うのよ」
くん   「そう言われると嬉しいですねぇ〜/// ありがとうございます〜」
トニー (やはり、年上だがオシャレな二人イイ!! 会話からしてマヌカンか?そして胸が(ry)
299if単発:パラダイスハケーソ 3/3:2006/07/24(月) 21:19:06
静   「こんにちは、華道教室のお花を…」
トニー (今度は清楚なお嬢様タイプ(・∀・)キターーーー!!(勘違い)なによりむ(ry)

勲   「あ。珍しいなシンディ。花を買いに来たのか?」
トニー  (シンディ?ってあの、巨(ryの歌姫??)
シンディ 「まさか、TOHYAに行くのに前を通りかかっただけよw でも、君の顔を見れて嬉しいわ」
 勲の顎に手を当てるシンディ。そしてなぜか思わず自分の顎を撫でるトニー
シンディ 「じゃあね」
 勲の後ろでジト目で見つめる純に微笑むと、ヒラヒラと手を振り去って行く。
勲    「…どうした?純」
純    「なんでもないもん…」

くん   「はぁ〜、突然忙しくなりましたねぇ〜。すみません、トントンさん。今朝顔を…」
トニー  「よく、来るのか…?」
くん   「はい?」
 トニーは、ガッとくんの手を掴み詰め寄る
トニー  「あの女性たちはいつもよく来るのか?!」
くん   「はい〜みんなお得意様ですよぉ」
トニー   「頼む、俺をバイトに雇ってくれ!!」
くん    「バイトは勲君と純ちゃんで十分ですからぁ、今募集してないんですよぉ」
トニー  orz「なら…通ってやる…毎日、毎日通ってやるーーーーっっ!!」
 突然立ち上がり、一番星に向かって拳を振り上げるトニー
トニー (そしてあの女性たちと仲良しになってやるんだーーーっ!!)

くん  「はい〜かまいませんよぉ。でもトントンさんって毎日通うほどお花が大好きなんですねぇ」
純   「純はなんか違うような気がする」
300もしもし、わたし名無しよ:2006/07/24(月) 22:07:31
兄者とヒュイたんに確かな血の繋がりを見た!
301:2006/07/24(月) 22:09:09
トントンはヌコ好きで花好きなのか
※オリビアは外タレ風に喋らせてちょっと変な人にしてみました。

翔   「こんにちは。ミミナナ翔のお部屋拝見特別編です。今日は不思議時空を飛び越えて
    アメリカのオリビアさんのお部屋にお邪魔してます」

オリビア「ハァイ!クレイジー!私がオリビアよ!」
制服ミミ「うわー日章旗柄のホットパンツなんて何処で買ったんですかぁ?」
制服ナナ「その上に羽織ってるアサクサで買ったキモーノが目と心に痛いでーす」
翔   「君たち。言葉が半端にしか通じないからって」

オリビア「さっそく案内するわ!私は日本が大好きなの!」
制服ミミ「うわーこれって……でっかい仏壇ですよー」
制服ナナ「アメリカンサイズの仏壇ですよー」
オリビア「BLACK&GOLDのCoooooolなTANSUよ!物がちょっとしか入らないのが残念だけどね!」
翔   「ちょっとすいません、これはキャンディ入れじゃありません。おりんと言うんです」
チーンと鳴らしてみせる。
オリビア「OH!知らなかったわ!楽器だったのね!」
制服ミミ「とりあえずキャンディは回避出来そうですが正しく使用される日は遠そうです」
オリビア「さ、座ってお茶飲んで!ちゃんとカップもそろえたのよ!」
翔   「ありがとうございます。コタツまであるマニアっぷりには恐れ入りました」
制服ナナ「今は7月ですけどねー」
制服ミミ「ゴハン茶碗に入ってるのは砂糖入りのアイスグリーンティーですね」
制服ナナ「これはこれでアリよね。ちゃんとおいしいし」
オリビア「上も見て!照明はChouchinLightよ!漢字で名前を入れてもらったの!」
制服ミミ「あーすごいですねえ。墨黒々と檻美阿と」
制服ナナ「なんかここまで日本を愛していただけてれば多少の誤解はオッケーて感じです」

翔   「お名残惜しいですがそろそろお別れの時間です」
オリビア「ハイ!3人にオミヤゲがあるの!」
制服ミミ「えーなんですかー?」
オリビア「日本は帰ってから開けるんでしょ!さあさあ早く帰って開けてみて!」
 3人に1つずつ紙袋を渡して外に送り出す。
翔   「いや、番組的には欧米風にその場で開封でもいいんですが。オリビアさんありがとう
     ございました」
 ドアを閉めると早速がさごそやってるミミナナ。
制服ミミ「えーと。星条旗柄のタンクトップとミニスカ」
制服ナナ「私のは星条旗柄のベアトップとホットパンツ。翔君のは?」
翔   「……………」
 袋にまま二人に渡す。
制服ミミ「えーなにー?うわ、すごーい」
制服ナナ「わー、すごーーい」
翔   「えーではここで番組を終わります。ミミナナ翔でした。あっそれ袋から出しちゃダメ
     だよ。放送出来な(ry 」
305もしもし、わたし名無しよ:2006/07/24(月) 23:47:47
三人の細かな突っ込みに笑わせて貰いましたGJ!!
そして檻。なにを翔に渡したんだw
306もしもし、わたし名無しよ:2006/07/24(月) 23:52:36
星条旗柄のトランクス?
307もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 00:08:55
星条旗柄の褌にイピョーウ
308もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 00:37:45
放送出来ないって、エログッズでは?
ビキニのお姉さんの写真?(絵?)のライターとボールペン。
逆さまにするとビキニが消えるやつ。
309もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 00:48:02
寝ルカがものほしそうな目で翔を見ています
310もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 00:48:45
エロトランプとか、お湯を入れるとビキニが消えるマグカップとかそういうの?
もしそうなら、檻…あんたおおらか杉
311もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 01:00:08
そんな見え隠れしたりする奥ゆかしいもんではないと思う。
アメリカ〜ンなぼい〜んがどば〜んな何かにイピョーウ

そしてあっけらかん過ぎて萌えない寝ルカにイピョーウ
312もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 01:36:24
翔がもらったアメリカ〜ンでボイ〜〜ンでドバ〜〜ンな何かを見ている寝ルカとキャプテン
寝ルカ   「やっぱり、奥ゆかしさとかチラリズムって大切ですよね…(げんなり」
キャプテン 「禿胴だ…(げんなり」
寝ルカ   「僕、こういうストレートなの駄目なんですよね…」
キャプテン 「とかいいつつ仕舞うな」
寝ルカ   「取りあえずこれは次回のサロンのテーマとして…」
キャプテン 「せんでいい。翔に返して来い」
313もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 01:47:38
トニー 「返す前に俺にも見せろyo!」
寝ルカ 「持って帰りますか?次のサロンの時に持ってきてくれれば」
トニー 「いや、自宅には持ち帰れねえ。こんな本をヒューイに見つかったら
     俺のいいお兄さんの地位が失墜する」
キャプテン 「ルカのだって言えばいいじゃん」
トニー 「その手があったか!」



あっけらかんオリビアはヌード雑誌と一緒にボディビル雑誌も広げて
Nice bodyを作るためのtrainingの話でジョーと盛り上がってそうだ。
314もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 06:07:48
オリ姐さんみたいな勘違い日本フェチなワイルド大富豪って実在しそう。
315もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 07:47:35
クローゼット開けたら浅草生まれのキモーノガウンとか、
アンチーク人形入れるようなガラスケースに、金メッキ仏像(キオト土産物)や
トウキョウタワーの温度計とか。
316もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 09:44:05
どうしよう、ものすごく檻が欲しくなってきた…
やっとクレカの支払い済んだのに…>ジョーリボ
317もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 10:59:46
ホントにここは財布に悪いスレですね。

有る意味、悪魔スレよりもたちが悪いw
318もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 13:11:39
自分はこのスレで寝ルカがほしくなった。
再販コイコイコイ!
319もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 14:02:08
次の限定眠翔だってね。
眠ナナ・眠ミミと「眠ミミナナショウ」を結成してほしいw
320もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 14:10:38
13ミミ弟・・・・・・・・・・・イ`。
321もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 14:11:33
江戸サリバンショウみたいだな。
322ミミ弟:2006/07/25(火) 14:19:00
明日に希望をつなぎます
323もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 16:24:17
スウィートドリームの店員になるのか、
翔の寝顔になるのか気になるところだ。
男版寝ミミだったらどうしようw
「彼女も僕を見てる…困るな、僕はみんなの王子様なのに」
324もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 16:36:18
その性格でスウィートドリーム店員になったら29番先輩にしばかれそうだな>眠翔
325もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 16:53:43
>323
>困るな、僕はみんなの王子様なのに
禿ワロタwwwww
そのネタミテミタスwww
326もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 17:44:39
前から思ってたんだが、何で眠のの、眠ナナ、眠ミュウ、眠ミミは「眠」で
寝ルカは「寝」表記なんだろ…
327もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 19:38:43
>324
29番先輩にしばかれても
「かわいそうに。先輩は喪男だから僕の人気に嫉妬してるんだな」
とか暖簾に腕押しっぽ
328もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 19:49:35
眠ショウのドリームコピー読んだけど、もうオミタムァが抜けてあの世に行く間際のような・・・

329もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 19:53:57
トリップして妄想世界へ逝ってしまったの鴨試練
330:2006/07/25(火) 19:56:02
あれだ、茨に囲まれた巣鴨の城の
眠り王子なんだよ
331もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 20:00:58
>困るな、僕はみんなの王子様なのに

そういえば、すでに翔はそういうキャラだ!
地域限定で。
332もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 20:09:50
そう考えるとキャラが被るから王子様は止めておいた方が良いのかなあ
333もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 20:21:15
翔は寝ぼけると、勘違い王子様っぷりが激増するとかw
334もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 20:25:51
翔は王子様を職業として演じているけど眠翔は自分をリアル王子と
思ってそうなのでその辺差別化できるんじゃね?
335もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 20:28:21
うぷしてもらった画像だと、掃除機翔とは全然別物の顔に見える。
翔と眠翔は別人説にイピョーウだな。
336もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 20:56:37
>330
地元民としては茨でなくてつつじでお願いしたい
337もしもし、わたし名無しよ:2006/07/25(火) 23:55:08
スィートドリームの店員が増えるのだろうか。

そういえばマジミカは店員じゃなくてテナント扱いなのか?
たまにレジも打ってるみたいだけど。
338もしもし、わたし名無しよ:2006/07/26(水) 00:13:49
自分は今までのネタでこんなイメージを持っていた。

眠のの…店長
眠ナナ…チーフ店員
眠ミュウ、りあ、29番…店員
眠ミミ…新人バイト
マジミカ、セシル…忙しい時だけ臨時手伝い
339アメリカン何か・その後:2006/07/26(水) 00:59:24
※>302-304、>312-313の続き
※ちょっとシモネタ

ヒースが厳重に包装された「何か」を差し出す。
ヒース「これ、ありがとう」
翔  「あれ?わざわざ返しに来てくれたんですか。でも何故ヒースさんが?」
ヒース「そこいら辺はつっこまないでくれたまえ」
翔  「寝ルカさんがしばらく持っててくれても良かったのに。ウチは適齢期やお年頃から
    小さいのまでずらりと揃ってますから隠しておくのも大変ですよ」
ヒース「君がどこかちょっと楽しそうに見えるのは気のせいか?」
翔  「気のせいですよ。そうそう、昨日オリビアさんに会ったんですよ。『ハァイ!ショウ!
    オミヤゲどうだった!?使ってくれてる!?』って」
ヒース「……使って……」
翔  「ちょっと困っちゃったなあ。アメリカではこういう会話は普通なのかなあ。それとも
    不思議時空の誤訳かなあ」
ヒース「で、なんて答えたんだ?」
翔  「……知りたいですか?」
ヒース「いや、いらん」
翔  「そうでしょうね」
340もしもし、わたし名無しよ:2006/07/26(水) 01:12:21
翔タン腹黒ス…!!
341もしもし、わたし名無しよ:2006/07/26(水) 01:22:43
>>313
遅レスだけど
そのヌード雑誌とボディビル雑誌をオリビアが忘れて13ミミが発見、
そしてジョーのと勘違いしてぼこぼこにされるってのを妄想した
342もしもし、わたし名無しよ:2006/07/26(水) 01:48:47
アメリカ〜ンなぼい〜んがどば〜んなヌード雑誌、高校生の頃に美術室の資料棚で見たよ。
外人ネーチャンの肉体美スゲー!とは思ったけどあからさますぎて逆にエロを感じなかった漏れムッツリーズ。
13ミミたんはそういうの潔癖そうだよね。
343もしもし、わたし名無しよ:2006/07/26(水) 07:40:27
うん。職場のいたずら(今で言えばセクハラだな)で、
机の引き出しにぼいんぼいんでおっぴろげ(モザイク無し)な
アメリケンヌード入ってたことあるけど、
あれなら少年雑誌の水着グラビアのほうがまだ萌える。
344もしもし、わたし名無しよ:2006/07/26(水) 12:31:25
眠キラも出るって?
スイートドリーム店舗拡大したのか?w
345もしもし、わたし名無しよ:2006/07/26(水) 12:43:20
新作眠祭りか。13ミミ弟乙。
スウィートドリームが大所帯になるな…
346もしもし、わたし名無しよ:2006/07/26(水) 13:54:20
つか、ほんと寝過ぎだな今回の限定w
そうなると「眠りの名古屋」とかいう異名が付きそうだ。
347もしもし、わたし名無しよ:2006/07/26(水) 13:59:36
スィートドリーム名古屋支店とか出来そうな勢いだね
34829番の心配:2006/07/26(水) 18:18:13
ヒース 「スイートドリームに新店員が入るそうだな」
寝ルカ 「後輩ができるのに29番さん浮かない顔ですね」
28番 「新人の上につけられて中間管理職になるのも大変なんですよ」
29番 「そんなことより、新人の一人は男らしいんです。しかも王子って噂」
トニー 「そいつに眠のの取られるのが心配なのか?」
キャプテン 「取られるも何も、眠ののはセシル一筋だろ。新人になんか靡かないって」
29番 「それも心配ですが、今まで唯一の13少年男手として重宝されてた俺の立場はどうなるのかと」
28番 「甘夢じゃないお前は用済みになってリストラされるんじゃないかって、心配してるのか」
349りあ:2006/07/26(水) 19:34:42
甘夢じゃないと…クビなんですか…?(涙目
350マジミカ:2006/07/26(水) 19:48:31
ここを追い出されたら公園で野宿か。。。
35113ミミ弟:2006/07/26(水) 20:23:39
>345
華麗にクリスマスイブデビュー…も悪くないよな(遠い目)
352もしもし、わたし名無しよ:2006/07/26(水) 20:35:24
UV化に合わせてまたスタンダードの新作が出そうな気もするよ。
チャンスはまだあるよ、ミミ弟。
353もしもし、わたし名無しよ:2006/07/26(水) 20:56:50
本スレの予想通りに幕張限定が眠めぐと眠サラだったらすごいことになりそう。
354もしもし、わたし名無しよ:2006/07/26(水) 21:22:08
支店だ。支店を出すんだ、眠のの。
眠めぐ店長で、新感覚和菓子カフェ「甘夢庵」とかw
355もしもし、わたし名無しよ:2006/07/26(水) 21:26:18
>354
無印めぐの実家の強力ライバルになるねw
356もしもし、わたし名無しよ:2006/07/26(水) 21:49:22
だったら幕張限定13少年は眠リンク…?
357もしもし、わたし名無しよ:2006/07/26(水) 22:47:09
>>350
あの眠ののが優良テナントを追い出すわけなかろう。
ログハウスの家賃も滞納しないで払っているようだし。
しかも薬草ケーキとか新作提供してたりして、売り上げに貢献してないか?
358もしもし、わたし名無しよ:2006/07/27(木) 02:18:19
眠キラのコピー読む限り、眠ミミに続くドリーマー店員になりそう。
手が増えても却って忙しくなりそう。

眠ナナの新コピーがここの眠ナナを怒らせた時みたいで笑った。
359もしもし、わたし名無しよ:2006/07/27(木) 12:01:38
眠ミミは自称みんなのア・イ・ド・ルだけど、眠キラには特定の彼氏がいるみたいだね。
それともあれは脳内彼?
りあ 「ゆうべは心配で一睡もできませんでした。
    新人さんたちが入って来たら、甘夢じゃない私たちはクビになっちゃうんですか?」
マジミカ 「『スウィートドリーム』を追い出されたら旅にでもでるかな」
29番 「いっそ、三人でりあちゃんのお姉さんを探す旅に出るのはどうだろう」
眠のの 「待ちなさい、あなたたち!勝手に辞められては困るわ。
     うちにはあなたたちが必要なの!」
りあ 「店長…?」
マジミカ 「大家さん」
29番 「眠ののさん」
眠のの 「コピーを見たでしょう?人が増えてもあの二人では却って手がかかりそうなのよ」
りあ 「でも、お姉ちゃん探しは?」
眠のの 「じゃあ、こうしましょう。新人さんたちがもう少し仕事に慣れたら、親睦会を兼ねて
      旅行に行きましょう。旅先でお姉さんが見つかるかもしれないわよ。
      新聞の尋ね人の欄にも載せてもらいましょう」
りあ 「はい。ええと、お姉ちゃんを探しています。お姉ちゃんの名前はりおと言います。
    見かけたら連絡をください」
28番 「人探し?じゃあ、俺も」
29番 「28番、お前、いつのまに」
28番 「○□年前に×△の孤児院に捨てられていた28番です。
    捨てられたことは恨んでないから俺に会いに来てください!
    父さん!母さーーん!!」
29番 「叫ぶな!新聞の尋ね人だ!テレビの人さがし番組に出るわけじゃない!」
ルカ 「おい、何やってんだ?俺にも叫ばせろ!アナイスーーーーっ!!!」
カイ 「サシャ、好きだーーーーっ!!!」
司 「ああああああ綾さあぁーーーーーんっ!!!」
29番 「だから、そういうコーナーじゃないんですってば!」
361もしもし、わたし名無しよ:2006/07/27(木) 18:48:57
叫ぶ会…w
※百合=海賊船ステイ説、ネルシル・キャプのの要素あり。微エロ注意。

シルビー 「夏休みなのに何処にも遊びに行ってないじゃない!つまんなーい!!」
11番 「だったら遊びに行きましょうよ!」
シルビー 「何処に?」
11番 「そりゃもちろん、夏と言ったら」
4・8・9番 「「「プールでしょ!!」」」

〜というわけで、大挙して大型テーマパーク型プールにやって来た海賊一味。
男子更衣室。
キャプテン 「何で普段海で生活してる俺達が今更プールに来なきゃならねえんだよ」
教室 「たまにはいいじゃないっすか、キャプテン。百合さんだって楽しみにしてるっすよ」
浮き輪を胴に填めた百合が、ふわふわ飛びながらこくこくと頷いている。
百合 「プールは初めての体験です。海とはどう違うのでしょう」
4番  「海水と違ってプールの水はしょっぱくないんだよ」
9番  「でも飲んだら駄目だぞ、塩素臭いからな」
15番 「流れるプールやウォータースライダーが面白いよ。後で行ってみよう」
目をキラキラさせて園内ガイドを見ている百合。
百合の姿を見て頬を緩めるキャプテン。
キャプテン 「ま・家族サービスみたいなもんか」
寝ルカ 「家族だけじゃなくて、僕達サービスにもなるかもしれませんよ」
女子更衣室から話し声が聞こえてくる。
巫女のの 「シルビー様、その水着は…」
シルビー 「どう?セクスィでしょ?」
レオナ 「水着っていうより、紐じゃない」
シルビー 「夏は男も女も解放的になる季節!これで寝ルカ先生を悩殺よっ!」
キャプテン 「……」
寝ルカ 「聞きましたか!?紐水着って!僕、悩殺されてしまうかもしれません」
キャプテン 「すまん、寝ルカ。俺にはオチが読めた」
寝ルカ 「?」
先に更衣室を出て園内マップの前で待っている男連中の所に、
色とりどりの水着を身につけた女性陣がやってくる。
シルビー 「お待たせー!見て見て寝ルカ先生!新しい水着買っちゃったの!!」
必要最低限しか隠していない紐水着でくるっと回ってポーズを決めるシルビー。
寝ルカ 「……」
寝ルカの目から滝のような涙が溢れ出す。
寝ルカ 「どうして僕はコンタクトをつけていないんでしょう……」
キャプテン 「ここがプールだからだろ。」
教室 「そっか、今寝ルカ先生前が見えないんすね。
    はぐれちまわないように手を繋いでてあげるっすよ」
シルビー 「あー、ずるーい!反対側の手はあたしが繋いでてあげますね(はぁと)」

集合時間を決めてそれぞれ園内に散って行く海賊一味。
巫女のの 「キャプテン様はどちらに?」
キャプテン 「俺は泳げねえから滑り台にでも行ってみっかな」
巫女のの 「ご一緒してもよろしいですか?」
何故かパーカーを羽織って前をぴっちり留めている巫女のの。
キャプテン 「おう、もちろん。…って、お前水着は?」
途端に困ったようにもじもじとパーカーの裾を引っ張る巫女のの。
巫女のの 「その、こういう場所で着るには恥ずかしい水着しか持っていなくて…」
キャプテン (恥ずかしい水着!?ってーと、この間の会合で見た参考資料のメリケングラビア雑誌みたいな…!?
       やべ、想像してたら鼻血出そうだ。
       こんな公共のプールで野獣のような飢えた男達の視線に巫女のののそんな姿を晒すわけには……!!)
      「そ、それはまずいな。ヤバかったら新しいの買ってやるから、俺だけにこっそり見せてみ」
巫女のの 「はい」
そっとパーカーの前を開いて見せる巫女のの。
期待にwktkしまくっていたキャプテンがしおしおと萎えていく。
キャプテン 「……ス……スクール……水着……Orz」
飛び込み台で軽くジャンプしている百合。
8番 「百合ー、がんがってー!」
9番 「飛び込んだ所を激写するからなー!」
百合 「いきます!」
華麗なフォームで飛び込み台からプールに向かってダイブする百合。
着水する寸前でUターンし、水面ギリギリでホバリングする。
百合 「どうですか?」
9番 「……百合、飛び込みはチキンレースと違う」

シルビー 「寝ルカ先生、滝のプールいこ!滝すべりができるんだって」
寝ルカ 「もう何処へでも連れてってください」
シルビーに引っ張られて滝の上に上がる寝ルカ。
寝ルカ (ここって本当は高さがあって怖いんだろうけど。
     見えないのってある意味、度胸が出てくるな)
シルビー 「いっくわよー!」
寝ルカ 「ってちょっと、僕、心の準備が!!」ドブーーーーン!!
半ば突き落とされた寝ルカの上に、シルビーがすごい勢いで滑り落ちてくる。
シルビー 「あー、きっもちいー!寝ルカ先生、もっかい滑りましょう!
      …寝ルカ先生?」
寝ルカ 「もが……僕はここです……」
シルビーの下敷きになった寝ルカが這い出ようと手探りする。
ムニュ。
シルビー 「……!! ////」
寝ルカ (!?い、今のムニュって柔らかい感触は!?まっまっまさかおs(ry)
ブバァァァァァ!! と滝のような鼻血を噴射する寝ルカ。

プールサイド。レオナはデッキチェアに寝そべってミステリーを読みふけっている。
11番 「レオナさん、泳がないんですかー?」
デッキチェア脇に置いた救急箱に視線を向けるレオナ。
レオナ 「そろそろ誰か担ぎこまれてきそうな悪寒がするのよね」
365勝手に続き:2006/07/29(土) 03:06:23
※部外者が少々乱入してます。
司 「ふふ、スク水の奥ゆかしい萌えがわからないとは。まだまだキャプテンは素人だなぁ。」
レオナ 「というか、どっちかというとそんな萌えがわかる方が特殊だと思うわ。」
ルカ 「スク水もいいけどーーーーーーー!!!!白いワンピースも萌えだぜーーーーーー!!!!」
カイ 「白いチュニックとズボンもイイーーーーーーーー!!!ストイックで萌えーーーーー!!!!」
司 「ぶっちゃけ、綾さんなら何着てても萌えーーーーーーーーー!!!!」
レオナ 「って、あなた達最近いつも乱入してくるわねぇ、別にいいけど。
     ついでだから、その患者こっちに運んでくれる?鼻の止血するから。
    あと、教室君のほっぺたにこの湿布貼ってあげて。」
カイ 「!!指ノ痕ガツイテル。ドウシタノ?」
教室 「いててて、溺れる寝ルカ先生を助けようとしたら思いっきりほっぺたをつかまれたっす。
    溺れる人には無闇に手を出しちゃいけないって海難救助の鉄則を忘れてたっすよ。」
366もしもし、わたし名無しよ:2006/07/29(土) 03:21:53
つかぽんが大人組学園の司先生化している…
367もしもし、わたし名無しよ:2006/07/29(土) 09:48:56
つかどさくさまぎれにルカまで「スク水もいい」とか言ってるしw
カイの日本語もさりげなく上達してるな。
368もしもし、わたし名無しよ:2006/07/29(土) 12:49:49
>365つかぽん
”あぶない水着をパーカーやシャツで隠してる”のが
ムッツリ船長なりの奥ゆかしい萌えなんだろう。
たぶん。
369if単発:ひすいの観察日記 1/3:2006/07/29(土) 20:19:44
※もし、夏休み中にトニーが「Blue Moon」に居座っていたらというifネタになります
 ひすいが2ch語を知っています。ミニッコは良い子なネタではありません
 
 「Blue Moon」の店内、トニーが退屈そうに麦茶をすすり、その横ではくんから教わった花かごを作っている勲と
作業用の台を机代わりにしてなにか書いているひすいがいた
トニー 「夏休みのせいか全然客がこねぇな…しかし、お前も夏休みなのにバイトかよ。折角ナオンがいるんだからどっか一緒に
     遊びに行けばいいじゃねぇかよ、海とか山とかさー」
勲   「………昨年の夏休みに長期間旅に出て帰って来たのが夏休みが終わるギリギリだった」
トニー 「あん?」
勲   「宿題もギリギリで大変だったので今年はそれを反省して一切遊びに行かない事にしようかと」
トニー 「お前、それ極端過ぎ…」

くん  「ひーちゃん、お店でずっと宿題やってるけど〜、暑くない〜?」
 麦茶のお変わりを持ったくんが現れる
ひすい 「うん、大丈夫よ。それにここの方がよく観察できるの」
勲   「観察?」
ひすい 「学校の夏休みの宿題よ。先生がなんでもいいから夏休み中観察をして日記をつけなさいって言ったの」
トニー 「あぁ、うちでもヒューイが朝顔でやってたな。で、ひすいは何を観察してんだ?」
 のぞかれそうになった日記を慌てて閉じるひすい
ひすい 「レディの日記を勝手に見ないでよ!そういう風にデリカシーが無いからトニーは彼女居ない暦=年齢なんだからね!」
トニー 「むっかぁああーミニッコのくせにナマ言ってんじゃねぇYO!」
 ツンとそっぽを向くひすい。

くん  「トントンさんごめんなさい〜。ひーちゃん、自分に正直でぇ〜思った事がすぐに口にでちゃうんです〜
     ひーちゃん、いくら本当の事でもぉ〜人を傷つけるような事は言っちゃ駄目でしょ〜」
勲   「全然フォローになってないし、自分も言っているぞ。くんちゃん」
トニー 「だー、もういいっ!」
 立ち上がり店を出ようとするトニー
くん  「お帰りですかぁ〜」
トニー 「なんか今日はもう客が来そうにねぇからヒースの所に行って涼んで来る。じゃあなっ」
370if単発:ひすいの観察日記 2/3:2006/07/29(土) 20:20:20
 トニーが出て行くとひすいも立ち上がり
ひすい 「さてと、私も上に戻ろう」
くん  「ひーちゃんも行っちゃうの〜?」
ひすい 「うん、宿題終わったから」
 そう言って、トントントンと階段を上って行くひすい。ひすいの手に持っていた日記のタイトルがちらりと勲に見えた
勲   「ん?」

ひすい 「さてと…」
 部屋に戻ると書いていた日記をめくり、読み直すひすい。
7月△日(雨ーくもり)
  今日も毒男が来ていたので観察を始める。  
     近所の華道教室のおばちゃんグループが来たが、毒男まったく反応せず。
     しかし10分後、おばちゃんたちの知り合いらしい若い女の人が入って来た。毒男反応有り
     髪を整えその人に近づいていく。そのかわりみの早さに正直ひいた。
     声をかけるが、店員と間違われ花の事を色々と質問される毒男。「え〜」とか「う〜」とか困っている様子
     その後、(゚Д゚)な顔の人が迎えに来て二人で去って行く。
     …毒男は明日図書館にいくらしい。

7月×日(雨)
     洋服屋の店員さんが花を買いに来た。ダリアを買おうとしているお姉さんに
     花のうんちくを延々と話しはじめる毒男。鞄から図書館で借りた「花の辞典」が見えていた
     店員さんも気づいていたのかずっと苦笑いしてた
     「ダリアの花言葉は優雅で、華麗。あなたにぴったりの花ですよね」と陳腐なセリフでしめる
     しかし、後ろでくんちゃんが「あと〜移り気とか〜不安定とか〜気紛れとか言うんですよぉ〜」
     と言って場の雰囲気を悪くする、わが姉ながら空気が読めない人だ…
371if単発:ひすいの観察日記 3/3:2006/07/29(土) 20:21:35
7月◎日(晴)
     勲さんの御友達の黒髪の女性が来る。二人で何か話していてその輪に入りたいみたいだった
     周りをウロウロする毒男。前に動物園で見た、えさの欲しいお猿にちょっと似ていた
     自分ではさりげないつもりなのだろうがお姉さんは気づいているみたい。華麗にヌルーされていた。
     いじけて椅子に戻るが、お姉さんが帰り際「そっちのぼうやもバイバイ」と言うと途端に元気になる毒男
     ここまで単純だと人生楽しいだろうなぁ…

ひすい  「よしっと。明日も来るかなぁ、トニー。」

くん  「観察日記か〜、ひーちゃんは〜どのお花さんを観察してるんですかねぇ〜」
勲   「花…(気のせいか、日記の表紙が『毒男観察日記』と見えたんだが)(;´ー`)」
372もしもし、わたし名無しよ:2006/07/29(土) 20:26:50
毒舌ひすいテラワロスwww
373もしもし、わたし名無しよ:2006/07/29(土) 21:17:45
なぜか巫女ののの水着姿を想像すると、
海女さん装束になってしまう。
374もしもし、わたし名無しよ:2006/07/29(土) 21:22:05
>373
なんかわかる。
海女さん装束にキャプテンが萌えるのかはビミョンだが…
375もしもし、わたし名無しよ:2006/07/29(土) 22:38:45
その年で海女のエロスを解したらキャプテンはムッツリ神。
376もしもし、わたし名無しよ:2006/07/29(土) 23:26:51
スク水萌えがわかる中学生VS海女のエロスを解する中学生。

……某巨ヌーに目がない高校生がすごくノーマルな人に思えてきた。
377もしもし、わたし名無しよ:2006/07/30(日) 00:03:59
>スク水萌えがわかる中学生
こいつは、もうスク水の年じゃない女性がスク水を着ることに
萌えているんではないだろうか?

…さらにマニアックか?w
378海女に目のないアブノーマルな人:2006/07/30(日) 00:17:41
遠夜 「海女さんですか。それは結構萌えかもしれませんね。」
荒夜 「おまえ堅物ぶってるかと思えば、何いきなりマニアなこと言ってるんだよ。」
遠夜 「日本画には海女をモチーフにした作品が数多くありますから。
    なかでも土田麦僊の若き日の傑作「海女」はゴーギャンの影響を受けた伸びやかな画風が
    素晴らしく、美術愛好家の垂涎の的で… まさに萌えです。」
荒夜 「二次元萌えかよ!黒いの、少しは夜遊びでもして健全な感覚を見につけた方がいいぜ。」
遠夜 「そうしたいのは山々ですが、誰かさんが毎晩夜遊びに出るので私は出る幕がありません。
    それに、深酒やタバコはお茶の味をわからなくするので遠慮したいところです。
    ところで私宛に身に覚えの無い請求書が来ているのですが、ご自分の夜遊びの支払いは
   ご自分でお願いしますね、荒夜?」
荒夜 「やぶへびだぜ・・・」
379もしもし、わたし名無しよ:2006/07/30(日) 00:17:58
>377
その理論だと、セーラー服綾さんや体操着(もちろんブルマ)綾さんや
ランドセル綾さんにも萌えまくりそうだな、つかぽん。
380もしもし、わたし名無しよ:2006/07/30(日) 00:21:25
中学生の司までがそういうマニア思考なのはなんかヤダナ…
381もしもし、わたし名無しよ:2006/07/30(日) 00:24:54
>378
シンディ 「あら、店長さん。夜遊びする気はあるのね。
      今度二人で燃えるようなナイトライフなんてどうかしら?」
チャイナりお 「だめよー。早寝早起き、三食美味しくいただくが、
      夏バテしないひけつよー」
遠夜  「それもそうですね。健康第一ですね」
荒夜  (健康的一辺倒の男も面白みに欠けるってもんだぜ)
遠夜  (不健康一辺倒の生活をしている人に言われたくありませんよ)
※ルカ→アナ要素あり。トニーがエマ、ヒューイがエルシーを軽く口説いていますが
 いつものビョーキが出ただけです。特定キャラとの恋愛フラグではありません。


>369から勝手に続き。
「ブルームーン」を出てハイランドサイドに向かおうとするトニー。
商店街を向こう側から歩いてきたルカ・ヒューイに出会う。
トニー 「ヒューイ!」
ヒューイ 「にいさん!」
ルカ 「アニキ。丁度良かった。
    さっきおふくろにヒューイをプールに連れてってやれって言われてよー」
ヒューイ 「にいさんも一緒に行こうよ!」
トニー 「ああ。一緒に泳ごうね、ヒューイ」
ルカ 「俺を置いてくんじゃねーーーー!」

プールに到着するトニーとヒューイ。
トニー 「…あれ、ルカは何処へ?」
ヒューイ 「もう迷子になったのか。しょうがないアニキだね」
トニー 「ルカの事は諦めて、二人だけで遊ぼうか」
ヒューイ 「うん!」
その頃二人とはぐれたルカが、>>365で叫んだり寝ルカを介抱しているとは
気付かないトニーとヒューイであった。
トニー (せっかくだからマブイスケとの出会いがないかと思ってたが、
     何処も家族連ればっかりだな。夏休みだからか?)
ヒューイと手をつないで歩きながらも、水着ギャルのチェックは怠らないトニー。
近眼なのに無理に目を凝らしているため物凄い形相になっている(が、本人は気付いていない)。
トニー (ん?あっちから来るのは女三人組に見えるな。
     真ん中にいるのはえらくちっこいが…)
その時、ヒューイがトニーの手を引っ張りながら小さい女の子に向かって走り出す。
ヒューイ 「マイスウィートエルシー!」
エルシー 「あ、ヒューイ君。こんにちは」
エマ 「トニーさん、いつもヒース様がお世話になっていますだ」
トニー (…! 今まで気付かなかったが、こいつはナイスバディじゃねーか!
     地味な水着を着ていやがるが、この俺の目はごまかせねえ!)
背筋を伸ばし、優等生モードになるトニー。
トニー 「いえ、僕の方こそヒースさんにはお世話になり通しですよ。
     エマさんにもいつも美味しいお茶菓子の差し入れを感謝しています」
横からアナイスも挨拶する。
アナイス 「こんにちは、ヒューイ君とトニーさん」
トニー 「よう。(ちっ、リーダーの従妹のアナイスか。貧乳に用はないぜ…)」
アナイス 「ルカは?」
ヒューイ 「ルカアニキ、途中まで一緒だったんだけどどっか行っちゃった」
アナイス 「まあ。残念だわ」
トニー (本当に残念なのはルカの方だろうぜ。…ん?)
ルカ 「アナイスーーーーーーッッ!!!!!!」
何処からともなく猛ダッシュしてくるルカ。
アナイス 「暑いのにルカは元気ね」
ルカ 「アナイスのためだったら例え火の中水の中さ!」
ヒューイ 「僕だって、マイスウィートエルシーのためなら25メートル泳ぐよ!」
トニー 「僕もレディのためなら助力は惜しみませんよ。
     困った事があったら何でもお申し付けください」
それぞれエマ・アナイス・エルシーに向かってきらっと白い歯を光らせるトニー・ルカ・ヒューイ。
トニー 「…」
ルカ 「…」
ヒューイ 「…」
その時、空回り三兄弟の心は一つになった!
ヒューイ 「マイスウィートエルシー!あっちのこども用みずあそびに行ってみようよ」
ルカ 「アナイス!流れるプール行こうぜ!」
トニー 「後は若い者に任せて僕達は二人で一休みしましょうか、エマさん」
三人三者の手をとって別れようとする三兄弟。
その背中に。
バシュッ!
トニー 「うぎゃっ!」
バシュッ!
ルカ 「ぐあっ!」
バシュッ!
ヒューイ 「うわぁぁぁぁ!」
次々に、高威力長射程水鉄砲から発射された水流が直撃する。

少し離れた木の上。
ライフル型高性能水鉄砲を構えた叔父様が額の汗を拭う。
叔父様 「まったく。油断も隙もないな」
385もしもし、わたし名無しよ:2006/07/30(日) 01:22:46
>380
大丈夫だよ。
つかぽんはマニア思考なんじゃなくて単に「綾さんなら何でも萌え!」なだけだよ。
綾の過去の写真(例・通園服の幼稚園児時代やスク水の中学生時代)を見て
鼻血吹くはずだよ。
386もしもし、わたし名無しよ:2006/07/30(日) 02:48:16
>385
個人的意見だけど
ジャージ男でのアニヲタの書き込み見てて中学生のつかぽんって
綾の見た目はもとより優しさや母性に魅かれているんだと自分は思ってた。
女神って形容しているから好きって気持ちも純粋なのかなと
だから大人組の理性ぶっとびな司先生とのギャップが面白かったんだけど
「綾さんなら何でも萌え」で幼稚園生の綾やスク水姿に鼻血出すじゃ、
司先生とあんまり変わらない気がする
387もしもし、わたし名無しよ:2006/07/30(日) 03:30:51
中学生って個人差が大きいから大人な子も居るし子供な子もいるし。
そこいら辺はネタによって純真なつかぴょんと萌え成分が多いつかぴょんと
あっていいんじゃないかな。
基本純真なのにたまに萌えがはみ出てたりってのもアリだろう。所詮中坊だし。

まあ、さじ加減が大事だよね。
極端な行動を取らせるとキャラは動かしやすいけどそれだけじゃね。
388もしもし、わたし名無しよ:2006/07/30(日) 03:50:42
>387
同意。
自分も「誰が誰をどう思ってるか」も「ネタそれぞれのノリ」で
ちょっとずつ違ってていいと思ってるよ。
色んな職人さんが色んな作風で書いてくれるのが面白いんだし。

つかぽんも100%ギャグのネタでは「綾さんならなんでも萌え」だけど
心温まるちょっといい話系のネタだと「綾さんの優しさや母性に惹かれている」になったり。
大人組学園ネタに司先生の純情を描くせつなシリアスな話があってもいいと思う。
389もしもし、わたし名無しよ:2006/07/30(日) 11:52:46
>>369-371
悪気ないのに場の雰囲気を悪くしてる空気読めないくんタン萌え
390もしもし、わたし名無しよ:2006/07/30(日) 12:14:38
>382-384
三兄弟可愛いよ三兄弟。
トニーよ、いまさらエマの前で優等生ぶっても遅いと思うぞw
391もしもし、わたし名無しよ:2006/07/30(日) 12:20:14
司はもともと「おねティ」萌えだったからなあw
392もしもし、わたし名無しよ:2006/07/30(日) 15:33:40
憧れの人を星だの花だの風だのになぞらえて言い出せない思いをノートにポエムで
つづる思春期特有の病気の一種じゃないのか。

憧れの人をアニメキャラになぞらえて言い出せない思いを同人誌に。

注意:コミケで売られてるいわゆる同人誌(二次創作同人誌)はえろまんがばかり
というイメージがありますが、えろまんが以外の色んな愛情に溢れた本もたくさ
んあります。って、つかぴょんはお手伝いだけで自分は作ってないんだっけ?
393もしもし、わたし名無しよ:2006/07/30(日) 16:05:13
つかぽんは思いを絶叫してるよ。
伝わってないだけで。
394もしもし、わたし名無しよ:2006/07/30(日) 19:00:36
ひすいの毒男観察日記最高!
もっと読みたい!!
395もしもし、わたし名無しよ:2006/07/30(日) 20:26:26
27番先生も観察し甲斐がある毒男だと思う
396もしもし、わたし名無しよ:2006/07/30(日) 22:03:03
27番先生の休日の行動なら、

朝−増刊号見ながらぼさぼさの頭のままでカップ麺かコンビニ弁当食いつつ、
  1週間分ためた洗濯物を片付け、天気がよければ布団を干す
昼−他人や生徒に見られてもそれなりに見える格好(ジャージ)で近所に外出
  保存食(カップ麺・缶詰・冷食等)やビールや雑誌なんか買い込んで帰宅
夜−珍しく自炊して、野球中継見ながら飯を食い、
  風呂入ってビールで晩酌してそのまま就寝。

…てなことになりそうだ。
学校の先生だから、仕事のある日はもっときちんとしてるだろうけど。
397もしもし、わたし名無しよ:2006/07/30(日) 22:39:47
>396の先生=漏れ orz
398こはく:2006/07/30(日) 22:54:01
観察日記つけに行ってもいい?
399397:2006/07/30(日) 22:56:27
>398
おこさまにはお見せできないものが散乱してるから駄目w
400もしもし、わたし名無しよ:2006/07/31(月) 13:45:58
またそろそろ長編が読みたくなってきました。
たまには男SDが格好よく活躍する話きぼん
401もしもし、わたし名無しよ:2006/07/31(月) 14:23:34
8月の行事って盆踊りやお盆、コミケくらいしか思いつかないなあ。
あ、学生達は夏休みだから長期旅行やバイトに励んでたりするのかな。
夏休みって言ったら臨海学校やラジオ体操とか。
402もしもし、わたし名無しよ:2006/07/31(月) 15:20:54
コミケか。今頃つかぽんと13めぐは修羅場を迎えてる頃だね。

臨海学校関連で長編だと「修学旅行/天使降臨」みたいな感じになるのかな。
それか、臨海学校で訪れた島で不気味な事件が次々に起こるとか?

――いつもと違う今年の夏。
「まあ、『ハイ黒』ゆかりのお城巡り?英国の旅は憧れですわ」
「庭も素晴らしいそうです。でも、ふたりで旅行なんて、パピィさんが許してくれるはずありませんね」
「ふたりで旅行するのが駄目なら、グループ旅行をすればいいのよ!」
「急にそんなこと。27番先生だって、ご迷惑よ」
「『ハイ黒』と聞いて、俺が黙っていられるはずがありません!行きます!」

(ミミは先輩になるんだから、しっかりしないとね。
新人さんなんだから、失敗しても広い心で応えてあげるのよ)
「ミミちゃん、君はもう新人じゃないんだから、何度言われれば…」
「りあのお姉さんの目撃情報があったわ」
「私、行きます!行かせてください!」
「なんだか、この方角には不吉な暗示が」

「28番兄さんに手紙が届いているですだよ。差出人の名前がありませんだ」
「ニッポンでは夏にはご先祖の霊がたくさんやってきて、ゴースト・ラッシュになるらしい」
「あら、馬でお出かけになったのはヒース兄様ではありませんでしたの?」

「おい、あの肖像画、こっちを見て笑わなかったか?」
「いやーっ、やめてよ!!なんてこと言うのよ!!」
「Stop!手をはなせ、13mimi!!」
「オー、グレート!ニッポンのお城は雰囲気があるわねえ!」
「オリリン、ここは英国だ」

夏休み特別企画『真夏のお城で奇々怪々』
――この迷宮からは誰も逃れることはできない!

「カイ、駄目よ!戻ってきて!!」
「ダイジョウブ!サシャのことは必ず俺が守るから」
404もしもし、わたし名無しよ:2006/07/31(月) 22:17:23
>403
予告GJ!
長編化するなら参加したいですノシ
405もしもし、わたし名無しよ:2006/07/31(月) 23:00:07
そうすると、また闇ミカたちは
長編中にイベ参加(しかも2回)になるんだな…がんがれよー。
406403:2006/07/31(月) 23:15:05
>404
27幕の頃から27番先生にハイ黒のお城めぐりをさせてあげたいと思って何度もネタを
考えてはいたのですが、なかなか形にならず、どんな事件が起きるのかも考えていないのですが、
参加してくれる方がいれば、長編化したい気持ちはあります。
407もしもし、わたし名無しよ:2006/08/01(火) 00:01:09
古城探検+幽霊騒動?
お宝探したい海賊ズやノエル探偵団も活躍できそうだね。
408もしもし、わたし名無しよ:2006/08/01(火) 00:34:54
ルカが通販で買ったゴーストレーダーも活躍するかも
409リンク:2006/08/01(火) 00:42:31
魔物退治には是非、当教会の護符をご持参ください。
只今なら特別価格でお分けいたしております。
410もしもし、わたし名無しよ:2006/08/01(火) 00:42:48
ゴーストレーダーって知らなかったからぐぐってみた。
本当にこんなの楽天で売ってたんだね。
こんなの買ってたのか、ルカ…
411もしもし、わたし名無しよ:2006/08/01(火) 01:15:14
規制にあって書き込めなくって、
亀レスになるけど、どうしても一言。

巫女ののだから、今のウェットスーツな海女さんでなくて、白い着物の海女さんの衣装だよね。
海女さんの衣装の萌えどころはね
「白い着物が、濡れて肢体に張り付く&乱れる& 透 け る 」所で、
日本での萌えシチュの一つだったらしいよ。
ちょっと昔だと海女さんショー見たいなのもあったぐらいだし。
412もしもし、わたし名無しよ:2006/08/01(火) 01:39:08
>411
どっかのムッツリ船長が生唾飲み込んでるのが目に浮かぶようだw
413もしもし、わたし名無しよ:2006/08/01(火) 07:56:11
白い水着が透ける(今のは透けないが)よりも
艶めかしいな、濡れ透け海女装束。

そこの船長、鼻血拭いた方がいいよ。
※夏休み特別企画『真夏のお城で奇々怪々』プロローグ投下させていただきます。
 『ハイ黒』ゆかりの城とネタの中で言っていますが、まったくの想像上のお城です。
 英国の古城に行ったことのない者が想像で書くので、細かいツッコミはご容赦願います。
 また、逆に詳しい方がいれば、情報をいただけると嬉しいです。
 『男SDが格好よく活躍する』かどうかは不明ですが、いくつかの恋愛設定を踏襲します。
 このプロローグでは、27番13ナナ、28番まどか。
 予告編にあったとおり、幽霊騒動が起こるので、怖いのが嫌いな人、夜、ひとりでトイレに
 いけなくなる人は気をつけましょう。

夏休みの始まる少し前の『スウィートドリーム』喫茶室。
まどか 「夏休みの計画?」
28番 「ええ、少しまとまったお休みをもらえることになったんです。
   休みの間、庭のことはヒースさんとエマお嬢様が見てくれるからって。
   せっかく近くにアーダコーダー城があるのに、俺、まだ行ったことないんですよ。
   叔父様が車を貸してくれるっていうんで、この機会に行っておこうかなと思ってるんです」
まどか 「アーダコーダー城ってマクベスの舞台になったお城ですわね」
28番 「時代的にはマクベスの亡くなった後に建てられているんですけどね。
   他にも有名な古城がたくさんあるんですよ」
テーブルに地図を広げる28番。
28番 「ほら、このあたりが古城街道って呼ばれているんです。
   27番先生は詳しいんじゃないかな。『ハイ黒』の舞台になった城も多いんですよ」
まどか 「まあ、『ハイ黒』ゆかりのお城巡り?英国の旅は憧れですわ。
    B&Bっていうのがたくさんあるんでしょう?朝食とベッドを提供する、とてもアットホームな
    お宿なのですってね。わたくし、泊まったことありませんの。いつも高級ホテルばかりで」
28番 「…俺にとってはB&Bも高いくらいですけど」
まどか 「あら、ごめんなさい」
28番 「あ、気にしないでください。それで、お城の庭も素晴らしいそうです。
   でも、ふたりで旅行なんて、パピィさんが許してくれるはずありませんね」
溜め息をつく28番とまどか。
13キラ 「ふたりで旅行するのが駄目なら、グループ旅行をすればいいのよ!」
まどか 「13キラさん?」
振り向くと、両手を腰に当てた13キラと、その後ろに控えめに立っている13ナナ。
13ナナ 「こんにちは、28番さん、まどかさん。
     13キラったら、いきなりそんなこと言って、おふたりにご迷惑よ」
13キラ 「あら、13ナナだって興味あるって言ってたじゃない。それに、そうよ27番先生も誘っちゃえば?
     あの先生、『ハイ黒』ヲタだから」
13ナナ 「でも…」
13キラ 「13ナナから誘えば、嫌とはいわないわよ。まどかさんのお父さんだって、学校の先生が
     引率に付いて行くって言えば、頭ごなしに反対はしないんじゃない?」
まどか 「ええ。たぶん」
13キラ 「じゃ、決まりね。早いとこ27番先生の予定を聞き出しておくのよ。
     それと、グループ旅行なんだから、男女、部屋は別々よ。いいこと?そこの青少年」
28番 「ああ、それはもちろん!」

13ナナ 「ということなんです。13キラが言うには、人助けだからって」
27番 「『ハイ黒』と聞いて、俺が黙っていられるはずがありません!行きます!」
13ナナ 「でも、学校の先生って夏休みはずっとお休みというわけじゃなくて、学校でお仕事を
     なさっているんでしょう?」
27番 「大丈夫!こんなチャンスを見逃せるものですか!
   13ナナさん、誘ってくれて、ありがとうございます!」
13ナナ 「実は私も、先生の説明を聞きながら古城めぐりができたらいいなと思ってたんです」
27番 「13ナナさん…。よし、頑張って資料を集めるぞ!」
13ナナ 「楽しみにしています。お友達に歴史に詳しい方がいて、よかったです」
27番 「お友達…はは。そう言ってくれて嬉しいですよ。ozr」
そして、出発の当日。
27番 「おい!あれか?叔父様が貸してくれた車ってのは!」
28番 「見かけはクラシックですけど、ちゃんと整備もしてあって、意外とスピードもでるんですよ。
    今まで故障したことなんか一度もありません。でも、今日はちゃんと安全運転で行きます」
27番 「今日は?」
28番 「今日も」
13ナナ 「おはようございます、27番先生」
27番 「おはようございます、13ナナさん!ええと、13キラさんも一緒じゃなかったんですか?」
13ナナ 「何か急に用事ができたそうなんです」
まどか 「ごきげんよう、27番先生。今日はよろしくお願いします」
27番 「こちらこそ。28番、途中、運転替わってもいいぞ。一応、俺、免許持ってるからな」
28番 「でも、国際免許じゃないでしょ?一応、ここ、英国ですから。
    日本と同じ左側通行ですけど」
まどか 「いいお天気ですこと。日本より涼しくて、気持ちがいいですわね」
28番 「ハイランドの天気はあてになりませんよ。天気が悪くなったら、すぐに車の中に避難
    してください」
資料を広げる27番。
27番 「一番最初に行く城は…幼くして亡くなった王女の幽霊がでるそうですよ」
まどか 「まあ、幽霊?」
28番 「古城にはつき物ですよね、そういう話。迷信ですよ。じゃ、出発しますよ」
そして、4人を乗せたクラシック・カーは古城街道へと向かっていく。
417もしもし、わたし名無しよ:2006/08/01(火) 08:48:14
いつも姉キャラのまどかがこの四人組だと最年少キャラなんだね。
なんか新鮮だ。
※雑談中の海女さん装束ネタを拾っています。

まなぶ 「こんにちは。呉服の『まなぶ本舗(仮)』です。
     ご注文のお品をお持ちしました」
東京湾に停泊している海賊船にやって来るまなぶ。
キャプテン 「ご苦労」
中を確認し、代金を払うキャプテン。
キャプテン 「巫女のの、スクール水着しか持ってないお前を心配して
       スレ住人がお前に似合いそうな水着を手配してくれたぞ」
巫女のの 「まあ。住人の皆様、ありがとうございます」
キャプテン 「古式ゆかしい海女装束だそうだ。せっかくの夏休みだし、海水浴にでも…」
シルビー 「大変たいへーん!!」
チラシを握り締めて外から駆け込んでくるシルビー。
巫女のの 「お帰りなさいませ、シルビー様」
シルビー 「ただいま。さっき冒険斡旋協会に行ってきたんだけどさ。
      見てよ、これ」
シルビーがテーブルに置いたチラシを一斉に覗き込む海賊s。
レオナ 「『真夏の夜のミステリー!』…?」
教室 「『ハイランドの古城に眠る財宝!』?」
シルビー 「『幼くして死んだ王女の霊に守られた地下迷宮と秘宝の謎!』
      面白そうな話だと思わない?」
11番 「なーんか眉唾ものじゃないですかー?」
キャプテン 「眉唾ものではあるが、お宝情報をみすみす見過ごす手はないだろう。
       よし、針路をハイランドにとれ!海水浴とお宝探しに出発!」
教室 「キャプテン、ちゃんと地図見てくださいよ。古城街道の近くじゃ
    海水浴は無理っすよ。海に面している所も、断崖絶壁っす」
レオナ 「断崖絶壁…最後はそこで犯人と対決して真相が語られるのね」
寝ルカ 「今回のは、そういうミステリーとは違うと思いますよ」
※ひすいは>>369-371を踏襲しています。

海賊船を出て歩いているまなぶは、商店街の向こうからぞろぞろ歩いてくる
ミニっこ集団と出会う。
延 「ぼっ、ぼっ、ぼくらはノエルたんていだん〜♪」
まなぶ 「あっ、みどりちゃん!」
みどり 「こんにちはまなぶ君」
延 「まなぶ、新人団員のくせに副団長を無視するなんて生意気だぞ!」
みどり 「まなぶ君も一緒に行かない?ハイランドの古城に宝探し」
延 「だから、僕を無視して話を進めるな!このチラシは」
こはく 「俺がもらってきたんだ。
     ハイランドには古い城がたくさんあって、その中の一つに
     伝説のひほうが眠ってるんだってさ」
まなぶ 「知ってる!古城街道でしょ?この間、『世界のしゃそうから』
     でやってたよ」
なぎさ 「でも、子供だけで旅行やお城たんけんなんて、きっとまたママに怒られるよ。
     お化けとかへんしつしゃが出るかもしれないし…」
みどり 「保ご者が一緒ならいいんでしょ?
     より姉に一緒に来てくれるようにたのんでみるよ」
ヒューイ 「僕も兄さんに来てもらおうかな。
      僕の兄さんはすごく強くてカッコいいんだよ!
      お城にお化けやフシンジンブツがいたって、きっとやっつけてくれるよ!」
ひすい 「ヒューイ君の兄さんってあのどk……上のお兄さん?」
ヒューイ 「もちろん!ルカ兄貴は全然たよりにならないからね」
ひすい 「そう……宿題もはかどって、一石二鳥だわ」
420もしもし、わたし名無しよ:2006/08/01(火) 16:29:40
>>419
よかったなひすい!!ww
D 「…おや?」
大広間で、ミシンが煙を噴いたとか、布とレースが足りないとか、
何やらいつも以上に大騒ぎしている闇ミカゴスサラ&キラちゃんずを尻目に、
大魔女Dは空中に浮かぶ天球儀を操っていた。
黒ナー 「どうしたでつか、Dたま」
D 「(この惑星の配列は珍しいね。闇の方角からの帚星が、軌道上を横切っている)
   なんでもないよ。ふふ、面白いことになりそうだ」

V 「あらぁ?」
普段通りのVの屋敷。妙な声に、マリーとマリオが魔術教本を置いた。
マリー 「何かあったんですか? お師匠様」
V 「(滅多にない惑星の配列、それを彗星が渡っている。方角は…あらやだ)
   うーん? なんでもないわ。それより、最近あなた方のお友達で、
   何か変わったことを言ってる子はいない?」
マリオ 「延くんたちが、ハイランドの古いお城に探検に行くようです。
     僕たちも誘われているんですが、行っていいですか?」
V 「ハイランド…ね。うーん、行ってもいいけど、気をつけるのよ」
マリマリ 「「はいっ!!」」

D 「少し早いけれど、どうやらこのあたりの土地に、冥府の扉が開きそうだ」
V 「ちょっと早いけどぉ、ニホンでいう『地獄の釜の蓋』が開いちゃったみたいね」
東京商店街からハイランドに向かって歩いている空回り三兄弟。
ヒューイはトニーにまつわりつき、ルカは落ち着かなくちょこまかしている。
ヒューイ 「それでね、僕、兄さんに一緒に来てもらうって言っちゃったんだ。
      兄さんはカッコいいし、強いからみんなに自慢したいんだよ。
      オバケがいたら、やっつけてくれるよね!?」
トニー 「もちろんさ、ヒューイ!でも、ヒューイも男の子なら、頑張って戦わないとな」
ヒューイ 「うんっ!僕、女の子達を一生懸命守るよ」
ルカ 「うわっ、すげえ!反応があったぞ!このパターンだと、どんなオバケだ!?」
トニー 「じゃあ、母さんには僕から話してあげよう」
ルカ 「おおっ、まただ!こいつはなかなか侮れないぞ!よし、除霊ビーム!!」
ヒューイ 「もうっ、うるさいよ、アニキ!」
トニー 「まったくだ。さっきから何をやってるんだ?」
ルカ 「これだよ、通販で買ったゴーストレーダー!これがなかなか優れものなんだぜ!」
トニー 「そんな、子供だましだろ?」
ルカ 「子供だましなんかじゃないさ!ちゃんと科学的に幽霊を解明してるんだぜ」
トニー 「科学?へえ、どんなふうに?」
ルカ 「だからさ、つまり…科学だよ!」
ヒューイ 「あっ、いつのまにか叔父様の家だ!マイ・スウィート・エルシーは何してるかな」
ルカ 「ああっ、何だ!?この異常なレーダーの反応は!」
ヒューイ 「庭に誰かいるよ。28番かな」
トニー 「あのジーンズに麦藁帽子は確かに28番の物に見えるが…」
三人のところに、怒鳴り声が聞こえてくる。
ヒース 「それはもう聞いた!それで、肥料をどのくらいに薄めればよいのだ?」
トニー 「何やってんだ、番長」
アナイス 「あら、ごきげんよう。みなさん、おそろいね」
ルカ 「やあ、アナイス!たまたま、同じ方向に向かってただけさ。
    おおっと、また反応が!」
アナイス 「いったい、何なの?」
ルカ 「ゴーストレーダーだよ。オバケが近くにいると、光で反応するんだ」
アナイス 「ま、まあ、オバケ…?」
ヒューイ 「駄目なアニキだな。レディを怖がらせちゃって」
ルカ 「アナイス、ただの子供だましなんだ!オバケなんか、いるはずないよ!
    それより、奇行子は何やってんだ?28番の恰好をして」
アナイス 「貴公子?ヒース兄様のことね。28番がお休みを取って旅行に行ってしまったものだから、
      代りにお庭の手入れをしているの。一時間おきに28番にああやって電話かけているのよ。
      ゆっくり旅行なんてできないんじゃないのかしら」
ヒース 「おや、三猿兄弟、勢ぞろいだな。よかったら、僕の手入れした庭を見ていくといい」
ルカ 「庭師の恰好をしてるくせに、やたら偉そうだな!」

その頃、塔では。
サシャ 「まさか、こんなものが売れるとは思わなかったわね。
     注文が殺到よ。また、追加で仕入れておかなくちゃ」
トッピ 「ゴーストレーダー…か。確かに、話のタネには…なる」
サシャ 「幽霊なんているはずないのに。この世の中に科学で解明できないことなんてないわ」
リズ 「そうやって、すぐに科学的根拠を持ち出したり、迷信なんていう人に限って、
   本当は幽霊を信じてるものよ」
ユニ 「リズたん、幽霊って本当にいるでつか?」
リズ 「うーん、どうかしら。ところで、ミニっ子たちがお城の探検に行くって言ってたわね。
   それって、明日からCMのロケに行くところの近くかしら」
サシャ 「近いみたいね、地図によると。でも、なんでお城でカップ麺のCMなのかしらね」
424二代目保管人:2006/08/01(火) 23:40:32
流れ豚切り失礼します

本日、旧テスト板をHTML化いたしました。
新保管庫から旧テスト板へのリンクは既に外してあります。
今後、書き込みをされても保存はいたしませんのでお気をつけください
>>1,5のテンプレのURLが古いままですので、新保管庫とテスト板、用語辞典のURLも
貼っておきます

新保管庫
ttp://ozisama.hp.infoseek.co.jp/
新テスト板
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/6716/
用語辞典
ttp://ozisama.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/jiten3/jiten.cgi

失礼いたしました。
425もしもし、わたし名無しよ:2006/08/02(水) 08:47:30
保管人様、保管庫管理と告知乙です。
次スレ立てる人は忘れずにテンプレの修正よろすこ。
※オリビアの東京での住居について特に話が出ていなかったので
 ここでは便宜上13ミミの家に泊まっている事にしています。
 ジョーは13ミミ家の居候でジョー&オリビアはラブラブカポー説準拠。

ある日の朝、東京。
洗面所で歯を磨いている13ミミの所に下りてくるオリビア。
オリビア 「ハァイ!おはよう!13ミミ!」
13ミミ 「あ、おはようオリビアさん。よく眠れた?」
オリビア 「ええ!本場のTATAMIとSIKIBUTONGは最高ね!」
豪快にがらがらとうがいをしているオリビア。
オリビア 「後でDOUJOHでKARATEのKEIKOをつけてネ!
      私、日本のBUDOHにとても興味があるの!」
そこに肩からタオルをかけた雪之丞もやってくる。
雪之丞 「Good morning!」
オリビア 「おはよう!ジョー!!」
ぶちゅーと挨拶代わりのキスをしている二人を見て慌てて顔を背ける13ミミ。
13ミミ 「もう!二人とも、ここは日本なんだから!!
     そういうのは、二人だけでこっそりやって!」
雪之丞 「子供には刺激が強かったka?ww」
オリビア 「HAHAHA!照れてるのね!かわいいわ!」
同じタイミングで手を伸ばして13ミミの頭をぐしゃぐしゃ撫でるジョーオリ。
13ミミ 「もーーー!! ////
     それよりジョー、せっかくオリビアさんが来てるんだから
     朝稽古が終わったら何処か観光に連れて行ってあげなよ」
雪之丞 「OK!Olivia、何処に行きたい?俺達が案内するze」
オリビア 「それなら、お城が見たいわ!
      私は高い所がとても好きなのよ!」
雪之丞 「Oh,Castle!OK,OK。四郎達も誘ってCastleにPicnicだ!」
オリビア 「誰なの?シロウって」
雪之丞 「俺達のfriendさ。後で紹介するyo」
427もしもし、わたし名無しよ:2006/08/02(水) 18:32:18
ヌースも届いてるし、眠翔キラも登場解禁だよね?
眠キラはどんなキャラになるんだろう。
スウィートドリーム組パートが楽しみだw
東京商店街の起点のバスターミナル。
大型バスにわらわらとミニっ子たちと、その保護者たちが乗り込んでいる。
延 「ユニちゃんはここ!僕の隣の席を取っておいてあげたよ!」
ユニ 「ユニはにーたんの隣にすわるでつ」
あきら 「延!一緒に一番後ろの席に座ろーぜ!」
みどり 「エルシーちゃんのところは大人の人は誰もこないの?」
エルシー 「叔父様はお仕事で、ヒースお兄ちゃまはお庭を守るって頑張ってるの」
ミュウ 「なぎさちゃん、ミシェルお兄さんと一緒でよかったね」
ミシェル 「何故か、なぎさちゃんのお母さんに頼まれてしまいました」
なぎさ 「ママがオバケは苦手なんだって」
ヒューイ 「僕はいったいどの女の子の隣に座れバインダーーーー!」
トニー 「それじゃあ、僕の隣に座るといい。窓際の席の方が景色が見られていいだろう。
    (さてと、ナイスバティなナオンは…いるじゃねえか!あれはこの間の花屋で会った
    才女タイプ!が、しかし、男連れかよ!しかも、文士みてぇな野郎だ!)
里28番 「よりさん、お誘いいただき、ありがとうございます。
    里M17番君にもたまには子供らしいイベントに参加させてあげたいと思っていたところ
    だったので、ちょうどよかったですよ」
綾 「ごめんなさいね、13キラにうちの子達の保護者を押し付けてしまって。
   27番先生たちと一緒に旅行するつもりだったんでしょう?」
13キラ 「いいんですよ。あの四人と一緒じゃ、どう考えても私はお邪魔虫ですもの」
     (それにしても、少年がわらわらって聞いて喜んで参加したんだけど、ちょっと若すぎだわ)
その時、通路側の席のトニーと目が合う。
ひすい 「相変わらず観察のネタに事欠かないわね、あの毒男」
こはく 「ひすい、何書いてるんだ?」

マリー 「ねえ、マリオ。何か感じない?」
マリオ 「うん。なんだろう、この感じ。僕達の向かう方向からただならない気配がする」
その頃のハイランドの教会。
リンク 「シュルツ、マリア、君たちはみんなとお城の探検に行かなくていいんですか?」
シュルツ 「僕達、今年はラジオ体操に参加することに決めたから」
マリア 「一日も休まずに参加すると、ノートがもらえるんですって!」
リンク 「ノートのためにこの子達は!主よ、不甲斐ない私をお許しください」

一方、教会の地下室に下りていくシスターB。
シスターB 「キャロルさん、朝食の支度ができましたよ。キャロルさん?
      …いない?」
430スィ〜トドリームの午後:2006/08/02(水) 22:24:36
〜スィ〜トドリーム喫茶室〜

眠ナナ 「…(変ね、お化粧と髪型を替えただけなのに、なんだか視線が熱いわ…)」
眠ミュウ「チーフ、何かあったんですか?」
眠ナナ 「え?」
眠のの 「誰かとケンカでもしたの?」
眠ナナ 「いいえ、なにも・・・・」
29番  「あの、怒られる前に謝っておきますね。」
眠ナナ 「何でもないってば!!!」

マジミカ「ナナさん。」
眠ナナ 「怒ってないわよ!!!。」
マジミカ「……試作品のプリンの味見をしてもらおうと思っただけなのに…(((´Д⊂)」
眠ナナ 「あら、ゴメンナサイ。」
マジミカ「(うぅ・・・そんなに睨まないで〜)」
431もしもし、わたし名無しよ:2006/08/02(水) 23:11:57
眠ナナ…www
しばらく怒ナナなのか時折、怒へ変化するのか楽しみだ。
432もしもし、わたし名無しよ:2006/08/03(木) 00:18:47
檻が好きそうなものがあった。てゆーか友達になれそうだ。
ttp://www.ninjamagic.tk/

米国ではなく北欧すえーでんのろっくばんどらしい。
その頃、東京のマンション。
たえの部屋で神妙な顔つきで正座している牛若丸と凌。
複雑な印を組んで二人を占っているたえ。
たえ 「…出ました」
牛若丸 「ど、どうなのじゃ?」
凌  「僕達の、影薄の呪いは…」
たえ 「>>403の予告をご覧あれ。そなた達の台詞は…」
凌  「…ないね」
牛若丸 「…ないか」
二人揃って肩を落とす凌と牛若丸。
たえ 「そう気を落とすものではありません。そなた達、暇があるのならば私の助手を致しませぬか?」
牛若丸 「助手とな?」
たえ 「ええ。はいらんどの古い城より除霊の依頼を受けています。
    霊力には自信がありますが、これでもかよわい女子の身ゆえ。
    人手があると何かと助かります。無論、相応の礼は致しましょう」
牛若丸 「…カヨワイオナゴ?」
凌  「除霊って…お、お化けを成仏させるって事?」
たえ 「ええ。今年の盆は例年になく特殊な条件を満たしています。
    黄泉の国より常世に還ってきた霊魂が人の世を騒がす事態が続発しているようです。
    恐ろしいのならば無理にとは申しませぬが」
牛若丸 「何を申すか!拙者、怨霊などに恐れをなしはせんぞ!
     のう、凌殿」
凌  「う…うん。でも、僕なんかが助手になって、役に立つのかな。
    うっしーは剣術が強いし運動神経もいいけど、僕は運動は苦手だし力も弱いし…」
たえ 「そう卑下したものではありませぬよ。そなたには、強い守護の力が働いています。
    一つは黒き魔道。これは常世の力。もう一つは……若い夫婦。そなたを守る霊の力です」
古城街道の名城のひとつでCMの撮影が行われている。
マリー・アントワネットの扮装をしたリズとフェルゼンの扮装をしたクリスが古城を背景に気だるげに
カップ麺をすすっている。
ディレクター 「カーーーーット!!!」

リズ 「撮り直しってどういうこと?私とクリスの演技は完璧だったはずよ!
   クリスはいつも本番は一度で決めるから、撮り直させたことなんかないのに」
サシャ 「ええ、演技は最高だったわ。それは私も認めるわよ。
     さっき、編集の人がフィルムをチェックしてたんだけど、なんだか変なものが
     写りこんでいるって言うの」
リズ 「そんなの、編集でなんとかごまかせばいいじゃない!
   私はともかく、撮影が終わった後のクリスはどんなことをしても起きないわよ」
撮影用の衣装を着たまま、石段でクリスがぐっすり眠り込んでいる。
サシャ 「困ったわねえ…あら、トッピちゃん、どうしたの?」
トッピ 「時代がかった衣装を着た若い娘がいたの…さ。
    撮影に来ている子役かと思って、声をかけようとしたら、いなくなった…」
サシャ 「今日は他には撮影班は来ていないはずよ」
リズ 「こういうお城って、お姫様の格好して一緒に写真を撮って写真代を請求する連中が
   いるじゃない。その手合いじゃないの?トッピちゃんが有名な子役なんで恥じ入ったのよ」
トッピ 「そうか…な」
※百合は普段は海賊船にステイ説準拠。今は天界に戻っています。
 おみたまが出てきます。某公式や実在の宗教の死生観とは無関係です。

こちらは天界。
目の下に盛大な隈を作った桔梗が榊の執務室に書類の束を持ってくる。
桔梗 「お盆に子孫の所へ戻る事を希望するお御霊のリストです」
榊 「ご苦労」
リストに目を通しながら次々に検印を押して行く榊。
白鳥 「榊様、お御霊達が外に大勢たむろしています!」
榊 「地区別に振り分けて列を作ってから整理券を配っておきなさい」
桔梗 「私も行きましょう」
ゆき 「ゆき、整理券を配るお手伝いをするでしゅ」
霞 「せいりけんはいふ。」

椿 「押さないでくださーい。天界と地上は時間の流れが違うから焦らなくても大丈夫ですー。
   全員帰れますから慌てずに指示に従ってくださーい!」
百合 「整理券番号1000番から1050番までのお御霊さん、受付へ進んでください」
白蓮 「9番ゲートからきゅうり5号、発進します」
きゅうりで作った馬に乗って地上に下りていくお御霊の群を見送る白蓮。
白鳥 「白蓮、椿、百合、休憩に入りなさい。私と桔梗様が代わるから」
椿 「はーい。百合、飲み物をもらってきましょう!」
百合 「はい」
冷えた麦茶を飲みながら地上を見下ろす椿と百合。
椿 「今頃小さい健さんや美加さんはお城探検かー。
   私も一緒に行きたかったな」
百合 「私もキャプテン達とお宝探しに行きたかったです」
デカ健 「はっはっは、冒険心旺盛で結構だな若者達!
     ちょっと仕事サボって俺達も宝探しに行くか!(・∀・)」
……チリーン……
デカ健 「……仕事が終わってからだな(;・∀・)」
そこに白蓮が駆け込んでくる。
白蓮 「デカ健様、大変です!」
デカ健 「ん?どうした?順番待ちのお御霊が暴動でも起こしたか?」
白蓮 「地獄の釜の蓋が開いて、悪霊が勝手に人間界に出て行ってたんです!
    先程桔梗様が発見しました!」
デカ健 「なんだって!?」

悪霊を封じ込めてある「地獄の釜」の前。
榊と桔梗が結界を張り、開いていた蓋を少しずつ閉じて行っている。
完全に蓋が閉じきったのを見届け、息を吐く榊と桔梗。
女神美加 「二人ともご苦労様です。
      これでこれ以上の被害は防げましたが、困った事になりましたね。
      出て行った悪霊達の行き先は…」
デカ健 「ハイランド。古城街道沿いから気配を感じるな」
白蓮 「古城街道といったら、なぎさちゃんが…!」
白鳥 「サシャ社長達が撮影をしているのも、その辺りですよ」
百合 「キャプテン達もお宝を探しに行くと言っていました」
椿  「橘家の皆さん、大丈夫かな〜」
デカ健 「SD達の集まる所、トラブルの火種には事欠かないな。
     この件、あいつらだけの手には余るかもしれん。
     お前達、盆に故郷に返るお御霊を全員送り出したら悪霊退治の手伝いに行っていいぞ」
天使s 「「「「はい!」」」」
437もしもし、わたし名無しよ:2006/08/03(木) 16:36:12
>433
影薄の呪いwww
>434
気だるげにすするカップ麺藁田
>435
きゅうり5号(・∀・)イイ!!
438もしもし、わたし名無しよ:2006/08/03(木) 17:34:58
榊ちゃんが有能だ!
ゴスサラ 「も〜〜〜〜〜〜〜っ!! デザインがまとまんないぃ!!」
Dの城の大広間は、デザイン画に大きく×を書いたものと、
余り布のつぎはぎで試作した悪寒アートが散乱している。
ゴスサラ 「この短期間に2回もイベントがあるなんて、sigeは何考えてるのよ!」
ベイベキラ 「布を変えて同じ物作るのもいいけど、それだけじゃお客様は喜んでくれないわ」
ピエロキラ 「こう、いつもと違う何かがないと… ねえ闇ミカくん、いいアイディアない?」
闇ミカ 「あったらとっくに出してるよ。その前にミシンがオーバーヒートでorz」
黒ナー 「みなたんおつかれさまでつ。冷たい蕎麦茶と水ようかんなのでつ」
闇ミカ 「ありがとう、少し休憩にしようよ。根を詰めてても始まらないよ」

一気に麦茶を飲み干し、はふーと息をつく寺四人。
ゴスサラ 「急だったから、方向性を見失ったのよね。いつもはこうじゃないのに」
ベイベキラ 「たまには、すっきりしたサンドレスもいいわねー。レースの日傘さして」
ピエロキラ 「逆に、どーんとクラシックな王朝風ドレスを目玉にするのはどう?」
闇ミカ 「ロココ風…王朝風…って、こんなの?」
型紙の中をごそごそ探し、新聞の切れ端を取り出す闇ミカ。
差し出されたそれを、三人がのぞき込む。
サラキラキラ 「「「『ハイランド古城街道特別展・王朝の衣装の歴史を歩む』?」」」
闇ミカ 「何かの資料になるかと思って、新聞を切り抜いておいたんだ」
ゴスサラ 「あ、これ素敵ー。飾りが多いのに上品だわ」
ベイベキラ 「これもこれも。スカートの切り替え一つでこんなに違うのね」
ピエロキラ 「まだ時間はあるわ。行ってみない? 場所は…」

闇ミカ 「ハイランド古城街道・ナンターラ城特別展示室。移動の魔法陣は描いておいたよ」
440もしもし、わたし名無しよ:2006/08/03(木) 22:31:54
>432
なんか忍者っていうかア○カイダ?!
※28番まどか、27番13ナナの要素あり。

28番の運転する車が晴れわたった空の下、古城街道に向かってひた走る。
27番 「憧れの『ハイ黒』に出てくる城にまさか飛行機に乗らないでいけるとは思いませんでしたよ。
    これも不思議空間の恩寵ってやつですね」
助手席に地図と資料を広げた27番、その後ろに13ナナ、28番の後ろにまどかが座っている。
28番 「このもう少し先で97号線と交わるんですけど、そのあたりから古城街道が始まるんですよ。
    最初のお城は幼い王女の幽霊が出るという曰くつきのお城ですね」
27番 「密通の罪で処刑された母親を慕うあまり病気になって亡くなった王女の霊と言われてます」
28番 「薔薇園が有名ですね。このあたりは涼しいから、薔薇の最盛期は7月から10月くらいまで。
    二番目に行くお城には生垣のでできた巨大迷路があるんです」
まどか 「巨大迷路?それは楽しみですわ」
27番 「『ハイ黒』では炎上、セシルが最後を迎えた城ですね。
    18世紀に建て直されて今の形になったそうです」
13ナナ 「あのシーン、すごく感動しました。でも、建て直されたんですね。少し残念」
27番 「でも、今でも女王を慕ってすすり泣く声が聞こえるそうですよ」
28番 「また、そういうことを言って。女性陣が怯えるじゃありませんか」
まどか 「あら、わたしくは大丈夫ですわよ。13ナナさんは?」
13ナナ 「怖いと言うより、なんだか可哀相なお話ですね。幽霊さんたちが気の毒になってしまいます」
28番 「優しいんですね、13ナナさんは」
まどかが少しムッとした顔をするが、28番は気づいていない。
27番 「その次が、『ハイ黒』ではアナイスが幽閉された湖の中の島に建てられた城です。
    古城街道の中でも古いほうで、13世紀に建てられたものだそうです」
その時、白いワンピースの少女の姿が前方に浮かび上がる。
28番 「!?」
27番 「うわ…何だ!?」
慌ててブレーキとクラッチを操る28番。
まどか 「13ナナさん、しっかり掴まって!!」
車は綺麗にスピンした後、後ろ向きで止まる。
27番 「大丈夫ですか!?13ナナさん、まどかさん!」
13ナナ 「ええ。でも、今のは?」
まどか 「まさか、轢いてしまった?」
28番 「そんなはずはありません!ぶつかった衝撃はなかった」
急いで外に飛び出す28番。しかし、どこにも少女の姿はない。続けて27番も降りてくる。
27番 「幻でも見たんだろうか」
その時、車の下から、か細い声が聞こえる。
キャロル 「私はここ。お腹がすき過ぎて動けないの」
まどか 「…わたくしの作ったお弁当がありますわ。そろそろ食事にしようと思っていたところですの」
13ナナ 「私もサンドウィッチを作ってきたんですよ」
28番 「エマお嬢様が持たせてくれたお菓子もあります」
27番 「俺はコンビニで買い込んだジュースが」

27番 「本当に、どこも怪我してないのか?」
わき道に車を停めて、ピクニックよろしくクロスを広げて食事をひろげている。
キャロル 「はい。おかげさまで、お腹いっぱいになりました。お礼に歌います」
13ナナ 「歌?」
突然歌い始めるキャロル。美しい歌声が大自然の中にこだまする。

28番 「変わった子でしたね」
キャロルと別れてドライブを続ける4人。
27番 「なんだか懐かしいメロディだったな」
13ナナ 「『グリーンスリーブス』という歌ですね」
27番 「え、これが?確か、ヘンリー8世が作曲したといわれています」
まどか 「『ハイ黒』ではヒースさんが演じた役ですわね」
※ネタ内で、傷セシ中華喫茶居候説採用しています。

中華喫茶「THOYA」
遠夜 「夏の音楽祭ですか?」
シンディは頷きつつ、チャイナりおの運んできた冷烏龍茶に口を付けた。
シンディ 「ああ、やっぱりここのお茶をいただくと生き返るわ。
      ヨーロッパ各地で似たような催しは行われているのだけれど、今年はハイランドのオファーを受けたの。
      朽ちた古城の庭園に野外円形劇場を設えて、オペラを上演するわけ。
      聴衆もピクニックバスケットにワインを詰めて、リラックスした雰囲気で聞いてくれたりして
      悪くはないイベントよ」
居候傷セシ 「ワインを飲みつつ美女の歌声堪能とは、確かに悪くない話だぜ」
チャイナりお 「シンディさん、オペラも歌うのねー?」
シンディ 「ジャズでもクラシックでも。この私に歌に関して不可能はなくてよ。
      じゃあ、そろそろ行かなくちゃ。お代は、これで」
シンディは、音楽祭チケットを取り出した。
シンディ 「これでも、なかなか入手は難しいのよ。よかったら、皆さんで聞きにいらして。
      最後に花火も上がったりしてロマンティックなんだから」
(荒夜 「シンディと、ロマンティック・サマー・ナイト!?
     今すぐ俺に変われ!! 黒いの」)
遠夜 「トラブル続出の確かな予感がありますので、お断りいたします」
チケットを渡す際、シンディは遠夜の耳元に口を近づけた。
シンディ 「トラブルはね。実はもう、手ぐすね引いて待ちかまえているかもしれなくてよ」
遠夜 「どういうことですか」
シンディ 「ふふ。来てくれれば、わかるわ」
チャイナりおは、もらったチケットを真剣に見つめている。
チャイナりお 「マリア・・・スト・・・読めないのよー」
シンディ 「演目は「マリア・ストゥアルダ」。ハイランドの女王メアリ・スチュアートが主人公よ」
※眠翔、眠キラが顔見せ程度に登場しています。
 眠翔の性格は雑談中の「男版眠ミミ、ドリーマーな自称王子様」説準拠。

早朝の商店街。
側に旅行鞄を置き片腕に蓮花丸を抱いたリヒトが
「天すみ」入り口にお盆中休業を告げる貼り紙をしている。
横には同じく旅装で鈴菜を抱いためぐ。
リヒト 「盆くれぇ、義父さん達に孫の顔見せてやらねえとな」
蓮花丸 「あー!」
そこに、小走りに駆けてきた眠ナナが通りがかる。
眠ナナ 「天すみの皆さん、帰省ですか?」
めぐ 「ええ。鎌倉の実家に二泊してから、家族水入らずで旅行に」
リヒト 「眠ナナちゃん、どうしたんだい?そんな険しい顔して。
     スウィートドリームも盆の間は休みなんだろ?」
眠ナナ 「ええ。それが、大事な事を小耳に挟んで…」

眠のの 「皆もう噂は聞いてるだろうけど、改めて紹介するわ。
     今日から研修に来てもらう事になった、新人の眠キラと眠翔よ。
     休み明けから仕事に入ってもらうわ」
眠キラ 「はじめまして、眠キラです。不束者ですがよろしくお願いします」
ぺこりと頭を下げてから大きなあくびをする眠キラ。
眠のの 「…大丈夫?寝不足?」
眠キラ 「あっ、ごめんなさい。昨日の夜、ドキドキして眠れなかったの」
眠翔 「僕は眠翔。よろしく、お姫様」
跪いて眠ののの手をとり、手の甲にキスをする眠翔。
29番セシル 「「!!」」
懐の投げナイフに手をかける29番、顔を引きつらせて一歩踏み出すセシル。
眠のの 「…眠翔?」
眠翔 「あっ、いけないよ。そんな熱い眼差しで僕をみつめられても、
    貴女一人の想いに応える事は出来ないんだ。僕はみんなの王子様だから」
眠翔に警戒の視線を向けながらヒソヒソと小声で囁きを交わす29番とセシル。
セシル 「どう思う?」
29番 「ある意味、眠ののさんに実害はなさそうですが…
    (チラッと眠ミミを見て)またこういうのが増えるのか…」
眠ミミ (ミミは先輩になるんだから、しっかりしないとね。
     新人さんなんだから、失敗しても広い心で応えてあげるのよ。
     そして、優しい先輩のミミは眠翔君に懐かれてしまうの。
     あんっ、いけないわ。ミミはみんなのア・イ・ド・ルなんだから)
眠のの 「……ミ。眠ミミ。聞こえてる?」
眠ミミ 「えっ!?えっと…」
29番 「仕事中にボーッとしちゃ駄目だよ。
    ミミちゃん、君はもう新人じゃないんだから、何度言われれば…」
眠ミュウ 「そういえば、眠ナナがまだ来てないわね。珍しい」
眠ミュウが呟いた時、真剣な形相で駆け込んでくる眠ナナ。
眠ナナ 「大変よ!りあのお姉さんの目撃情報があったわ」
りあ 「お姉ちゃんの!?」
眠のの 「何処なの?眠ナナ」
眠ナナ 「ハイランドです。古城街道近くでそれらしい人を見たって」
珍しく声を張り上げるりあ。
りあ 「古城街道ですね!?私、すぐに――」
マジミカ 「待って。なんだか、この方角には不吉な暗示が」
いつの間にか占い道具を広げていたマジミカが首を捻っている。
眠のの 「マジ君の占いは悪いものほど当たるのよね」
セシル 「僕も古城街道のよくない噂を聞いた事があるよ。
     あの辺りは昔から幽霊が出るって言われていたらしいんだけど、
     最近になって若い女性が行方不明になる事件が多発しているんだって」
眠のの 「いやだ。危ないじゃない」
りあ 「私、行きます!行かせてください!」
眠のの 「危ないって分かってる所にあなた一人では行かせられないわ。
     古城街道ね。29番、すぐにホテルの手配を。私達も一緒に行くわ」
ミニっ子と庭師のいない叔父様邸。
アナイス 「ヒース兄様、なんですの?これは」
庭先においてある楊枝を刺したきゅうりとなすをアナイスが不思議そうに眺めている。
ヒース 「まどか嬢から聞いたのだが、ニッポンでは夏にはご先祖の霊がたくさんやってきて、
    ゴースト・ラッシュになるらしい。
    ご先祖がやって来るときに乗るのが、きゅうりの馬で、帰るときに乗るのが、なすの牛だそうだ。
    ニッポン人はご先祖のためにこの馬と牛を家の前に用意しておくという」
アナイス 「ひいお祖父様とひいお祖母様とそのお父様とお母様、そのまたお父様とお母様、そのまた…
      まあ、大変ですわ!きゅうりとなすをたくさん用意しなくては!」
ヒースとアナイスがものすごい数の馬と牛を並べているところへエマがやってくる。
エマ 「ヒース様、アナイスお嬢様、何していなさるだか?」
ヒースから聞いた話をエマにするアナイス。
エマ 「わたすのおっかさんも会いにきてくれますだかね?」
アナイス 「ええ、きっと。エマお姉様の分と、28番の分、もっとたくさん作りましょう」
ヒース 「エマ、君は自分の父上には会いたくないのかね?」
エマ 「おっかさんはおとっつぁんのことは何も話してくれなかったですだよ。
    わたすはおとっつぁんのことは何も知りませんだ。生きているのかどうかも」
アナイス 「エマお姉様のことを知ったら、お父様は会いたいと思うはずですわ」
エマ 「そう思いますだか?」
アナイス 「もちろんですわ!」
ヒース 「そういえば、ノエルとエルシーは古城街道に着いた頃だな」
エマ 「ヒース様、心配ですだな?」
ヒース 「あのふたりはしっかりしているから、心配はしていない。
    さて、そろそろ28番に電話をする時間だ」
アナイス 「ヒース兄様、そうしょっちゅう電話していては迷惑ですわ」
ヒース 「わかった。電話はやめておく」
そこに、ヒースの携帯が鳴り出す。
ヒース 「28番か?大丈夫だ、水は欠かさずやるようにする。温室の欄に?ああ、わかった」
エマ 「ヒース様も28番兄さんも、どっちもどっちですだな。では、郵便を取りに行ってきますだ」
アナイス 「では、私は叔父様のところにお茶を持っていきますわ」
門のところの郵便受け箱から手紙を取り出すエマ。
エマ 「こっちは親父様あての手紙、それから、アナイスお嬢様宛のセシル様からの暑中お見舞い、
   ルカ様からの恋文、これはきっと四郎様からの詩が書き連ねている手紙ですだな。
   ヒース様あてのだいれくと・めーるに、おや、28番兄さんに手紙が届いているですだよ。
   差出人の名前がありませんだ」
屋敷に戻る途中で、厩舎の前を通るエマ。
エマ 「おんや。ヒース様のお馬さんが暴れていますだ。どうすたもんだか。
    お馬さん、今、ヒース様を呼んできますだよ」
エマが屋敷に向かって駆け出そうとした時、馬が柵に体当たりして、勝手に外に出ようとしてしまう。
エマ 「大変だ!!」
あわてて馬の首にしがみつくエマ。たてがみを掴んで、鞍も手綱もつけていない馬の背中に飛び乗る。
エマを乗せたまま、狂ったような勢いで馬は走り出す。

ヒース 「アナイス、叔父上はまだ仕事中か?」
アナイス 「ええ、パソコンに向かって難しいお顔をなさっていましたわ。
      今、ヒース兄様の分もお茶を淹れてきますわね」
キッチンに向かおうとしてから、不思議そうな顔で振り返るアナイス。
ヒース 「どうした?」
アナイス 「あら?今しがた馬でお出かけになったのはヒース兄様ではありませんでしたの?」
448もしもし、わたし名無しよ:2006/08/04(金) 21:11:28
眠翔ヌースの写真を見ていると、
とても王子様性格には見えない
反対にもっと薄ぼんやりしてそうだ
449もしもし、わたし名無しよ:2006/08/04(金) 21:20:37
薄ぼんやりさんだと、男版くんちゃん?
450もしもし、わたし名無しよ:2006/08/04(金) 21:55:26
どちらかといえばそんな感じ
腕を腰に当て、石段でぐっすり眠っているクリスを見下ろすリズ。
リズ 「クリスが起きるまでここで待ってるのも退屈だし、ちょっとお城の中散歩してくるわ」
サシャ 「迷子にならないように気をつけるのよ」
リズ 「大丈夫よ。私もう子供じゃないんだから」
マリー・アントワネットの衣装のまま撮影現場を離れるリズ。
二つ角を曲がったら、もう皆の声は聞こえなくなる。
自分の足音だけが響く古城の回廊を歩いていると、不意に背後から声をかけられた。
「みずみずしい肌……あなた、生きてるのね」
リズ 「誰!?」
振り向くと、中世の姫君のような格好の少女が立っている。
顔色は真っ白く、まるで生気が感じられない。
少女 「ねえ、あなたの体。私にちょうだい」
不気味な笑みを浮かべてリズに歩み寄ってくる少女。
寒気を感じ、後ずさるリズ。
リズ 「やだ。……来ないで」
少女 「ちょうだい」
リズ 「やだ!!」
後ろを向き、全力で走り出すリズ。
適当に幾つもの角を曲がり、息が切れるまで駆け続け、ぺたんと座り込んで恐る恐る振り向く。
リズ 「……撒いた……?」
少女 「つ・か・ま・え・た」
リズ 「!!」
いつの間に追い抜かれていたのか。
少女は冷たい手でリズを抱擁する。
リズ 「いや!いや!!助けて!!サシャお姉さん!トッピちゃん!!クリスーーーーッ!!」
アントワネットの衣装だけがその場にバサリと落ち、リズの姿は少女諸共かき消えていた。
眠翔、自称王子説準拠。

『研修中』というプレートを付けて、平日の暇な時間を利用し修行に励む眠翔と眠キラ。
29番 「いいかい眠キラちゃん。トレイはこう持って、お客様の右側から…」
眠キラ 「…はい、こうですか?」
29番 「ちょっと違う。パフェのお客様にカレースプーンは出さない。
    このスプーンは賄い用だ、どこから持ってきたんだ…orz」

眠ミミ 「(まあ、あの新人君、またミミを見つめてる。
      だめよ眠翔くん、ミミはお店みんなのア・イ・ド・ルなのよ。
      あなた一人のミミにはなれないの。でもそんなに熱く見つめられたら、ミミ困っちゃう…)」
眠翔 「(またあの先輩、僕を見つめてる。
     僕はみんなの王子様だから、君一人のものにはなれないんだよ。
     困ったな、僕ってなんて罪作りな王子なんだろう…)」

眠ナナ 「…………」
眠のの 「研修進んでる? って、怒化して眠ナナ、どうしたの」
眠ナナ 「あの二人、レジに立ってもう30分、ああして見つめ合ってるんです」
眠のの 「…そして翔くん。どうしたの、お店は開いてるし商品もそろってるけど
     何か困ったことでもあった?」
翔  「いえ、宿題にも疲れて、甘いもので一息つくのにちょっと寄ってみたんですけど。 
    あの新人さんとミミさん、放置しておいたらどれくらいあのままなのか
    観察してたら面白くて、眠ナナさんに待つようお願いしていたんです」
眠のの 「それでシュークリーム1個のために、30分以上も待ってるのね…」
453もしもし、わたし名無しよ:2006/08/05(土) 00:19:17
が、がんがれ29番。負けるな怒ナナ。
スウィートドリームの明日は頼れる先輩達にかかっているぞ!
※トニーが13キラを口説いていますが、いつもの病気です。
  フラグを立てるつもりはありません。

ハイランド古城街道の中でももっとも規模の大きい城の駐車場に貸し切りバスが止まる。
現在も、冬の間は持ち主が居住しているため、城の状態はかなりいい。
バスからぞろぞろと乗客が降りてくる。
健 「うわーっ、すごい!映画にでてくるお城みたい!」
延 「よし、探検だ!!ノエル探偵団がお宝を探し出すぞ!」
ノエル 「里M17番ちゃんて、里28番先生のマネージャーさんをしてるの?すごいね!」
里M17番 「ぜんぜんすごくないよ。先生って、私がついてないと、まるでだめなんだから」
ユニ 「にーたん、サシャねーたんの撮影についていきたかったんしゃないでつか?」
カイ 「俺は掃除人だ。サシャの仕事にヨケイナ口出しするのイクナイ気がする」
より 「みなさん、係りの人の指示にしたがって、ちゃんと並んでね」
まなぶ 「みどりちゃん、はぐれないように手をつなごうね」
トニー 「(優等生モード)ああ、やっぱりマヌカンさんだったんですね。
     服のセンスでそうじゃないかと思ったんですよ。
     今日は僕は弟のつきそいなんです。よろしくお願いします」
13キラ 「私は知り合いの弟さんや妹さんのつきそいなのよ。こちらこそ、よろしく」
      (うーん、ちょっと見はいいかなって思ったんだけど、優等生過ぎてつまんないわね。
      それに、もうちょっと若い方がいいわ)

係員 「これから中に入るわけですが、その前にいくつか注意事項があります。
    必ず3人以上のグループで行動すること。
    お城の中の入ってはいけないところにはロープが張ってあります。
    その中には絶対に入らないように。気分が悪くなったら、すぐに近くの係員に言うこと。
    では、お城の案内図をもらった人から順番に中に入ってください」

重々しく扉が開く。
そして、全員が中に入ると、ふたたび扉が閉まる。
※ジョーは13ミミ家の居候で饒舌、オリビアは豪快タイプ。ジョー&オリビアはベタアマカポーです

雪之丞  「Good morning!オリビア!」
オリビア 「ジョー!!」
町中でヒシッと抱き合い、ムチョッと挨拶のキスをするジョーとオリビア
オリビア 「おはよう、ジョー。昨日のSUGAMOはとても最高だったワ!
      今日はどこへ連れて行ってくれるのかしら?」
雪之丞  「そいつは良かった。今日は浅草に行こうZE!」
オリビア 「ASAKUSA!素敵、ゲートに大きなチョーチンがあって、ジャパニーズKIMONOやニンジャスーツが
      売っているのよネ」
そして、「楽しみだわ」とまたジョーにキスをするオリビア。ジョーの背中から咳払いが聞こえる
オリビア 「オー!13ミミ、おはよう!いたのなら声をかけてくれればいいのに」
13ミミ  「かけようと思ったんだけどかけられなかったの!/// 恥ずかしいから二人とも町中ではそういう事やめてよ」
雪之丞  「Never mind NYに居た時はずっとこうだったんだ気にするなYOw」
13ミミ  「ここは、日本!NYとは違うのよ。もう少し恥じらいをもってくれないと…」
 ブツブツ言っている13ミミを気にせず、二人さっさと歩き出してしまう
オリビア 「新しいKIMONOが欲しかったのよ。あと木刀も」
雪之丞  「Amusement parkもあるからそこにも行こうna」
13ミミ  「あ、ちょっ、ちょっと待ってよ二人ともっ!」

浅草の仲見世で楽しそうにアクセサリー見ているオリビアと13ミミ
13ミミ  「オリビアさん、この風鈴型のピアスなんてどうかな?似合うと思うけど」
オリビア 「OH.cute!でも、ちょっと私の趣味じゃないわね」
13ミミ  「そう?」
雪之丞  「HEY!オリビア!このハチマキ格好いいzo!「必勝」と「闘魂」どっちがいい?」
13ミミ  「ジョー、女性にそんなハチマキなんて勧めて…」
オリビア 「ワオッ!クレイジー!う〜ん、どちらも捨てがたいワ」
雪之丞  「OK じゃあこうしよう。俺が「必勝」、オリビアは「闘魂」でどうだい?」
オリビア 「素敵、ペアルックね!最高よ、ジョーッ!!」
 また抱き合いムチョッとキスをする二人
13ミミ  「…」
-----花やしき
オリビア 「ゴーストハウス!面白そう、入りましょうヨ」
13ミミ  「お化け屋敷…ごめんなさいっ!私パスッ!」
雪之丞  「13mimiはGhostが苦手なんだYOw 小さい頃からずっとna www」
13ミミ  「ジョーッ!そういう事言わないでよっ!///」
オリビア 「AHAHAHA!かわいいわネw じゃあ、別の物にしましょうか」
雪之丞  「いや、オリビアはGhost House入りたいんだろ?」
オリビア 「でも、13ミミは苦手なんでしょう?」
雪之丞  「ん〜。13mimi、ちょっとそこのBenchで待っていてもらっていいka?」
13ミミ 「もっ…勿論、いいよ。だって今日はオリビアさんがゲストなんだからw」
雪之丞  「You’ve never given me trouble.…良い子だw すぐに戻って来るからna」
クシャクシャと13ミミの頭を撫でるジョー。手を振り、二人はお化け屋敷に入って行く
13ミミ 「…」

------翌日「スウィートドリーム」でお茶をする13ミミと純
純   「…で、その後はどこ行ったの?」
13ミミ 「花やしき出た後、3人ですき焼き食べに行ってそれから『これからはAdult TimeだZE!』って言って
     二人で行っちゃった。仕方ないから先に帰って来た…あぁもう。なんか、モニョる一日だった」
純   「なんで?」
13ミミ 「だってさぁ、ジョーってばお化け屋敷だけじゃなくてジェットコースターでもオリビアさんと乗って
     私、一人で乗ったんだよ。ご飯の時も横に座っちゃうし、他にも…」
純   「…あ!なんだ、わかった。13ミミちゃん。『お兄ちゃん』取られて、ヤキモチ妬いてるんだw」
13ミミ 「ヤキ…/// そんな事っ…」
 顔を真っ赤にして言い返そうとする13ミミに純が見透かしたような笑顔でにっこーと笑う。
13ミミ 「…そうなのかな…でも、そうかもしれない。ジョーがオリビアさんばかりかまったり優先したりするの
     少し寂しかったし、オリビアさんの好みをちゃんと理解してるのとかいいなって思ったり」
 うんうんと頷く純
13ミミ 「「闘魂」とか書いてあるハチマキとテロッテロのきもの風ガウンをペアで買ったのとか
     二人だけで浅草名物の妖し気なショーに行ったのも羨ましかったのかも…」
純   「ごめん、多分そこはただの思い込み」
457もしもし、わたし名無しよ:2006/08/05(土) 01:42:21
13ミミかわいいなあ。
次はジョー&オリビアに四郎も誘って四人で遊ぶといいよw
458もしもし、わたし名無しよ:2006/08/05(土) 17:44:26
13ミミ可愛い
こういう身内とられちゃって系のヤキモチって好きだなぁ
度を過ぎると嫌だけど
459もしもし、わたし名無しよ:2006/08/05(土) 17:53:43
>458
ヒース「身内(叔父上)を取られてヤキモチを妬くのは可愛い、か」
28番 「度を越すと嫌がられますよ」
※一部のミニッコが「大人の言いつけを守らないやんちゃないたずらっ子」です。

古城街道からやや脇道に逸れた場所にある、古井戸。
使われなくなって久しいようで、既に煉瓦の一部は欠けて苔が生えている。
地図や古文書と照らし合わせ、頷くキャプテン。
キャプテン 「これが、地下通路の入り口か」

昔の城には、敵が攻めてきた時に城主が落ち延びるための隠し通路が作られていた。
反対に隠し通路を伝って敵に攻め入られないよう内部は複雑に入り組んだ迷路となっており、
道を知らない侵入者を阻むための罠が至る所に仕掛けられているという。
そして古城街道一帯を治めていた領主の一人が各城の地下通路を繋げて
古城街道全ての城を網羅する一つの長大な迷宮を造り上げた。
その中には有事の際に持って逃げるための隠し財宝が眠っているらしい。
これまで何人もの盗掘者達がこの財宝発見に挑んできたが、
ある者は罠によって命を落とし、ある者は迷宮に住む亡霊に魅入られて正気を失い、
宝を手にできた者はまだ誰もいない……
     ―古城街道パンフレットより抜粋―

キャプテン 「よし、早速入ってみるぜ!野郎共、縄梯子を下ろせ!」
教室 「アイアイサー!」
縄梯子を伝って井戸の底に降りる海賊一味。
水の枯れたかつての地下水路を歩いて行くと、石造りの通路に出た。
レオナ 「なんだか空気の悪い所ね」
巫女のの 「ええ。人に害を為そうとする悪霊の気配を感じます」
寝ルカ 「怖い事言わないでください」
 プチ
寝ルカ 「……あれ?今何か踏んだような……」
ゴゴゴゴゴと地響きのようなものが聞こえてくる。
シルビー 「ちょっと、何この音!」
教室 「水っす!!」
元来た方向から、通路を埋め尽くす大量の水が凄まじい勢いで流れ込んでくる。
キャプテン 「くそっ、いきなり罠かよ!走れ!!」
全力で通路を奥に向かってダッシュする一同。
しかし爆流の流れの方が速く、次々に水に飲まれて流されてゆく。
シルビー 「寝ルカ先生!!」
寝ルカ 「シルビーさん!」
伸ばされた手を反射的に掴む寝ルカ。
波を被り、意識が混濁する中、皆の声が方々へ別れてゆくのが聞こえた。

延 「探検探検、たーのしーいなー♪」
ノエル 「延、駄目だよ。どんどん先に行っちゃ」
延 「あ、ロープだ。係りの人が入っちゃ駄目だって言ってた所だな」
ロープを潜る延。
ノエル 「だから、何で入っちゃいけない所にわざわざ入るんだよ!」
あきら 「いいじゃん。他のヤツらが行かない所のが面白そうだ」
延の後を追ってロープの奥に進むあきら。
ノエル 「もう、しょうがないな」
呆れた顔をしながらも二人の後を追うノエル。
健 「えっと、えっと……待って、僕もいくよー!おいてかないでー!」
立ち入り禁止区域の奥は、両壁沿いに全身甲冑の置物が並ぶ廊下になっていた。
延 「このヨロイが動き出したりして!」
ぽん、と甲冑に手をかける延。
すると、甲冑はスムーズに横にスライドする。
甲冑をどけた壁には、大人一人が屈んで通れるほどの小さな入り口があった。
あきら 「すっげー!秘密の入り口じゃん!行ってみようぜ!!」
次々に入り口の中に飛び込んで行く延・ノエル・あきら・健。
少し進んだ所で、突然足下の床が消失した。
ノエル 「わっ!」
延 「落ちるーーーーーーーーーーーーーー!!」

                   ――………ドボーン!
※まどか→28番で多少恋愛要素があります。

A96号(国道)を古城街道に向かって南下し続ける、1930年代のクラシック・カー。
いつのまにか、まどかがちゃっかり28番の隣に座っている。
28番の携帯が鳴る。
28番 「たぶん、ヒースさんからだと思います。まどかさん、すみませんが、出てもらえますか?」
27番 「いいのか?こっそりつきあってる彼女からだったりして」
28番 「そんなの、いませんよ」
まどか 「あら、ごきげんよう29番さん、まどかですわ。28番さんは運転中ですの。
     そうです。え?りあさんのお姉様の? ええ、わかりました。伝えておきますわ」
28番 「29番から?なんて?」
まどか 「『スウィートドリーム』のりあさんのお姉様を古城街道のそばで見かけた方がいらっしゃる
     そうですの」
13ナナ 「ずっと『スウィートドリーム』に尋ね人の貼り紙がしてありましたね。
     私も気になってたんですよ」
まどか 「29番さんも眠ののさんやセシルさんたち『スウィートドリーム』の方たちとこちらに
     向かっているそうです。もし、りあさんのお姉様らしい人を見かけたら連絡くれるようにと。
     古城ホテルに宿泊する予定だそうです」
27番 「俺もその貼り紙は見たことがあります。気をつけておきましょう。
    しかし、古城ホテルか。本物のお城をホテルに改造したんですよね。
    予約を入れるのも難しいっていうのに、さすがにセレブは違うな」
言ってから、決まり悪げにまどかの方を見る27番。まどかの方は気にする様子はない。
やがて、視界が開けてきたかと思うと、前方に趣のあるたたずまいの古城が見えてくる。
城の中。
27番 「13ナナさん、大丈夫ですか?下が少し滑りやすくなってるみたいですけれど」
13ナナ 「ええ。まあ、すごいわ!
     『ハイ黒』の登場人物たちは、こういうところで生活していたんですね。
     調度品は当時のものなんでしょうか。
     今にも着飾ったお姫様やお付の人たちが飛び出してきそう」
27番 「壮観ですね。ここが絵画の部屋。これが代々の城主たちの肖像画なんですね。
    そして、歴史を綴ったタペストリー。こっちにも階段があります。降りてみましょうか」
13ナナ 「あら、気づきませんでした。まるで迷路みたいですね」

庭園にて。
28番 「すごい…。これこそが、英国庭園っていう感じですね。
    オールド・イングリッシュ・ローズって、大輪の薔薇のような華やかさはないけど、
    自然との融合、石造りのお城との調和がなんともいえない雰囲気をかもし出していますね。
    ああ、来てよかった…」
まどか 「あちらに回ると、また違った感じですわよ。行ってみましょう」
コンセプトで分けられたいくつかの庭を抜けて、進んでいくまどかと28番。
城に到着してから少し天気が悪くなっているが、ハイランドではいつものことなので気にしない。
28番 「いつか、こんな庭を造ってみたいな。薔薇のアーチの向こうには廃墟が広がっていて、
    壁を取り巻く様に花が咲き乱れていて…」
いきなり手を握られてうろたえるまどか。
まどか 「あ…あの、28番さん?」
28番 「はい?」
28番が携帯で写真を撮ろうとしているのを見て、まどかは改めて下を見る。
古風なドレスを着た幼い少女がまどかの手を握っている。

13 ナナ 「まどかさん、28番さん、こちらにいらしたの?」
生垣の向こうから13ナナと27番が顔をのぞかせる。
27番 「ん?その子は?」
まどか 「ええ、迷子かしら」
464もしもし、わたし名無しよ:2006/08/06(日) 01:17:39
ネタ投下が多くて嬉しい!
夏風邪で寝込んだ自分に、職人様からのプレゼントだと思いこんでがんばりまつ。
465もしもし、わたし名無しよ:2006/08/06(日) 16:04:44
お見舞い好きな方選んで

アナイス特製おかゆ
四郎の応援歌
※ジョー&オリビアはめりけんラブラブカポー説です。軽くシロミミ、イサジュンあり。

古城街道の西の端に位置する湖に浮かぶ古城。
湖の中の島に建てられ、岸からは橋を渡って入城するのだが、荒涼とした険しい山々を背景に、
まさに幻想的な光景である。

オリビア 「Oh!なんて素敵なの!ジョー、よくこんなところを知っていたわネ!」
雪之丞 「たまたま雑誌に乗っているのを見たんだyo。オリビアの気に入ってもらえて、うれしいze!」
オリビア 「HAHAHA!さすがね、ジョー!」
と、例によって公衆の面前であることをお構いなしに、ぶちゅーっっとキスをするジョーとオリビア。
呆れ顔で見ている四郎。
四郎 「13ミミ、俺たちってさー、あいつらの熱々ぶりを見せ付けられについてきたようなもんじゃん」
13ミミ 「…うん」
四郎 「つかぴょんはコミケの追い込みで来られないって言うし、イサイサは今年は一切遊びに
    行かないなんて言ってるしさー。昔はどこに行くのにも一緒だったのにな」
13ミミ 「ごめんね。誘わなきゃよかったね。
     司君や勲君も一緒なら楽しいかなと思ったんだけど」
四郎 「何言ってんだよ。嫌だったら、誘われても俺は来ねーぞ。
    おっ、あそこでソフトクリーム売ってんじゃん。出たらおごってやるからな」
13ミミ 「えっ、ほんと!?」
途端に目をキラキラさせる13ミミ。
四郎 「お前、食い物の話になるとすぐに元気になるのな」
13ミミ 「悪かったね!」
四郎 「お前らしいと思ってさ。あれ、あそこにいるの…」
13ミミ 「まさか、勲君?」
四郎 「おい、なにしてんだ?イサイサ」
勲 「かわゆいヌコタンがいたからつい追いかけてきたら、ここにいた。
   四郎たち、なんでここにいるんだ?」
一方、ここは東京商店街。
夏休みなので、私服の制服ミミ・ナナと翔が歩いている。
制服ミミ 「お盆だから、お店どこもお休みだね」
制服ナナ 「ああっ、『TOHYA』も休みかあ。夏限定のアイス桃饅、まだ食べてないのよねー」
翔 「仕方ないから、図書館にでも行こうか」
制服ミミ 「この夏はハイランドの古城街道が熱いんだって。ちょっと調べてみない?」
翔 「うちでは四郎兄と弟達が行ってるよ。へえ、有名なんだ」
制服ナナ 「軽くググったんだけど、『古城街道』でヒットするのって、ドイツにあるのばかりなんだよね」
制服ミミ 「ドイツのが一番有名だからね。『古城街道』『ハイランド』でググらなくちゃいけないんだよ」
翔 (ググる、って何だろう)
制服ミミ 「ハイランドの有名なお城のうち、11のお城が街道沿いにあるんだって。
      うち、ひとつはホテルになってるらしいけど。
      なにやら、曰くつきの話もあるらしいよ。記事になると思わない?」
制服ナナ 「ハイランドっていうからには、アナイスちゃんの家から近いのかなー」
翔 「いや、ハイランドっていっても結構広いみたいだよ。美加たちがもらってきたパンフレットによると、
   バスで1時間以上はかかるみたいだ」
喋りながら、『ブルームーン』の前を通りかかる3人。
翔 「あれ、純?そういえば、夏の間ここでイサイサさんとバイトだって言ってたな。
   どうしたんだ?」
純 「いっちゃんが来ないの」
くん 「勲君の家に電話したらぁ〜、昨日から行方不明らしいんですぅ〜」
制服ミミ 「くんちゃんが言うと、大変なことが大変に聞こえないね」
468if単発:アナログ回線な男:2006/08/07(月) 00:01:38
注意:雑談であった眠翔=くんみたいな薄ぼんやり属性で試しに書いてみました

29番 「眠翔君、眠ミミちゃんがそろそろ休憩時間になるからその事伝えて
    レジ代わって来てくれないかな」
眠翔 「…レジを…………」
29番 「どうした、何か他に仕事があるのか?」
眠翔 「………(間)………眠ミミ先輩に代えればいいんですね」
29番 「レジを眠ミミちゃんに代えてどうするんだ、おいっ!!
    眠ミミちゃんに休憩時間だって伝えて、レジを代わってくるんだ」
眠翔 「あ………」
 そのまま黙ってしまう眠翔にイライラとしだす29番
眠翔 「………すみません。僕、2つ以上の用件を覚えるの苦手で…」
29番 「だからって無理矢理2つの用事をはしょって合体させるか?!
    あーもう、いいから眠ミミちゃんの所に行って来てくれないかな」

眠翔 「あの、眠ミミ先輩……………………」(読み込み中)
眠ミミ 「なに?眠翔君」
眠翔 「…………えっとぉ…………」(まだ読み込み中)
眠ミミ 「(あら、どうしたのかしら眠翔君。ミミの事見つめたまま黙っちゃって?
     もしかして、ミミの可愛さにときめいちゃった?)」
眠翔 「…………………あ…今29番先輩から言われたんですけど」(表示開始)
眠ミミ 「(あん、やだ。また純真な少年をミミの虜にしちゃったわ。ミミってば時々自分が怖くなっちゃう)」
眠翔 「……………えっと……………………………」(突然回線が切れる)
眠ミミ 「(クスッw あらあら、照れて声も出ないのね)」
眠翔 「…あ……29番先輩に言われたんですけど。僕と…………」(再読み込み)
眠ミミ 「(でも、ごめんね眠翔君。ミミはあなたの気持ちには答えられないの。だって、だって眠ミミは)」
眠翔 「……レジを代わって……………休憩を取ってください」(表示終了)
眠ミミ 「(みんなのア・イ・ド・ルなんだもんっ!)」
29番  「はい、眠ミミちゃん!休憩時間終了っっっ!!(怒」
469もしもし、わたし名無しよ:2006/08/07(月) 00:22:55
それは眠ミミが可哀想www
ひとりでも、愛を叫ぶの会
ルカ 「アーナーイースーーーーーーー!!!」
ルカ 「世界のだれよりーーーーーー!!!」
ルカ 「愛しているぜーーーーーーーーー!!!!」
ルカ 「………」
ルカ 「ひとりで叫んでいても虚しい…」
ルカ 「そうだ! アナイスに会いに行けばいいんだ! 今は夏休み、時間はあまるほどある!」
ゴーストレーダーを持って叔父様邸にやってくるルカ。

その頃、屋敷の中では、叔父様がパソコンに向かって難しい顔をしている。
叔父様 「近頃古城街道で謎の失踪事件が頻発?こうしてはいられない、エルシーやノエルが…」
そこにドアを叩く音がする。
叔父様 「なに? エマがいなくなった?」
叔父様の前にアナイスとヒースが立っている。ふたりで一生懸命事情を説明する。
アナイス 「ヒース兄様の馬がいなくなってますの。厩のそばに郵便物が散乱していましたわ」
ヒース 「ここ最近、馬の様子が変だったんです。馬は敏感ですからね。
     人間の目には見えない何かを感じて興奮していた様子で」
叔父様 「何か、というと?」
ふと、窓の外に目をやる叔父様。
叔父様 「あれは…」
ルカ 「うわっ、すげー! 反応ありまくりだぜ!」
叔父様 「ルカ君、何をしているのかね?」
ルカ 「あ、おっさん!」
いきなり声をかけられて、庭先で尻餅をつくルカ。
アナイス 「それは、この間のゴーストレーダーね」
叔父様 「ゴースト?」
ヒース 「アナイス、きゅうりとなすの馬と牛がみな同じ方を向いているが、君がやったのか?」
アナイス 「いいえ。私ではありませんわ」
ルカ 「おい、見ろよ! きゅうりが勝手に動き出した! 俺、何もしていないからな!」
アナイス 「このきゅうりの馬はエマお姉様の! もしかして、エマお姉様のお母様が?」
叔父様 「向かっているのは古城街道の方か? 近頃、不審な事件が起きているという。
     すぐに車を出そう。まずはDの城に向かう。ヒース、アナイス、一緒にきたまえ!」
ルカ 「おっさん! 俺も連れてってくれ! アニキと弟も古城街道に行ってるんだ!」
ちらりとルカを見る叔父様。
叔父様 「わかった、ついてきたまえ」

慌しく四人が出発した後、庭の茂みの中から小さな頭がふたつ顔をのぞかせる。
ピッコロ 「なにやら大変なことが起きているみたいだぞ」
アン 「お兄ちゃん」
ピッコロ 「アン、僕達も行くのだ」
一方。こちらはたえと牛凌。
ガラガラと御祓い道具一式を乗せたカートを引きながら、ハイランドの原野を歩いている。
たえ 「おや、見えてきましたよ。あの城です。今は宿泊施設になっているそうですが」
凌  「知ってる。古城ホテルっていうんでしょ?」
牛若丸 「しかし日本から遥々祈祷師を読んで除霊せねばならぬとは、
     如何なる現象が起きておるのじゃ?」
たえ 「夜な夜なうら若い娘のすすり泣く声が聞こえ、
    廊下をひたひたと歩く水に濡れた様な足音が響き、
    壁には苦悶の表情を浮かべた顔の形の染みが浮かび、
    地下室に立ち入れば頭痛と悪寒に襲われるそうです」
牛若丸 「…拙者達はこれから斯様な所へ赴くのか」
凌  「ねえ、何か聞こえない?」
耳をそばだてる一同。
牛若丸 「この歌声は…」
大自然の中浪々と響いている高い歌声。
凌  「あ、あの人前に僕達がスウィートドリームに連れて行った幽霊じゃない?」
牛若丸 「むう、まだ成仏しておらなんだのか」
キャロル 「こんにちは。とても美味しいお弁当をいただいたから喜びの歌を歌っていたの」
突然ヌッと三人の目の前に現れるキャロル。
凌  「わっ!」
牛若丸 「神出鬼没だのう」
たえ 「確かに人にあらざる者ですが、悪しき者ではないようですね」
キャロル 「この先のお城に行くなら気をつけたほうがいいわ。
      若い女性の魂をムシャムシャ食べるのが大好物の悪魔とか
      若い女性の体を奪って現世に戻ろうとする霊魂とか
      そういうの、今大繁殖中だから」
たえ 「そういった有害な悪霊を祓うために参ったのです」
キャロル 「勇敢ね。じゃあ教えてあげる。全ての鍵は、地下迷宮の奥にあるわ。
      頑張って。きっと美加ちゃんの加護があるわ」
そう言い残し、すーっと消えていくキャロル。
凌  「…美加?」
たえ 「美加様?」
473もしもし、わたし名無しよ:2006/08/07(月) 20:39:52
続々とキャラが古城街道に集結していくね。
お祓いチームより一足先に古城ホテルに着いた『スウィートドリーム』一行。
眠ナナ 「す…すごいわ。観光で来たんじゃないことはわかってるけど、なんて雰囲気のある…」
眠ミュウ 「お城のホテルって聞いて、なんかもっとこう、品のないのを想像してたけど、
      さすがに本物は違うわね」
セシル 「従業員がみんな中世の格好をしているのか。徹底してるな」
眠翔 (………………僕はどうしてここにいるんだろう…………)
眠キラ 「そうなのよ、お城についたところ。店長さん達と一緒よ。いやね、そういうんじゃないのよ」
セシル 「眠キラちゃん…」
眠キラ 「あっ、ごめんなさいっ、彼から携帯に電話がかかってきたの。
     彼ったら、待ち合わせにはいつも遅れるくせに、とっても焼き餅焼きで」
眠のの 「はいはい、チェックインは29番が済ませたから、部屋に荷物を置いたら、ロビーに集合ね」
29番 「これが全員の鍵です。眠ののさんとセシルさんはそれぞれ最上階のロイヤル・スウィート、
    他はその下の階。女性たちは3人ずつで、俺と眠翔君は同室です。
    眠ののさん、何かあったら、俺かセシルさんの部屋に連絡を」
眠のの 「わかったわ」
りあ 「お姉ちゃん…」
眠ナナ 「りあ、行きましょう。チラシはたくさん持ってきたわね?」
りあ 「はい」
眠ミミ (りあ先輩のお姉さんが古城街道のどこかにいるの。姉妹なのにずっと会えないでいるなんて。
    ミミなら…ミミは……ミミ…)
29番 「眠ミミちゃん!」
眠ミミ 「あ、はいっ」

眠ののの部屋。ポーターが運んできた荷物を確認して、廊下に出ようとしたところにノックの音がする。
ドアを開けると、中世の衣装の女性が立っている。
眠のの 「あら、メイドさんね。何のご用かしら」
475もしもし、わたし名無しよ:2006/08/07(月) 22:12:06
>474
一瞬12行目の「それぞれ」を読み飛ばして、
セシルと眠ののが一緒にロイヤルスウィートに泊まるのかと思った。
そんなわけないよなw
476もしもし、わたし名無しよ:2006/08/07(月) 22:18:58
>474
なんか眠翔がIFのぼんやり属性になってないか?
477もしもし、わたし名無しよ:2006/08/07(月) 22:34:12
>476
別にどっちが決定ってわけではないんだから
いいんでないか?
478もしもし、わたし名無しよ:2006/08/07(月) 22:35:40
このまま行くとぼんやり自称王子様に・・・w
479もしもし、わたし名無しよ:2006/08/07(月) 23:04:23
>477
長編だから職人さんによって性格バラバラだとややこしくならないかなといらん心配しただけ
べつにどっちが決定とか言ってるわけじゃないよ
480もしもし、わたし名無しよ:2006/08/07(月) 23:46:33
>474
マジミカ「あの、僕は・・・・」
481もしもし、わたし名無しよ:2006/08/07(月) 23:53:29
>マジミカ
つ △ テント
※傷セシ=「銀貨の誓い」世界からタイムスリップして来た<<TOHYA>>の居候説使用。
 アテクシ本記載の公式設定に合わせて17世紀出身にしています。

こちらは中華喫茶組。
世界の歌姫を招いての音楽祭が催されるとあって、劇場最寄の街は
ちょっとしたお祭りムードで賑わっている。
遠夜 「蚤の市を覗いてみましょう。良い掘り出し物があるかもしれません」
居候傷セシ 「どうせまた骨董だろ、ツマンネ。それより俺はこっちだね」
どこからか調達してきた「おいでませナイトライフ(ハァト)」と書かれた
見るからにいかがわしいチラシを振って見せる居候傷セシル。
荒夜 (おっと、イイネイイネ)
チャイナりお 「何なのねー?」
遠夜 「りおさんは見てはいけません。悪い人は放って置いて、私たちは
    茶器と紅茶を見に行きましょう」
チャイナりおの目からピンクチラシを隠すように、そそくさと蚤の市に消える遠夜。
居候傷セシ 「相変わらず堅物だよな。まいっか。オペラが始まるにはまだ時間もある。
       俺は俺で適当に楽しませてもらうとするか」
歓楽街を冷やかして歩いていた居候傷セシルの袖を、胸の大きく開いた17世紀風ドレスを着た女が掴む。
女の格好に違和感がなかったことに、違和感を感じた。
居候傷セシ (この時代の女は、こんな服は着ない。こういう女がいたのはこの時代じゃなく、俺の…)
女  「あなた、わたしたちの仲間ね」
居候傷セシ 「あんたも時の流れを越えてこの時代に来た人間か?」
女  「いいえ。わたしたちはずっとここで待っていた。再びわたしたちが蘇る時が来るのを」
居候傷セシ 「なんだって?」
女  「いらっしゃい。わたしたちと一緒に。時の迷宮で仲間たちが待っている。
    もうすぐ宴がはじまるわ。肉体と魂は集まってきている。
    死者と生者が交わり、わたしたちは永遠の生命を得るわ」
真後ろの建物の扉を開き、居候傷セシルを招き入れる女。
誘われるままに扉を潜る居候傷セシル。
景色が暗転し、気がついた時には暗闇の中にいた。
ライターの灯りをともして辺りを観察すると、壁を煉瓦で塗り固められた通路のようだ。
女の姿はない。
居候傷セシ 「……どこだ、ここは……?」
484マジミカ:2006/08/08(火) 00:33:11
>>481
ヽ(`Д´)ノ
『ハイ黒』『庭園』巡りチーム。
迷子(?)の女の子にかわるがわる話しかけるまどかと13ナナ。
まどか 「お名前はなんとおっしゃるの?」
13ナナ 「誰と一緒に来たの?お母さんは?」
少女 「お母様はシシド城にいらっしゃるの」
まどか 「シシド城?明日行くことになっていたお城ですわね」
13ナナ 「お母さんはお城で働いているのかしら。でも、こんなに小さい子をひとりでおいてくなんて」
28番 「今日は、この後オダギリ城に行くつもりでしたけど、予定を変更して先にシシド城に
    行きましょう。山の中を突っ切れば、わりと近いはずです。
    ただ、英国の山道って、ハンパじゃないですよ。見通しが悪いしアップダウンが激しいし、
    いつなん時、敵が目の前に飛び出してくるかわかりません」
27番 「28番、お前、『敵』って言葉を言う時、妙に生き生きしてないか?」
28番 「気のせいです。じゃあ、オダギリ城とアシタノ城は明日ということでいいですね?」
まどか 「異存はございませんわ」
13ナナ 「私も」
少女を乗せて次なる城に向かう一行。
28番の言うとおり、ハンパではない山道を制限速度を駆け抜ける。
27番 「28番、お前、免許を取って何年だ?」
28番 「一年です」
27番 「いちねんっ!?」
28番 「大丈夫ですよ。無免許運転してた時期が長いから、経験はけっこうあります」
まどか 「27番先生、細かいツッコミはしないであげてくださいませ」
突然、山の中に荒涼とした城が現れる。
486もしもし、わたし名無しよ:2006/08/08(火) 00:56:10
眠翔のキャラ案を考えてif書いたのですが
のんびり考えすぎて乗り遅れました。
自称王子説と薄ぼんやり説が既にあるのであんまりキャラ案乱立しない方が良いでしょうかねぇ
27番 「シシド城か、血塗られた歴史を秘めた城ですね」
車から降りて城を見上げる27番。
まどか 「まあ、どんな?」
28番 「生々しすぎるから、まどかさんは知らないほうがいいですよ」
まどか 「そんなこと言われると、よけいに知りたくなりますわ」
28番 「(少女に聞こえないように声を顰めて)このお城に滞在中の王妃が、あろうことか家臣と
    密通したんですよ。運悪く、王に現場を押さえられて、逆上した王がその場で王妃を殺害。
    相手の男は地下牢に入れられて、たしか、気がふれて氏んだんじゃなかったかな」
まどか 「まあ」
28番 「その手の歴史を持つ城なんて、この国にはいくらでもありますよ」
13ナナ 「幽霊話が多いのも頷けますね」
27番 「俺って霊感がないのか、幽霊って見たことないんですよ」
13ナナ 「私もです」
28番 「俺も。一度、見てみたいとは思っているんですけど」
まどか 「幽霊の正体見たり、枯れ尾花とか言いますものね。
     幽霊って、本当はいないのかもしれませんわね」
少女 「お母様!」
突然走り出す少女。
城の手前で立ち止まり、にっこり笑う。
少女 「連れてきてくれてありがとう」
そのまま、城の中に消えていく。

28番 「不思議な子でしたね」
27番 「じゃあ、俺たちも中に入りますか。
    王妃の泊まった部屋と地下牢は絶対に見るべきらしいですよ」
488486:2006/08/08(火) 00:59:48
リロりわすれました。
485さん割り込んでしまってすいません。
489もしもし、わたし名無しよ:2006/08/08(火) 01:07:19
>486
案は色々あっていいと思うのでよかったら投下お願いします
(長編『真夏のお城で奇々怪々』の中に限っては、既出のキャラで統一した方が
混乱がないとは思いますが)

>485-487
城の名前にうけたwww
アシタノ城燃え尽きそう
490if単発:雇用条件:2006/08/08(火) 01:15:18
注※眠翔キャラお試し。キャラ案乱立になるようでしたらスルーしてください。
  眠翔はマザコン気味の自称病弱くんです。

スウィートドリーム
休憩に入っていた眠翔に眠ナナがシフト表を持ってくる
眠ナナ 「眠翔くん、シフトを決めたいのだけど、どうしても入れない日とか時間とか有る?」
眠翔  「シフトは5時までにしてください。」
眠ナナ 「……え?」
眠翔  「僕一人っ子だからママンの夕ご飯のお手伝いをしなくちゃならないんだ」
眠ナナ 「まぁ、それは良い心がけだけど…」
眠ナナは少し怪訝な顔をして何か言おうとしたが眠翔は勝手に話し続ける
眠翔  「あと日曜日は家族みんなで過ごすって決まっているからダメです。」
眠ナナ 「日曜日はお客様多いから、毎週休みに出来るか解らないわ。
     それに5時上がりも早すぎ…」
そこにお店に出ていた眠ののが不意に裏に入ってきて
眠のの 「眠翔、お店に出るときはちゃんと帽子取りなさいよ!
     二人とも、もうすぐりあと眠キラが休憩だからすぐに替われるようにね」
そしてすぐに表に戻っていった。
眠翔  「そうだ僕、日にあたるとすぐに気分が悪くなっちゃうからママンがこの帽子を被せてくれたんだ。
     夏の間は出勤時間が陽射しの強い時間を避けてください
     外に出るときは日傘を差して日陰を歩きなさいって言われてるんだけど、このあたりはあんまり日陰がないし…」
眠ナナ 「ちょっと、それじゃあほとんどお店に入れ無いじゃない! 」
眠翔  「……眠ナナ先輩、僕体があんまり強くないんだ。29番先輩みたいに力仕事は出来ないんだけど、
     そんなに僕をあてにして貰えていたなんて、とても嬉しいです(はぁと)」
と眠ナナの手を握って勝手にウットリしている眠翔を前にもはや怒る気力もなく立ちつくしていると
眠翔  「それじゃあ僕はこれで!お疲れさまでしたー!」
そう言って眠翔は裏口からさっさと帰ってしまった。
夏休みの午後五時、りあたちとの交代の時間だった…。
491もしもし、わたし名無しよ:2006/08/08(火) 01:43:20
病弱説と王子説はどっちも自称かつナルシスト系だから
まとめられそうな感じだ。

「僕、お箸より重いものを持ったことがないんです。
だって僕は儚いお・う・じ・さ・ま だから」
492もしもし、わたし名無しよ:2006/08/08(火) 03:01:43
いや…オババな社会人として言わせてもらえば
たとえDOLLであろうと、この設定じゃ寝翔が嫌いになりそうだ
って言うかこれじゃただのDQ(ry
493もしもし、わたし名無しよ:2006/08/08(火) 03:05:02
シシド城…なんとなくうっしーと縁がありそうだwww
494もしもし、わたし名無しよ:2006/08/08(火) 03:33:58
>485
城のネーミング禿わろた。
ほかにジョーで終わる名前がないか考えたんだけど、思い出さないよ。
これしか。
つ[サワラギユキノ城]
495もしもし、わたし名無しよ:2006/08/08(火) 03:38:09
>>494
筋肉むきむきの騎士の霊が現れて、いきなりスパルタで筋トレだの剣の稽古をつけられそうな
城ですね。コワくはなさそう。
496もしもし、わたし名無しよ:2006/08/08(火) 04:03:11
あとはコンドルノ城とか…?
497もしもし、わたし名無しよ:2006/08/08(火) 05:28:41
>496
サイボーグになってよみがえるのか…
498もしもし、わたし名無しよ:2006/08/08(火) 08:20:21
出遅れた…
リキイシ城。
499もしもし、わたし名無しよ:2006/08/08(火) 08:52:30
>497
サイボーグならシマムラ城とか?
って、トッピが喜びそうなオヤジギャク大会になってるぞ
500もしもし、わたし名無しよ:2006/08/08(火) 09:03:55
シシド城つながりで、エースノ城とか…
いや自分、リアル世代じゃないっすから!
501もしもし、わたし名無しよ:2006/08/08(火) 09:56:40
某お笑いSLGの某ステージから。

・アシタノ城
・イチブジョウ城
・ニチョウメゲキ城
・ハタシ城
・キャバ城
・ジューニ城

ここまでにしておきますか。
※イサジュン要素あり。

純  「いっちゃんが昨日から行方不明!?」
顔面蒼白になり、居ても立ってもいられないとばかりに店を飛び出す純。
猫の集会所など心当たりのある場所を探して走り回るが、見つからない。
純  「どうしよう。いっちゃん、今頃身代金目当てに誘拐されてたら…」
その時携帯電話が鳴る。
純  「もしもし!?」
13ミミ 「あ、純ちゃん?今ハイランドのお城にいるんだけど、純ちゃんも来ない?」
純  「それどころじゃないよ!大変なの。いっちゃんが行方不明になって」
13ミミ 「勲君ならここにいるけど」
純  「え……?」

ハイランド古城街道。勲や四郎達のいる城近くのバス停で降りる純。
純  「いっちゃんたら、また連絡もしないでこんな所まで来て。
    ちゃんと叱らないとね、こまめ」
こまめを小脇に抱えて城までの一本道を歩く純。
急に日が翳り、辺りに不気味な暗雲が立ち込めた。
純  「なんだか嫌な感じ。早くミミちゃん達と合流しよう」
急ぎ足になった純の周囲を、黒い影のようなものが取り囲んだ。
影  「若い女。おいしそう」
影  「病気一つない、健康そのもの」
純  「いや…何……?」
怯えた顔でぎゅっとこまめを抱きしめる純。
それを包み込むように覆う影達。
影が消えると、純の衣服とこまめだけがその場に残されていた。
暫くしてから、日本の方角から白いおみたまがフヨフヨと宙を漂ってくる。
純の衣服の上で何度か旋回してから、こまめの中に吸い込まれるおみたま。
やがてこまめはむっくりと起き上がり、純の服を抱えて城に向かって走り出した。

古城の中を見学している東京少年一行。
四郎 「おい、あの肖像画、こっちを見て笑わなかったか?」
13ミミ 「いやーっ、やめてよ!!なんてこと言うのよ!!」
雪之丞 「Stop!手をはなせ、13mimi!!」
オリビア 「オー、グレート!ニッポンのお城は雰囲気があるわねえ!」
勲  「オリリン、ここは英国だ」
と相変わらず騒がしい一同に向かって何かが廊下を駆けてくる。
勲  「こまめタン……?」
勲の視線を追った13ミミは悲鳴をあげた。
13ミミ 「イヤーーー!!こまめが動い…て……」
四郎 「ミミ!しっかりしろ、ミミ!!」
気絶した13ミミを抱きとめる四郎。
オリビア 「オー!ニッポンのロボット技術はすっごいわー!」
勲  「こまめタンはロボットじゃない。ぬいぐるみだ」
こちらは全然動じる様子のない勲。
両腕を広げてこまめを受け止めようとする勲の脇をすり抜け、四郎の服を引っ張るこまめ。
四郎 「わ!何だ!?」
さすがにたじろぐ四郎に向かって純の服を差し出すこまめ。
四郎 「これ……純の服……?」
勲  「純に何かあったのか!?」
勲に向かってコクコクと頷くこまめを見て真顔になる四郎。
四郎 「一緒に来いって事か?」
再び頷き、少し走って足を止め一行を手招きするこまめ。
気絶したままの13ミミを背負って後を追う四郎、そして勲と雪之丞とオリビア。
空中に魔法陣が現れ、森の中に4人のSDの影が現れた。
闇ミカ 「…あれ? ここ、どこだろう。街道沿いに出るはずなのに」
ゴスサラ 「どこって、ナンタラ城だっけ、カンタラ城だっけ?」
ベイベキラ 「途中で変な感じしなかった? 何かこう、魔法の道が無理に歪められたような」
ピエロキラ 「うんうんしたしたー。なんていうか、引っ張り込まれた感じ?」
闇ミカ 「ともかく、道に出よう。どこだかわからないから用心して」
ゴスサラ 「なんだか嫌な気配がするわ。魔界の闇とは違う…もっと別の闇」

背丈ほどもある草を分け入って、ようやく小道に出るまでに
全員の服は草の汁で汚れ、足下は泥だらけになってしまった。
ベイベキラ 「いや〜、せっかくのお城だからおめかししてきたのに〜」
ピエロキラ 「きゃあ、袖のレースが引っかかって破れてる!」
ゴスサラ 「私もよ、裾も靴も泥だらけ。雨でも降ったのかしらね」
闇ミカ 「観光できる格好じゃないね…どこかで着替えられないかな」
ゴスサラ 「ねえ、あれはどう?」
ゴスサラが指さすポスターには
『ハイランド古城街道をドレスで散策しませんか? 時代衣装レンタルします』
の文字が躍っている。

ピエロキラ 「すてき! 一度着てみたかったの。クラシックな衣装!」
ベイベキラ 「ね、行きましょ。このままじゃ、どっちみち帰るしかないもん」
闇ミカ 「なんか、キオトの舞妓変身体験みたいだね」
ゴスサラ 「行きましょうか。ここで立ってても始まらないわ」
店員 「いらっしゃいませ…」
店員は微笑んではいるが、着ている衣装はどこか古びていて陰気である。
店員 「衣装のお貸し出しですね。どうぞこちらへ…」
うきうきと奥に入っていく双子に、いってらっしゃ〜いと手を振る闇ミカとゴスサラ。
闇ミカ 「ゴスサラは行かないの?」
ゴスサラ 「う…ん。私…」

店員 「お嬢様はどうぞこちらへ。シシド城(注:>>487)が栄華を極めた
    当時の衣装を、特別にお召しいただけますよ」
ゴスサラ 「当時の衣装って、数百年も前の?」
闇ミカ 「そんな、文化財級だよ!」
店員 「お嬢様のような方をお待ちしておりました。こちらへおいでください」
どうぞどうぞと、奥から数名のメイド衣装の店員が現れゴスサラを促す。
ゴスサラ 「や、闇ミカ、どうしよう」
闇ミカ 「僕はいいから、いっておいでよ。もし本当なら、滅多にない機会だし」
釈然としない表情で、ゴスサラも店の奥に消えていった。
入れ替わりに、双子が戻ってくる。二人とも、ハイ黒世界から抜け出したような
豪華な衣装を身に纏っていた。
ベイベキラ 「どう? 闇ミカくん。似合うかしら?」
ピエロキラ 「なんだか自分が自分じゃないみたいね。服が替わっただけなのに。
     あら、ゴスサラちゃんも着替えに行ったの?」
闇ミカ 「え、すれ違わなかった?」
ううん、と同時に首を横に振る双子。
闇ミカ 「ゴスサラ…」

メイドたちにかしづかれ、禍々しいまでに美しい深紅の衣装を着せ付けられるゴスサラ。
ゴスサラ 「『我が命ここで尽きるとも…我が無念は永久に尽きることなく…』」
いつしかゴスサラの瞳から、生気が消えていた。
注意:眠ナナとマジミカがいい雰囲気になりますがフラグ立てじゃありません。あくまでギャグです

 古城ホテル、こちらは眠ナナ、りあの部屋。荷物からチラシの束を取り出すりあ
りあ  「ここにお姉ちゃんがいる…。お姉ちゃん、きっと探し出すからね」
眠ナナ 「まずはロビーで配りましょうか」
 眠ナナが扉を開けると扉の前には中世の衣装の女性が立っていた
眠ナナ 「!? あの…なにか?」
女   「みずみずしくて…奇麗な体…素敵ね。素敵ね」
 女はぶつぶつと言いながらゆっくりと顔を上げて行く
女   「羨ましいわ。とっても羨ましい…ねぇその素敵な体私に…」
 血走った目が見え、この世の物とは思えない声が出しながら女はりあと眠ナナに飛びかかった
女   「ちょーーーーだーーーいぃぃぃぃ」
りあナナ 「「!! いやぁああああーー」」

マジミカ 「カエル君」
 マジミカの声が聞こえると同時にりあと眠ナナの前にでかい蛙が現れる
 ……――パックン
 女の霊は羽カエルに飲み込まれて消えた。羽カエルもいつもの手のひらサイズに戻る
マジミカ 「眠ナナさん、よかった無事で…なにか嫌な気配がしたんで慌てて来たんです」
眠ナナ  「…マジミカ君。」
マジミカ 「眠ナナさんになにかあったら、僕…」
 見つめ合う二人。りあがお邪魔かしらと居心地悪そうにする
マジミカ 「…僕、誰に文句を言えばいいのか」
眠ナナ  「……文句?」
マジミカ 「そうですよっ!文句言いに来たんですYO!
      ホテルの部屋なんでか僕だけ取ってないですよねっ!」
眠ナナ  「え、だって、店長が「マジミカ君は野宿なれているから部屋はいいわよね」って言うから
      でも、さすがに寝袋だけじゃ可哀想と思って私キャンプセット入れておいてあげたのよ」
マジミカ 「可哀想と思うのならキャンプセットじゃなくて部屋とってくださいよ!」

キャーーーーッ
一同   「「「!!」」」
美加 「今、水の音がしなかった?」
マギー 「ううん、聞こえなかったよ」
トニー 「ヒューイ、暗いからころばないように気をつけるんだよ」
ヒューイ 「僕は大丈夫だよ!お化けが出たら、僕と兄さんがレディたちを守って戦うんだ!」
なぎさ 「見て、あのヨロイ。本物かなあ」
エルシー 「本物だよ。うちにも、ああいうのあるもの」
13キラ 「それにしても、タタミイチ城っておかしな名前ねえ」
里28番 「伝説によると、このあたりを治めていた城主が戦で活躍した騎士に褒美をあたえるのが
     惜しくなって、畳一畳分の大きさの牛の皮で囲める土地をあげると言い出したそうです。
     ある騎士がその皮を細く裂いてひも状にしたもので広大な土地を囲んで手に入れた。
     それがこの城の始まりと言われています」
里M17番 「イギリスなのに畳一畳?」
里28番 「伝説ですからねえ」
より 「なんだか、陰気くさいお城ね。本当に出そうだわ」
カイ 「出る?」
ユニ 「聞いたことありまつよ。夜な夜なうら若い娘のすすり泣く声が聞こえ、
    廊下をひたひたと歩く水に濡れた様な足音が響き、
    壁には苦悶の表情を浮かべた顔の形の染みが浮かぶのでつよね?」
城の中の男子用トイレ。トニーがコソーリ煙草を吸っている。
トニー 「ふはっ!優等生のフリを続けるのは息が詰まるぜ!
     でもまあ、あのマヌカン、悪くはないよな。オシャレだし大人のナオンだし。
     都合のいいことに彼氏もいない。よし、もう少し頑張って猫かぶってモノにしてみせるぜ!!」
吸殻を床に投げ捨てるトニー。
カイ 「タバコの投げ捨て、イクナイ」
トニー 「なっ、なんだよお前はっ!!」
動じることなく吸殻を拾い、ついでに他のゴミも拾い、満足そうに頷くカイ。
カイ 「これでいい」
トニー 「………」
と、その時トイレの壁に苦悶の表情を浮かべた顔の…
トニー 「うわっ!」
ミシェル 「なんだか悪い予感がします。でも、僕はなぎさちゃんのお母さんに保護者をまかされました。
      初恋のひと、僕、がんばりますから!」
トニー 「なっ、なんだよ、お前か!脅かすな!」
ミシェル 「トニーさんでしたね。今度、『天すみ』にお蕎麦を食べに来てください。サービスします」
トニー 「今度は宣伝か。ったく、ワケのわかんねえやつばかりだぜ!」

トイレを出て、待ち合わせ場所に戻ると、なにか緊張したムードがただよっている。
ミシェル 「みなさん、どうしたんですか?」
みどり 「延君と健君とあきら君とノエル君が戻らないんだよ」
>503勝手に続き

 こまめに着いて行くと5人は長くうす暗い通路へと入って行く。
四郎  「どんどん暗い方に行くな…」
 ボソボソ…
勲   「ん?」
四郎  「どうした?イサイサ?」
勲   「今何か声が…」
 声?と周りを見回す4人。
四郎  「声なんてしな…!!!」
 オリビアを見て固まる四郎。大きくいびつな形の影がオリビアを後ろから包みこもうとしていた
四郎  「オリビア後ろ、後ろーーーーっ!!!」
オリビア 「! ふんっ!」
 振り向く同時にブンッと回し蹴りを影に食らわすオリビア。しかし影は拡散し、オリビアは何もない宙を蹴る
オリビア 「Why?消えた?」
雪之丞 「シローッ!13mimi!!」
 今度は四郎の後ろに立って13ミミに手の様な物を伸ばそうとしている影にジョーが殴り掛かるがやはり同じ様に消えてしまう

影  『瑞々しい体…力強い魂…美味しそう』
影  『若々しい体…生き生きした魂…食べたい…食べたい』
勲  「…どうやら、オリリンと13ミミを狙っているみたいだな」
雪之丞 「unpleasantだZE…オリビア、俺から離れるなYO!」
 不気味な笑い声が通路に響き渡ると奥の方からガシャンガシャンと金属音を立て鎧を着た一団が近づいて来る。
 うち一体が剣を振り上げると一団は5人に襲いかかって来た。素早くこまめを抱き上げ四郎にパスする勲
 勲、ジョー。そしてオリビアはこまめを片手に13ミミを背負ったままの四郎をかばうようにして応戦する。
 が、3人の隙をぬって一体が四郎に飛びかかってきた。
勲  「四郎っ!」
四郎 「うわっっ!!」
 ゴスッ-----
※キャプのの、ネルシル要素あり

古城ホテルの眠ののの部屋の前。
中世のメイドの衣装を着た女に手を掴まれる眠のの。
眠のの 「何をするの!失礼でしょう!?」
メイド? 「その体。いただきます!」
眠のの 「キャーーーーーッッ!!」
悲鳴をあげる眠のの。
セシル 「どうした!?」
隣の部屋から駆けつけてくるセシル。
だが、眠ののの姿は何処にも見当たらない。
床に無造作に散らばっている眠ののの服を拾い上げるセシル。
セシル 「眠のの、何処だ!?眠ののーーーー!?」

夢の中。「ハイ黒」の映像の中のような光景が流れ込んでくる。
一体何世紀の何処なのかは判別できないが、中世から近世の欧州の城だろうか。
絢爛豪華な広間で舞踏会が行われている。
優雅にステップを踏む女性達は、しかし皆一様に生気が感じられない。
その中の一人。緩く巻いた長い白銀の髪を垂らし、視線を伏せたあの少女は――

巫女のの 「眠のの!!」
飛び起きて辺りを見回す巫女のの。
あの激流の中をどれだけ流されたのか、ここは螺旋階段の中腹だ。
流された時にはぐれてしまったのだろう。周りにひと気は無い。
――ぎゅっと右手を握って離さない、キャプテンを除いて。
巫女のの 「キャプテン様、起きてくださいまし」
キャプテン 「ん……あぁ……巫女のの……?どうなった?」
頭を振りながら体を起こすキャプテン。
巫女のの 「ここにいるのは私だけです。キャプテン様、お怪我はありませんか?」
キャプテン 「俺は大丈夫だ。お前は?」
巫女のの 「私も平気です」
キャプテン 「そうか。お前が無事なのは何よりだが、他の連中とはぐれちまうとはな」
巫女のの 「動けるようなら、探しに行きましょう。皆様が心配です。
      (それに、何かを暗示しているようなあの夢……眠ののの身に何が?)」

一方、同じく地下迷宮。開けた空間の中央、祭壇のようなものの上で目を覚ます寝ルカ。
寝ルカ 「……ここは……」
シルビー 「良かった!寝ルカ先生、気がついたのね!」
ガバッ!と抱きついてくるシルビー。
寝ルカ 「わっ、シルビーさん!!」
シルビー 「あたし達二人っきりになっちゃったの。あたし、とっても不安で(はぁと)」
寝ルカ 「それは困りましたね」
周囲を観察する寝ルカ。自分達が座っている祭壇を除いて部屋一面が水浸しになっている。
シルビーに鞭を借りて水深を測ってみる寝ルカ。
寝ルカ 「水は大体腰の高さまでですね。このくらいの深さなら歩けそうです。
     部屋の出口は……」
シルビー 「あそこだわ。行きましょ、寝ルカ先生。二人っきりの愛と情熱の大冒険の始まりよ!」
その時。二人の目の前に、四人の子供が降って来た。

あきら 「うわーーーーーーー!!」
健  「わあああああああーーーーーーん!!」
ノエル 「こんな所来るんじゃなかったーーーーーーー!!」
延  「ノエル探偵団に栄光あれーーーーーーー!!」

                   ――………ドボーン! ドボーン! ドボーン! ドボーン!
リズ 「助けて!!サシャお姉さん!トッピちゃん!!クリスーーーーッ!!」

思わず飛び起きるクリス。
サシャ 「あら、お兄様、起きたの?」
クリス 「サシャ、リズは?」
サシャ 「お城の中を散歩するって言って、中に入って行ったわ」
クリス 「なんだか胸騒ぎがする」
サシャ 「めずらしいわね。リズのことが心配?」
クリス 「探してくる」
立ち上がり撮影用の衣装のまま城の中に入っていこうとするクリス。
サシャ 「待ってよ!私も行くわ!」
その時、二人に声を掛ける者がいる。
トッピ 「二人だけじゃ、危険だ。私も行く…ぜ」

薄暗い城の中。
サシャ 「なんだか気味悪いわね」
トッピ 「あれ…を」
トッピが指差す方に、リズの衣装がころがっている。
サシャ 「これ、リズの着てたマリー・アントワネットの」
クリス 「わかってる!」
城の奥に向かって駆け出すクリス。
いきなり足元に急な階段が出現する。
サシャ 「お兄様!!」
トッピ 「気をつけろ…って、もう遅い…か」
だんご状になって階段を転げ落ちる三人。
サシャ 「きゃあぁっ!」
クリス 「大丈夫か、ふたりとも」
サシャ 「ええ…」
トッピ 「…ここは?」
三人が落ちて行ったところはダンゴ城の地下の巨大迷路の中だった。
※ネタ中の「マリア・ストゥアルダ」の演目内容は「ハイ黒」準拠。
 実在のオペラとは異なります。

かつてショギョーム城と呼ばれていた、今は廃墟となっている古城跡。
庭園だった場所に古代ローマのアリーナ風の野外円形劇場が設えられている。
シンディにもらったチケットで最前列に陣取る遠夜とチャイナりお。
遠夜 「廃墟を背景に繰り広げられる、悲劇の女王を描いた歌劇ですか」
チャイナりお 「ろまんちくーなのねー」
遠夜 「しかし、居候は中々来ませんね」
荒夜 (歓楽街でひっかけた女とイイコトしてんじゃねーの?
    俺もこの後はシンディと熱い夜を…)
チャイナりお 「てんちょー、始まるよー!」
オペラ「マリア・ストゥアルダ」の幕が上がる。

最初のクライマックス・マリア女王の目の前で古城が炎上し、
愛人が最後を迎えるシーン。
舞台の背後の古城跡が炎に包まれているかのようにライトアップされる。
嘆き悲しむ女王のアリアが始まった時。
古城跡から、いくつもの影が立ち上る。
影  「口惜しい……」
影  「いのちが、肉体がほしい」
影  「おまえたちの体をもらおうぞ」
円形劇場にいる若い女性客達に向かって一斉に襲い掛かる影。
オペラに聞き入っていた客達が一転、悲鳴をあげてパニック状態に陥る。
シンディ 「何処の誰だか知らないけど、何様のつもり!?
      私の舞台を邪魔しようだなんて、ただじゃおかないわ!」
呪文を詠唱し、次々に影達を消滅させていくシンディ。
影  「魔道の使い手か。ようやく訪れた時、邪魔をするな!」
影達が方向転換し、シンディ目掛けて魔手を伸ばしてくる。
荒夜 (シンディ!)
遠夜 「シンディさん!」
シンディに駆け寄ろうとする遠夜。
その時、影達の一部がチャイナりおを取り囲んだ。
影  「…リオ様……」
影  「リオ様だ!」
チャイナりお 「え……?」
影  「リオ様、我らと共においでください」
シンディ 「駄目!」
シンディの制止の声も間に合わず、影に手をとられるチャイナりお。
衣服を残し、影達諸共その姿がこの場から消える。
遠夜 「りおさん!!……シンディさん、あいつらは!?
    りおさんを何処へ連れ去ったんですか!」
荒夜 (落ち着け、黒いの。こういう時はお前じゃ役に立たねー。
    俺と代われ)
遠夜 「……分かりました。頼みます、荒夜。必ずりおさんを助け出してください」
懐から鏡を取り出す遠夜。
鏡に映る姿が遠夜から荒夜に変化する。

所変わって、こちらは古城ホテルに到着したお祓いチーム。
最上階のロイヤル・スウィートで眠のの失踪事件が起きた事を、彼らはまだ知らない。
たえ 「まずは霊障が起きた現場に案内してもらえませんか?」
支配人 「はい。こちらです」
一般宿泊客のスウィートドリーム一行とは別の区画に案内されるお祓い組。
途中の廊下に飾ってあった一枚の肖像画の前で足を止める凌。
凌  「この女の人、『スウィートドリーム』の尋ね人のポスターの人に似てない?」
牛若丸 「そうじゃな。確かりお殿と申したか」
支配人 「おや、ご存知なのですか?この方は大昔この辺りを治めていた領主の夫人、
     リオ様ですよ」
ここはノエル探偵団がいなくなったタタミイチ城。
美加 「探しに行こう!」
こはく 「係りの人に言って探してもらってるんだから、きっと見つかるよ。
     ここで待ってた方がいいって」
エルシー 「ノエルは頭がいいから迷子になったりしないわ。
       きっと困ったことになっていると思うの」
みどり 「私、探しに行く!」
まなぶ 「みどりちゃん、僕も行くよ」
里28番 「とにかく、ミニっ子たちはここで待っていてください。よりさん、みんなをお願いします。
      トニーさん、カイさん、一緒に来ていただけますか?」
トニー (なんでこの野郎が仕切ってやがんだ?)
     「ヒューイ、僕が必ずあの子達を探してくるから、このおねーさんたちの言うことを聞いて
     待っているんだよ」
ヒューイ 「わかったよ、兄さん。僕はここでレディー達を守っていればいいんだね!」
カイ 「ユニ、行ってくる」
ユニ 「にーたん、気をつけてでつ」

里28番を先頭に、城内マップを手がかりに城の中を歩き回るうちに、ロープの張られている場所に
やってくる。
カイ 「そこはタチイリキンシ」
里28番 「男の子って、わざと危険なことをしたり、駄目といわれたことをしたがるものですよ。
      覚えがあるでしょう?」
トニー 「さあ、僕には覚えがありませんね」
カイ 「ない」
ミシェル 「僕もそういうことはあまりしたことありません」
里28番 「おやおや、みなさん優等生ばかりですね」
トニー (ってゆーか、なんでこの苦悩顔がここにいるんだ)
里28番 「では、入ってみますか?」
こくりと頷くカイ。気乗りしないながらもついていくトニー。
ロープをくぐろうとしたところに悲鳴が聞こえてくる。
3キラ 「いやーっ!なんなの、あれ!」
ヒューイ 「兄さん!!」
ユニ 「にーたん!!」
まなぶ 「みどりちゃん、僕から離れないで!」
なぎさ 「ミシェルお兄さん!」

トニー 「しまった!ヒューイ!」
カイ 「ユニ!」
意外にも一番早く飛び出したのはミシェルだった。
入り組んだ道を迷うことなく全力で駆ける。他の3人もその後に続く形になった。
ミシェル 「なぎさちゃん!一体これは!?」
黒い不気味な影が回りを取り囲んでいる。
マリーとマリオが術でなんとか影を近づかせないようにしているが、影の中空から触手のような
ものが伸びて、13キラに掴みかかろうとする。
トニー 「何しやがる!そのナオンから離れやがれ!」
13キラ 「ナオン?」
壁に展示された剣を掴むと、影を振り払うように振り回すトニー。
里28番 「よりさん、大丈夫ですか!?」
より 「ええ、私は大丈夫!」
思わず里28番が影に向かって振りかざしているペンを見て弱々しく微笑むより。
ユニ 「にーたん、後ろ!」
カイが振り向くと、鎧を身に纏った騎士が襲いかかろうとしている。
間一髪で壁にかかっていた楯をはずし、騎士に投げつけるカイ。
楯が鎧の首のところに刺さり、そこから黒い影が立ち上がる。そして、二人目の騎士が…。
マリオ 「まずい、このままじゃ…」
ふと、壁の一部に取っ手のようなものがあるのに気づくマリオ。
思い切り引っ張ると、壁の一部が開く。
マリー 「はやく!こっちへ!」
>510 前半続き

 眠ののの部屋に集まるスウィートドリームメンバー。
29番  「セシルさん、眠ののさんが消えたって」
眠ミュウ「じゃあ、さっきの悲鳴はオーナーだったんですね。一体どこへ…」
セシル 「分からない、僕が駆けつけた時にはもう…」
 テーブルの上の眠のの服を見つめるセシル
眠ナナ 「…まさか、さっきの女に」
りあ  「でも、あれはマジミカさんが退治してくれましたよね」
セシル 「化け物?眠ナナちゃん、りあちゃんそれは一体」
 先ほどの女の幽霊の事を話す二人
29番  「じゃあ、眠ののさんもそいつに?」
りあ  「でも、さっきも言った通りマジミカさんが退治してくれたんですよ」
セシル 「…どっちにしても、探さなきゃ」
 ふらりと立ち上がり部屋を出ようとするセシル
29番  「待ってください!闇雲に探しても駄目ですよ」
セシル 「じゃあ、どうすればっ!」
マジミカ 「案内させよう」
 え?と一同はマジミカに顔を向ける
マジミカ 「さっきのは確かにカエル君が飲み込んでくれたよ。でももしかしたら他に仲間が
     いたのかもしれない…だから、飲み込んだ奴に仲間がどこにいるか案内させよう」
 羽カエルを呼び出すマジミカ
マジミカ 「カエル君、さっきのなんだけどまだ消化してない?してない、それはよかったw
      悪いんだけど吐き出してくれるかな?え?腹減っているからヤダ?そう言わずに頼むよ」
 マジミカの説得にしぶしぶとさっきの霊をゲコッと吐き出す羽カエル。霊はすっかり弱りきっていた。
 それでもふよふよとどこかに飛んで行く 
マジミカ 「あれを追いかければ多分眠ののさんの所に行けると思います」
セシル  「よし、行こうっ!」
518もしもし、わたし名無しよ:2006/08/10(木) 00:05:07
マジ君が魔法使いらしくなってるな。
普段はプリン作ったり占いやったりしているのに。
やればできる子なんだな。
519もしもし、わたし名無しよ:2006/08/10(木) 00:19:57
あれだけ案が出た後で出てきた、
タタミイチ城とショギョーム城に吹いたよ。
520もしもし、わたし名無しよ:2006/08/10(木) 04:55:07
ホラー冒険活劇っぽくwktkな感じになってきた内容と
合間に出てくるお城の名前のギャップが素敵すぎw
521もしもし、わたし名無しよ:2006/08/10(木) 10:26:32
本スレの話題でなんだけど、「素直クール」ってここのイサイサみたいな感じ?
一方、地下迷宮を流された教室とレオナと番号ヘッド海賊ズ。
教室 「点呼取るっす!」
4番 「4!」
8番 「8!」
9番 「9!」
11番 「11!」
15番 「15!」
レオナ 「…それ点呼になってる?」
教室 「キャプテン達とバラバラになっちまったっすね」
4番 「寝ルカ先生、コンタクト流れて難儀してなきゃいいんすけど」
9番 「地図を作りながら進まないと、あっという間に迷子になりそうだぜ」
8番 「じゃあここを起点にして、15番マッピングお願い」
15番 「アイアイサー!」
今いる場所の壁一面に「海賊参上!」とスプレーする15番。
地図を書き記しながら地下道を歩き始めた海賊一同の前に、時代がかった衣装を着た
数人の女性が現れた。
女  「生きた人間だわ」
女  「女もいる」
女  「おいしそうな獲物はいるかしら」
教室 「見るからに怪しいやつらっす!」
警戒し、それぞれの武器を構える海賊ズ。
が、謎の女達は……
女  「若 い 女はいないみたいね」
女  「ギラギラしてるけど、ピチピチしてないわ」
女  「おいしくなさそう」
11番 「ちょっ……」
8番 「誰が若くないですって!?」
レオナ 「足下透けた幽霊のくせに、言うじゃない」
ギラン!と女海賊と女医の目が不穏な輝きを帯びる。
女  「図星を指されてやる気になったみたい」
女  「ちょろちょろ動き回られても厄介だし、殺ってしまいましょうか」
不気味な影に変身し、襲い掛かってくる幽霊達。
斧で切りつける教室。だが斧は影をすり抜けてしまう。
教室 「こいつら、普通の攻撃は効かないっすよ!」
11番 「じゃあ、こうすればいいんですよ」
水に濡れて程よく湿った巫女のの謹製魔除けのお札をサーベルに巻き付ける11番。
女  「そ、その護符は……!」
11番 「死人は死人らしく、成仏しちゃってねー!」
お札を巻いたサーベルを突き刺すと、影は青白い炎をあげて消滅する。
同じ方法で次々に影を片付け、目の前の敵は全滅した。
教室 「320ポイントのけいけんちをかくとく!レベルアップはまだ遠いっすね」
レオナ 「何の話よ」
8番 「それより9番、私ってもう若くない?ピチピチしてないかしら?」
9番 「何言ってるんだ8番!お前は今も若くてピチピチだぜっ!」
8番 「9番、嬉しい(はぁと)」
ヒシッと抱き合ってブチューとキスをしている8番と9番を見て('A`)ウヘァ となる海賊一同。
11番 「先輩達……」
教室 「お前らそんなキャラだったっすか?」
15番 「『こっそり交際中』なんじゃ……」
8番 「あら、今時代のトレンドはオープン交際なのよ!」
9番 「コソコソムッツリはもう古いっす」
レオナ 「誰かさん達がいなくて良かったわね」
教室 「って、その誰かさん達を探さないと!っす」
4番 「キャプテーーーーーン!」
15番 「寝ルカせんせーーーーーー!」
524もしもし、わたし名無しよ:2006/08/11(金) 00:42:53
8番と9番に、オリビアとジョーの生霊が・・・
525もしもし、わたし名無しよ:2006/08/11(金) 01:04:01
生霊なのかw

今の所長編に出てきてないつかぽん、もうすぐヲタの祭典?
Dの城の廊下でヒースが携帯で話している。
ヒース 「何?冷蔵庫の28と書いてあるアオジルは自分のだから飲むなと?
    わかっている!誰が飲むものか。え?叔父上の洗濯物を?
    ふむ、もう少し詳しく。…わかった、細かいことは気にせず、旅行を楽しんできたまえ。
    それから、近頃古城街道の付近で不審な事件が多発しているらしい。気をつけたまえ」
電話を切ったヒースにアナイスが近づく。
アナイス 「ヒース兄様、28番にエマお姉さまがいなくなったことを伝えなくてよろしいの?」
ヒース 「せっかく休暇を楽しんでいるのだ。よけいな心配をさせる必要もあるまい」

その頃、応接間では。
D 「おや、叔父様、あたしに何か頼み事かい?」
叔父様 「お互い、無駄な時間は省くとしよう。
     D、古城街道で何が起きているかはもう、わかっているはずだね?」


一方、こちらシシド城では、ヒースとの電話を終えた28番がまどか、27番、13ナナのところに
戻ってくる。
27番 「しかし、マメだな。というか、新婚旅行でそれをやったら、即成田離婚だぞ」
28番 「ナリタリコン?なんですか、それ?」
27番 「知らないならいい」
28番 「ヒースさんがこのあたりで不審な事件が多発しているから気をつけるようにと言ってました」
まどか 「不審な事件?」
28番 「幽霊騒ぎとかかな?お盆だから、ご先祖の霊がたくさん帰ってきているんでしょう?」
27番 「それは日本の話だ」
28番 「でも、子孫のことをご先祖様が思うのって、世界共通でしょう?
    日本だけの専売特許なんて、ずるいです」
13ナナ 「28番さんの言うことにも一理あるわね」
28番 「でしょう?じゃ、中に入りましょう。27番先生、煙草は消してください。城内は禁煙ですからね」
27番 「ここで惨劇が起きた。王妃を巡る愛憎劇。こうしてみると、何百年たっても、人間のする
    ことって、あまり変わりはないような気がしますね」
28番 「ここから見る庭がまたすごいですね。うわ、見事なノット・ガーデン♪」
まどか 「こういうカーテンを今度誂えさせたいですわね。色はもう少し明るい方がよろしいかしら」
13ナナ 「この肖像画が王妃様なんですね。綺麗な方」
27番 「結婚したばかりの18歳ぐらいの時の肖像ですよ」
28番 「背景に描かれているのは薊ですね。スコットランドの花です」
殆ど会話になっているのかいないのかわからないまま次の場所に向かう。
まどか 「地下牢って治下にあるんでしょう?なんだか怖いですわね」
13ナナ 「でも、ちょっとわくわくするわ」
階段を降りていく一行。
28番 「あそこを行くの、もしかしたら…」
まどか 「エマさん?」
28番 「でも、エマお嬢様が来てるなら、ヒースさんが何か言うはずですよね」
27番 「他人の空似じゃないのか?」
28番 「でも、気になります。ちょっと確かめてきます」
先に階段を駆け下り、古風な衣装を着た女性に近づく28番。
28番 「あの、失礼ですけど…やっぱり、エマお嬢様だ。何してるんですか?こんなとこで」
エマ? 「どなたかとお間違えではありませんか?」
28番 「この言葉遣い。だけど、エマお嬢様でしょう?どうしたんですか?俺のことを忘れたのか?
    エマ!」
その時、エマ?の指先から光が迸り、物凄い勢いで28番は壁に叩きつけられる。
まどか 「28番さん!!」
壁に張り付けられたように身動きできない28番。
? 「何をしているの?さっさと片付けておしまいなさい」
13ナナ 「ゴスサラさん!?」
エマ?が28番に向かって腕を振り上げる。その手には剣が握られている。
まどか 「駄目!やめてーー!」
ゴスサラ? 「そなたは?」
まどかに振り向くゴスサラ?
その手がまどかに伸ばされる。
ゴスサラ? 「一緒にまいりましょう」
27番 「やめろ!これは何かの冗談なのか?それとも、俺の頭がおかしくなったのか?」
27番がまどかをかばうように間に入る。
ゴスサラ 「離しやれ!男は連れて行けぬ!」
13ナナ 「27番先生、危ない!」
いつの間にか、13ナナがエマ?から奪った剣を構えている。
ゴスサラ? 「今回はこれくらいにしておきましょう。また、お会いしましょうぞ」
かき消すようにいなくなるゴスサラ?とエマ?
同時に、28番の体が床に落ちる。
27番 「大丈夫か、28番!」
28番 「いったい、どうしてしまったんだ、エマ。助けに行かなくちゃ!」
27番 「見ただろう、28番。あれは、お前のエマお嬢様じゃない!」
28番 「エマです!俺がエマを見間違えるはずないんだ。
    今は油断したけど、二度とドジは踏まない!」
まどか 「わたくしも、ご一緒しますわ」
その時、小さな女の子の声がする。
少女 「お願い、お母様を助けてあげて」
13ナナ 「あなたは、さっきの…」
※居候傷セシがたえを口説いていますが、ただのナンパです。
 恋愛フラグ立てではありません。

古城ホテル。
霊が出ると言われる場所に除霊の護符を貼って回ってから、問題の地下道に下りてみるお祓いチーム。
地下道の黴臭くこもった空気を嗅ぎ、顔をしかめる牛若丸。
牛若丸 「さほど霊感など持たない拙者でもわかる。嫌な気配が漂っておる」
たえ 「気配だけではないようですね」
懐から数枚の護符を取り出し、構えるたえ。
他のSDの所にも出現した影がたえの前にも現れる。
影  『あなたのその体…ちょうだい…!!』
凌  「おっ、オバケ!?」
たえ 「怨霊調伏!」
眉一つ動かさず、影に護符を貼り付けるたえ。影はあっさりと霧散する。
たえ 「どこかに元凶がいるようですね。探しますよ」
その後も現れては襲ってくる影を調伏しながら進んでいくお祓いチーム一行。
凌  「たえさんがいれば、オバケも恐くないね」
たえ 「悪霊を清め祓うのが巫女の本分ですから」
少し得意気に胸を反らすたえ。その踵が何かボタン状の物を踏みつける。
いきなり天井がパカッと開き、格子状の檻が降って来た。
2メートル八方の檻に閉じ込められるたえ、牛若丸、凌。
たえ 「…不覚をとりました。よもや、物理的な罠があろうとは」
幽体離脱して檻の罠の仕組みを調べるたえ。
たえ 「外側のレバーでこの檻も上げられるようです」
牛若丸 「しかし、ここからレバーまでは距離がありすぎるぞ」
たえ 「わたくしも幽体のままでは物に触れること叶いません。
    誰か外から手助けしてくれる者を呼んで参ります」
半透明の幽体の状態で地下道を古城ホテルの方向に戻ろうとするたえ。
しかし、不思議なことに元の道を辿っているはずなのに古城ホテルに着かない。
たえ 「はて。この地下道全体に、迷いの魔術でもかけられているのか」
首を傾げるたえの前に、目の前の曲がり角から一人の男が現れた。
居候傷セシ 「こんな所に、女が一人…?」
たえ 「そなた、何故ここに!?」
居候傷セシ 「ん? 誰と間違えてるんだい? お嬢さん」
シゲシゲと居候傷セシの顔を見るたえ。
居候傷セシ 「何だよ、そんなに俺の顔を見て。もしかして惚れた?」
たえ 「これは、失礼。人違いか。魂が違いますね」
居候傷セシ 「一目惚れじゃないのか、そりゃ残念。お嬢さんみたいな美人に惚れられるなら
      男冥利だったのにな」
たえ 「戯れを。それより、そなた生身の人間ですね? そなたに助けをお願いしたいのです」
居候傷セシ 「生身の人間!? まさか君は幽霊か? よく見れば体が透けてるし」
たえ 「これはただ幽体離脱しているだけです。わたくしの生身の本体は檻に囚われています」
居候傷セシ 「そこから助け出せばいいのか。いい女の頼みとあっちゃ、断れないな」
たえ 「礼を言います。そなた、見かけによらず善人なのですね」
居候傷セシ 「惚れた? ここを出たら二人で熱い一夜を過ごしてより仲を深めるっていうのは、どう?」
たえ 「軽薄な口をきくのがそなたの欠点ですね。よりによって、神に仕える身であるわたくしに向かって」
居候傷セシ 「君、尼さんなのか? 美人なのにもったいないな」
たえ 「わたくしは尼ではなく巫女です、み・こ」
美門 「僕の名前を呼びましたか?」
いきなり現れた小人を見て驚くたえと居候傷セシ。
美門 「僕は美門。みぶ邸を探して旅をしていたんですが、迷ってしまいました。
    みぶ邸をご存知ありませんか?」
たえ 「みぶ…キオトの地名でしょうか? 牛若殿が詳しいやもしれません」
居候傷セシ 「牛?」
たえ 「わたくしの同行者です。…おや、笛を吹いているようですね」
檻の方から牛若丸の横笛の音が聞こえてくる。
そちらに向かってトテテテテ……と走ってきた小さな足音が二つ。
ピッコロ 「笛の音がするのだ。きっと僕を呼んでいるのだ!」
アン 「まって、お兄ちゃん」
たえ 「やれ。今日はよく人外のものに出会う日ですね。
    …それにしても、なんと小さくて愛らしい妖精なのでしょう」
まどか 「お母様を?どういうことですの?」
最初に訪れたシンソウノレイ城から連れてきた少女を見る4人。
ちなみに、順路としてシンソウノレイ城が叔父様の家から一番近かったということで、28番のたっての
希望だったわけではない。
少女 「お母様は王妃なの。お母様に会いたくて400年の間、あのお城で待っていたのよ。
    今日、あなたたちがここに連れてきてくれました」
13ナナ 「400年?」
27番 「もしかして、ゆうr(ry
    (少女に聞こえないように)そういえば、王女には王妃の訃報は知らされなかったという。
    何も知らないまま、母親を待ち続け、衰弱して王女は…。しかし、足がある」
28番 「西洋の幽霊には足がありますよ。
    城を歩き回ったりするし、もしかしたら、フットサルもできるかもしれない」
まどか 「わたくしたちは、さっきのお姉さん達を助けたいのです。
     それがあなたのお母様を助けることになるかどうかはわからないけれど、案内してくださる?」
頷く少女。
13ナナ 「それにしても、あの二人、どうして急にいなくなったのかしら。
     私の剣を持つ手がガタガタ震えていたのは知っていたはずなのに」
少女が13ナナの首にかかっているペンダントを指差す。
13ナナ 「これは、祖母の形見の。古風なデザインが気に入ってて、ここに来るときにつけてくることを
     すぐに決めたのよ。まさか、おばあちゃんが守ってくれている?」
剣を拾い上げるまどか。
まどか 「とにかく、急ぎましょう。あのふたりに取り返しのつかないことが起きる前に。
     28番さん、何をなさっているの?」
28番 「使えそうな武器を探しています。何もないよりはいいでしょう。
    27番先生、剣の経験は?」
27番 「体育の授業で剣道をやったくらいだが」
28番 「それじゃあ西洋の剣は使いにくいかもしれませんけど、これを持って13ナナさんと
    一刻も早く城の外に出てください」
ガラスの展示ケースを叩き割って、中から取り出した剣を27番に渡す28番。
27番 「待てよ、俺も一緒に(13ナナをちらっと見る)」
13ナナ 「私も一緒に行きます!
     私にはおばあちゃんがついていますから、きっと助けになると思います!」
27番 「よし、決まりだ。28番、お前は何を持つんだ?」
28番 「使い慣れた道具の方が都合がいいですからね。
    16世紀の草刈り鎌の使い勝手がどうかはわからないけど。
    一応、植木バサミとサバイバル・ナイフ他はいつも持ち歩いてますから」
まどか 「それでは、お姫様、案内してくださいませ」
少女 「はい。こっちよ」
少女はそのまま壁をすり抜けようとする。
27番 「待った!俺たちは生身の人間なんだから、壁をすり抜ける芸当なんて無理だ」
困ったような顔をする少女。
少女 「でも、ここの地下から地下道に抜ける道はないの」
28番 「地下道への入り口は庭にあるかもしれない」
まどか 「庭に?」
28番 「ここに入る前に、このあたりにはありえない植物の群生を見つけたんです。
    地下からの霊気が植物の生態系に影響しているとすれば、あの近くに秘密の抜け穴が
    あるんだと思う」
27番 「お前の植物フェチも思わぬところで役に立つものだな」
飛びかかってきた鎧が、13ミミのカウンターパンチを受けて吹っ飛ぶ。
吹っ飛んだついでに味方を巻き込んで倒れる鎧。
四郎 「ミミ、起きたのか?」
13ミミ 「もうやだ!何で次から次に気味の悪いのが出てくるのよー!」
オリビア 「ナイス・パンチよ、13ミミ」
勲  「今のうちに奥へ!」
突き当たりの階段を駆け下り、鉄製の扉を開けて中へ駆け込む一同。
最後尾の雪之丞が鉄扉に閂をかける。
四郎 「追ってはこないみたいだな」
四郎の腕からぴょんっと飛び降り、更に奥へ歩いていこうとするこまめ。
長い下り階段が地下へと続いている。
雪之丞 「Let's go」
13ミミ 「ま、待ってよ!こんな所、行くの?」
四郎の背中から降りたものの半泣きになる13ミミ。
勲  「恐いなら残った方がいい。俺はこまめタンについて純を探しに行く」
13ミミ 「純ちゃんを探しに?どういう事?」
四郎 「俺達にもよくわかんねーんだけど、こまめの様子だと純が服だけ残してさらわれたか何かしたらしいんだ」
13ミミ 「純ちゃんが幽霊にさらわれた!?」
雪之丞 「さっきのGhostも13mimiとOliviaを狙っていたからna」
オリビア 「女の子だけを狙うなんて、許せないOBAKEだワ!」
13ミミ 「早く助けに行こう!純ちゃん、きっと今頃怖い目にあって泣いてるよ!」
こくんと頷き合い、四郎、13ミミ、勲、雪之丞、オリビアはこまめを追って地下に潜ってゆく。
時間は前後するが、純がハイランドに立つ前の東京商店街。
制服ミミの携帯を借りて電話をしていた翔が本屋の旅行ガイドのコーナーにいる制服ミミ・ナナの
ところにやってくる。
制服ナナ 「あ、翔君、イサイサ君は見かったって?」
翔    「うん。ひょっこり古城街道に来てたって。純を心配させて、本当にしょうがない人だな。
      ちょうど四郎兄たちが13ミミちゃん達と行ってるんで、純も追いかけるってさ」
制服ミミ 「ねえ、私たちも古城街道に行ってみない?」
ガイドブックを翔に見せる制服ミミと制服ナナ。
制服ミミ 「オダギリ城が若い女の子に人気なんだって」
制服ナナ 「18世紀に建て直されたオシャレな外見。庭には生垣でできた巨大迷路があるらしいよ」
制服ミミ 「調べてみたら、美加ちゃんたちが行ってるタタミイチ城より近いみたい。
      日のあるうちに行って帰ってこられるよ」
翔    「そうだね。じゃあ、綾姉に連絡してくる。それから、つかぴょんと銀ミカさんにも」
制服ナナ 「どうして二人に?」
翔    「凌も牛若君とでかけちゃって、綾姉がひとりになってしまうからよろしくって。
      両方に言っておけば、互いに牽制し合って、悪い考えは起こさないと思うしね」
制服ミミ 「さすがは翔君だね!」
制服ナナ 「じゃあ、まずはコンビニに行ってお菓子と飲み物を買ってこよう!」
翔    「遊びに行くんじゃなくて、あくまでも取材だからね!」
制服ミミ 「わかってる!必要経費で、ちゃんと部費で落としてもらうから!」
535もしもし、わたし名無しよ:2006/08/12(土) 14:11:14
制服ミミたんちゃっかり者だなw
地下迷宮の中。
巫女ののの手をつかんだまま立ち上がるキャプテン。
キャプテン 「そうだな、あいつらを探さないと。もちろん、みんな無事でいるにきまっているが」
巫女のの 「SDの気配がします。ひとりは13少年」
キャプテン 「寝ルカか、教室君か?」
巫女のの 「それから、SD少女」
キャプテン 「シルビーか、レオナか、それとも11番か8番か」
巫女のの 「そして、ミニっ子」
キャプテン 「ミニっ子?」

サシャ 「行き止まりだわ!やっぱり、さっきの道を右に行くべきだったのよ」
クリス 「仕方ない、さっきのところまで引き返そう」
やはり、同じ地下迷宮の中、リズを探すクリス、サシャ、トッピの3人。
トッピ 「ここ…か、さっきの分かれ道…は」
サシャ 「どういうこと?さっきは二本に分かれていたのに」
クリス 「今は三つに分かれている」
トッピ 「とにかく…右に行く…か?」
再び歩き出した3人の後ろから轟音が聞こえてくる。
サシャ 「な、なんなの!?」
振り向いたサシャの視界に、通路ぎりぎりの大きさの石が転がってくるのが見える。
トッピ 「た、たまげた…ぜ…」
クリス 「そこに細い横道がある。急いで飛び込むんだ!」
座り込みそうになるトッピを抱え込むようにして横道にとびこむクリスとサシャ。
そのすぐ後ろを大きな音を立てて石が転がっていく。
トッピ 「間一髪だった…な」
サシャ 「きゃああっ!!」
クリス 「今度は何?」
影   「美味しそうな若い娘」
影   「その魂が欲しい」
影   「その体をちょうだい」
不気味な影がサシャを襲う。
クリス 「サシャに何をする!」
腰にさした撮影用のサーベルを抜いて影に立ち向かうクリス。
影   「そんなちゃちな剣で我らが倒せるとでも思っているのか」
あざ笑う影達。
巫女のの 「悪霊退散!!」
そこにかけつけたキャプテンと巫女のの。
おまじないを唱えて護符を影に向かって投げつける巫女のの。
またたくまに、影は消滅する。
サシャ 「キャプテン!巫女ののさん!」
巫女のの 「間に合ったみたいでよかったです」
キャプテン 「クリス、サシャ、それに、そっちのちっこいのは船に遊びに来たことのあるトッピちゃんか。
       何してんだ、こんなとこで」
クリス 「撮影でダンゴ城にきてたんだけど、リズがいなくなっちゃって…zzz」
サシャ 「お兄様、寝ないで!」
クリス 「もう限界…」
キャプテン 「相変わらずだな」
そういいながらも、クリスを背負うキャプテン。
サシャ 「キャプテンたちは、どうしてここへ?」
キャプテン 「俺たちはお宝探し。地下通路に入ったとたんに激流に飲まれて、他の連中と
       はぐれちまった。それより、リズがいなくなったって話をもうすこしkwsk聞かせてくれ」
凌   「たえさん、戻ってこないね」
牛若丸 「うむ、どこかで迷ってしまったのか。では、目印代わりに笛を吹いてみよう」
 袂から笛を出し吹き始める牛若。ぼーっと笛の音を聞いていた凌だが、背後に気配を感じ振り返る
凌   「あ、たえさんお帰りなさ…!」
 
ウワーーーーー!!
たえ  「! あの声は凌殿、しまった体から離れた隙に…」

 影に囲まれる凌と牛若、そしてたえの体。
影  『…体……ちょうだい』
牛若丸 「たえ殿の体が狙われている、凌殿!」
凌  「う、うん!」
 震えながらもたえのお祓い道具を掴み、お札を数枚取り出すとめったやたらに投げつける凌。
 牛若も自分の小太刀に札を貼り影を斬りつける。
影  『邪魔な男達……いらない…』
 言うと影はガヴァーッと大きな口を開き凌に襲いかかっていく。
凌  「ウワーーーーーッ!」
 そこに小さな光の玉が飛び込んで来た。そして光は勢い良く輝き、影はその光でかき消された
 同時に戻って来るたえの幽体。
たえ 「凌殿、牛若殿!無事ですか?!」
凌  「う…うん」
 たえは自分の体に戻り、傷セシが罠のレバーを上げると檻は上がって行った
 そして光の玉は心なしか先ほどより小さくなりふよふよと飛んで行ってしまう
居候傷セシ 「さて、これからどっちに向かえばいいんだい?」 
たえ 「うむ、取りあえずは……凌殿っ、どこへ行かれるっ!」
 思わず光の玉を追いかける凌。
凌  「…あの、光の玉。なんだろう、どこかで…」

東京組-先ほどまで歩いていたこまめが突然動かなくなりパタッと倒れる。四郎が抱き上げ揺さぶるが反応はない
四郎 「おかしいな…こまめ、動かなくなったぞ」
勲  「こまめタン…」
オリビア 「オー!きっと電池が切れたのヨー」
勲  「オリリン、こまめタンはぬいぐるみだとさっき…」
13ミミ 「!! イヤーーーッ!また出たーーっ」
 13ミミが震えながら指差した先には光の玉がフヨフヨと飛んでいた。そしてこまめに吸い込まれて行く光の玉。
 ピクッと耳を動かしプルプルと顔を振るこまめ。そしてピョンとまた四郎の手から降りると歩き出す。
 しかし歩みが先ほどよりも遅くヨタヨタとしていた。
四郎  「一体なんなんだ?」
 5人がこまめに着いて行こうとすると背後から声がした
凌  「兄さん?!」
四郎 「凌?! なんでお前がここに?」
540単発:荒夜の熱い一日 1/3:2006/08/13(日) 04:01:20
注意:オリビアは豪快ネーちゃんでジョーとラブラブカポー
   13ミミと荒夜は百人一首ネタの時に面識有り。セクハラな台詞があります

--TOHYA-- 外で打ち水をしている遠夜。商店街はお盆のせいか人通りは少ない。
荒夜 (あ〜あっちぃし、客は来ねぇし、シンディも来ねぇしでつまんねぇなぁ〜。なんか面白い事ねぇ〜かなぁ〜)
遠夜 「頭の中でウジウジダラダラ呟くのはやめて貰えますか?ただでさえジメジメして鬱陶しいのが余計ですよ」
荒夜 (だったらその暑苦しい黒チャイナ脱いでもっと涼しい格好すりゃいいだろ)
遠夜 「店内はクーラーが効いているからこれくらいが丁度いいんです」
 水をまき終え、店に入って行く遠夜。カウンターに戻ると丁度お客が入って来る。
13ミミ 「オリビアさん、ここはね中国茶と桃まんじゅうがとっても美味しいんだよ」
遠夜 「いらっしゃいませ」
荒夜 (チッ なんだ、空手嬢ちゃんかよ…)
オリビア 「オー、涼しいネ。外はクレイジーな暑さヨ」
 パタパタと手で扇ぎながら入って来るオリビア。ビスチェから覗いた胸の谷間に遠夜の頭の中をダラダラと
転がっていた荒夜が起き上がる。
荒夜 (オイオイ、なんだよあのスーパーデラックスナイスバディは?!
    遠夜、代われっ!あのお宝を俺に生で見せてくれっ!)
遠夜 (何言ってるんですか?そんな事出来るわけないでしょう!)

13ミミ 「オリビアさん何にする?」
オリビア 「んー、そうネー」
 二人の前に水が運ばれる。しかし、いつもと違う真っ白な手に13ミミが顔を上げると…

荒夜  「ご注文はお決まりですか?」
13ミミ 「! こ、こ、荒夜!なんであんたがここにいるのよっ!」
遠夜  (な…なんで鏡がないのに入れ替わってるんですか?!)
荒夜  (俺はやれば出来る子なんだよw)
 メニュー立てに写った姿にウィンクし、そしてにんまりと悪戯めいた笑みを13ミミに向ける荒夜
541単発:荒夜の熱い一日 2/3:2006/08/13(日) 04:02:58
荒夜  「今日はお嬢ちゃんをからかいに来たんじゃないから安心しろよ。今日俺が用があるのは…」
 ピッとオリビア……の胸元を指差し。
荒夜  「あんただ、スーパーデラックスナイスバディのメリケンお嬢さん」
オリビア 「Me?」
荒夜  「イエス。よかったら俺と今夜熱い一時を味あわないかい?
     今日の太陽に負けない位熱い汗をかかせる自信があるぜ」
オリビア 「汗をいっぱいかくのネ?」     
荒夜   「あぁ、そして君のそのビッグマウンテンなバストを噴火をさせてやるよ」
13ミミ  「…なにその陳腐でオヤジな口説き文句」
 
 しかし、オリビアは全く気にもせずのんきに笑うと
オリビア 「オーケー、夜と言わず今からでもイイワヨ」
荒夜   「まじで?よっし、じゃあ早速」
 とオリビアの肩を抱き店を出て行こうとする荒夜
13ミミ 「ちょ、ちょっとオリビアさん待って」
荒夜 「おっと、お嬢ちゃんここからは大人の時間だぜ。それとも、一緒に混ざってひと夏の体験してみるか?w」
13ミミ 「///! ふざっ…」
オリビア 「それはグッドね。13ミミ、一緒に行きましょうヨ」
13ミミ 「はい?ちょ、ちょっとオリビアさ〜ん」
 13ミミにウィンクすると腕を掴み、店を出て行くオリビアと荒夜。
チャイナりお 「テンチョー、何騒いでるネー。…あれ?テンチョーどこ行ったヨー?」

 児童公園、狭い道を黒塗りベンツが横切って行く。冷房の効いた車内で快適そうに寛ぐシンディ。
 目の端に見知った顔が映り、そちらに視線を向ける
シンディ 「…あら?あれは」
 そして、またも「TOHYA」。シンディが店内に入るとカウンターでは遠夜に代わって怒り顔の
チャイナりおが迎えた。
シンディ 「こんにちは、店長さんいる?」
チャイナりお 「いらっしゃいなのネー。テンチョーどっか行っちゃったヨ。モー、お店ほたらかして
        何をしてるんだかっ!」
シンディ 「……じゃあ、やっぱりさっきの…クスw」
542単発:荒夜の熱い一日 3/3:2006/08/13(日) 04:03:52
オリビア 「ヘイ!ミスターコーヤ、まだ30回なのにバテバテネッ!」
荒夜  「なんで…」
 汗だくで上下運動を繰り返す荒夜
オリビア 「そんなんじゃ私、熱くなれないヨッ!w」
荒夜  「なんで俺、腕立てなんかやらされているんだよっ!」

 いつの間にかジャージ姿に「根性」と彫られた木刀を持っているオリビア。
 荒夜の横では余裕顔でヒョイヒョイと腕立てをしている13ミミ。
13ミミ 「いいんじゃないの〜?たまには健康的に汗を流してみるのも。ついでに下心も流しちゃいなよw」
荒夜  「俺から…それを取ったら…何にも残らねぇっ…ての…」

雪之丞 「HEY!13mimi、Olivia。トレーニングかw 俺も混ざるZE!!」
オリビア 「ジョー!」
 徐に上着を脱ぎ、上半身裸に尋常じゃないスピードの腕立て伏せを始める
オリビア 「オー!クレイジー!最高ヨ!」
雪之丞 「まだまだ、これからが本番だZE!」
 今度は片手で腕立てをし、それを左右やはり尋常じゃない速さで繰り返しすジョー
荒夜  「…(;゚Д゚) なんだこの脳筋男は…」
オリビア 「グレイト!素敵だワ!
     ジョー、貴方の腕立てを見ていると私のビッグマウンテンなバストが大噴火を起こしそう」
13ミミ 「オリビアさん、それ外で使わないでください…///」
荒夜  「あーっ!もうっやってられるか、チクショーーッ!!なんで俺がこんな目に合うんだよーー!!」
遠夜  (それは私の台詞だーーーーーーっっ!!!)

シンディ 「明日はお店お休みね クスクスクスw」
チャイナりお 「? 明日もいつもどおり営業するヨー?」
シンディ 「臨時休業よw」
543もしもし、わたし名無しよ:2006/08/13(日) 08:02:09
次の日筋肉痛確定のてんちょーテラアワレスwwww
荒夜って人一倍暑さや日差しに弱そうだよね。
544もしもし、わたし名無しよ:2006/08/13(日) 09:37:06
黄変しちまうぞ荒夜w

オリビアGJ。いいキャラだ。
一人事態が分かっていないチャイナりおテラカワイス
突如、壁に現れた抜け穴に最後のミニっ子が飛び込むのを見て、トニーとカイも飛び込む。
力を合わせて壁を元に戻し、後に続く。
ヒューイ 「兄さん、大丈夫?」
トニー 「ああ。他のみんなも無事か?」
ヒューイ 「うん!兄さん、カッコよかったよ!さすがは僕の兄さんだね!」
トニー 「そ、そうかい?夢中だったからね」
より 「今のはなんだったのかしら」
里28番 「認めたくはありませんが、お化けとか亡霊とか、そういうたぐいのものみたいですね。
      僕も自分の目で見たのでなければ、信じられないところですが」
ミシェル 「追っては来ないみたいです。とりあえず、進むしかないようですけれど、
      この抜け道はどこにつながっているんでしょう?」
みどり 「少しずつ下に降りてるみたい。外に出られるのかな」
美加 「健ちゃんやあきらちゃんたちのいるところにつながってるといいんだけど」
薄暗い通路を里28番とマリオ、マリーが先頭になって進む。
13キラがトニーに近づく。
13キラ 「さっきはありがとう」
トニー 「自分のすべき務めを果たしただけですよ」
さらに13キラがトニーに顔を近づける。
トニー (え?何だ?お礼のキ…)
13キラ 「あなた、ツッパリね」
トニー 「な、何ぃ!?」
13キラ 「可愛い弟君の前では優等生の振りしているけど、さっきの剣の振り回し方、不良が
     鉄パイプを振り回すのと同じだったわ」
トニーが何も言えなくなっているのを見て、ふふんと笑う13キラ。
13キラ 「安心して。黙っていてあげるから」
トニー (いったい、このナオン、何たくらんでやがる?)
エルシー 「ヒューイ君のお兄ちゃま、13キラお姉ちゃまといいふいんきね」
ヒューイ 「僕の兄さんだからね。レディにモテモテなのさ!」
ユニ 「それは少し違うと思いまつよ」
より 「みんな離れないで、固まって歩いて、きゃ…」
よりの足元の石が崩れる。とっさに手を伸ばして、よりの体を引き戻す里28番。
より 「あ、ありがとう!え?これは?」
目の前に広がる大きな穴を見て唖然とするより。
13キラ 「大人ならなんとか向こうまで飛び越えられるかもしれないけど、ミニっ子には無理ね」
カイが穴に石を投げ込む。
乾いた音が聞こえる。
ミシェル 「深さは約7メートル」
トニー (なんでわかるんだよ!)
こはく 「他に道はないのかよ!」
ひすい 「あるわけないじゃない。ここまで一本道だったんだもの」
13キラ 「トニー君、マッチ持ってるでしょう?ライターでもいいわ。貸してごらんなさい」
13キラがマッチの火で照らす。すると、壁に一枚岩の扉が浮かび上がる。
マリオ 「ここに扉がある。だけど、どうやったら開くんだ?」
押しても引いても扉は開かない。
マリー 「急いで!追っ手がこっちに向かってる!」
音を立てて近づいてくる鎧の一団。
里28番 「ここはタタミイチ城。まさか、日本の家のように引き戸になっているんじゃ…」
扉のくぼみに手をかけ、横にずらす里28番。
扉は簡単に横にすべり始める。
最後に扉の中に入ろうとしたトニーにヨロイの騎士が迫る。
トニー 「これでも食らえ!」
亡霊に向かってナメヌコの写真入定期券入れを投げつけるトニー。
亡霊がナメヌコを見て可愛いと思ったかどうかはわからないが、後を追っては来なかったので、
そのに間に扉の中にすべり込む。
東京8月13日夕刻。
ちょっと歪んだ、いかにもお手製いう感じのキュウリの馬が、ちょこんと飾られている。
その自宅の門の前で麻殻に火をくべ、しゃがんで手を合わせている一人の女性がいた。
綾 「父さん母さん、お帰りなさい。今日はちょっと、みんな出かけてるんだけど。
   送り火の時は、みんなで賑やかにするわね。お供え物は、母さんの好きな・・・」
そこに、いかにも混み○直帰という格好で、全力疾走して来る一つの影が。
司 「あああ綾さ〜〜〜ん!!!」
綾は顔を上げた。
綾 「司君?」
司 「さ、さっき翔から電話をもらって!! だ、誰もいないんじゃ綾さん寂しいじゃないかって!!
   えっと・・・」
ビッ○サ○トから全力ダッシュしてきたため、HP0となり口もきけなくなった模様。
綾は笑って、ポケットからハンカチを出した。
綾 「司君、すごい汗よ」
司 「す、すみませ・・・」
綾 「あがって。うちに冷たい麦茶があるの。あとお素麺もたくさん作り過ぎちゃって。
   せっかくだから」
綾の言葉を遮るように橘家の前に高級外車が滑り込み、一人の男性がすっくと降り立った。
銀ミカ 「それは、素敵なお誘いだね。綾」
orzとなる司を踏みしだき、フルーツバスケットを綾に手渡す。
綾 「あら、銀ミカもきてくれたのね。お盆休みもないくらい忙しいって言ってたのに。
   大丈夫なの?」
銀ミカ 「君が一人の夜を過ごしていると聞いて、じっとなんかしていられないよ。
     これ、お供え物にどうぞ。お盆だからね」
その瞬間、燃やしていた麻殻が、急に光を放った。
綾 「きゃっ!!」
司 「何だ、これは!!」
銀ミカ 「綾、危ないから下がって!!」
まぶしさに目を閉じると、どこからともなく、のんきな男女の声が聞こえる。
「今年はちょっと、古城街道に寄ってくんで遅くなりそうー。
 いつもの桃のお菓子は取っといてねー」
「父さんは、白雪羹が好きだー」
綾は我を忘れ、叫んだ。
綾 「父さん!? 母さん!?」
返事はない。目を開けると、火の消えた麻殻が、細い煙をたなびかせている。
制服ミミ 「制服ミミと!」
制服ナナ 「制服ナナと!」
翔     「翔の!」
ミミナナショウ 「突撃インタビューーーー!!!」
制服ミミ 「今日は、今もっとも熱いスポット、ハイランド古城街道にやってきています!」
制服ナナ 「その中でも、ここは若い女性に人気のあるオダギリ城です!」
翔     「16世紀に焼け落ちましたが、18世紀に建て直され、中世の雰囲気を残しながらも
       おしゃれな外観となっており、いにしえのロマンを呼び起こさずにはいられません」
制服ミミ 「ここはまた、『ハイ黒』でハイランドの女王の恋人が亡くなった場所としても知られています」
制服ナナ 「では、庭に降りてみましょう。庭には有名な巨大迷路があります。
      今しも、若いカップルが。ちょっと、インタビューしてみましょう」
翔     「すいません!インタビューよろしいでしょうか?こちらへはお盆休みを利用して?」
13のの 「あら、こんにちは。ええ、そうなの、なかなかお休みがとれなくて。
      一度ここに来てみたいと思っていたのよ。ねえ、ニコ」
黙って頷くニコラウス。
制服ミミ 「実際に訪れた印象は?」
13のの 「すごく素敵。予想以上だわ。ありがとう、ニコ。一緒に来られて幸せよ。ちゅっ」
制服ナナ 「…えーと、さすがはこのスレの初代らぶらぶカポー。めりけんカポーに負けない貫禄です。
      インタビューありがとうございました」
翔     「では、僕たちも迷路に入ってみましょう」
制服ミミ 「わあ、すごい!これ、本物の植木が並んでるのね」
制服ナナ 「あら、やだ。なんだか急に暗くなってきたわ」
翔     「制服ミミちゃん、制服ナナちゃん。あれ、どこに行ったの?」
制服ミミ 「翔君、制服ナナちゃん、どこ?きゃあ、なんなの!?」
突然、制服ミミの前に黒い影が。
影     『ぴちぴちした若い娘だ。その体をもらうよ』
一方、制服ナナの前にも。
影     『活発な若い娘、その魂がほしい』

制服ミミナナ 「「いやああぁぁっっ!!!」
翔     「ミミちゃん!!ナナちゃん!!」

13のの 「ねえ、ニコ、私をつかまえて。ニコ?きゃあーーーーっ!!!」

ニコラウス 「13のの!?」

翔      「ミミちゃん、ナナちゃん!どこだ!あ、ニコさん」
ニコラウス 「13のの、いなくなった…」
翔      「とにかく、ここを出て、高いところに上ってみよう。お城の上からなら」
迷路の入り口にたどり着いた二人の前に現れたのは。
闇ミカ 「ニコさん、翔君、ここで何をしてるの?」
翔      「闇ミカさん、どうしてここへ?」
闇ミカ  「ゴスサラがいなくなったんだ、あの森の中で」
うしろの鬱蒼とした森を指差す闇ミカ。その隣にはベイベキラとピエロキラがいる。
闇ミカ  「ゴスサラの気配を追って、ここまで来たんだ」
こちらは地下迷宮の何処か。
水の中に落ちてきた延、ノエル、健、あきら。
13少年SDにとっては腰の高さの水深でも、MSDにとっては足が立つか立たないかである。
延  「お、溺れる!誌ぬ!!」
足をバタバタさせてもがいている延、垂直にジャンプしてたまに水面に顔を出しては空気を吸っているノエル、
何とか体勢を立て直して泳ごうとしているあきら、プカーと浮いたまま動かない健。
ミニっこ達を見て顔を見合わせる寝ルカとシルビー。
寝ルカ 「な、何でチビ君達がここに?」
シルビー 「何だかわかんないけど、放っておいたら溺れ氏にそうだわ。
      ちょっと、あんた達!今助けたげるから落ち着きなさい!」
水の中を歩いてミニっこ達の所に行き、祭壇の上に引っ張り上げるシルビーと寝ルカ。
ぜいぜいと息を整えるノエル探偵団。
あきら 「た、助かった」
寝ルカ 「君達、どうしてこんな所に?」
ノエル 「それは延のせいで」
理路整然と今までに起きた事を説明するノエル。
延  「そうなんです。全部ノエルが悪いんです」
ノエル 「どうして今の話で僕が悪いって結論になるんだよ!」
寝ルカ 「言い出した人も、止めないでついてきた人も同罪。
     これに懲りて、立ち入り禁止の所に入っては駄目だよ。危ないじゃないか」
シルビー 「でも危険を乗り越えないとお宝は手に入らないわ」
延  「さすが海賊お姉様、よくお解かりで。
    ここで会ったのも何かのえんです。シルビーお姉さんと寝ルカさんも探偵団に入れてあげます。
    じゃあ、お宝目指してノエル探偵団いざ出発!」
シルビー 「待ちなさい」
立ち上がった延にピシッとチョップを入れるシルビー。
シルビー 「助けてあげたのはあたし達だって事をお忘れでないよ。
      あんた達は、今からあたし達シルビー海賊団が吸収合併するわ!」
延  「えええええーーーーーーー!!」
シルビー 「ボスはあたしレディ・シルビー。参謀は寝ルカ先生。
      あんた達は下っ端。文句はないわね?」
延  「理不尽な!健とあきらだって、ノエル探偵団のがいいよね?」
あきら 「延よりシルビーさんのが頼りになりそうだよな」
健  「うん」
ノエル 「レディ・ファーストが紳士の務めだしね」
多数決で結成される、シルビー海賊団。
部屋の入り口付近の水深が浅い所までミニっこ達をピストン輸送し、
そこからは歩いて廊下に出る。
寝ルカ 「問題はここが何処なのか全く分からないって事ですが」
シルビー 「要はお宝の所に辿り着けばいいんでしょ。そこで待ってればキャプテン達もそのうち来るはずよ」
寝ルカ 「そのお宝の場所に、どうやって行けばいいんでしょう」
シルビー 「そんなものは野生の勘と嗅覚で何とかなるわ!」
553もしもし、わたし名無しよ:2006/08/15(火) 17:07:06
そう言えば、千夏と空太って話題にならないね。
やっぱり幼SDって設定思いつきにくいのかな?
554もしもし、わたし名無しよ:2006/08/15(火) 17:12:09
正直幼はキャラ立ちしづらい
555もしもし、わたし名無しよ:2006/08/15(火) 17:51:14
幼キャラで最多登場(と思う)ゆきは、榊ちゃんの親馬鹿愛の力が大きいからなー。
夏空のキャラ立ちは、誰と仲良くなるかにかかってる?かな。
556もしもし、わたし名無しよ:2006/08/15(火) 18:08:39
ゆきは親馬鹿愛もそうだし、天使だから比較的喋らせたりしやすいのかも
霞にもいえることだけど(って霞は単語喋りだけどさ)
557もしもし、わたし名無しよ:2006/08/15(火) 18:27:11
ゆき、霞…天使
ピッコロ、アン…妖精
鈴菜、蓮花丸…赤ん坊

千夏空太は○菘よりは年上っぽいね。
タラちゃんイクラちゃんくらいの年?
558もしもし、わたし名無しよ:2006/08/15(火) 18:28:39
でも妖精でお喋り出来るピコアンには影薄のノロイがついてるのはやっぱり
二人を引き立たせるキャラが傍にいないからじゃないのかな
559もしもし、わたし名無しよ:2006/08/15(火) 18:39:27
同じ幼2人だとキャラの差別が難しいかも
ゆきと榊みたいな感じで、片方が幼、もう片方は年上
とかの方が動かしやすいのは確か
560もしもし、わたし名無しよ:2006/08/15(火) 18:52:20
>558
「妖精」そのものが影薄なんじゃなかろうか。
丸目も白ナーシャもフィリスリリスも出てこないし…。
561もしもし、わたし名無しよ:2006/08/15(火) 19:05:32
新限定29〜31ヘッドを加えて『妖精界編』でもあれば、
ちょっとはキャラ立ちするだろうか>妖精s
562もしもし、わたし名無しよ:2006/08/15(火) 19:09:46
まあこんだけ多人数なんだから、
キャラ立ちしなかったり影薄の呪いがかかるのも
仕方ないって
563もしもし、わたし名無しよ:2006/08/15(火) 19:12:06
妖精王国作るなら、ヌコルカとヌコクリス、白ナーの兄ちゃんとして出したら駄目かな?
564もしもし、わたし名無しよ:2006/08/15(火) 19:23:51
いんでない?
白ナーも黒ナーもスキなので、ぬこ仲間で出番が増えるとうれしい。
565もしもし、わたし名無しよ:2006/08/15(火) 19:53:58
>562
だね。
単純に考えても
SDの新作が出てキャラが増えるペース>>>>>>>書き手が増えるペース
だしな。
566もしもし、わたし名無しよ:2006/08/15(火) 20:29:36
今、書き手ってどれくらいいるんだろ?
最近の投下数見てると2〜3人くらいしかいなさそうだな
567もしもし、わたし名無しよ:2006/08/15(火) 22:32:26
文体で何となく、自分以外に少なくとも三人くらいはおられるような…
(根拠0)
568もしもし、わたし名無しよ:2006/08/15(火) 22:46:36
5人はいるね。
文体、及びネタの傾向。
文体は真似することもわざと変えることもできるけど、
文体変えて一人で書いてたら笑う。
ここはDの城。Dが天球儀を前に座っている。
D  「この惑星の配列。滅多にはお目にかかれないカタチだね。
   そして、災いや凶事をもたらす闇の方角からの箒星。
   まあ、難しい話は省略しよう。要するに、全てがある一点を指し示している(゚Д゚)y─┛」
叔父様 「それがハイランドの古城街道だというのかね?」
D  「古城街道に眠る財宝の話は叔父様も知っているだろう?」
叔父様 「あれはただの伝説だと確定しているのではないのかね?」
D  「それはどうでもいい。だが、お宝にとりつかれた亡者の霊がさまよっているのは確かだ。
   それに加えて、どうやら地獄の釜の蓋が開いちまったらしい。
   そこから飛び出した悪霊どもが先住の霊と結びついて、とんでもない悪さを始めたらしい」
叔父様 「その悪霊たちを退治する方法は?」
D  「あいにくだけど、悪霊退治は魔女の領域じゃない。もともと魔女は人間のお友達じゃない。
   悪霊を呼び出すことはあっても、人間のために悪霊を退治するなんて、聞いたことがないね」
叔父様 「D!?」
D  「ただし、身内に危害が加えられようとしているなら話は別だ。同族だろうと容赦はしない」
ヒース 「さっきから聞いていれば、われわれに協力する気はあるのかないのか、どっちなのだ?
     協力する気がないのなら、われわれだけで古城街道に向かうが」
D  「おやおや、我慢できない坊やだね。
   ところで、その貴族服のポケットに入っているものはなんだい?」
ヒース 「む?これは、まどか嬢に借りた本だ」
何故か少し恥ずかしげにするヒース。
D  「『盂蘭盆会について』?ふむ、これが役に立つかもしれないね」
ヒース 「は?これが?」
D  「そして、ルカ。あんたが首から下げてるのは?」
ルカ 「おっ、よく気がついたな!これはゴーストレーダーといって…」
D  「たわいないオモチャのようなもんだが、ちょいと手を加えれば」
ルカ 「オモチャだとう!?うわっ!な、なんだ!」
突然まばゆく光りだすゴーストレーダー。
D  「そいつが、時の迷宮に導いてくれるだろう。黒ナーシャをお供につけよう」
黒ナーシャ 「Dたま、お呼びでつか?」
叔父様 「D、あんたは?」
D  「あたしには、まだこっちですることが残ってるさ。
   魔方陣は書いてあるが、呪いで空間が歪められている。無事、たどりつけるかは、あんた達次第だよ」
ルカ 「俺たち次第って、なんだよ!無責任な!」
D  「おや、自信がないのかい?」
ルカ 「ないわけねーだろ!アニキや弟が気がかりだ。アニキも弟も誰に似たのか空回りだからな!
   俺が行ってやらなきゃ!」
ヒース 「君には言われたくあるまい」
叔父様 「聞いただろう、アナイス。決して平易な道ではない。お前は残っていなさい」
アナイス 「いいえ、叔父様、私も行きます。エマお姉さまを助けたいのですもの」
D  「よく言ったね。では、アナイスにこれをあげよう」
アナイスの首に鍵のついたネックレスをかけるD。
ルカ 「また鍵か!」
ヒース 「D嬢ともあろうものが、ネタが尽きたか?」
D  「これは隠された財宝の箱をあける鍵さ」
ルカ 「財宝?ほんとにお宝はあるのかよ!」
D  「それもあんた達次第さ」

叔父様、アナイス、ヒース、ルカ、黒ナーシャの乗った魔方陣が宙に消えてひとり残されるD。
D  「黙って人の後ろに立つんじゃないよ!」
V  「あらぁ、怖い顔。そんな顔してると、あの純真な少年に嫌われるわよん」
D  「よけいなお世話だよ!」
V  「よけいなお世話したくなっちゃうのよね、Dちゃんを見ていると」
D  「そんなことより、話は聞いていただろう」
V  「もちろんよ!お盆かあ。盛大な送り火を焚かないとね(はあと)」
571もしもし、わたし名無しよ:2006/08/15(火) 23:29:05
みんな凄いな、文体とかネタの傾向がつかめるのか…
どういう分類になってるのか、微妙に知りたい気もw
572もしもし、わたし名無しよ:2006/08/16(水) 20:25:41
このスレでキャラになってる人(SD実体の無い叔父様とかも含む)数えてみたよ。
誰かを素で忘れてなければ141キャラぐらい居た。
出番争奪戦は熾烈だな…
573もしもし、わたし名無しよ:2006/08/16(水) 22:11:09
自分、たまにしか来ない読み手側だけど、
そのとき巧く乗っかれそうなネタがあると、ちょこっと小ネタを投げたりする。
その小ネタにまたレスがついて、スレのデフォ設定になってくれると素直に嬉しいよ。

長編は読むの好きだけど、巧く話の流れに乗るのって難しいし、
長編書ける職人さん尊敬する。
ハイ黒とその一連の外伝なんてすごい出来だと思う。

おいらみたいな小ネタ専用職人見習いは結構いるんじゃなかろうか。
574もしもし、わたし名無しよ:2006/08/16(水) 23:17:16
凄くうまく回ってるホント良いスレだよね
いつも感動してる
575もしもし、わたし名無しよ:2006/08/16(水) 23:36:32
小ネタがデフォ設定になると、素直に嬉しい。
でも時々、「やりすぎたか?!」と思ったネタもキャラデフォになってしまって、
たまに切なくなる。後を綺麗に引き取ってくれる他職人様に感謝。

とりあえず、榊ちゃんと大人組司先生に謝っておこう。ごめんなさい。
576もしもし、わたし名無しよ:2006/08/17(木) 01:03:11
自分は厨榊ちゃんや大人組犯罪司先生が大好きだw
577もしもし、わたし名無しよ:2006/08/17(木) 07:19:27
ちょっと待て、大人組『犯罪』司てwww

かく言う自分も、犯罪司先生の信奉者の一人だが
もちろん厨榊ちゃんもフェチで屈折した28番もDQNな叔父様も
言う事聞かない悪たれミニっこたちもみんなみんな愛しているぞw
※28番まどか、27番13ナナ注意。28番はフェチで屈折で天然ですw

『大きくなったらおっかさんみてえな立派なええじぇんとになるだよ』
『またエマが夢みてえなこと言ってるだよ』
『おめえなんか、ええじぇんとになれるわけねえだよ!やーいやーい!』
『何をしている!?エマをいじめるな!』
『28番でねえか。おめ、また出戻りか。これで何度目だや?』
『19回目』
『28番、おめ、訛ってねえか?』
『町の里親のとこにいたからって、調子こくでねえだよ』
『生意気だど。やっちまうべ!』
『喧嘩はやめるだよ!わたすのために争ってはなんねえだ!』

シシド城の庭から地下道に降りた27番、13ナナ、28番、まどかと幽霊の姫君。
まどか 「エマさんに恋をなさっていた?怒らないから、正直にお話しなさって」
28番 「それはないですね。俺、施設でも里親のところでも、なんとなく居場所がなくなっていて、
    エマが俺に似ていたからかもしれないな。妙に気になったのは。
    でも、母親の思い出を話すエマが羨ましくもあったし、そう…多少ねたましくもあった」
まどか 「わたくしもエマさんが羨ましいですわ。あなたと過去の一時期を共有できて。
    それに、結婚するなら、エマさんのような方が理想的ですわよね。優しくて家庭的で」
28番 「そうですね。13ナナさんも理想のお嫁さんタイプですね。あと、家庭的といえば綾さんとか」
まどか 「他には?」
28番 「うーん、俺のまわりにはそのくらいしか思いあたら…」
いきなり持っていた剣を28番めがけて振り下ろすまどか。必死でよける28番。
28番 「まどかさん!なに怒ってるんですか!?また目がバーミリオンになってる!!」
まどか 「知りませんわ!」
ぷんぷんしながら13ナナのところにくるまどか。
13ナナ 「ふふ、28番さんがかわいそう。どうしていいかわからなくて、困っているわ」
まどか 「あのくらい困らせてさしあげないと。本当に、どうしてあんなに女心がわからないのかしら」
まどか 「ねえ、お姫様、教えてくださいませんこと?王妃様はどのような方ですの?」
まどかが姫君に訊ねる。
姫君 「お母様はとてもやさしかったの。でも、好きな男の人ができて、私のことを忘れてしまったの。
    だって、ずっと待っていたのに会いに来てくれないのですもの」
まどか 「それはきっと、会いにこられない事情があったのに違いありませんわ」
13ナナ 「そうですよ、お姫様。子供のことを忘れる母親なんているはずありませんもの」
姫君 「そう思う?本当に?」
一方、所在無げに27番のところにやってくる28番。
27番 「28番、お前、意外と女心がわからないやつなんだな」
28番 「わかるわけないじゃないですか、男なんですから」
27番 「ところで、この剣、けっこう重いな」
28番 「ニッポンの剣道をやっていたなら、レイピアやサーベルより、両手持ちの剣がいいと思って。
    フェンシング用のレイピアって、意外にも日本刀と同じくらいの重さがあるんですよ。
    素人があれを扱うよりは、そいつを振り回すほうが敵には脅威ですからね」
27番 「素人で悪かったな」
28番 「それ、クレイモアと言って、14世紀から17世紀にかけてハイランダーが使ってた剣で、
    両手持ちの剣の中でも軽い方なんですよ」
27番 「これがクレイモアなのか!?」
28番 「知ってるんですか?」
27番 「俺を誰だと思ってる。歴史ヲタの教師だぞ!あ、自分で言っちまった…。
    しかし、お前、詳しいな。それとも、英国人なら常識か?」
28番 「俺をただの植物フェチだと思ってたでしょう?」
27番 「思ってた」
28番 「サーベルの使い方は先代に教えてもらいました。他にもいろんなことを教えてくれたな…。
    女性の口説き方以外は」
27番 「先代?お前の庭師の師匠か?」
28番 「まあ、そんなようなものです」
姫君 「誰か来るわ!」
28番 「エマか?」
しかし、現れたのは古びた衣装を纏った女たちだった。
女 『あなたの体をちょーだい』
女 『その魂が欲しい』
まどか 「何者!?」
剣を構えて13ナナを守ろうとするまどか。
28番 「危ない、まどかさん!」
27番 「こいつら、体が透けている!ゆ、幽霊!」
姫君 「お下がりなさい!この人たちは私が連れてきたのよ。王女の命令にさからうことはなりません!」
女 『あの時代では王女だったかもしれないけどね、あたしたちはあなたの召使じゃない』
女 『その獲物はわたさないよ!』
27番 「13ナナさんに何をする!」
27番が剣を振り回すが、女たちの体を素通りしてしまう。
女のひとりが13ナナに掴みかかろうとするが、首のペンダントを見てたじろぐ。
他の女がまどかに襲いかかろうとする。
剣を振り上げるまどか。同時に28番がまどかの前に飛び出す。
女 『邪魔をするな!』
女が28番に飛びかかろうとした瞬間に、まどかの持っていた剣が青白い光を帯びる。
それを見て、28番がまどかから剣を取り上げ、女たちに切りつける。
断末魔の叫びをあげて、たちまち消え失せる女たち。
剣の輝きはしだいに弱まり、小さな光となってフワフワと飛んでどこかへ行ってしまう。
27番 「どうした、28番?」
剣を握りしめたまま、呆然としている28番。
28番 「……先代?」
581もしもし、わたし名無しよ:2006/08/17(木) 09:29:44
28番がだんだんうざくなってきた今日この頃。
同じようなカップルばっかだとつまらないっていうのはわかるんだけど。
582もしもし、わたし名無しよ:2006/08/17(木) 12:00:15
28まどで、まどかは28番が好きで嫉妬深いってのが多いけど
28番のまどかへの接し方が職人さんによってマチマチだから
28まども樹形図あるといいな
583もしもし、わたし名無しよ:2006/08/17(木) 15:11:48
樹形図考えてみたんだけどうまくまとまらなかった。
28番からまどかへの接し方を分けてみるとこんな感じか?

例題:28番がまどかに映画に誘われた場合

<1>普通に付き合ってる説orいいお友達説
28番 「映画ですか?いいですよ。いつ行きましょうか」

<2>身分差に劣等感を持ってる説
28番 「とんでもない。まどかさんのような良家のお嬢様が
    俺みたいな労働者階級の男と二人で出かけるなんて、ありえませんよ。
    まどかさんの経歴に傷がついて一生の汚点になります」

<3>天然or天然を装ってかわしている説
28番 「映画?大作スパイ映画ですか?
    それだったらヒースさんやエマお嬢様も見たがるんじゃないかな。
    ヒースさん達も誘ってみんなで見に行きましょうか」
ムッツリーズの28番だったらどうなるか考えてみる。>583の<3>から分岐。
小ネタのベースにヒー叔父、トニーグラドル好き、キャプのの、ネルミミあり。
馬鹿馬鹿しい下ネタ注意。
ハラージュとシブヤは山手線一駅、普通に歩ける距離です。

ヒース 「…というわけで。28番とまどか嬢とエマと僕の四人でスパイ映画を見てきたのだ。
     トムクルも悪くはないが、叔父上の渋みには遠く及ばないな」
トニー 「何だ、そりゃ?何でまどかと二人きりで行かねーんだよ」
28番  「二人で映画を見に行くって言ったら、典型的なデートじゃないか。
     スウィートドリームで茶飲み話するのとはわけが違う」
29番  「人の職場をムードが足りないみたいに言うな」
寝ルカ 「だから、典型的なデートのチャンスをどうして自分からフイにするんですか!」
28番  「じゃあ想像してみてください。シブヤで映画を見た後どうしますか?」
トニー 「シブヤの後?ハラージュのアイドルショップで水着グラドルの生写真を物色する」
キャプテン 「ハラージュか…メイジ神宮に連れてかれそうだな」
寝ルカ 「ハラージュでしょう?クレープ屋さん巡りですよ」
ヒース 「君達。仮にもSDなのだから、ネストハラージュにも顔を出してやりたまえ」
28番  「脱線しすぎ!シブヤですよシ・ブ・ヤ!勝手に隣町に移動しないでください!
     映画を見た後はコ洒落たレストランで食事をして、その後」
トニー 「ドーゲン坂のホ○ル街へ直行だな」
28番  「そうですよ」
ヒース 「そうなのか?」
28番  「トイレに立った隙にワインに一服盛られて、気がついたら
     まどかさんとリ○ちゃんキャッスルみたいな宿泊施設の中…
     なんて事になったらどうするんですか!」
キャプテン 「食えば?」
28番  「いや、まだ心の準備が……いざって時に萎れた朝顔みたいになってたら
     まどかさんに恥をかかせてしまいます」
29番  「というかお前がトラウマになりそうだな」
28番  「そういう理由で。俺はもっとこのサロンで勉強して、自信をつけてから
     まどかさんとの本気デートに臨みたいんです」
ヒース 「む。それは見上げた向学心だ」
寝ルカ 「そうですよね。日頃の予習復習が、試験で勝つための秘訣ですよ」
トニー 「で、今日の教材は何なんだよ?」
ヒース 「門番君が『ナツコミミッカメ・ダンセイムケソウサク』で買ってきてくれた
     ドジーンシーだ」
キャプテン 「どれどれ?……こっ、これは!」
トニー 「すげ!マジかよ!」
寝ルカ 「これなんかほら、見てくださいよ!」
次々に教材を手にとって勉強を始める一同を見て呟く29番。
29番  「この学習法で、試験に勝てるとは……とても思えませんが……」
586もしもし、わたし名無しよ:2006/08/17(木) 18:42:52
>>581
欠点と可愛げは紙一重だからね。
うざいと言うなら叔父様やニコラウスの独占欲も人によってはうざく感じると思う。
587もしもし、わたし名無しよ:2006/08/17(木) 18:52:21
>>585
「食えば?」って、キャプテン…w
588もしもし、わたし名無しよ:2006/08/17(木) 19:03:35
>583
<4>植物フェチ説
28番 「ちょうどよかった。俺、見たい映画があるんですよ」
と言って、延々庭園を撮り続けただけとか、自然公園を撮り続けただけの
ドキュメンタリー映画に連れて行き、見終わった後でうざいほど薀蓄語りをする。
589もしもし、わたし名無しよ:2006/08/17(木) 19:07:50
>587
そんなキャプテソは自分がその状況になったら手を付けられないに1000ムッツリ。
590もしもし、わたし名無しよ:2006/08/17(木) 19:43:50
>>586
28番を「可愛げあるいじけ虫」として書く自信の無い自分。つい敬遠しちゃうんだよなー。
591もしもし、わたし名無しよ:2006/08/17(木) 20:12:48
>588
ちょwwww
それ空気読まない駄目なヲタの典型wwwww
592もしもし、わたし名無しよ:2006/08/17(木) 20:31:54
28番の駄目駄目っぷりは個人的に大好きなんだが、
28まど異色?ネタとして
「28番はまどかをとても大切にしているのに、何故か彼女はそれには気付けない」とか
「土壇場までまどかがリードしていて、最後の最後で28番下克上!」とか
読んでみたい気もする。
593もしもし、わたし名無しよ:2006/08/17(木) 21:35:09
28まどカポーの萌えポイントって
勝ち気なお嬢様に惚れられた駄目男萌えなの?
桔梗 「榊さま、オミタムァ里帰りツアーきゅうり1〜108号、すべて無事出発しました」
榊 「ご苦労でした。次は地獄の釜の問題ですね」
榊はファイリングした書類を確認して棚に戻す。
桔梗 「しかし、なぜ地獄の釜の蓋が開いたのでしょう。
    あれは地上によりどころがなく、悪霊化したオミタムァを封じ込める場所。
    美加さまと健さまの結界は、完璧だったはずです」
榊 「私もそれについて考えていました。地上は世知辛く、体(ボディ)を持たぬ
   オミタムァたちにとって、それこそ地獄のような世界だったのでしょう。
   彼らを釜の中で落ち着かせ、折を見て浄化する予定ではありましたが」

女神美加 「榊、桔梗。これを見てください」
大きな巻物を二人がかりで抱えた、ゆきと霞を従えた女神美加が現れる。
テーブルの上に広げたそれは、巨大な天体図だった。
女神美加 「まれに見るこの惑星の配置。闇の方角から横切ろうとする彗星。
      星々の波動を揺らがす凶星です。影響が天界にまで届き、釜の結界をゆるませました」
デカ健 「このまま放っておけば、普通に帰ったオミタムァたちも悪霊化しかねないね」
白鳥 「そんな! 善良なオミタムァさんたちが、お家で暴れたりしたら…」
白蓮 「なんとかできないんですか、美加さま、健さま!」
デカ健 「そのために俺たちが行くんだろ? こんなこともあろうかと、
     『由緒正しい草の装備』盛夏バージョンを用意して…」
榊 「子供の目の毒になりますので不許可です」
桔梗 「私が降臨、ですか?」
榊 「貴方はまだ、地上のSD(もの)たちをよく知らないでしょう。
   これを機に我々が守るものたちの想いの力を、直に見ておくのもよい勉強です」
桔梗 「お任せください。必ずや逃した悪霊を捕らえてまいります」
榊 「捕らえるのではなく、『保護』ですよ。間違えてはなりません」
霞 「ききょー…」
桔梗 「霞、私と来るかい? 危険で恐ろしい目に遭うかもしれないよ」
霞 「ききょー、いる。だいじょぶ」
霞はふよふよと飛び、手を伸ばす桔梗にぎゅっとしがみついた。

百合 「わたしも行きます。船の皆さんが、巻き込まれています」
デカ健 「良い心がけだ! 桔梗、霞、白鳥、白蓮と百合。俺様に遅れるな!!」
榊 「何か次なる異変が起こった時のため、私とゆき、椿がここに残り
   美加さまをお守りします」
ゆき 「ゆき、がんばるでしゅ! 霞しゃんもがんばるでしゅ!」
女神美加 「嫌な予感がします。急ぎハイランド地方の門を開きます。皆、気をつけて」
デカ健 「よっしゃ、行くぜ!!」
キキョトリレンユリ 「「「「はいっ!!」」」」
霞 「…おばけ…いぱーい……」

消えていく降臨班を見送った、榊の手の中で書類が一枚握りつぶされた。
榊 『(さよなら、『うさっち(ピンク)・幼サイズ』…)』
596もしもし、わたし名無しよ:2006/08/17(木) 23:03:43
真面目な展開なのに
>地上は世知辛く、
ここ吹いたww
597もしもし、わたし名無しよ:2006/08/17(木) 23:19:53
>593
駄目男に振り回されてもめげずに猛然と食らい付いていく
情念の女・まどかが萌えポイント。かも。

ルカ→アナ、荒夜→シンディ、27番→13ナナなんかもそうだけど
アプローチしてる側の空回りや奮闘が萌え。
598もしもし、わたし名無しよ:2006/08/17(木) 23:24:19
叔父様やニコの嫉妬や独占欲は相手を思う故なのが明確だけど
28番のグダグダ加減はまどかの気持ちを踏みにじっているように見える時があって、
まどかオーナーとしてはそんな奴やめちまえと思ってしまう。(ウェットですまん)
保管庫の長編投稿スレのエリュシオンまどか外伝の二人とかはすごく好きだったんだが…
599もしもし、わたし名無しよ:2006/08/17(木) 23:48:25
自分はハイ黒や初期の毅然としたまどか好きだったから、キスしてとかはしたない言葉で相手脅したり
自分からネタ振っといて自分の事言われないから切れるのとか見てるとドロドロした女になっちゃったなって思う
28番とまどかってどちらも恋愛に不器用なのかな

前に28番とまどかが普通に会話してて28番が「あはは」と笑っていたネタは好きだった
600もしもし、わたし名無しよ:2006/08/18(金) 00:22:31
28まどではないけど、自分もテスト板長編でのキャラのが好きなSD居るよ〜。
601もしもし、わたし名無しよ:2006/08/18(金) 01:52:32
>595
えらいぞ、榊ちゃん!! それでこそ天使長だ!!
602もしもし、わたし名無しよ:2006/08/18(金) 01:59:55
複数の人間が打ち合わせしないで投下してるから、たまたま重なるとウゼーって
ことになるのかもしれないなーとか。
という自分は、28まどが幾つか投下されてる時は28まどは投下控えてしばらく
待ってた事がある。他のカップルに比べてさじ加減が難しいのわかってるから。

長編絡みで28まどの場合、ストーリーの中で展開してくつもりで現時点
ではグダグダウゼーってのわざと強調してるんじゃないかと言ってみる。
収拾出来なかったら残念だけど。
603もしもし、わたし名無しよ:2006/08/18(金) 03:08:47
一応「男SDが格好よく活躍する話」なんだよね?
男を見せるのはこれから、がんがれ28番!
604もしもし、わたし名無しよ:2006/08/18(金) 08:30:43
>598
叔父様の場合、相手を思うどころか、自分のことしか考えてなくて、
アナイスの気持ちを無視しているようにさえ見えることがあるよ。
むしろ、相手のことを考えすぎて一歩踏み出すことができない男達がグダグダ
なのではないかと。
寝ルカしかり、キャプテンしかり、27番しかり。
605もしもし、わたし名無しよ:2006/08/18(金) 09:51:28
>604
叔父様が自分の事しか考えてないっていう感じはしないなー。
アナイスの気持ちを無視してる事はあると思うけど。
叔父様の場合「アナイスを傷つけたくない」っていうのが一人歩きして空回りしてるだけの
ような気がする。だからアナイスが本気で叔父様から離れようとすれば、
どんなにつらくても笑って見送るんだと思うよ。

むしろグダグダ連中は「本気で踏み込んで万が一拒絶されたらイヤだ」っていう保身で
グダグダしてるように見える。(寝ルカはすでに玉砕ネタがでてるけどね)

見方を変えればどっちも迷惑でウヘァな話なのかもしれないけど、自分はどっちかっていうと
叔父様のが好きだな。
606もしもし、わたし名無しよ:2006/08/18(金) 09:57:43
叔父様→アナイスが叔父様ウゼーって思ってなかったら無問題。
寝ルカ→相手に一歩置いて無責任に妄想している状態に割と満足してるっぽい
キャプテン→なんだかんだで相思相愛
27番→そもそも始まってもいない。恋愛未満。

グダグダか?
607もしもし、わたし名無しよ:2006/08/18(金) 10:00:26
桔梗ちゃん、初降臨がんばれー!!
608もしもし、わたし名無しよ:2006/08/18(金) 12:06:51
複数人の人がギャグからシリアスまで色んなタッチでネタ書いてるんだから
どのSDも「良く書かれてるネタ」「駄目に書かれてるネタ」はあって当然なんじゃないかな。

叔父様の場合だと
「アナイスの部屋に監視カメラを仕掛ける
(思春期の女の子なのに、プライバシーは…)」
「アナイス狙いの男に敵意を燃やして、勝手に狙撃したり電話を取り継がなかったりする
(アナイスにとって彼らはいい友達で、遊びにこられても迷惑には感じていないのに)」
こういうネタは「アナイスの気持ちを無視して自分のことしか考えてない」に見えた。
最近の叔父様は家族が増えてアナイス一人にべったりしなくなったから好きになってきたよ。
609もしもし、わたし名無しよ:2006/08/18(金) 12:09:43
アナイスが叔父様ウゼーって思ってなかったら無問題ってw
それって何もわからない幼女にいたいずらしておいて、
嫌がらなかったから何してもいいっていうのと同じレベルだなw
アナイスが叔父様がライフルを持ち出して三馬鹿を追い掛け回したりってのを
知っててもウゼーと思わないかどうか…
610もしもし、わたし名無しよ:2006/08/18(金) 15:11:10
なんかちょっとづつ意見がヒートアップしてて怖い。
迷宮の最深部。
色とりどりのタペストリーが飾られた舞踏広間。
時代衣装姿のゴスサラに同じく時代衣装姿のチャイナりおが傅いている。
ゴスサラ体 「そなたの姿はまるで生前のようですね、リオ」
チャイナりお体 「はい。私が蘇るに相応しい肉体が手に入りました」
ゴスサラ体 「わらわが無念の死を遂げてから、永い月日がたちました。
       肉体は朽ちても恨みは決して消えず、日の当たらぬ世界に縛り付けられてきた
       苦行の日々。それも、やがて終わる」
天井を見上げるゴスサラ?。
巨大なシャンデリア。幾つかの蝋燭に火が灯っている。
火の灯る蝋燭の上には、ゴスサラ、エマ、リズ、チャイナりお、眠のの、純、その他近隣で捕まった少女達が
オミタムァ状態になって漂っていた。
リズ魂  「私達、どうなっちゃうのかしら」
少女A魂  「私、聞いたわ。この蝋燭が燃え尽きる時――」
少女B魂  「私達の魂は完全に体から切り離されてしまうんですって」
そう言って泣く少女ABの体も、別の悪霊に乗っ取られ時代衣装姿で広間に立っている。
眠のの魂 「体から切り離されたら、どうなるの?」
ゴスサラ魂 「死ぬのよ。死んだ後普通なら魂は天国に行くんだけど、
       ここには――『魂を餌として喰らう魔物』の気配がある」

チャイナりお体 「王妃様。迷宮の侵入者達は、想定していたよりも手ごわいようです。
       魔法使いや霊能力者によって『影』達が消滅させられています」
ゴスサラ体 「無駄な抵抗も時間の問題。出口の無い迷宮を歩き回る内にいずれ食料は尽き、活力も失われる。
       ――そう。この迷宮からは誰も逃れることはできない!」
612もしもし、わたし名無しよ:2006/08/18(金) 19:30:32
反対に可愛いと思う欠点を挙げてみる。

リンクの守銭奴
眠のののヤキモチ
アナイスのへっぽこ料理
四郎の大量破壊兵器歌声
荒夜のセクハラ発言
613もしもし、わたし名無しよ:2006/08/18(金) 19:48:42
自分は荒夜のセクハラ発言は駄目だ
それに過剰反応する13ミミもなんだかなぁと思う
潔癖ぶってるけど、頭の中はセクースしかない独身オバみたい
四郎につきまとってるのも、いつかアナイスを諦めて振り向いてくれるのを
虎視眈々と狙ってるみたいで、現実にそういう子がいたらいやだな
でも、それを可愛いと思う人もいるだろうし、人それぞれだね
614もしもし、わたし名無しよ:2006/08/18(金) 20:17:50
うん、漏れは13ミミ可愛くて大好きだ。
615もしもし、わたし名無しよ:2006/08/18(金) 20:28:36
つーか、カポー論争じたいがそろそろウザー。
職人さま、カモーン!!
616もしもし、わたし名無しよ:2006/08/18(金) 20:37:28
昔のマンガの台詞で「あなたの一番奇妙な所は、あなたの一番素敵な所」
っていうのが、とても心に残っている。
自分はこの叔父様世界の全てのキャラ達に、その言葉を贈りたい。

笑いというのは案外繊細な感情だから、ある人には素直に笑えても
別の人を知らないうちに不愉快にしてしまう事があったりして、難しいっす。

「すべり杉?」みたいなネタを落とす事があるかもしれませんが、
どうかほどほどに生温かく見守ってくだちい。
すんません。出直してネタ練ってきます。
617もしもし、わたし名無しよ:2006/08/18(金) 22:57:16
自分は、キャラの誇張した欠点は大体ギャグとして出てくるから気にならない。
上に出てきた叔父様の独占欲ウザーとか男どものグダグダウザーっていうのも、
ギャグの落ちとして出てくるから、変な言い方だけど、マンガの中でいきなりキャラが
3頭身になる時みたいな感じで「これはネタとしての駄目さです」ってわかるから。
まじめな話の時は、お互いを人間として尊重しあってると感じるよ。
618夏の小さなしあわせ 1/2:2006/08/18(金) 23:24:01
※長編と論議の流れを無視して投下。
※ツカアヤ前提。

お盆もそろそろ終わり。アブラゼミに混ざってツクツクボーシが鳴いている。
傾きかけた日はまだ熱く陽炎立つ道にミントグリーンの日傘。
買物袋を下げた綾が家路を急ぐ。

綾 「ただいまー」
玄関ドアを開け、日傘をたたみながら返事を待つが答えは無い。
綾 「誰も居ないの?ダメよ。カギ開けっ放しで」
ちょっと寂しそうに呟き、ミュールを揃えて上がりこむ。

台所に買物袋を置き、卵(Sサイズ)と牛乳(本日のお買い得)を冷蔵庫に入れる。要冷蔵はこれだけ。
ズッキーニ(見切り品)とジャガイモはそこいらに置いておいて後でミニッ子達にむいてもらおう。

居間兼食堂を覗くとタオルケットが人の形に丸まっている。端から覗いているのは四郎の黒い頭。
うつぶせのすごく変な格好で寝ている。
綾 「居たのね」
気配に気づく様子も無く、氏んだように寝ている。
綾 「ダメよ。カギ開けっ放しで」
この物騒なご時世に適齢期やお年頃から小さいのまで揃った家のカギあけっぱでぐーぐー寝てる
こいつをどうしてくれよう。
619夏の小さなしあわせ 2/2:2006/08/18(金) 23:27:19
綾 「起きろー!コラーーーー!!!」
タオルケットの端を掴み、渾身の力で引っ張る。
ごろんごろん転がって柱に強かぶつかって止まったのは、四郎ではなかった。

綾 「キャー!司くんーーーー!!!」

ミニッ子たちがドアのところに現れた。
美加  「あれ?綾ねえおかえりー」
健   「つかぴょんこみけが終わってぐたぐただって言ってさー」
あきら 「居眠りし始めてマジ寝しちゃったんだー」
美加  「寝冷えしたらいけないから3人で頑張って巻いたんだよー」
健   「マクラ取りに行ってたんだよー」

綾  「どどどどどうしよう!!司くん!司くん!!」
揺さぶられるままにカクカクしているが気を失っている訳ではなく、まして氏んでいる訳でもない。

司  『ああああ綾さんに起こしてもらった!起こしてもらった!!』

ピンポイントな幸せに浸っているのである。
だがこれがギャルゲ(not18禁)であったとしたらそろそろ起きないと遅刻だ。
てゆーか早く現実に帰れ。
620もしもし、わたし名無しよ:2006/08/18(金) 23:51:33
その後、『ナツコミミッカメ・ショウジョケイソウサク』で買ってきた
ビーズのアクセサリーとか、小さなぬいぐるみとか、かわいい便せんとか、
ごそごそとリュックから取り出したりしてな、つかぽん。
621もしもし、わたし名無しよ:2006/08/18(金) 23:56:51
ダンセイムケソウサクからショウジョケイソウサクまで駆け回ってたんだな、ぴょん…
牛乳(本日のお買い得)でフルーチェでも作ってもらってゆっくり休んどけ。

13めぐ姐さんは何のコスしてたんだろう。
622もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 00:04:25
>613
うん。漏れは荒夜のセクハラ発言に過剰反応して、四郎が大好きな13ミミタソが可愛くて好きで仕方ないw

自分はよく単発ネタを落とすけど、どうしても単発だとデフォルメしたりしないとオチがなりたたないときがある
それがそのSDを好きな読み手さんに対して不快に思うデフォルメの場合もあると思う
その時は素直に(冷静な)意見を貰えると嬉しいな。肯定的なレスしかないとつい調子に乗って書いてしまう時あるし
623もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 00:39:41
キャラ描写論ヌッタ切って長編の話ですが、
『真夏のお城で〜』の途中経過まとめがあると助かります。
段々、誰がどこにいるのかが覚えきれなくなってきました…
624もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 01:24:29
なんか結論が出ないままうやむやになってるけど、
28番のネタは今後投下禁止にした方がよさそうだね。
自分は28まど好きだけど、うざいと思う人がいるなら仕方ないとも思う。
いちいち議論になるのもうざいから。
あとは、「ネタ中のオチで〜が〜するシーンがありますが、ギャグです」
みたいな注意書きをつけるとか。
オチがわかって面白さは半減するかもだけど、ギャグをギャグとして
気にならない人ばかりではないみたいだしね。
625もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 01:32:31
618-619
久しぶりのツカアヤ美味しくいただきました。
ごちそう様〜

このところ、しょっちゅう書き込み規制に引っかかっててて、長編はおろか
短編突発も落とせないから、
できれば、テスト板にいろいろなスレが欲しい…
新しいスレ立てしていいかお伺いができる雑談スレは是非。
ここに書き込めないときに、あっちでGJするから。
626もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 01:42:39
投下禁止というのは、少し乱暴な話ではなかろうか
627もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 01:43:31
>624
いやいや、投下禁止は物語り途中の最中に強硬手段過ぎないですか?
注意書きで十分かと
それでも楽しめないんだったら最初からみなきゃいい…というのも極論だけど

スレ最初の頃の、無茶苦茶設定もギャグで愉しんでいたんだし
ネタスレで少々の暴走をgdgdキモイだのリアルだ云々言ってたら
このスレの存在自体がキモくなってしまう
所詮ネタはネタなんだし、少々のエエェェェ(´Д`;)ェェェエエも
それも一つのネタとして愉しむ心の余裕を持ちたいものだ
628もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 01:53:01
>625
>引っかかっててて
どういう引っかかり方したんだw
629もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 01:54:01
>624
他の人も言ってるけど、自分は28まどに限らず「投下禁止措置」そのものに反対。
意見が分かれるネタは注意書きをつける、注意書きがついてる苦手ネタはスルー、がルールでそ。

つか、ここ最近の議論って「28まどカポーが根本的に嫌いな人」じゃなくて
基本的には楽しみにしてる人だからこそ意見や要望を言ってるだけなんじゃ?
本当に嫌いな人はもう見限って読み飛ばしてると思う。
630もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 01:57:11
グダグダ男に極端な行動を取らせるとキャラとして動かしやすい(文章が書きや
すい)から、どんどんエスカレートしてしまったんだと思う。
打ち合わせ無しで複数で投下してるから同じようなネタが続いてしまう事がある。
読んでてげっぷが出ても仕方ない。
あと、前のことだけどせっかちな人が28まどを盛り上げようと頑張ってしまった
様に見えたことがある。かわいそうだけどこれは逆効果になった。

自分は28まども投下した事が有るけど、特別ひいきというわけじゃない。
でも「禁止」だけは勘弁して欲しい。ほんとに。
「禁止」にしたら、他のキャラなり組み合わせが順位繰り上げ?でグダグダ
ナンバーワンになっていずれ攻撃対象になるだけ。
「私は好きだけどor好きだから攻撃対象になるのはイヤだから禁止」というのも
何か変。

だけどもうこの状況をひっくりかえすのは難しい。
毎スレ最初の注意書きに「28まどは取り扱い注意カプ・グダグダになりがちなの
でさじ加減に気をつけて扱う。注意書き必須」ぐらいは付けてもいいかも。

という自分は議論が続きが我慢できなかった>618だったりする。
スルーしないでもらえると嬉しい。このレスはスルーされてもいいけどさww
631もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 02:29:07
議論と平行でいいので長編の続きや単発ネタや他の話題も地味にお待ちしています。
632もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 02:33:37
とりあえず、議論の発端となった581の意見が聞きたい。
どんな解決策なら納得するのか。
633もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 02:55:04
>>630 
自分の好きな組み合わせやキャラが叩かれ対象になるかもしれないからこのカップルは
禁止にしないでくれってそれも随分手前勝手な話だねw
 
 安易に「投下禁止」は自分も反対
 >>629も言ってるけど28まどに対しての議論の内容は嫌いだからやめろなんじゃなくて、好きだからこそ
こういう設定は苦手だ。でもこういう設定は好きって『意見』を言ってるんじゃないの?
 自分はそう解釈して流れを読んでたんだけど
 28まどは好き嫌いだけじゃなく、職人さん読み手さんの中の設定もそれぞれ違うから
最初に要望のあった樹形図をアナイスみたいに注意書きにつけるというのはどうかな
634もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 03:59:09
>578-580のネタを投下した者です。
古城街道の歴史を語らせるのに狂言回し的な役割をさせるため27番28番のチームを
結成させたので、出番が多くうざいと思われたのでしたら、脳内消去お願いします。
今後、28番がらみのネタを投下するなということでしたら、何事もなかったかのように、
28番だけ登場人物からはずして続けられたらと思います。
自分のネタでご迷惑をおかけして申し訳ありません。
635もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 11:33:01
まどかの恋愛設定樹形図の草案を作ってみました。
加筆修正とズレてたら清書おながいします。


恋愛設定いらないよ派 恋愛ネタ全体イラネ派
            毅然とした孤高のまどかが好きだよ派(ハイ黒派)
            アナイスとの女同士の友情が一番だよ派(ごきげんよう派)

ヒーまど派 

28まど派 仲良し派 カポよりもボケツッコミのコンビとして好きだよ派(男女の友情派)
           散々紆余曲折あったんだからもう普通にカポ扱いでいいよ派(ラブラブ派)
           今は無理でも将来付き合えるように二人で努力してほしい派(現状恋愛凍結派)

     グダグダ派 28番は身の程を知ってるから身分の差を弁えて身を引くよ派(劣等感派)
            28番は天然だから的外れなこと言ってまどかを怒らせるよ派(天然派)
            28番は本当はまどかよりも植物の方が好きなんだよ派(植物フェチ派)
            28番はまどかを神聖視してて一人の女性として見てないよ派(神格化派)
            28番はまどかをネタにこっそり妄想するのが好きなんだよ派(ムッツリ派)
636もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 11:42:46
581だけど、28まどか投下禁止汁とか思ってたわけじゃないよ。
なんだか最近28番もまどかもカプネタだとキャラ崩れてきたな〜って思ったから、
職人さんに再度考え直してもらえないかな〜とおながいする意味で呟いてみたんだ。
面白い面白くないって読む人の感覚によるところも大きいから、あまり締め付けたら
つまらなくなってしまうだろうし、めんどくさいことは言うつもりないです。

注意書きは、読めば覚悟ができるし嫌なときは読み飛ばせるから、あると親切だと思う。
>635さんの樹形図いいね!わかりやすい。
637もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 11:47:45
ここまできたら「28まど―仲良し説派」と「28まど―グダグダ説派」は
それぞれ別説と考えた方がお互いのためだと思います。
(片方を本道片方をif扱いにしろと言っているわけではありません)

これからの注意書きは、ただ「28まど恋愛あり」だけじゃなくて
「28まど恋愛あり・○○説準拠」って明記。
好みに合わない説準拠のネタは思い切ってスルー。

ネタによって使い分け派の職人さんもいると思うけど
職人Aさんがラブラブ説準拠で書いたネタに
職人Bさんが劣等感説準拠で続きを書くとややこしくなりそう。
続きを書く場合は説を統一した方が良いと思います。
638もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 12:02:24
> 続きを書く場合は説を統一
長編だとややこしくなるかもしれないけど単発だったら別にそこまでする事は無いんじゃない


>635
樹形図、乙です。
639もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 12:20:38
いきなり禁止とかすごく乱暴というか、他の人も楽しんで読んでる人も
いるってこと考えて欲しいんだけど。

職人さんだって注意書きやら文章量やら面倒な規制の中で書いてると思う。
読むほうだって「自分の読むものをより分ける」くらいの面倒はしても
いいんじゃないかと思うんだけど・・・。
この長編、最後まで読みたいのにー。

640単発「つかぴょんの夏込み」 1/2:2006/08/19(土) 12:23:00
※議論白熱?中だが無視して投下。ある意味時事ネタなんで。
※ツカアヤ前提

早朝から手伝いのためサークル入場。でも、今回はアレな本が有るから中坊に売り子させられないって
言われた。せめて荷物運びと設営までは頑張って働く。
いつもはお駄賃代わりに本くれるんだけど今回はなし。お前が18歳になるまでちゃんととっといてやる
からしばらく我慢しろ、って。
妙な具合に真面目な人だ。アレな本作ってるのに。
一般入場開始時間ぐらいからもう仕事が無くなってしまった。

チェックしたサークルに行ったら何故か行列が無い。
「新刊落ちました」って看板持ってサークル主が真っ白な灰になっていた。
印刷会社が受注過多で落としたらしい。当日朝に「ダメポ」て電話してきたって。しかもそれあちこ
ち。仕事しろよ会社。チェックしていった割に収穫が少ないじゃん。

ソウサクショウジョに可愛いグッズが売ってるって噂なので西館に回る。ホイホイ廊下は大変だったけど、こっ
ちは明らかに環境がいい。比較の問題でやっぱり暑いんだけど。アパレルの人にアクセを持ってく勇気
は無いので、小さい鳥のぬいぐるみを買った。
641単発「つかぴょんの夏込み」 2/2:2006/08/19(土) 12:25:36
コスを見物しようと屋上に上がったらクラクラした。40度超えてるって話だった。何か裸同然のコスし
た女の人がK冊に捕まったらしい。暑いからか?
ゲームキャラの男装レイヤーが女の子にキャーキャー言われてるんでよく見たら13めぐさんだった。ス
タンドカラーの黒い長袖に赤黒いマントでは直射日光の餌食だろう。全身ベルトだらけで重そうなブー
ツまで履いて颯爽と涼しげに振舞ってるのはある意味プロだ。見てるこっちが倒れそうだ。

てゆーかそこから記憶が無い。

気付いたら家だった。しかも月曜日の昼だった。慌てて先生に電話したらちゃんとスペースに戻って撤
収の手伝いまでしたらしい。
デジカメをチェックしたら撮った覚えが無いデータがたくさんあった。全部の写真が右に傾いてる。右
ひじに軽くぶつけあとがあるのは平衡感覚を無くして転んだからか。覚えてないので怖い。
めがねと丸いほっぺたが可愛いデモベのライカさんの写真もあった。斜めだけど。覚えてないけど。
ぬいぐるみも無事だった。無意識でも死守したんだろうか。自分を信じてもいいかなと思う。

>618-619に続く。
642もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 12:29:24
乱暴でも、スレの平和のためには仕方ないんじゃない?
28番のせいでもめたのは確かなんだから、制裁措置として28番禁止措置でいいよ。
どうせ、注意書きがあってもスルーできない人は出てくるんだしさ。
反対してるのって、28まどヲタの人ばっかでしょ?
少しは他のカプのファンのことも考えれ。
643もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 12:34:23
>641
つかぴょんは今はデモベのライカさん萌えなのか。
やっぱり「面倒見のいいお姉さん」タイプが好きなんだなw
644もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 12:52:52
コミケって、ぬいぐるみとかアクセサリーなんて売ってるのか・・・
ひたすら“同人誌”即売会だと思ってたよ。
645もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 12:54:25
そろそろループしてる。

禁止はしない。書き手それぞれで自粛or加減する。

でいつも落ち着くんだけど。
今回も「さじかげんに気をつける」って事で続けよう。
長編で今まで居た28番が急に居ない事になったら変だよ。

投下がないのは、議論続きのところに投下しても読み飛ばされそうだからだと思う。
自分は時事ネタだから投下しちゃった640だけどね。
646もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 13:38:01
>>644
自作であれば割となんでもオッケーなので。服や石鹸も売っておりますよ。
バザーやフリマより売れると嗅ぎ付けたマナー皆無のオヴァどものせいで
本出してねえなら出てけという気運も高まっておりますが。
647もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 13:41:39
別に自分28まどひいきじゃないけどさ、流れ見てて
荒れるから禁止とか騒いでる香具師いい加減にしてくれと思う
苦手な人好きな人どちらも共存出来るようにと考えてる人たちだっているんだよ

禁止だ禁止だ鼻息荒くしてるけど、ここでそういう措置取ったら今後も
別のSDで同じ事があるかもしれない
自分は、自分の好きなSDやカップルがそういう事になったら嫌だから「投下禁止」は反対
職人さんは>635の樹形図の説を注意書きに入れる。読み手は苦手ならスルーでがいい

>645
投下ないのは弗波近いからじゃなくて?自分はそう思ってた
648もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 14:08:28
自分には、28番の存在自体が気にくわん奴が、
機に乗じて荒らしているようにしかみえんけど。
(地下迷宮)
古城探検ツアー …ミニっ子+より、里28番、カイ、トニー、ミシェル、13キラ
        →ノエル探偵団(延、ノエル、健、あきら)はシルビー海賊団に合併吸収
歴史・植物ヲタ …27番、28番、13ナナ、まどか
        →王女様の幽霊と同行
CM撮影    …サシャ、クリス、リズ、トッピ
        →リズがさらわれ、キャプテンたちと合流
お宝さがし   …海賊一味
        →途中で三つに分裂
         キャプテン、巫女のの (クリス、サシャ、トッピと合流)
         シルビー、寝ルカ (ノエル探偵団を合併吸収)
         教室、レオナ、4番8番9番11番15番
お姉ちゃんさがし…眠のの、セシル、29番、眠ナナ、眠ミュウ、りあ、眠ミミ、眠翔、眠キラ、マジミカ
        →眠ののが行方不明
夏の夜のオペラ …シンディ、遠夜、チャイナりお、放浪傷セシ
        →チャイナりおさらわれ、遠夜から荒夜へ、放浪傷セシ、東京少年と合流
王朝衣装展   …闇ミカ、ゴスサラ、ベイベキラ、ピエロキラ、
        →ゴスサラが行方不明で、翔、ニコラウスと合流
高いとこ大好き …ジョー、オリビア、四郎、13ミミ、イサイサ、
        →純が行方不明、たえ、凌、牛若、傷セシ、ピッコロ、アン、美門と合流
古城取材    …翔、制服ミミ、制服ナナ
        →制服ミミ、制服ナナが行方不明に、ニコとともに闇ミカたちと合流
らぶらぶ旅行  …ニコラウス、13のの
        →13ののがさらわれ、翔と一緒に闇ミカたちと合流
お祓いチーム  …たえ+影薄コンビ
        →東京少年と合流
エマを追って  …叔父様、アナイス、ヒース、ルカ、黒ナーシャ
(迷宮深層部)
捕えられた女子達…リズ、眠のの、エマ、ゴスサラ、純、制服ミミ、制服ナナ、13のの、少女A、B

(お留守番?)  …鞠汁、教会組         
        …綾、司、13めぐ、13サラ
(お助け要員)  …天界ズ 降臨チーム デカ健、桔梗、白鳥、白蓮、百合、霞 
             天界を守る 美加女神、榊、椿、ゆき
         魔界ズ D、V

※28番についてはただいま話し合いの最中ですが、議論の結果によっては登場人物から消える場合も
 あることをご了承ください。



思いつくまま列挙してみました。わかりにくくてスマソ。
忘れているキャラがいましたら補完願います。
651もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 14:20:35
>>640
どーしても気になったので、一言だけヲタから付け加えさせてくれ。
ミッカメのニシカンは…ボォイズラヴ系なんだ。
ヒガシカンのダンセイムケに、ショウジョケイソウサクは挟まれているのだよ。
…つかぴょん、本当に疲れてたんだね…。
652もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 14:27:09
>649-650
すごく分かりやすいです。まとめ超乙!
653650:2006/08/19(土) 14:30:56
すみません、銀ミカを(お留守番?)のところに入れてあげてください。

ごめんよ、銀ミカ…
654もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 14:39:57
銀ミカ 「ふっ。ついに僕まで影薄の呪いにかかる日が来るとは……orz」

ジョー、オリビア、四郎、13ミミ、イサイサ、 たえ、凌、牛若、傷セシ、ピッコロ、アン、美門
のチームがずば抜けて強力そう。
655もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 15:01:45
>>651
榊ちゃん以上にぼろぼろになっていそうだね…つかぴょん、お疲れ

>>649-650 GJ!
656もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 15:15:28
普段接点の無いキャラがユニット状態になってるのが面白いね。
※さらわれた女子SDのオミタムァが出てきます。

迷宮の底の舞踏広間の天井から下がるシャンデリアに新たに3つの火が点る。
制服ミミ魂 「ここどこ?」
制服ナナ魂 「私たち、どうなっちゃったの?」
眠のの魂 「制服ミミちゃん?制服ナナちゃん?」
13のの魂 「眠ののちゃんなの?」
眠のの魂 「13ののさん!どうしてここに?」
それぞれ、自分達のさらわれてきた経緯を語り合うオミタムァ達。
少女A魂 「あの蝋燭の火が消えたら私たち…」
リズ魂 「大丈夫よ、クリスたちがきっと助けにきてくれるわ!」
少女B魂 「クリスって?もしかして、『クリスの不思議な旅』の?」
エマ魂 「そうですだ。リズさんはクリスさんと一緒に住んでるですだよ」
少女AB魂 「きゃあっ、あのクリス様が生で見られる!?」
ぴょんぴょん飛び跳ねる少女ABのオミタムァ。
眠のの 「あなたたち…」

一方、ゴスサラ達の体を乗っ取った悪霊たちが舞踏広間の床をドレスの長い裾を引きずりながら
歩いている。
豪華なタペストリーのひとつを払いのけるチャイナりおの体を乗っ取った悪霊。
入り組んだ細かい細工をされた金属に覆われた重々しい箱がある。
ゴスサラ体 「やがて宴が始まる。悪しき方角からの彗星が惑星の列を横切るその時、
        言い伝えでは、ひとりの少女がこの箱の鍵を持って現れると。
        そして、わらわたちは永遠の命を得るのじゃ」
盂蘭盆とは――サンスクリット語の『ウラバンナ』を音訳したもので、「地獄や餓鬼道に落ちて、
逆さづりにされ苦しんでいる」という意味。そのために供養を営むのが、盂蘭盆会である。 

ルカ 「はあ?うらばんな?なんだ、そりゃ」
ヒース 「ようするに、祖先や亡くなった人たちが苦しむことなく、成仏してくれるようにと、
    報恩の供養をするのが日本のボンだそうだ。
    ボン・ダンスとはお盆にもどってきた精霊を慰め餓鬼や無縁仏を送るための踊りであって、
    盆を持って踊るわけではない」
ルカ 「普通、間違えないだろう。おおっーと!」
アナイス 「ゴーストレーダーが反応したのね?エマお姉様の行方は?」
黒ナーシャ 「なんだか薄気味悪い空気がただよっているのでつ。気をつけるでつよ」
ヒース 「叔父上、あそこにあるのは叔父上の車ではありませんか?」
叔父様 「うむ。まどか君たちに貸した1937年型ロールス・ロイス、ファンタム3だな。
     彼らはここに来ているのか」
ルカ 「あっちの方角だ」
ゴーストレーダーを持ったルカの後に続く4人。
ルカ 「すごい反応だ!庭に向かっているぞ!」
黒ナーシャ 「危ないでつ!」
叔父様 「何だ?」
不気味な黒い影が5人を取り巻いている。
影 『その若い娘をこっちに渡してもらおう』
ルカ 「わわっ、危ない、アナイス!」
アナイス 「きゃあっ!」
ルカが首にさげたゴーストレーダーが勝手に浮き上がり、影に光を放つ。
たちまち消えうせる影たち。
ヒース 「叔父上、お怪我はありませんか!?」
叔父様 「ああ。アナイス、大丈夫かね?」
アナイス 「はい。少し驚きましたけれど」
叔父様 「今のが悪さをしているという悪霊か?」
659もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 16:45:56
長編の続き待ってました!
職人様ありがとう。
660もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 17:06:00
自分も28番はかなり嫌いなキャラになってるけど、ネタ自体禁止しる!とかは全然思わないな。

むしろ「え?」という発言を彼がするたびに、書き手の人は28番好きみたいなんだけど、
それでなんでこんな事を言わせたりやらせたりするんだろう?って疑問だ。

28番自身に罪はないよ。

28番好きの人は破滅型キャラが好きなのかなぁ、と考えるだけで精一杯。実際のトコ、どうなんだろ?
自分してはあまり嫌なキャラにしないで欲しい、と思う。登場するSD達に対して、基本は公平に
ポジティブな感情を持っていたいんだけど、それは「何をしても許せる」って事ではないし。
普通の小説の中で犯人役とか敵役とかなら違和感を感じないんだけどね、28番の言動も。

それで、できれば選択肢の中に「まどかとのカップリングは無かった事に」っていうのも
あるといいなぁ。友達でもなんでもなくて、ただの知り合い程度。
別にまどかスキーでもないんだけど、もともと無理のあるカップリングだし。

まとめを作ってくれた職人様、ありがとうございます。
他の職人様も議論の最中でもしっかりおいしくいただいております。
暑い中大変ですが、がんばってください。
661もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 17:41:30
>>658
上2行最後に「民明書房『(書名)』より抜粋」を付けたくなったw
662もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 18:01:55
「盂蘭盆」を素で「モランボン」と読んだ漏れがいる
663もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 20:46:38
>662を素で「モンブラン」ウマソーダナーと思った自分もいる。

前にアナイスの説でももめて、一時封印されたけど、
結局は「注意書き付けれ」でおさまったよね。
自分には28番は少し卑屈だけど嫌なやつには見えないんだが、
これからも注意書きつけて投下でいいと思うよ。
あても無く迷宮内を彷徨っている海賊チーム。
4番 「この道、さっきも通らなかったか?」
9番 「(デジカメを確認して)ああ、この窪み。確かにさっき通ったはずの場所と同じだ」
8番 「同じ所をぐるぐる回ってるって事?」
15番 「でも、ちゃんと地図を作りながら進んでるっすよ?」
11番 「迷宮全体に魔法がかけられてるのかもしれないですよー」
15番 「じゃあ俺が作った地図、無駄…?」
レオナ 「後で役に立つかもしれないから一応マッピングは続けてちょうだい」

角を曲がった一同は、新しい道の先の方に二人の人影を見た。
片方は長い銀髪、体格は男かと見られる。
もう片方は真直ぐな黒髪を長く伸ばした、恐らく女。
こちらには背を向け、通路を奥へと歩いていく。
8番 「キャプテンと巫女ののさんじゃない!?」
教室 「服が違うように見えるっすけど」
4番 「濡れたから着替えたんすよ、きっと」
9番 「おーい、キャプテーン!」
11番 「巫女ののさーん!」
銀髪の男と黒髪の女に向かって駆け寄る一同。
しかし振り向いたのは…
荒夜 「何だお前ら?」
教室 「怪盗荒夜!?」
シンディ 「あら、お久し振りね。海賊の皆サン」
4番 「シンディさん!」
教室 「どうしてこんな所にいるっすか!」
シンディ 「それはこちらの台詞だわ。貴方達のお仲間…足りないみたいだけど、
      誰か捕まったの?」
レオナ 「捕まった?」

カクカクシカジカ…と状況を話し合う海賊組と荒夜シンディ。
レオナ 「つまり、チャイナりおさんを連れ去った影を追ってここに来たと」
11番 「それ、もしかして私達が倒したヤツらの仲間ですかね?」
8番 「あの、私達は若くないとかおいしくなさそうとか言った影ね」
シンディ 「海賊娘と巫女のお嬢さんは危ないわね」
教室 「尚更早く探さないと!」
荒夜 「探すって言ってもあては有るのか?」
9番 「そっちは何かあてが有って動いてるっすか?」
シンディ 「チャイナっ娘の痕跡なら、引き続き追えるわ。
      でも残念ながら、そちらのお仲間を探すのは無理ね。
      どうする?私達と一緒に来る?それとも、そちらはそちらで
      船長さん達を探す?」
教室 「ご一緒させてもらうっすよ。シルビーさんと巫女ののさんが影に捕まってるかもしれないなら、
    助けなきゃならねっす」
荒夜 「しかし。俺と海賊小僧の後姿を、普通間違えるか?頭身全然違うじゃねーかyo!」
666もしもし、わたし名無しよ:2006/08/19(土) 21:51:11
そこかよ、荒夜wwww
ハイランドのはずれの森の中。
マリア 「シュルツ、獲物を探してこんなに遠くまできちゃったけど、どこにもいないわ」
シュルツ 「どうしたんだろう。何かの異変に気づいて森から獲物が逃げ出しちゃったみたいだ」
マリア 「もう少し奥に行ってみる?」
シュルツ 「うん。気をつけて」
その時、マリアの背後に忍び寄る黒い影が…。
影 『おいしそうな娘は…なんだ、まだ子供ね』
マリア 「!獲物!?」
素早く影に飛び掛るマリア。
マリア 「シュルツ、来て!獲物をつかまえたわ!!」
シュルツ 「すごいや、マリア!」
すぐに駆けつけ、マリアと一緒に影を締め付けるシュルツ。
シュルツ 「マリア、これ獲物じゃないみたいだ」
マリア 「そうなの?あら、本当だわ、つまんない」
興味なさそうに影を放り出すシュルツとマリア。
すっかり弱った影がヘロヘロしながら古城街道方面に逃げていく。
668もしもし、わたし名無しよ:2006/08/20(日) 01:13:12
闇ミカ「ちょっと待って!明日ってドルパじゃない?!!!Σ(;´д`)」
こちらは迷宮を歩き回るミニっ子、普段あまり接点のない社会人及び高校生の連合チーム。
13キラ 「いったい私たち、どのあたりにいるのかしら」
里28番 「どんどん下に下りていることは確かですね。もしかしたら地下に潜っているかもしれません」
より 「もうお化けは追ってこないみたいだから、ミニっ子たちを少し休ませてあげたらどうかしら」
ミシェル 「そうですね。全員揃っているか数えてみます。1…14。やはりいないのは、あの4人ですね」
トニー (数えるの、はえっ!なんなんだ、こいつ)
より 「じゃあ、みんな、こっちにきて座って。飲み物を飲んでもいいけど、少し残しておくようにね」
聞き分けのいいミニっ子のチームを中央に集め、あとの6人が周囲を取り囲む。
トニー 「(小声でカイに)今、何時かわかるか?俺の携帯、故障しちまったらしい」
カイ 「俺のケータイも」
13キラ 「私の携帯もさっきからおかしいのよ」
より 「電話が通じないだけじゃなくて?実は、私の時計がずっと止まっているんだけど」
里28番 「僕の時計も止まってしまっています」
ミシェル 「夕方の6時少し過ぎですよ」
より 「あら、ミシェルさんの時計はちゃんと動いているの?」
ミシェル 「僕は普段から時計や携帯電話を持ち歩かないんです」
トニー (だから!なんでわかるんだよ!)

美加 「健ちゃんやあきらちゃん、どこに行っちゃったのかしら」
みどり 「大丈夫だよ。あの子達のことだから、無事にもどってくるよ!」
ミュウ 「それより、私たち、ちゃんとおうちに帰れるのかなあ」
ヒューイ 「心配要らないよ、レディたち!僕がついているからね!」
里M17番 「そうよ、うちに帰ったら先生にみっちりお仕事してもらわなくちゃならないんだもの!」
※眠翔、自称王子説準拠

その頃、連合チームから意外と近い場所に羽カエルの吐き出した霊に案内させて眠のの救出に
向かう『スウィートドリーム』の面々がいる。
セシル 「なんだか、すごいところに来ちゃったな」
眠ナナ 「でも、ホテルに残ってるのも怖いし、オーナーが心配だから」
りあ 「もしかしたら、お姉ちゃんも捕らえられて、どこかにいるのかもしれない。急がないと」
眠翔 (きっとオーナーは僕が無事助け出してみせるさ。白馬で迎えにいけないのが残念だけど。
    そしてオーナーは熱いまなざしで僕を見つめるんだ。でも、そんなに僕を見つめちゃいけないよ。
    だって、僕はみんなの王子様なんだからね)
眠ミミ (眠り翔君ったら、さっきから何を考えているのかしら。もしかして、ミミのこと?
    あら、だめよ。どんなにミミのことが好きでも、ミミはみんなのア・イ・ド・ルなのよ)
29番 「…眠ミミちゃん、眠翔君、遅れないでみんなと一緒に進んでください」
その時、ヘロヘロしながら迷宮の中心部に向かう影がひとつ。
レイピアを構えるセシル、ナイフを取り出す29番。
マジミカ 「カエル君!!」
突然現れ、影をパックンとひと呑みにする羽カエル。
セシル、29番 「「………」」
すぐにてのひらサイズに戻り、マジミカの手の中に納まり、居眠りをはじめる羽カエル。
マジミカ 「カエル君、食べてすぐに寝ると牛になるよ」
眠キラ 「やっだあ、この子、ウシガエルになってるう」
緊張感なく笑い転げる眠キラ。
29番 「大丈夫か、このチーム」
そして、また意外にも近い場所で。

延 「ぼっ、ぼっ、僕らはシルビーかいぞくだん〜♪」
シルビーを先頭にシルビー海賊団に合併されたノエル探偵団の面々がついていく。
寝ルカ 「(ミニっ子に聞こえないように)本当に野生の勘と嗅覚でキャプテンたちのところに
     たどりつけるんでしょうね」
シルビー 「当然よ!あたしに任せなさい!」
寝ルカ 「でも、さっきから同じようなところばかり歩いている気がするんですが」
シルビー 「地下なんてどこも同じように見えるだけよ。ちゃんとあたしがお宝のところに連れてったげる!」

あきら 「お腹すいたな〜」
延 「ちょっと見ろよ、洞窟みたいなのがある」
シルビー 「あんたたち、おとなしく付いて来なさい!ほら、走り回らない!下がぬれててすべるんだから。
       転んでもしらないわよ!」
寝ルカ 「シルビーさん、まるで先生みたいですね」
シルビー 「やだ、先生は寝ルカ先生じゃない!」

その時、突如女たちが出現した。
シルビー 「なに、あんたたち!」
女 『生きのいい若い娘ね』
女 『おいしそうな魂を持っているわ』
寝ルカ 「シルビーさん、危ない!」
シルビー 「寝ルカ先生、さがってて!ミニっ子たちを守ってちょうだい!」
鞭を取り出し、女たちに叩きつけるシルビー。
しかし、鞭は女たちを素通りしてしまう。
健 「この人たち、体が透けてる!オ、オバ…」
女 『オバさん?失礼な!』
健 「オバケだ!!」
>>537の続き
キャプテン 「服だけを残して本人は消えちまった…か」
巫女のの 「今しがた現れたあの悪霊が、何か関係しているのかもしれません」
サシャ 「ねえ……まさか、とは思うけど……」
最悪の状況を想像して唇を噛むサシャ。
巫女のの 「そんな事はありませんよ!きっとリズ様はご無事です」
キャプテン 「そうだよ!今頃助けを待ってるかもしれねえ」
トッピ 「フッ……立ち止まっていても何も始まらない……ぜ。
     お嬢さん……行方不明の連中の居場所……探せる……か?」
巫女のの 「お待ちを。今、気配を探ってみます」
精神を集中し、呪文を唱え始める巫女のの。
その時、再び影が数体現れる。
影  「若い娘……娘……」
影  「おいしそうな魂」
影  「みずみずしい肉体」
影  「こっちの子なんて若くてプリプリ」
影  「魂は老けてシワシワだけど」
少女たちに襲い掛かる複数の影たち。
気配探知に集中していたため反応が遅れる巫女のの。
クリスを放り出し、サーベルを引き抜いてその前に立ち塞がるキャプテン。
影  「そんな普通の剣では、私たちは……!!」
影に切りつけた瞬間キャプテンのサーベルの刀身が青白い輝きを帯びる。
瞬時に消滅する影。
その間に向かってきた別の影にお札を貼り付けて浄化する巫女のの。
巫女のの 「その力は……先代様の?」
クリス 「痛……サシャ!?」
放り出されたクリスはすぐに立ち上がってサシャを探す。
サシャ 「トッピちゃん!」
サシャはトッピを飲み込もうとした影の前に飛び出していた。
サシャに突き飛ばされて尻餅をつくトッピ。
トッピの代わりに影はサシャを包み込む。
サシャ 「キャアアア!!!」
クリス 「サシャ!」
巫女のの 「サシャ様!」
サシャを助けようと影に駆け寄る一同。
しかし、サシャは衣服を残し影と共にその場から消え去った。

迷宮の中、近いような近くないような場所で。
ピクン、と耳をそばだて立ち止まるカイ。
カイ 「……サシャの声がシタ」
ユニ 「何も聞こえなかったでつよ?」
カイ 「いや、さっきのは確かにサシャの声。俺にはわかる」
おもむろにトニーの肩に手をかけるカイ。
トニー 「あ?」
カイ 「ユニのこと、たのむ」
そういい置いて、通路を全速力で駆け出すカイ。
カイ 「サシャーーーーーーー!!」
一方、こちらは地上。ハイランドの荒野に魔女がふたり出現する。
V 「荒野に鳴り響く雷鳴、嵐の吹きすさぶ中、突如として現われ乱舞する三人の魔女。
  残念ねえ、ひとり足りないわ」
D 「無駄口はいい。さっさと仕事しな」
V 「あら、『マクベス』よ。知らないの?」
D 「知らないわけがないだろう。あたしは毎日テスト板をチェックしてるんだ」
言ってからDが照れたようにそっぽを向くのを見て見ないフリをするV。
V 「あたし、地道な作業に向いてないと思うのよね。
  こーんな広いところに複雑怪奇な魔方陣を書くなんて」
D 「無駄口はいいと言ってるだろう」
V 「あたしから無駄口をとったら何が残るのよ。ただの素直で可愛い魔女になっちゃうじゃない(はあと)」
D 「言い返す気力もうせたよ」
V 「でもさ、魔方陣の形に火をたいて、霊を送り出そうなんて、Dちゃんにしては殊勝な心がけじゃない。
  見直しちゃったわあ」
D 「悪霊退治は性にあわないんだ。霊を浄化するのは誰かさんたちがやってくれるだろうしね。
  おや、天界の門がこのあたりに開くようだよ」
V 「ところでDちゃん、ひとつ聞いていい?どうしてDちゃんがあの鍵を持っていたの?
  あの箱を開ける鍵はとっくに失われてるって聞いてたけど」
D 「あれはただの古い鍵さ。箱をあけるのは鍵じゃない。信じる心と勇気さ」
675もしもし、わたし名無しよ:2006/08/20(日) 22:38:56
保管人さんにお願いなんですけど、テスト板をID出ないようにできませんか?
今はID固定みたいで書きこみしにくいです
676時事ネタ 『闇日記』:2006/08/20(日) 22:57:38
きょうはナゴーヤでイベントだったよ。
長編から外までの魔法陣をかいたら、マクハリに落ちちゃってびっくり。
マクハリは来週だよ。でも同じことやりそうだから、魔法陣はのこしておこうっと。

ゴスサラやキラキラちゃんたちがいなくてどうしようとおもったら
ふらふらしながらちゃんときてくれた。
でも、その豪華な衣装はこの季節にあつくないですか?
コス禁止じゃなくてよかった。はんばいきんしされたらどうしようかとおもった。
今日は新作を出す予定だったけど、長編があったので結局いつもどおりの品揃え。
そういえばいつの間に縫ったんだろう。あしもとでハイホーってうたがきこえたきがする。
それで、マターリと午後にはあらかた完売。
キラキラちゃんのところには、いつもの頭デカ人形ラヴおねーさんがとつげきしていくのを見た。
あのおねーさん、いつもすごいなあ。
あれ、幼服命のおにーさん(?)は見なかったなぁ。めずらしいね。

そういえばゴスサラがずっと、隣でぶつぶつつぶやいていたよ。
「なにゆえ妾が下々の前で市など…だが体が言うことを聞かぬのじゃ」
きょうはとてもあつかったから、ゴスサラもつかれてるんだね。
メロンパン食べて、明日もめいきゅうでがんがろう。
つかれたのでおやすみなさい。らいしゅうはどうなるのかな。
677もしもし、わたし名無しよ:2006/08/21(月) 00:03:53
体を乗っ取られても売り子に行くゴスサラ。寺の鏡だw
678もしもし、わたし名無しよ:2006/08/21(月) 00:09:24
GJだ闇ミカ!この状況で日記読めると思わなかったよw
来週もガンガレ!寺'S!
679もしもし、わたし名無しよ:2006/08/21(月) 20:20:46
アフターまでに一件落着して、
「うさっち」買いに行けるといいね…榊ちゃんw
680もしもし、わたし名無しよ:2006/08/21(月) 20:43:02
榊ちゃん、>>679の言うとおりだ。
「うさっち」はアフターから「発売開始」だから、
アフターで買えなくとも明日はあるさ。
681単発if:今日も天すみは平和です:2006/08/21(月) 22:09:21
注意:蓮花、鈴菜はめぐ、リヒトの子供設定。リヒトに親ヴァカ属性があったらというif物です

リヒト 「なんでぇ、なんでぇ。闇ミカもゴスサラも部屋散らかして出かけちまったのか?」
めぐ  「あら、出かける時には片付いてたと思ったのですけど……?リヒトさん、今何か声がしませんでした?」
リヒト 「いんや。なんて聞こえたんだ?めぐりん」
めぐ  「ハイホーとかなんとか…きっと空耳ですわね」
鈴菜  「あいーあー」
蓮花丸 「だぁー」
 落ちている生地を拾う鈴菜。机の上に置いてある針山に手を伸ばそうとする蓮花丸
リヒト 「おい、蓮花丸。あぶねぇから触るんじゃ…!めぐりんっ!」
めぐ  「え?ハッ!鈴菜ちゃんがものすごい勢いで生地を切り始めていますわっ!」
リヒト 「蓮花丸が鈴菜の切った生地を職人の様な技で縫っている…」
 数分もしないうちに闇ミカが作る以上のドレスを完成させる蓮花丸と鈴菜
リヒト 「…天才だ…めぐりん、早速この服を弗波とかいうところに出してみねぇか?!」
めぐ  「えぇ、リヒトさん」

 弗波会場。リヒトとめぐりんのブースは大人気。ドレスはすぐに完売となった。
7番  「素晴しいドレスだ。お父様、是非息子さん達の作ったドレスを次の限定品のドレスに
    お願いしたいのだが」
14番 「次もその次のも是非御願いします」
sige  「限定品だけと言わず、オークションも、いやいっそ鈴丸ブランドを立ち上げるのはどうじゃー!」
リヒト 「いやいや、こいつらは立派なそば打ち職人として育てるつもりなんで、そんなブランドなんて…」

めぐ  「…………。」
リヒト 「確かにうちの子達は天才かもしれねぇですけど…いやそんな…」
めぐ  「蓮花丸ちゃん、鈴菜ちゃん。お兄ちゃん達のお道具弄っちゃ行けませんわよ。
     さっ、8行目あたりから親ヴァカ妄想に浸っているお父様は無視して、大好きなクレヨソシソチャソ観ましょうね」
蓮花丸 「んきゃ」
鈴菜  「きゃっ、きゃっ」

リヒト 「いやいやいや、そんな褒められても…」
682もしもし、わたし名無しよ:2006/08/21(月) 22:33:12
クレヨソシソチャソは危険だぞー。
子供は必ずあの喋り方を真似したがるw
683もしもし、わたし名無しよ:2006/08/21(月) 22:36:38
アソマソマソかポケモソにしておけ、めぐりん。
○に「ゾーウサン」はさせたくない。
684もしもし、わたし名無しよ:2006/08/21(月) 23:19:34
ゾーサンをオマタにはさんで女の子〜。って、デカ健はやったよね?
※寝ルカシルビーあり。

こちらはシルビー海賊団。
女たちの姿が不気味な影に変わり、周りを取り囲もうとする。
シルビー 「鞭が役に立たないなんて!なんなのよ、こいつら!」
寝ルカ 「シルビーさん、とにかく逃げましょう!」
シルビー 「敵に後ろを見せろって言うの!?」
寝ルカ 「そんなこと言ってる場合じゃない!延君たちも、早く!!」
延・ノエル・健・あきら 「「「「うわああーーーーっ!!!」」」」
寝ルカに急かされて駆け出すミニっ子たち。寝ルカもシルビーの手を掴んですぐに走り出す。
全力でいくつもの角を走り曲がって振り返る。
寝ルカ 「やっといなくなった」
しかし、まいたと思ったのも束の間。正面から影が現れる。
影がシルビーに襲い掛かろうとした、まさにその時。
まばゆい光に突然あたりが包まれる。
光が消えた時には影も消えうせていた。代りにそこに立っていたのは。
ルカ 「シルビーなのか?」
シルビー 「ルカ!ルカがあたし達を助けてくれたの?」
ルカ 「シルビーなんか助けるつもりはなかったけどさ、勝手にこいつが動いちまって」
首からさげたゴーストレーダーを見せるルカ。
ルカ 「まあ、結果的には助けてやったってことになるわけだが」
シルビーたちと一緒にいたノエルがヒースに気づく。
ノエル 「兄上!」
686もしもし、わたし名無しよ:2006/08/22(火) 01:00:27
やったの?
ヒース 「ノエル、何故、こんなところにいるのだ?君たちはタタミイチ城に行くと言っていたはずだが」
アナイス 「エルシーは一緒じゃないの?」
ルカ 「そうだ!アニキとヒューイはどうした!?」
延 「行方不明なんです。まったく仕方のない連中です。ちゃんと係りの人の言うことを聞かないから」
ルカ 「行方不明だと?大変だ!」
叔父様 「ルカ君、落ち着きたまえ。冷静に考えれば、この4人が他のみんなとはぐれたというのが
      順当ではないのかね」
叔父様たちにうながされて、これまでのことを話すノエル。
ヒース 「そんなことではないかと思っていたが」
健 「ごめんなさい」
あきら 「反省してまーす」
寝ルカ 「ところで、叔父様たちはどうしてここへ?」
アナイス 「実は、エマお姉様がが行方不明になってしまったの」
Dのところで聞いた話、魔法陣とゴーストレーダーを頼りにここまで来たことを話すアナイス。
寝ルカ 「ゴーストレーダーって、夏休み前に学校で話題になっていた?
     ルカ、本当に買ってたのか…」
ヒース 「猿君が買ったのはたんなるオモチャだが、D嬢がそれに手を加えてくれたのだ。
     侮るべきではない」
シルビー 「ねえ、さっきの話、悪霊が暴れまわっているって。じゃあ、さっきのが?
      キャプテンや巫女ののたちも危険に晒されているんじゃないの?」
叔父様 「とにかく、探さねば。私たちと一緒に来るかね?」
寝ルカ 「闇雲に動き回っても、さっきみたいなことがあると困るし。
     それに人数はできるだけ多い方がいい。シルビーさん、一緒に行きましょう!」
シルビー 「寝ルカせんせー、なんて決断力があるの?ええ、いいわよ!(はあと)
      叔父様、今から叔父様海賊団って名前に変更してあげてもいいわ!」
叔父様 「別に私の名を海賊団につけてもらっても嬉しくはないのだが」
688もしもし、わたし名無しよ:2006/08/22(火) 01:03:36
リロ忘れゴメ…orz
>686は>684に対してです
689685、687:2006/08/22(火) 01:15:04
>686
こちらこそ、もたもたしていたもので。
しかし、はさむ話題をはさむとはw
光の玉に導かれ、東京少年一行と再会した凌。
その後を追ってくるたえと居候傷セシ、牛若丸、ちょこちょことついてくる美門、ピッコロ、アン。
四郎 「あっ、アナイス!こんな所で会えるなんて、やっぱり俺たち運命の糸で結ばれているんだな!」
たえの手をとろうとする四郎。素早く避けるたえ。
たえ 「誰かとお間違えでは?」
四郎 「アナイスと声が違う?」
凌  「四郎兄、この人はたえさん。アナイスさんとは同ヘッドの別人だよ。
    僕と13ののさんだって、他人の空似の同ヘッドでしょ?」
13ミミ 「普通格好で分かるでしょ。
     っていうか、巫女ののちゃんかと思ったよ。キャプテン君と一緒にいるんだもん」
牛若丸 「あいや、13ミミ殿。こちらの御仁もキャプテン殿とは別人らしい」
13ミミ 「え、違うの?」
居候傷セシ 「俺の顔ってそんなにどこにでもありふれた顔なのか?
       イケテルと思ってたのに…(ぶつぶつ)」
美門 「そんなことより、みぶ邸を知りませんか?」
オリビア 「MIB?」
雪之丞 「Men in Black?」
牛若丸が帯に差した笛をしげしげと眺めているピッコロ。
ピッコロ 「これはとても良い笛なのだ」
牛若丸 「幼き頃生き別れた母上の形見の笛じゃ」
初対面のSDが多いので中々話がまとまらないが、どうにか一同の持つ情報を掻き合せる。
凌  「純ねえがいなくなっちゃった!?」
勲  「こまめタンが何かを知っているようだ」
凌の足下に寄り、服の裾を掴むこまめ。
凌  「な、何でこまめが動いてるの…?」
たえ 「凌殿、お母様にご挨拶を」
凌  「お母様?」
たえ 「そこな猫のぬいぐるみに宿っているお御霊、凌殿のお母様ではありませぬか」
四郎 「母さんのオミタムァーーー!?」
凌は呆然とこまめを抱き上げる。
凌  「母さんが、僕を守ってくれて、純ねえの危機を教えてくれた…」
凌を抱きしめて頭を撫でるこまめ。
思わずもらい泣きしている勲。
四郎 「そうだよ、純!純の居所はどこなんだ、母さん!!」
すっと横の壁を指さすこまめ。
四郎 「こっちの方角か!まっすぐ行って、そっち方向に進む曲がり角を探せばいいんだな!」
たえ 「お待ちなさい」
こまめが指さした壁を凝視するたえ。
まじないを唱えながら壁に手をつけると、手がまるで壁の中に吸い込まれるようにすり抜けてゆく。
たえ 「この壁はまやかしです」
勲  「このまま進めるってことか」
ためらいなく壁に直進する勲。
それに続き、一同は次々に壁の向こう側に入っていく。
13ミミ 「なんだかおかしなことばっかり起きて、ちょっとのことじゃ驚かなくなってきたよ…」
692もしもし、わたし名無しよ:2006/08/22(火) 18:50:27
13ミミ、これを機におばけ嫌いを克服するんだw
カイがサシャの名を叫びながら走り去った後。
トニー 「サシャって、誰だ?」
ユニ 「にーたんの好きなひとでつよ。きっと、サシャねーたんに大変なことが起きたに違いないでつ。
    ユニも行くでつ!」
カイの後を追って駆け出そうとするユニ。その手をつかんで引き戻すトニー。
トニー 「待った!君の兄さんから頼まれているんだ。ひとりで行かせるわけにはいかないな。
    みんなで行こう!」
ユニ 「え?でつ」
13キラ 「そうね。どうせ、引き返すことはできないんだもの。前に進むしかないわ」
ミシェル 「それに、この道のどこかに延君や健君やあきら君やノエル君がいるような気がします」
こはく 「賛成!あきらたちを探しにいこう!」
マギー 「うん!少し休んだから、元気が出てきたよ」
里28番 「決まり、みたいですね」
より 「じゃあ、みんないいこと?今から出発するけど、怪しいものを見つけたらすぐに言うのよ」
その時、何もないところから不意に古風なドレスを着たふたりの少女が現れる。
ヒューイ 「うわ…」
思わず飛び出すトニー。
トニー 「また現れたな!亡霊!」
城からずっと持っていた剣を振り上げるトニー。
? 「や〜ん、何するのよ、いきなり!」
?? 「闇ミカ君、助けて!!」
ミシェル 「トニーさん、待ってください!この人たちは!」
翔 「美加!どうしたんだ、こんなところで!」
やはり、何もないところから現れた翔。
美加 「翔ちゃん!?」
ユニ 「ニコにーたん!!」
ニコラウス 「ユニ…ちゃん?」
そして、最後に闇ミカが現れた。
闇ミカ 「みんな、無事に壁を抜けられた?」
ハイホーハイホー ザンショーガキビシイザンショ♪
楓 「(ミシン踏みながら)歌う前に手を動かして!」
他 「「はいっ!!!」」
紅 「楓ちゃん、ミシンの糸が少なくなってるわ。買いに行かなきゃ」
嵐 「ビョウが足りねーよビョウが。この季節に革はあっちーなー」
楓 「ということで、ミシン糸とビョウ、お願いね」

蓮 「なんで私が買い出し係なのよ!!」
嵐 「アンタ裁縫できないし。ついでに俺コーラな」
楓 「あたしオレンジジュース」
紅 「私、ガラナにしてね」
蓮 「(メモメモ)糸…ビョウ…コー…ガラナって何よガラナって!」
紅 「あら、知らないの? 北国限定のコーラに似たモノよ」
蓮 「あたしにどこまで行けっていうのよ!! 
   もう、下僕は長編出ちゃってるし、いつの間にか呼び出されたここは戦場だし」
楓 「早くー! マクハリは週末にかかってるのよ。
   なんとしても寺二つ分の商品を上げなきゃ、お手伝いこびとさんの沽券に関わるわ!」

嵐 「なんであいつ、あんなにやる気なんだ?」
紅 「どうしてかしらね。鼻先にニンジンぶら下げられたお馬さんみたい」
蓮 「他にないわね、無いなら行っちゃうわよ!!」
三人 「「「いってらっしゃーい」」」

楓 「(なんとしても…なんとしてもスマイリップをマクハリの限定に…)」
紅 「もう無理と思うんだけどね」
※28番とまどかが登場しますが恋愛要素はありません。

姫君の先導で迷宮を抜ける27番、28番、13ナナ、まどか。
27番 「えらく複雑に入り組んだ地下道だな」
28番 「ここからまたシシド城に引き返せって言われても、到底辿り着けませんよ」
やがて一行は、豪奢に飾り立てられた両開きの扉の前に出る。
姫君が扉の前に立つと、まるで彼女を待っていたようにすーっと自然に開く扉。
扉の向こうに現れた光景を見て目を見張る人間四人。
まどか 「舞踏会……?」
そこだけ地下迷宮とはまるで異なった雰囲気の大広間だった。。
高い天井には巨大なシャンデリア。
その他にも至る所に設えられた燭台に広間は煌々と照らし出されている。
そして大広間には、時代がかったドレスで着飾った少女たち。
彼女たちの多くに、一行は見覚えがあった。
27番 「眠のの!純!!」
28番 「エマお嬢様!」
広間に駆け込む四人とそれに続く姫君。
全員が広間に入ると、もう逃がさないとばかりに扉が勢いよく閉ざされた。
ゴスサラ体 「よく来ましたね、わらわの可愛い娘。会いたかったですよ」
足音もたてずに歩いてきて姫君に手を差し伸べる、ゴスサラの体を乗っ取った王妃の霊。
姫君 「お母様……?」
まどか 「お待ちなさい!あなた一体、ゴスサラさんに何をしましたの!?」
しかしまどかの詰問を無視し、ゴスサラの体は姫君の頬を撫でようとする。
ゴスサラ体 「…そなたも体がなくては不自由でしょう。すぐに、そなたに似つかわしい体を用意します」
王妃の霊の脳裏に、今迷宮内にいるミニっこ女子たちの姿が次々に浮かんでゆく。
ゴスサラ体 「この娘が一番そなたに似ていますね」
一見何もないように見える空間に向けて手を伸ばすゴスサラの体。
こちらはミニっこと凸凹な保護者たち。
闇ミカ、ゴスキラ姉妹、翔、ニコラウスと互いの状況を交換している。
被害の大きさを聞き、眉間に皺を寄せるミシェル。
ミシェル 「そんな一大事になっていたなんて…」
ピエロキラ 「あなたたちも、あたしたちと一緒にいた方がいいわよ」
ベイベキラ 「そうだわ。魔法を使えるのが、そっちの白魔術師のおチビちゃんたちだけじゃ
       心許ないでしょう?」
ユニ 「もしかしてサシャねーたんも悪いオバケにつかまってしまったんでつか?
    助けに行ったにーたんも…」
ニコラウス 「大丈夫。皆、きっと助ける」
その時、突然空中に現れた二本の腕が里M17番の両腕を掴む。
里M17番 「イヤーー!!先生ーー!!」
里28番 「里M17番さん!?」
里M17番から謎の腕を引き剥がそうとする里28番。
ゴスサラの声 『邪魔をするな!』
里28番 「うわっ!」
弾き飛ばされる里28番を受け止めるトニー。
トニー 「何だ、新手の化け物か!?」
闇ミカ 「ゴスサラ!!」
素早く呪文を唱える闇ミカ。里M17番を掴み上げる腕に、黒い糸のようなものが巻きつく。
空間に時空の歪みが生じ、腕に引きずれられて飲み込まれる里M17番。
里28番 「里M17番さん!!」
闇ミカ 「落ち着いて!『印』をつけたから、転移魔法で追跡できる。
     この人数を飛ばすには魔法陣が必要だな。
     キラちゃんたち、マリマリちゃん、魔法陣を描くのを手伝って」
キラキラマリマリ 「「「「了解!!」」」」
697もしもし、わたし名無しよ:2006/08/24(木) 14:29:35
>キラキラマリマリ
かわいいなww
複雑に入り組んだ地下道を進む叔父様一行。
寝ルカ 「今、誰か叫びながら走って行きませんでしたか?」
ヒース 「サシャと叫んでいたようだが」
ルカ 「カイか!?何かあったのか?」
アナイス 「とにかく行ってみましょう!」
黒ナーシャ 「こっちでつよ」

一方、こちらはカイ。
勘だけを頼りにクリスたちのところにたどりつく。
クリス 「カイ!サシャが!」
サシャの衣服が落ちているのに気づくカイ。何も聞かないのに、一瞬で理解する。
巫女のの 「とにかく、急いでサシャ様のあとを追いましょう」
それまで、ひとり静かに精神を集中させていた巫女ののが振り返る。
キャプテン 「追えるのか?」
巫女のの 「はい。サシャ様だけではなく、リズ様も、そして眠ののもそこにいます!」
ようやく追いつく叔父様たち。
シルビー 「キャプテン、巫女のの、探したわよ!」
叔父様 「クリス君、今日は撮影だと聞いていたが、いったい何が?」
キャプテン 「説明は後だ!一緒に来てくれ!」
巫女のの 「エマ様をさがしておられるのですね?私たちとまいりましょう」
呪文を唱えながら、壁に手をあてる巫女のの。その手が静かに壁の中に消えていく。
巫女のの 「皆様、はぐれないように手をつないでくださいませ」
キャプテン 「おう!」
延 「うわっ、すごい!この壁、通り抜けられるんだ!」
ノエル 「いいから早く!」
健 「なんだかドキドキする」
あきら 「黒ナーシャ、おいで」
トッピ 「何事も…経験だ…ぜ」
壁のあったあたりの空間がぐにゃりと歪み、全員の姿がそこから消える。
699もしもし、わたし名無しよ:2006/08/25(金) 23:34:21
あきら→黒ナーシャフラグの存在を久し振りに思い出したよ
700もしもし、わたし名無しよ:2006/08/26(土) 09:59:05
白ナーシャ→ミニ健もあったよね。そういえば
701もしもし、わたし名無しよ:2006/08/26(土) 12:05:49
あきらの顔を忘れかけてる自分。
寺さんのモデルでもワノフでも見かけないし・・・
702もしもし、わたし名無しよ:2006/08/26(土) 12:40:34
明日は幕張か…寺'Sガンガレヨ〜
この調子だと榊ちゃんのアフター参加もなんか危うそうだね
703もしもし、わたし名無しよ:2006/08/26(土) 13:42:52
この調子なら応援すべきは寺Sではなく小人さんたちだよね。
ガンバレ、ハイホーズ!
704もしもし、わたし名無しよ:2006/08/26(土) 13:46:29
でもスマイリップは今回出ないだろう
705もしもし、わたし名無しよ:2006/08/26(土) 14:57:37
もしスマイリップ楓が出たら、「笑楓」?
706もしもし、わたし名無しよ:2006/08/26(土) 15:26:34
楓(藁)。
707もしもし、わたし名無しよ:2006/08/26(土) 22:17:54
スマイリップじゃなくて普通に再販してほしい…
708もしもし、わたし名無しよ:2006/08/27(日) 00:30:26
>>701
つ http://www.superdollfie.net/sd/gentei/akira.html

あとは、別天国なんかの検索サイトから
個人持ちの子を探すといいよ。
709もしもし、わたし名無しよ:2006/08/27(日) 00:47:15
こうして見ると、あきらって橘一家の中では異色の顔だね。
710単発if:29番が熱い日 1/3:2006/08/27(日) 00:58:57
※眠翔の性格設定はぼんやり属性準拠

「スウィートドリーム」の厨房に入って来る眠翔。眠ナナと眠ミュウが慌ただしく作業をしている
眠翔  「…すみませぇん」
眠ナナ 「何か用?眠翔くん」
眠翔  「……えっとぉ………あっ、…これ29番先輩が」
 首から下げているメモ帳を眠ナナに渡す眠翔
眠ナナ 「ありがとう。えっと『コーヒー豆がきれそうなので注文御願いします』ね。わかったわ」
眠ミュウ 「でもなんで29番君、いちいちメモを眠翔君に渡すのかしら?口頭でいいじゃないね」
眠翔  「……そういえばー……………(考え中)……………なんででしょうね?」
眠ナナ 「…じゃあ、これ注文しとくって29番君に言っといて」
眠翔  「…はい、御願いします。じゃあ僕………………………」
眠ナナ 「どうしたの?」
眠翔  「……次なにするんでしたっけ?」
眠ナナ 「29番君に『コーヒー注文しとく』と伝えて、レジ打ち戻ればいいんじゃない?」
眠翔  「あぁ…」
 ポンッと手を打ち、ニコッと笑う。
眠翔  「…………………そうでしたw」
眠ナナ 「(怒ナナモードで)眠翔くん、そのメモ貸して…」
 眠ナナがメモを書いている作業台に見た事の無いケーキが置いてあるのに気づく眠翔
眠翔  「これ…、新作ですか?」
眠ミュウ 「あ、それ違うのよ。あ、そうだ悪いけど眠翔くん」
眠翔  「?…はい」
711単発if:29番が熱い日 2/3:2006/08/27(日) 01:01:03
 店に戻る眠翔。手には先ほどの新作ケーキのお盆を持っていた
眠翔  「あ…29番先輩〜…メモ渡して置きました。で…これ…」
 眠ナナのメモを29番に渡す眠翔
29番  「あぁ、ありがとう(流石眠ナナさん、メモで伝えてる意味がすぐ分かったか)
     ところでそのケーキは?」
眠翔  「……え?…あっ…確か〜…新作のケーキ…」
29番  「新作?じゃあショーケースに入れとくのか?」
眠翔  「……じゃなくて……味見…」
29番  「味見か、味見をすればいいんだなっ!」
 イライラとしだす29番、眠翔の言葉を最後まで聞かずお盆のケーキーを一つ取るとパクッ食べる。
眠翔  「…じゃなくて…味見……を眠ミュウさんがしたら生クリームが…えっと…生クリームが」
29番  「生クリーム?そういえばなんかクリームに酸味があるな…ヨーグルト味か?…ウッ!」
 突然29番は従業員用の手洗いに駆け出す
眠翔  「…あっそうだ……傷んでいたので…捨ててと言われました…」
 
 --従業員室、げっそりとした顔で転がっている29番
マジミカ 「29番さん、整腸効果のある薬草クッキー置いとくから食べてね」
29番   「…すまない、マジミカ君」
眠翔  「すみません…29番先輩。『傷んで』って言葉がなかなか出てこなかったんです…
     日頃使わない言葉なので…思い出すの大変でした…」
29番  「そのせいで俺はもっと大変な目にあってるYO!!マジミカ君…「人より10倍早く話せるクッキー」とかないか…」
マジミカ 「ないね。それにあっても彼の場合「あ」が10倍増えるだけかもしれないし…」
眠翔  「あ………そうかもしれませんねw」
29ミカ  ((自覚ありっ!? Σ(゚Д゚(゚Д゚;)))
712単発if:29番が熱い日 3/3:2006/08/27(日) 01:01:49
マジミカ 「でも、眠ミミちゃんといい、眠ののさんもなんでぼんやりタイプばかり雇ってんだろう?」
29番  「眠ののさんの選んだ人材を悪く言うな。きっとこれには意味が…ハッ!!
     (これはもしかして眠ののさんが今まで一人で暗殺者家業をしていた俺に人を指導する事を覚えなさいと
      そして成長しなさいとそう言っているのか?そういう意味で雇ってるのか?)
     ……分かりました。俺もこのスレ1の苦労好きと言われた男、あえてその試練を受けようじゃありませんか。眠ののさん」
マジミカ 「29番さん、ロッカーの前に眠ののさんいないけど…ダレトハナシテルノ?」
29番  「眠翔君、明日、いや、今日から特訓だ」
眠翔  「…特訓?」
29番  「店が終わった後は早口言葉の練習、そして俺が毎日マグロ料理を作ってやる
     見ていてください、眠ののさんっ!きっと俺がこいつをキングオブウェイターにしてみせますからっ!」
マジミカ 「だからそっちに眠ののさんいないってば〜。…眠翔君、29番さん熱くなってるけど大丈夫?」
眠翔   「…はぁ…頑張り…ます?」
マジミカ 「何故、半疑問形?」
 そこに扉をノックしてピョコッと顔を覗かせる眠ミミ
眠ミミ  「眠翔くん。29番先輩のお腹大丈夫?」
29番   「眠ミミちゃん、いい所に来た。君も明日から特訓だ。君は集中力に欠けるので一緒に早朝寺で禅を組もう
      その後は写経を書いて…」
眠ミミ  (お寺?29番先輩、もしかしてミミと早朝デートし・た・い・の・?
      誰もいない静かなお寺で朝日をバックに告白。ありそうでなかったシチュにミミ、ドッキドキッ
      でも駄目…ミミは29番先輩の気持ちには答えられないのだって(ry )

マジミカ 「あぁ、眠ミミちゃんまで巻き込んでるよ…まっいいか、面白そうだし。
      眠翔くんも頑張るって言ってるしね。
      頑張る皆のために僕は毎日滋養強壮クッキーを焼いてあげようかなw」
713もしもし、わたし名無しよ:2006/08/27(日) 01:03:16
捨て子だから
714もしもし、わたし名無しよ:2006/08/27(日) 01:16:54
なんか29番と桔梗って気が合いそうかも
※実際に17世紀のハイランドで起きた悲劇を題材にしています。
28番とまどかが登場しますが、恋愛要素は含みません。

舞踏会場の大広間は、よく見ると12角形をしている。そのそれぞれの辺の内側の床にローマ数字で
1から12までの数字が色石で嵌め込まれている。
さながら、巨大な時計の文字盤のようである。
それを時計と考えるならば、1時、3時、5時、7時、9時、11時の位置に、計6枚の扉がついている。
27番たちが飛び込んだのは『5時』の位置にある扉からだった。
広間の中央の天井からぶらさがる巨大なシャンデリアの蝋燭のひとつに、今新たに火がともされる。
そして、その下に魂の抜けた里M17番の体がふわふわと宙に浮いている。
ゴスサラの体を奪った王妃の霊が姫君に里M17番を示す。
ゴスサラ体 「姫よ、そなたのための体ですよ。さあ、この中にお入りなさい」
姫君 「お母様、もうやめて、こんなこと!姫はただ、お母様と一緒にいたいだけなのに」
ゴスサラ 「そうですよ。これからはずっと一緒。やがて、華やかな舞踏会が始まり、死者と生者が
      交わり、わらわたちは永遠の時を生きるのです」

27番 「(ヒソヒソ)どういうことだ?」
まどか 「あんなふうにしてエマさんやゴスサラさんたちの体も乗っ取ったということですの?」
28番 「ですね。手を見て、中身はともかく、外はエマお嬢様ってわかりました。
    ヒースさんに手が荒れないよう寝る前にクリームをつけて手袋するように言われてるのに…」
13ナナ 「では、ゴスサラさんや27番先生の生徒さんたちは?」

ゴスサラの姿をした王妃が振り返る。
ゴスサラ体 「娘をよくここまでお連れくださいました。そなたたちを客として迎えましょう。
        いずれにせよ、ここからは二度と出てゆくことはできないのですから」
27番 「なんだってえっ!!」
28番 「先生、落ち着いてください。ここを出られたところで、さっきの地下道をたどって無事外に
    出られるかどうかはわからないんですから」
27番 「お前、やけに冷静だな。何か考えがあるのか?」
28番 「んー、敵が知っている人の体じゃ暴れるわけにもいかないし、どうしようかなと。
    それに、27番先生じゃ戦力にならないし」
27番 「ちょ、おまっ…!俺と13ナナさんが足手まといとでも言うのか!?
    これでも俺は無駄に元気のありあまっている厨房と日々…」
ゴスサラ体 「そなたら、何を内輪もめしているのです、鬱陶しい」
王妃の注意が27番に向けられた隙をついて、28番が王女の体を抱えあげる。
ゴスサラ体 「いったい何を!姫をお返しなさい!!」
28番が王女を13ナナに預け、その首にまどかが13ナナのネックレスをかける。
ゴスサラの姿の王妃は近づくことができない。
ゴスサラ体 「卑怯な!」
13ナナ 「お姫様、私たちを信じてくださいますか?お母様を助けて上げたいのでしょう?
      あなたたちのために、できるだけのことをしてあげたいの」
姫君 「はい」
まどか 「とにかく、その少女(里M17番を指して)を元に戻してあげてくださいませ!」
ゴスサラ体 「それはできぬ。一度肉体から離れた魂を元に戻すには…」
その時、衣擦れの音をさせてチャイナりおが近づいてくる。
リオ体 「王妃様、黒魔術師と白魔術師を含む一団が『9時』の方角からこちらに向かっています。
     そして、霊能力者を含む集団が『3時』と『11時』の方角から!」
ゴスサラ体 「恐れるにはたりません、リオ。全てはこの『時』のために用意されていたこと。
        今こそ、リオ一族とわれらが野望を果たす時」
27番 「思い出した。リオ一族、このあたりを治めていた領主の一族ですね。
    一族出身の王妃の密会の手引きをしたのが、領主の奥方と言われているんですよ」
13ナナ 「確か、ショギョーム城に住んでいらしたという方?」
27番 「そうです。王妃の裏切りを許せなかった王は、なんとか理由をつけて一族を潰したかった。
    でも、証拠はありませんでした。
    そこで、忠誠を誓う誓約書の提出が悪天候のために遅れたことを理由に、領主の一族の
    虐殺を企てるんです。王の差し向けた兵の手にかかったのが38人、外に逃れたものの、
    寒さで凍えた者など、女性子供を含む78人が命を落としたと言われています」
まどか 「まあ!なんてひどい…」
28番 「ハイランドの歴史の暗部ですね。しかも、王が差し向けた兵たちというのが、同じハイランドの
    別の一族だった。英国人なら誰でも知っていることです」
27番 「領主の奥方リオは妹のリアが倒れるのを見て、自分も致命傷を負いながら、こう叫んだそうです。
    『たとえ何百年かかろうと必ずこの身は蘇り、無念をはらして見せようぞ!』」

同じ頃、こちらは『スウィートドリーム』の一行。
案内役の霊のあとを追って角を曲がると、周りの壁一面に骸骨が並んでいる。
思わず立ちすくむ一同。
29番 「大丈夫ですよっ!ここは地下墓地だったところみたいです。ただのお墓です!」
眠ナナ 「見なければいいのよ、見なければ」
眠ミュウ 「そうよね。さあ、目を閉じたまま行っちゃいましょう」
眠ミミ (何か楽しいことを考えればいいの。そうよ、ここはお菓子のお城なの。ミミはね…ミミは…)
マジミカ 「みなさん、すごいですね。順応性が高いというか…」
セシル 「これこそが『スウィートドリーム』クォリティ」
りあ 「怖いけど、お姉ちゃんに会いたい。お姉ちゃん、どうか私に勇気をください!」
718もしもし、わたし名無しよ:2006/08/27(日) 19:15:16
長編の続きwktkで待ってました。
職人様s、がんがってください!
719もしもし、わたし名無しよ:2006/08/28(月) 19:46:35
いよいよクライマックスだね
男SDの格好いい活躍に期待(・∀・)

ところで喪前らの選ぶこのスレの格好良い男SDナンバー1は誰?
自分はイサイサ(特にテスト板)なんだけど
720もしもし、わたし名無しよ:2006/08/28(月) 20:12:09
自分の表一位は、好きな人のために不器用ながらたゆまぬ努力を積み重ねるカイ。

裏一位は、好きな人のために明後日かつ斜め上な自爆的努力を積んで悔いなし
テスト板のマッドサイエンティスト司先生。
721もしもし、わたし名無しよ:2006/08/28(月) 20:12:46
ちょっとだけ話ぶったぎり。
SD オクスレ (153) の >>407 で夜の人が・・・。
昼の人ならわかるんだがw
722もしもし、わたし名無しよ:2006/08/28(月) 20:24:04
>721 え? 荒夜で合ってるんじゃないの?
遠夜もおっぱい星人だったっけ?
723もしもし、わたし名無しよ:2006/08/28(月) 21:12:45
 416 :もしもし、わたし名無しよ :2006/08/28(月) 15:39:58
 顔ごと寄っていかないで、カメラだけ寄ってるところにムッツリ感が溢れてるねw

↑これ読むと、確かに荒夜のキャラとは違うなw
724もしもし、わたし名無しよ:2006/08/28(月) 21:37:07
自分の選ぶカッコイイ男一位はそんな荒夜だw
いつも人を食った冗談ばっかりの男がたまに本気を見せるのがいい。
725もしもし、わたし名無しよ:2006/08/28(月) 22:12:50
カッコいい男1位はヒースだ。
なんやかんや言っても紳士の態度を崩さないところが(・∀・)イイ!!
726もしもし、わたし名無しよ:2006/08/28(月) 22:15:52
>>722
す、すまん、完全に勘違いしてた。
夜の人が荒夜だったな。
時季はずれの夏期休暇明けは脳みそが湧いてるぜ・・・。

荒夜のGスーツ着てアフター参加してくる。orz
727もしもし、わたし名無しよ:2006/08/28(月) 23:07:08
ジャンル違いだけど、迷子天使のオンライン小説のタイトルが
『深く静かに妄想せよ。』だった…
すぐこのスレの寝ルカを思い出した。
728もしもし、わたし名無しよ:2006/08/28(月) 23:15:13
カッコイイ男といえば私はリヒトを一番に推すな。
精神的バランスが取れてて甲斐性あるし。
頼りがいのあるおやっさんキャラは大好きだ。
729もしもし、わたし名無しよ:2006/08/28(月) 23:37:33
>728
リヒトは格好いいね!
旦那さんにしたい男No.1だよ。めぐりん裏山。
730もしもし、わたし名無しよ:2006/08/29(火) 00:41:53
遠夜が好きだ。
体力と視力がなくて肉弾線ではヘタレでも、
知的な大人の会話ができるのは遠夜だけだと思ってる。
大人組の苦労性いいんちょも好きだ。
731もしもし、わたし名無しよ:2006/08/29(火) 08:30:15
遠夜だったらハイ黒の冷徹な王様役も好きだったな。
ハイ黒はシリアスだからみんなかっこよく書かれてるけど。
732もしもし、わたし名無しよ:2006/08/29(火) 13:33:50
「格好良い男」だと大人設定キャラが強いね。
「可愛い男」ならミニっこや凌タンも票が入るかな?

ミカエルはヘッド造形的には「可愛い」の方だけど
キャラは闇も銀も「格好良い」と感じるよ。
マジは「可愛い」だな。一番年上だけど。
一方、教室+レオナ+番号ヘッド海賊ズ+荒夜+シンディチーム。
シンディ 「こっちよ」
シンディの先導で迷宮内を進んでいく。
たまに現れる悪霊も
シンディ 「鬱陶しいわね!」
魔力の一閃で薙ぎ払ってしまう。
4番 「シンディさん、頼りになるっす!」
荒夜 「そりゃそうさ!何たって俺のシンディだからな!」
シンディ 「勝手に人を所有物にしないで頂戴」
荒夜に突っ込みを入れてから足を止めるシンディ。
教室 「どうしたっすか?」
シンディ 「この壁…抜けられるわ」
壁に向かって手を翳し、魔力を放出するシンディ。
魔力を浴びた壁面に、扉一枚分の穴が開く。
シンディ 「この先からチャイナ娘の気配を感じるわ。それから、私以外の術者の気配も」
レオナ 「もしかして巫女ののかしら?」
シンディ 「行くわよ。念のために戦闘準備を整えておきなさい」
海賊ズ 「「「アイアイサー!!!」」」
遠夜 (シンディさん、すっかり仕切ってますね)
正十二角形の大広間。
「3時」「9時」「11時」の方角の扉が眩い光を放ち始める。
そして新たに「7時」の方角の扉も。
リオ体 「王妃様、今度は『7時』の方角から黒魔術師を含む集団が向かってくるようです」
ゴスサラ体 「残る一つの扉。『1時』は」
ゴスサラの体を乗っ取っている王妃がそちらに視線を向けた時。
「1時」の扉もまた、輝きだした。
リオ体 「この気配は、魔術師…力の種別は、赤魔術……?」
ゴスサラ体 「全ての扉から生者が現れる時、『時』は来る」
既に27番たちが通ってきた「5時」の方角を含む六枚の扉全てが光を帯びた時、
何処からか時を告げる鐘の音が響いてきた。
ゴーン……ゴーン……と一つ音を刻む毎に、床のローマ数字の色石から光が立ち上ってゆく。
1、2、3、……12まで全ての色石から光の柱が天井へと伸びきった時。
「5時」以外の扉が一斉に開き、SDたちが広間の中へと雪崩れこんできた。
ニタリ、と唇の端を持ち上げるゴスサラの体の王妃。
ゴスサラ体 「役者は揃った。『宴』の始まりじゃ……!」
735もしもし、わたし名無しよ:2006/08/29(火) 20:41:00
自分の主観

格好いい男-イサイサ
可愛い女-純
格好いい女-シンディ
可愛い男-榊ちゃん
※セシのの、カイサシャ、イサ純、ミカサラ、その他家族愛あり。
 さらわれた少女達のオミタムァが出てきます。

五つの方角から扉を開けて、一斉に広間になだれ込むSDたち。
誰の目にも見ることはできないが、彼らの背後に一人の神と5人の天使の姿があった。
百合 「ここが『時の宮殿』」
白鳥 「ハイランドの地下にこのようなものが存在するとは」
桔梗 「デカ健様、一刻も早く彼らを助けなくては」
デカ健 「待て、桔梗。お前には俺たちが守るべきSD(ひと)がどういうものかまだわかっていないな。
     ひとりひとりは頼りなく弱い存在だが、力を合わせれば、どんな困難にも立ち向かっていける。
     やつらを信じて、もう少し見守ってやろう」
白蓮 「デカ健様、そんな深い考えでいつもSD(ひと)を見守っていたんですね」
デカ健 「いや、これから面白くなりそうだからさ、ここで邪魔するのももったいないと思って」
白鳥 「デカ健様!」
霞 「おみたむぁ…」
デカ健 「ああ、霞にも見えているのか。
     ここから先は、悪霊だろうと、いい霊だろうと、一歩もここを通すな!
    全てをあるべき場所に返してやるのが俺たちの務めだ!」

一見しただけでは円にも見える正十二角形の地下の大広間。
厳かな音楽が鳴り響き、一斉に踊り始める着飾った少女たち。
オルゴールの中の人形のようにくるくる回りながら踊りだす。
その中に自分の見知った顔を見つけて混乱する男達。
四郎 「純?どうしたんだ、そんなドレスなんか着て!」
ヒース 「エマ、無事だったのか?人を心配させるものではない。しかし、その格好は」
セシル 「眠のの!いや違う!眠ののじゃない!だけど、やっぱり眠ののだ!
     どういうことなんだ、これは!」
天井に近い位置を漂う少女のオミタムァたち。
目に見えない鳥かごのようなところに入れられて、下に降りることができない。
眠のの魂 「セシル、私はここよ!」
純魂 「お兄ちゃん、いっちゃん!」
リズ魂 「クリス!ああ、どうしよう、私たちの声は聞こえてないの?」
サシャ魂 「ねえ、ゴスサラさん。私たちの魂を元の体に戻す方法って?」
ゴスサラ魂 「方法はあるにはあるわ。ただ、一度悪霊に取り付かれた体に戻るには
        膨大なエネルギーを必要とするの。
        こんな閉ざされた空間では、地下宮殿ごと吹き飛ばされないとは限らない。
        私だったら、好きな人にそんな危険を冒して欲しいとは言えないわ。
        それに、その前に取り憑いている霊を追い出さなければ」

カイ 「サシャ、いったい…」
雪之丞 「What?なんだか目が回ってきたze!」
13キラ 「ねえ、部屋全体が回り始めていない?クラクラしてきたわ」
教室 「みんな、動いていないものを見るっすよ!壁の方を見ちゃ駄目っす!」
エルシー 「なんだか気持ち悪くなってきちゃった…」
ピッコロ 「アン、大丈夫なのか?僕にしっかりつかまっているのだ」
荒夜 「シンディ、回転を止める方法はないのかよ?」
シンディ 「今、考えてるわ。それより、あのチャイナっ子は?」
レオナ 「普段から三半規管を鍛えている海賊組みと甘夢の人たちは回転に強いみたいね。
     船酔いに効く薬、回転酔いにも効くはずだけど」
巫女のの 「眠のの、ここにいることはわかっている。でも、いったいどこに?」

その中で、迷うことなくアナイスに近づいていくゴスサラの体を乗っ取った王妃の霊。
ゴスサラ体 「あなたが、『鍵』を持っているのですね?」
738もしもし、わたし名無しよ:2006/08/30(水) 09:29:56
格好いい男-デカ健様
可愛い女-シルビー
格好いい女-眠のの
可愛い男-荒夜

なんか好みの偏り方がよくわかるな…
739もしもし、わたし名無しよ:2006/08/30(水) 10:47:14
格好いい男-荒夜
可愛い女-チャイナりお
格好いい女-13サラ
可愛い男-キャプテン

格好いいに入れちゃったけど、荒夜も可愛い
740もしもし、わたし名無しよ:2006/08/30(水) 14:26:00
格好いい男-デカ健様
可愛い女-Dたま
格好いい女-シンディ
可愛い男-傷セシ

人それぞれ色々あっておもしろいね、これ
741もしもし、わたし名無しよ:2006/08/30(水) 14:48:30
海賊組が三半規管が強いのはわかるが
何故甘夢組も強いのか、だれか教えてください・・・orz
742もしもし、わたし名無しよ:2006/08/30(水) 14:54:59
>741
三半規管を鍛えてるから海賊組は回転に強い
甘夢組は閉じ目だから目が回らず、回転に強い
…ってことじゃないかと。
743もしもし、わたし名無しよ:2006/08/30(水) 16:48:19
>738-740で可愛い男と言われてる連中、みんな自分では格好いいと思ってそうだな。
可愛いなんて言われたら怒りそうw
744もしもし、わたし名無しよ:2006/08/30(水) 18:15:47
荒夜とか傷セシとかの大人組は甘んじて受けてついでにキザな台詞でも
吐いて欲しいな。>可愛い男 キャプテンはテレながら怒りそう。

可愛い女といわれてるのは結構バラけてるね。
もっと続いたら集計とってみても面白いかも…
745もしもし、わたし名無しよ:2006/08/30(水) 18:51:44
格好いい男:イサイサ
格好いい女:シンディ
可愛い女:13ミミ
可愛い男:マジミカ

男キャラはジョーが一番好きだけど格好いいかっていうと違うんだよなw
746もしもし、わたし名無しよ:2006/08/30(水) 19:15:36
>745
自分も好きキャラと格好いいと思うキャラは違うかも
好きなのは抜けてて憎めないおバカキャラ。
榊ちゃんとかw
747もしもし、わたし名無しよ:2006/08/30(水) 19:18:16
雑談中でも長編の続きは常にお待ちしています。
ゴスサラ・闇ミカの仲良い描写があります。恋愛とも普通に仲良しとも取れると思いますが、
甘めの展開やセリフが苦手な方はご注意ください。
蓮華丸・鈴菜は、リヒトとめぐのところへ間違ってやってきた赤ちゃん説準拠。

午後の休憩中の "そば処天すみ"。
リヒト 「ん?めぐりん、針仕事か?」
めぐ 「ええ、花ふきんを縫ってますの。さくらがお手伝いしてくれて、
  図案を写した布がこんなに。ふふっ、楽しくて、つい針をとってしまって」
リヒト 「めぐりんらしいなぁ。あんまり根つめないでくれよ」
裏口へ出てゆくリヒトと入れ違うようにゴスサラ登場。
ゴスサラ 「??めぐさん、それ何?めぐさんが刺す刺繍にしちゃあワイルドだわ」
めぐ 「ちょっと普通の刺繍とは違いますわね。これは花ふきん。刺し子ともいいますの」
ゴスサラ 「あ、刺し子なら聞いたことあるわ。手芸用品店にバッグを作るセットがあったもの」
めぐ 「その技法を使って、ふきんに幾何学模様を縫ったものが花ふきんですの。
  この柄は麻の葉模様、こちらは七宝繋ぎ模様」
ゴスサラ 「へえ、よく見たら結構かわいいのね。・・・っていうかちょっと待って。
  ふきん、って言った?ふきんに使っちゃうの?もったいないわ!」
めぐ 「ええ。もちろん、お豆腐の水切りのように、食べ物に直接当てることには使いませんけれど、
  食器棚の食器やお鍋に掛けたり、台拭きに使ったりしますわ。
  もったいなくありませんわ、柄や色を違えれば見分けが付けやすくて便利ですし、
  可愛らしいものを使うとお仕事も楽しくなりますでしょう?それに丈夫にもなりますのよ」
ゴスサラ 「なるほどね、あたしのお裁縫箱もゴシックでまとめてあるもの。
  んー、あたしも花ふきんを縫ってみたくなっちゃった。出来上がったら、使ってくれる?」
めぐ 「まあ、嬉しいですわ。どんな花ふきんが出来上がるのかしら。
  きっとフリルやレースやピンタックがない白のサラシでも、
  ゴスサラさんらしい花ふきんになるでしょうね」
ゴスサラ (・・・どうして、黒地にあれこれつけようと思ってたこと、わかっちゃったのかしら)
749単発:和の小さな手仕事・花ふきん(2/2):2006/08/30(水) 21:38:27
天すみ2階に急いで駆け上がって行くゴスサラ。
ゴスサラ 「・・・というわけで、フリルやレースやピンタックは抜きの白いサラシで、
  私らしいゴスな花ふきんを縫いたいの。ねえ闇ミカ、何かいい知恵ないかしら」
闇ミカ 「ん?別に普通に縫えばいいんじゃないの?」
ゴスサラ 「どうしてよ?!そんなの他の花ふきんと変わんないわ」
闇ミカ 「だってゴスサラ。ゴスサラはさ、
  どんな小さなパーツでも、いつも丁寧に縫い上げるでしょ。
  たとえ見えない裏の始末でも、いつもきっちりこなすでしょ。
  そういう風な心遣いがゴスサラらしくていいなって、僕いつも思って見てるから、
  普通に縫うだけで素敵なものが出来上がるんじゃないかって思えたんだ」
ぽぽっと頬を染めるゴスサラ。
ゴスサラ 「あ、ありがと闇ミカ。褒められると何だかちょっと照れちゃうな・・・
  よしっ、あたし、頑張って花ふきん縫うね!」

そして次の日。
ゴスサラ 「めぐさん!いっぱい縫ったわ、見てちょうだい!
  こっちが十字架とこうもりの羽の模様で、これは薔薇のつぼみと髑髏の柄。
  で、これはレースをイメージしたの。糸の本数と縫い方を変えて、
  布端から3本ラインを取ったら、ね、レースみたいに見えるでしょ?」
めぐ 「まあ、思ったとおり、ゴスサラさんらしい花ふきんですわ。あら、この細長いのは?」
ゴスサラ 「おなじサラシだから、蓮華丸と鈴菜ちゃんのおしめも縫ったのよ。
  『闇の貴公子』フルコーディネートって言っても何か足りない気がしてたんだけど、
  おしめを忘れてたのね。気づけてよかったわ!」
めぐ 「・・・」

鈴菜 「あー(ゴスっこのこだわりね、すごいなぁ)」
蓮華丸 「だー(ねえ、僕にも似合ってる?)」
750もしもし、わたし名無しよ:2006/08/30(水) 21:39:22
あ、sage損ねてしまった… スマソ…
751もしもし、わたし名無しよ:2006/08/30(水) 23:17:15
「闇の貴公子」フルコーディネート幼服…
闇ミカデフォ服の幼サイズ版を着てる蓮花丸と
ゴスサラデフォ服の幼サイズ版を着てる鈴菜を想像した。
752もしもし、わたし名無しよ:2006/08/30(水) 23:34:32
>751
どこかで榊ちゃんが、ハンケチ噛んで泣いてる気がする。
753もしもし、わたし名無しよ:2006/08/30(水) 23:42:07
あくまでこのスレ設定でのゆきには、ゴス服じゃないほうがかわいいよ。
榊ちゃん、悔しがる必要なし。
754もしもし、わたし名無しよ:2006/08/31(木) 00:10:10
>753
751,752の榊ちゃんがハンケチ噛んでるのは、
ゆきにトータルコーディネートで着飾らせられない自分の不甲斐なさを嘆いてるのであって、
ゴス服を着せられないことを嘆いてるんじゃないと思うよ。
そりゃあ、おしめから服からぜ〜んぶコーディネートしてくれるお針子さんがいる子(蓮鈴)を見たら、
いかに天使の榊ちゃんでも、その相手が羨ましくってハンケチ噛みたい気にもなるんじゃないの?
755もしもし、わたし名無しよ:2006/08/31(木) 00:15:38
榊ちゃん、ゆきが気に入ってるのは榊ちゃんが作ってくれた貫頭衣だよ。
元気出せw
756もしもし、わたし名無しよ:2006/08/31(木) 00:19:30
そういえば榊ちゃんのお裁縫スキルはどうなったんだろ?
ぞうきんに間違われたワンピ以上のものは縫えるようになったのかな。
夏は簡単タオル服も涼しくて良いよ幼児には。
757もしもし、わたし名無しよ:2006/08/31(木) 00:19:59
>>754
753は755のような意味合いの感じで、榊ちゃんを慰めるような意味で書いたんだよ〜
758もしもし、わたし名無しよ:2006/08/31(木) 00:25:43
>756
夏場は天界も繁忙期だったみたいだし、お裁縫の練習してる時間はなさそうだ。
アフターまでにお城事件が片付かないと、うさっちゲットできないかもしれないぞ。
がんがれ榊ちゃん(つか職人様ズ!)
759もしもし、わたし名無しよ:2006/08/31(木) 00:36:23
>>744
テレながら怒るキャプテンこんな感じ?

キャプテン 「お、男が可愛くたってしょーがねえだろ!! ////」
8番  「テレてる、テレてるww」
11番  「キャプテン、かわいーw」
キャプテン 「だから、可愛いって言うなー!!
       俺だってもう大の男なんだから、カッコいいとか…」
巫女のの 「はい、キャプテン様は格好良いですよ(真顔)」
キャプテン 「……(真っ赤)」
9番  「テレてるキャプテン激写! っす」

番号ヘッドのお兄さんお姐さんから見たら、背伸びしてても素は年相応の若頭領って可愛いんだろうなぁ。
760もしもし、わたし名無しよ:2006/08/31(木) 12:16:44
あれ、実は百合が来るまではキャプテンが海賊船最年少だったのか?
761もしもし、わたし名無しよ:2006/08/31(木) 13:38:43
中学二年生sの中だと生まれ月の早さは
巫女のの>キャプテン>寝ルカ
で寝ルカが一番下なイメージだな。
(前に星占いが話題に出た時の寝ルカうお座説の影響鴨)
762もしもし、わたし名無しよ:2006/08/31(木) 13:40:06
追加。シルビーも同じ学年扱いで中学通ってるけど
確か実年齢的には年上だったはず。
763もしもし、わたし名無しよ:2006/08/31(木) 18:27:30
焦げ傷セシル出るみたいだね。
いっそオトン傷セシと放浪傷セシ、色分けして共存してもいいかも、と思った。
その場合、どっちが焦げてるのかは想像つかないが。
764もしもし、わたし名無しよ:2006/08/31(木) 18:41:07
>763
荒夜=美白
遠夜=普通
だから、居候の傷セシが焦げてると三色揃っていいかも。

夢コピ見るとしとどに酔っ払ってるみたいだからオトンも捨て難いが。
765もしもし、わたし名無しよ:2006/08/31(木) 21:37:17
公式でもしたたかに酔ってる傷セシワロタw
デカ健 「ふぅ〜ん、そーゆーコト。へー」
桔梗 「何がでしょうか?」
デカ健 「無念の魂が天に還れぬまま、何百年もの年月地上にとどまり
     思いを果たすにふさわしい刻を待ち続けてきた・・・桔梗、どう思う?」
桔梗 「はい。我々天に生まれた者が持つことのない、強烈な怨念。
    天と地の理(ことわり)に外れた魂の起こす、現世を巻き込む悪行を許すわけには」
デカ健 「ぶぶー。はい、34点。模範解答だけどね、もちょっとやーらかく考えようね」
どこから取り出したのか『もうすこしがんばりましょう』のスタンプを、
ぽこんと桔梗の額に押すデカ健様。
桔梗 「何なさるんですか!!!」
デカ健 「そりゃあ、神や天使といえど、すべての魂を救えるなんて
     思い上がっちゃいないけどな。強引に無に返したら全てはそこで終わる。
     SD(ひと)のオミタムァはSDの輪廻の中へ。俺らは見守り導く存在だ」

百合 「どうすれば、よいのでしょう。わたしにはわかりません」
白蓮 「あの王妃のオミタムァを鎮めれば、騒動は収まるのでしょうか」
白鳥 「でも、リオ一族の恨みも相当深そうだ。双方の恨みの根源を・・・」
霞  「おーさま。」
デカ健 「よくわかったなー、霞。えらいぞー(ナデクリナデクリ)」
桔梗 「妻を頃し、その愛人を捕らえ、リオ一族を滅亡に追いやった王?」
デカ健 「ま、本当にそうなのかは本人に聞かないとわからないけどな。
     桔梗、留守隊に連絡してくれ。地獄の釜の底にいる王をこっちに寄越してくれって」
767もしもし、わたし名無しよ:2006/08/31(木) 23:35:44
長編の続きktkr
楽しみにしてました!
768もしもし、わたし名無しよ:2006/08/31(木) 23:57:00
テスト版の影響で
王様の顔を想像するとヒースか遠夜になってしまう。
冷徹で物静かな策士の王様は遠夜。
独善的でプライド高くて暴れん坊の王様はヒース。
どっちも実は結構寂しがりや。どっちも実はそんな悪いヤツじゃない。だけど
歴史上はちょと悪役気味、みたいなイメージ。
※28番まどか(特に恋愛なし)注意。他にヒー叔父、ルカアナ、ミカサラ、シンディ荒夜。

部屋はなおも時計回りに回転し続けている。
眠ミュウ 「ああっ、もう駄目!いくら眠り目でも、頭がクラクラしてきたわ」
眠ナナ 「しっかりして!このくらいで負けてはいけないわ!オーナーを助けに来たのに!」
29番 「セシルさんは大丈夫ですか!?」
セシル 「なんの、これくらい!ダンスでターンには慣れているさ」
ヒース 「そういうわけで、ダンスの得意な僕も今のところなんともないわけですが、
     叔父上、よろしかったら僕におつかまりください」
叔父様 「ヒース、人を年寄り扱いするものではないよ」
28番 「27番先生は平気なんですか?」
27番 「お前の荒っぽい運転に慣らされた。何度ラウンドアバウトに超高速で突っ込んだ?」
28番 「英国人は信号を信用しないんです。じゃ、姫君とまどかさんと13ナナさんをお願いします」
まどか 「28番さん、どこへ行かれますの!?」

部屋の中央ではアナイスがゴスサラの体にやどった王妃の霊と対面している。
ゴスサラ体 「その『鍵』をこちらにお寄越しなさい」
アナイス 「ゴスサラさんではありませんのね。あなたは誰?」
ルカ 「(フラフラしながら)駄目だ、アナイス!お宝の鍵を渡すんじゃない!」

「お宝」の言葉に反応する海賊たち。
シルビー 「お宝ですって?」
ゴスサラに宿った王妃が邪悪な微笑を浮かべる。
王妃の合図でチャイナりおに宿ったリオがタペストリーを払いのける。
そこには禍々しいとも思えるような重厚な装飾の箱が置かれている。
キャプテン 「あれが地下に眠る秘宝か?」
教室 「箱だけでも充分値打ち物みたいっす!」
その時、りあは海賊たちとは違うところを見ていた。
りあ 「お姉ちゃん…?」
闇ミカ 「ゴスサラは?ゴスサラの魂はどこ…?うっぷ!僕、船にも酔うんだよね。キモチわるー」
マジミカ 「僕の薬草クッキー食べる?」
レオナ 「ちょっと、そのクッキー見せてもらえる?これは、回転酔いに効果がありそうね。
     でも、どうやったら…」
マリー 「いい考えがあります。これを細かく砕いて霧状にして宙にばらまくんです」
マリオ 「そこの占い師のお兄さんも手伝ってください」
マジミカ 「占い師じゃなくて魔法使いなんだけど。でも、お兄さんって、なんかいい響きだね」
マジマリマリによる薬草クッキーの霧を吸い込んで、回転により気分が悪くなっていたSDたちが
元気を回復する。

たえ 「わかりました、この回転を止める方法」
勲 「本当か?」
四郎 「ふう、やっと吐き気がおさまったぜ。
    まさか、みんなで力を合わせてふんばる、なんてのじゃないだろうな」
雪之丞 「やってやろうじゃないか!それでturningをstopさせられるんなら」
たえ 「これだから野蛮人は困ります」
凌 「たえさん、どんな方法なの?なんだかさっきより回転が速くなった気がするよ」
たえ 「ここの床を見てごらんなさい、大きな文字盤に見えませぬか?」
牛若丸 「おお、そういえば」
たえ 「そう、これは巨大な時計なのです。邪悪な力によって時が動き始めた。
    時計を止めるには、時を止めればよいのです」
オリビア 「ワオ!ずいぷんダイナミックなアイディアだわ!」
13ミミ 「時を止めればって、簡単に言うけど…」
ピッコロ 「それはいい考えなのだ」
四郎 「時間が止まればいいと考えたことはあるな。
    夏休みの最後の日なんて、このまま新学期がこなければいいとかな」
勲 「時が止まれば、いつまでもヌコタンと遊んでいられる」
27番 「ちょっと待て!今日は始業式じゃねえのか!?」
再び、アナイスと王妃。
アナイス 「いったい、箱の中には何が入っていますの?」
ゴスサラ体 「歴代の城主たちが集めた財宝の数々じゃ。この世の見納めに、そなたらにも見せて
      あげようではないか」

シンディ 「まずいわね。あの箱の中には宝に取り付かれた亡者達の怨念が捕らえられている。
      それらを全て解き放つことになるわ」
荒夜 「つまり、あの箱を開けさせなきゃいいわけだな。
    お宝を見られねーのは残念だが、それ以上のお宝をいつでも盗んできてやるぜ」
シンディ 「ことはそう簡単でもなさそうよ。あのお嬢さんが『鍵』を持っているっていうことは、
      きっと何か意味がある」

ゴスサラ体 「たれか、この者から『鍵』を取り上げよ!」
王妃の取り巻きの中からエマの体を乗っ取った霊が進み出て、アナイスの鍵を奪おうとする。
同時に飛び出す叔父様とヒースとルカ。
しかし、いつのまにか背後に忍び寄っていた28番がそれより早くエマ(中身は亡霊)の腕をつかむ。
エマ体 「お前は、あの時の!」
持っていたフローリストナイフを素早くエマの首に押し当てる28番。
エマ体 「何をする!やっとの思いで手に入れた体に傷をつけるでない!」
28番 「エマお嬢様にその体を返してやってください!エマお嬢様をどうした!?」
エマ体 「馬鹿なことを。我らがどれほどこの時を待っていたと思っているのだ。
     体は朽ちても怨念だけがこの地に残り、生前にはかなうことのなかった我らの王国を
     この地に建てることだけを希望にここまで永らえてきた我らの思いは!」

その時、突然澄んだ声が響き渡る。
キャロル 「何百年も前に氏んだ霊にとって、この世はそんなに住みやすいものじゃないわよ」
772もしもし、わたし名無しよ:2006/09/02(土) 11:29:23
止まっちゃってる?
長編の続き希望
773もしもし、わたし名無しよ:2006/09/02(土) 18:26:03
今回、参加してる職人さん少ない鴨ね。
私はあまり書くと連投になるので、しばらく様子見です。
774もしもし、わたし名無しよ:2006/09/02(土) 18:43:42
テスト板とか保管庫とかがNot foundになってる…
775もしもし、わたし名無しよ:2006/09/02(土) 18:45:38
同じく。
自分、769-771を書いてるので、次の職人さん待ちです。
このままネタが投下されなければ自分で続きを書くことも考えてるけど。
776もしもし、わたし名無しよ:2006/09/02(土) 18:52:09
>775は773さんへの同意です。

>774
見れるよ。
ちゃんと新保管庫のほう見てる?
ttp://ozisama.hp.infoseek.co.jp/
※ちょっと時期遅れになってしまいましたが…
 今回の事件終盤と時間的には同じくらいのつもりですが、留守番三人は直接に城事件のことを知らないので、非常にのんきです。

綾は台所で、一心不乱に格闘を続けていた。
茄子に4本足の生えた不思議なオブジェが、彼女の手から次々と産生されている。
司 「綾さん。それは…何?」
銀ミカ 「馬鹿だな。お盆の風習を知らないのかい?これは…」
綾 「司君は、アメリカ育ちだから知らないかもね。
   お盆の時はね。きゅうりの馬となすの牛をこしらえるの。
   きゅうりの馬に乗って、ご先祖様の魂は帰ってくるのよ。
   来る時は、少しでも足が速いように馬に乗ってくるの。
   帰りはのんびりゆっくり帰ってもらえるように、牛を用意するの。
   牛だと、お土産をたくさん積んでも大丈夫だからって」
司 「これが、牛…」
司は、少しだけ首を捻った。
手作り感あふれる少々歪んだ茄子の牛(?)を牛と見立てるには、
かなり豊かな想像力が必要であった。
銀ミカ 「これだから、アニメ世代の現代っ子は困るな。夢がないんだから。
     そういえばきゅうりの馬は、もう門に飾ってあったね。
     綾らしい、優しい心配りだね」
綾 「だって、うちに帰ってくるご先祖様といえば。父さんと…」
綾は、言葉を切る。
先日の不思議な現象を思い出す。
あれは、絶対に夢ではなかった。懐かしい父と母の声を、自分は確かに聞いた。
銀ミカと司は、静かに綾を見守る。
気丈に振舞うこの女性が歩いてきた、ここまでの道のりを思って。
司 「帰りの牛は、作らなくてもいいんじゃ? そしたら」
司もあの時、確かに不思議な声を耳にした。あれが本当に綾さんのご両親の声だとしたら。
帰りの便がなければ、いつまでもご両親はここに留まってくれるのかもしれないのに。
綾は首を振った。
綾 「ううん、それは駄目。ちゃんと母さん達を、元の場所に帰してあげなくちゃ。
   どこにいても、父さんと母さんはいつも私達兄弟を見守っていてくれるんだから。
   それにね」
綾は、ふわりと微笑んだ。
綾 「私は来年もちゃんと、きゅうりの馬を作るもの。
   二人の好きなお菓子も、たくさん準備して。そして」
家族みんなが揃って、夏のひと時を賑やかに過ごすのだ。
次の夏も、その次の夏も。きっと、ずっと。

三人は、庭に出た。
両親を乗せるだけにしてはちょっと多すぎる、大量の茄子牛軍団が、次々に並べられた。
誰ともなくしゃがみこんで、空を見上げる。
東京には珍しく、星の綺麗な夜だった。
銀ミカが、ライターを出した。
銀ミカ 「じゃあ、火を灯すよ」
彼らの足元に、小さな火が点る。細い煙が天に向かって立ち上る。
送り火は、夏という生命の祭典を締めくくる、ひそやかな儀式だ。
生きとしいけるものも。かつて生を歩んでいたものも。
静かに目を閉じ、この輝かしい季節を静かに見送ろう。
しばらくして目を開けると、何故かきれいに茄子牛軍団が消えていたが
彼らはもう驚かなかった。
銀ミカ 「綾、何て祈ったんだい?」
綾 「父さん母さん、いつもありがとう。弟や妹達のことを、いつも守ってあげて下さいって」
司 「俺は…」
(司 「お父さん、お母さん。綾さんはきっと俺が守って見せます!!!)
銀ミカ 「厳粛な時に、不埒な事を考えたんじゃないだろうな」
司 「そういうお前は?」
(銀ミカ 「お父さん、お母さん、綾さんの事は僕にお任せください。必ず幸せにしてみせますので」)
何となく内容を察した司は、鼻にしわを寄せた。
司 「…どっちが不埒なんだか」
綾は、首をかしげて二人を見つめる。
綾 「? これって、そんな堅苦しいものじゃないのよ。二人とも、付き合ってくれて本当にありがとう」
そして、三人は連れ立って橘家の邸内に入った。
まもなく、玄関の明かりが静かに灯る。
様々な冒険を繰り広げ、遊び疲れて帰ってくる綾の愛しい弟妹達が、夜闇に迷う事が決してないようにと。
780もしもし、わたし名無しよ:2006/09/02(土) 20:22:51
・・・えぇ話や。(つдT)

・・・・・・・・しまった、仕事云々で今年の盆、上に行った
じっさまばっさまに手を合わしてNEEEEeeeee!!!
781もしもし、わたし名無しよ:2006/09/02(土) 20:25:30
不覚にも泣けた
782もしもし、わたし名無しよ:2006/09/02(土) 21:35:10
牛と馬ってそんな意味があったんだな
いい話をアリガトン
783もしもし、わたし名無しよ:2006/09/02(土) 21:56:40
>776
トンです。
784もしもし、わたし名無しよ:2006/09/02(土) 22:13:58
途中まで定期的に長編書き手参加していた者ですが、話の展開が思いつけずにいます。
一人の読み手として非常に先が気になっているので、
アイデアがある職人様がいるようでしたら半連投でもいいので投下お願いします。
続きを思いつき次第復帰します。
地下の大広間。
見知った少女の出現にミニっ子たちが声をあげる。
美加 「キャロルちゃん!」
ミュウ 「キャロルちゃんだ!」
なぎさ 「キャロルちゃん、あぶないよ。ここには悪いオバケがたくさんいるんだから」
キャロル 「心配してくれてありがとう。でも大丈夫。だって、私はこの人たちよりずっと前、
      3000年もの間、このハイランドの地にいるんだもの。
      それに、ここにいる善良な幽霊は私だけじゃないわ」
13ナナ 「あの子、たしか国道で会った少女ですね」
まどか 「3000年ということは、あの子も幽霊でしたのね」

他の霊たちが色めき立つ。
ゴスサラ体 「何を言うておる。そなたになど、我らの悲願がわかるはずなどない」
キャロル 「わかるわ。でもね、あなたたちはもう氏んだの。
      あなたたちの王国は、ここではなくて他のところにあるの」
凌の腕に抱かれたこまめが動き出す。
こまめ 「あなたたち死者の役目は、この世に残した子孫達の幸福を願うことではなくて?」

リズ魂 「ぬいぐるみが喋ったわ!」
純魂 「お母さん!お母さんの声よ!お母さんが来ている!」
エマ魂 「もすかすたら、わたすのおっかさんも来てくれるだか?」

リオ体 「子孫?」
27番 「確か、王の命令で兵士達がリオ一族を襲撃した時、兵士の中には同じハイランドの一族を
    討つのが忍びなくて、こっそり逃がした者が大勢いると言われています。
    そして、兵士の中にも王から離脱して、国外に移り住むものがいたという話」
りあ 「お姉様!」
29番 「りあちゃん、危ない」
眠ナナ 「29番君、待って!りあの声が…」
リオ体 「リア、そなたは我が妹、リアなのですか?」
ゴスサラ体 「リオ、信じるでない!それはまやかしじゃ」
りあ 「リオお姉様、私はあの後、敵の兵士に助けられ命を取りとめました。
   リオお姉さまを失った悲しみを忘れたわけではありませんが、この数百年の間、
   お姉さまがずっと恨みを抱き続けていたことの方が私にはもっと悲しいことです。
   お願いです、もう憎しみから解き離されて自由になって。
   そして、私たちの子孫がどこかで幸せに暮らしていることに喜びを見出してほしいのです」
リオ 「私たちの子孫?」
ゴスサラ 「騙されてはならぬ!それに、『時』はもう動き始めている。
      後戻りは許されぬ!」
アン 「止まった…」
ピッコロ 「でかしたのだ、アン!」
トニー 「床の回転が止まっている!どういうことだ?」
ミシェル 「もしかして…」
何かを感じて広間を見回すミシェル。しかし、扉を守るデカ健たちの姿は誰にも見えない。
デカ健 「さすがにいい勘をしているな、ミシェル。だが、これは俺の仕業じゃない」
そのそばをハイホーハイホーと歌いながら小さい人たちが通り過ぎる。
紅 「まったく、私たちこびとさんを忘れては困るわ」
蓮 「ちょっと、下僕、自分だけ長編に参加してるんじゃないわよ。来なさい!」
美門 「あ、はい!みぶ邸を探しに行くんですか?」
嵐 「あのなあ、わかってないようだから、俺たちこびとの本分をお前に教えておいてやるぜ」
楓 「こびとさんはコソーリ人助けをするものなの。決して自分が目立っては駄目なのよ」

シンディ 「やっとこれで、魔力に集中できるわ。チャイナっ娘たちはあそこね。
      鳥かご状の結界の中に捕らえられている」
787もしもし、わたし名無しよ:2006/09/02(土) 23:31:26
ハイホーズ、名古屋・幕張用ドレスも作って
しかもここでも仕事をするとは、働き者だな。
788もしもし、わたし名無しよ:2006/09/02(土) 23:43:46
続きキタキタ!
職人の皆様、GJです。
里M17番 「お姉さん、ありがとう」
首にかけてもらったネックレスをはずし、13ナナに返す里M17番。
13ナナ 「だめよ! これをつけていないと危ないわ!!」
里M17番 「いいんです、これで」

涙を浮かべ、一人で母と生者と死者とのやりとりを聞いている姫君の幽霊。
姫君 「お母様・・・」
里M17番 「ねえ、お姫様。私の体を使って。貸してあげます」
姫君 「え・・・! でも、私が入ったら、あなたの魂は」
里M17番 「うん、でもいいの。何とかなるわ。
      あなたのお母様を助けてあげて。恨みで何も見えなくなってしまってる。
      お姫様が抱きしめてあげたら、きっとあなたのことを思い出すわ」

ごめんなさい、先生。ごめんなさい、守ってくれた皆さん。
きっと、だいじょうぶ。怖くない。みんなが助けてくれる。だから、怖くない。怖くない!
里M17番はそっと手を姫君に差し出した。
姫君も、里M17番に手を差し出す。

二つのちいさな手が触れあった瞬間、まばゆい光を発し姫君の幽体はかき消えた。
里M17番体 「『お母様・・・』」
790単発:母親似:2006/09/03(日) 01:01:00
※長編と時系列が被っています。ジョー本人は出てきませんが饒舌居候、悲しい過去有り設定
 実体のないキャラだけの会話になります

ミミ弟 「…姉貴達、城に出かけたっきり帰ってこないな〜。
     母さ〜ん。ジョーが置いといた茄子燃やしちゃってもいいかなー」
 ライターを持って庭に出て行くミミ弟
ミミ母 「あら、駄目よ。雪之丞ちゃんが帰ってくるまで置いといてあげましょう。
     こういう事は本人がやりたいでしょうし」
ミミ弟 「…でもさー、いい加減この冬瓜で作った馬と米茄子で作った牛置いとくと皆見てって恥ずかしいんだけど。
     ジョーもいくら自分の図体デカイからってなんでもビッグサイズで作らなくてもいいのにな」
ミミ母 「でも、お父さんは雪之丞ちゃんのお母さんのならそれ位が丁度いいかもって言ってたわよ」
ミミ弟 「…………考えたくないけど。ジョーって、もしかして母親似なの?」
ミミ母 「………そうなのかしら?
     ま、まぁでも、いつもフラフラどっか行っちゃうからこれ位大きい方が目印になるんじゃない」
ミミ弟 「もしジョーの鳥頭が母親似だったらお盆とか忘れてそうだけどね…」
791もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 11:47:05
ジョー母は16女子じゃなくて16男ボディカスタム女子とかなのか?

ところで具体的な重量が気になってぐぐってみた。

冬瓜(とうがん)
名前は冬だが夏野菜。2〜3kgのものから15〜20kgに達するものといろいろ。
日本産のほとんどは10kg以下。

一般家庭じゃ切り身で買うのが普通のあれを丸ごと担いで帰って来たのか。
馬の脚は割箸じゃないな。ドラムのスティックがジャストか?
792もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 11:54:30
なんか、ジョーママのイメージが
冬瓜の馬でふらふら放浪する、さすらいのカウガール?になってきたよw

ところで全く話題が変わりますが、
千夏&空太、過去ネタのどこかであった全国に散らばってるらしい
橘家一族sの一員にしたら駄目っすか?
○菘よりも年上で、保育園〜幼稚園?くらいの年齢設定で。
(夢コピみたら、走ったり歌ったりで赤ちゃん扱いじゃないみたいだし)

でも、どこもかしこも血縁だらけになっちゃうから、
誰とも全く無関係の、近所の子供扱いの方がいいのかな…?
793もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 12:34:51
そーゆー風に訊かれてもねー。
ネタの内容で不自然じゃない方向に持っていけるor不自然でも面白ければ誰も
ダメとまでは言わないと思う。ネタがあるならやってみれば。
設定の提案だけ投げかけてリクエストするんなら難しいけど、誰も拾いあげな
かったら諦めるって事でヨシ。

橘一家自体が既に大変不自然だけど、楽しいし慣れたし。
まあ、気になってる人も中には居るかもだけど、と予防線。
794もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 13:05:11
>792
こういう設定で書きたい、こういう設定なら書ける、って案のある職人さん大歓迎。
自分は保育園〜幼稚園の子供をどんなふうに書けばいいのか分からないので
千夏空太ネタは読み専になりそう。
他職人さんのネタを楽しみに待っています。
795もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 13:16:53
「悲しい過去有り設定」準拠で書いてくれてるネタに対してどうかと思うが

>「…………考えたくないけど。ジョーって、もしかして母親似なの?」
>ジョー母は16女子じゃなくて16男ボディカスタム女子とかなのか?
>なんか、ジョーママのイメージが
冬瓜の馬でふらふら放浪する、さすらいのカウガール?になってきたよw

これ見てたら、ジョーのお母さんって 実 は 生 き て る 気がしてきた…
796もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 13:20:23
漏れは>790読んでジョー家と13ミミ家の関係が気になったよ
子供引き取るくらいだから相当仲いいと思ってたんだけど
797もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 13:47:59
ジョーママって詩んでたんだっけ?と思ってドリームコピー保管サイトに行った。
便利だしありがたいです、保管人様。

ジョー、ジョー、ジョー…いないじゃん、ジョー!

あ、「椹木雪之丞」か。すっかり本名忘れてた。この字面とここのジョーが全然合ってねぇwww


>これが母の最後の言葉となった。
これが脂肪フラグなのね。でもこれだけならまだ生き別れとか抜け道あるかも。


万感の思いを込めて、いま列車の発車ベルが鳴る。
雪之丞「母さん!!」
ママン「雪之丞!」
ゆっくり動き出す列車。雪之丞はホームを駆ける。
雪之丞「母さん!」
ママン「雪之丞…おまえの父さんはロシアの軍人さんだったんだよ。」

これが母の最後の言葉となった。

(つまりそれからあと会ってないだけ)
798もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 13:55:11
商売やってる家にはたまにあるんだけど、年中色んな人が出入りしてたり、入れ
替わり短期間であちこちの子供預かった事があるとかでいちいち覚えてないとか。
道場やってるからね。

ニコニコしたおじちゃんが実は893さんだったり。
ど平日にくる得体の知れない兄ちゃんがオマワリさんだったり。
格闘技マニアのモヤシが入門してきたり。

しかしママが791-792のような人だったら忘れようにも忘れられない気がする。
799もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 14:13:40
ジョー母は13ミミの父の親友っていうネタ(だったか雑談だったかは忘れた)なかったっけ?
だから13ミミ母とジョー母は直接の面識はないのかもしれない。
昔(まだジョーが幼の頃)13ミミ父が世界武者修行中に出会って
ジョー母 「私にもしものことがあったら息子を頼むwa!」
ミミ父 「ああ。(幼ジョーに向かって)いつでも俺を頼って日本に来ていいぜ坊や」
幼ジョー 「よろしくだze!」
って約束してた、とか。
800もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 14:17:31
>799
ジョー母=オリ、幼ジョー=いまのまんまの姿で想像して吹いた
801単発「母の最後の言葉 」:2006/09/03(日) 14:22:02
※ジョーはアメリカン能天気で

♪ぴろり〜ぴろ〜り〜ん
冬のみちのく。雪深い8甲田山で遭難中のジョー。
携帯から□ッキーのテーマが響く。

雪之丞 「お、母さんからか。(ぽちっ)ハロー!!母さん!!」
ママン 「雪之丞…おまえの父さんはロシアの軍人さんだったんだよ。」

ブツ。ツーツーツーツー

雪之丞 「What!?母さん!?かあさん!?(ぽちぽちぽち)何い!着信拒否!?そいつは
     CooooolだZE!いや違う!!あっ圏外になっちまったZE!!うおお電池もNeeeeee!!」


真っ白な雪原に少年の絶叫がいつまでもいつまでも響くのだった(原文のまま)。


雪之丞 「それを最後に連絡が付かないんだ!」
司   『何処からどうつっこめばいいんだろう……』
※叔父→エマ家族愛有り。

こちら天界。
榊  「地獄の釜の底にいる、王の魂を?」
桔梗 『はい。デカ健様からの要請です』
榊  「しかし、地獄の釜の中の悪霊をそのまま地上に放つわけには…」
女神美加 「魂のまま地上に解き放つのではなく、誰かに憑依させればよいでしょう。
      幸いあの場には私の巫女が二人もいます」
釜の蓋を少しだけ開いて王のオミタムァを呼び出し、また蓋を閉じる女神美加。

地下の大広間。
たえと巫女ののの脳内に女神美加の声が直接響き渡る。
女神美加 『私の巫女。どちらかに王の魂を宿す依代になってもらいます』
たえ  『美加様の仰せとあらば』
巫女のの 『私も』

再び天界。
王のオミタムァはたえと巫女ののを霊視している。
王魂 「余に、あの小娘どちらかの体を使って地上に降臨せよ、と?」
女神美加 「ええ。この度の件、あなたの妻が恨みに捉われ心を誤ったことに起因しています。
      あなたに少しでも妻への想いが残っているのであれば」
王魂 「あんな小娘の体に入るのは、余は不満じゃ」
女神美加 「はい?」
王魂 「もっと余に相応しい気品と貫禄に溢れた壮年男性の体はないものか」
偉そうなオーラを放ちながら大広間を見渡す王のオミタムァ。
王魂 「むむ、あれなる者など、生前の余の姿に近い。あの者の体を使いたい」
女神美加 「………」
再び地下の大広間。
女神美加 『という理由で。叔父様、申しわけないのですが体をお貸し下さい』
叔父様 (なんで、私が…)
女神美加 『本来霊力のない者の体に死者の魂を宿らせるのは大変難しいのです。
      一歩間違えば、本来の体の持ち主の魂が追い出されてしまいます』
28番に取り押さえられているエマの体を見る叔父様。
叔父様 『それは、今のエマのような状態になるということかね?』
女神美加 『ええ。ですが今回はたえと巫女ののに補佐をしてもらいます。
      叔父様の魂が抜け出ることはありません』
考える叔父様。
叔父様 『…理解った。私の体を王の魂に貸そう。
     そして、私の魂は体から抜いてもらって構わない』
女神美加 『何故です?』
叔父様 『エマも体を悪霊に取られ、魂となって途方に暮れているのだろう?
     私の魂をエマの魂に会わせてほしい。
     エマの近くで、この件の顛末を見届けたいのだよ』
注意書き(長くなってしまったのでレスを分けます。申し訳ありません)

過去スレ12幕250の
健と美加は博多のおばあちゃんの家。
   凌は、広島の叔父さんの家。
   あきらは大阪の伯母さんの家。
   翔は宇都宮の伯父さんの家。
   純は北海道のおじいちゃんのところ。
   そして四郎は横浜。より姉さんの家。
に、かつていたというネタを発掘し、千夏・空太=橘家・大阪の伯母さん家のこどもver.を書いてみました。
一応ネタ内では、千夏:ちょっとおませなナニワっこ、空太:おっとりマイペース者を念頭に置いています。
身近にリアル幼稚園児がいないので、二人が全然子供らしくないかもしれません。
他にもしも思いつけば、千夏・空太=東京下町っこver.や、広島っこ、博多っこ、宇都宮っこ、北海道っこverも考えてみたいと思います。
千夏のナニワ弁は、超いいかげんです。リアル住民の皆様、ごめんなさい。
(千夏だけ方言で、空太が標準語なのは特に理由がありません)
また便宜上、このネタ内において、千夏・空太とあきらやみどり、キオトメンバーは知り合いということにさせていただきます。
単発IFなので、今連載のシリーズとは時系列上関係ありません。

805単発IF:夏・空ナニワっこver. 1/2:2006/09/03(日) 16:04:21
空太 「ちゃんかちゃーん、ちゃんかちゃーん、ちゃかちゃかちゃんちゃん」
ナニワ下町の小さな児童公園で、ラジオ体操(のまねっこ)をしている子供達がいる。
気持ちよく調子っぱずれに歌っている男の子を、女の子が止めた。
千夏 「空ちゃん、その歌変やわ」
空太 「?」
千夏 「何で途中まで『だい一』やったのに、いつの間に『だい二』に変わってるん?
    『だい二』聞いたら、うち、悲しくなってきたわ」
空太 「じゃあ、ちょっときゅーけーです」
ふたりはころんと、地べたに座り込む。
夏空はどこまでも高く、入道雲がもくもくとのぼっている。
千夏 「今年はあきらちゃん、遊びに来んのかなあ。
    あきらちゃん、うちの子になったら良かったのに」
空太 「みどりちゃんもトーキョー行っちゃったですね。僕、つまんないです」
千夏 「そうや! まだキオトに、ぼんがいてはるやん。
    ぼんやったら、遊んでくれるかもしれへん」
空太 「最近、高架(こうか)の下のトンネルくぐれば、すぐキオトですよー。
    『ジクーのユガミ』ってぼんが言ってました。なっちゃんにだけ、教えてあげます」
千夏 「高架下? それやったらすぐ近くやん!」
すっくと千夏は立ち上がり、走り出した。
千夏 「走って行こ! どっちが先につくか競争や」
慌てて空太も、千夏の後を追いかける。
空太 「待って下さい、なっちゃん! 僕、かけっこ苦手なんですー!」
806単発IF:夏・空ナニワっこver. 2/2:2006/09/03(日) 16:05:41
まなぶ宅にたどり着いた二人は、まなぶ母から冷たい麦茶をふるまわれた。
千夏 「おばちゃん、おおきに」
千夏はぺこんと頭を下げたが、空太はマイペースにストローをかき回している。
まなぶ母 「千夏ちゃんは、小さいのにお利口どすなあ。やっぱりお姉ちゃんやさかい」
千夏 「うち、みどりちゃんや里M17番ちゃんみたいに、おしとやかになりたいんよ。
    早く大きくなって、あの制服着て、バス乗って学校通いたいわ」
まなぶ母は、ころころ笑った。
まなぶ 「それやったら空太ちゃんには、まなぶの制服あげますえ。二人が大きくなったらね」
まなぶ 「千夏ちゃん、空太ちゃん、いらっしゃいませ」
まなぶが来たのと入れ違いに、まなぶ母は出て行った。
まなぶ 「今日はどうしたんですか? 二人揃って」
千夏 「それより、みどりちゃんとはうまくいってはるん?」
ぶっと、まなぶは麦茶を吹きかけた。
まなぶ 「な…な…」
千夏 「うち、ぼんのこと心配なんよ。ちょっと押しが弱いんやもん。
    みどりちゃん、遠くに行ってしもたし」
空太 「僕は、みどりちゃんと遊びたいですー」
千夏 「そや!」
千夏は、ぽんと手を叩いた。
千夏 「ぼん、うちらを東京連れてって? 応援したるさかい」
空太 「トーキョー? 行く行く!!」
二人はすっかり乗り気だが、まなぶは困惑しきっている。
まなぶ 「何言ってるんですか!そんな」
千夏 「だったら、うちらだけで行ってもいいん? 幼稚園児見捨てたら、後で怒られるで」
空太 「僕知ってます! 小学校までは、電車もバスもタダなんです!
    ぼんの好きな、電車に乗って行きましょう!」
千夏 「思い立ったら吉日や! さあ行くで、ぼん」
千夏と空太はそれぞれ一本ずつ手を引っ張り、まなぶを立ち上がらせた。
まなぶは、こっそりつぶやいた。
まなぶ 「どの道、子供達だけじゃ無理ですよ。それに第一、僕自身の電車賃は無料じゃないんですけど…」
807もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 16:56:36
千夏のイメージがジャリンコチエになったw
808もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 21:07:53
この話自体がは好きなんだけど、千夏がべったべたな関西弁で定着すると
参加できる人が限られてきそう……。
自分は関東者だから細かいニュアンス表現できないし、
エセ関西弁だと突っ込み厳しそうで二の足踏むな〜。
809もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 21:21:44
里26番女将のキオト弁もエマの津軽弁もリヒトの江戸弁も全部エセで書いてる漏れがきましたよ
810もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 21:48:53
今方言ブームだしねー。そういうノリであんまり細かいチェックは無しって事にしてもらえると
ありがたいんだけど。
関西方面はチェック厳しそうなんだよな。知ってる人多いからさ。
811もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 22:02:44
自分は女将、キオト弁なので書いた事ない。
エマの場合はどこの方言って決まってないから気にせず書いてるけどね
ハイランド組のギャグネタでさえ「ハイランドでは〜」みたいな突っ込みあるんだから
関西の方言はもっと突っ込み激しそうだ…
812もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 22:08:20
いずれにせよ、書きにくいキャラ=影薄予備軍が増えるだけの気がする
813もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 22:23:03
>812こそ真理
814もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 22:33:02
でも、それじゃどういうキャラ設定にすれば書いてもらいやすくなるんだろ?
方言はともかく橘兄弟の従兄弟って設定は手堅いと思ったよ。
815もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 22:42:58
いいんじゃないの?関西在住で標準語なら。
空太標準語だし、別に構わないと思うけど。
816もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 22:43:08
手堅いか?
その割にはよりの出番って少ないと思うけど
817もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 22:45:20
まあ兄弟より従兄弟のほうがまだマシかも
818もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 22:47:36
橘家の従兄弟設定は構わないと思う。
登場が増えるかどうかは、流れ次第だから今は何とも言えないんじゃないかな。
ただ、あまりにも正確な方言を使われると、その地方の方言を
知らない職人さんが、回避してしまうかもしれない。

個人的に書きやすいのは、強烈な個性があったり(例:ジョー・四郎の歌)、
カポーフラグが認められてたり(例:キャプノノ・闇ミカサラ)、
複数の設定持ってないキャラの固まり(例:天界・商店街各店ネタ)。
819804-806:2006/09/03(日) 23:01:51
自分は関西の人間でないので、「らしさ」をだそうとしすぎて
こてこてにしてしまいました。関西弁も不正確です。
関西の地元の皆様、本当に申し訳ありません。
そして他の職人様方に続けにくいネタを投げてしまった事を、お詫び申し上げます。

自分自身、また思いついたら全くの別設定で書くつもりですので、
他職人様、どうかお気になさらず色々なネタをご投下ください。
長編を豚切ってのチラ裏、失礼しました。
820もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 23:01:52
よりってそこそこ出てないか?
と思ったら、テスト板の長編(しばらく前まで連載してた大人組ロボフィー)を混ぜて考えてた。
たしかにこっちだけだとあんまり出てないかもね。
(あっちでは中堅クラスの出番だったんだ。テスト板見てない人ごめん)
821もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 23:10:19
キャプののってカポーフラグ認められてるんだっけ?
巫女なのにって反発が強かったんじゃなかった?
自分はスルーしてるんだけど。
822もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 23:21:45
>821
「巫女なんだから恋愛してほしくない派」
「愛の女神の巫女なんだから恋愛を否定してほしくない派」
の賛否両論に見える<キャプのの

恋愛ネタは「どんなカプであろうと、恋愛ネタそのものが苦手派」の人もいるから
ニコののだろうと闇ミカゴスサラであろうと要注意書きなわけだが。
(反対に注意書きさえ付ければどんなカプだろうと好きに書いてよし)
823もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 23:44:14
そういえば、延も橘家従兄弟だか親戚として登場したけど最初の頃はずっと忘られてて
今は橘家とか関係なく目立ってるし。橘兄弟の従兄弟だから手堅いとは言えない気がする
824もしもし、わたし名無しよ:2006/09/03(日) 23:46:55
延が橘家の従弟なの忘れてたw
今じゃ延は延って感じ。
※ミカサラ、キャプのの、ネルシル、シロミミ要素あり。

姫君と里M17番の間で>>789のことが行われたことに気づかないゴスサラの中の王妃。
ましてや、叔父様の脳内で>>803のような女神美加との会話が交わされたことなど知るよしもない
ゴスサラ体 「『時』が止まった?どういうことじゃ。あれほど、この『時』を待っていたというに。
        もはや、計画は断念するより他ないのか!リオ、この者たちをさっさと始末するのじゃ!」
リオ体 「王妃様、それはできません!」
りあをかばうチャイナりおの中のリオ。
ゴスサラ体 「わらわに逆らうか!その者は、そなたの妹ではない!」
リオ体 「わかっております。でも!」
ゴスサラ体 「もうよい!」
王杓をリオ体に向かって振り上げる王妃。
荒夜 「あぶねーな!何しやがる!」
間に割って入り、王妃の持つ王杓を取り上げようとする荒夜。
途端に王杓から火花が散る。
荒夜 「あちちっ!!」
闇ミカが呪文を唱えるて王杓を消滅させる。
荒夜 「お、助かったぜ!」
闇ミカ 「とにかく、ゴスサラたちの魂を救い出さなくちゃ」
ゴスサラ体 「お待ちなさい!」
里M17番体 「お母様…私を見て」
里M17番魂 (お姫様、がんばって!)
里M17番体 「お母様、お願い!目を覚まして!」
王妃の宿るゴスサラの体にしがみつく里M17番の体を借りた姫君。
ゴスサラ体 「姫……?」
里M17番体 「お母様!!」
ゴスサラ体 「……このぬくもり。長いこと、わらわは忘れていました。
        なんと長い間、わらわは姫に寂しい思いをさせてきたことか。愛しい、我が娘」
ひしと抱き合う母と娘。
里M17番 「お母様、まいりましょう。魂のふるさと、私たちの王国へ」
巫女のの (陛下、あの二人にお声をかけなくてよろしいのですか?)
叔父様に憑依している王に巫女ののが尋ねる。
叔父様体 (いまさら余に何を話しかけよと申す。
       余は自分のしたことは間違っていなかったと信じていた。そういう時代だったのだ。
       それがどうだ?今になって、自分のしてきたことを悔いるとは)
たえ (それがわかっただけで充分にございましょう。さあ、お声をかけておやりなさいませ)
恐る恐る王妃と姫君に近づく叔父様。
里M17番 「お父様!?お父様なのですね?」
叔父様体 「余を父と呼んでくれるのか、姫よ」
里M17番 「もちろんです。だって、私のお父様なのですもの」
王妃は警戒するように叔父様を見ていたが、王と姫君が手を取り合うのを見て、初めて優しい
微笑を浮かべる。
叔父様体 「王妃よ、わかって欲しい。余は…」
ゴスサラ体 「もう、よいのです。案内してくださいませ、天上の王国へ。
        皆の者、まいりましょうぞ!」
シンディ 「待ちなさい!ここに捕らえられている魂を元に戻す方法を教えなさい!」
ゴスサラ体 「もちろんです。自分のしたことの始末は自分でつけるつもりです。
        箱の鍵をこれへ」
荒夜 「騙されるな!あの箱には宝の亡者の怨念が取り付いているんだぜ!」
ゴスサラ体 「闇の力を悪に変えるも善に変えるも、その力を使う者次第。
        どうです?わらわを信じてみますか?」
いつの間にかアナイスの前に立つ王妃。
王妃をまっすぐに見つめるアナイス。
アナイス 「ええ、あなたを信じます」
アナイスの手から王妃に鍵が渡される。
その様子を見届けてエマの体から手を離す28番。
リズ体 「王妃様、時間が!蝋燭が残りわずかになっています!」
叔父様魂 「大丈夫だよ、みんな。彼らを信じようではないか」
エマ魂 「親父様、わたすのためにオミタムァになってくれたですだか?嬉しいですだよ」
制服ミミ魂 「里M17番ちゃん、よくがんばったわね」
制服ナナ魂 「ほんとよ、偉いわ!」
里M17番 「みんなが助けてくれるってわかってるから。だから、全然怖くありません。
       きっと…」
鍵を持った王妃が財宝の箱に近づく。
その時、壁の一部に亀裂が走る。
教室 「まずいっす!壁にひびが!」
15番 「うわっ、反対側もっす!こいつはでかいひびっすよ!」
と、見る間に壁の一部が崩れ落ちる。
レオナ 「壁が天井を支えきれなくなっている。このままじゃ危ないわ!」
ヒース 「アナイス、ノエルとエルシーを連れて地上に戻りたまえ!」
アナイス 「でも、ヒース兄様…」
28番 「大丈夫です。必ず、叔父様とエマお嬢様を連れて帰りますから!」
キャロル 「私が案内するわ。急いで!」
里28番 「よりさん、13キラさん、ミニっ子たちをお願いします」
トニー 「ヒューイ、おねーさんたちの言うことを聞いて、一刻も早く外に出るんだよ。
     僕もすぐに行くからね」
ヒューイ 「兄さん!」
13キラ 「みんな、早く!13ナナもよ!」
キャプテン 「巫女のの、早く逃げろ!」
シルビー 「あたしは寝ルカ先生とここに残るわ!」
寝ルカ 「レオナ先生、シルビーさんを連れて外へ!」
四郎 「13ミミ、弟たちを頼んだぜ!」
13ミミ 「四郎ーーー!!」
ミシェル 「女性とミニっ子たちは早く外へ!」
キャロルの先導で霊に乗っ取られていない女性SDとミニっ子が『11時』の扉から全員外に出た時、
ゴスサラの姿の王妃が『鍵』を宝の箱の鍵穴に差し込む。
蝶番の軋む音と共に開いてゆく宝箱。
中から光が溢れ出し、大広間の中を満たす。

ゴスサラの体から王妃の幻影が分離した。
ゴスサラの頭上に浮かび上がる幻影。ゴムが緩くなった人形のようにその場に崩れ落ちそうになるゴスサラ。
走り寄ってきた闇ミカがゴスサラの体を受け止める。
怨念は流され、王妃の表情には穏やかな微笑みが浮かんでいる。
同じく、体を乗っ取られていた少女たちから次々に過去の霊が分離してゆく。
里M17番の頭上には、27番たちが連れてきた王女の幻影。
叔父様の頭上には、王の幻影。
チャイナりおとりあの頭上にはリオとリアの幻影が手を携えて現れる。
ヒース 「叔父上!」
28番 「エマお嬢様!」
体を奪っていたオミタムァからは解放されたものの、未だ本来のオミタムァは離れたままの少女たち(と叔父様)。

ハイランドの荒野。
DとVの完成させた魔法陣が輝きだす。
V 「間に合ったわね」
D 「霊たちを送り出す手はずは整った。あっちの連中にはまだ一仕事残っているがね」
V 「体から離れてしまったオミタムァを元に戻すって仕事ネ」
Vは肩を竦めて笑う。
V 「それなら、心配はしてないわ。それに必要なエネルギーの源を、あのコたちは持ってるもの。
  …………魂をあるべき所に繋ぎとめる力。愛の力、をネ☆ミ」
宝箱に封じられていた者たちの魂も天上へと還ってゆく。
王女 「私をお母様に会わせてくれたお兄さんたち、お姉さんたち。体を貸してくれたあなた。
    本当にありがとう。私、忘れない」
リオ 「リアの子孫たち。天上にて、そなたたちの幸せと繁栄を祈ります」
リア 「りあ。あなたもきっとまた姉のりおに巡り会う日がくるでしょう。
    私とお姉様も、こうして長い時を越えて共に手を取り合う日がきたのですから」
王妃 「そなたたちにも迷惑をかけましたね。
    この少女たちの縁者。心から祈るのです。
    必要とする者の呼びかけに応え、魂は再びあるべき体へと戻ってくるでしょう」
軽く頷いて見せたあと、寄り添う王夫妻と王女。
霊たちの幻影は静かにその場から消えていった。

天井を見上げてそれを見送る居候傷セシル。
居候傷セシ 「…俺も、本当はあっちに行くべきなんだろうか」
いつになく感傷的に片目を細める居候傷セシルの腕を掴む荒夜。
荒夜 「そうじゃねーだろ。お前は死んでるのに成仏できてないオミタムァとは違う、生きた人間じゃねーか。
    お前が帰るべき場所は天国じゃなくて、17世紀だ」
居候傷セシ 「本当に帰れんのかね、俺」
シンディ 「そのうち帰れるでしょ。あなたの某公式設定がもっと詳しく判明したら」
遠夜 (公式設定が出ないことには職人の皆さんもあなたの故郷ネタを書きようがないですからね)
居候傷セシ 「それじゃ当分帰れないじゃねーかYO!!」
荒夜 「いいんじゃね?帰れないなら帰れないで、うちに居候してりゃ」
遠夜 (できれば居候じゃなくて働いてくれると助かるんですが。
    言っときますが、競馬とか競艇とかパチンコとかましてや宝くじは労働には入りませんから)
シンディ 「なんて、漫才してる場合じゃないんじゃない?
      店長さんに換わりなさいな、怪盗さん。チャイナっ娘の魂を戻すには店長さんの方が良さそうだわ」
※闇ミカ&ゴスサラで恋愛描写あり。
 ヒー→叔父とヒー→エマは家族愛。ヒースはただの天然です。ガチフォモではありません。

闇ミカ 「ゴスサラ」
動かないゴスサラの体を固く抱きしめる闇ミカ。
闇ミカ 「還ってきて、ゴスサラ。あと二週間で、弗庶だよ。
     僕は今度こそ、ちゃんとした君と一緒にイベントに出たいんだ」
闇ミカはゴスサラに唇を重ねる。
ゴスサラ 「……や、闇ミカ……////」
頬を赤くし、目を瞬かせるゴスサラ。
ゴスサラ 「って……戻ってる!闇ミカ、あたし戻ってる!!」
闇ミカ 「ゴスサラ!!」

闇ミカとゴスサラの感動の抱擁を見て真顔で頷くヒース。
ヒース 「成る程。あのようにやれば、魂は戻ってくるのだな」
息を吸い込み、腕の中の叔父様に顔を近づける。
叔父様魂 「!!!!!!!!!!」
顔面蒼白にして本体にすっ飛んで戻る叔父様のオミタムァ。
ヒースの顔と触れ合う直前、ズザザザザーーーーーーーーッ!!とヒースから距離をとる。
ヒース 「叔父上!ご無事でしたか」
叔父様 「あと少しでご無事ではなくなる所だったが」
ヒース 「では次は同じようにエマを蘇生してやらなければ」
叔父様 「やめんかッ!!」
831もしもし、わたし名無しよ:2006/09/04(月) 17:41:13
シリアス感動展開なのにカフェラテ吹いたw
?? 『そう、簡単に終わらせはしない』

広間にわんわんと響く、亡者の声。
?? 『王妃よ、私を愛していると言ったのは嘘だったのか。
    私は親も妻も子も捨て、貴女のために忍んで行ったというのに、
    地下牢につながれた後、喉から血が出るほど叫んでも貴女は来なかった・・・
    そしてこの刻を迎えてまで、貴女は私を裏切り、置いて逝ってしまった。
    この痛み、苦しみ。幾千幾万の昼と夜を重ねても、この恨み、消えることはない!!』

広間の床の中央から、どろりとした液体のようなものが盛り上がる。
人の形を成しそうで成さない、不定形のかたまり。
「それ」が手をのばした先にいた還りかけた魂の一つが、苦痛の声を上げて消えていった。

闇ミカ 「なんていう心の闇、あれは何?」
ゴスサラ 「私、覚えてる。王妃がこの体に遺していった遠い記憶が・・・」
27番 「王妃の愛人だった男か? あれが?」
たえ 「人としての誇りを忘れ、亡者と成り下がったか!」
少し離れた場所でその様子を見ていたミシェルが、ふと振り向いて天上を仰ぐ。
ミシェル 「そこに、いるのですね。見ていてください、僕たちの力を。
      みんなで無事にお家に帰るまでが旅行なんですから」

桔梗 「あの者、我らが見えているのですか?」
デカ健 「見えてないさ。でも、わかるんだ。それもSD(ひと)の心の力だ。
     さーて、俺らも準備するぞ。あいつらの手に余りそうなら、
     俺たちで最後の一暴れだ。あの魂、地獄の釜に放り込むまでな!」
霞 「までなー」
白鳥・白蓮 「「(やる気だ…デカ健様がやる気だ…orz orz)」」
833もしもし、わたし名無しよ:2006/09/04(月) 23:39:37
ラスボス登場?
がんがれ男の子ズ!

そして、女子供が避難してもしっかり残ってるたえ様の漢気に惚れた。
※まどかは登場しませんが、28番に若干の身分差意識があります。カイサシャ要素あり。

少女A魂 「やーん、何なのあれ?」
少女B魂 「せっかく元の体に戻れたのに、こんなところで氏ぬなんて嫌よ!!」
次々と元の体に少女たちの魂が戻っていく。
その少女たちに襲い掛かる不定形の塊。
たえ 「結界!」
すばやく印を結び、少女たちの前に結界を張るたえ。塊がたえの方を見る。
キャプテン 「危ない!」
キャプテンの持つサーベルが青白い光を放って一閃すると、塊が一瞬ひるむ。
たえ 「よもや、そなたに助けてもらうとは。借りは必ず返しますよ」
キャプテン 「んなこと言ってる場合じゃねえだろ!」
教室 「戦闘準備をしてきた甲斐があるってもんっす!野郎共、行くっすよ!」
海賊s 「「「おうっ!」」」
暗い気を発散させる塊に次々とかかっていく海賊たち。
ぬらりくらりと形を変えながら塊は海賊たちをかわしていく。
28番 「そういうことなら、俺もちょっと暴れさせてもらうかな」
懐から拳銃を取り出し、それに護符を貼る28番。
27番 「お前、まさかそれ、本物じゃないだろうな!」
28番 「愛用のベレッタですが何か。心配なら、避難していた方がいいですよ」
27番 「そうは行くか!俺が生徒たちを置いて逃げ出すとでも思っているのか?」
シシド城の地下から持ってきた長刀を握りなおす27番。
その27番に護符を渡し、塊に向かう28番。
28番 「てめえ、王妃に恨みを抱くなんて筋違いもいいところだ!
    臣下の分際で王妃と恋愛ができただけでも感謝しやがれ!!
    本当に好きだったら、代償なんて求めるはずがないんだ!少なくとも俺は…」
叫びながら28番が銃をぶっ放す。
塊に当たった途端に弾が青白く発光し、海賊たちに伸ばされた腕のいくつかが消滅する。
トニー 「あいつ、かなり私情が混じってないか?」
そういうトニーは剣を鉄パイプ風に構えている。
29番 「っていうか、28番、普段と喋り方が違うし。おまけに、周到に護符まで用意して。
    まあ何だ、俺にも少し寄越せ」
28番 「>>409あたりで神父様に売りつけられたんだ。旅をするなら必要になるって」
ヒース 「28番、気をつけたまえ!広間の崩壊が進んでいる。
     万が一、壁や天井に弾丸を撃ち込んだら、崩壊に拍車をかけるようなものだ」
28番 「大丈夫、外しませんから。それより、エマお嬢様たちを安全な場所に避難させてください」
ヒース 「君に言われるまでもない」
エマ 「ヒース様、わたすも戦うだよ!」
ヒース 「その闘争本能は他の女子を守ることに使いたまえ。防御もまた戦いのひとつだ」

カイ 「行ってくる。クリス、サシャを頼む」
本体に魂が戻ったばかりのサシャをクリスに預けて、塊に立ち向かうカイ。
サシャ 「カイ、駄目よ!戻ってきて!!」
カイ 「ダイジョウブ!サシャのことは必ず俺が守るから」

荒夜 (ははん、面白くなってきたぜ。おい、黒いの、また替われ!)
遠夜 「私にはカッコよく活躍する機会は与えられないんですか、そうですか。
    とにかく、最後まで見届けるとしましょう」
居候傷セシ 「俺の血も騒いできたぜ。久しぶりに暴れるとするか」
シンディ 「急がないと!この広間が持ちこたえられるのは、あとわずか」
※シロミミ、ジョーオリ、ネルシル、キャプのの、イサ純、セシのの要素あり

キャロルの先導で迷宮を抜け出た女性SDとミニっこたち。
何処かの湖のほとりの小さな洞窟から外に出る。
右手をエルシー、左手をノエルと繋いだアナイスは心配そうに洞窟の奥を振り返る。
アナイス 「叔父様たちは…」
レオナ 「すぐに追いついてくるとは思うけど」
湖に向かってしゃがみこむ巫女のの。マリーとベイベキラに何か話しかける。
頷く白魔法使い二人。
巫女のの、マリー。ベイベキラが揃って霊力と魔力を湖に放出すると、
磨きぬかれた鏡のような湖面がスクリーン状に何処かの光景を映し出す。
より 「さっきまで居た大広間だわ」
ひすい 「あ、毒男」
大広間の中。それぞれの武器を構え、不定形の塊を相手どる男性SDたちの姿が映っている。
13ミミ 「何、あの化け物!あんなのがいる所に四郎を残してきたなんて!
     すぐに引き返して、四郎やジョーを助けに――オリビアさん?」
自分と同じく雪之丞を心配しているかと思いきや、オリビアは興奮気味に拳を握って
湖面のスクリーンに見入っている。
護符を拳に巻き付け、素手で塊と渡り合っている雪之丞が大映しになる。
オリビア 「ゴー、ファイト!ジョー!ワンダフルだわ!」
13ミミ 「オ、オリビア…さん…」
オリビア 「何やってるの、13ミミ!しっかり見てないと、ジョーの活躍を見逃してしまうわ!」
心配そうに寝ルカを見ていたシルビーも、こくりと頷く。
シルビー 「そうよ。リアル膝になって生まれ変わった寝ルカ先生が、あんなのに負けるはずがないわ」
巫女のの 「キャプテン様だってついていますもの」
アナイス 「叔父様、ヒース従兄様、ルカ、28番、頑張って!」
ユニ 「にーたん!ニコにーたん!!」
一心不乱に自分の信じる者たちを見つめる少女たち。
13ミミもぎゅっと手を握り、湖面に向かって叫んだ。
13ミミ 「ジョーッ!やっちゃええぇーー!!
     四郎、歌だけは駄目だからねーーー!!!」
四郎 「何で歌がでてくんだよ!」
勲  「何か言ったか?」
大広間、純を守るように前に立ち塞がる四郎と勲。
四郎 「いや、今ミミの声が聞こえた気がしてさ。幻聴か?」
勲  「四郎、奴が来るぞ。純にだけは、触手一本触れさせるな」

ゴーストレーダー(改)を起動しようとしているルカに向かい、塊から腕が伸びてくる。
トニー 「危ねえ!」
剣で腕を弾き返すトニー。
ルカの前に立ち、塊本体に向かって中指を立てる。
トニー 「ヒューイほど可愛くねえが、ルカも俺の弟だ。
     長兄の名にかけてコイツに手出しはさせねえ。
     バトルは俺に任せてお前は女どもと一緒に下がってな」
ルカ 「一人でカッコつけんじゃねー!俺だってこの通販仕込みのゴーストレーダーで
    戦ってやるぜ!」

眠のの 「バッカみたい。親も妻も子も捨てて人妻と不倫?
     その果てに捨てられたって自業自得じゃない」
眠ののは不定形の塊となった、王妃の愛人を睨みつける。
眠のの 「さっさと成仏して、あの世で奥さんにめいっぱいお仕置きされればいいんだわ。
     ねっ、セシル!」
セシル 「だから、なんで僕に言うんだよ!」
眠ののに突っ込みを入れながら、サーベルで塊の一部を切断するセシル。
セシル 「で、あれはどうやって成仏させればいいんだよ?」
マジミカ 「恨みと怨念にとりつかれたオミタムァがヒトの形を失って化け物の形を纏ってしまっている。
      僕たちのするべきことは、あの化け物の形を解体してオミタムァを取り出してやることだね」
たえ 「ええ。魂の状態にまで戻してさえしまえば」
意味ありげに天上を見上げて一礼するたえ。

桔梗 「あの者、我らが見えて……」
デカ健 「…見えるSD(ヤツ)もいるんだった。忘れてた」
838もしもし、わたし名無しよ:2006/09/05(火) 20:39:41
完全無自覚なのに、「純にだけは」とかさらっと言っちゃうイサイサカコイイ。
さすがは純の王子様。
眠ののとセシルの掛け合いも好き。
息がぴったりでなごむ。
839もしもし、わたし名無しよ:2006/09/05(火) 22:00:43
ひすいが何気にトニーを気にしだしたら
ちょっとカワイイかもとか思った
今のままのクールな観察も捨てがたいけど
840単発:橘家の一族?:2006/09/05(火) 22:12:29
夏空=橘家親戚説踏襲。二人とも標準語。

空太 「らんらんら〜・・・」
千夏 「駄目ーーー!! 空ちゃん!!!」(どんっと勢い良く空太を突き飛ばす)
空太 「ど、どうしたんですか!? 何が起こったんですか!?」
千夏 「空ちゃんは、絶対歌っちゃ駄目!!!」
空太 「えー。そんなの、横暴ですー。
    何で歌っちゃ駄目なんですか」
千夏 「それは・・・」
千夏の脳裏に、夜トイレに起きた際、両親が額を寄せ集めひそひそ交わしていた言葉がよぎる。

「やっぱり、イデンか・・・」
「あきらめちゃ駄目よ! 従兄の翔ちゃんは歌手になったんだから!」
「でも、翔くんの兄である、彼は・・・」
「まだ、空太は小さいんだもの。先のことはわからないわ。
 いくら、橘の血を引いた男の子でも。希望を捨てては・・・」

千夏 「(えーと。むずかしいことは、わかんないけど。
     でも空ちゃんを守るのが、お姉ちゃんのつとめだもん!)
     とにかく、歌っちゃ駄目なんだよ。ヘビが出るんだよ。
     夜歌ったら、ヒトサライに連れて行かれるよ!」
空太 「えー。まだ明るいのにー」

その時、実はひそかに空の彼方でキラっと何かが光っていた!!!
セイナ・ユノス 「素敵な歌が聞こえた気がしたノニー。気のセイ!?」
アイカ・ユノス 「ああん、四郎サンの歌が聞きたいネー。次のリサイタルはいつかシラ?」
841もしもし、わたし名無しよ:2006/09/05(火) 22:47:32
音痴ってちゃんと矯正してやれば直るって聞いた。
がんがれ空太(の両親)、人生はまだ長い。
842もしもし、わたし名無しよ:2006/09/05(火) 23:08:25
リアル膝って、寝ルカは再販してないからロボ膝でしょ?
843もしもし、わたし名無しよ:2006/09/05(火) 23:18:43
>842
寝ルカはバレンタインの長編の中で全身有償交換されたんだよ。
844もしもし、わたし名無しよ:2006/09/05(火) 23:21:35
>>841
真性音痴は治らない。
ただし、真性音痴はごくまれにしか居ないのも事実。
845もしもし、わたし名無しよ:2006/09/05(火) 23:27:20
そのごくまれな例が(ry
846もしもし、わたし名無しよ:2006/09/06(水) 00:31:58
気になる男の子にドキドキな普通に乙女なSDも可愛いけど、
たえ様とか、レオナとか、より姐とか、男に頼る気が全然ない
自立した女SDって格好いいなと思った。
847もしもし、わたし名無しよ:2006/09/06(水) 00:58:38
>>839
同じこと考えてた!ひすい、きっとツンデレだな。
(ただの感想です。フラグ的な意図はありません。)
848もしもし、わたし名無しよ:2006/09/06(水) 01:49:14
ルカをかばうトニーを見て、ちょっと(いやかなり)見直したよ。
長兄カコイイよ。さすがは兄さんだよ。


…彼女できるといいな、いつか。(巨ヌーはムリポでも)
849もしもし、わたし名無しよ:2006/09/06(水) 02:16:58
トニーも橘家クオリティの音痴になれば脚線美のおねーさん宇宙人sがすりよってきてくれるさw
850もしもし、わたし名無しよ:2006/09/06(水) 03:09:22
しかも巨ヌーだしなw
851もしもし、わたし名無しよ:2006/09/06(水) 17:03:26
>842
このスレではバレンタインで有償交換で普通脚になったけど
韓国ver.寝ルカは元々普通脚だったらしいです。
韓国寝ルカはミカエルみたいに別人で登場するのかな?
それともルカクリ1&2&3みたいに着替えた同一人物になるのかな?

このスレ見てたらひすいが可愛くて仕方なくなってきた。
ひすいは店頭にいるスタンダードだからいつでも買えるし金曜ポイント二倍。
悪魔スレより恐ろしい影響力があるよ…
852もしもし、わたし名無しよ:2006/09/06(水) 17:23:31
>851
自分もこのスレで13ミミが欲しくなってきた。
スタンダードがUVになったら迎えたいのに一向に切り替わる気配がないぽ。
(UVスタンダードから13ミミが外されてたらsigeにかかと落とし)
※セシのの要素あり。直接の描写はありませんが、ネタの根底にまどか←28 (屈折度弱し、やや神格視)
  29→眠のの、カイ→サシャ。

不定形の塊が眠ののの方を見る。
顔や目があるわけでもないので、見ているかどうかはさだかでないのだが、確かにそう見えた。
『バッカみたい…だと?私が?』
セシル 「眠のの、危ない!」
サーベルを構えるセシル、燭台に護符を貼り付け、塊に向かって狙いを定める29番。
しかし、眠ののは気丈に化け物を睨みつける。
眠のの 「そうよ!奥さんも子供もいるのに他の女性と浮気するなんて最低だわ!
     ね、セシル!」
セシル 「だから、なんでいちいち僕に言うんだよ」
29番 「最低です。浮気をする男は俺が許しません!ね、セシルさん」
セシル 「だから、なんで僕に!」
『最低…最低、私が…』
凌 「どうしたんだろう。化け物の吐き出す『気』が弱くなってきたみたい」
牛若丸 「油断は大敵でござるぞ、凌殿!」
『王妃に恨みを抱くなど筋違いと言ったか?』
今度は28番の方を振り向く塊。
27番 「28番、気をつけろ!」
28番 「言ったが、それがどうした!俺だったら、裏切られたって恨んだりしない!
    嫌いになんかなれない」
カイ 「ハゲシク同意!」
『………』
教室 「なんだか、化け物の動きが緩慢になってきたようっす」
4番 「今のうちに一気に攻めるっす!」
854もしもし、わたし名無しよ:2006/09/06(水) 21:23:13
セシル信用ナスwwww
855もしもし、わたし名無しよ:2006/09/06(水) 23:28:06
たしかに、自分自身が奥さんや子供を裏切ってるのに
「相手の女性が裏切った」って恨みつらみで化け物になるような
ヘタレ男は最悪だ! ね、セシル。
856もしもし、わたし名無しよ:2006/09/06(水) 23:39:17
セシル 「だから、なんでぼ(ry」
857もしもし、わたし名無しよ:2006/09/07(木) 00:49:47
眠のの 「でも、セシルは結婚したら絶対に浮気はしないわよ。私、信じてるもの。
    ねっ、セシル!」
セシル 「も、もちろんだよ!ね、寝ルカ」
寝ルカ 「どうしてそこで僕の名前が出てくるんですか!」
858もしもし、わたし名無しよ:2006/09/07(木) 01:10:12
セシルも寝ルカも恐妻家になりそうだな。
意外と亭主関白っぽいのがクリス?
(クリスが奥さんの尻に敷かれてるところはあまり想像できない)
859もしもし、わたし名無しよ:2006/09/07(木) 01:47:34
亭主関白っていうか、マイペース放任主義っぽい。
※ニコのの、ルカアナ、セシのの、ネルシル要素あり


不定形の塊の表面に小さな亀裂が走り、大きな罅となっていく。
闇ミカ 「崩壊する…?」
シンディ 「自滅を待っている時間はないわ!」
広間の歪みは激しくなり、壁の煉瓦は今にも崩れ落ちそうにガタガタと音をたてている。
キャプテン 「野郎共、畳んじまうぞ!」
教室 「アイアイサー!」
大剣で、サーベルで、斧で、醜悪な塊を剥ぎ取るように切断してゆく一同。
断ち斬られる度にそれは小さくなってゆき、SD(ひと)の大きさに近付いてきた。
ルカ 「喰らえー!」
ゴーストレーダーから放たれた光が塊の頭部に相当しそうな部分に直撃。
塊が吹き飛び、中から男性の顔が現れる。
たえ 「あれが、あの者の本来の……」
その時、天上からひとすじの光が降り注いだ。
光の中、質素だが清潔そうな身なりをした一人の女性の幻影が現れる。
妻の幻影 『あなた、もうやめてください』
王妃の愛人 『おまえ……は……』
妻の幻影 『お義父さまもお義母さまも子供たちも、みな待っていますよ。
      さあ』
王妃の愛人だった男に向け、やさしく手を伸ばす女性の幻影。
王妃の愛人 『おまえは、私を許すというのか?
       おまえと子供たちを捨てて王妃様への愛を選んだ私を』
妻の幻影 『たしかに一時はお恨み申し上げた時もありました。
      けれど、今となってはもう恨みなど流れて消えました。
      思い出して。わたしたち家族にも、心通い合う日々があったではありませんか」
闇ミカ 「そうだよ!一番大事なものを忘れてこんな所で時間無駄にして!
     奥さんは、ずっとあんたを待ってたんじゃないか!」
ニコラウス 「同意。妻、大事にしろ」
13ののを抱き寄せるニコラウス。
ルカ 「お前バカだよな。こんないい奥さん放っといて浮気夜這いなんてさ。
    俺だったら絶対アナイス裏切ったりしないね!」
四郎 「ドサクサに紛れて何言ってんだ!」
キャプテン 「ほら、やっぱ女房一筋の男がカッコいいんだよ。
       許してくれるって言ってんだ。モトサヤに戻れ。な、兄弟」
寝ルカ 「そうですよ。目からビーム出したり鞭でしばいたりしない、寛容な奥さんじゃないですか。
     ね、セシル」
セシル 「だからなんでーーーー!!」
王妃の愛人 『……』
男の目から涙が零れ落ちる。体から剥がれ落ちてゆく塊。
塊は全て床に落ち、男の本来の姿が露わになる。男が妻の手を取ろうとした時。

男から分離した怨念の塊が最後の足掻きとばかりに男を飲み込もうと襲い掛かる。
『アノ ウラミノ ヒビ ワスレタ トハ――』

デカ健 「そこまでだ!その男の魂は天上に還る。
     怨念の連鎖は、ここで終わらせるぜ!」

デカ健の掌に握られる、勇気の力を象徴する光の剣。
振り上げられ、それは閃光となって怨念の塊を切裂いた。
862もしもし、わたし名無しよ:2006/09/07(木) 06:30:32
デカ健様カコイイ(・∀・)
自分はこのスレでデカ健様が欲しくなってしまったよ。
863もしもし、わたし名無しよ:2006/09/07(木) 16:52:19
カッコイいSDNo.1はデカ健様?
さすがはネ申だw
864もしもし、わたし名無しよ:2006/09/07(木) 17:37:00
授賞式は古式ゆかしい草の衣装で登場?
デカ健の姿は見えないが、眩い光の中で怨念の塊が消滅するのをみんなは見ていた。
ミシェル 「やはり、そこで僕たちを見守ってくれていたのですね」
トニー 「おい、誰に話してんだ?」
その時、シャンデリアを天井のにつなぎとめていた鎖が切れる。
闇ミカ 「危ない!」
闇ミカが素早く呪文を唱えると、シャンデリアが細かく砕け、いくつもの小さな破片になり、消えていく。
たえ 「時間がありませぬ!みな、急いで外へ!」
そうしている間にも、次々と壁が崩れ始めている。
15番 「うわあっ、東側の扉は全滅っす!」
ヒース 「残る扉は『7時』『9時』『11時』のみ。極楽浄土は西方にあるという話だな。
     僕たちに極楽を目指せということか」
ルカ 「何言ってんだか!とにかく、みんな一番近い扉から外に出るんだ!」
シンディ 「たえさん、闇ミカ君たち、私たちは三手に別れた方がいいわね。
      私は『7時』から出るわ」
闇ミカ 「僕たちは『9時』から!」
たえ 「『11時』はおまかせを」
三つの扉から外に飛び出すSDたち。
教室 「みんな、急ぐっすよ!」
教室や雪之丞ら、力自慢の男達が壁や扉が倒れてこないように押さえて、他のSDたちを外に逃がす。
雪乃丞 「みんな、無事に出られたようだna!」
最後に残った雪之丞が広間を見回して呟く。
雪之丞が必死で押さえていた扉が突然軽くなる。見ると、王妃の愛人の霊が扉を押さえている。
王妃の愛人 『早く行け!最後くらい、いい格好をさせてもいいだろう』
雪之丞 「Thanks!ちゃんとジョーブツしろyo!」
雪之丞が外へ飛び出すのを見届けると、愛人とその妻は手を携えて、消えていく。
それと同時に、広間を支えていた最後の柱が倒れ、天井が音を立てて落ちていく。
一方、地上では、今まで広間を映していた湖面に波が立ち、やがて何も映さなくなってしまう。
13ミミ 「いったい、どうなっちゃったの?」
シルビー 「寝ルカ先生!!」
自分達の出てきた出口に戻ろうとするシルビー。
途端に地下からまぶしい光があふれ出す。それは怨念が生滅した時に生じたエネルギーなのだが、
もちろん、誰もそんなことは知らない。
同時にまわりの岩が崩れ、出口をふさいでしまう。
眠ナナ 「大変だわ!」
ピエロキラ 「見て、あれを!」
ピエロキラの指差す方向に、光の輪が見えてくる。それはゆっくり天に昇ってくる。
まどか 「まるでキオトの大文字の送り火のようですわね。少し複雑な形ですけれど」
ベイベキラ 「あれ、魔法陣のように見えない?」
やがて、天に昇ったオミタムァたちが魔法陣の中に吸い込まれて行く。
その中のいくつかのオミタムァたちが引き返してきて、彼らの頭の上をゆっくり回り始める。
13ナナ 「まるで私たちを守ってくれているみたい」
アナイス 「きっと、みんな無事で戻ってきますわ。信じて待ちましょう」
ひすい 「うん!あの毒男が簡単にくたばるはずないもんね」
ヒューイ 「毒男って誰のことか知らないけど、兄さんは強いからみんなを助けて戻ってくるよ!」
美加 「四郎ちゃん、純ちゃん、翔ちゃん、凌ちゃん、どうかどうか、みんな早く戻ってきますように!」
※キャプ→のの要素あり。たえは巫女ののの師匠説。 クサい熱血ノリ注意。
 キャプテンがカナヅチという古い設定を使っています。

11時の扉から出た面々。
里28番 「しっかり掴まっていてくださいね」
里M17番を肩車して走る里28番。
凌  「四郎兄や純ねえたちは――」
教室 「凌君の兄さん姉さんたちも別の扉から逃げられたっすよ」
牛若丸 「いずれ地上で合流できようぞ。今は走ることに専念されよ、凌殿」
凌  「う、うん」
キャプテン 「誰かそっちのチビも抱えてやれ」
教室  「合点承知っす!」
ピッコロ 「わわわ、何をするのだ!?」
キャプテンと教室に抱え上げられるピッコロとアン。
ニコ  「13のの」
13のの 「私は大丈夫よ、自分で走れるわ」
たえ  「こちらです」
たえの先導で迷宮を駆ける一同。
不意に、ゴゴゴゴゴといういつか何処かで聞いた地響きが再び海賊ズの耳に飛び込んでくる。
寝ルカ 「キャプテン、この音!」
キャプテン 「教室君、斧でそこの扉の蝶番を壊せ!」
教室  「アイアイサー!」
ひょいっとアンを4番にパスし、近くにあった木製の扉の蝶番に斧を叩きつける教室。
9番と15番が扉に体当たりし、バタンと倒す。
たえ  「何をしているのです?その部屋はただの空き部屋ですよ」
キャプテン 「チビたちを扉の上に乗せろ!」
言われるままに外れた扉の上に乗せられるピッコロ、アン、里M17番。
ほどなく、元来た方向から激流が襲い掛かかってくる。
寝ルカ 「やっぱりまた来た!」
里28番 「これは!?」
教室  「この迷宮の仕掛けっす!みんな板に掴まるっすよ!」
幼妖精ズと里M17番を乗せた扉にへばりつくようにして流されてゆく一同。
キャプテン 「やばいな、この板きれじゃ全員は支えきれねえ」
たえ  「やってみます」
扉の端に掴まりながらまじないを唱えるたえ。
凌、13のの、牛若丸、里28番、寝ルカの体の周囲が大きなシャボン玉のようなものに覆われ、
流れ続ける水面に浮かび上がる。
牛若丸 「これは何と面妖な」
寝ルカ 「助かりました」
教室  「たえ様、次キャプテンにもその術かけてあげてほしいっす」
4番  「この人海の男なのに実は泳げないんですよ」
たえ  「暫しお待ちなさい。全員にかけますから」
眉間に皺を寄せ、再びまじないを唱えはじめるたえ。
キャプテン 「あんた顔色悪いぞ。無理してないか?」
たえに声をかけたキャプテンの体も大きな泡に包まれる。
次いで15番、9番、4番、ニコラウス、教室、と順に術をかけてから
ピッコロとアンと里M17番をまとめて一つの泡で覆うたえ。
たえ  「これで、全員……っ」
集中が途切れ、たえの体から力が抜ける。ずるりと板から手が離れ、水流に呑まれるたえ。
キャプテン 「自分にかけてねえじゃねえか!!」
コートを脱ぎ捨て、流れの中に飛び込むキャプテン。
無我夢中でたえの腕を掴み、反対側の手で板を手繰り寄せる。
板の上に這い上がってからたえの体を引っ張り上げるキャプテン。
息を整えながら、隣で顔を青くして横たわっているたえを見下ろす。
キャプテン 「霊力の使いすぎで弱ってんだろ。巫女ののと同じ無茶をしやがる。
       他人のために力を使うのもいいが、ちったぁ自分の体も労わりやがれ」
たえ  「そなたこそ。泳げないくせに、何故わたくしを助けるために水に飛び込んだりしたのです?
     そなたにとってわたくしは邪魔者ではありませんか」
キャプテン 「見損なうな。人の生き死に係ってる時に邪魔も何もあるか。
       大体、あんたに何かあったら巫女ののが悲しむだろうが。
       今のあいつが在るのは、あんたが居たからだ。
       あいつをああいう風に育ててくれたあんたに、俺は感謝してる」
ぶっきらぼうに呟いてから顔を背けるキャプテン。
たえ  「……また一つ借りを作ってしまいましたね。いずれ必ず返しましょうぞ」
キャプテン 「おうよ」
にやりと口元に笑みを浮かべてから板の上で立ち上がり、
泡に包まれて周囲を漂っている一同を眺め回すキャプテン。
キャプテン 「お師匠だけじゃねえ。知ってるヤツも、今日初めて会ったヤツも。
       俺たちは今ここで同じ苦難を共にする同志だ。
       一人の脱落も許さねえ。必ず、みんなで生きて地上に戻るぞ!」
870もしもし、わたし名無しよ:2006/09/08(金) 01:17:54
本当に今回の長編は男SD達がカッコいいなあ(*´∀`)
あ、たえ様は別口でカッコ(・∀・)イイ!!です。
871もしもし、わたし名無しよ:2006/09/08(金) 02:02:41
久しぶりに、本当久しぶりにここに来た。
保管庫の大人組ロボフイ読みふけってこんな時間・・・まだフロも入ってねえw
うはwwwテラヤバスwwww
872もしもし、わたし名無しよ:2006/09/08(金) 08:37:17
>871
風呂入れた?w
自分もたまに保管庫行くと時間忘れて長編読みふけっちゃうよ。
873もしもし、わたし名無しよ:2006/09/08(金) 18:35:33
どうかセシルにもかっこいい見せ場を与えてあげてください
874もしもし、わたし名無しよ:2006/09/08(金) 19:57:57
ついでに四郎にもかっこいい見せ場をあげてください。
875もしもし、わたし名無しよ:2006/09/08(金) 19:59:34
もう終わりだから無理では
876もしもし、わたし名無しよ:2006/09/08(金) 20:21:02
榊ちゃん、アフターに間に合わなかったか…
877もしもし、わたし名無しよ:2006/09/08(金) 20:25:54
まだ半日あるさ。あきらめたらそこで試合終了ですよ
※セシののでクサい恋愛描写あり。セシアナ、28まど、ルカアナ、29のの要素もあり。
  867様のネタをパロっています。

三つの扉のうち、真ん中にあったせいか、『9時』から出た人数が一番多い。
闇ミカ 「こっちだよ、急いで!」
叔父様 「エマ、おいで」
手を差し伸べる叔父様。その手をエマが掴む。
エマ 「はいですだ、親父様!」
りあ 「チャイナりおお姉さんは?」
ゴスサラ 「シンディさんたちと別の扉から出るのを見たわ」
29番 「大丈夫、すぐに上で会えるよ。眠ナナさんたちにも」
狭い地下道を駆ける一同の耳に、ドドドドドという音が飛び込んでくる。
クリス 「この音は!」
サシャ 「カイ、そこの扉、開けられない?」
カイが開けようとするが、びくともしない。
マジミカ 「向こう側から鍵がかかってるみたいだね。でも、ただの空き部屋だよ」
28番 「カイ、扉から離れて!」
28番が鍵のあたりと蝶番に弾を撃ち込む。
カイと29番が体当たりして扉を開ける。
ミシェル 「みなさん、早くこの中に入ってください!」
撮影用の衣装のままのクリスが少女AとBの方に、まるでタカラヅカの男役のように(?)振り向く。
クリス 「君たちも、早く!」
少女A・B 「「は、はい、クリス様!!」」
ルカ 「さすがはクリスだな。こんな状況だってのに、ファン・サービスを忘れちゃいないぜ」
トニー 「いいから中に入れ!」
全員が空き部屋に駆け込んだ時、轟音とともに巨大な岩が転げ落ちていく。
879もしもし、わたし名無しよ:2006/09/08(金) 20:57:11
わかった。じゃあ、諦めず祈っとこう
神様、職人様、デカ健様。どうか榊ちゃんがアフターに間に合いますように
(欲しいものが買えるか買えないかは別として)
リズ 「今のは?」
闇ミカ 「この迷宮に仕掛けられている罠のひとつみたいだね。他にも仕掛けはあるかもしれない。
     気をつけないと」
ヒース 「アナイスたちは無事で外に出られただろうか」
28番 「大丈夫ですよ、まどかさんが一緒ですから。
    それに、いざという時はノエル坊ちゃまだって頼りになります。誰かさんと違って」
ヒース 「誰かさんというのは誰のことだね?」
ルカ 「主従漫才はいいから、さっさとアナイスのところに戻るぜ!」
セシル 「そうだ、アナイス…」
その時、いきなり足元が激しく揺れる。
27番 「な、なんだ?地震!?」
眠のの 「きゃあああっ!!」
セシル 「眠のの!!!」
足元の石が崩れ、宙に投げ出される眠のの。その眠ののの手を咄嗟に握りしめるセシル。
セシル 「眠のの、しっかりつかまって!」
眠のの 「無理よ、セシル。あなたまで落ちてしまうわ!手を離して!」
セシル 「そんなことできないよ!君は僕にとって大切な人なんだ。君を失ったら一生後悔する。
     君なしの人生なんて、僕には考えられないよ!」
眠のの 「お願い、セシル、手を離して!」
29番 「セシルさん、眠ののさんの言うとおりにしてあげてください」
セシル 「29番、君まで何を言うんだ!!」
眠のの 「セシル、ここ、あまり深くないのよ。もう少しで足が下に届くの」
セシル 「!!!」

29番が下に飛び降りて、眠ののを上に押し上げる。
セシル 「なんだか僕、すごくカッコ悪…」
眠のの 「そんなことはないわ!すごくカッコよかったわよ!やっぱり、セシルは私の王子様ね!!」
眠翔 (セシルさんは店長の王子様だけど、僕はみんなの王子様だから…フガッ)
29番 「(眠翔の口を押さえ)眠ののさん、セシルさん、お取り込み中申し訳ありませんが、急がないと。
    『スウィートドリーム』のみなさんが外で心配してますから」
881879:2006/09/08(金) 21:18:09
>878,880
すみません…リロ忘れました |||or2
882もしもし、わたし名無しよ:2006/09/08(金) 21:48:06
セシル、久し振りに男を見せたじゃないか!w
さりげに冷静な29番もかっこいいな。
注意:オリジョー、シロミミ、シンディ荒夜要素有り

 こちらは『7時』の扉組、シンディが先頭を走りその後を荒夜、四郎達が着いていく
 しかし、途中何度も振り返り立ち止まる四郎達。
シンディ「なにやっているの坊や達、急がないと城が崩れるわ!」
四郎  「まてよっ、まだジョーが追いついて来ないんだ」
勲   「…来たっ!」
 暗い通路から雪之丞が走ってくる姿が見える
雪之丞 「SORRY!! 待たせたみたいだna!」
四郎  「おせぇよっ!」
勲   「四郎、文句は地上に着いてからにしろ。揺れが激しくなってきた」
 勲が言う通り先ほどよりも揺れが激しくなり、壁がボロボロと崩れ始める。
シンディ 「これ以上ここにいるのは危険だわ。走るわよ、坊や達!」
 全員が走り出そうとした瞬間
----ドンッ!!
 と激しい縦揺れが起こり、天井からも崩れた破片が落ちて来る。
純 『いっちゃんっ!!』
 勲の真上に大きな破片が落ちてきたが…シンディがそれに気づき何か呟く。勲の頭に落ちてきた破片は
間一髪、木っ端みじんになる。
荒夜 「さ〜すが、シンディちゃんw…!シンディ、あぶねぇっ!!」
シンディ 「!!」
 シンディの頭上に先ほどよりも大きな石の固まりが落ちて来る。勲がシンディを突き飛ばし、荒夜がそれを
受け止める。
シンディ 「…つぅ…!坊や達っ!」
 シンディの上に落ちてきた物はただの石ではなく吊り天井であった。四郎、勲、雪之丞がそれを支えている
四郎  「なんだよこれ…罠か?」
勲   「…みたいだな。まだこんなのが残っていたのか」
雪之丞 「oliviaがいたら…「ジャパニーズ吊り天井!」とか…喜んだかもしれないのに…残念だze」
勲   「悠長な事を言ってる場合じゃないぞ。どうする?」
 さすがの雪之丞も先ほどの戦闘の後に、この罠を支えるのは辛いらしい。汗を垂らしながら切れ切れに答える
雪之丞 「……俺が支えている間に…シローとイサイサ一気に…飛び出せ」
四郎  「…なっ!出来るかよっ、んな事っ!俺が支えてるからイサイサとジョーが飛び出せよっ!!」
雪之丞 「そんなの…Impossibilityだze www…」
四郎  「いん…なんだって?イサイサ」
勲   「Impossibility=不可能…」
四郎  「ふ…不可能だってなんだって俺が支えてやるっ!ジョーッ!!お前に何かあったらオリリンとミミが
     悲しむんだぞっ!」
雪之丞 「You are foolish」
四郎  「あ?」
雪之丞 「お前に何かあったら…俺は13mimiにかかと落とし…食らうだけじゃすまねぇYO!w」
四郎  「なに言ってんだよ?!いいから…」
 四郎と雪之丞の喧々轟々と言い争う様を呆れた顔で見つめる荒夜。

荒夜  「あのさー坊や達。俺がいる事忘れてないか?」
勲   「荒夜…。代わりに支えてくれるのか?」
荒夜  「俺は脳筋キャラじゃないんで代わりに支える事は出来ないけど」
 床に指でなにかを書く荒夜。その書かれた文字が光り
荒夜  「こういう事は出来るぜっ!」
 突然地面が盛り上がり。岩がまるでタケノコの様にいくつも地面から突き出していく。そして吊り天井を
四郎達の代わりに支えてくれた。
荒夜  「どーよwこのスマートで格好イイ!!解決法」
 ふふんと四郎達に向かって得意げに笑う荒夜
シンディ 「…貴方がこんな技を使えるなんてねぇ」
荒夜   「惚れ直した?
      掃除機、あまり使いたくはなかったんだよね〜、特に野郎助けるためなんかにはさw
     (それに…仮の体だから体力消耗しちまうからな…という訳で黒いの、明日は臨時休業だ)」
遠夜   (ま…こういう事でしたら仕方ないですね…)
885もしもし、わたし名無しよ:2006/09/09(土) 00:49:57
男の子ズが見せ場満載でみんなカコイイよ!
職人様方ぐっじょぶ!
886もしもし、わたし名無しよ:2006/09/09(土) 18:09:01
榊ちゃん、うさっち買いに行けるかな。
887もしもし、わたし名無しよ:2006/09/09(土) 20:40:35
明日のweb販売に賭けろ、榊ちゃん。
※リヒトめぐ、キャプのの、ネルシル、シロミミ、ルカアナ、28まど要素あり。たえは巫女のの師匠説。

こちらは地上。女子SDとミニっ子たちが洞窟の出口を塞いでいる瓦礫の撤去作業を始めている。
まどか 「オリビアさん、静かに石をどけませんと、崩れてきますことよ」
オリビア 「わかってるわ!えいっ!」
言ってるそばからガラガラ崩しているオリビア。
オリビア 「オー、ノー!!!」
そこに、『鎌倉和菓子本舗(仮)』のロゴのトラックが止まり、中からリヒトが降りてくる。
レオナ 「リヒト!」
リヒト 「姉ちゃん!連絡もらってたまげたよ。まさか、こんなことになってるたあ。
    めぐりん、湯が沸いたら蕎麦を茹でてくれ!」
めぐ 「はいっ、リヒトさん!」
トラックからガス・ボンベなどを降ろし、蕎麦を茹で始めるめぐ。
サクラ 「めぐお姉様、私もお手伝いしますわ」
リヒト 「まどかちゃんたち、代わるぜ!腹、減ってんだろ!
    めぐりんの実家からもらってきた饅頭もあるから食ってくれ!」
まどか 「わたくしはまだ大丈夫ですわ」
オリビア 「ワタシも大丈夫よ!やあっ!!」
ガラガラ崩れる石の塊を運び出す13ミミと他の少女たち。
13ミミ 「オリビアさん、上からどけなくちゃ駄目だって。そんなんじゃ、いつまでたっても終わらないよ」
綾 「健!美加!あきら!」
真っ赤なスポーツカーが滑り込むように走ってきて、中から綾と銀ミカ、司が降りてくる。
あきら 「綾ねえだ!」
健 「綾ねえ!」
美加 「綾ちゃん、四郎ちゃんと純ちゃんと翔ちゃんと凌ちゃんが!」
綾 「大丈夫よ、きっと父さんと母さんが守ってくれているわ!」
銀ミカ 「みんなはまだ、この中なんだね。手伝うよ」
司 「俺も手伝う!」
その時、バイクの音が聞こえてくる。
こはく 「…くんちゃん!?」
二台の大型バイクにまたがるライダースーツの二人の女性、13サラと13めぐ。
13サラのうしろにしがみついていたくんがバイクから降りてくる。
くん 「はくちゃんとすいちゃんがぁ〜帰りが遅いから心配でさがしにきたら迷子になっちゃってぇ〜、
   そしたらぁ〜、13サラさんたちが保護してくれたのよ〜」
ひすい 「姉がご迷惑おかけして申し訳ありません。くんちゃん、ちゃんとお礼言った?」
くん 「あ〜、忘れてた〜。13サラさん〜13めぐさん〜ありがとうございましたあ〜」
13めぐ 「オーナーの弟さんたちもこっちに来ていると聞いてたから気になって」
13サラ 「13ナナと13キラは無事だったのね?」
13キラ 「でも、まだ中にルカ君たちもいるのよ」
13ナナ 「27番先生も!」
巫女のの 「誰か、出てきます!」
シルビー 「寝ルカ先生!?」
入り口を塞いでいた瓦礫の間にぽっかり穴が開き、そこから斧が顔を出す。
オリビア 「オー、ノー!!」
瓦礫の向こうから声がする。
教室 「キャプテン、穴があいたっすよ!向こう側に出られるっす!」
11番 「教室先輩!」
巫女のの 「キャプテン様!」
必死で瓦礫を掻きだす巫女のの。反対側からも誰かが必死で穴を広げようとしている。
やがて、人がやっと一人通れるくらいの穴ができる。
そして、そのその向こうに。
キャプテン 「巫女のの!」
巫女のの 「キャプテン様、よくぞご無事で!」
キャプテン 「俺は無事に決まってる!お前のお師匠を休ませてやってくれ」
巫女のの 「お師匠様!」
たえ 「わたくしは大丈夫です。それより、はやく、他のみなさんを」
キャプテン 「心配するなって。今は自分のことだけ考えろ!」
キャプテンに続いて、里M17番を背負った里28番、ピッコロアンを背負った9番、4番たちが
次々と出てくる。
シルビー 「寝ルカ先生!よかった、無事で」
寝ルカ 「シルビーさん!」
13ミミ 「四郎は?」
四郎 「ここにいるよ。純や翔も一緒だ!」
翔 「綾姉さん、来てたの?」
純 「お姉ちゃん、お母さんが…」
純はこまめをしっかり抱いている。
綾 「ええ、知ってるわよ。父さんと母さんがみんなを見守ってくれていたのね」
空を見上げる綾。白い光がまるで蛍のように夜空に舞っている。
牛若丸 「凌殿、大丈夫でござるか?」
凌 「うん!綾ねえ!」
綾 「凌!」
兄弟姉妹に囲まれる凌を少しだけ羨ましそうに見ている牛若丸。
ヒューイ 「兄さん!」
トニー 「よう、ヒューイ!」
ルカ 「アナイス…」
アナイスに向かって駆け出そうとしたルカの襟首をむんずと掴む叔父様。
アナイス 「叔父様、ルカ、ヒース兄様、エマお姉さまも!」
エマ 「心配かけてすまなかったですだ」
27番 「全員、出られたか?一人の脱落者もいないな?」
セシル 「脱落者はいませんけど、クリスがもう寝ています」
リヒト 「よし、頑張って蕎麦を茹でるぞ!いったい何人分茹でればいいんだ?」
ミシェル 「(何故か即答)92人分です」
リヒト 「お、おう!まかせてくんな、92人分だろうが、920人分だろうが、やってやるぜ!」
28番 「光の玉の群れが西の空に消えていく…」
まどか 「みんな、天に還っていくのですわね」
13ナナ 「お祖母ちゃん、来年の夏もきっと帰ってきてくださいね」
891もしもし、わたし名無しよ:2006/09/09(土) 22:20:42
総勢92人もいるのか!
1レスに入る行数上限が30行ちょっとだから、
全員が一言ずつ喋ったら丸3レス使う計算だね。ヌゲー
みんな乙カレー。

「オー、ノー!!」が地味にうけたよw
天界ズは『時の広間』の崩壊を最後まで見届けたのち、天に還るオミタムァを見守っていた。

デカ健 「・・・・・・・・・・・・・・・(腕組みして下界を見ている)」
桔梗 「デカ健様、どうなさったのです。まだ何か気になることが?」
白鳥がつんつんと桔梗の衣をひっぱり、白蓮が声を潜めてささやく。
白蓮 「デカ健様は、捜し物です」
桔梗 「捜し物? おや霞、離れては危ないですよ」
霞がふよふよと宙を泳いでたどり着いた所から、血のように真っ赤な石を拾い上げた。
霞 「みっけた。」
デカ健 「お、見つけたか。えらいぞ霞(頭ナデナデ)。
     桔梗、これがあの『恨み』の核だ。持って帰って、釜の底で浄化する。
     埋もれさせたら、また善良なオミタムァが引き寄せられるかもしれないからな」

桔梗が受け取ったビー玉ほどの小さな石は、受け取った瞬間から
痛いほどのSD(ひと)の思いが、凝縮して感じられた。
恨み、怒り、悲しみ、後悔。強い憎しみと背中合わせの愛。
桔梗 「これほどに強い思いを、ひとはすべて持ち合わせて生きているのですね」
デカ健 「初めての降臨、勉強になったろ。さ、俺らも撤収だ。
     白鳥と白蓮、おまえらは脱出した連中が無事帰路につくまで守ってこい。
     桔梗は霞と帰って、留守番班に報告ののち『核』を釜に放り込んでおけ」
桔梗 「わかりました。デカ健様はどうなさるんですか?」
デカ健 「地上も久しぶりだ、堪能してから帰るさ。美加にはテキトーにごまかしといてくれな」
トリレン 「「(神剣振り回すだけじゃ暴れ足りなかったんだ…))」」
天界。
霞を連れて帰還した桔梗は「恨み」の殻を釜の中に戻す。
ぴったりと釜の蓋を閉じて封印を施す榊と桔梗。
女神美加 「ご苦労でした、桔梗」
儀礼用の正装を身に纏った女神美加が現れる。
桔梗 「美加様」
女神美加 「後は私が然るべき儀式を行い、この『殻』を浄化させます。
      桔梗も榊も疲れているでしょう。今はゆっくりとお休みなさい。
      …ところで、お兄様は?」
桔梗 「デカ健様は久しぶりに地上を視察し、SDたち(ひとびと)の生きるさまを
    その目で確かめるのだと仰せでした」
榊 「美加様、今回の事件で潰れた夏季休暇の代休を明日とりたいのですが」
女神美加 「明日?」
榊 「はい。明日。切実(><)です」
894もしもし、わたし名無しよ:2006/09/10(日) 00:59:50
榊ちゃんって下界でタリぶ時もマッパなの?
895もしもし、わたし名無しよ:2006/09/10(日) 01:08:50
一張羅の黒スーツがあったはず。
髪型がアレなんで歌舞伎町の住人っぽいがw
※キャロルと女神美加は昔知り合いだった設定です

 地上へと降りていくデカ健を教会の屋根から見つめるキャロル
キャロル 「あらあら、後片付けもまだ終わっていないのにひどいお兄ちゃんね。
      美加ちゃんも疲れてるはずなのに…」
 キャロルは立ち上がると顔を空に向け歌い始めた。透明感のある澄んだ歌声は空へと空へと昇っていく

ーー天界
女神美加 「明日…ですか。今から私は儀式を行いますので出来ればその間は人手が欲しいのですけど…
      困りましたね。白鳥と白蓮はSD達を帰途に着くまで見守っていますし、お兄様は…」
 そこにパタパタと霞が現れる
霞    「あそび、いったし」
桔梗   「…霞!」
 霞の口を塞ぐが遅し、ピキッと美加は笑顔のまま固まっていた。
女神美加 「遊びに行ったとは………桔梗。先ほどの報告と違うみたいですけど」
 チリーンと美加の手から鈴が鳴る
桔梗   「えっ…いえ…そのっ(汗ダラダラ)」
女神美加 「桔梗…今すぐ、お兄様を呼び戻してもらえますか(にっこり)」チリーン
桔梗   「はっ!はいっ!!」
女神美加 「戻りましたら…(チリーン)私の所に来る様にと…(チリーン)」
桔梗   (目が…目が座っている…)
 くるりと踵を返し榊とともに部屋を出て行く美加。ほーっとため息をつく桔梗。
 霞を見ると目にいっぱいの涙を溜めて震えていた。
桔梗  「大丈夫ですか霞?美加様は霞に怒っていたのではありませんからね」
 霞を抱きしめる桔梗。しかし、霞はフルフルと首を振り
霞   「デカケンさま…いっぱい…いたい」
桔梗  「?」
 霞には見えたのかもしれない。この後起こるであろう地獄の光景が…
女神美加 「榊、お兄様が戻りましたらそれと交代でお休みをとってかまいませんよ
      多少ボロボロになっているかもしれませんがお兄様の回復力は天下一品ですので気にしない様に」
榊    (ボロボロ…って)
 ふぅと疲れているのか溜息をつく美加
榊    「あの…美加様も少し体をお休めになってはいかがでしょうか?「恨み」の殻も釜の中に封印しましたし
      疲れた体に無理して儀式を行わずとも…」
女神美加 「そういう訳にはいきません。儀式の他にこの事件の後片付けもしなくてはなりません。
      そして戻って来るおみたま達の交通整理とやる事は沢山あります。
      休むなど…そう…遊びに行くなど…もってのほかです(チリーン)」
榊    (ヒィイイイ…デカ健様ーーっ!天界の平和の為に今すぐ戻ってきてくださーいっ!!!
      これこそ本当に切実(><)なお願いですっ!!!)
女神美加 「…?…榊、今何か言いましたか?」
榊  「え?(ギクッ)いえ、私は何も…」
 そう…と美加が言うと先ほどよりもはっきりと声が聞こえる。榊の声ではない。少女の声…懐かしい歌声。
女神美加 (この歌声は…)
 高く澄んだ美しいソプラノが美加を優しく抱きしめた。ささくれ立った心が暖かく、そして疲れた体軽くなっていく。

キャロル (お疲れさま。頑張ったね、美加ちゃん。少しでも元気になる様に貴女だけに歌ってあげる。
      いつも地上のSD達を愛し、見守っている女神を癒すなんておこがましいかもしれないけど)
 キャロルは歌いつづける、大切な友達の心と体を癒す為
キャロル (元気になって…お兄ちゃんにいっぱいお仕置きしてあげてねw クスクス)
898もしもし、わたし名無しよ:2006/09/10(日) 02:07:20
明日榊ちゃんがうさっちゲトできるかどうかは
デカ健様が連れ戻されるかどうかで決まるんだな。
(四角四面な文章で、ハイランド古城街道事件の顛末が記されている)
以上、古城事件の報告とします。

尚、事件後はデカ健様のご指示により、白鳥・白蓮は地上に残り、
帰路につく地上の者たちを守護する任務に移行。
副天使長に就任して初の地上降臨となり、地上のSDたちの強さを目の当たりにし、
自身の認識を改めざるをえなくなりました。
弱いから守るのではなく、強さを持った者が迷わぬよう、導くのが我らであるということを。

補足:
視察のため地上に残られたデカ健様を、榊天使長様とともに再度降臨し追跡。
一晩かけ、東京商店街(仮)の某蕎麦店の開店を待っているところを捕獲し
有無を言わさず天界に戻る。
デカ健様を美加様に引き渡した後、午前10時に代休に入られた榊様が、
執務室にある私用PCの前で_| ̄|○ となっていたのはなぜなのか、
私にはわかりません。

以上。  9月10日 担当 桔梗(印)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

文書のプリントアウトキーを押し、ふう、と息をつく桔梗。
今日もこれから仕事が山のように待っている。
地上から牛歩で戻ってくる、なす1〜108号から降りてくるオミタムァの誘導、
持ち帰り禁止物のチェックなど。これが終われば、交代で遅い夏休みだ。
桔梗 「さて、今日も頑張りましょうか」
そこにぱたぱたと、霞が飛んでくる。
霞 「ききょー。おてがみ」
桔梗 「ありがとう。…おや」
様々な検定のDMの中に一通の手紙。『天使長昇格試験・9月9日必着』
桔梗 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・_| ̄|○ 」
900もしもし、わたし名無しよ:2006/09/10(日) 12:14:22
榊と桔梗の姿に全米が泣いた
901もしもし、わたし名無しよ
榊ちゃん。
縫ってごらんよ。
あれなら榊ちゃんでも作れるって。
…昨日の昼間だったら、銀天にはまだあったんだけどなー
現実世界から榊ちゃんにお供えするわけにもいかんし。