■“人形のモリシゲ” 再生法申請
老舗の人形店が破たんしました。
大阪の人形製造販売会社「モリシゲ」が、大阪地裁に民事再生法の適用を申請しました。
モリシゲは、1919年(大正8年)に化粧品問屋として創業し、1965年からひな人形や五月人形などを製造・販売しています。
大阪の人形問屋街・松屋町に本店を構え、テレビCMなどで「人形のモリシゲ」として親しまれてきました。
最盛期の80年代には、およそ20億円の売り上げがありましたが、少子化や住宅事情の変化で、最近では、売り上げが最盛期の3分の1まで落ち込んでいたということです。
「マンションが多いですから、七段飾りなどとても無理で、飾ったら立って寝ないといかん。売り上げは、なかなか伸びない」(松屋町の別の人形店)
負債総額はおよそ9億8,100万円で、今後、店舗の営業を続けながら再生を図るということです。 (05/10 16:01)
http://mbs.jp/news/kansai_NS219200605101502550.shtml